JP2006322340A - 真空ポンプにおける軸受部冷却方法及び装置 - Google Patents

真空ポンプにおける軸受部冷却方法及び装置 Download PDF

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真也 山本
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健太郎 石原
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Abstract

【課題】本発明の目的は、回転軸と軸受部に対して異なる温度上昇に見合う潤滑油の供給を行い、各ロータ温度の均一化を図ることのできる真空ポンプにおける軸受部冷却方法及び装置の提供にある。
【解決手段】相互に噛合し回転数の異なる雄雌ロータ21、31の各回転軸25、35の内部又は周辺部に油循環用通路としての油供給路46、56及び油回収路48、58を形成し、各回転軸25、35の軸端部に給油ポンプとしてのトロコイドポンプ70、80を取り付け、油貯留室61に貯留されている潤滑油62を給油ポンプにより油循環用通路にそれぞれ供給し循環させることによって、回転軸25、35、端部側軸受部42、52及び基部側軸受部43、53の冷却及び潤滑を行う。ここで、回転に伴う発熱量の高い雄ロータ21の油循環量を低い雌ロータ31よりも多くするように、給油ポンプのポンプ羽根の径又は、油循環用通路の孔径を調整する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、例えば半導体製造プロセス等において使用される真空ポンプにおける軸受部の冷却方法及び装置に関する。
半導体製造設備等に用いられる真空ポンプとして、例えば、特許文献1に記載されたスクリュー型真空ポンプが知られている。
この特許文献1のスクリュー型真空ポンプは、ハウジング3内において隣り合って相互に噛合するスクリュー状のロータ6、7を備えている。これらのロータ6、7にはそれぞれ回転軸1、2が備えられており、これらの回転軸1、2を支持する軸受部4、5がハウジング3に設けられている。回転軸1、2の下端部には冷却液18を吸い上げるためのノズル15、16が設置されており、冷却液タンク17に満たされた冷却液18に浸っている。
ノズル15、16は、遠心力による冷却液18の吸い上げ作用を行なう回転軸1、2内に設けられた管路19、20に繋がっており、回転軸1、2上部まで冷却液18が上がったところで、遠心力によって径方向へ流れを変え、回転軸1、2内の孔の内壁と管路19、20の外壁との間の空間21、22を自重によって落下し、冷却液タンク17に戻る。
このため、回転軸1、2と軸受部4、5を冷却することができ、軸受部4、5の焼付防止を図ることができるとしている。
特開平10−281089号公報(第3−4頁、図1)
しかしながら、特許文献1記載のスクリュー式真空ポンプにおいて歯数の異なるロータを用いた場合には、各ロータの間で回転数が異なり、この回転数の影響を受けて軸受部等での発熱量に差が生じ、両ロータ間で温度上昇に違いが生じてくる。その結果ロータ間で熱変形量に差異が生じてきて、各ロータの噛合歯間及び各ロータとハウジングとのクリアランス等に微妙な調整が必要となってしまう問題点がある。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたもので、本発明の目的は、回転軸と軸受部に対して異なる温度上昇に見合う潤滑油の供給を行い、各ロータ温度の均一化を図ることのできる真空ポンプにおける軸受部冷却方法及び装置の提供にある。
上記課題を達成するため、請求項1記載の発明は、ハウジング内に二つの回転軸を軸受部により軸支し、前記各回転軸と相互に噛合し歯数の異なる雄雌ロータを同軸に連結し、前記各回転軸内部又は周辺部に油循環用通路を形成し、油循環用通路中に油供給手段を設け、油貯留室に貯留されている潤滑油を、前記油供給手段により前記油循環用通路に供給し、循環させることによって前記回転軸及び軸受部を冷却する真空ポンプにおける軸受部冷却方法であって、前記雄雌ロータのうち発熱量の高いロータの油循環量を発熱量の低いロータよりも多くしたことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、雄雌ロータ間で歯数が異なることによる回転数の差や、軸受部の軸径の差などにより、回転に伴う軸受部等の発熱量に差が生じ、両ロータ間で温度上昇に違いが生じてくる。しかし、雄雌ロータのうち発熱量の高いロータの油循環量を、発熱量の低いロータよりも多くしてあるので、油循環に伴う軸受部等の冷却作用が発熱量の高いロータの方に強く作用することによって、発熱量の高いロータの温度上昇を抑制し、両ロータ間の温度がほぼ同等となり均一化される。
