JP4747668B2 - レーザ装置、レーザ波長検出方法およびホログラム装置 - Google Patents

レーザ装置、レーザ波長検出方法およびホログラム装置 Download PDF

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Description

この発明は、レーザ装置、レーザ波長検出方法およびホログラム装置に関する。
近年、レーザ装置は、小型かつ低消費電力である等の理由から、情報機器に多く使われるようになってきた。例えば、ホログラフィックデータストレージ(HDS:Holographic Data Storage)については、1本のレーザ光をビームスプリッタで2本に分けた後に記録メディア上で再びあわせ、その干渉によってデータを記憶する。
このような、ホログラム記録再生用の光源としては、シングルモードのレーザ光源を使用する。例えば、ガスレーザ、SHGレーザを用いる。また、レーザダイオード(LD)を使用した外部共振器型半導体レーザも用いることができる。
通常のレーザダイオードは、マルチモードであるためコヒーレンシーの点で不十分である。そこで、レーザダイオードを用いて、外部共振器型半導体レーザを構成すれば、シングルモード化でき、コヒーレンシーの良好なホログラム記録再生用の光源が実現できる。このような、外部共振器型半導体レーザを含むレーザ装置の代表的な構成が下記の非特許文献1に記載されている。
L. Ricci, et al. :"A compact grating-stabilized diode laser system for atomic physics",Optics Communications, 117 1995 , pp541-549
図1は、レーザ光源を用いたホログラムの記録再生の光学系を示す。レーザ光源1より出射されたレーザ光2は、シャッター3によりオンオフされ、次のビームエキスパンダ4でビーム径が拡大され、拡大されたレーザ光5となり、ビームスプリッター6に入射する。そして、レーザ光5はビームスプリッター6で2方向に分けられる。
分けられた2方向のレーザ光のうち、直進したレーザ光は、参照光7としてミラー8で反射され、レンズ14で絞られて、記録メディア13に照射される。
他の一方向に進行するレーザ光は、液晶等で構成される空間変調器9で変調されて、信号光10となる。
信号光10は、ミラー11で反射され、記録用レンズ12で絞られて記録メディア13上の参照光7が記録メディア13上に入射される場所と同じ場所に照射されて、記録メディア13にホログラムパターンとして記録される。
ホログラムの記録にあたっては、レーザ光源1は、常に一定のパワーのレーザ光2を出力しており、記録用光路の途中にあるシャッター3を記録に最適な時間だけ開閉して記録する。
図2は、レーザダイオードを用いたリットロー(Littrow)型と呼ばれる外部共振器型半導体レーザを示す。レーザダイオード15より出射されたレーザ光は、コリメータレンズ16で平行光とされて、反射型回折格子(以下、グレーティングと称する)17に入射し、反射される際に0次光と1次光に分離される。1次光の回折角は、波長によって変化する。
グレーティング17の角度に応じて特定の波長の1次光が矢印18に示すように再びコリメータレンズ16を通り、レーザダイオード15に逆注入される。この結果、レーザダイオード15が注入された1次回折光に共振してシングルモードの光を出射するようになり、その光の波長は、グレーティング17から戻ってきた光の波長と同じになる。すなわち、戻ったレーザ光によりグレーティング17とレーザダイオード15の間で共振器が形成され、グレーティング17の格子形状と、グレーティング17とレーザダイオード15との距離で定まる波長で、レーザダイオードが発振する。0次光は、通常のミラーと同じように反射してホログラム記録再生用に使用される。
