JP2006321128A - 板状体の取り出し方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 木質系の板状体が任意枚数堆積された堆積山の最上部から板状体を一枚ずつ確実に取り出す方法を提供する。
【解決手段】 ホットプレスにおいて摂氏100度乃至130度の温度で加熱加圧後、加熱により樹脂成分が表面から滲出している板状体に水分を加えて順次堆積させる。堆積してから任意時間経過させ、次いで堆積状態の板状体を1枚ずつ取り出す。堆積状態から取り出された前記板状体はその表面から水分が気化して蒸散されて、この板状体の表面に対して送風することによって水分を放出する。そして、板状体の表面から滲出している樹脂成分が溶融状態からその表面上に冷却固化する温度まで低下したときに板状体を堆積させる。
【選択図】 図5

Description

本発明は、板状体が任意枚数堆積された堆積山の最上部から板状体を一枚ずつ確実に取り出す方法に関するものである。
通常、合板の製造工程においては、ベニヤレースによって切削された連続状のベニヤ単板、あるいは連続状のベニヤ単板からカットシートされたベニヤ単板をベニヤドライヤによって一旦乾燥している。そして、乾燥されたベニヤ単板に接着剤を塗布してその繊維方向を平行、または直交させて積層し、ホットプレスによって加熱加圧している。このように加熱加圧された合板は一旦堆積されて放熱した後で、その最上部から一枚ずつ取り出して、搬送コンベヤによって次の処理工程へそれぞれ搬送している。
加熱加圧後の合板はほぼ適正含水率の領域内にあるが、一枚の合板内において含水率分布が不均一であることが多い。このため、加熱加圧後の合板には、各合板の各部位における含水状態を平衡化するために高温状態でそれぞれ一旦堆積され、この堆積状態のまま或る時間放置されて冷却される。これによって各合板は調湿されて平衡含水率化が図られ、接着後の合板に反り、歪み等の不都合を解消する効果がある。
ホットプレスによって加熱加圧直後の合板は摂氏100度位の温度を保持したまま堆積されており、合板の堆積枚数は通常100枚以上であり、堆積山の表層部位に相当する合板は放熱作用が行なわれて合板の温度低下も観察される。
しかしながら、堆積された合板はその内層に至るほど合板からの大気への放熱作用が互いに隣接する重合状態の合板にて遮断される。したがって、大気への熱量の発散がうまく働かず、潜熱となって堆積山内にこもって合板自体の温度低下の妨げとなっている。そして、ラワン材などの南洋系の木材に代って、最近では針葉樹系の木材が合板の材料として使われており、このような木材では各合板の表面温度が或る温度以上のまま時間が経過すると、木質系の樹脂成分、いわゆるヤニが溶融して合板の表面部分に滲出する。そして、堆積状態のまま合板の表面温度が或る温度よりも低下し、これに伴って溶融された樹脂成分が冷却すれば、溶融状態にある樹脂成分が再び固化することになる。
この冷却固化状態が堆積山の上下に隣接する合板同士で発生すると、固化するときの樹脂成分と上下方向に複数枚堆積された合板の自重で合板同士が接着した状態となり、堆積山の最上部から合板を一枚ずつ取り出すことが不可能となる。そこで、本発明は合板が任意枚数堆積された堆積山の最上部から合板を一枚ずつ確実に取り出す方法を提供するものである。
課題を解決するための手段及び発明の効果
上記課題を解決するために、本発明の板状体の取り出し方法は、
乾燥後の単板の間に接着剤を塗布して積層した板状体をホットプレスに挿入し、このホットプレスにおいて加熱加圧後、取り出した板状体を湿潤状態として順次堆積してそのまま任意時間経過させ、次いで堆積状態の板状体を1枚ずつ取り出して板状体から水分を放出し温度低下させるとともに、次の工程に搬送されることを特徴とする。
通常、多段ホットプレスは上下または左右方向に複数段の熱板が開閉可能に設置され、この多段ホットプレスの各段の熱板間には、ベニヤ単板に接着剤を塗布してその繊維方向を平行、または直交させて積層した板状体からなる合板が挿入されて加熱加圧される。
