JP2006324561A - レーザ装置および回折格子の駆動方法 - Google Patents

レーザ装置および回折格子の駆動方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 チューナブルレーザの波長を高精度に変化させることができる。
【解決手段】 合わせ鏡の構成でグレーティング3および半透過ミラー32が設けられている。半透過ミラー32の透過光が2分割ディテクタ33の受光面に入射される。Oを支点として、グレーティング3および半透過ミラー32が開き角度を一定に維持したまま回転される。グレーティング3の角度を変えることで発振波長を可変することができる。グレーティング3の角度の変化がディテクタ33で検出され、指定の波長となるように、ピエゾレッグスモータ20が駆動される。球37がリングヒンジ38と嵌合され、リングヒンジ38の端部がピエゾレッグスモータ20のドライブロッド23と固定されている。ドライブロッド23の変位がミラーホルダー34を回転させ、グレーティング3および半透過ミラー32を回転させる。その結果、出射されるレーザ光の波長が変化される。
【選択図】 図8

Description

この発明は、レーザ装置および回折格子の駆動方法に関する。
近年、レーザ装置は、小型かつ低消費電力である等の理由から、情報機器に多く使われるようになってきた。例えば、ホログラフィックデータストレージ(HDS:Holographic Data Storage)については、1本のレーザ光をビームスプリッタで2本に分けた後に記録メディア上で再びあわせ、その干渉によってデータを記憶する。
このような、ホログラム記録再生用の光源としては、シングルモードのレーザ光源を使用する。例えば、ガスレーザ、SHGレーザを用いる。また、レーザダイオード(LD)を使用した外部共振器型半導体レーザも用いることができる。
通常のレーザダイオードは、マルチモードであるためコヒーレンシーの点で不十分である。そこで、レーザダイオードを用いて、外部共振器型半導体レーザを構成すれば、シングルモード化でき、コヒーレンシーの良好なホログラム記録再生用の光源が実現できる。このような、外部共振器型半導体レーザを含むレーザ装置の代表的な構成が下記の非特許文献1に記載されている。
L. Ricci, et al. :"A compact grating-stabilized diode laser system for atomic physics",Optics Communications, 117 1995 , pp541-549
図1は、レーザダイオードを用いたリットロー(Littrow)型と呼ばれる外部共振器型半導体レーザの構成を示す。レーザダイオード1から出射されたレーザ光は、コリメータレンズ2で平行光とされて、反射型回折格子(以下、グレーティングと称する)3に入射される。
グレーティング3は、グレーティング取付部4に取り付けられている。グレーティング取付部4は、板バネ5を介して支柱6に保持されている。グレーティング取付部4の板バネ5が取り付けられた位置から離れた位置がネジ7の回転に応じて上下に変位されることによって、グレーティング3の角度が可変される。ネジ7は、図示しないが、ネジ支えに挿入されている。
グレーティング3でレーザ光が反射される際に、レーザ光が0次光L0と1次光L1a,L1b,L1cに分離される。1次光の反射角が波長によって変化するので、1次光L1a,L1b,L1cは、それぞれ異なる波長に対応している。
グレーティング3の角度に応じて特定の波長の1次光L1aが再びコリメータレンズ2を通り、レーザダイオード1に逆注入される。この結果、レーザダイオード1が注入された1次光L1aの波長が優勢となってシングルモードとなる。シングルモードにおいて出射される光の波長は、グレーティング3から戻ってきた光の波長と同じである。すなわち、1次光L1aによりグレーティング3とレーザダイオード1の間で共振器が形成され、グレーティング3の格子形状と、グレーティング3とレーザダイオード1との距離で定まる波長で、レーザダイオード1が発振する。0次光L0は、通常のミラーと同じように反射して外部に出射され、例えばホログラム記録再生用に使用される。
