JP2006320922A - 鋼管の製造方法および装置 - Google Patents

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能知 岡部
Hiroyasu Yokoyama
泰康 横山
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一仁 剣持
Takashi Sakata
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【課題】ダウンヒル成形方式の鋼管製造において、板のロール成形段階で管底部内面側のYR上昇を抑制し、かつ管内面側の減肉あるいはロールとの接触疵の発生を防止可能として高寸法精度でかつ低YRの鋼管を製造しうる鋼管の製造方法および装置を提供する。
【解決手段】板の上下面に上下一対の第1のロールを押し付けて板幅端部を上面が内面側となるよう曲げ成形後、上下一対の第2のロールを押し付けて板幅中央部を上面が内面側となるよう曲げ成形するにあたり、第2のロールのパスラインを第1のロールのパスラインよりも低位置とするダウンヒル成形方式の鋼管の製造方法において、第2のロールの上ロール2Tの押し付け中心部100相当部位に凹み9が設けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、鋼管の製造方法および装置に関し、特に、ダウンヒル成形方式の造管ミルを用いて高寸法精度の低YR鋼管を有利に製造しうる鋼管の製造方法および装置に関する。
電縫鋼管、TIG溶接鋼管、レーザー溶接管等の成形鋼管、ロール成形によって成形する角コラム、同様の方法で成形するアルミ管やアルミコラムなどは、板の上下面に表面円弧形状を持ったロールを押し付けて成形する成形ロールによって成形される。
例えば電縫鋼管は、素材の帯鋼を一群の成形ロールによって連続的に円筒状のオープンパイプに成形したのち、その継目部を電気抵抗溶接法を用いて接合し、製造される。成形ロールは通常数十段のロール群で構成されている。ブレークダウンロールは、駆動された水平ロールで、帯鋼エッジ部の成形を含め半円までの初期成形を行う。ケージロールまたはサイドロールは非駆動の垂直ロールで、ブレークダウンロール間に配置される。ブレークダウンロールとケージロールまたはサイドロールによって帯鋼を成形した後、フィンパスロールで仕上成形し、スクイズロールによって溶接工程での帯鋼エッジの突き合せ形状をコントロールする。
ブレークダウンロールは、通常3〜5組のロール群として構成され、帯鋼を連続的に内曲げ矯正して成形する。通常ロール群の前段から後段にかけて、ロール形状の曲率半径が徐々に小さくなるようにロールが配置されている(例えば特許文献1)。なお、ロール群の前段において帯鋼の中央部を除く部分を矯正するロールが配置されたものもある(例えば特許文献2)。ブレークダウンロール群において帯鋼の幅中央部を含めて半円から円筒状に近い形状に成形するため、ロール群の後段においては帯鋼の幅中央部を内曲げ矯正するためのブレークダウンロール(図3(a)(b))が配置される。また、ブレークダウンロールは帯鋼を進行させるための駆動ロールとして機能させるため、上下ロールで帯鋼をピンチした上でロールに駆動回転力を付与している。
電縫鋼管の成形用ロールにおいては、ロール取り替え頻度を極力少なくするため、同一の電縫鋼管外径については薄肉から厚肉までの帯鋼全肉厚について共通のロールを用いている。従って、ブレークダウンロールの下ロール表面形状の曲率半径がRであれば、上ロール表面形状の曲率半径Rは、下ロール曲率半径Rから帯鋼の最大肉厚tmaxを引いた値としている。さらに、異なった電縫鋼管外径についても、ブレークダウンロールを兼用して使用することがある。この場合は、下ロールの曲率半径は外径の大きな電縫鋼管にあわせ、上ロールの曲率半径は外径の小さな電縫鋼管にあわせて定める。その結果、上ロール表面形状の曲率半径Rと下ロール曲率半径Rとの差は、帯鋼の最大肉厚tmaxよりも大きな値となることがある。