この板状体よりなる合板は木質より成る構成体であって、ホットプレスの各段の熱板の温度は摂氏100度乃至130度の温度に設定されており、ホットプレスで加熱加圧されて、その加熱により湿潤状態で堆積された板状体は木質の樹脂成分、いわゆる、ヤニがその表面から滲出しており、堆積状態の板状体は任意時間経過後に1枚ずつ取り出され、水分とともに樹脂成分も蒸発させている。この樹脂成分はベニヤ単板を切削する木材種によって滲出度合いが相異している。例えば、広葉樹に比して針葉樹は樹脂成分の滲出割合が多く、特に赤松、黒松、ラーチ等の松系針葉樹には樹脂成分の滲出が過多となる傾向である。
そして、ホットプレスによって加熱加圧された板状体よりなる各合板は湿潤状態で摂氏100度位の温度を保持したまま堆積され、この合板の堆積枚数は通常100枚以上であり、堆積山の表層部位に相当する合板は放熱作用とともに水分が蒸散され、経時的変化に伴って各合板の温度低下も観察されるが、堆積された合板の中は高温度に維持されており、上記の樹脂成分の滲出が起こり易くなっている。
本願発明者等は、合板の堆積時に高温下で蒸散する成分中に加熱溶融した樹脂成分が混在し、堆積された合板が冷却するときに樹脂成分が固化して上下に隣接する合板同士が接着状態となり、堆積山からの一枚ずつの取り出しが困難となると推測する。すなわち、この樹脂成分は加熱溶融した状態においては相互接着に影響を及ぼさないはずである。
この発明では、合板を湿潤状態とすることによって合板温度の低下と滲出する樹脂成分の軟質化を実現するとともに、樹脂成分が冷却固化する以前に合板表面から水分と共に樹脂成分を蒸散除去させており、合板同士の相互接着が回避されている。このため、合板から滲出した樹脂成分が冷却に伴って固化する温度を把握して、この温度に至るまでの任意時間が経過したときに合板をその堆積状態から一枚ずつ取り出しており、樹脂成分はその固化する以前にこの合板表面から蒸散除去させられ、この方法によって板状体で構成する合板を堆積された状態から一枚ずつ取り出せるようになった。
一方、この発明ではこの多段ホットプレスで加熱加圧直後の板状体は各段の熱板から一枚ずつ取り出され、この板状体を湿潤状態としてから順次堆積しているが、この板状体を湿潤状態とする方法として、多段ホットプレスから取り出して順次堆積するまでの搬送過程において、各板状体の上下両面から散水されたり、或いは水分を噴霧状態に吹き付けることを行うことができ、この方法であれば堆積場所に搬送するためのコンベヤラインをそのまま湿潤状態とする装置に簡単に置き換えて、板状体を指定された堆積場所に一旦堆積することができるようになった。
そこで、この発明は、合板表面から滲出する樹脂成分が冷却固化し始める温度に至る前の任意時間経過後に堆積山から合板を一旦取り出し、その表面から気化する水分を大気へ蒸散させる方法を提案する。この堆積山から一旦合板を取り出す時間は、加熱加圧後に散水されて湿潤状態で堆積されてから、合板を構成する木材樹種の各種条件下によっても相異するが、この任意時間の経過は概ね60分以内が一つの目安となる。特に、針葉樹系の樹脂分が過多となる木材樹種より構成される合板では、好適にはさらに短縮されて30分位経過した時点に堆積山から取り出すこととする。
また、任意時間経過後に堆積状態から1枚ずつ取り出されて温度低下した板状体は、再び堆積され、その後この堆積状態の板状体を次の工程に向けて1枚ずつ取り出すことを特徴とする。上記したように任意時間経過後に取り出された板状体(合板)は、水分と樹脂成分を蒸散除去してその表面の樹脂成分が固化し始めているから、これを再度堆積しても今度は樹脂成分によって隣接する合板が密着するようなことはなく、合板は一枚ずつ確実に取り出せ、次の工程に搬送できるようになった。
また、一旦取り出した合板の表面に対して送風させることによって、合板の表面近傍に滞留する樹脂成分の蒸散を促進させる方法も好適な手段の一つである。具体的には、加熱加圧直後に堆積された堆積場所から適宜位置に設定された別の堆積場所まで合板を搬送するときに、その搬送途上にファンを複数個設置して送風するものである。好適には、ファンは搬送途上の合板の表裏両面に亘って設置され、その表裏両面から滲出して滞留している樹脂成分の蒸散を均等に促進するものである。例えば、合板が水平状態で搬送されるのであればファンはその搬送面に対して上下方向の延長位置に設置されているものである。
