JP2003205317A - 成形ロール及び成形方法 - Google Patents

成形ロール及び成形方法

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JP2003205317A
JP2003205317A JP2002004079A JP2002004079A JP2003205317A JP 2003205317 A JP2003205317 A JP 2003205317A JP 2002004079 A JP2002004079 A JP 2002004079A JP 2002004079 A JP2002004079 A JP 2002004079A JP 2003205317 A JP2003205317 A JP 2003205317A
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forming
pressing
radius
center
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JP2002004079A
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Michitoshi Tanimoto
道俊 谷本
Eiji Tsuru
英司 津留
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Nippon Steel Corp
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Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電縫鋼管をはじとめする、板の上下面に表面
円弧形状を持ったロールを押し付けて成形するロール成
形において、成形後において、溶接部を除くいずれの部
分においても十分に低いYRを有する成形品を製造する
ことのできる成形ロールを提供する。 【解決手段】 成形ロール上ロール1の幅中央部の膨ら
みを低減しあるいは凹み形状とした凹部4を形成するこ
とにより、押し付け中心部10において上下ロールが板
を押し付ける状況が解消され、押し付け中心部10の局
部圧下を防止することができ、当該部位のYR上昇を防
止して低YR成形品を製造することが可能になる。上ロ
ール1の形状は、押し付け中心部両側のロール形状が曲
率半径R1であり、該中央部両側のロール形状に接する
半径R1の仮想円11を描いたとき、幅中央部のロール
表面位置Cは仮想円11の位置よりもロール中心側に位
置している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、板の上下面に表面
円弧形状を持ったロールを押し付けて成形する成形ロー
ル、特に電縫鋼管成形用のブレークダウンロールに関す
るものであり、低YR成形品を製造することのできる成
形ロールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】電縫鋼管、TIG溶接鋼管、レーザー溶
接管等の成形鋼管、ロール成形によって成形する角コラ
ム、同様の方法で成形するアルミ管やアルミコラムなど
は、板の上下面に表面円弧形状を持ったロールを押し付
けて成形する成形ロールによって成形される。
【0003】例えば電縫鋼管は、素材の帯鋼を一群の成
形ロールによって連続的に円筒状のオープンパイプに成
形したのち、その継目部を電気抵抗溶接法を用いて接合
し、製造される。成形ロールは通常十数段のロール群で
構成されている。ブレークダウンロールは、駆動された
水平ロールで、帯鋼エッジ部の成形を含め半円までの初
期成形を行う。サイドロールは非駆動の垂直ロールで、
ブレークダウンロール間またはクラスタとして配置され
る。ブレークダウンロールとサイドロールによって帯鋼
を成形した後、フィンパスロールで仕上成形し、スクイ
ズロールによって溶接工程での帯鋼エッジの突き合せ形
状をコントロールする。
【0004】ブレークダウンロールは、通常3〜5組の
ロール群として構成され、帯鋼を連続的に内曲げ矯正し
て成形する。ロール群の前段から後段にかけて、ロール
形状の曲率半径が徐々に小さくなるようにロールが配置
されたタイプや、ロール群の前段においては帯鋼をW型
に成形するWベンドロールが配置されたタイプ(図6
(c))(例えば特開昭62−50019号公報)、ロ
ール群の前段においては帯鋼の中央部を除く部分を矯正
するロールが配置されたタイプ(例えば特開昭63−2
81713号公報)などがある。いずれのタイプにおい
ても、ブレークダウンロール群において帯鋼の幅中央部
を含めて半円から円筒状に近い形状に成形するため、ロ
ール群の後段においては帯鋼の幅中央部を内曲げ矯正す
るためのブレークダウンロール(図6(a)(b))が
配置される。また、ブレークダウンロールは帯鋼を進行
させるための駆動ロールとして機能させるため、上下ロ
ールで帯鋼をピンチした上でロールに駆動回転力を付与
している。
【0005】電縫鋼管の成形用ロールにおいては、ロー
ル取り替え頻度を極力少なくするため、同一の電縫鋼管
外径については薄肉から厚肉までの帯鋼全肉厚について
共通のロールを用いている。従って、ブレークダウンロ
ールの下ロール表面形状の曲率半径がRLであれば、上
ロール表面形状の曲率半径RUは、下ロール曲率半径R L
から帯鋼の最大肉厚tmaxを引いた値としている。さら
に、異なった電縫鋼管外径についても、ブレークダウン