図3は、図2に示す外部共振型半導体レーザを含むリットロー型のレーザ装置の構成のより具体的構成の平面図である。レーザ装置では、レーザダイオード51から出射された縦多モードのレーザ光がレンズ52によって平行に集められ、グレーティング53に入射される。グレーティング53は、入射した光の1次回折光を出力する。グレーティング53の配置角度に応じた特定の波長の1次回折光が、レンズ52を介してレーザダイオード51に逆注入される。この結果、レーザダイオード51が、注入された1次回折光に共振してシングルモードの光(矢印Fによって表された0次光)を出射するようになり、その光の波長は、グレーティング53から戻ってきた光の波長と同じになる。
グレーティング53は、支持部54に保持されている。支持部54には、溝56が設けられており、支持部54に設けられたネジ55を回転させることにより、溝56の間隔が部分的に広がり、あるいは狭まり、それによってグレーティング53の水平方向の配置角度が僅かに変化する。グレーティング53の角度変化によってレーザ波長を変化させることができる。
同様の機構が、グレーティング53の垂直方向の角度を調整するために設けられている。グレーティング53を保持する支持部54は、支持部57に保持されている。支持部57には、溝(図示しない)が設けられており、支持部57に設けられたネジ58を回転させることにより、溝の間隔が部分的に広がり、あるいは狭まり、それによってグレーティング53の垂直方向の配置角度が僅かに変化する。
ここで、レーザダイオード51として例えば青色レーザダイオードが使用される。また、上述したように構成された外部共振型のレーザ装置は、単一モードのシングル性のレーザ光が要求されるホログラフィメモリ用ライタ等の用途にも利用可能である。
次に、図4のグラフを参照して、図2および図3で説明したような外部共振器型のレーザ装置から出力されるレーザ光のレーザパワーと波長の関係を説明する。図4に示すグラフの横軸はレーザパワーを示し、単位はmWである。一方、グラフの縦軸は波長を表しており、単位はnmである。図4から分かるように、レーザ光のレーザパワーの増加に伴って、レーザ光の波長は、概ね、のこぎり波状の変化を示す。
外部共振器型のレーザ装置では、レーザパワーの増加に伴って射出されたレーザ光の波長が徐々に大きくなる外部共振器モードホップの領域と、レーザパワーが増加した場合に、射出されたレーザ光の波長が急激に小さくなる、半導体レーザ内のレーザチップによるモードホップの領域が存在する。レーザ光の波長は、レーザパワーの増加に伴い、ある程度離散的に推移する。
また、例えば、レーザパワーが30mW付近では単一の波長のレーザ光が射出されて完全なシングルモードとなっているが、レーザパワーが32mW付近では、3つのモード(3モード)の光が発生している。さらに、半導体レーザ内のレーザチップによるモードホップの領域にあたる、レーザパワーが35mWの付近においては、波長409.75nm付近で3モードの光が発生し、さらに波長409.715nm付近で3モードの光が発生し、全体として6モードの光が射出されている。
図5は、いくつかのレーザ光のスペクトラムを表している。上述したように、レーザ光の波長が徐々に大きくなる外部共振器モードホップの領域では、図5A、図5B、図5Cに示すようなスペクトラムとなる。一方、例えば、レーザパワーが35mW付近の半導体レーザ内のレーザチップによるモードホップの領域では、図5Dに示すようなスペクトラムとなる。
これらのレーザ光をホログラフィックデータストレージに用いる場合、レーザパワーが32mW付近で生じるような(すなわち、図5Aに示すような)3モードの光や、2モードの光(すなわち、図5Bに示すような光)は、完全なシングルモードの光(図5Cに示すスペクトラムの光)と同等の記録再生特性を示すので、シングルモードの光と同様に使用することができる。ここでは、例えば、レーザパワーが30mW付近で発生するような完全なシングルモードと、例えば、レーザパワーが32mW付近で生じるような3モードや2モードを総称して使用可能モードと呼ぶことにする。
一方、例えば、図5Dに示すような、レーザパワーが35mW付近で生じるような6モード状態は、2つの3モードの組が、互いに約40pm程度離れているために、良好なホログラム記録を実現することができない。ここでは、このようなモードを使用不可モードと呼ぶことにする。