請求項2記載の発明は、ハウジング内に二つの回転軸を軸受部により軸支し、前記各回転軸と相互に噛合し歯数の異なる雄雌ロータを同軸に連結し、前記各回転軸内部又は周辺部に油循環用通路を形成し、油循環用通路中に油供給手段を設け、油貯留室に貯留されている潤滑油を、前記油供給手段により前記油循環用通路に供給し、循環させることによって前記回転軸及び軸受部を冷却する真空ポンプにおける軸受部冷却装置であって、前記雄雌ロータのうち発熱量の高いロータの油循環量を発熱量の低いロータよりも多くなるように油循環量調整手段を前記雄雌ロータの少なくとも一方の油循環用通路中に配設したことを特徴とする。
請求項2記載の発明によれば、油循環用通路中に油循環量調整手段を設けることによって、請求項1と同等の効果を得ることができる。
請求項3記載の発明は、請求項2に記載の真空ポンプにおける軸受部冷却装置において、前記油循環量調整手段は、前記雄雌ロータの各油循環用通路中に個別に設けた前記油供給手段としての給油ポンプであることを特徴とする。
請求項3記載の発明によれば、各給油ポンプによって油循環量を異ならせることができ、請求項1と同等の効果を得ることができる。又、給油ポンプが各ロータに個別に設けられているので、各ロータに対して油供給を確実に、且つ簡単に行うことができる。
請求項4記載の発明は、請求項3に記載の真空ポンプにおける軸受部冷却装置において、前記各給油ポンプは、ポンプ羽根の径又は厚さのうち少なくとも1つを異ならせたことを特徴とする。
請求項4記載の発明によれば、各給油ポンプのポンプ羽根の径又は厚さのうち少なくとも1つを異ならせることにより、油循環量を異ならせることが可能となる。
請求項5記載の発明は、請求項2〜4のいずれか一項に記載の真空ポンプにおける軸受部冷却装置において、前記油循環量調整手段は、前記雄雌ロータの油供給手段としての給油ポンプの吸入孔径又は吐出孔径であり、各吸入孔径又は吐出孔径のうち少なくとも1つを異ならせたことを特徴とする。
請求項5記載の発明によれば、各給油ポンプの吸入孔径又は吐出孔径のうち少なくとも1つを異ならせることにより、油循環量を異ならせることが可能となる。
請求項6記載の発明は、請求項2〜5のいずれか一項に記載の真空ポンプにおける軸受部冷却装置において、前記油供給手段は、トロコイドポンプ又はギヤポンプからなる給油ポンプであることを特徴とする。
請求項6記載の発明によれば、トロコイドポンプ又は、ギヤポンプを使用することによって、各ロータの回転を利用した給油が確実に、かつ簡単にできる。
請求項7記載の発明は、請求項2〜6のいずれか一項に記載の真空ポンプにおける軸受部冷却装置において、前記油循環量調整手段は、通路断面積を異ならせた前記雄雌ロータの各油循環用通路であることを特徴とする。
請求項7記載の発明によれば、各油循環用通路の通路断面積を異ならせることにより油循環量を異ならせることができ、請求項1と同等の効果を得ることができる。
請求項8記載の発明は、請求項2〜7のいずれか一項に記載の真空ポンプにおける軸受部冷却装置において、前記油循環用通路は前記回転軸内部に設けたことを特徴とする。
請求項8記載の発明によれば、油循環用通路を回転軸内部に設けることにより、軸受部の冷却と潤滑を行うことができる。
請求項9記載の発明は、請求項2〜7のいずれか一項に記載の真空ポンプにおける軸受部冷却装置において、前記油循環用通路は前記回転軸の軸保持体内部に設けたことを特徴とする。
請求項9記載の発明によれば、油循環用通路を回転軸の軸保持体内部に設けることにより、軸受部の冷却と潤滑を行うことができる。
請求項10記載の発明は、請求項3又は請求項7に記載の真空ポンプにおける軸受部冷却装置において、前記油供給手段は、前記回転軸外周面に螺旋状のネジ溝を設けたネジ式ポンプであり、前記油循環量調整手段は該ネジ溝の深さを異ならせることによって構成したことを特徴とする。
請求項10記載の発明によれば、回転軸外周面に螺旋状のネジ溝が設けられているので、回転軸の回転により潤滑油を油貯留室より供給し循環させることができる。又、ネジ溝の深さを異ならせることによって、油循環量を異ならせることが可能である。
本発明によれば、各ロータ間で油循環量を異ならせることによって、各ロータ温度の均一化を図ることができる。
(第1の実施形態)
以下、この発明の実施形態に係る真空ポンプにおける軸受部冷却装置を図1〜図4に基づいて説明する。
この実施形態の真空ポンプは、半導体製造に用いられる縦置き式のスクリュー型真空ポンプ(以下、単に「真空ポンプ」と呼ぶ)であり、図1においてその一例を示している。
図1に示されるように、この実施形態の真空ポンプ10は、上部ハウジング11と、ロータハウジング12と、下部ハウジング13とにより構成されるハウジング14を備え、ハウジング14により真空ポンプ10の外殻が形成されている。