この他、一旦取り出した合板の表面近傍に滞留する樹脂成分を吸引することによっても樹脂成分の除去を図ることも可能である。具体的には、加熱加圧直後に堆積された堆積場所から適宜位置に設定された別の堆積場所まで合板を搬送するときに、その搬送途上に吸引具を複数個設置して樹脂成分を吸引するものである。好適には、吸引具は搬送途上の合板の表裏両面に亘って設置され、その表裏両面から滲出して滞留している樹脂成分の吸引を均等に促進するものである。例えば、合板が水平状態で搬送されるのであれば吸引具はその搬送面に対して上下方向の延長位置に設置されているものである。
また、この発明は、堆積状態から取り出された前記板状体の木質の溶融状態の樹脂成分が、板状体の表面上に冷却固化する温度まで低下したときに、板状体を順次別の堆積場所へ再び堆積させている。このとき、板状体(合板)の表面から樹脂成分が滲出していたとしても樹脂成分が冷却固化した状態であるので、堆積された合板間の樹脂成分による接着性は回避または低下される。
すなわち、一旦冷却固化した樹脂成分は合板がその温度以下に維持されている以上、再び溶融状態とならない。したがって、一旦別の堆積場所に堆積された堆積山の合板の表面に樹脂成分が冷却固化した状態で残存していたとしても、樹脂成分による接着性が回避または低下されているので、堆積山から合板を一枚ずつ取り出すことが可能となる。
本願発明者等は実験に伴う知見によって、合板表面から滲出する樹脂成分が冷却固化し始める温度をほぼ特定した。これは木材種によって相異することは当然であるが、概略的には合板の温度が摂氏80度以下になった頃に散発的に樹脂成分が固化し始め、比較的樹脂成分が多量に滲出する上述した松系針葉樹の黒松、ラーチ等であっても概ね摂氏70度以下まで冷却したときにほぼ冷却固化しており、この温度以下まで冷却したときに再び堆積させれば、堆積状態の合板は1枚ずつ取り出すことができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は多段ホットプレス1と、このホットプレス1に板状体4(以下合板4ともいう)を送り込むローダ6と、このホットプレス1で加熱加圧された合板4を取り出すアンローダ7との関係を示しており、図2はこのアンローダ7から合板4を搬出する状態を示している。
通常、多段ホットプレス1は複数段の熱板2が図1に示すように水平状態に開放され、また閉鎖可能に支持されている。そして、水平状態に支持された各段の熱板2は下方に位置するシリンダのラム3によって上下方向へ昇降可能とされており、この熱板2の上に合板4を載せた状態で各段の開放空間が閉鎖するように上昇し、閉鎖時に各段の熱板2間に挟まれた合板4を加熱加圧している。
合板4はベニヤ単板5に接着剤を塗布して、図3に示すようにその繊維方向を平行に複数枚積層したもの(平行合板・単板積層材ともいう)や、図4に示すようにその繊維方向を直交させて複数枚積層したものがある。このように接着された合板4はベルトコンベヤなどによってローダ6へ運ばれて、このローダ6は多段ホットプレス1と同じ段数の棚が設けられており、運ばれた合板4は図1に示すようにこの棚の上に載せられる。
この多段ホットプレス1の挿入側に位置するローダ6の棚の上に載せられた合板4は、図1のローダ6に記載した矢印で示すように、プッシャーによってそれぞれ同じ高さの多段ホットプレス1の熱板2の上に一枚ずつ押し出されて挿入され、多段ホットプレス1は前記シリンダのラム3によって上昇して各段の熱板2の間で合板4を加熱加圧する。
そして、多段ホットプレス1の各段の熱板2は摂氏100度から130度位に温度設定され、合板4を構成するベニヤ単板5に塗布された熱硬化性樹脂接着剤を加熱しながら加圧して接着している。この加熱加圧後の合板4は、多段ホットプレス1の前記シリンダのラム3が降下して各段の熱板2の間に開放空間ができると、多段ホットプレス1の熱板2の高さは多段ホットプレス1の取り出し側に位置するアンローダ7の棚の高さに一致しており、加熱加圧された合板4は図1の多段ホットプレス1に記載した矢印で示すように、その先端を保持されて多段ホットプレス1の各段の熱板2間から取り出されてアンローダ7の棚の上に引き出される。
このアンローダ7は図2に示すようにクロスバーなどを使った昇降機構によって上下動自在となっており、一方、図1に示すようにアンローダ7の棚にはベルトコンベヤ8のための隙間が設けられている。このため、アンローダ7の棚から加熱加圧された合板4を取り出すには、ベルトコンベヤ8をアンローダ7の一番下の棚よりも下方に位置した状態に配置してから、図2の矢印のようにアンローダ7を降下させれば、最下段の棚の上の合板4からベルトコンベヤ8の上に載せられて取り出すことができ、アンローダ7から取り出された合板4はベルトコンベヤ8上を堆積場所9まで搬送されて堆積される。