使用可能モードのレーザ光が得られる領域は、上述の、外部共振器モードホップの領域にほぼ対応し、使用不可モードのレーザ光が得られる領域は、上述の、半導体レーザ内のレーザチップによるモードホップの領域にほぼ対応する。図4のグラフから分かるように、一般的には、使用可能モードのレーザ光が得られる領域の方が、使用不可モードのレーザ光が得られる領域よりはるかに広いので、使用不可モードのレーザ光を効果的に排除できれば、ホログラフィックデータストレージに外部共振器型半導体レーザを用いることは十分可能である。
図6は、図4のグラフをのこぎり波で表した図である。上述したように、外部共振器型半導体レーザは、B領域とD領域のレーザパワーでは、レーザ光の発振スペクトラムが乱れる。このような発振スペクトラムの乱れるレーザ光を使用して、ホログラムの記録再生を行うとホログラムの記録再生特性が悪化する。
また、周囲の温度が変化すると図4および図6に示すグラフが示す特性も乱れ、発振スペクトラムの乱れる領域となるレーザパワーの位置が変化する。したがって、外部共振器型半導体レーザ内の温度を、ほぼ一定に保ち、発振スペクトラムの乱れる領域が変動しないようにして、その領域を回避するようにレーザパワーをコントロールする必要がある。さらに、グレーティングの角度を変えることによって中心波長例えば407nm付近に対して波長を±3nm程度変える構成とした場合には、所望の波長に制御するために、波長を変えた際に実際の波長の値を把握することが重要であり、少なくとも数十pmの精度で波長を検出する必要がある。
したがって、半導体レーザを含む外部共振器型半導体レーザを用いてホログラムの記録再生を行う際に、レーザ光の発振波長を判定し、この波長判定結果に対応して、レーザ光の波長を所望のものに制御することが望ましい。本願発明者は、先に、波長に応じてビームの位置が動くことを2分割ディテクタまたはポジションセンサーのような検出素子で検出し、検出結果からレーザパワーを制御するレーザ装置を提案している。
ビーム位置の変化を検出素子例えば2分割ディテクタによって検出するためには、位置変化によって二つのフォトディテクタの受光量に差が生じることが必要である。しかしながら、半導体レーザから出射されたレーザビームは、その断面が楕円形状となるために、波長検出を精度良く行うことができない問題があった。例えば長軸と短軸の比が(2.7:1)程度の楕円形状を有する。実測した結果では、長軸が4mm程度のサイズであった。
図7において、参照符号21がディテクタ例えばフォトディテクタ21aおよび21bがレーザビームLBの波長変化に伴う移動方向に順に配された2分割ディテクタを示す。フォトディテクタ21aおよび21bのそれぞれから得られる検出信号の差からビーム位置が検出される。しかしながら、レーザビームLBのスポットが楕円形状となり、その長軸の方向と光スポットの移動方向とが一致するために、レーザビームLBの位置が変化しても、差信号が殆ど変化せず、位置変化を正しく検出することができない問題があった。さらに、レーザビームがディテクタ21に到達するまでの経路で、望ましくない多重反射が生じ、ビーム内の強度ムラが発生することも、高精度の波長検出を阻害していた。
したがって、この発明の目的は、かかる問題点を解決し、レーザビームの波長の変化を光スポットの位置の変化として正しく検出することを可能としたレーザ装置、レーザ波長検出方法およびホログラム装置を提供することにある。
上述した課題を解決するために、この発明の第1の態様は、半導体レーザを含む外部共振器型半導体レーザの構成のレーザ装置であって、
外部共振器型半導体レーザからの出射光が入射される回折格子と、
回折格子によって回折された1次光の光スポットの位置変化を検出する検出素子と、
回折された1次光の楕円形状の長軸側を縮小するアナモフィックプリズムとを備え、
検出素子に対する光スポットの位置変化から外部共振器型半導体レーザからの出射光の波長を判定するようにしたレーザ装置である。
この発明の第2の態様は、ホログラム記録媒体に対して波長多重によってデータを記録または再生するホログラム装置において、
半導体レーザを含む外部共振器型半導体レーザを光源として備え、
外部共振器型半導体レーザからの出射光が入射される回折格子と、