具体的には、ロータハウジング12の上端に上部ハウジング11が接合され、ロータハウジング12の下端には下部ハウジング13が接合されている。上部ハウジング11には圧縮性流体を吸入するための吸入口15がハウジング14内と連通するように形成されており、下部ハウジング13には圧縮性流体を吐出するための吐出口16がハウジング14内と連通するように備えられている。
なお、下部ハウジング13は側方へ向けて延設される延設部13aを備えており、延設部13a上に駆動源としての駆動モータ17が設置されている。さらに、この下部ハウジング13の下端には、延設部13aを含む下部ハウジング13を下方から覆うギヤケース18が接合されている。
このハウジング14内には、図2に示されるように、相互に噛合するスクリュー状の雄ロータ21と雌ロータ31が収容され、この両ロータ21、31とハウジング14により作動室が形成されている。
雄ロータ21には吐出口16側から吸入口15側へ向かう挿入孔22が備えられ、この挿入孔22よりも小径の連結孔23が挿入孔22から上方へ延長して形成されている。
雄ロータ21の連結孔23に対して下部ハウジング13を貫く回転軸25が嵌挿されており、雄ロータ21と回転軸25は止板26と連結用ボルト27により互いに連結されている。
このため、雄ロータ21は回転軸25と一体的に回転される関係にある。
同様に、図2に示される雌ロータ31も挿入孔32、連結孔33を備え、止板36と連結用ボルト37を介して回転軸35と連結されている。
下部ハウジング13には、上方へ向かう一対の筒状の軸保持体28、38が突設されているが、図2のとおり軸保持体28、38の基部側は互いに繋がって一体化されている。
この実施形態では、軸保持体28、38は下部ハウジング13に対して固定用ボルト41により固定されている。
そして、軸保持体28の外周面は雄ロータ21の挿入孔22の内径面に対して僅かな間隙を以って臨む状態にあり、軸保持体38の外周面と挿入孔32との関係も同様の関係にある。
一方、軸保持体28の中心には軸方向に貫かれた貫通孔29が形成され、この貫通孔29には雄ロータ21側の回転軸25が挿通されている。
回転軸25と軸保持体28との間には、上下に配置されるころがり軸受が介装されているが、この実施形態では上方のころがり軸受を端部側軸受部42とし、下方のころがり軸受を基部側軸受部43としている。
軸保持体28の上端側には貫通孔29の径より大きく設定されている上部拡径孔29aが貫通孔29に続いて設けられている。
そして、上部拡径孔29aにおいて回転軸25と軸保持体28との間に、前記端部側軸受部42が介装されている。さらに端部側軸受部42の端部側(上側)で、回転軸25と軸保持体28との間に、シール部材30が介装されている。さらに、軸保持体28の下端側には、貫通孔29の径より大きく設定されている下部拡径孔29bが貫通孔29に続いて設けられ、下部拡径孔29bにおいて前記基部側軸受部43が回転軸25と軸保持体28の間に介装されている。
これらの軸受部42、43は軸保持体28に対して回転軸25が回転自在と成すために備えられている軸受部である。
この実施形態では、端部側軸受部42は単列のころがり軸受とし、基部側軸受部43は単列の転がり軸受を2個並設した構成となっている。
これらの軸受部42、43が介装されていることにより、回転軸25の外径面と軸保持体28の貫通孔29の内径面との間には僅かな間隙が形成され、この間隙は後述する潤滑油の油回収路48を形成している。
一方、回転軸25には軸芯を通る長管路44が形成されており、この長管路44は回転軸25の下端から端部側軸受部42にほぼ対応する位置に達しており、長管路44の上端は端部側軸受部42に連絡する短管路45が接続されている。
この長管路44と短管路45は、潤滑油を端部側軸受部42へ供給する油供給路46を構成している。そして、この油供給路46と油回収路48とで油循環用通路が形成されている。
ここまで、雄ロータ21側の軸保持体28、回転軸25、軸受部42、43等の各要素について説明したが、雌ロータ31側の各要素は雄ロータ21の各要素と基本的に同じ構成となっている。
即ち、図2に示されるとおり、軸保持体38の貫通孔39に回転軸35が挿通される。そして、軸保持体38には、軸保持体28と同様に上部拡径孔39a、下部拡径孔39bが設けられている。上部拡径孔39a及び下部拡径孔39bにおいて、回転軸35と軸保持体38との間には、それぞれ端部側軸受部52及び基部側軸受部53が介装されている。さらに、端部側軸受部52の端部側(上側)には、シール部材40が介装されている。また、雌ロータ31側の回転軸35には長管路54及び短管路55から構成される油供給路56が形成され、さらに、油回収路58を構成する間隙が回転軸35と軸保持体38との間に形成されている。因みに、回転軸25、35の軸径は同じであり、又端部側軸受部42、52及び基部側軸受部43、53は同じ仕様のものを使用している。