この搬送途上の合板4に対して実施例では湿潤状態とする機構が付加されており、合板4が水平状態で搬送される搬送途上を示す図2において、散水管10はその搬送面に対して上下方向の延長位置でベルトコンベヤ8の搬送面に向かって敷設されており、散水管10から合板4の表裏面に対して散水されると、合板4は表裏の両面が湿潤状態となる。また、散水に代替して噴出ノズルから水分を噴霧状態にして吹き付ける場合もある。
このように、湿潤状態にされた合板4はその後それぞれ所定の堆積場所9に一旦堆積され、この堆積状態のまま或る時間(任意時間)放置される。これによって各合板4は調湿されて平衡含水率化を図り、接着後の合板に反り、歪み等の不都合を解消することになる。
そして、この堆積場所9に堆積された合板4は任意時間が経過すれば、図5・図6に示すように堆積場所9から一枚ずつ取り出されてベルトコンベヤ8で搬送され、この搬送途中で合板4は表面から水分を放出してその温度を低下しながら、次の工程に向けて搬送されている。
前記多段ホットプレス1で合板4を加熱加圧する熱板2の温度は摂氏100度乃至130度に設定されているが、堆積場所9に堆積される各合板4は、湿潤状態で摂氏100度位の温度を保持したまま堆積されることになる。この合板4は木質より成る構成体であって、堆積場所9に堆積された合板4は加熱により木質の樹脂成分、いわゆる、ヤニがその表面から滲出する。
前記堆積場所9に堆積された状態の合板4の堆積枚数は通常100枚以上であり、多段ホットプレス1によって加熱加圧された合板4は、堆積山11の表層部位に相当する位置の合板4については放熱作用とともに水分が蒸散され、経時的変化に伴って各合板4の温度低下も観察されるが、堆積された合板4の中は高温度に維持されたままであり、樹脂成分の滲出が起こり易くなっている。
この合板4の表面から滲出する樹脂成分は、ベニヤ単板5を切削する木材種によって滲出度合いが相異しており、例えば、広葉樹に比して針葉樹は樹脂成分の滲出割合が多く、特に赤松、黒松、ラーチ等の松系針葉樹には樹脂成分の滲出が過多となる傾向である。
このように、堆積山11の内部の合板4の表面温度は高温度に維持されて、木質系の樹脂成分が溶融して合板4の表面部分に滲出しているが、この樹脂成分は堆積山11の内部の合板4の表面温度が或る温度よりも低下し、これに伴って溶融された樹脂成分が冷却すれば、溶融状体にある樹脂成分が固化することになり、この樹脂成分によって合板4同士が接着し、堆積山11の最上部から合板4を一枚ずつ取り出すことが不可能となる。
この発明では湿潤状態を作り出す水分によって、合板4から樹脂成分が滲出しても樹脂成分が軟化して粘着力を低下させることができ、また、任意時間経過後にこの堆積場所9に堆積された合板4を一枚ずつ取り出して、搬送途中に表面から水分を放出する時に、樹脂成分も一緒に蒸散除去して、合板4同士の接着を回避することを可能としている。
従来、合板4の堆積場所9では、その合板4が冷却するまで放置されるものであるが、この発明の堆積場所9では合板4が冷却するまで放置されず、任意時間経過した時点で堆積場所9に堆積された合板4を、図5及び図6に示すように一旦堆積山11から一枚ずつ取り出している。
この堆積山11から合板4を取り出す時間は、多段ホットプレスによって加熱加圧後に、散水管10によって散水されて湿潤状態で堆積されてから、合板4を構成する木材樹種の各種条件下によっても相異するが、概ね60分以内が一つの目安となる。特に、針葉樹系の樹脂分が過多となる木材樹種より構成される合板4では、好適にはさらに短縮されて30分位経過した時点に堆積山11から取り出すこととする。
このように、堆積された状態でまだ合板4が所定の温度を維持している間であれば、堆積山11に積み上げられた合板4は滲出した樹脂成分がやわらかく確実に一枚ずつ取り出しができるようになり、この時間を経過すれば、滲出した樹脂によって積み重ねられた合板4は、時々重合状態で取り出され、一枚ずつ取り出すことができなくなる。
一方、堆積山11に堆積した合板4は、任意時間経過後に堆積状態から図5及び図6に示すように1枚ずつ取り出されており、ベルトコンベヤ8によって搬送されて温度を低下させてから再び別の堆積場所12で堆積され、その後この堆積状態の合板4を必要に応じて次の工程に向けて1枚ずつ取り出している。