回折格子によって回折された1次光の光スポットの位置変化を検出する検出素子と、
回折された1次光の楕円形状の長軸側を縮小するアナモフィックプリズムとを備え、
検出素子に対する光スポットの位置変化から外部共振器型半導体レーザからの出射光の波長を判定するようにしたホログラム装置である。
この発明の第3の態様は、半導体レーザを含む外部共振器型半導体レーザのレーザ波長検出方法であって、
外部共振器型半導体レーザからの出射光を回折格子に入射させ、
回折格子に回折された1次光を光スポットの位置変化を検出素子によって検出し、
アナモフィックプリズムによって、回折された1次光の楕円形状の長軸側を縮小し、
検出素子に対するスポットの位置変化から外部共振器型半導体レーザからの出射光の波長を判定するレーザ波長検出方法である。
この発明の第4の態様は、マルチモードのレーザ光を発生するレーザ光源と、
レーザ光源からのレーザ光の内で、0次光をレーザ光源以外の所定の方向に反射し、1次光をレーザ光源側に反射する回折格子と、
回折格子で反射された0次光を所定の方向に反射させると共に、回折格子で反射された0次光の一部を透過させる半透過ミラーと、
半透過ミラーの透過光の光スポットの位置変化を検出する検出素子と、
回折された0次光の楕円形状の長軸側を縮小するアナモフィックプリズムとを備え、
検出素子に対する光スポットの位置変化から回折格子で反射された0次光の波長を判定するようにしたレーザ装置である。
この発明の第5の態様は、ホログラム記録媒体に対して波長多重によってデータを記録または再生するホログラム装置において、
マルチモードのレーザ光を発生するレーザ光源と、
レーザ光源からのレーザ光の内で、0次光をレーザ光源以外の所定の方向に反射し、1次光をレーザ光源側に反射する回折格子と、
回折格子で反射された0次光を所定の方向に反射させると共に、回折格子で反射された0次光の一部を透過させる半透過ミラーと、
半透過ミラーの透過光の光スポットの位置変化を検出する検出素子と、
回折された0次光の楕円形状の長軸側を縮小するアナモフィックプリズムとを備え、
検出素子に対する光スポットの位置変化から回折格子で反射された0次光の波長を判定するようにしたレーザ装置を光源として有するホログラム装置である。
この発明の第6の態様は、マルチモードのレーザ光を発生し、
回折格子によって、レーザ光の内で、0次光を光源以外の所定の方向に反射し、1次光を光源側に反射し、
半透過ミラーによって、回折格子で反射された0次光を所定の方向に反射させると共に、回折格子で反射された0次光の一部を透過させ、
検出素子によって、半透過ミラーの透過光の光スポットの位置変化を検出し、
アナモフィックプリズムによって、回折された0次光の楕円形状の長軸側を縮小し、
検出素子に対する光スポットの位置変化から回折格子で反射された0次光の波長を判定するようにしたレーザ波長検出方法である。
この発明によれば、レーザ波長を検出するための検出素子に対して入射されるレーザ光を、楕円形状の長軸側を縮小して小さな径に絞ることができ、検出素子による波長検出の精度を高くすることができる。その結果、高精度に波長を所望の値に制御することができる。
この発明の一実施形態は、中心波長を数nmの範囲に広範囲に変化させる場合に、所望の波長に制御するために、波長を変えた際に実際の波長の値をモニタすることを可能としたものである。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。まず、この発明の一実施形態に係る外部共振器型半導体レーザの発振波長を判定する構成を図8を参照して説明する。
図8Aは、発振波長の検出のための構成例を示す。グレーティングの傾きを変化させることによって出力レーザ光の波長を調整できるチューナブルな外部共振型半導体レーザ19から出射されたレーザ光は、グレーティング(反射型回折格子)20に対して例えば45°の入射角で入射する。外部共振型半導体レーザ19は、図2および図3を参照して説明した構成を有するものであり、グレーティング20は、波長検出のために設けられている。