ここで、雄ロータ21について詳述すると、図3に示されるように、雄ロータ21は5本の歯24を備えており、回転軸25の軸芯方向から見て隣合う歯24の間隔は夫々等間隔となっている。
また、雄ロータ21における歯24は、雄ロータ21の上端側から下端側へ向けて螺旋状に形成されており、図2に示されるように、上端側から下端側へ向かうのにしたがい歯24のリード角が減少している。他方、雌ロータ31における歯溝34は、図3のとおり雄ロータ21の歯24に対応するように形成されており、歯溝34の数は6個となっている。
従って、雄ロータ21が雌ロータ31よりも歯数が小さくなっているので、同期回転した場合には、雄ロータ21の方の回転数が雌ロータ31の方の回転数より大きくなり、雌ロータ31の方の回転数が雄ロータ21の方の回転数より小さくなる。
このように、各ロータ21、31は徐変タイプあるいは徐変式と称されるスクリュー型ロータとなっている。
ところで、雄ロータ21の回転軸25は下部ハウジング13を貫通し、回転軸25の下端は突出端としてギヤケース18内に突出しているが、この回転軸25のギヤケース18内の位置には、同期ギヤ47が取り付けられている。
一方、雌ロータ31の回転軸35も同様に下部ハウジング13を貫通し、回転軸35の下端は突出端としてギヤケース18内に突出しているが、この回転軸35のギヤケース18内の位置には、同期ギヤ57が取り付けられており、両同期ギヤ47、57は互いに噛合する状態にある。
そして、雄ロータ21側の同期ギヤ47には噛合する中間ギヤ50がギヤケース18内に備えられ、この中間ギヤ50は駆動モータ17の駆動軸19に備えられる駆動ギヤ20とギヤケース18内において噛合している。又、同期ギヤ47、57側と駆動ギヤ側は、隔壁18aによって仕切られている。
そして、両同期ギヤ47、57が収容されるギヤケース18内の下端部には、油貯留室61が形成されており、この油貯留室61に潤滑油62が貯留されている。
回転軸25の下端が突出するギヤケース18の底壁には、円筒状の突起部63が内側に向けて形成されており、図4に示すように、この突起部63には有底丸孔63aが形成されている。そして、この有底丸孔63aに給油ポンプとしてのトロコイドポンプ70が取り付けられている。
トロコイドポンプ70は内歯歯車で形成されるアウターロータ72の内側に、外歯歯車で形成されるインナーロータ71が取り付けられた構造をしており、アウターロータ72の外周面は、有底丸孔63aに嵌合し回転可能となっており、又、インナーロータ71の貫通孔71aに回転軸25の軸端部が嵌め合い固定されている。
そして、インナーロータ71とアウターロータ72の中心は偏心しており、インナーロータ71が回転駆動されると、これによりアウターロータ72が回転し、潤滑油が両ロータ間に挟まれて搬送される。又、インナーロータ71及びアウターロータ72の上部を上カバー73で覆う構造となっている。
又、トロコイドポンプ70には、油吸入部75と油吐出部76が形成されており、油吸入部75は油貯留室61に連通し、油貯留室61に貯留されている潤滑油62をポンプ側に吸い込む。又、油吐出部76は回転軸25内に設けられている油供給路46に案内路77を介して連通されており、油吐出部76より吐出された潤滑油62を油供給路46に供給できるようになっている。
一方、図2に示すように、回転軸35の下端が突出するギヤケース18の底壁には、円筒状の突起部64が内側に向けて形成されており、この突起部64には有底丸孔64aが形成されている。そして、この有底丸孔64aに給油ポンプ(油供給手段)としてのトロコイドポンプ80が取り付けられている。トロコイドポンプ80の詳細構成は図示しないが上記トロコイドポンプ70と同等であり、インナーロータ81とアウターロータ82を有し、アウターロータ82の外周面は、有底丸孔64aに嵌合し回転可能となっており、又、インナーロータ81は回転軸35と連結されている。又、インナーロータ81及びアウターロータ82の上部を上カバー83が覆っている。そして、インナーロータ83が回転駆動されると、これによりアウターロータ82が回転し、潤滑油62が両ロータ間に挟まれて圧送される。又、図示しないが油貯留室61に連結された油吸入部と、案内路87を通して油供給路56に連結された油吐出部が形成されている。
ところで、本実施形態においては、回転に伴って軸受部等で発生する発熱量は、回転数の大きい雄ロータ21の方が回転数の小さい雌ロータ31よりも高くなっている。これは、軸受部で発生する発熱量は、軸受部における回転軸の周速と比例関係にあり、雄ロータ21と雌ロータ31は回転軸25、35の軸径は同じであり、回転数は雄ロータ21の方が雌ロータ31よりも高くなっている為に、軸受部での周速については、雄ロータ21の周速が雌ロータ31の周速よりも大きくなっている為である。
