JP2006324778A - プロジェクションテレビ - Google Patents

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Abstract

【課題】光源の点灯が安定していない期間に放送された画像を表示可能なプロジェクションテレビを提供すること。
【解決手段】光源216から射出された光束を変調して画像を形成する光変調装置241と、画像を拡大投射する投射光学装置と、装置全体を制御する制御手段5と、筐体とを備えたプロジェクションテレビ1は、光源216の駆動を制御する光源駆動手段62と、放送信号に含まれる画像情報を記録する記録手段57とを備える。制御手段5は、光源駆動手段62により光源216を点灯させる点灯開始信号が出力されたことを検出する点灯開始信号検出部と、点灯開始信号が検出されると、放送信号に含まれる画像情報を記録手段57に記録させる画像情報記録部と、光源216の点灯完了を判定する点灯完了判定部と、光源216の点灯が完了したと判定されると、記録手段57に記録された画像情報を再生して表示させる記録画像再生部とを備える。
【選択図】 図3

Description

本発明は、光源と、この光源から射出された光束を放送信号に含まれる画像情報に応じて変調して画像を形成する光変調装置と、形成された画像を拡大投射する投射レンズと、前記画像が投影されるスクリーンと、前記光変調装置を含む装置全体を制御する制御手段と、これらを内部に収納する筐体とを備えたプロジェクションテレビに関する。
近年、家庭内でのホームシアター等の用途として、プロジェクタが普及しつつある。この種のプロジェクタとして、光源と、この光源から射出された光束を変調して、放送信号に含まれる画像情報に応じた画像を形成する液晶パネル等の光変調素子と、形成された画像を拡大投射する投射レンズと、投射レンズからの投射画像としての光束を反射する反射ミラーと、この反射ミラーにより反射された画像が投影される透光性のスクリーンと、装置全体の駆動制御を行う制御基板と、これらを内部に収納する筐体とを備えたリアプロジェクタ型のプロジェクションテレビが知られている。
このようなプロジェクションテレビは、形成された画像が、反射ミラーを介して背面側からスクリーンに投影されるように構成されている。
ところで、このようなプロジェクションテレビは、内部に光源ランプを有しており、当該光源ランプから射出された光束を利用して画像を形成、表示しているので、光源ランプの点灯異常が発生した場合には、正常な画像表示が行えないという問題がある。このため、光源ランプの寿命以外の点灯異常を検出した場合に、当該光源ランプの再点灯を行うようにしたリアプロジェクションテレビが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載のプロジェクションテレビでは、光源としての放電光源ランプと、当該放電光源ランプの点灯異常を検出するランプ異常検出機構を備えている。そして、光源ランプに高電圧を印加したにも関らず、当該光源ランプの点灯が行われない場合には、ランプ異常検出機構が当該光源ランプの点灯異常を検出する。そして、ランプ異常検出機構により光源ランプの点灯異常が検出されると、光源ランプへの電源供給を一度停止した上で再立ち上げを行い、当該光源ランプの再点灯を行う。これにより、自動的に光源ランプの点灯が再開され、画像を適切に表示することができる。
特開平9−130700号公報
しかしながら、特許文献1に記載のプロジェクションテレビでは、光源ランプの点灯が完了していない場合に、放送中の放送信号に含まれる画像情報に応じた画像を形成、表示することができないという問題がある。
すなわち、放電光源を用いたプロジェクションテレビでは、当該放電光源から射出された光束を画像形成に利用しているため、当該放電光源の点灯が安定するまでの期間は、画像形成を行うことができない。このため、使用者は、光源の安定化がなされるまでテレビ放送の視聴を制限されることとなり、見たい場面を見逃す可能性があるという問題がある。
本発明の目的は、光源の点灯が安定していない期間に放送された放送信号に基づく画像を表示可能なプロジェクションテレビを提供することである。
前記した目的を達成するために、本発明のプロジェクションテレビは、光源と、この光源から射出された光束を変調して、入力する画像情報に応じた画像を形成する光変調装置と、当該光変調装置で形成された光学像を拡大投射する投射光学装置と、装置全体の駆動を制御する制御手段と、これらを内部に収納する筐体とを備えたプロジェクションテレビであって、前記光源の駆動を制御する光源駆動手段と、放送信号に含まれる画像情報を記録する記録手段とを備え、前記制御手段は、前記光源駆動手段により前記光源を点灯させる点灯開始信号が出力されたことを検出する点灯開始信号検出部と、前記点灯開始信号が検出されると、前記放送信号に含まれる画像情報を前記記録手段に記録させる画像情報記録部と、前記光源の点灯完了を判定する点灯完了判定部と、前記光源の点灯が完了したと判定されると、前記記録手段に記録された画像情報を再生して当該画像情報に基づく画像を表示させる記録画像再生部とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、光源点灯開始時から放送された放送信号に含まれる画像情報が、画像情報記録部により記録手段に記録され、当該記録された画像情報は、光源の点灯が完了した後に、記録画像再生部によって再生されるので、光源の点灯開始時に放送された放送番組を使用者が見逃すことを防ぐことができる。
すなわち、制御手段の点灯開始信号検出部が、光源駆動手段から出力され光源を点灯させる点灯開始信号を検出すると、当該点灯開始信号の検出時点から受信した放送信号に含まれる画像情報が画像情報記録部により記録手段に記録される。また、点灯完了判定部により光源の点灯が完了したことが検出されると、記録画像再生部により、記録手段に記録された画像情報の再生が行われ、当該画像情報に基づく画像が形成表示される。
これによれば、光源の点灯開始時からの放送情報に含まれる画像情報を記録することができ、点灯が完了して画像表示可能となった後に、記録手段に記録された画像情報を再生することができるので、点灯開始時から放送された画像情報に基づく画像を表示することができる。従って、光源の点灯開始時からの放送番組の画像を表示することができ、当該光源点灯開始時に放送された放送番組を、使用者が見逃すことを防ぐことができる。
本発明では、前記制御手段は、前記記録画像再生部による前記記録手段に記録された画像情報の再生を規制する記録画像再生規制部と、前記記録された画像情報の再生が規制されると、放送中の放送信号に含まれる画像情報に基づく画像を形成させる画像形成切替部とを備えていることが好ましい。
本発明によれば、記録手段に記録された画像情報に基づく画像の表示と、現在放送中の放送信号に含まれる画像情報に基づく画像の表示とを切り替えることができる。
すなわち、記録画像再生部による記録された画像情報の再生が、記録画像再生規制部により規制されると、画像形成切替部により、記録手段に記録された画像情報に基づく画像の表示から、現在放送中の放送信号に含まれる画像情報に基づく画像の表示に切り替えられる。これによれば、記録された画像情報の再生が不要な場合に、現在放送中の放送信号の画像情報に基づく画像表示に切り替えることができる。従って、光源の点灯開始時点から、当該光源の点灯完了により画像表示可能となった時点までの放送コンテンツの表示遅れを解消することができる。
本発明では、前記制御手段に入力操作に応じた操作信号を出力する操作信号出力部を備え、前記制御手段は、前記操作信号を検出する操作信号検出部を備え、前記操作信号が検出されると、前記記録画像再生規制部は、前記記録画像再生部による前記記録手段に記録された画像情報の再生を規制することが好ましい。
本発明によれば、使用者の入力操作に応じて操作信号出力部により出力される操作信号を、操作信号検出部が検出し、当該操作信号の出力を検出した場合に、記録画像再生規制部が、記録画像再生部による画像情報の再生を規制する。これによれば、使用者の所望のタイミングで、記録された画像情報に基づく画像の表示から、放送中の放送信号に含まれる画像情報に基づく画像の表示に切り替えることができる。従って、使用者の操作に応じた画像表示を行うことができる。
本発明では、前記記録画像再生部は、前記記憶手段に記憶された画像情報の時間短縮再生を行う時間短縮再生部を備え、前記制御手段は、前記記録手段における前記時間短縮再生部による前記画像情報の再生位置と、前記画像情報記録部による画像情報の記録位置とが一致するか否かを判定する再生位置判定部と、前記再生位置判定部により一致すると判定されると、前記記録画像再生規制部は、前記時間短縮再生部による画像情報の再生を規制することが好ましい。
本発明によれば、記録手段における再生位置と記録位置とが一致するまで、記録された画像情報を時間短縮再生することにより、当該記録された画像情報を略全て再生することができるとともに、現在放送中の放送信号に含まれる画像情報に基づく画像の表示を確実に行うことができる。
すなわち、時間短縮再生部により、記録手段に記録された画像情報の時間短縮再生が行われ、この時間短縮再生が行われている間に、再生位置判定部により、当該時間短縮再生部による再生位置と、前述の画像情報記録部による記録位置との位置関係が判定される。そして、それぞれの位置が一致すると判定されると、記録画像再生規制部により、時間短縮再生部による時間短縮再生が規制され、現在放送中の放送信号に含まれる画像情報に基づく画像の表示が行われる。
これによれば、記録手段に記録された画像情報を再生表示した上で、現在放送中の放送信号に含まれる画像情報に基づく画像を表示することができる。従って、使用者が、光源点灯開始後に放送された放送信号の画像情報に基づく画像を見逃すことをより一層防止することができる。
本発明では、前記制御手段は、前記放送信号から、当該放送信号に含まれる画像情報のコンテンツが変更されたことを検出する変更検出部と、前記コンテンツの変更が検出されると、当該変更が検出されたタイミングで、前記記録手段に、前記画像情報とともに当該変更があったことを示す変更識別情報を記録する識別情報記録部と、前記記録画像再生部による前記画像情報の再生の際に、前記変更識別情報を検出する識別情報検出部とを備え、前記識別情報検出部により前記変更識別情報が検出されると、前記記録画像再生規制部は、前記記録画像再生部による前記記録手段に記録された画像情報の再生を規制することが好ましい。
ここで、コンテンツとは、放送番組の内容を示しており、テレビ番組およびコマーシャル等を例示することができる。
本発明によれば、記録された画像情報のコンテンツ変更に伴って、当該記録された画像情報に基づく画像表示から、現在放送中の放送信号に含まれる画像情報に基づく画像表示に切り替えることができる。
すなわち、変更検出部により、放送信号に含まれる画像情報のコンテンツ変更が検出されると、当該コンテンツ変更が検出されたタイミングで、受信した画像情報のコンテンツが変更されたことを示す変更識別情報が記録手段に記録される。これにより、前述の画像情報記録部によって記録される画像情報との同期を取ることができる。また、この変更識別情報は、記録画像再生部により、記録された画像情報が再生される際に、識別情報検出部により記録手段から読み込まれて検出される。そして、当該変更識別情報が検出されると、記録画像再生規制部により、記録画像再生部による画像情報再生が規制され、現在放送中の放送信号に含まれる画像情報に基づく画像の表示が行われる。