グレーティング20で反射回折されることによって、レーザ光が0次光L0と1次光L1に分離される。1次光L1の回折角θは、回折格子20に入射するレーザ光の波長に依存する。したがって、レーザ19で発生したレーザ光の波長が変化すると、1次光L1は矢印22で示すように、2分割ディテクタ21の二つのディテクタの配置方向に動く。すなわち、レーザ光の波長は、2分割ディテクタ21上の1次光の光スポットの位置を検出することにより判定できる。
レーザ19から2分割ディテクタ21に対して入射されるレーザビームは、光スポットの変化の方向22を長軸とする楕円形となる。この発明の一実施形態では、図8Bに示すように、グレーティング20で反射された1次光L1をアナモフィック(anamorphic)プ
リズム23を介して2分割ディテクタ21に照射するようになされる。
図9は、アナモフィックプリズム23の一例を概略的に示す。アナモフィックプリズム23は、二つの同一形状のプリズム24aおよび24bから構成されている。入射ビームサイズD1が縮小された出射ビームサイズD2が得られる。所定の波長例えば405nmの半導体レーザの楕円形状のビームの長軸方向をアナモフィックプリズム23によって縮小することによって、ビームスポットの径を縮小することができる。
例えば半導体レーザを出射レーザビームの楕円形状の長軸と短軸の比が(2.7:1)であり、長軸の長さが4mmである場合、短軸の長さが1.48mmとなる。長軸方向を1/2.7に縮小すれば、直径が1.48mmの真円形状のレーザビームを2分割ディテクタ21の受光面に入射することができる。短軸方向を拡大することによっても光スポットを真円形状とすることができるが、その場合では、スポット径が長軸のサイズ(この例では、4mm)となる。スポット径が大きくなることは、強度ムラの発生を招き、ノイズを増大させる。好ましくは、光スポットの直径が2mm以下であることが望ましい。なお、スポットの形状を円とすることが重要ではなく、例えば長軸を縮小した結果、元々長軸であったものが短軸となる楕円形状としても良い。勿論、縮小が過度になると、ビームが僅かでも動くと、2分割ディテクタの一方のディテクタしか照射しなくなる問題が生じる。この発明の一実施形態によれば、数pmの精度で波長測定を行うことが可能となった。
なお、この発明においては、アナモフィックプリズムの代わりに他の光学素子を使用しても良い。円筒レンズ、凸レンズ等を使用して1次回折光の長軸方向を縮小するようにしても良い。
図8Cに示すように、アナモフィックプリズム23を介して楕円形状の長軸が縮小された1次光L1による光スポットLBが2分割ディテクタ21の受光面上に照射される。光スポット24の位置は、波長の変化に伴い回折角が変化するので、矢印で示す方向に変化する。
光スポットの位置検出は、2分割ディテクタ21の各ディテクタ21aおよび21bのそれぞれからの光電流A、Bを演算式(位置(波長)=(A−B)/(A+B))により求めることができる。光電流の和(A+B)によってノーマライズされた差信号の値からディテクタ上の光スポットの位置を検出できる。検出結果から、例えば、予め作成しておいた検出結果と波長の対応関係を表すテーブルを利用して、レーザ光の波長を判定できる。
図10は、グレーティング20の角度を変化させて出力レーザ波長を変化させた場合の上述した検出方式による演算出力(A−B)/(A+B)の変化を概略的に示す。例えば変化範囲の中心の基準波長例えば403.5nmのレーザ光を発生させる場合に、演算出力が0となるように設定され、基準波長λ0に対する波長のずれに対応して演算出力が正または負に変化するように設定される。
演算出力がレーザ光の波長に対応した値となるので、演算出力の値をモニタすることによって、波長のずれを検出することができる。検出結果に基づいてグレーティングの角度を制御することによって所望の波長のレーザ光を出力することができる。
なお、この発明の一実施形態は、グレーティング20の角度を変化させた場合の波長の変化に比して極めて小さな波長の変化である、半導体レーザのモードホップによる波長の変化の検出に対しても適用可能である。その場合には、レーザパワーを制御することによって、発振スペクトラムの乱れるレーザ光が発生することを防止できる。