このようにまだ樹脂成分がやわらかく接着状態になっていないときに堆積山11から取り出された合板4は、ベルトコンベヤ8によって搬送途中に周囲の低温度の空気に触れて温度を低下させ、滲出した樹脂成分の表面が固化を始めるから、その後、この合板4を別の堆積場所12で堆積して、そのまま温度が低下しても、このときは堆積した合板4が接着状態となって一枚ずつ取り出すときに重合して取り出されるようなことはなく、確実に一枚ずつ取り出すことができるようになった。
また、一旦取り出してベルトコンベヤ8で搬送中の合板4の表面に対して送風させることによって、合板4の表面近傍に滞留する樹脂成分の蒸散を促進させる方法も好適な手段の一つである。具体的には、加熱加圧されて湿潤状態で堆積された堆積場所9から、図5に示すように適宜位置に設定された別の堆積場所12まで合板4を搬送するときに、その搬送途上にファン13をその搬送方向の線上に向かって複数個設置して送風するものである。また、好適には、ファン13は搬送途上の合板4の表裏両面に亘って設置され、例えば、合板4が水平状態で搬送されるのであればファン13はその搬送面に対して上下方向の延長位置に設置されて、その合板4の表裏両面から滲出して滞留している樹脂成分の蒸散を均等に促進するものである。
この他、図6に示すように一旦取り出した合板4の表面近傍に滞留する樹脂成分を吸引することによっても樹脂成分の除去を図ることも可能である。具体的には、加熱加圧されて、湿潤状態で堆積された堆積場所9から、適宜位置に設定された別の堆積場所12まで合板4を搬送するときに、その搬送途上に吸引具14を複数個設置して樹脂成分を吸引するものである。また、好適には、吸引具14は搬送途上の合板4の表裏両面に亘って設置され、例えば、合板4が水平状態で搬送されるのであれば吸引具14はその搬送面に対して上下方向の延長位置に設置されて、その合板4の表裏両面から滲出して滞留している樹脂成分の吸引を均等に促進するものであり、合板4の表面付近に蒸発した樹脂成分を無くすことができるから、樹脂成分の蒸散が促進できるようになった。
このように、ベルトコンベヤ8で合板4を堆積場所9から別の堆積場所12へ搬送する途中に、ファン13や吸引具14を配置したから、合板4は水分と一緒に滲出した樹脂成分を表面から蒸発させて逸散できるようになり、樹脂成分はその表面の気化しやすい成分が急速になくなるから、短時間で樹脂成分が固化するようになり、かなり早いベルトコンベヤ8の搬送速度で、始めの堆積場所9から近い場所に設置した別の堆積場所12に搬送する間において樹脂成分の固化が確実に進み、省スペースで効率よく合板4が堆積できるようになった。
そして、ファン13や吸引具14を使って合板4の表面に向けて強制的な空気の流通を形成させることは、合板4自体と滲出した樹脂成分との温度低下にも効果的であり、湿潤状態で堆積場所9に堆積された合板4が取り出され、その合板4の表面に滲出した木質の溶融状態の樹脂成分が、合板4の表面上に冷却固化する溶融されない温度まで低下させたときに、合板4を順次別の堆積場所12に再び堆積させている。このとき、合板4の表面から樹脂成分が滲出していたとしても樹脂成分が冷却固化した状態であるので、堆積された合板4間の樹脂成分による接着性は回避または低下される。
すなわち、一旦冷却固化した樹脂成分は合板4がその温度以下に維持されている以上、再び溶融状態とならない。したがって、一旦別の堆積場所12に堆積された堆積山15の合板4の表面に樹脂成分が冷却固化した状態で残存していたとしても、樹脂成分による接着性が回避または低下されているので、堆積山15から合板4を一枚ずつ取り出すことが可能となる。
そして、より具体的には、湿潤状態で堆積された合板4が堆積場所9から取り出され、その合板4はその温度が摂氏70度以下まで冷却したときに、その合板4を再び別の堆積場所12に堆積させるのであれば、この堆積場所12に堆積された堆積山15の合板4の表面に樹脂成分が残存していても、既に冷却固化した状態であるから樹脂成分による合板4同士の接着は発生せず、別の堆積場所12の堆積山15から合板4を、長時間経過した後でも一枚ずつ取り出すことが可能となった。