これによれば、記録した画像情報のコンテンツに変更が検出された場合に、当該コンテンツ変更のタイミングで放送信号に基づく画像に表示を切り替えることができる。従って、使用者が所望する現在放送中の放送信号に含まれる画像情報に基づく画像表示に、迅速に復帰することができる。
本発明では、前記制御手段は、前記光源駆動手段により前記光源を消灯する光源消灯信号が出力されたことを検出する光源消灯信号検出部を備え、前記光源消灯信号が検出されると、前記画像情報記録部は、前記放送信号に含まれる画像情報の前記記録手段への記録を開始し、前記点灯開始信号検出部により所定時間経過後に前記点灯開始信号が検出されないと、当該画像情報の記録を終了することが好ましい。
本発明によれば、光源消灯信号検出部により、光源駆動手段から光源を消灯する光源消灯信号が検出されると、画像情報記録部による画像情報の記録が開始される。この画像情報の記録は、点灯開始信号検出部により光源駆動手段からの点灯開始信号が所定時間経過後に検出されないと終了する。ここで、所定時間は、例えば、光源の冷却が完了するまでの時間に、必要に応じて余裕となる時間を加算した時間とすることができる。これによれば、光源の消灯時においても、放送信号に含まれる画像情報を記録しておくことにより、多少の時間を要する光源再点灯があった場合でも、使用者が所望する放送番組を見逃すことを防ぐことができる。
ここで、光源として放電光源が用いられている場合には、一度消灯した光源を、あまり時間を空けずに再点灯させる場合、いったん光源の状態を安定化した後に点灯を開始させる必要がある。このため、光源再点灯時には、消灯安定化した光源を点灯する場合に比べ、より多くの時間が必要となる。このような問題に対し、光源が消灯されてから放送された放送信号に含まれる画像情報を記録しておくことにより、光源再点灯に要する時間分を補って画像情報を記録しておくことができる。
従って、時間がかかる光源再点灯時においても、使用者が所望する放送信号に含まれる画像情報に基づく画像、すなわち、放送番組を見逃すことを防ぐことができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
(1)プロジェクションテレビ1の概略構成
図1は、本実施形態に係るプロジェクションテレビ1の縦断面図である。
プロジェクションテレビ1は、放送信号等に含まれる画像情報に基づく画像を形成し、当該形成した画像を、プロジェクションテレビ1に設けられたスクリーン4上に拡大投射するものである。
このプロジェクションテレビ1は、図1に示すように、入力する画像情報に応じて光学像を形成、投射する光学ユニット2と、当該光学ユニット2により形成された光学像としての光束が入射する反射ミラー3と、当該反射ミラー3によって反射された光束である光学像が投影されるスクリーン4と、装置全体を制御する制御基板5(図3参照)と、これらに駆動電力を供給する電源ユニット(図示省略)と、これらを内部に収納する筐体7とを備えて構成されている。
このうち、筐体7は、合成樹脂等により形成され、光学ユニット2を収納する下部筐体71と、反射ミラー3およびスクリーン4を収納する上部筐体72とによって構成され、これらがねじ等によって互いに固定されている。
反射ミラー3は一般的なミラーであり、上部筐体72の背面側に傾斜して取り付けられている。この反射ミラー3のスクリーン4に対する傾斜角は、正面側に取り付けられるスクリーン4と後述する光学ユニット2(図2)の投射レンズ25(図2)による映像の反射との設定された位置関係に基づいて設定されている。
スクリーン4は、フレネルシート、レンチキュラーシート、保護板等にて構成でき、投射レンズ25から射出され反射ミラー3で反射された光束は、フレネルシートで平行化され、レンチキュラーシートによって拡散され、表示画像が得られる。
(2)光学ユニット2の構成
光学ユニット2は、光源装置211を構成する光源ランプ216から射出された光束を光学的に処理して画像情報に対応した光学像を形成し、この光学像を拡大投射するユニットである。この光学ユニット2は、図2に示すように、インテグレータ照明光学系21と、色分離光学系22と、リレー光学系23と、電気光学装置24と、投射光学装置としての投射レンズ25と、これらを収納する光学部品用筐体(図示省略)とを備えて構成されている。
インテグレータ照明光学系21は、電気光学装置24を構成する後述する3つの液晶パネル241の画像形成領域をほぼ均一に照明するための光学系である。このインテグレータ照明光学系21は、光源装置211と、第1レンズアレイ212と、第2レンズアレイ213と、偏光変換素子214と、重畳レンズ215とを備えている。
光源装置211は、放射光源としての光源ランプ216と、リフレクタ217とを備え、光源ランプ216から射出された放射状の光線をリフレクタ217で反射して平行光線とし、この平行光線を外部へと射出する。
なお、本実施形態では、光源ランプ216として、高圧水銀ランプを採用しているが、メタルハライドランプやハロゲンランプ等を採用することも可能である。また、リフレクタ217としては、放物面鏡を採用しているが、平行化凹レンズおよび楕円面鏡を組み合わせたものを採用してもよい。
第1レンズアレイ212は、光軸方向から見てほぼ矩形状の輪郭を有する小レンズがマトリクス状に配列された構成を有し、各小レンズは、光源ランプ216から射出された光束を複数の部分光束に分割している。
第2レンズアレイ213は、第1レンズアレイ212と略同様な構成を有しており、小レンズがマトリクス状に配列された構成を有している。この第2レンズアレイ213は、重畳レンズ215とともに、第1レンズアレイ212の各小レンズの像を後述する液晶パネル241上に結像させる機能を有する。
偏光変換素子214は、第2レンズアレイ213と重畳レンズ215との間に配置される。このような偏光変換素子214は、第2レンズアレイ213からの光を略1種類の直線偏光に変換するものであり、これにより、電気光学装置24での光の利用効率が高められている。
具体的に、偏光変換素子214によって略1種類の直線偏光に変換された各部分光束は、重畳レンズ215によって最終的に電気光学装置24の液晶パネル241上にほぼ重畳される。偏光光を変調するタイプの光変調装置では、1種類の偏光光しか利用できないため、他種類のランダムな偏光光を発する光源ランプ216からの光のほぼ半分が利用されない。このため、偏光変換素子214を用いることにより、光源ランプ216から射出された光束を略1種類の直線偏光に変換し、電気光学装置24での光の利用効率を高めている。なお、このような偏光変換素子214は、例えば特開平8−304739号公報に紹介されている。
色分離光学系22は、2枚のダイクロイックミラー221,222と、反射ミラー223とを備え、ダイクロイックミラー221,222によりインテグレータ照明光学系21から射出された複数の部分光束を赤(R)、緑(G)、青(B)の3色の色光に分離する機能を有している。
リレー光学系23は、入射側レンズ231と、リレーレンズ233と、反射ミラー232,234とを備え、色分離光学系22で分離された色光である赤色光を電気光学装置24の後述する赤色光用の光変調装置まで導く機能を有している。
この際、色分離光学系22のダイクロイックミラー221では、インテグレータ照明光学系21から射出された光束の赤色光成分と緑色光成分とが透過するとともに、青色光成分が反射する。ダイクロイックミラー221によって反射した青色光は、反射ミラー223で反射し、フィールドレンズ218を通って、電気光学装置24の後述する青色光用の光変調装置に到達する。このフィールドレンズ218は、第2レンズアレイ213から
射出された各部分光束をその中心軸(主光線)に対して平行な光束に変換する。他の緑色光用、赤色光用の光変調装置の光束入射側に設けられたフィールドレンズ218も同様である。
また、ダイクロイックミラー221を透過した赤色光と緑色光のうちで、緑色光は、ダイクロイックミラー222によって反射し、フィールドレンズ218を通って、緑色光用の光変調装置に到達する。一方、赤色光は、ダイクロイックミラー222を透過してリレー光学系23を通り、さらにフィールドレンズ218を通って、赤色光用の光変調装置に到達する。
なお、赤色光にリレー光学系23が用いられているのは、赤色光の光路の長さが他の色光の光路の長さよりも長いため、光の発散等による光の利用効率の低下を防止するためである。すなわち、入射側レンズ231に入射した部分光束をそのまま、フィールドレンズ218に伝えるためである。なお、リレー光学系23には、3つの色光のうちの赤色光を通す構成としたが、これに限らず、例えば、青色光または緑色光を通す構成としてもよい。
電気光学装置24は、入射された光束を画像情報に応じて変調してカラー画像を形成するものであり、色分離光学系22で分離された各色光が入射される3つの入射側偏光板242と、各入射側偏光板242の光路後段に配置される光変調素子としての3つの液晶パネル241(赤色光用の液晶パネルを241R、緑色光用の液晶パネルを241G、青色光用の液晶パネルを241Bとする)と、各液晶パネル241の光路後段に配置される3つの射出側偏光板243と、色合成光学装置としてのクロスダイクロイックプリズム244とを備えて構成されている。そして、これら入射側偏光板242、液晶パネル241、射出側偏光板243、およびクロスダイクロイックプリズム244は、一体的にユニット化されている。
入射側偏光板242は、偏光変換素子214で偏光方向が略一方向に揃えられた各色光が入射され、入射された光束のうち、偏光変換素子214で揃えられた光束の偏光軸と略同一方向の偏光光のみ透過させ、その他の光束を吸収するものである。この入射側偏光板242は、例えば、サファイアガラスまたは水晶等の透光性基板上に偏光膜が貼付された構成を有している。
液晶パネル241は、本発明の光変調装置に相当し、一対の透明ガラス基板に電気光学物質である液晶が密閉封入された構成を有し、後述する制御基板から出力される駆動信号に応じて、画像形成領域内にある液晶の配向状態が制御され、入射側偏光板242から射出された偏光光束の偏光方向を変調する。
射出側偏光板243は、入射側偏光板242と略同様の構成であり、液晶パネル241の画像形成領域から射出された光束のうち、入射側偏光板242における光束の透過軸と直交する偏光軸を有する光束のみ透過させ、その他の光束を吸収するものである。
クロスダイクロイックプリズム244は、射出側偏光板243から射出された色光毎に変調された光学像を合成してカラー画像を形成する光学素子である。このクロスダイクロイックプリズム244は、4つの直角プリズムを貼り合わせた平面視正方形状をなし、直角プリズム同士を貼り合わせた界面には、2つの誘電体多層膜が形成されている。これら誘電体多層膜は、液晶パネル241R,241Bから射出され射出側偏光板243を介した各色光を反射し、液晶パネル241Gから射出され射出側偏光板243を介した色光を透過する。このようにして、各液晶パネル241R,241G,241Bにて変調された各色光が合成され、カラー画像が形成される。
投射レンズ25は、本発明の投射光学装置に相当し、鏡筒内に複数のレンズ、および、入射光束を偏向するミラーが収納された構成を有し、電気光学装置24から射出されたカラー画像を拡大して、反射ミラー3(図1)に向けて、すなわち、正面に向かって射出されたカラー画像を上方向へと折り曲げて投射するものである。この投射レンズ25は、電気光学装置24の光束射出側に配置、固定されている。