外部共振器型のレーザ装置では、レーザパワーの増加に伴って射出されたレーザ光の波長が徐々に大きくなる外部共振器モードホップの領域と、レーザパワーが増加した場合に、射出されたレーザ光の波長が急激に小さくなる、半導体レーザ内のレーザチップによるモードホップの領域が存在する。レーザ光の波長は、レーザパワーの増加に伴い、ある程度離散的に推移する。
レーザ装置から出力されるレーザ光のレーザパワーと波長の関係は、グラフの横軸はレーザパワーをとり、グラフの縦軸に波長をとると、レーザ光のレーザパワーの増加に伴って、レーザ光の波長は、のこぎり波状の変化を示す。パワーと波長変化との関係において、レーザダイオードのモードホッピングによって生じる波長変化は、約0.04nm程度である。所定のレーザパワーでは、図2に示すように、特定の波長のレーザ光のみを発生させることができる。なお、図2の例では、波長(407.89nm)が示されている。
図3に示すように、チューナブルレーザ装置では、グレーティング3の角度を変えることによって、中心波長例えば403.5nmに対して波長を例えば±2nm程度変える構成とされる。演算出力(A−B)/(A+B)は、後述するように、レーザの波長によって変化するスポットの位置を2分割ディテクタで検出した検出信号AおよびBを演算したものである。
一例として、中心波長で演算出力が0となるように設定される。波長多重方法でホログラムメディアに対して記録を行う場合に、波長変化のステップとしては、100pm程度が要求される。この波長変化のステップは、グレーティング3の回転角度の変化のステップに関して0.015°となる。
しかしながら、グレーティング3の角度を変化させた場合、出射される0次光L0の方向も変化し、レーザ装置を光源として使用する上で問題を生じる。グレーティング3の角度を変えても、出射光が同じ光路のとるように、合わせ鏡の構成が下記の非特許文献2に記載されている。
T.M.Hard :"Laser Wavelength Selection and Output Coupling by a Grating", APPLIED OPTICS, Vol. 9, No. 8, August 1970, pp1825-1830
図4は、合わせ鏡の構成のレーザ装置を示す。グレーティング3とミラー8とが例えば90°の開き角でもって対向されている。レーザダイオード1からのレーザ光がグレーティング3で反射され、さらに、ミラー8で反射されて外部に出射される。グレーティング3とミラー8は、回転軸9を中心に、開き角を維持したまま回転する。回転軸9は、グレーティング3の他端に設けられ、レーザダイオード1からのレーザ光の光軸に垂直で、かつ、グレーティングの格子溝の延長方向と平行に延びる。
グレーティング3とミラー8とが実線で示す位置にある場合と、矢印で示すように、これらが回転されて破線で示す位置にある場合とで、0次光L0の出射方向が変化する。このように、0次光の出射方向が変化することは、レーザ光源として使用する上で好ましいことではない。
次に、上述した非特許文献2に記載されているグレーティング3とミラー8を回転させた時に、出射されるレーザ光の方向が変化しないことについて図5を参照して説明する。ここで、グレーティング3の一端とミラー8の一端は、グレーティング3とミラー8の反射面を延長した線の交点の位置で、グレーティングの格子溝の延長方向に水平な回転軸11で連結される。回転軸11は、円12の中心でもある。また、グレーティング3の反射面とミラー8の反射面がなす角はVである。
ここで、点cから点dまで所定の入射光13が与えられると、その入射光13が点dでグレーティング3に入射し、0次光14は入射角と同じ角度で反射し、点eに進む。そこで、ミラー8が0次光14を受光し、点fに向けて反射光15を出射する。入射光13を延長した線と反射光15を延長した線は点jで交差し、これらの延長線と0次光13の線は、それぞれ円12の接線となっている。
さらにここで、グレーティング3とミラー8を、回転軸11を中心に角度Vを維持したまま回転させると、これらはそれぞれ、点線で示す位置に移動する。このとき、所定の入射光13は、点cから点gまで延び、点gにおいてグレーティング3に入射し、0次光16が出射される。0次光16は、点gから点hまで延び、そこでミラー8に反射し、反射光15が点hから点fまで延びる。
グレーティング3とミラー8を回転させた後も、入射光13を延長した線、反射光15を延長した線および0次光16の線は、それぞれ円12の接線となっている。このことから、グレーティング3とミラー8を、それぞれの反射面の延長線の交点を支点として回転させれば、所定の入射光13と反射光15のなす角はWという一定の値に維持されるということが分かる。