なお、上記の実施例はベルトコンベヤ8の上に水平状態で合板4を載せて搬送するものであるが、多段式ホットプレスには垂直状態に支持された各段の熱板が左右の何れかまたは両方に設置されたシリンダのラムによって左右方向へ移動可能とされ、閉鎖時に各段の熱板間によって合板を加熱加圧するものがあり、このような多段式ホットプレスを利用することもできる。
そして、ベニヤ単板を複数枚仮接着された合板は、垂直状態に保持されてローダに送り込まれ、このローダは垂直状態に支持された合板を垂直状態のホットプレスの格段の熱板の間に挿入し、ホットプレスは垂直状態の合板を加熱加圧して強固に接着することができる。その後、シリンダのラムが移動して各段の熱板の間に開放空間をつくり、垂直状態の合板はそのままアンローダに送られて、別途垂直に合板を保持する搬送手段によって湿潤状態とされながら堆積場所に搬送される。
このように合板は垂直状態で搬送されるから散水管10はその搬送面に対して左右方向の延長位置に設置され、また、堆積された合板が別の堆積場所に搬送されるときに、ファン13や吸引具14がその搬送面に対して左右方向の延長位置に設置されている。
本発明の効果を確認するために、以下の各種実験を行った。
(実験例1)
ラーチ材種の針葉樹原木をベニヤレースによって回転切削して縦3尺×横10尺のベニヤ単板5を得た。これらベニヤ単板5を上下に隣接するもの同士の繊維方向を直交させて、間に熱硬化性樹脂接着剤を塗布して3枚積層して仮接着した合板素材を得た。この仮接着した3層の合板素材を、摂氏115度に加熱保持された多段ホットプレス1の各段の熱板2の間にて加熱加圧して3尺×10尺、厚さ9ミリの合板4を得た。
この合板4を多段ホットプレス1の取り出し側に位置するアンローダ7より各段の熱板2の間から取り出して、ベルトコンベヤ8上を搬送する間に合板4の面に散水して堆積場所9で堆積して8時間放置した。このとき堆積山11における合板4の枚数は134枚であった。
そして、この堆積山11の最上部から1枚ずつ順次合板4を取り出し、ダブルソーの縦切り機によってまずその長手方向の両側縁部を鋸断し、次いで、横切り機によって長手方向と直交する両側縁部を鋸断した。このとき、堆積された合板4から樹脂成分が滲出して上下に位置する合板4が接着して1枚ずつ分離不能であったもの、またその分離不能であった堆積位置は表1に示すとおりであった。
Figure 2006321128
なお、表1中の○印は堆積山11から取り出し可能であった合板4であり、●印は堆積山11から分離不能であった合板4である。また、表1中の番号は堆積山11に堆積された合板4に対してその上部から連続して付したものである。
次に、この合板4を多段ホットプレス1の取り出し側に位置するアンローダ7より各段の熱板2の間から取り出して、ベルトコンベヤ8上を搬送する間に合板4面に散水して堆積場所9で一旦堆積した。このときの堆積山11における合板4の枚数は116枚であった。
そして、堆積してから20分経過後に、この堆積山11から合板4を1枚ずつ取り出してファン13によってその両面に亘って送風しながら別の堆積場所12まで搬送し、再び堆積した。この取り出してから再び堆積する、いわゆる積み替えの所要時間は1枚当たりそれぞれ8秒であった。
このように別の堆積場所12で再び堆積した合板4はそのまま8時間放置した。その後別の堆積場所12の堆積山15から1枚ずつその最上部から順次合板4を取り出し、ダブルソーの縦切り機によってまずその長手方向の両側縁部を鋸断し、次いで、横切り機によって長手方向と直交する両側縁部を鋸断した。
このとき、堆積された合板4間の樹脂成分による接着性は積み替えによって回避されて分離不能なものはなくなっており、それぞれの合板4の堆積位置と合板自体の温度は表2に示すとおりであった。
Figure 2006321128
なお、表2中の○印は堆積山15から取り出し可能であった合板4であり、表2中の番号は堆積山15に堆積された合板4に対してその上部から連続して付したものである。また、温度は堆積状態の各合板4の表面温度を測定したものである。
次に、この合板4を多段ホットプレス1の取り出し側に位置するアンローダ7より各段の熱板2の間から取り出して、ベルトコンベヤ8上を搬送する間に合板4面に散水して堆積場所9で一旦堆積した。このときの堆積山11における合板4の枚数は153枚であった。