ところで、建築物の構造材料として使用される電縫鋼管においては、地震発生時の電縫鋼管構造部の破断を防止するため、低YRであることが要求されている。又、ラインパイプにおいては、船上から海底まで曲げ変形を加えながらパイプを敷設する時にパイプ長手方向の変形性能が必要で低YRが要求される場合と、輸送流体から異常な圧力を受けた時に円周方向に変形能力を確保する為に低YRが要求される場合がある。
また、自動車部品等において、電縫鋼管をハイドロフォ−ム法により成形した製品が採用され始めている。ハイドロフォ−ム加工法は、内部形状が最終製品形状である割型の内部に素管を入れ、素管の端部から素管内に液を導入して内圧をかけ、両側から押し込み用のシリンダ−で管軸方向に圧縮荷重を付加して押し込み、素管を最終形状に加工する方法である。
ハイドロフォ−ム法による加工では、軽量かつ従来法では得られないような高加工度の複雑な形状のものまで成形可能であり、さらに加工時の軸力と内圧を高精度に制御することにより、複雑形状部品の一体成形と高精度化が可能なことから、自動車の軽量化およびコストダウンが可能な車体構造実現の技術として期待されている。
ハイドロフォ−ム加工用素管には優れた成形性が要求される。電縫鋼管を素管としてハイドロフォ−ム加工を行った場合、加工度を高めると、局所的に伸びの限界を超え破断が生じることがある。そのため、複雑な形状の製品をハイドロフォ−ム加工するためには、電縫鋼管のどの部位においても低いYRを有し、また良好な延性を有することが必要とされる。
電縫鋼管の電縫溶接部については、ポストアニーラと呼ばれる局部熱処理装置によって歪み取り焼きなましを行うことができ、これによって電縫溶接部の延性の改善や低YR化を図ることができる。
しかし、電縫溶接後の電縫鋼管において、電縫溶接部を除く部分についてみると、電縫溶接部の円周方向反対側、すなわち板(帯鋼)の幅中央部に相当する部分において、その他の部分に比較してYRが高く延性が低い部分が存在する。このような部分が存在すると、電縫鋼管を建築物の構造材料として使用した場合には、地震に際してYRの高い部分が破断の起点となりやすい。また、電縫鋼管をハイドロフォーム加工用素管に用いた場合には、加工度を高めるとやはりYRが高い部分において伸びの限界を超え破断が生じることとなる。従来からの電縫溶接部に適用するポストアニーラに加え、溶接部反対側の部分にまでポストアニーリングを実施しようとすると、新たなポストアニーラ設備を設置することが必要となり、造管の生産性を悪化させることともなる。そこで、ロール成形過程において板幅中央部相当部分でYRが高く延性が低くなることを防止すべく、下ロールの幅中央部の押し付け中心部に凹部を形成することで、押し付け中心部の局部圧下を防止する技術が提案されている(特許文献3)。
特開昭62−50019号公報 特開昭63−281713号公報 特開2003−220419号公報
一方、電縫鋼管製造ラインなどでは、パスラインが水平であると、成形に伴い板幅端部(オープン管周端部)が長手方向に伸ばされるために、管内に不均一な歪が発生する。そこで、管底部(板幅中央相当部)の伸び量を増加させて管端部の伸び量と釣り合わせる方法として、ダウンヒル成形方式が使用される場合がある。ダウンヒル成形方式では、例えば図1に示すように、板30の上下面に上下一対の第1のロール1(エッジベンドロールに該当)を押し付けて板幅端部を曲げ成形後、上下一対の第2のロール2を押し付けて板幅中央部を曲げ成形する際に、第2のロール2(ブレークダウンロールに該当)のパスライン2PLを第1のロール1のパスライン1PLよりも低位置として成形が行われる。