(3)制御基板5
(3-1)概略構成
図3は、プロジェクションテレビ1の内部構成を示すブロック図である。
プロジェクションテレビ1は、前述のように、制御基板5を備え、この制御基板5は、光学ユニット2の液晶パネル241を含むプロジェクションテレビ1の装置全体を制御する回路基板として構成され、本発明の制御手段に相当する。
また、プロジェクションテレビ1は、制御基板5の他に、当該制御基板5に接続されるスピーカ61、光源駆動回路62、温度センサ63、操作パネル64およびリモコンインターフェース(リモコンIF)65を備えている。
このうち、スピーカ61は、制御基板5の後述する音声処理回路53に接続され、当該音声処理回路53から出力される音声信号に基づく音声を出力する。
光源駆動回路62は、本発明の光源駆動手段に相当し、制御基板5の後述する制御回路59による制御下で、光学ユニット2の駆動制御、具体的には、光源ランプ216の点灯/消灯および輝度の制御を行う。
温度センサ63は、光源ランプ216の近傍に配置され、光源ランプ216から放射される熱の温度を検出する。
操作パネル64およびリモコンインターフェース65は、本発明の操作信号出力部に相当する。
このうち、操作パネル64は、筐体7の外面に露出して設けられ、当該操作パネル64には、制御基板5に所定の操作を実行させる複数のボタンが配設されている。具体的には、操作パネル64には、受信するチャンネルを切り替えるチャンネル切替キー、音量を調整する上下キー等が設けられている。また、操作パネル64には、プロジェクションテレビ1の電源をON/OFFする電源ボタン641、および、後述する記録再生処理Sの動作中に、記録された画像情報に基づく画像の表示から、現在放送中の放送信号に含まれる画像情報に基づく画像の表示に切り替える放送画像表示ボタン642を備えている。
リモコンインターフェース65は、リモコン8から送信される赤外線信号を受信して、当該赤外線信号を制御基板5で処理可能な制御信号に変換して、当該制御信号を制御基板5の制御回路59に出力するものである。なお、リモコン8には、操作パネル64に配設されたボタンと同様のボタンが配設されており、リモコン8は、それぞれのボタンの入力操作に応じて、当該入力があったボタンに応じた赤外線信号をリモコンインターフェース65に送信するように構成されている。
制御基板5は、図3に示すように、チューナ51と、AVスイッチ52と、音声処理回路53と、画像処理回路54と、液晶駆動回路55と、記録再生回路56と、本発明の記録手段に相当するリングバッファ57と、選局回路58と、制御回路59と、メモリMとを備えて構成されている。
チューナ51は、アンテナから入力する放送信号から、選局回路58が選択したチャンネルに応じた周波数の放送信号を受信し、一定周波数の信号に変換してAVスイッチ52出力する。このうち、選局回路58は、後述する制御回路59からの制御信号を受信して、チューナ51が受信するチャンネルを設定する。
AVスイッチ52は、チューナ51により変換された信号から、画像情報および音声情報を分離し、分離した音声情報を音声処理回路53に出力し、同じく抽出した画像情報を画像処理回路54に出力する。
音声処理回路53および画像処理回路54は、後述する制御回路59の制御下で、AVスイッチ52で分離された音声情報および画像情報を処理して、当該音声情報および画像情報に基づく音声信号および画像信号を生成する。そして、音声処理回路53は、生成した音声信号をスピーカ61に出力し、画像処理回路は、生成した画像信号を液晶駆動回路55に出力する。このような音声処理回路53は、オーディオエンコーダ531、スイッチ532およびオーディオデコーダ533から構成され、画像処理回路54は、ビデオエンコーダ541、スイッチ542およびビデオデコーダ543とから構成されている。
これらのうち、スイッチ532,542は、本発明の画像形成切替部に相当し、オーディオエンコーダ531およびビデオエンコーダ541から出力される音声情報および画像情報の出力先を切り替えるとともに、オーディオデコーダ533およびビデオデコーダ543に出力する音声情報および画像情報の出力元を切り替えるものである。具体的に、スイッチ532は、オーディオエンコーダ531、オーディオデコーダ533および記録再生回路56に接続され、スイッチ542は、ビデオエンコーダ541、ビデオデコーダ543および記録再生回路56に接続されている。
すなわち、スイッチ532は、制御回路59から入力する切替信号に基づいて、オーディオエンコーダ531から出力された放送信号に基づく音声情報を、オーディオデコーダ533および記録再生回路56のいずれか一方に出力する。そして、スイッチ532は、当該音声情報を記録再生回路56に出力する場合には、当該記録再生回路56から出力された音声情報を、オーディオデコーダ533に出力する。
また、スイッチ542は、制御回路59から入力する切替信号に基づいて、ビデオエンコーダ541から出力された放送信号に基づく画像情報を、ビデオデコーダ543および記録再生回路56のいずれか一方に出力する。そして、スイッチ542は、当該画像情報を記録再生回路56に出力する場合には、当該記録再生回路56から出力された画像情報を、ビデオデコーダ543に出力する。
液晶駆動回路55は、画像処理回路54のビデオデコーダ543から入力する画像信号に基づいて、光学ユニット2の3つの液晶パネル241を駆動する。この液晶駆動回路55によって液晶パネル241が駆動することにより、当該液晶パネル241上でプロジェクションテレビ1に入力する画像情報に基づく画像が形成される。
(3-2)記録再生回路56
図4は、記録再生回路56の機能分類を示すブロック図である。
記録再生回路56は、音声処理回路53および画像処理回路54から入力する音声/画像情報をリングバッファ57に記録するとともに、当該リングバッファ57に記録した音声/画像情報を再生して音声処理回路53および画像処理回路54に出力するものである。
この記録再生回路56は、図4に示すように、入力信号検出部561と、入力情報記録部562と、記録情報再生部563と、制御部564と、再生完了信号生成部565と、再生完了信号出力部566とを機能的に備えている。
入力信号検出部561は、記録再生回路56に入力する制御信号を検出して、入力した制御信号の種別を制御部564に出力する。
この入力信号検出部561は、録画開始信号検出部5611、録画終了信号検出部5612、再生開始信号検出部5613および再生終了信号検出部5614を備えて構成され、それぞれ、リングバッファ57への録画を開始させる録画開始信号、当該録画を終了させる録画終了信号、リングバッファ57に記録された画像/音声情報の再生を開始させる再生開始信号、および、当該再生を終了させる再生終了信号を検出する。そして、これら録画開始信号検出部5611、録画終了信号検出部5612、再生開始信号検出部5613および再生終了信号検出部5614は、それぞれの信号を検出すると、制御部564の後述する記録開始部5641、記録規制部5642、再生開始部5643および再生規制部5644に、それぞれ検出信号を出力する。
入力情報記録部562は、本発明の画像情報記録部に相当し、制御部564による制御下で、音声処理回路53および画像処理回路54から入力する画像/音声情報を、リングバッファ57に記録させる。この入力情報記録部562は、情報記録部5621、CM検出部5622およびフラグ記録部5623を機能的に備えている。
情報記録部5621は、制御部564から録画開始信号が入力すると、音声処理回路53および画像処理回路54から入力する画像/音声情報をリングバッファ57に記録させる。また、情報記録部5621は、制御部564から録画終了信号が入力すると、リングバッファ57への画像/音声情報の記録を終了する。
CM検出部5622は、本発明の変更検出部に相当し、入力する画像情報のコンテンツがCM(コマーシャル)に変更されたかを検出する。具体的には、CM検出部5622は、チューナ51が受信した放送信号がアナログ放送である場合には、入力する音声信号の切り替わりを検出することでテレビ番組がCMに変更されたことを検出し、デジタル放送である場合には、画像/音声情報として入力するデータの内容からCMを検出する。そして、CMを検出した場合には、CM検出部5622は、フラグ記録部5623にCMフラグ設定信号を出力する。
フラグ記録部5623は、本発明の識別情報記録部に相当する。このフラグ記録部5623は、CM検出部5622からCMフラグ設定信号が入力すると、当該CMフラグ設定信号が入力したタイミングで、リングバッファ57に変更識別情報としてのCMフラグを記録する。これにより、リングバッファ57に記録した画像/音声情報の再生中に、これらの情報に基づくコンテンツがCMに切り替わったことを検出することができる。
記録情報再生部563は、本発明の記録画像再生部に相当し、入力情報記録部562によりリングバッファ57に記録された画像/音声情報を再生し、当該画像/音声情報を音声処理回路53および画像処理回路54に出力する。この記録情報再生部563は、通常再生部5631、時短再生部5632、再生位置判定部5633およびフラグ検出部5634を機能的に備えている。
通常再生部5631は、後述する制御部564から通常再生開始信号が入力すると、リングバッファ57に記録された画像/音声情報を読み込んで再生する。この際、通常再生部5631は、当該画像/音声情報を、入力情報記録部562により記録する速度と同じ速度で再生する。すなわち、通常再生部5631は、受信される放送信号に含まれる画像/音声情報に基づいて画像表示および音声出力する場合と同じ速度で、リングバッファ57の画像/音声情報を再生する。
この通常再生部5631は、音声処理回路53および画像処理回路54のそれぞれのスイッチ532,542と接続され、当該スイッチ532,542を介して、音声情報をオーディオデコーダ533に、画像情報をビデオデコーダ543にそれぞれ出力する。
時短再生部5632は、本発明の時間短縮再生部に相当し、後述する制御部564から時短再生開始信号が入力すると、リングバッファ57に記録された画像/音声情報を、通常再生部5631で再生する場合より早い速度で再生する。具体的には、時短再生部5632は、リングバッファ57の画像/音声情報を所定の割合で読み飛ばして再生することにより、受信される放送信号に含まれる画像/音声情報に基づいて画像表示および音声出力する場合より早い速度で、リングバッファ57の画像/音声情報が再生される。
この時短再生部5632は、通常再生部5631と同様に、音声処理回路53および画像処理回路54のそれぞれのスイッチ532,542と接続され、当該スイッチ532,542を介して、音声情報をオーディオデコーダ533に、画像情報をビデオデコーダ543にそれぞれ出力する。
また、この時短再生部5632は、再生位置判定部5633にリングバッファ57における情報の読み出し位置、すなわち、再生位置を示す再生位置信号を出力する。
再生位置判定部5633は、後述する制御部564から時短再生開始信号が入力すると、リングバッファ57における記録位置と再生位置とを比較判定する。具体的に、再生位置判定部5633は、入力情報記録部562の情報記録部5621のリングバッファ57への記録位置と、時短再生部5632のリングバッファ57の読込位置とを比較して、それぞれが一致しているかを判定する。そして、再生位置判定部5633は、記録位置と読込位置とが一致すると判定した場合は、それぞれが一致することを示す位置一致信号を制御部564に出力する。