そして、堆積してから30分経過後に、この堆積山11から合板4を1枚ずつ取り出してファン13によってその両面に亘って送風しながら別の堆積場所12まで搬送し、再び堆積した。この取り出してから再び堆積する、いわゆる積み替えの所要時間は1枚当たりそれぞれ12秒であった。
このように別の堆積場所12で再び堆積した合板4はそのまま8時間放置した。その後この別の堆積場所12の堆積山15から1枚ずつその最上部から順次合板4を取り出し、ダブルソーの縦切り機によってまずその長手方向の両側縁部を鋸断し、次いで、横切り機によって長手方向と直交する両側縁部を鋸断した。
このとき、堆積された合板4間の樹脂成分による接着性は積み替えによって回避されて分離不能なものはなくなっており、それぞれの合板4の堆積位置と合板自体の温度は表3に示すとおりであった。
Figure 2006321128
なお、表3中の○印は堆積山15から取り出し可能であった合板4であり、表3中の番号は堆積山15に堆積された合板4に対してその上部から連続して付したものである。また、温度は堆積状態の各合板4の表面温度を測定したものである。
表1によれば134枚中29枚の合板4について樹脂成分が滲出して上下に位置する合板4が接着して1枚ずつ分離不能であった。これに対して表2、表3に示された結果によれば堆積された合板4の間の樹脂成分による接着性は回避されている。すなわち、散水後に一旦堆積された合板4を或る時間経過後に、1枚ずつ取り出してファン13によってその両面に亘って送風することにより、その表面近傍に滞留する樹脂成分が蒸散することを促進させている。この結果により、散水後に一旦堆積された合板4を或る時間経過後に1枚ずつ取り出す、いわゆる積み替えて堆積させることが、樹脂成分の蒸散には有効であることが確認できる。
(実験例2)
次に、実験例1と同様の手法によってラーチ材種の針葉樹原木をベニヤレースによって回転切削して縦3尺×横6尺のベニヤ単板5を得た。これらベニヤ単板5を上下に隣接するもの同士の繊維方向を直交させて、間に熱硬化性樹脂接着剤を塗布して5枚積層して仮接着した合板素材を得た。この仮接着した5層の合板素材を、摂氏115度に加熱保持された多段ホットプレス1の各段の熱板2の間にて加熱加圧して3尺×6尺、厚さ12ミリの合板4を得た。
この合板4を多段ホットプレス1の取り出し側に位置するアンローダ7より各段の熱板2の間から取り出して、ベルトコンベヤ8上を搬送する間に合板4の面に散水して堆積場所9で一旦堆積した。
そして、堆積してから或る時間経過後に、この堆積山11の最上部から合板4を1枚ずつ取り出し、堆積された合板4から樹脂成分が滲出して上下に隣接する合板4に接着する枚数を測定した。これら堆積時間は5分、10分、20分、30分、45分とした。各堆積時間において、堆積された合板4から樹脂成分が滲出して上下に位置する合板4が接着して1枚ずつ分離不能であったものを測定した。
また同様に、各堆積時間経過後、上述の実施例1のように堆積山11から合板4を1枚ずつ取り出してファン13によってその両面に亘って送風しながら別の堆積場所12まで搬送し、再び堆積した。次いで、この堆積山15の最上部から1枚ずつ順次合板4を取り出し、ダブルソーの縦切り機によってまずその長手方向の両側縁部を鋸断し、横切り機によって長手方向と直交する両側縁部を鋸断した。このとき、堆積された合板4から樹脂成分が滲出して上下に位置する合板4が接着して1枚ずつ分離不能であったものを上述の各堆積時間毎に表4に示した。
Figure 2006321128
なお、表4中の○印・△印・×印は堆積山11から合板4の取り出し状態を示すものである。すなわち、○印は取り出し状態が良好なもの、△印は概ね良好に取り出し可能であるが多少分離し難い状態のもの、×印は分離不能な合板4が存在したものをそれぞれ表している。
上記表4の測定結果から、合板4の面に散水して堆積場所11で一旦堆積し、30分経過後にこの堆積山11から合板4を1枚ずつ取り出す場合に極めて良好な取り出し状態となることが判明した。この結果については上述の表3の結果からも確認されている。また、合板4の面に散水して堆積場所11で一旦堆積し、30分経過後にこの堆積山11から合板4を1枚ずつ取り出す場合にも同様であり、上述の表2の結果からも確認されている。