この原理を応用すれば、波長を変えるためにグレーティング3の傾きを変更しても、出力レーザ光を一定の位置に出射させることができ、チューナブルレーザを構成することができる。
上述した合わせ鏡の構成のグレーティング3およびミラー8を対向角を保持したまま回転させる回転角は、1ステップ当たり0.015°と大変小さい値である。従来から微小な回転角を実現する素子としては、ステッピングモータが知られている。
しかしながら、ステッピングモータの角度ステップは、1.8°程度であり、0.015°に対して桁違いに大きい。ギアを組み合わせることによって、角度ステップを小さくすることができるが、ギア比を大きくなるために、二つ以上のギアを使用することが必要となり、ギア機構を含むモータ部が大型化し、レーザ装置が大型化する問題が生じる。また、ギア機構を使用することによる精度の低下の問題が生じる。さらに、ステッピングモータは、動いている時だけでなく、ある角度を保持している場合にも、電流を流し続ける必要があり、消費電力が増大する。このように、ステッピングモータは、グレーティングの傾きを変化させるための駆動源としては、欠点が多い。
したがって、この発明の目的は、かかるステッピングモータを使用した場合の問題点を解決できるレーザ装置およびグレーティング駆動方法を提供することにある。
上述した課題を解決するために、この発明は、半導体レーザからのレーザ光を受光し、所定の波長の1次回折光を半導体レーザに向けて出射し、0次光を反射する回折格子と、
回折格子によって反射された0次光を反射する反射手段と、
回折格子と反射手段の開き角を一定に維持した状態で、回折格子および反射手段を保持すると共に、
回折格子の表面の延長線と反射手段の表面の延長線との交点を支点として、回転自在に構成された保持手段と、
ピエゾ圧電効果による圧電素子の伸びまたは縮みにより生じた直線運動によって保持手段を回転させるリニア駆動手段とを備えたレーザ装置である。
この発明は、半導体レーザからのレーザ光を受光し、所定の波長の1次回折光を半導体レーザに向けて出射し、0次光を反射する回折格子と、回折格子によって反射された0次光を反射する反射手段と、回折格子と反射手段の開き角を一定に維持した状態で、回折格子および反射手段を保持すると共に、回折格子の表面の延長線と反射手段の表面の延長線との交点を支点として、回転自在に構成された保持手段と、ピエゾ圧電効果による圧電素子の伸びまたは縮みにより生じた直線運動によって保持手段を回転させるリニア駆動手段と、回折格子の傾きに対応するレーザ光の波長を検出する検出手段を備えるレーザ装置であって、回折格子の角度を変化させる駆動方法において、
検出手段により検出された波長が指定した波長に一致するか否かを判定する判定ステップと、
判定ステップで検出された波長が指定した波長に一致すると判定された場合に、リニア駆動手段を停止させるステップと、
判定ステップで検出された波長が指定した波長に一致しないと判定された場合に、検出された波長が指定波長に近づくように、リニア駆動手段を駆動するステップとからなる駆動方法である。
この発明によれば、ピエゾ圧電効果を利用したリニア駆動手段を使用しているので、従来のステッピングモータと比較して頗る細かいステップで回折格子および反射手段を回転させることができる。それによって、ホログラム装置等で要求される細かいステップで波長を変化させることが可能となる。
以下、この発明の一実施形態について図面を参照して説明する。この発明の一実施形態では、グレーティングの傾きを変化させるリニア駆動源としてピエゾ圧電効果による圧電素子の伸びまたは縮みにより生じた直線運動を行うリニアモータを使用する。この種のリニアモータとして、例えばPiezo Motor社製のピエゾレッグスモータ(Piezo Legs Motpr:商品名) を挙げることができる。ピエゾレッグスモータは、2枚の圧電素子を貼り合わせたバイモルフを使用している。
図6は、バイモルフについて説明するもので、PaおよびPbがそれぞれ厚み方向に分極された板状の圧電素子をそれぞれ示す。圧電素子PaおよびPbが共通の電極を挟んで貼り合わされ、圧電素子PaおよびPbのそれぞれに電極が設けられている。圧電素子Paに印加される電圧がVaとされ、圧電素子Pbに印加される電圧がVbとされている。電圧VaおよびVbによって分極方向と平行な電場が加えられ、ピエゾ圧電効果により結晶体が伸びまたは縮む。