フラグ検出部5634は、本発明の識別情報検出部に相当し、リングバッファ57から読み込まれた情報からCMフラグを検出する。そして、このフラグ検出部5634は、CMフラグを検出すると、CMフラグを検出した旨を示すフラグ検出信号を、制御部564に出力する。
ここで、CMフラグは、入力情報記録部562のフラグ記録部5623により、記録中のコンテンツがCMとなった場合に記録されるので、当該CMフラグをフラグ検出部5634が検出することにより、リングバッファ57から読み込んだ画像/音声情報に基づくコンテンツがCMとなったことを検出することができる。
制御部564は、入力信号検出部561からの検出信号に基づいて、入力情報記録部562および記録情報再生部563を制御する。また、制御部564は、記録情報再生部563による再生状態を判定して、再生完了信号生成部565に再生完了信号を生成させる制御信号を出力する。この制御部564は、具体的に、記録開始部5641、記録規制部5642、再生開始部5643および再生規制部5644を機能的に備えている。
記録開始部5641および記録規制部5642は、入力情報記録部562の情報記録部5621およびCM検出部5622の動作制御を行う。
具体的に、記録開始部5641は、入力信号検出部561の録画開始信号検出部5611から録画開始信号を検出した旨の検出信号が入力すると、情報記録部5621およびCM検出部5622に制御信号を出力して、当該情報記録部5621による録画を開始させるとともに、CM検出動作を開始させる。
記録規制部5642は、入力信号検出部561の録画終了信号検出部5612から録画終了信号を検出した旨の信号が入力すると、情報記録部5621およびCM検出部5622に制御信号を出力して、当該情報記録部5621による録画を終了させるとともに、CM検出動作を終了させる。
また、記録規制部5642は、記録情報再生部563のフラグ検出部5634および再生位置判定部5633から位置一致信号およびフラグ検出信号が入力した場合も同様に、情報記録部5621による録画を終了させるとともに、CM検出部5622によるCM検出動作を終了させる。
再生開始部5643および再生規制部5644は、記録情報再生部563の各機能部5631〜5634の動作制御を行う。
具体的に、再生開始部5643は、入力信号検出部561の再生開始信号検出部5613から再生開始信号を検出した旨の検出信号が入力すると、当該検出信号が通常再生または時短再生のどちらの開始を意味しているかを判定して、通常再生部5631および時短再生部5632のいずれか一方に、リングバッファ57に記録された画像/音声情報の再生を促す制御信号を出力する。また、再生開始部5643は、フラグ検出部5634に制御信号を出力して、リングバッファ57から読み出される情報からCMフラグを検出させる。さらに、再生開始部5643は、検出信号が時短再生を開始させる信号であった場合には、再生位置判定部5633に制御信号を出力して、当該再生位置判定部5633による再生位置の判定を実行させる。
再生規制部5644は、本発明の記録画像再生規制部に相当し、入力信号検出部561の再生終了信号検出部5614から再生終了信号を検出した旨の検出信号が入力すると、通常再生を実行していた場合には通常再生部5631に、また、時短再生を実行していた場合には時短再生部5632に、再生処理を終了させる制御信号を出力する。
また、再生規制部5644は、フラグ検出部5634に対して、CMフラグの検出を終了させる制御信号を出力する。さらに、時短再生部5632により時間短縮再生を実行していた場合には、再生規制部5644は、再生位置判定部5633に再生位置の判定を終了させる制御信号を出力する。
さらに、再生規制部5644は、再生位置判定部5633およびフラグ検出部5634のいずれか一方から位置一致信号またはフラグ検出信号が入力した場合も同様に、通常再生部5631または時短再生部5632と、再生位置判定部5633と、フラグ検出部5634とに制御信号を出力して、それぞれの動作を終了させる。
加えて、再生規制部5644は、記録情報再生部563の各機能部5631〜5634への制御信号出力とともに、再生完了信号生成部565に再生完了信号を生成させる制御信号を出力する。
再生完了信号生成部565は、制御部564の再生規制部5644から制御信号が入力すると、記録情報再生部563による画像/音声情報の再生が完了したことを示す再生完了信号を生成し、当該再生完了信号を、再生完了信号出力部566を介して制御回路59に出力する。
(3-3)制御回路59
図5は、制御回路59の機能分類を示すブロック図である。
制御回路59は、CPU(Central Processing Unit)等を含んで構成され、メモリMに記憶された制御プログラム等を読み込んで実行し、制御基板5の各構成要素を制御する。具体的に、制御回路59は、図3に示すように、操作パネル64およびリモコンインターフェース65と接続され、これらから入力する制御信号を処理して、制御基板5を構成する音声処理回路53、画像処理回路54、液晶駆動回路55、記録再生回路56および選局回路58と、光源駆動回路62との駆動を制御する。
この制御回路59は、図5に示すように、信号検出部591と、信号生成部592と、信号出力部593と、状態判定部594と、タイマ595とを機能的に備えている。
信号検出部591は、操作パネル64およびリモコンインターフェース65から入力する操作信号、並びに、記録再生回路56および光源駆動回路62等から入力する各種制御信号を検出して、当該入力が検出された信号の種別を示す検出信号を信号生成部592に出力する。
この信号検出部591は、電源ON信号検出部5911、電源OFF信号検出部5912、点灯開始信号検出部5913、消灯完了信号検出部5914、点灯完了信号検出部5915、表示切替信号検出部5916および再生完了信号検出部5917を機能的に備えている。
このうち、再生完了信号検出部5917は、記録再生回路56から入力する再生完了信号を検出する。
電源ON信号検出部5911、電源OFF信号検出部5912および表示切替信号検出部5916は、操作パネル64およびリモコンインターフェース65から入力する操作信号を検出する。
具体的に、電源ON信号検出部5911および電源OFF信号検出部5912は、操作パネル64の電源ボタン641、および、電源ボタン641と同等のリモコン8のボタンが入力された場合に入力し、プロジェクションテレビ1の電源をONする電源ON信号、および、電源をOFFする電源OFF信号を検出する。
また、表示切替信号検出部5916は、本発明の操作信号検出部に相当する。この表示切替信号検出部5916は、操作パネル64の放送画像表示ボタン642、および、当該放送画像表示ボタン642と同等のリモコン8のボタンが入力された場合に入力し、リングバッファ57に記録された画像/音声情報の再生から、現在放送中の放送信号の画像/音声情報に基づく画像表示および音声出力に切り替える表示切替信号を検出する。
点灯開始信号検出部5913、消灯完了信号検出部5914および点灯完了信号検出部5915は、光源駆動回路62から入力する制御信号を検出する。
具体的に、点灯開始信号検出部5913は、後述する信号出力部593からの始動信号が入力した光源駆動回路62が光源ランプ216の点灯を開始させる際に出力する点灯開始信号を検出する。
点灯完了信号検出部5915は、光源ランプ216の点灯が完了したか否かを判定する本発明の点灯完了判定部に相当し、光源駆動回路62から制御回路59に出力される点灯完了信号を検出する。この点灯完了信号は、光源駆動回路62が光源ランプ216の点灯が安定化し、当該光源ランプ216の点灯が完了したことを検出した際に、当該光源駆動回路62によって制御回路59に出力される。
消灯完了信号検出部5914は、後述する信号出力部593からの消灯信号が入力した光源駆動回路62が、光源ランプ216を消灯させる際に出力する消灯完了信号を検出する。この消灯完了信号検出部5914は、当該消灯完了信号を検出した場合、信号生成部592に検出信号を出力するとともに、状態判定部594に対しても同様の検出信号を出力する。
信号生成部592は、信号検出部591から入力する検出信号に応じて、光源駆動回路62、音声処理回路53のスイッチ532、画像処理回路54のスイッチ542および記録再生回路56等に出力する制御信号を生成する。この信号生成部592は、始動信号生成部5921、消灯信号生成部5922、切替信号生成部5923、録画開始信号生成部5924、再生開始信号生成部5925、再生終了信号生成部5926および録画終了信号生成部5927を機能的に備えている。
また、信号出力部593は、信号生成部592により生成された制御信号を、当該制御信号の出力先となる各回路等に出力する。この信号出力部593は、信号生成部592の各機能部5921〜5927に対応して、始動信号出力部5931、消灯信号出力部5932、切替信号出力部5933、録画開始信号出力部5934、再生開始信号出力部5935、再生終了信号出力部5936および録画終了信号出力部5937を機能的に備えている。
始動信号生成部5921は、電源ON信号検出部5911からの検出信号が入力すると、光源駆動回路62に光源ランプ216を点灯させる始動信号を生成する。この始動信号は、始動信号出力部5931を介して、光源駆動回路62に出力される。
消灯信号生成部5922は、電源OFF信号検出部5912からの検出信号が入力すると、光源駆動回路62に光源ランプ216を消灯させる消灯信号を生成する。この消灯信号は、消灯信号出力部5932を介して、光源駆動回路62に出力される。
切替信号生成部5923は、点灯開始信号検出部5913、消灯完了信号検出部5914、表示切替信号検出部5916および再生完了信号検出部5917からの検出信号が入力すると、音声処理回路53および画像処理回路54のスイッチ532,542に、当該スイッチ532,542を介して行われる音声情報および画像情報の伝送路を切り替えさせる切替信号を生成する。
この切替信号生成部5923により生成された切替信号は、信号出力部593の切替信号出力部5933により、スイッチ532,542に出力される。
具体的に、切替信号生成部5923は、点灯開始信号検出部5913および消灯完了信号検出部5914からの検出信号が入力した場合には、音声処理回路53のオーディオエンコーダ531からの音声情報、および、画像処理回路54のビデオエンコーダ541からの画像情報が、記録再生回路56に入力するように、また、記録再生回路56からの音声情報および画像情報が、それぞれオーディオデコーダ533およびビデオデコーダ543に入力するように伝送路を切り替える切替信号を生成する。
また、切替信号生成部5923は、表示切替信号検出部5916および再生完了信号検出部5917からの検出信号が入力した場合には、音声処理回路53のオーディオエンコーダ531からの音声情報、および、画像処理回路54のビデオエンコーダ541からの画像情報が、それぞれ、オーディオデコーダ533およびビデオデコーダ543に入力するように伝送路を切り替える切替信号を生成する。
録画開始信号生成部5924は、点灯開始信号検出部5913および消灯完了信号検出部5914からの検出信号が入力すると、記録再生回路56に入力する画像/音声情報をリングバッファ57に記録させる録画開始信号を生成する。この録画開始信号は、信号出力部593の録画開始信号出力部5934により、記録再生回路56に出力される。