又、油循環量については、発熱量の高い雄ロータ21の油循環量を多くし、発熱量の低い雌ロータ31の油循環量を少なく設定してある。
具体的には、油循環量調整手段としての各給油ポンプにおけるポンプ羽根の径及び厚さを異ならせている。即ち、図2にも示す通り、トロコイドポンプ70のインナーロータ71及びアウターロータ72の外径及び厚さを、トロコイドポンプ80のインナーロータ81及びアウターロータ82の外径及び厚さよりも大きく設定している。
この為に、トロコイドポンプ内で両ロータ間に挟まれて搬送される潤滑油62の量はトロコイドポンプ70の方がトロコイドポンプ80よりも多くなっている。
又、トロコイドポンプ70、80よりの油供給量は、トロコイドポンプ70、80に連結された回転軸25、35それぞれの回転数の影響を受ける。この実施形態では、回転軸25の方が、回転軸35よりも回転数が大きい。よって、回転軸25に連結されたトロコイドポンプ70の油供給量を増加させる効果を有する。
従って、上記給油ポンプのポンプ羽根の径及び厚さと回転数差により、トロコイドポンプ70より吐出され、油供給路46へと供給され、油循環用通路を循環する油循環量が、トロコイドポンプ80より吐出され、油供給路56へと供給、循環する油循環量よりも多くなっている。
次に、この実施形態に係る真空ポンプ10における軸受部冷却装置について作用説明する。
まず、駆動モータ17が回転されると、駆動モータ17の回転力は駆動ギヤ20、中間ギヤ50を介して雄ロータ21側の同期ギヤ47に伝達される。同期ギヤ47の回転により、同期ギヤ57は同期ギヤ47と同期回転し、回転軸25、35とともに各ロータ21、31が回転する。両ロータ21、31の回転により雄ロータ21の歯24と雌ロータ31の歯溝34が噛み合い、吸入口15から圧縮性流体が作動室内に吸引される。
作動室に吸引された圧縮性流体は両ロータ21、31により圧縮されつつ吐出口16へ向けて移送されて吐出口16から吐出される。
部屋あるいは容器などの閉空間と吸入口15が接続されている場合は、これらの閉空間の雰囲気を真空状態とすることができる。
一方、真空ポンプ10が運転状態にあるときは、回転軸25、35は互いに反対方向へ高速回転されている。
回転軸25、35の軸端部に取り付けられたトロコイドポンプ70、80のポンプ作用により、油貯留室61に貯留されている潤滑油62をそれぞれの油吸入部より吸入し、それぞれの油吐出部より吐出する。吐出された潤滑油62はそれぞれの油吐出部と連通された案内路77、87を通じて回転軸25、35の長管路44、54の下端からそれぞれ流れ込み、短管路45、55を通過して端部側軸受部42、52へ達する。
端部側軸受部42、52に達した潤滑油は端部側軸受部42、52を潤滑するとともに冷却する。そして、端部側軸受部42、52の潤滑および冷却を済ませた潤滑油62は油回収路48、58である間隙を通じて下方へ向かう。
下方へ向かう潤滑油62は回転軸25、35及び軸保持体28、38の冷却を行い、基部側軸受部43、53に到達し潤滑と冷却を行った後、ギヤケース18内の油貯留室61に回収される。そして、再び油貯留室61よりトロコイドポンプ70、80へ移送され、上記と同じ動作を繰り返す。
なお、油貯留室61に回収された潤滑油62は、回収途中で同期ギヤ47、57を経由することによって、同期ギヤ47、57の潤滑も行う。
ところで、本実施例においては、雄ロータ21の回転数が雌ロータ31よりも大きく設定されているために、回転に伴う軸受部等の発熱量に差が生じ、雄ロータ21の温度上昇が雌ロータ31よりも大きい。
しかし、雄ロータ21内の油循環用通路を循環する油循環量が、雌ロータ31内を循環する油循環量より多くなるように設定されている。
よって、油循環に伴う軸受部等の冷却作用が雄ロータ21の方に強く作用し、温度上昇が雌ロータ31よりも大きくなることを抑制される。
その結果、両ロータ間の温度がほぼ同等となり均一化される。
この実施形態に係る真空ポンプ10における軸受部冷却装置によれば以下の効果を奏する。
(1)発熱量の高い雄ロータ21内を循環する油循環量を、発熱量の低い雌ロータ31内を循環する油循環量より多くしてあるので、油循環に伴う軸受部等の冷却作用が雄ロータ21の方に強く作用し、雄ロータ21の温度上昇が雌ロータ31よりも大きくなることを抑制することができる。その結果、両ロータ間の温度がほぼ同等となり均一化されるので、熱変形に伴う両ロータ間及び、両ロータとハウジング12との間のクリアランスを小さく設定できる。
(2)雄ロータ21及び雌ロータ31の回転軸25、35に個別にトロコイドポンプ70、80を取り付け、回転軸25、35の回転を利用して強制給油を行っているので、ポンプを駆動するための駆動源を新たに設ける必要が無く、真空ポンプ10の小型化や部品点数の削減を可能する。