検出素子としては、2分割ディテクタ21に限らず、図11に示す1次元PSD(Position Sensitive Detector)25を使用することができる。PSD25は、高抵抗半導体基
板の片面または両面に均一な抵抗層が形成され、抵抗層の両端に信号取り出し用の一対の電極が設けられた構成を有している。受光面が抵抗層と同時にPN接合も形成し、光起電力効果によって光電流が生成される。受光面上の光スポットLBの位置に応じて両端の電極から光電流A、Bが発生する。受光面の中央位置に光スポットが位置する場合には、光電流AおよびBが等しい値となる。
したがって、受光面の光スポットLBの位置は、波長の変化に伴って矢印方向に移動する。この位置変化は、PSD25からの光電流A、Bを以下の演算式:位置(波長)=(A−B)/(A+B)により検出でき、レーザ光の波長を判定することができる。
上述した一実施形態では、アナモフィックプリズムによってビーム形状の長軸側を縮小している。但し、アナモフィックプリズムを使用しないでもレーザ波長を正確に検出することが可能である。すなわち、図12に示すように、2分割ディテクタ21の各ディテクタ21aおよび21bの配列方向がレーザビームのスポットLBの短軸方向と一致すれば、短軸の長さが2m以下であるので、ビームの位置変化に応じた差信号を得ることができる。
このように、ビームスポットLBを90°回転させるために、図13Aおよび図13Bに示すように、レーザ19の出射光をλ/2板31を介してグレーティング20に入射させる。図13Aは、図8Aと同様の構成を示し、図13Bは、この構成を上から見た図である。
図13Bに示すように、グレーティング20に対する入射光、0次光L0、1次光L1が重なって見える。但し、2分割ディテクタ21に対して入射されるのは、1次光L1のみである。λ/2板31によってレーザビームの偏光状態が90°回転され、p偏光がs偏光とされてグレーティング20に入射される。図13Aに示すように、グレーティング20の溝が並ぶ方向と、2分割ディテクタ21のディテクタ21aおよび21bの配列方向とが一致するようになされる。
次に、図14を参照して、この発明を適用できる外部共振器型半導体レーザの発振波長を判定する構成について説明する。図14の構成では、波長検出用にグレーティングを設ける一実施形態と異なり、チューナブルレーザ装置の内部で波長検出を行うものである。
図14に示すように、レーザ40は、レーザダイオード41、コリメートレンズ42、グレーティング43、半透過ミラー44および2分割ディテクタ45を備えている。レーザダイオード41は、マルチモードのレーザ光を発光する。コリメートレンズ42は、レーザ光を平行光とする。なお、本明細書において、半透過ミラーの「半」の用語は、透過率50%を意味するものではなく、透過率が10%以下例えば5%のような少量の透過光を生じさせるミラーを意味する。
グレーティング43は、波長毎に異なる方向へ1次光を発生し、その内の特定の波長例えば410nmに対応した1次光がレーザダイオード41に戻るように、グレーティング43の角度が設定されている。その結果、レーザダイオード41内でその波長成分だけが大きくなり、シングルモードとなる。レーザダイオード41により発光されるレーザ光の大半は、1次光ではなく、0次光である。したがって、リットロー型と呼ばれる外部共振器型半導体レーザでは、グレーティング43の角度を変えることで発振波長を可変することができる。
図15は、波長とグレーティング43で反射された光の出射角の関係を示す特性の一例である。
半透過ミラー44は、グレーティング43で反射された0次光を所定の方向に反射するが、完全に光を反射せずに、一部の0次光を透過させる。2分割ディテクタ45が半透過ミラー44を透過した光が当たる位置に配置されている。
グレーティング43と半透過ミラー44とは、グレーティング43の反射面と半透過ミラー44の反射面とが所定の角度をなすように配置され、これらの反射面の延長線の交点を回転支点46となるように配置されている。このように、回転支点46を設定すると、グレーティング43および半透過ミラー44の角度を保持したまま、これらを回転させても、半透過ミラー44によって反射され、外部に出射されるレーザ光の方向が変わらないようにすることができる。