再生開始信号生成部5925は、点灯完了信号検出部5915からの検出信号が入力すると、記録再生回路56に、リングバッファ57に記録された画像/音声情報を再生させる再生開始信号を生成する。この再生開始信号は、信号出力部593の再生開始信号出力部5935により、記録再生回路56に出力される。
ここで、再生開始信号生成部5925は、メモリMを参照して、通常再生および時間短縮再生のどちらを実行するかの再生モード種別を取得する。また、通常再生の場合は、再生中のリングバッファ57の画像/映像情報の内容がCMに切り替わった際に、当該リングバッファの画像/映像情報の再生から、現在放送中の放送信号に基づく画像/音声の表示/出力に切り替えるか否かの情報も、再生モード種別として設定されている。このような再生モード種別は、予め使用者によって設定され、メモリMに記憶されている。
そして、再生開始信号生成部5925は、メモリMから取得した再生モード種別に応じて、CMを認識する通常再生開始信号、CMを認識しない通常再生開始信号、CMを認識する時間短縮再生開始信号、および、CMを認識しない時間短縮再生開始信号のうちいずれか1つを生成し、生成した再生開始信号を、再生開始信号出力部5935を介して記録再生回路56に出力する。
再生終了信号生成部5926および録画終了信号生成部5927は、表示切替信号検出部5916からの検出信号が入力すると、記録再生回路56に再生および録画を終了させる再生終了信号および録画終了信号を生成する。また、録画終了信号生成部5927は、状態判定部594からの制御信号が入力すると、録画終了信号を生成する。これら再生終了信号および録画終了信号は、信号出力部593の再生終了信号出力部5936および録画終了信号出力部5937により、記録再生回路56に出力される。
状態判定部594は、消灯時の光源ランプ216の状態を判定する。
すなわち、状態判定部594は、光源ランプ216近傍に配置された温度センサ63と接続され、信号検出部591の消灯完了信号検出部5914からの検出信号が入力すると、温度センサ63から入力する光源ランプ216の測定温度と、閾値となる所定の温度とを比較する。また、この状態判定部594は、タイマ595と接続され、当該検出信号が入力すると、タイマ595を起動して、当該検出信号が入力してからの経過時間を計測する。そして、この状態判定部594は、光源ランプ216の温度が、当該所定の温度より低くなり、また、当該経過時間が所定時間を経過した場合に、光源ランプ216の消灯後の冷却処理が完了したと判定して、録画終了信号生成部5927に録画終了信号を生成させる制御信号を出力する。
(4)記録再生処理S
(4-1)電源ON時の記録再生処理SA
図6および図7は、電源ON時の記録再生処理SAの処理フローを示す図である。
本実施形態のプロジェクションテレビ1は、電源がONされ、光源ランプ216の点灯が開始されると、放送信号に含まれる画像/音声情報を記録し、点灯が安定化すると、記録した画像/音声情報を再生する記録再生処理SAを実行する。この電源ON時の記録再生処理SAは、メモリMに記憶された録画再生プログラムを実行する制御回路59、および、記録再生回路56によって制御される。
電源ON時の記録再生処理SAは、図6に示すように、電力供給が開始されているプロジェクションテレビ1において、操作パネル64の電源ボタン641またはリモコン8の電源ボタンが入力され、当該入力操作に応じた電源ON信号が制御回路59に入力することによって開始される。
すなわち、電源ON時の記録再生処理SAでは、制御回路59は、操作信号の入力があった場合には、当該入力した操作信号の種別を判定する(処理SA201)。
ここで、制御回路59の信号検出部591が、電源ON信号とは異なる操作信号の入力を検出した場合には、必要に応じて当該操作信号に応じた処理を実行して、処理SA201に戻る。
一方、操作パネル64またはリモコンインターフェース65から電源ON信号が出力され(処理SA001)、信号検出部591の電源ON信号検出部5911が、当該電源ON信号の入力を検出した場合には、当該電源ON信号検出部5911が信号生成部592の始動信号生成部5921に検出信号を出力する。そして、当該検出信号が入力した始動信号生成部5921は、光源ランプ216を点灯させる始動信号を生成し、当該始動信号を、始動信号出力部5931を介して光源駆動回路62に出力する(処理SA202)。この処理SA202の後、制御回路59は、光源駆動回路62からの信号入力を待機する。
光源駆動回路62は、電力供給開始とともに、制御回路59から制御信号の入力があった場合、当該制御信号が、始動信号であるか否かを判定する(処理SA101)。
ここで、入力した制御信号が始動信号でないと判定した場合、光源駆動回路62は、必要に応じて当該制御信号に応じた処理を実行した後、処理SA101に戻り、新たな制御信号の入力を待機する。
一方、始動信号が入力したと判定した場合、光源駆動回路62は、光源ランプ216を点灯させる点灯開始信号を光源ランプ216および制御回路59に出力する(処理SA102)。この後、光源駆動回路62は、光源ランプ216の点灯状態を監視する(処理SA103)。
処理SA202の後、制御回路59は、当該制御回路59を構成する信号検出部591の点灯開始信号検出部5913により、光源駆動回路62から点灯開始信号が入力したか否かを判定する(処理SA203)。
ここで、点灯開始信号の入力を検出しなかった場合には、点灯開始信号検出部5913は、処理SA203に戻って、再び点灯開始信号の入力待機および判定を行う。
一方、点灯開始信号の入力を検出した場合には、点灯開始信号検出部5913は、切替信号生成部5923および録画開始信号生成部5924に検出信号を出力する。
このうち、当該検出信号が入力した切替信号生成部5923は切替信号を生成し、当該切替信号を、切替信号出力部5933を介して、音声処理回路53および画像処理回路54のスイッチ532,542に出力する。これにより、音声処理回路53のオーディオエンコーダ531から出力される音声情報、および、画像処理回路54のビデオエンコーダ541から出力される画像情報が、記録再生回路56に入力するようになる。また、記録再生回路56から出力された音声情報および画像情報は、音声処理回路53のオーディオデコーダ533および画像処理回路54のビデオデコーダ543に入力するようになる。
また、点灯開始信号検出部5913から検出信号が入力した録画開始信号生成部5924は、録画開始信号を生成して、当該録画開始信号を、録画開始信号出力部5934を介して記録再生回路56に出力する(処理SA204)。この後、制御回路59は、光源駆動回路62からの信号入力を待機する。
記録再生回路56は、電力供給が開始された状態で、制御回路59からの制御信号の入力があった場合には、当該信号の種別を判定する(処理SA301)。
ここで、記録再生回路56の入力信号検出部561が、制御回路59からの録画開始信号の入力を検出しなかった場合、当該記録再生回路56は、処理SA301に戻り、信号の入力待機および判定を行う。
一方、入力信号検出部561の録画開始信号検出部5611が、録画開始信号の入力を検出した場合、当該録画開始信号検出部5611は、制御部564の記録開始部5641に検出信号を出力する。当該検出信号が入力した記録開始部5641は、入力情報記録部562の情報記録部5621およびCM検出部5622に制御信号を出力する。
そして、当該制御信号が入力した情報記録部5621は、音声処理回路53および画像処理回路54から入力する音声情報および画像情報をリングバッファ57に記録する(処理SA302)。
また、記録開始部5641からの制御信号が入力したCM検出部5622は、入力する画像/音声情報から、当該画像/音声情報のコンテンツがCMに切り替わったタイミングで、フラグ記録部5623によりリングバッファ57にCMフラグを記録させる。
この後、記録再生回路56は、制御回路59からの制御信号の入力を待機する。
処理SA103により、光源ランプ216に状態監視を実行していた光源駆動回路62は、当該光源ランプ216の点灯が安定し、点灯処理が完了したか否かを判定する(処理SA104)。
ここで、光源ランプ216の点灯が安定していないと判定した場合は、光源駆動回路62は、処理SA103に戻り、引き続き光源ランプ216の状態を監視する。
一方、光源ランプ216の点灯が安定したと判定した場合、光源駆動回路62は、点灯処理が完了したとして、点灯完了信号を制御回路59に出力する(処理SA105)。
この処理SA105を実行した後、光源駆動回路62は、電源ON時の記録再生処理SAを終了する。
また、処理SA204の後、制御回路59は、当該制御回路59の点灯完了信号検出部5915により、光源駆動回路62からの点灯完了信号が入力したか否かを判定する(処理SA205)。
ここで、点灯完了信号検出部5915が、点灯完了信号の入力を検出しなかった場合、制御回路59は、処理SA205に戻り、点灯完了信号の入力待機および判定を行う。
一方、点灯完了信号検出部5915が、点灯完了信号の入力を検出した場合、当該点灯完了信号検出部5915は、再生開始信号生成部5925に検出信号を出力する。当該検出信号が入力した再生開始信号生成部5925は、記録再生回路56にリングバッファ57に記録された画像/音声情報の再生を実行させる再生開始信号を生成し、再生開始信号出力部5935を介して、記録再生回路56に当該再生開始信号を出力する(処理SA206)。
処理SA302の後、記録再生回路56は、入力信号検出部561の再生開始信号検出部5613により、制御回路59からの再生開始信号の入力が検出されたか否かを判定する(処理SA303)。
ここで、再生開始信号検出部5613が、再生開始信号の入力を検出しなかった場合、記録再生回路56は、処理SA303に戻り、再び、再生開始信号の入力待機および判定を行う。
一方、再生開始信号検出部5613が、再生開始信号の入力を検出した場合、当該再生開始信号検出部5613は、制御部564の再生開始部5643に検出信号を出力し、当該検出信号が入力した再生開始部5643は、再生処理SA4を実行する。
図8および図9は、記録再生回路56における再生処理SA4の処理フローを示す図である。
記録再生回路56は、前述のように、制御回路59から再生開始信号が入力することによって再生処理SA4を実行する。
この再生処理SA4では、図8に示すように、まず、記録再生回路56の制御部564を構成する再生開始部5643が、入力信号検出部561の再生開始信号検出部5613から入力する検出信号から、どの再生モードでリングバッファ57に記録された画像/音声情報を再生するかを判定する(処理SA401)。
ここで、入力した検出信号が通常再生モードを示す場合には、再生開始部5643は、記録情報再生部563の通常再生部5631に通常再生を促す制御信号を出力する。そして、当該制御信号が入力した通常再生部5631は、リングバッファ57に記録された画像/音声情報を読み込んで通常再生を実行する(処理SA402)。
一方、入力した検出信号が時間短縮再生モードを示す場合には、再生開始部5643は、記録情報再生部563の時短再生部5632に時間短縮再生を促す制御信号を出力する。そして、当該制御信号が入力した時短再生部5632は、リングバッファ57に記録された画像/音声情報の時間短縮再生を実行する(処理SA403)。