なお、第2のロール2は実際は複数段(2〜5段程度)配置され、第1のロールから第2のロールの最終段にかけて徐々にパスラインを下降させているが、図1では簡略化して第2のロールは1段のみ図示した。また、実際は第1のロールから第3のロール3(フィンパスロールに該当)の間の複数段の第2のロールの段間で管外周側に接触させるケージロールまたはサイドロールが配列されているが、図1ではそれらの図示も省略した。
ダウンヒル成形方式においては、第2のロール2の上ロール2にかかる負荷が大きい。特に、上ロール2の幅中央部は板30が進入していく過程において、管内面側とする板30上面側を押さえつけてこの部分の圧下力が過大となり、この部分が塑性変形してしまい、押し付け中心部のYRが上昇する。上ロール2幅中央部のRが小さいと、板30の上面側に極めて高い応力がかかり、管内面側が減肉する、あるいはロールとの接触疵が発生するという問題がある。
特許文献3の技術は、ブレークダウンロールの長手方向(ロール胴長方向)の中心部において、押し付け中心部の下ロールによる過大な圧下力がかからないように、下ロール中心部の形状を、ロールカリバ底に凹部を設けた形状に制御して、接触を低減させてYRの上昇を防止するものであった。
しかし、ダウンヒル成形方式では、板が進入する際に、板の下面が下ロールカリバ底と接触するよりも前に板の上面が上ロールと接触し、この接触中に上述のように板の内面側の圧下力が過大となるため、下ロールカリバ底部に凹部を設けたブレークダウンロールを用いても、上ロールのカリバ頂部(幅中央部)との接触により板幅中心部(管底部)の内面側のYRが上昇し、また管内面側が減肉し、あるいはロールとの接触疵が発生するという問題は解決されない。
そこで、本発明は、ダウンヒル成形方式の鋼管製造において、板のロール成形段階で管底部内面側のYR上昇を抑制し、かつ管内面側の減肉あるいはロールとの接触疵の発生を防止可能として高寸法精度でかつ低YRの鋼管を製造しうる鋼管の製造方法および装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成した本発明は、以下のとおりである。
(1)板の上下面に上下一対の第1のロールを押し付けて板幅端部を上面が内面側となるよう曲げ成形後、上下一対の第2のロールを押し付けて板幅中央部を上面が内面側となるよう曲げ成形するにあたり、第2のロールのパスラインを第1のロールのパスラインよりも低位置とするダウンヒル成形方式の鋼管の製造方法において、第2のロールの押し付け中心部の上ロール表面を、該押し付け中心部両側の上ロール形状と同じ曲率半径の円弧両端部で前記押し付け中心部両側の上ロール表面と接する仮想円弧よりも、上ロール中心軸側に位置せしめたことを特徴とする鋼管の製造方法。
(2)板の上下面に上下一対の第1のロールを押し付けて板幅端部を上面が内面側となるよう曲げ成形後、複数段の上下一対の第2のロールを押し付けて板幅中央部を上面が内面側となるよう曲げ成形するにあたり、第2のロールのパスラインを前記第1のロールのパスラインよりも低位置でかつ下流側の段ほど低位置とするダウンヒル成形方式の鋼管の製造方法において、少なくともいずれか1段の第2のロールの押し付け中心部の上ロール表面を、該押し付け中心部両側の上ロール形状と同じ曲率半径の円弧両端部で前記押し付け中心部両側の上ロール表面と接する仮想円弧よりも、上ロール中心軸側に位置せしめたことを特徴とする鋼管の製造方法。
(3)板の上下面に押し付けて板幅端部を上面が内面側となるよう曲げ成形する上下一対の第1のロールと、該第1のロール出側の板に押し付けて板幅中央部を上面が内面側となるよう曲げ成形する上下一対の第2のロールとを有し、第2のロールのパスラインが第1のロールのパスラインよりも低位置にあるダウンヒル成形方式の鋼管の製造装置において、第2のロールの押し付け中心部の上ロール表面が、該押し付け中心部両側の上ロール形状と同じ曲率半径の円弧両端部で前記押し付け中心部両側の上ロール表面と接する仮想円弧よりも、上ロール中心軸側に位置することを特徴とする鋼管の製造装置。