図6Aは、圧電素子PaおよびPbのそれぞれに印加される電圧に対応したバイモルフの状態を示す。図面に向かって一番左端は、圧電素子PaおよびPbに電圧を印加しない状態を示し、この状態では、バイモルフが撓まない。次に、電圧VaおよびVbを(Va<Vb)として印加すると、バイモルフが撓む。(Va>Vb)の関係とすると、図6Aの左から3番目の図に示すように、バイモルフが逆方向に撓む。さらに、(Va=Vb)では、最も右端の図に示すように、バイモルフが撓まない。図6Aは、バイモルフの一例であって、圧電素子PaおよびPbの分極方向を互いに逆として、同一極性の電圧を印加することによってバイモルフを撓ませるようにしても良い。
図6Bは、ピエゾレッグスモータの概念的な構成を示している。例えば4本の棒状のバイモルフからなる脚BMa,BMb,BMc,BMdを一列に並べて設け、その先端がドライブロッドDsと接触される。脚BMa,BMcの対と、BMb,BMdの対とをそれぞれ同期して駆動する。4本の脚は、図6Aに示すように、印加電圧に応じて左右に傾くと共に、上下方向にも伸縮される。その動作の詳細は省略するが、脚BMa,BMb,BMc,BMdの各対の撓みと伸縮動作とが所定のシーケンスで制御されることによって、4本の脚の先端のドライブロッドDsが矢印で示す方向に直線的に送られる。
図7において、参照符号20は、一実施形態で使用した実際のピエゾレッグスモータを示す。図7Aが正面図、図7Bが平面図、図7Cが側面図、図7Dが斜視図である。箱状のケース21内に図6Bを参照して説明したような4本の棒状のバイモルフからなる脚が配置されている。ケース21の上方にベアリングホルダー22が取り付けられている。
ベアリングホルダー22の両サイドに平行して設けられた部材間の空間に、例えば角柱状でアルミナからなるドライブロッド23がスライド自在に貫通される。ドライブロッド23は、ケース21の上面において、バイモルフの先端と接触可能とされている。ベアリングホルダー22を貫通したドライブロッド23と接触して一対のベアリングローラ24aおよび24bが回転自在にベアリングホルダー22に支持される。
ベアリングローラ24aおよび24bの回転軸がベアリングホルダー22の両サイドに平行して設けられた部材上で支持されると共に、十字状のテンションスプリング25によって押さえつけられる。テンションスプリング25の中心部がネジ26によってベアリングホルダー22に対して固定される。回転自在に支持されたベアリングローラ24aおよび24bがドライブロッド23と接し、ドライブロッド23のスライド動作がスムーズに行われる。
図8は、上述したピエゾレッグスモータ20を使用したこの発明の第1の実施形態を示す。レーザダイオード1がホルダー31内に気密に収納されている。ホルダー31に取り付けられたコリメートレンズ2を介してレーザダイオード1からのレーザ光が出射され、グレーティング3に入射される。コリメートレンズ2がレーザダイオード1をホルダー31内に気密に収納するための窓ガラスの機能を兼ねている。
グレーティング3と例えば90°の対向角度でもって合わせ鏡の構成で半透過ミラー32が設けられている。本明細書において、半透過ミラーの「半」の用語は、透過率50%を意味するものではなく、透過率が10%以下例えば5%のような少量の透過光を生じさせるミラーを意味する。半透過ミラー32を透過したレーザ光が2分割ディテクタ33の受光面に入射される。
図5を参照して説明したように、グレーティング3の反射面の延長線と、半透過ミラー32の反射面の延長線との交点を支点Oとして、グレーティング3および半透過ミラー32が開き角度を一定に維持したまま回転することによって、出射レーザ光の方向を一定とすることができる。より具体的には、グレーティング3および半透過ミラー32を保持して支点を中心として回転するミラーホルダー34が設けられている。ミラーホルダー34は、回転軸35に嵌合された角柱の形状を有している。
グレーティング3は、波長毎に異なる方向へ1次光を発生し、その内の特定の波長例えば410nmに対応した1次光がレーザダイオード1に戻るように、グレーティング3の角度が設定されている。その結果、レーザダイオード1内でその波長成分だけが大きくなり、シングルモードとなる。レーザダイオード1により発光されるレーザ光の大半は、1次光ではなく、0次光である。したがって、リットロー型と呼ばれる外部共振器型半導体レーザでは、グレーティング3の角度を変えることで発振波長を可変することができる。