また、再生開始部5643は、再生位置判定部5633に制御信号を出力し、当該制御信号が入力した再生位置判定部5633は、時短再生部5632によるリングバッファ57の再生位置と、入力情報記録部562の情報記録部5621によるリングバッファ57の記録位置とが一致するか否かを判定する(処理SA404)。なお、この再生位置判定部5633による再生位置判定は、再生規制部5644により規制がなされるまで常に実行される。
ここで、読込位置と記録位置とが一致する場合には、再生位置判定部5633は、記録規制部5642および再生規制部5644に位置一致信号を出力し、記録再生回路56は、処理SA409(図9参照)に移行する。
また、読込位置と記録位置とが一致しない場合には、図9に示すように、制御部564の再生開始部5643は、再生開始信号検出部5613からの検出信号から、再生している画像/音声情報に基づくコンテンツがCMに切り替わった場合に、CMを認識する処理を行うか否かの判定を行う(処理SA405)。
ここで、CMを認識しない再生モードである場合には、再生中のコンテンツがCMとなってもそのまま表示するとして、制御部564は、処理SA407に移行する。
一方、CMを認識する再生モードである場合には、再生開始部5643は、記録情報再生部563のフラグ検出部5634に制御信号を出力して、当該フラグ検出部5634により、CMフラグを検出したか否かを判定する(処理SA406)。
ここで、フラグ検出部5634がCMフラグを検出した場合、当該フラグ検出部5634は、記録規制部5642および再生規制部5644にフラグ検出信号を出力して、記録再生回路56は、処理SA409に移行する。
一方、フラグ検出部5634がCMフラグを検出していない場合、当該フラグ検出部5634は、再生規制部5644にフラグ検出信号を出力せず、そのままリングバッファ57に記録された画像/音声情報の再生が継続される。
ここで、記録再生回路56の再生終了信号検出部5614は、当該記録再生回路56の起動に伴って、制御回路59からの再生終了信号の入力が検出されたか否かを判定する(処理SA407)。
この処理SA407において、再生終了信号検出部5614が再生終了信号を検出しなかった場合、制御部564による再生モードの判定が行われ(処理SA408)、再生モードが通常再生モードである場合は処理SA405に移行し、時間短縮再生モードである場合は処理SA404に移行する。
一方、制御回路59が再生終了信号を出力し(処理SA207)、再生終了信号検出部5614が再生終了信号を検出した場合は、当該再生終了信号検出部5614は、記録規制部5642および再生規制部5644に検出信号を出力し、記録再生回路56は、処理SA409に移行する。
この処理SA409では、制御部564の記録規制部5642および再生規制部5644が、それぞれ入力情報記録部562および記録情報再生部563に制御信号を出力し、入力情報記録部562によるリングバッファ57への記録、並びに、記録情報再生部563によるリングバッファ57からの情報の読出および再生を規制して終了させる。これにより再生処理SA4が終了する。
この再生処理SA4の後、図7に示すように、再生規制部5644は、再生完了信号生成部565に制御信号を出力して、当該再生完了信号生成部565により再生完了信号を生成させる。そして、再生完了信号出力部566は、再生完了信号を制御回路59に出力する(処理SA304)。
ここで、処理SA206にて再生開始信号を出力した制御回路59は、必要に応じて処理SA207での再生終了信号の出力(図9参照)を経て、信号検出部591の再生完了信号検出部5917により、記録再生回路56からの信号が入力したか否かの判定を行う(処理SA208)。
ここで、再生完了信号の入力を検出しなかった場合、当該再生完了信号検出部5917は、必要に応じて処理SA207を行った後、処理SA208に戻り、再び信号の入力待機および判定を行う。
一方、再生完了信号の入力を検出した場合、当該再生完了信号検出部5917は、切替信号生成部5923に検出信号を出力する。当該検出信号が入力した切替信号生成部5923は、音声処理回路53のオーディオエンコーダ531から出力される音声情報をオーディオデコーダ533に入力させるように、また、画像処理回路54のビデオエンコーダ541から出力される画像情報をビデオデコーダ543に入力させるように、それぞれのスイッチ532,542を切り替える切替信号を生成する。そして、切替信号出力部5933は、生成された切替信号をスイッチ532,542に出力する。
これにより、リングバッファ57に記録された画像/音声情報に基づく画像表示および音声出力から、チューナ51で選択受信されAVスイッチ52で分離された現在放送中の放送信号に含まれる画像/音声情報に基づく画像表示および音声出力への切替が完了する(処理SA209)。
以上のような電源ON時の記録再生処理SAにより、プロジェクションテレビ1の起動に伴う光源ランプ216の点灯開始とともに、放送信号に含まれる画像/音声情報を記録し、当該光源ランプ216の点灯が安定した後、記録した画像/音声情報を再生して画像表示および音声出力することができる。すなわち、プロジェクションテレビ1の電源ON時に、光源ランプ216が安定するまでに放送された番組を一時的に録画し、当該光源ランプ216の点灯が安定した後、録画した画像および音声を再生して画像表示および音声出力することができる。これによれば、光源ランプ216の点灯が安定するまでに放送された番組を見逃すことを防ぐことができる。従って、使用者の所望の番組をプロジェクションテレビ1にて確実に表示することができる。
(4-2)電源OFF時の記録再生処理SB
プロジェクションテレビ1は、電源がOFFされ、光源ランプ216が消灯されると、その時点から放送されている放送信号に含まれる画像/音声情報をリングバッファ57に記録する。これは、一度消灯された光源ランプ216は、点灯を再開した場合でも、当該点灯が安定するまでに時間がかかるためである。この電源OFFからONへの場合、光源ランプ216の点灯安定までの時間は、前述の場合より長くなる傾向にある。このため、光源ランプ216が安定するまでの時間分、放送信号の画像/音声情報を記録することにより、再度電源がONされた場合でも放送されたテレビ番組を見逃すことを防ぐことができる。
以下、電源OFF時の記録再生処理SBについて説明する。
図10から図12は、電源OFF時の記録再生処理SBの処理フローを示す図である。
電源OFF時の記録再生処理SBでは、図10に示すように、まず、制御回路59の信号検出部591を構成する電源OFF信号検出部5912が、電源OFF信号が入力したか否かを判定する(処理SB201)。
ここで、電源OFF信号検出部5912が電源OFF信号を検出しなかった場合、制御回路59は、処理SB201に戻り、信号の入力待機および判定を行う。
一方、操作パネル64またはリモコンインターフェース65が電源OFF信号を出力し(処理SB001)、電源OFF信号検出部5912が電源OFF信号を検出した場合、当該電源OFF信号検出部5912は、信号生成部592の消灯信号生成部5922に検出信号を出力して、当該消灯信号生成部5922により、光源ランプ216を消灯させる消灯信号を生成させる。そして、消灯信号出力部5932は、生成された消灯信号を光源駆動回路62に出力する(処理SB202)。この後、制御回路59は、光源駆動回路62からの消灯完了信号を含む制御信号の入力に備え、信号入力を待機する。
また、光源駆動回路62は、制御回路59等からの信号入力を待機しており、制御信号の入力があった場合は、当該入力した制御信号の種別を判定している(処理SB101)。
ここで、光源駆動回路62が、消灯信号の入力を検出していない場合、当該光源駆動回路62は、処理SB101に戻り、他の制御信号を含む制御信号の入力待機および判定を行う。
一方、光源駆動回路62が、制御回路59からの消灯信号の入力を検出した場合、当該光源駆動回路62は、光源ランプ216への電力供給を停止し、制御回路59に対して消灯完了信号を出力する(処理SB102)。この後、光源駆動回路62は、始動信号等の入力に備え、制御信号の入力を待機する。
処理SB202の後、制御回路59は、当該制御回路59の信号検出部591を構成する消灯完了信号検出部5914により、光源駆動回路62から消灯完了信号が入力したか否かを判定する(処理SB203)。
ここで、消灯完了信号の入力を検出しなかった場合、制御回路59は、処理SB203に戻り、信号入力の待機および判定を行う。
一方、消灯完了信号の入力を検出した場合、消灯完了信号検出部5914は、信号生成部592の切替信号生成部5923、録画開始信号生成部5924および状態判定部594に検出信号を出力する。
この際、切替信号生成部5923は、音声処理回路53のオーディオエンコーダ531からの音声情報、および、画像処理回路54のビデオエンコーダ541からの画像情報が、記録再生回路56に入力するように、また、記録再生回路56から出力された画像/音声情報が、音声処理回路53のオーディオデコーダ533、および、画像処理回路54のビデオデコーダ543に入力するように、伝送路を切り替える切替信号を生成する。そして、切替信号出力部5933は、生成された切替信号を、音声処理回路53および画像処理回路54のスイッチ532,542に出力する。
また、録画開始信号生成部5924は、記録再生回路56に放送信号に含まれる画像/音声情報の記録を促す録画開始信号を生成し、当該録画開始信号を、録画開始信号出力部5934を介して、記録再生回路56に出力する(処理SB204)。
さらに、状態判定部594は、タイマ595を起動して、当該検出信号が入力してからの時間を計測する(処理SB205)。この後、制御回路59は、スタンバイ状態となり、電源ON信号等の操作信号入力を待機する。
また、記録再生回路56は、電力供給状態では制御信号の入力を待機しており、制御信号の入力があった場合には、当該制御信号の種別を判定する(処理SB301)。
ここで、記録再生回路56の入力信号検出部561の録画開始信号検出部5611が録画開始信号の入力を検出しなかった場合、記録再生回路56は、処理SB301に戻り、制御信号の入力待機および判定を行う。
一方、録画開始信号検出部5611が、制御回路59からの録画開始信号を検出した場合、記録再生回路56は、放送信号に含まれる画像/音声情報をリングバッファ57に記録する(処理SB302)。なお、この処理SB302の処理内容は、処理SA302と同様である。この処理SB302の後、記録再生回路56は、制御回路59からの制御信号の入力を待機する。
処理SB205の後、スタンバイ状態にある制御回路59は、図11に示すように、当該制御回路59の信号検出部591の電源ON信号検出部5911により、操作パネル64およびリモコンインターフェース65から電源ON信号が入力したか否かを判定する(処理SB206)。
ここで、電源ON信号検出部5911が電源ON信号の入力を検出しなかった場合、制御回路59は、後述する処理SB212に移行する。
一方、電源ON信号検出部5911が電源ON信号の入力を検出した場合、処理SA202と同様に、制御回路59は、光源駆動回路62に始動信号を出力し(処理SB207)、光源駆動回路62からの点灯完了信号を含む制御信号の入力を待機する。
処理SB102の後、光源駆動回路62は、制御回路59から始動信号が入力したか否かを判定し(処理SB103)、当該始動信号の入力がない場合は、光源駆動回路62における電源OFF時の記録再生処理SBを終了する。