また、合板4を一旦堆積してから5分経過した後に取り出した場合には、その取り出しには支障がないものの、一旦堆積後にダブルソーへの供給に際して取り出す場合に分離不能となる頻度が高くなる傾向にある。しかしながら、表1に示したように積み替えをしなかった合板4の分離不能となる頻度に比しては半減している。すなわち、この数値からも明らかなように積み替えをすることによって、樹脂成分が冷却固化する以前に合板4の表面から水分と共に樹脂成分を蒸散除去させていることに起因している。
本発明は、その根本的技術的思想を踏襲し、発明の効果を著しく損なわない限度において、前記の実施態様の一部を変更して実施でき、それらの変更態様も当然に本発明の技術的範囲に包含される。
多段ホットプレスと、このホットプレスに合板を送り込むローダと、ホットプレスから合板を取り出すアンローダを示す説明図。 本発明方法の一実施例を模式的に示すアンローダから取り出した合板を堆積する説明図。 繊維方向を平行として加熱加圧される平行合板の斜視図。 繊維方向を直交させて加熱加圧される合板の斜視図。 本発明方法の一実施例を模式的に示し合板の積み替え時の説明図。 本発明方法の一実施例を模式的に示し合板の他の積み替え時の説明図。
符号の説明
1 多段ホットプレス
2 ホットプレスの熱板
3 ホットプレスのシリンダのラム
4 合板(板状体)
5 ベニヤ単板
6 合板を送り込むローダ
7 合板を取り出すアンローダ
8 ベルトコンベヤ
9 堆積場所
10 散水管
11 合板の堆積山
12 別の堆積場所
13 ファン
14 吸引具
15 別の堆積場所における合板の堆積山

Claims (10)

  1. 乾燥後の単板の間に接着剤を塗布して積層した板状体をホットプレスに挿入し、このホットプレスにおいて加熱加圧後、取り出した板状体を湿潤状態として順次堆積してそのまま任意時間経過させ、次いで堆積状態の板状体を1枚ずつ取り出して板状体から水分を放出し温度低下させるとともに、次の工程に搬送されることを特徴とする板状体の取り出し方法。
  2. 前記板状体は木質より成る構成体であって、前記ホットプレスの各段の熱板の温度は摂氏100度乃至130度の温度に設定されており、ホットプレスで加熱加圧されて、その加熱により湿潤状態で堆積された板状体は木質の樹脂成分が表面から滲出しており、堆積状態の板状体は任意時間経過後に1枚ずつ取り出され、水分とともに樹脂成分も蒸散除去させる請求項1に記載の板状体の取り出し方法。
  3. 前記ホットプレスで加熱加圧後の前記板状体は、その上下両面のいずれか一方または両方から散水されて湿潤状態とされる請求項1または2に記載の板状体の取り出し方法。
  4. 前記ホットプレスで加熱加圧後の前記板状体は、その上下両面のいずれか一方または両方から水分を噴霧状態に吹き付けられて湿潤状態とされる請求項1または2に記載の板状体の取り出し方法。
  5. 前記板状体が湿潤状態で堆積される時間はその湿潤状態後60分以内とする請求項1ないし4のいずれかに記載の板状体の取り出し方法。
  6. 任意時間経過後に堆積状態から1枚ずつ取り出した前記板状体は、温度を低下させてから再び堆積され、その後この堆積状態の板状体を次の工程に向けて1枚ずつ取り出すことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の板状体の取り出し方法。
  7. 堆積状態から1枚ずつ取り出された前記板状体の表面に対して送風することによって、板状体の近傍から水分を逸散させ、板状体の表面から水分を蒸発させる請求項1ないし6のいずれかに記載の板状体の取り出し方法。
  8. 堆積状態から1枚ずつ取り出された前記板状体の表面から湿潤状態の空気を吸引することによって、板状体の近傍から水分を除去して、板状体の表面から水分を蒸発させる請求項1ないし6のいずれかに記載の板状体の取り出し方法。
  9. 湿潤状態で堆積された前記板状体が取り出され、その板状体の表面に滲出した木質の溶融状態の樹脂成分が、板状体の表面上に冷却固化する温度まで低下したときに、前記板状体を再び堆積させる請求項1ないし8のいずれかに記載の板状体の取り出し方法。
  10. 湿潤状態で堆積された前記板状体が取り出され、その板状体はその温度が摂氏70度以下まで冷却したときに、前記板状体を再び堆積させる請求項1ないし8のいずれかに記載の板状体の取り出し方法。


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