半透過ミラー32は、グレーティング3で反射された0次光を所定の方向に反射するが、完全に光を反射せずに、一部の0次光を透過させる。2分割ディテクタ33が半透過ミラー32を透過した光が当たる位置に配置されている。2分割ディテクタ33は、グレーティング3および半透過ミラー32が回転することによって生じるスポットの移動方向と直交して配列された二つの光ディテクタを有している。所定の位置では、スポットが二つのディテクタ上に均等に位置し、スポットの移動によって、各ディテクタの出力信号が変化する。
グレーティング3の角度によってグレーティング3で反射されて半透過ミラー32に対して入射されるレーザ光の方向も変化する。その結果、グレーティング3の角度を変えると、2分割ディテクタ33に対する光の入射位置が矢印で示すように変化する。この変化を検出することによって、レーザ光の波長を検出することができる。
すなわち、2分割ディテクタ33の二つのディテクタからの光電流AおよびBを以下の式にしたがって演算することによって位置を検出することができる。
位置(波長)=(A−B)/(A+B)
光量=A+B
検出素子としては、2分割ディテクタ33に限らず、1次元PSD(Position Sensitive Detector)を使用することができる。PSDは、高抵抗半導体基板の片面または両面に
均一な抵抗層が形成され、抵抗層の両端に信号取り出し用の一対の電極が設けられた構成を有している。受光面が抵抗層と同時にPN接合も形成し、光起電力効果によって光電流が生成される。受光面上の光スポットの位置に応じて両端の電極から光電流A、Bが発生する。受光面の中央位置に光スポットが位置する場合には、光電流AおよびBが等しい値となる。
したがって、受光面の光スポットの位置が波長の変化に伴って移動する。この位置変化は、PSDからの光電流A、Bを以下の演算式:位置(波長)=(A−B)/(A+B)により検出でき、レーザ光の波長を判定することができる。
2分割ディテクタ33の検出信号から波長を検出することができるので、発生しているレーザ光の波長をモニタすることができ、所望の波長となるように、グレーティング3の傾きが制御される。
グレーティング3の傾きを可変するためのリニア駆動源としてピエゾレッグスモータ20が使用される。ピエゾレッグスモータ20は、図7を参照して説明した構成を有している。ミラーホルダー34のグレーティング3および半透過ミラー32が設けられている側と反対側から突出されたロッド36の先端に球37が固定されている。球37が受け部としてのリングヒンジ38と嵌合されている。
リングヒンジ38の球37と嵌合していない端部がピエゾレッグスモータ20の移動体としてのドライブロッド23と固定されている。ピエゾレッグスモータ20が駆動されることによってドライブロッド23が矢印で示すように変位する。ドライブロッド23の変位がリングヒンジ38および球37を介してミラーホルダー34を回転させ、グレーティング3および半透過ミラー32を回転させる。その結果、出射されるレーザ光の波長が変化される。
図9は、グレーティング3を示す。グレーティング3に対する入射角、すなわち、1次光回折角をθとし、単位長さあたりのグルーブ数をgとすると、波長λは、次式で表される。
λ=2(sinθ)/g (1)
図9には、レーザ光束の内の2本が示されている。リットロー配置なので、入射角と回折角が等しい。式(1)において、(sinθ)/gが片道の光路差であり、係数の2が往
復を表す。
図10は、図8の構成において、ミラーホルダー34の回転支点Oと、球37の中心(ドライブロッド23の中心)との距離が15mm(=15000μm)に設定されている状態を示す。球37の中心の変位量をy〔μm〕とし、支点Oと球37の中心とがy=0の場合に対してなす角度をαとする。
一例として、波長が406nmのときに、y=0と定める。そのとき、θ=46.95°である。したがって、
θ=46.95°−α (2)
となる。例えばα=0°のときにθ=46.95°、α=46.95°のときにθ=0°となる。
角度θと移動量yとの関係は、次の式(3)で示すものとなる。
tan(α)=y/15000 (3)
式(1)(2)(3)から角度θと移動量yの関数として波長λが求められる。