(4)板の上下面に押し付けて板幅端部を上面が内面側となるよう曲げ成形する上下一対の第1のロールと、該第1のロール出側の板に押し付けて板幅中央部上面が内面側となるようを曲げ成形する複数段の上下一対の第2のロールとを有し、第2のロールのパスラインが第1のロールのパスラインよりも低位置でかつ下流側の段ほど低位置にあるダウンヒル成形方式の鋼管の製造装置において、少なくともいずれか1段の第2のロールの押し付け中心部の上ロール表面が、該押し付け中心部両側の上ロール形状と同じ曲率半径の円弧両端部で前記押し付け中心部両側の上ロール表面と接する仮想円弧よりも、上ロール中心軸側に位置することを特徴とする鋼管の製造装置。
本発明によれば、ダウンヒル成形方式の鋼管の製造手段において、押し付け中心部の上ロール表面が、該押し付け中心部両側の上ロール形状と同じ曲率半径の円弧の両端部で前記押し付け中心部両側の上ロール表面と接する仮想円弧よりも、上ロール中心軸側に位置するような第2のロールを用いることにより、この第2のロールの上ロールによる板の押し付け中心部への圧下力が軽減されるから、管底部のYR上昇を抑制できるとともに、内面側の減肉やロールとの接触疵の発生も防止できる。
本発明は、電縫鋼管、TIG溶接鋼管、レーザー溶接管等の成形鋼管、ロール成形によって成形する角コラムなど、帯鋼の上下面に表面円弧形状を持ったロールを押し付けて上面が内側となるよう曲げ成形するあらゆる種類のダウンヒル成形方式のロール成形に適用することができる。以下、電縫鋼管のブレークダウンロールを例にとって説明を行うが、本発明が電縫鋼管のブレークダウンロールに限定されないことはいうまでもない。
図2は、本発明で少なくともいずれか1段に用いるものとした第2のロール2(ブレークダウンロールに該当)の上ロール形状を示す断面図である。この上ロール2では、押し付け中心部100における上ロール表面が、押し付け中心部両側101の上ロール形状と同じ曲率半径の円弧両端部で押し付け中心部両側101の上ロール表面と接する仮想円弧21よりも、上ロール中心軸側に位置する。つまり、上ロール2の押し付け中心部100相当部位(ロール胴長中央部)には凹み9が設けられている。
この凹み9の幅(仮想円弧21の弦長さ)は、上ロール胴長の5〜15%とするのが好ましく、また、凹み9の深さ(仮想円弧21の弧長中心と凹み底との間隔)は、凹みの幅の3〜8%とするのが好ましい。
なお、斜め下方に延びるパスライン上にブレークダウンロールが複数段配置されたダウンヒル成形方式のロール成形装置に本発明を適用する場合、全部の段のブレークダウンロールの上ロールに前記凹みを設けてもよい。もっとも、段の位置によってはパスラインの傾斜度が小さくて、上ロールを前記凹み無しのものから前記凹み付きのものに置換しても本発明の効果が目立たない場合もあり、かかる場合は、前記置換により本発明の効果が顕現する段のみに本発明を適用してもよい。いずれの段に本発明を適用すればよいかは、実験により決定することができる。
エッジベンドロール(第1のロールに該当)、4段配列のブレークダウンロール(第2のロールに該当;番号BD1〜BD4)、フィンパスロール(第3のロールに該当)をパスラインに沿ってこの順に配列し、エッジベンドロールから最終段のブレークダウンロールBD4にかけてのパスラインを下流側ほど低位置に設定したダウンヒル成形方式の電縫鋼管製造装置を用い、表1に示す種々の条件で鋼管製造実験を行った。得られた製品パイプについて、表1に示す特性を調査し、表1に示す結果を得た。なお、表1において、「A:本発明ロール」は、上ロール胴長中央に、凹み幅=胴長の10%、凹み深さ=凹み幅の5%になる凹みを設けたものである。また、「90°部、180°部」はシーム部を0°とした管周方向角度に対応する部位である。