一方、始動信号の入力を検出した場合、光源駆動回路62は、光源ランプ216に対して電力供給を開始するとともに点灯開始信号を出力して、光源ランプ216を点灯させる(処理SB104)。
この処理SB104の後、光源駆動回路62は、光源ランプ216の点灯状態を監視し(処理SB105)、当該光源ランプ216の点灯が安定し、点灯が完了したか否かを判定する(処理SB106)。
ここで、光源ランプ216の点灯が安定していない場合、光源駆動回路62は、処理SB105に戻り、光源ランプ216の状態監視を継続する。
一方、光源ランプ216の点灯が安定し、当該光源ランプ216の点灯が完了したと判定した場合、光源駆動回路62は、制御回路59に点灯完了信号を出力する(処理SB107)。この後、光源駆動回路62は、当該光源駆動回路62における電源OFF時の記録再生処理SBを終了する。
処理SB207の後、信号入力待機状態にある制御回路59は、点灯完了信号検出部5915により、光源駆動回路62から点灯完了信号が入力したか否かを判定し(処理SB208)、当該点灯完了信号の入力を検出していない場合は、処理SB208に戻り、再び信号の入力待機および判定を行う。
一方、点灯完了信号検出部5915が点灯完了信号の入力を検出した場合、制御回路59は、処理SA206と同様に、記録再生回路56に対して、再生開始信号を生成出力する(処理SB209)。この後、制御回路59は、記録再生回路56からの再生完了信号を含む制御信号の入力を待機する。
処理SB302の後、信号入力待機状態の記録再生回路56は、図11に示すように、入力信号検出部561の再生開始信号検出部5613により、制御回路59から再生開始信号の入力があるか否かを判定し(処理SB303)、再生開始信号入力を検出しなかった場合には、記録再生回路56は、図12に示す処理SB305に移行する。
一方、再生開始信号の入力を検出した場合には、記録再生回路56は、前述の再生処理SA4を実行し、リングバッファ57に記録された画像/音声情報を再生して、当該画像情報に基づく画像表示、および、当該音声情報に基づく音声出力を行う。
この後、記録再生回路56は、処理SA304と同様に、制御回路59に再生完了信号を生成出力し(処理SB304)、記録再生回路56における電源OFF時の記録再生処理SBを終了する。
また、処理SB209の後、信号入力待機状態の制御回路59は、信号検出部591の再生完了信号検出部5917により、記録再生回路56からの再生完了信号の入力があるか否かを判定し(処理SB210)、当該再生完了信号の入力がない場合は、処理SB210に戻って、再び信号の入力待機および判定を行う。
一方、再生完了信号検出部5917により、再生完了信号の入力が検出された場合、制御回路59は、処理SA209と同様に、現在放送されている放送信号に含まれる画像/映像情報に基づく画像表示および音声出力に切り替え(処理SB211)、制御回路59における電源OFF時の記録再生処理SBを終了する。
一方、処理SB206の判定処理において、電源ON信号の入力が検出されなかった場合、制御回路59の状態判定部594は、図12に示すように、光源ランプ216の状態を監視し(処理SB212)、温度センサ63からの温度測定結果に基づいて、光源ランプ216の冷却が完了したか否かを判定する(処理SB213)。
ここで、状態判定部594が、温度センサ63から出力される光源ランプ216の温度が、所定の温度以上であると判定した場合は、光源ランプ216の冷却が完了していないと見做して、処理SB212に戻り、光源ランプ216の状態監視を継続する。
一方、状態判定部594が、光源ランプ216の温度が所定の温度未満であると判定した場合は、光源ランプ216の冷却が完了したと見做し、処理SB207により起動したタイマ595を監視して(処理SB214)、前述の光源駆動回路62から検出信号が入力してからの時間を判定する(処理SB215)。
ここで、状態判定部594が、タイマ595によって示される経過時間が所定の時間未満であると判定した場合は、処理SB214に戻って、タイマ監視を継続する。
一方、状態判定部594が、タイマ595によって示される経過時間が所定の時間以上であると判定した場合は、光源ランプ216を冷却するのに十分な時間が経過したと見做し、当該状態判定部594は、信号生成部592の録画終了信号生成部5927に検出信号を出力する。当該検出信号が入力した録画終了信号生成部5927は、記録再生回路56によるリングバッファ57への画像/音声情報の記録を終了させる録画終了信号を生成し、録画終了信号出力部5937は、生成された録画終了信号を記録再生回路56に出力する(処理SB216)。この後、制御回路59は、当該制御回路59における電源OFF時の記録再生処理SBを終了する。
また、処理SB303にて再生開始信号の入力を検出していないと判定した記録再生回路56は、当該記録再生回路56の入力信号検出部561を構成する録画終了信号検出部5612により、制御回路59から録画終了信号が入力したか否かを判定する(処理SB305)。
ここで、録画終了信号の入力を検出しなかった場合、記録再生回路56は、処理SB303に戻って、画像/音声情報の記録を継続しつつ、再生開始信号を含む信号の入力待機および判定を行う。
一方、録画終了信号の入力を検出した場合、当該録画終了信号検出部5612は、制御部564の記録規制部5642に検出信号を出力する。そして、当該検出信号が入力した記録規制部5642は、入力情報記録部562の情報記録部5621およびCM検出部5622に制御信号を出力する。この制御信号が入力した情報記録部5621は、リングバッファ57への画像/音声情報の記録を終了し(処理SB306)、また、当該制御信号が入力したCM検出部5622は、入力情報からのCM検出を終了する。以上により、記録再生回路56は、当該記録再生回路56における電源OFF時の記録再生処理SBを終了する。
以上のような、電源OFF時の記録再生処理SBにより、当該電源OFFに伴う光源ランプ216の消灯に応じて、放送信号に含まれる画像/音声情報を記録しておくことができるので、時間のかかる光源ランプ216の再点灯時においても、使用者が所望の番組を見逃すことを防ぐことができる。
ここで、光源ランプ216には、放電光源である高圧水銀ランプが採用されており、この高圧水銀ランプは、一度消灯してしまうと内部のガスが均一に分散するまで、光源駆動回路62は、点灯開始信号の出力および電圧の印加を待機する必要がある。このため、光源ランプ216を再点灯させる場合には、消灯安定化した光源ランプ216を点灯させる場合に比べ、多くの時間を要することとなる。
これに対し、光源ランプ216の消灯を示す消灯完了信号が光源駆動回路62から出力されたことを制御回路59の消灯完了信号検出部5914が検出し、録画開始信号を生成出力することにより、記録再生回路56が光源ランプ216の消灯時からの放送信号に含まれる画像/音声情報の記録を行うことができる。これによれば、時間のかかる光源ランプ216の再点灯時においても、当該光源ランプ216の点灯が安定化するまでに放送されたテレビ番組を、使用者が見逃すことを防ぐことができる。従って、使用者の所望の番組をプロジェクションテレビ1にて確実に視聴することができる。
以上のような本実施形態のプロジェクションテレビ1によれば、以下の効果を奏することができる。
制御回路59の点灯開始信号検出部5913が、光源ランプ216を点灯させる点灯開始信号の光源駆動回路62からの出力されたことを検出すると、録画開始信号生成部5924が録画開始信号を生成して、生成した録画開始信号を、録画開始信号出力部5934を介して記録再生回路56に出力する。当該録画開始信号の入力を検出した記録再生回路56の情報記録部5621は、制御部564を構成する記録開始部5641の制御により、放送信号に含まれる画像/音声情報をリングバッファ57に記録する。
一方、制御回路59の点灯完了信号検出部5915が、光源駆動回路62から光源ランプ216の点灯が安定化したことを示す点灯完了信号を検出すると、再生開始信号生成部5925が記録した画像/音声情報の再生を促す再生開始信号を生成して、当該再生開始信号を、再生開始信号出力部5935を介して、記録再生回路56に出力する。当該再生開始信号の入力を検出した記録再生回路56は、再生開始部5643の制御により、リングバッファ57に記録された画像/音声情報を再生する。当該再生された音声情報は、スイッチ532を介して音声処理回路53に出力され、当該音声情報に応じた音声が出力される。また、当該再生された画像情報は、スイッチ542を介して画像処理回路54に出力され、液晶駆動回路55を介して、光学ユニット2の液晶パネル241により、当該画像情報に応じた画像が形成表示される。
これによれば、光源ランプ216の点灯が開始されてから放送された放送信号に含まれる画像/音声情報をリングバッファ57に記録し、当該光源ランプ216の点灯が完了してから記録した画像/音声情報の再生が行われるので、光源ランプ216の点灯が開始されてから放送された放送番組の画像表示および音声出力を行うことができる。従って、画像表示できない期間に放送された放送番組を、使用者が見逃すことを防止することができる。
また、操作パネル64から放送画像表示ボタン642の入力に応じた表示切替信号、および、リモコンインターフェース65から同等の表示切替信号が制御回路59に入力した場合に、当該表示切替信号は、表示切替信号検出部5916により検出される。そして、制御回路59は、現在放送中の放送信号に含まれる画像/音声情報に応じた画像表示および音声出力を行うべく、画像処理回路54および音声処理回路53のスイッチ542,532に対して、切替信号生成部5923および切替信号出力部5933により、切替信号を生成出力する。さらに、制御回路59は、再生終了信号生成部5926および再生終了信号出力部5936により、記録再生回路56に再生終了信号を出力する。そして、当該再生終了信号の入力を検出した記録再生回路56では、再生規制部5644が、記録情報再生部563による記録された画像/音声情報の再生が規制される。
これによれば、使用者の操作に応じて、記録情報再生部563によるリングバッファ57に記録された画像/音声情報の再生が規制され、当該記録された画像/音声情報の再生から、現在放送中の放送信号に含まれる画像/音声情報に基づく画像表示および音声出力に切り替えることができる。従って、使用者の所望のタイミングで放送中の放送番組の表示に切り替えることができる。
さらに、使用者により再生種別として時間短縮再生が選択されている場合には、記録再生回路56の時短再生部5632により、リングバッファ57に記録された画像/音声情報の時間短縮再生が行われる。この際、再生位置判定部5633により、情報記録部5621によるリングバッファ57への記録位置と、時短再生部5632によるリングバッファ57からの読込位置すなわち再生位置とを判定する。そして、再生位置判定部5633が記録位置と再生位置とが一致すると判定した場合、前述の表示切替信号が入力した場合と同様に、再生規制部5644は、リングバッファ57に記録された画像/音声情報の再生を規制し、制御回路59は、現在放送中の放送信号に含まれる画像/音声情報に基づく画像表示および音声出力に切り替える。
これによれば、リングバッファ57に記録した画像/音声情報の認識可能な再生を行った後に、放送中の放送信号に含まれる画像/音声情報に基づく画像表示および音声出力に確実に切り替えることができる。従って、使用者が所望する放送番組を見逃すことを、より一層防止することができる。