(3)雄ロータ21及び雌ロータ31の回転軸25、35に個別にトロコイドポンプ70、80を取り付け、回転軸25、35の回転を利用して強制給油を行っているので、回転数差を利用することができ、回転軸にポンプを取り付けるだけで回転数の高いロータへの油供給量を増加することができる。
(4)両ロータの油循環量の調整を、トロコイドポンプ70、80のポンプ羽根の径及び厚さを異ならせることにより簡単に行うことができる。又、両ロータの回転軸の回転数差と組み合わせることにより、より効果的な調整が可能となる。
(5)各油循環用通路を循環し油貯留室61に回収される潤滑油62は、回収途中で同期ギヤ47、57を経由することによって、同期ギヤ47、57の潤滑も行うことができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態に係る真空ポンプにおける軸受部冷却装置を図5に基づいて説明する。
この実施形態では、各ロータの回転軸内部に設けられる油循環用通路の通路断面積を各ロータ間で異ならせたものであり、通路断面積を異ならせた各ロータの油循環用通路が油循環量調整手段を構成する。
従って、ここでは、説明の便宜上、先の説明で用いた符号を一部共通して用い、共通する構成についてはその説明を省略し、変更した個所のみ説明を行う。
図5に示すように、この実施形態の真空ポンプ100では、雌ロータ31側の回転軸35には長管路104及び短管路105から構成される油供給路106が形成され、さらに、油回収路107を構成する間隙が回転軸35と軸保持体38との間に形成され、この油供給路106と油回収路107とで油循環用通路が形成されている。そして、長管路104及び短管路105の通路径が回転軸25に設けられている長管路44及び短管路45の通路径よりも小さく設定されていることにより、通路断面積を雄雌ロータ21、31間で異ならせている。
一方、回転軸35の下端部には、給油ポンプ(油供給手段)としてのトロコイドポンプ110が取り付けられているが、基本構成等は、第1実施例と同等であり説明を省略する。
又、本実施形態ではトロコイドポンプ110のインナーロータ111及びアウターロータ112の外径及び厚さを、トロコイドポンプ70のインナーロータ71及びアウターロータ72の外径及び厚さと同一に設定した同一仕様のものを使用している。
ところで、本実施形態においては、回転に伴う発熱量は、回転数の大きい雄ロータ21の方が回転数の小さい雌ロータ31よりも高くなっており、又、発熱量の高い雄ロータ21の通路径が、発熱量の低い雌ロータ31の通路径より大きい。
よって、油循環用通路を循環する油循環量は、上記通路径と回転数差のために、雄ロータ21の油循環量が雌ロータ31の油循環量よりも多くなっている。
従って、油循環に伴う軸受部等の冷却作用が雄ロータ21の方に強く作用し、雄ロータ21の温度上昇が雌ロータ31よりも大きくなることを抑制することができる。
その結果、両ロータ間の温度がほぼ同等となり均一化される
この実施形態に係る真空ポンプ100における軸受部冷却装置によれば以下の効果を奏する。
尚、第1実施形態の(1)〜(3)及び(5)の効果は共通なので省略し、それ以外の効果を記す。
(1)両ロータの油循環量の調整を、油循環用通路の通路径に差を付けることにより簡単に行うことができる。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態に係る真空ポンプにおける軸受部冷却装置を図6〜図8に基づいて説明する。
この実施形態では、回転軸外周面に螺旋状のネジ溝を設けたネジ式ポンプを油供給手段とし、油循環量調整手段は該ネジ溝の深さを異ならせることによって構成している。従って、ここでは、説明の便宜上、先の説明で用いた符号を一部共通して用い、共通する構成についてはその説明を省略し、変更した個所のみ説明を行う。
図6に示すように、この実施形態の真空ポンプ120では、雄ロータ21側の回転軸25と雌ロータ31側の回転軸35の外周面上には螺旋溝121、123がそれぞれ形成されている。螺旋溝121、123は、回転軸25、35の下端部より、上方の端部側軸受部42、52の取付位置と対応する外周面部位まで形成されている。
又、回転軸25、35の下端部は、油貯留室61内に突出し潤滑油62に浸漬しており、円筒状のカバー部材125、127によって外周面が覆われている。カバー部材125、127には、潤滑油62を吸い込むための吸い込み口126、128が形成されている。回転軸25、35の回転に伴い潤滑油62は、ポンプ作用により螺旋溝121、123に沿って上昇する。この螺旋溝121、123によって油供給路122、124が形成されている。