λ=2sin{46.95°−arctan(y/15000)}/g (4)
例えばy=80μmのときの波長λは、408nmである。したがって、移動距離yを0から80μm変化させることによって、406nmから408nmまで波長を変化させることができる。
ピエゾレッグスモータ20の1ステップは、最小で2nmである。図10の例では、(8×10-6)°ステップで角度θを変化させることができる。実際には、例えばホログラム装置に要求される波長のステップは100pm程度であり、そのための角度変化が0.015°であるので、0.015°より小なるステップで角度θを変化させることが必要とされる。例えば1ステップが250nmとされ、0.001°ステップで角度θを変えることが可能とされる。移動量yは、ピエゾレッグスモータ20のステップ量で制御することができる。また、ピエゾレッグスモータ20のドライブロッド23の変位を歪みゲージで測定するようにしても良い。
上述したように、2nmの波長変化を生じさせる移動距離yが80μmであり、例えば6nmの波長変化を実現するためには、240μm(=0.24mm)の移動距離yが必要である。ピエゾレッグスモータ20の場合、ドライブロッド23が本体から抜ける直前まで駆動することが可能である。実際には、10mm以上の移動距離yが可能である。
図11を参照して2分割ディテクタ33による波長モニタの結果に基づいてピエゾレッグスモータ20を制御する動作について説明する。ステップS1において、シャッターが閉められる。シャッターは、波長調整中のレーザ光を外部に出射しないためのもので、半透過ミラー32で反射された光の出射を制御する。
ステップS2において、2分割ディテクタ33の出力信号から和信号でノーマライズされた差信号が演算される。ステップS3において、予め用意されているテーブルを参照して、差信号から波長が検出される。ステップS4において、検出された波長が指定波長と等しいか否かが判定される。
ステップS4の判定の結果が検出波長が指定波長に等しくないものであると、ステップS5において、指定波長に近づく方向にピエゾレッグスモータ20が駆動される。この場合、指定波長と検出波長の差の量に応じた駆動ステップ数が設定される。そして、処理がステップS2(差信号の演算)に戻る。
ステップS4の判定の結果が検出波長が指定波長に等しい場合には、ステップS6において、ピエゾレッグスモータ20の駆動が停止される。そして、ステップS7において、シャッターが開けられる。シャッターを介して外部に出射されたレーザ光がアプリケーション例えばホログラム装置で使用される。
なお、ピエゾレッグスモータ20は、その駆動電源をオフとしてもドライブロッド23の位置が変わらない。したがって、電源をオフした後にオンすると、電源をオフする以前の波長で発光することになる。このため、以前の波長と同じ波長を使用する場合には、オン後に、図11に示すような制御を行わないでも、直ちに使用することができる。但し、図11に示すように、シャッターを閉じた状態で波長を調整する処理を常に行うことによって、ソフトウェアプログラムを簡素化することができる。
以下、ピエゾレッグスモータ20を駆動源として使用するチューナブルレーザ装置の他の実施形態について説明する。但し、以下の説明に使用する図では、簡単のために、半透過ミラー32を透過した光が入射される2分割ディテクタ33については省略されている。
図12は、この発明の第2の実施形態を示す。図8の構成と同様に、ミラーホルダー34から突出されたロッド36の先端に球37が固定されている。球37がリングヒンジ39と嵌合されている。リングヒンジ39がピエゾレッグスモータ20のドライブロッド23と固定されている。ピエゾレッグスモータ20が駆動されることによってドライブロッド23が矢印で示すように変位する。ドライブロッド23の変位がリングヒンジ39および球37を介してミラーホルダー34を回転させ、グレーティング3および半透過ミラー32を回転させる。その結果、出射されるレーザ光の波長が変化される。
リングヒンジ39は、図12Bに示されるように、球37の上下に隙間が生じる長孔状の開口を有している。隙間を設けることによって、上下方向の機械的位置調整が完全でもなくても、球37とリングヒンジ39とが噛み合うことを防止でき、ミラーホルダー34をスムーズに回転させることができる。