Figure 2006320922
表1より、本発明の実施例では、管底部のYR増加は抑制され、かつ、ロール疵の発生はない。また、90°部と180°部(管底部)との板厚差(肉厚差)も小さく、寸法精度に優れている。
ダウンヒル成形方式の概要を示す説明図である。 本発明で少なくともいずれか1段に用いるものとした第2のロール(ブレークダウンロールに該当)の上ロール形状を示す断面図である。 従来の成形ロールの例を示す断面図であり、(a)は押し付け中心部両側を押し付け中心部と同じ曲率半径に内曲げ成形する例、(b)は押し付け中心部両側を押し付け中心部よりも小さい曲率半径に内曲げ成形する例である。
符号の説明
1 第1のロール
2 第2のロール
3 第3のロール
9 凹み
10 下ロール
15 中央一定曲率半径領域
20 上ロール
21 仮想円弧
25 仮想円
30 板(帯鋼)
100 押し付け中心部
101 押し付け中心部両側
R ロール曲率半径
添字 上ロール
添字 下ロール
添字PL パスライン

Claims (4)

  1. 板の上下面に上下一対の第1のロールを押し付けて板幅端部を上面が内面側となるよう曲げ成形後、上下一対の第2のロールを押し付けて板幅中央部を上面が内面側となるよう曲げ成形するにあたり、第2のロールのパスラインを第1のロールのパスラインよりも低位置とするダウンヒル成形方式の鋼管の製造方法において、第2のロールの押し付け中心部の上ロール表面を、該押し付け中心部両側の上ロール形状と同じ曲率半径の円弧両端部で前記押し付け中心部両側の上ロール表面と接する仮想円弧よりも、上ロール中心軸側に位置せしめたことを特徴とする鋼管の製造方法。
  2. 板の上下面に上下一対の第1のロールを押し付けて板幅端部を上面が内面側となるよう曲げ成形後、複数段の上下一対の第2のロールを押し付けて板幅中央部を上面が内面側となるよう曲げ成形するにあたり、第2のロールのパスラインを前記第1のロールのパスラインよりも低位置でかつ下流側の段ほど低位置とするダウンヒル成形方式の鋼管の製造方法において、少なくともいずれか1段の第2のロールの押し付け中心部の上ロール表面を、該押し付け中心部両側の上ロール形状と同じ曲率半径の円弧両端部で前記押し付け中心部両側の上ロール表面と接する仮想円弧よりも、上ロール中心軸側に位置せしめたことを特徴とする鋼管の製造方法。
  3. 板の上下面に押し付けて板幅端部を上面が内面側となるよう曲げ成形する上下一対の第1のロールと、該第1のロール出側の板に押し付けて板幅中央部を上面が内面側となるよう曲げ成形する上下一対の第2のロールとを有し、第2のロールのパスラインが第1のロールのパスラインよりも低位置にあるダウンヒル成形方式の鋼管の製造装置において、第2のロールの押し付け中心部の上ロール表面が、該押し付け中心部両側の上ロール形状と同じ曲率半径の円弧両端部で前記押し付け中心部両側の上ロール表面と接する仮想円弧よりも、上ロール中心軸側に位置することを特徴とする鋼管の製造装置。
  4. 板の上下面に押し付けて板幅端部を上面が内面側となるよう曲げ成形する上下一対の第1のロールと、該第1のロール出側の板に押し付けて板幅中央部上面が内面側となるようを曲げ成形する複数段の上下一対の第2のロールとを有し、第2のロールのパスラインが第1のロールのパスラインよりも低位置でかつ下流側の段ほど低位置にあるダウンヒル成形方式の鋼管の製造装置において、少なくともいずれか1段の第2のロールの押し付け中心部の上ロール表面が、該押し付け中心部両側の上ロール形状と同じ曲率半径の円弧両端部で前記押し付け中心部両側の上ロール表面と接する仮想円弧よりも、上ロール中心軸側に位置することを特徴とする鋼管の製造装置。
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