一方、回転軸25、35には軸芯を通る長管路44、54及びその上端の短管路45、55が形成されているが、第1実施形態と同等であり説明を省略する。この長管路44と短管路45で油回収路129が構成され、長管路54と短管路55で油回収路130が構成されている。そしてこの油供給路122と油回収路129及び、油供給路124と油回収路130とで油循環用通路がそれぞれ形成されている。
図7、図8は、回転軸25、35の外周面に形成されている螺旋溝121、123の部分を拡大して示している。螺旋溝121、123は断面がV字形状をした溝で、その溝の深さをそれぞれD1、D2とすると、D1の方がD2よりも大きく形成されている。
尚、螺旋溝121、123の断面形状は、V字形状に限定されるものではなく、例えば、U字型、円弧型、コの字型等であっても構わない。
以上の構成を持つ真空ポンプ120においては、回転軸25、35が回転すると、油貯留室61から潤滑油62が回転軸25、35の外周面に形成されている螺旋溝121、123を介して汲み上げられ、端部側軸受部42、52の取付位置まで供給される。そして、回転軸25、35の内部に形成されている油回収路129、130を経由して油貯留室61へ回収される。その途中で端部側軸受部42、52、回転軸25、35、軸保持体28、38、基部側軸受部43、53等の潤滑と冷却を行う。
ところで、本実施形態においては、回転に伴う発熱量は、回転数の大きい雄ロータ21の方が回転数の小さい雌ロータ31よりも高くなっており、又、発熱量の高い雄ロータ21の螺旋溝の深さD1が、発熱量の低い雌ロータ31の螺旋溝の深さD2より大きい。よって、油循環用通路を循環する油循環量は、上記螺旋溝の深さと回転数差のために、雄ロータ21の油循環量が雌ロータ31の油循環量よりも多くなっている。
従って、油循環に伴う軸受部等の冷却作用が雄ロータ21の方に強く作用し、雄ロータ21の温度上昇が雌ロータ31よりも大きくなることを抑制することができる。
その結果、両ロータ間の温度がほぼ同等となり均一化される。
この実施形態に係る真空ポンプ120における軸受部冷却装置によれば以下の効果を奏する。
尚、第1実施形態の(1)及び(5)の効果は共通なので省略し、それ以外の効果を記す。
(1)両ロータに個別に給油ポンプを取付けなくてもよいので、部品点数の削減とコストの低減を図ることが可能となる。
なお、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく発明の趣旨の範囲内で種々の変更が可能であり、例えば、次のように変更してもよい。
○ 第1の実施形態では、雄雌ロータの回転軸に取り付けるトロコイドポンプのポンプ羽根の径及び厚さを異ならせることにより油循環量を異ならせるとして説明したが、ポンプ羽根の径又は厚さのどちらか一方を変更することによって油循環量を異ならせても良い。
○ 発熱量の高いロータのポンプ吸入孔径又は吐出孔径を、発熱量の低いロータのポンプ吸入孔径又は吐出孔径より大きくすることにより油循環量を異ならせても良い。第1実施形態の説明に用いた図4において、油貯留室61に貯留されている潤滑油62をポンプ側に吸い込む油吸入部75の孔の大きさをポンプ吸入孔径とし、ポンプ側より油供給路46の方へ吐出される油吐出部76の孔の大きさを吐出孔径としている。この場合には、油循環量調整手段は、給油ポンプの吸入孔径又は吐出孔径であり、各吸入孔径又は吐出孔径のうち少なくとも1つを異ならせることによって油循環量を異ならせることが可能となっている。
○ 第1、第2の実施形態では、油循環用通路を回転軸内部に設けた通路孔として説明したが、油循環用通路を軸保持体内部に設けた通路孔としても良い。
○ 第1、第2の実施形態では、給油ポンプをトロコイドポンプとして説明したが、ギヤポンプを用いても構わない。
○ 第1、第2の実施形態では、駆動モータによって同期駆動される各ロータの回転軸の端部に給油ポンプを取り付けて、回転軸の回転作用を利用して油を供給する形態としたが、別個の駆動源を有する給油ポンプを個別に設けて、それぞれの油循環用通路に油を供給しても構わない。
○ 第1、第2の実施形態では、真空ポンプを縦置き式としたが、例えば、横置き式の真空ポンプとしてもよい。
○ 第1、第2の実施形態では、ロータの歯又は歯溝のリード角が上端側から下端側へ向かうのに従い減少する徐変タイプのロータを備える真空ポンプとしたが、ロータの歯又は歯溝のリード角が一定のロータを備える真空ポンプとしてもよい。
○ 第1、第2の実施形態では、端部側軸受部及び基部側軸受部を単列のころがり軸受とし、端部側軸受部としての1個のころがり軸受を用い、基部側軸受部として2個のころがり軸受を用いたが、端部側軸受部及び基部側軸受部は単列のころがり軸受に限らず、複列のころがり軸受を用いてよく、ころがり軸受の数も特に限定されない。