グレーティング43の角度によってグレーティング43で反射されて半透過ミラー44に対して入射されるレーザ光の方向も変化する。その結果、グレーティング43の角度を変えると、2分割ディテクタ45に対する光の入射位置が矢印で示すように変化する。この変化を検出することによって、レーザ光の波長を検出することができる。
すなわち、一実施形態と同様に、2分割ディテクタ45の二つのディテクタからの光電流AおよびBを以下の式にしたがって演算することによって位置を検出することができる。また、2分割ディテクタ45の代わりにPSDを使用しても良い。
位置(波長)=(A−B)/(A+B)
光量=A+B
図16は、図14に示す構成のより具体的な構成を示す。グレーティング43および半透過ミラー44が保持部材48により保持され、グレーティング43および半透過ミラー44のそれぞれの反射面が常に所定の角度に保持される。保持部材48が支点46を中心として回転可能とされる。保持部材48の他の側のレバー48aが板バネ49による弾性が付与されると共に、ネジ50の回転によって弾性の方向に沿って変位可能とされている。したがって、ネジ50を回転させることによって、保持部材48を回転させることができ、レーザの波長を変化させることができる。
図17は、上述したレーザに対してこの発明を適用したさらに他の実施形態を示す。半透過ミラー44の透過光の光路中にアナモフィックプリズム47が挿入される。上述したように、アナモフィックプリズム47によって、透過光のスポットが楕円の長軸側が縮小される。その結果、2分割ディテクタ45における検出を正確に行うことが可能となる。アナモフィックプリズム47に代えて、円筒凸レンズ、凸レンズ等の光学素子を使用しても良い。
この発明は、上述したこの発明の実施形態に限定されるものでは無く、この発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。例えばこの発明のレーザ装置をホログラムの記録再生以外の用途に利用することも可能である。
ホログラム記録再生の光学系の一例を示す略線図である。 リットロー型レーザの構成を示す略線図ある。 リットロー型レーザの構成の具体的構成例を示す略線図ある。 外部共振器型半導体レーザから射出されるレーザ光の波長とレーザパワーの変化との関係を示すグラフである。 外部共振器型半導体レーザから射出されるレーザ光のモードのパターンを示す略線図である。 レーザ光の波長とレーザパワーの変化との関係をのこぎり波状に示すグラフである。 2分割フォトディテクタの受光面上に形成されるビームスポットを示す略線図である。 この発明の一実施形態の説明に用いる略線図である。 この発明の一実施形態に使用したアナモフィックプリズムを説明するための略線図である。 この発明によるレーザ波長の制御方法を説明するための略線図である。 この発明に使用できる1次元PSDを示す略線図である。 この発明の他の実施形態の説明に用いるビームスポットと検出素子の関係を示す略線図である。 この発明の他の実施形態の説明に用いる略線図である。 この発明を適用できる外部共振器型半導体レーザの他の例を示す略線図である。 波長とグレーティングで反射された光の出射角の関係を示す特性の一例である。 図14に示す構成のより具体的な構成を示す。 この発明のさらに他の実施形態を示す略線図である。
符号の説明
1・・・レーザ光源
2・・・レーザ光
9・・・空間変調器
10・・・信号光
15・・・レーザダイオード
16・・・コリメーターレンズ
17・・・グレーティング
19・・・レーザ
20・・・グレーティング(回折格子)
21・・・ディテクタ
26・・・ビームスプリッター
27・・・フォトディテクタ

Claims (8)

  1. 半導体レーザを含む外部共振器型半導体レーザの構成のレーザ装置であって、
    上記外部共振器型半導体レーザからの出射光が入射される回折格子と、
    上記回折格子によって回折された1次光の光スポットの位置変化を検出する検出素子と、
    上記回折された1次光の楕円形状の長軸側を縮小するアナモフィックプリズムとを備え、
    上記検出素子に対する上記光スポットの位置変化から上記外部共振器型半導体レーザからの出射光の波長を判定するようにしたレーザ装置。