加えて、記録再生回路56の入力情報記録部562を構成するCM検出部5622が、入力する放送信号のコンテンツがCMに切り替わったことを検出すると、CMに切り替わったタイミングで、フラグ記録部5623がリングバッファ57にCMフラグを記録する。そして、記録情報再生部563のフラグ検出部5634は、リングバッファ57に記録された画像/音声情報の当該記録情報再生部563への入力に伴ってCMフラグの有無を判定し、当該CMフラグを検出すると、再生規制部5644を介して、記録情報再生部563による画像/音声情報の再生を規制する。この際、再生規制部5644は、再生完了信号生成部565および再生完了信号出力部566を介して、再生完了信号を制御回路59に出力する。そして、当該再生完了信号の入力を検出した制御回路59は、音声処理回路53および画像処理回路54のスイッチ532,542に切替信号を出力して、リングバッファ57に記録された画像/音声情報に基づく画像表示および音声出力から、現在放送中の放送信号に含まれる画像/音声情報に基づく画像表示および音声出力に切り替える。
これによれば、記録された画像/音声情報の内容がCMに切り替わったタイミングで、現在放送中の放送信号に含まれる画像/音声情報に基づく画像表示および音声出力に切り替えることができる。従って、使用者が所望する放送番組の視聴にタイミング良く切り替えることができる。
また、光源駆動回路62により光源ランプ216が消灯されたことを、制御回路59の消灯完了信号検出部5914が検出すると、録画開始信号生成部5924および録画開始信号出力部5934により、記録再生回路56に録画開始信号が出力され、当該録画開始信号の入力を検出した記録再生回路56は、当該信号入力時からの放送信号に含まれる画像/音声情報の記録を開始する。そして、制御回路59に再び光源ランプ216の点灯開始信号が入力した場合には、記録再生回路56の入力情報記録部562は、当該画像/音声情報の記録を継続し、光源ランプ216の点灯完了に伴って当該記録した画像/音声情報の再生を開始する。一方、制御回路59に点灯開始信号が入力しない場合には、制御回路59の状態判定部594が、温度センサ63を参照して光源ランプ216の温度を取得するとともに、タイマ595を参照して経過時間を判定し、光源ランプ216が再び点灯されることがないと判定すると、記録再生回路56による画像/音声情報の記録を規制する。
これによれば、通常点灯より多くの時間を要する光源ランプ216の再点灯時の点灯待機状態においても、記録再生回路56の入力情報記録部562が画像/音声情報の記録を行うことにより、光源ランプ216が点灯できない期間に放送された放送信号に含まれる画像/音声情報を記録、再生することができる。従って、時間がかかる光源ランプ216の再点灯時においても、使用者が所望する放送番組を見逃すことを防ぐことができる。
(5)実施形態の変形
本発明を実施するための最良の構成などは、以上の記載で開示されているが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部若しくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
前記実施形態では、記録手段として、リングバッファ57を用いたが、本発明はこれに限るものではなく、他の記録手段を採用してもよい。すなわち、記録再生回路56の記録情報再生部563を構成する再生位置判定部5633により、記録位置と再生位置とが認識可能に構成されている記録手段であれば、他のものでもよい。例えば、磁気ディスク装置でもよい。
前記実施形態では、制御基板5上に、記録再生回路56と制御回路59とをそれぞれ独立した回路として構成したが、本発明はこれに限らず、これらの機能を統合した1つの回路として構成してもよい。
前記実施形態では、光学ユニット2が平面視略L字形状を有した構成を説明したが、これに限らず、例えば、平面視略U字形状を有した構成を採用してもよい。
また、前記実施形態では、光束入射面と光束射出面とが異なる透過型の液晶パネル241を用いていたが、光入射面と光射出面とが同一となる反射型の液晶パネルを用いてもよい。
さらに、前記実施形態では、3つの液晶パネル241(241R,241G,241B)を用いたプロジェクションテレビ1の例のみを挙げたが、3つ未満、あるいは、4つ以上の液晶パネルを用いたプロジェクションテレビにも適用可能である。
前記実施形態では、光変調装置としての液晶パネルを備えたプロジェクションテレビ1を例示したが、入射光束を画像情報に応じて変調して光学像を形成する光学変調装置であれば、他のものでもよい。例えば、マイクロミラーを用いたデバイスなど、液晶層以外の光学変調素子を用いたプロジェクションテレビにも、本発明を適用することも可能である。この場合、光束入射側および光束射出側の偏光板は、省略することができる。
前記実施形態では、プロジェクションテレビとして、スクリーンを観察する方向とは反対側から画像投射を行なうリアタイプのプロジェクションテレビを挙げたが、本発明は、スクリーンを観察する方向から画像投射を行なうフロントタイプのプロジェクションテレビにも適用可能である。すなわち、テレビ放送を受信可能に構成されたフロントタイプのプロジェクションテレビに対して、本発明を適用することも可能である。
本発明は、光源を有し、当該光源から射出される光束を利用して光学像を形成するプロジェクションテレビに利用することができ、特に光源として放電光源を有するプロジェクションテレビに好適に利用することができる。
本発明の一実施形態に係るプロジェクションテレビを示す断面図。 前記実施形態における光学ユニットの光学系を示す模式図。 前記実施形態における制御基板の構成を示すブロック図。 前記実施形態における記録再生回路の機能分類を示すブロック図。 前記実施形態における制御回路の機能分類を示すブロック図。 前記実施形態における電源ON時の記録再生処理の処理フローを示す図。 前記実施形態における電源ON時の記録再生処理の処理フローを示す図。 前記実施形態における再生処理の処理フローを示す図。 前記実施形態における再生処理の処理フローを示す図。 前記実施形態における電源OFF時の記録再生処理の処理フローを示す図。 前記実施形態における電源OFF時の記録再生処理の処理フローを示す図。 前記実施形態における電源OFF時の記録再生処理の処理フローを示す図。
符号の説明
1…プロジェクションテレビ、5…制御基板(制御手段)、7…筐体、25…投射レンズ(投射光学装置)、57…リングバッファ(記録手段)、62…光源駆動回路(光源駆動手段)、64…操作パネル(操作信号出力部)、65…リモコンインターフェース(操作信号出力部)、216…光源ランプ(光源)、241(241R,241G,241B)…液晶パネル(光変調装置)、542…スイッチ(画像形成切替部)、562…入力情報記録部(画像情報記録部)、563…記録情報再生部(記録画像再生部)、5913…点灯開始信号検出部、5914…消灯完了信号検出部(光源消灯信号検出部)、5915…点灯完了信号検出部(点灯完了判定部)、5622…CM検出部(変更検出部)、5623…フラグ記録部(識別情報記録部)、5632…時短再生部(時間短縮再生部)、5633…再生位置判定部、5634…フラグ検出部(識別情報検出部)、5644…再生規制部(記録画像再生規制部)。

Claims (6)

  1. 光源と、この光源から射出された光束を変調して、入力する画像情報に応じた画像を形成する光変調装置と、当該光変調装置で形成された光学像を拡大投射する投射光学装置と、装置全体の駆動を制御する制御手段と、これらを内部に収納する筐体とを備えたプロジェクションテレビであって、
    前記光源の駆動を制御する光源駆動手段と、放送信号に含まれる画像情報を記録する記録手段とを備え、
    前記制御手段は、
    前記光源駆動手段により前記光源を点灯させる点灯開始信号が出力されたことを検出する点灯開始信号検出部と、
    前記点灯開始信号が検出されると、前記放送信号に含まれる画像情報を前記記録手段に記録させる画像情報記録部と、
    前記光源の点灯完了を判定する点灯完了判定部と、
    前記光源の点灯が完了したと判定されると、前記記録手段に記録された画像情報を再生して当該画像情報に基づく画像を表示させる記録画像再生部とを備えることを特徴とするプロジェクションテレビ。
  2. 請求項1に記載のプロジェクションテレビにおいて、
    前記制御手段は、
    前記記録画像再生部による前記記録手段に記録された画像情報の再生を規制する記録画像再生規制部と、
    前記記録された画像情報の再生が規制されると、放送中の放送信号に含まれる画像情報に基づく画像を形成させる画像形成切替部とを備えていることを特徴とするプロジェクションテレビ。
  3. 請求項2に記載のプロジェクションテレビにおいて、
    前記制御手段に入力操作に応じた操作信号を出力する操作信号出力部を備え、
    前記制御手段は、
    前記操作信号を検出する操作信号検出部を備え、
    前記操作信号が検出されると、前記記録画像再生規制部は、前記記録画像再生部による前記記録手段に記録された画像情報の再生を規制することを特徴とするプロジェクションテレビ。
  4. 請求項2または請求項3に記載のプロジェクションテレビにおいて、
    前記記録画像再生部は、
    前記記憶手段に記憶された画像情報の時間短縮再生を行う時間短縮再生部を備え、
    前記制御手段は、
    前記記録手段における前記時間短縮再生部による前記画像情報の再生位置と、前記画像情報記録部による画像情報の記録位置とが一致するか否かを判定する再生位置判定部と、
    前記再生位置判定部により一致すると判定されると、前記記録画像再生規制部は、前記時間短縮再生部による画像情報の再生を規制することを特徴とするプロジェクションテレビ。
  5. 請求項2から請求項4のいずれかに記載のプロジェクションテレビにおいて、
    前記制御手段は、
    前記放送信号から、当該放送信号に含まれる画像情報のコンテンツが変更されたことを検出する変更検出部と、
    前記コンテンツの変更が検出されると、当該変更が検出されたタイミングで、前記記録手段に、前記画像情報とともに当該変更があったことを示す変更識別情報を記録する識別情報記録部と、
    前記記録画像再生部による前記画像情報の再生の際に、前記変更識別情報を検出する識別情報検出部とを備え、
    前記識別情報検出部により前記変更識別情報が検出されると、前記記録画像再生規制部は、前記記録画像再生部による前記記録手段に記録された画像情報の再生を規制することを特徴とするプロジェクションテレビ。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載のプロジェクションテレビにおいて、
    前記制御手段は、
    前記光源駆動手段により前記光源を消灯する光源消灯信号が出力されたことを検出する光源消灯信号検出部を備え、
    前記光源消灯信号が検出されると、前記画像情報記録部は、前記放送信号に含まれる画像情報の前記記録手段への記録を開始し、前記点灯開始信号検出部により所定時間経過後に前記点灯開始信号が検出されないと、当該画像情報の記録を終了することを特徴とするプロジェクションテレビ。
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