○ 第1、第2の実施形態では、雄ロータ側の軸保持体と雌ロータ側の軸保持体は基部側において一体化されているとしたが、両軸保持体を互いに完全な別部材としてもよく、この場合、両軸保持体を別部材とすることにより、軸保持体の製作及び真空ポンプの組立が容易となる。
○ 上記実施形態において、各ロータに温度センサを設け、各ロータに個別に取り付けられた給油ポンプの駆動モータと制御回路を連結し、上昇温度に応じて駆動モータのオン・オフ制御又は、回転数制御を行うことにより、油循環量の自動調整を行えるようにしても構わない。
第1の実施形態に係る真空ポンプの縦断面図である。 図1におけるA−A線の矢視断面図である。 図1におけるB−B線の矢視断面図である。 図1における給油ポンプ部の拡大断面図である。 第2の実施形態に係る真空ポンプの縦断面図である。 第3の実施形態に係る真空ポンプの縦断面図である。 図6におけるP部の拡大断面図である。 図6におけるQ部の拡大断面図である。
符号の説明
10 真空ポンプ
21 雄ロータ
25、35 回転軸
28、38 軸保持体
31 雌ロータ
42、52 端部側軸受部
43、53 基部側軸受部
46、56 油供給路
48、58 油回収路
61 油貯留室
62 潤滑油
70、80 トロコイドポンプ

Claims (10)

  1. ハウジング内に二つの回転軸を軸受部により軸支し、前記各回転軸と相互に噛合し歯数の異なる雄雌ロータを同軸に連結し、前記各回転軸内部又は周辺部に油循環用通路を形成し、油循環用通路中に油供給手段を設け、油貯留室に貯留されている潤滑油を、前記油供給手段により前記油循環用通路に供給し、循環させることによって前記回転軸及び軸受部を冷却する真空ポンプにおける軸受部冷却方法であって、
    前記雄雌ロータのうち発熱量の高いロータの油循環量を発熱量の低いロータよりも多くしたことを特徴とする真空ポンプにおける軸受部冷却方法。
  2. ハウジング内に二つの回転軸を軸受部により軸支し、前記各回転軸と相互に噛合し歯数の異なる雄雌ロータを同軸に連結し、前記各回転軸内部又は周辺部に油循環用通路を形成し、油循環用通路中に油供給手段を設け、油貯留室に貯留されている潤滑油を、前記油供給手段により前記油循環用通路に供給し、循環させることによって前記回転軸及び軸受部を冷却する真空ポンプにおける軸受部冷却装置であって、
    前記雄雌ロータのうち発熱量の高いロータの油循環量を発熱量の低いロータよりも多くなるように油循環量調整手段を前記雄雌ロータの少なくとも一方の油循環用通路中に配設したことを特徴とする真空ポンプにおける軸受部冷却装置。
  3. 前記油循環量調整手段は、前記雄雌ロータの各油循環用通路中に個別に設けた前記油供給手段としての給油ポンプであることを特徴とする請求項2に記載の真空ポンプにおける軸受部冷却装置。
  4. 前記各給油ポンプは、ポンプ羽根の径又は厚さのうち少なくとも1つを異ならせたことを特徴とする請求項3に記載の真空ポンプにおける軸受部冷却装置。
  5. 前記油循環量調整手段は、前記雄雌ロータの油供給手段としての給油ポンプの吸入孔径又は吐出孔径であり、各吸入孔径又は吐出孔径のうち少なくとも1つを異ならせたことを特徴とする請求項2〜4のいずれか一項に記載の真空ポンプにおける軸受部冷却装置。
  6. 前記油供給手段は、トロコイドポンプ又はギヤポンプからなる給油ポンプであることを特徴とする請求項2〜5のいずれか一項に記載の真空ポンプにおける軸受部冷却装置。
  7. 前記油循環量調整手段は、通路断面積を異ならせた前記雄雌ロータの各油循環用通路であることを特徴とする請求項2〜6のいずれか1項に記載の真空ポンプにおける軸受部冷却装置。
  8. 前記油循環用通路は前記回転軸内部に設けたことを特徴とする請求項2〜7のいずれか一項に記載の真空ポンプにおける軸受部冷却装置。
  9. 前記油循環用通路は前記回転軸の軸保持体内部に設けたことを特徴とする請求項2〜7のいずれか一項に記載の真空ポンプにおける軸受部冷却装置。
  10. 前記油供給手段は、前記回転軸外周面に螺旋状のネジ溝を設けたネジ式ポンプであり、前記油循環量調整手段は該ネジ溝の深さを異ならせることによって構成したことを特徴とする請求項3又は請求項7に記載の真空ポンプにおける軸受部冷却装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103047146A (zh) * 2012-12-29 2013-04-17 中国科学院沈阳科学仪器股份有限公司 一种立式/角度式真空干泵的供油系统
CN112334661A (zh) * 2019-05-20 2021-02-05 开利公司 带有制冷剂润滑的转子的直接驱动制冷剂螺杆压缩机

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