  2. 上記判定された波長をモニタし、上記外部共振器型半導体レーザから外部に射出されるレーザ光のレーザパワーが、レーザチップによるモードホップの領域を回避するようにレーザパワーを制御して上記半導体レーザを駆動する請求項1に記載のレーザ装置。
  3. ホログラム記録媒体に対して波長多重によってデータを記録または再生するホログラム装置において、
    半導体レーザを含む外部共振器型半導体レーザを光源として備え、
    上記外部共振器型半導体レーザからの出射光が入射される回折格子と、
    上記回折格子によって回折された1次光の光スポットの位置変化を検出する検出素子と、
    上記回折された1次光の楕円形状の長軸側を縮小するアナモフィックプリズムとを備え、
    上記検出素子に対する上記光スポットの位置変化から上記外部共振器型半導体レーザからの出射光の波長を判定するようにしたホログラム装置。
  4. 半導体レーザを含む外部共振器型半導体レーザのレーザ波長検出方法であって、
    上記外部共振器型半導体レーザからの出射光を回折格子に入射させ、
    上記回折格子に回折された1次光を光スポットの位置変化を検出素子によって検出し、
    アナモフィックプリズムによって、上記回折された1次光の楕円形状の長軸側を縮小し、
    上記検出素子に対する上記スポットの位置変化から上記外部共振器型半導体レーザからの出射光の波長を判定するレーザ波長検出方法。
  5. マルチモードのレーザ光を発生するレーザ光源と、
    上記レーザ光源からのレーザ光の内で、0次光を上記レーザ光源以外の所定の方向に反射し、1次光を上記レーザ光源側に反射する回折格子と、
    上記回折格子で反射された0次光を所定の方向に反射させると共に、上記回折格子で反射された0次光の一部を透過させる半透過ミラーと、
    上記半透過ミラーの透過光の光スポットの位置変化を検出する検出素子と、
    上記回折された0次光の楕円形状の長軸側を縮小するアナモフィックプリズムとを備え、
    上記検出素子に対する上記光スポットの位置変化から上記回折格子で反射された0次光の波長を判定するようにしたレーザ装置。
  6. 上記回折格子と上記半透過ミラーのそれぞれの反射面がなす角度を一定に維持しつつ、上記回折格子と上記半透過ミラーのそれぞれの反射面の延長線が交わる箇所を支点として回転可能に構成された請求項5に記載のレーザ装置。
  7. ホログラム記録媒体に対して波長多重によってデータを記録または再生するホログラム装置において、
    マルチモードのレーザ光を発生するレーザ光源と、
    上記レーザ光源からのレーザ光の内で、0次光を上記レーザ光源以外の所定の方向に反射し、1次光を上記レーザ光源側に反射する回折格子と、
    上記回折格子で反射された0次光を所定の方向に反射させると共に、上記回折格子で反射された0次光の一部を透過させる半透過ミラーと、
    上記半透過ミラーの透過光の光スポットの位置変化を検出する検出素子と、
    上記回折された0次光の楕円形状の長軸側を縮小するアナモフィックプリズムとを備え、
    上記検出素子に対する上記光スポットの位置変化から上記回折格子で反射された0次光の波長を判定するようにしたレーザ装置を光源として有するホログラム装置。
  8. マルチモードのレーザ光を発生し、
    回折格子によって、上記レーザ光の内で、0次光を光源以外の所定の方向に反射し、1次光を上記光源側に反射し、
    半透過ミラーによって、上記回折格子で反射された0次光を所定の方向に反射させると共に、上記回折格子で反射された0次光の一部を透過させ、
    検出素子によって、上記半透過ミラーの透過光の光スポットの位置変化を検出し、
    アナモフィックプリズムによって、上記回折された0次光の楕円形状の長軸側を縮小し、
    上記検出素子に対する上記光スポットの位置変化から上記回折格子で反射された0次光の波長を判定するようにしたレーザ波長検出方法。
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