図13は、この発明の第3の実施形態を示す。ミラーホルダー34から突出されたロッド36の先端に球37が固定されている。球37がリングヒンジ40と嵌合されている。リングヒンジ40がピエゾレッグスモータ20のドライブロッド23と固定されている。リングヒンジ40は、図13Bに示されるように、球37の上下に隙間が生じる角形状の開口を有している。隙間を設けることによって、上下方向の機械的位置調整が完全でもなくても、球37とリングヒンジ40とが噛み合うことを防止でき、ミラーホルダー34をスムーズに回転させることができる。
図14は、この発明の第4の実施形態を示す。ミラーホルダー34から突出されたロッド36の先端に球37が固定されている。球37がコ字形ヒンジ41と嵌合されている。コ字形ヒンジ41は、開口から球37が挿入され、両側と背面からコ字形ヒンジ41が球37を挟み込む構成とされる。
次に、図15を参照してこの発明の第5の実施形態について説明する。ミラーホルダー34から突出されたロッド36の先端に球37が固定されている。球37がマグネットジョイントの円柱部42の受け部に配置される。
図16に拡大して示すように、円柱部42には、内部にマグネットとヨークとが埋め込まれており、例えば鋼の球37を磁力のみで吸着する構成とされている。球37に対してネジ43が設けられており、ネジ43がロッド36と球37とを連結するために使用される。磁気力で吸着される構造のために、ガタなくミラーホルダー34を回転させることができる。
図17は、この発明の第6の実施形態を示す。ミラーホルダー34に対してマグネット44が設けられている。マグネット44と磁力で結合する他のマグネット45がドライブロッド23に取り付けられている。マグネット44の吸着面が円筒面の一部を形成する。磁力による吸着を利用しているので、ガタなくミラーホルダー34を回転させることができる。
図18は、この発明の第7の実施形態を示す。ミラーホルダー34がバネ46によって一方向(図18に向かってみて下方向)に押される。ピエゾレッグスモータ20のドライブロッド23の先端がミラーホルダー34に設けられた半球状の接触部47と接触される。ドライブロッド23がスライドすることによって、ミラーホルダー34が回転する。
図19は、この発明の第8の実施形態を示す。第8の実施形態では、ピエゾレッグスモータに代えてピエゾアクチュエータ51を使用する。ピエゾアクチュエータ51は、箱状のもので、内部に圧電素子が配され、ケーブル52aおよび52bを介して駆動電圧を供給することによって、圧電素子が伸縮し、伸縮によって可動板53が矢印で示すように変位する。
可動板53の一部にコ字状の凹部が設けられ、凹部の中にミラーホルダー34から突出されたロッド36の先端に固定された球37が嵌合されている。したがって、ピエゾアクチュエータ51を駆動することによってグレーティング3および半透過ミラー32を回転させることができる。
ピエゾアクチュエータ51は、ピエゾレッグスモータ20と比較して圧電素子の伸びる量が数十μmと小さいために、波長の変化範囲が±1nm程度と狭くなる。しかしながら、波長の変化範囲が狭くても良い用途には、第7の実施形態を使用することができる。
ピエゾアクチュエータ51を使用する場合には、図11に示すフローチャートで示される制御方法を適用できる。また、変位量を歪みゲージで測定する機構が組み込まれている場合では、2分割ディテクタが不要となり、また、レーザ光を発光させない状態でも波長を検出することができる。したがって、半導体レーザのオン、オフによって、シャッターと同様の機能を実現でき、シャッターを設けないでも良い。
この発明は、上述したこの発明の実施形態に限定されるものでは無く、この発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。例えばこの発明は、波長検出用にグレーティングを設け、波長によって1次光の回折角が変化することを検出することによって波長を検出しても良い。この場合は、半透過ミラーに代えてミラーが使用される。また、この発明は、ホログラム装置以外のレーザ光源として使用することができる。
リットロー型レーザの構成を示す略線図ある。 外部共振器型半導体レーザから射出されるレーザ光のスペクトラムを示す図である。 チューナブルレーザの波長変化の一例を示すグラフである。 合わせ鏡の構成のリットロー型レーザの構成を示す略線図ある。 合わせ鏡の構成のリットロー型レーザの構成に関してレーザ出射光の方向が変化しないことを説明するための略線図である。 ピエゾレッグスモータの動作原理を説明するための略線図である。 ピエゾレッグスモータの一例の正面図、平面図,側面図および斜視図である。 この発明の第1の実施形態の平面図および側面図である。 グレーティングの傾きによる波長変化を説明するための略線図である。 この発明の第1の実施形態におけるグレーティングの傾きによる波長変化を説明するための平面図である。 この発明の第1の実施形態における波長制御の動作を示すフローチャートである。 この発明の第2の実施形態の平面図および側面図である。 この発明の第3の実施形態の平面図および側面図である。 この発明の第4の実施形態の平面図および側面図である。 この発明の第5の実施形態の平面図である。 この発明の第5の実施形態に使用したマグネットジョントの一例の平面図である。 この発明の第6の実施形態の平面図および側面図である。 この発明の第7の実施形態の平面図および側面図である。 この発明の第8の実施形態の平面図である。
符号の説明
1・・・レーザダイオード
2・・・コリメーターレンズ
3・・・グレーティング
8・・・ミラー
20・・・ピエゾレッグスモータ
23・・・ドライブロッド
32・・・半透過ミラー
33・・・2分割ディテクタ
34・・・ミラーホルダー
37・・・球
38・・・リングヒンジ
51・・・ピエゾアクチュエータ

Claims (7)

  1. 半導体レーザからのレーザ光を受光し、所定の波長の1次回折光を上記半導体レーザに向けて出射し、0次光を反射する回折格子と、
    上記回折格子によって反射された0次光を反射する反射手段と、
    上記回折格子と上記反射手段の開き角を一定に維持した状態で、上記回折格子および上記反射手段を保持すると共に、
    上記回折格子の表面の延長線と上記反射手段の表面の延長線との交点を支点として、回転自在に構成された保持手段と、
    ピエゾ圧電効果による圧電素子の伸びまたは縮みにより生じた直線運動によって上記保持手段を回転させるリニア駆動手段とを備えたレーザ装置。
  2. 請求項1において、
    上記リニア駆動手段は、上記半導体レーザからのレーザ光の入射角を0.015°より小なるステップで変化させるように、上記保持手段を回転させるレーザ装置。
  3. 請求項1において、
    上記回折格子の傾きに対応するレーザ光の波長を検出する検出手段を備え、
    検出された波長が指定波長となるように、上記リニア駆動手段を制御するレーザ装置。
  4. 請求項3において、
    上記検出手段は、
    上記反射手段を透過した光が入射される2分割ディテクタであるレーザ装置。
  5. 請求項3において、
    上記検出手段は、
    上記リニア駆動手段の変位を検出するセンサーであるレーザ装置。
  6. 請求項1において、
    上記保持手段から突出して設けられた球体と、上記リニア駆動手段の直線運動を行う移動体に設けられた受け部とが嵌合する連結部を有するレーザ装置。
  7. 半導体レーザからのレーザ光を受光し、所定の波長の1次回折光を上記半導体レーザに向けて出射し、0次光を反射する回折格子と、上記回折格子によって反射された0次光を反射する反射手段と、上記回折格子と上記反射手段の開き角を一定に維持した状態で、上記回折格子および上記反射手段を保持すると共に、上記回折格子の表面の延長線と上記反射手段の表面の延長線との交点を支点として、回転自在に構成された保持手段と、ピエゾ圧電効果による圧電素子の伸びまたは縮みにより生じた直線運動によって上記保持手段を回転させるリニア駆動手段と、上記回折格子の傾きに対応するレーザ光の波長を検出する検出手段を備えるレーザ装置であって、上記回折格子の角度を変化させる駆動方法において、
    上記検出手段により検出された上記波長が指定した波長に一致するか否かを判定する判定ステップと、
    上記判定ステップで検出された上記波長が指定した波長に一致すると判定された場合に、上記リニア駆動手段を停止させるステップと、
    上記判定ステップで検出された上記波長が指定した波長に一致しないと判定された場合に、検出された上記波長が上記指定波長に近づくように、上記リニア駆動手段を駆動するステップとからなる駆動方法。
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