ロールを兼用して使用することがある。この場合は、下
ロールの曲率半径は外径の大きな電縫鋼管にあわせ、上
ロールの曲率半径は外径の小さな電縫鋼管にあわせて定
める。その結果、上ロール表面形状の曲率半径RUと下
ロール曲率半径RLとの差は、帯鋼の最大肉厚tmaxより
も大きな値となることがある。
【0006】建築物の構造材料として使用される電縫鋼
管においては、地震発生時の電縫鋼管構造部の破断を防
止するため、低YRであることが要求されている。又、
ラインパイプにおいては、船上から海底まで曲げ変形を
加えながらパイプを敷設する時にパイプ長手方向の変形
性能が必要で低YRが要求される場合と、輸送流体から
異常な圧力を受けた時に円周方向に変形能力を確保する
為に低YRが要求される場合がある。
【0007】自動車部品等において、電縫鋼管をハイド
ロフォ−ム法により成形した製品が採用され始めてい
る。ハイドロフォ−ム加工法は、内部形状が最終製品形
状である割型の内部に素管を入れ、素管の端部から素管
内に液を導入して内圧をかけ、両側から押し込み用のシ
リンダ−で管軸方向に圧縮荷重を付加して押し込み、素
管を最終形状に加工する方法である。
【0008】ハイドロフォ−ム法による加工では、軽量
かつ従来法では得られないような高加工度の複雑な形状
のものまで成形可能であり、さらに加工時の軸力と内圧
を高精度に制御することにより、複雑形状部品の一体成
形と高精度化が可能なことから、自動車の軽量化および
コストダウンが可能な車体構造実現の技術として期待さ
れている。
【0009】ハイドロフォ−ム加工用素管には優れた成
形性が要求される。電縫鋼管を素管としてハイドロフォ
−ム加工を行った場合、加工度を高めると、局所的に伸
びの限界を超え破断が生じることがある。そのため、複
雑な形状の製品をハイドロフォ−ム加工するためには、
電縫鋼管のどの部位においても低いYRを有し、また良
好な延性を有することが必要とされる。
【0010】電縫鋼管の電縫溶接部については、ポスト
アニーラと呼ばれる局部熱処理装置によって歪み取り焼
きなましを行うことができ、これによって電縫溶接部の
延性の改善や低YR化を図ることができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】電縫溶接後の電縫鋼管
において、電縫溶接部を除く部分についてみると、電縫
溶接部の円周方向反対側、すなわち帯鋼の幅中央部に相
当する部分において、その他の部分に比較してYRが高
く延性が低い部分が存在することがわかった。このよう
な部分が存在すると、電縫鋼管を建築物の構造材料とし
て使用した場合には、地震に際してYRの高い部分が破
断の起点となりやすい。また、電縫鋼管をハイドロフォ
ーム加工用素管に用いた場合には、加工度を高めるとや
はりYRが高い部分において伸びの限界を超え破断が生
じることとなる。従来からの電縫溶接部に適用するポス
トアニーラに加え、溶接部反対側の部分にまでポストア
ニーリングを実施しようとすると、新たなポストアニー
ラ設備を設置することが必要となり、造管の生産性を悪
化させることともなる。
【0012】本発明は、電縫鋼管をはじとめする、板の
上下面に表面円弧形状を持ったロールを押し付けて成形
するロール成形において、成形後において、溶接部を除
くいずれの部分においても十分に低いYRを有する成形
品を製造することのできる技術を提供することを目的と
する。
【0013】
【課題を解決するための手段】板の上下面に表面円弧形
状を持ったロールを押し付けて成形する成形ロールにお
いて、該成形ロールの上ロール表面形状の曲率半径RU
は、前述の通り下ロール曲率半径RLから板の最大肉厚
maxを引いた値としている。そのため、成形する板の
肉厚が最大肉厚tmaxより薄い場合には、図7に示すよ
うに、上ロール1と下ロール2とが表裏両側から板3を
押し付けている部位は押し付け中心部10のみとなる。
また、電縫鋼管製造において、異なった電縫鋼管外径に
ついてブレークダウンロールを兼用して使用する場合に
おいては、上ロール表面形状の曲率半径RUと下ロール
曲率半径RLとの差は、帯鋼の最大肉厚tmaxよりも大き
な値となることがある。この場合、たとえ成形する帯鋼
の肉厚が最大肉厚tmaxであっても、上ロール1と下ロ
ール2とが表裏両側から帯鋼3を押し付けている部位は
押し付け中心部10のみとなる。
【0014】成形ロールは板を移動するための駆動ロー
ルとなっているので、所定の押し付け力を確保する必要
がある。このため、押し付け中心部10においてはロー
ルによる過大な圧下力によって板が塑性変形を受け、そ
れが原因で押し付け中心部10のYRが上昇し、延性が
低下し、さらに硬度が高くなることが明らかになった。
特に熱延コイルの幅中央はクラウンの関係で板厚が0.
3mm程度厚くなることが多いので、トリムによって熱
延コイルの幅中央から採取した帯鋼においては板厚が厚
く、そのため圧下力が増大して押し付け中心部10のY
R上昇の程度がより大きくなる。
【0015】図1に示すように、上ロール1の幅中央部
の押し付け中心部に凹部4を形成すれば、押し付け中心
部10において上下ロールが板を押し付ける状況が解消
され、ロールの圧下力は押し付け中心部10の両側に分
散される。その結果、押し付け中心部10の局部圧下を
防止することができ、当該部位のYR上昇を防止するこ
とができるので、低YRの金属成形品を製造することが
可能になる。
【0016】本発明は、以上の知見に基づいてなされた
ものであり、その要旨とするところは以下のとおりであ
る。 (1)板の上下面に表面円弧形状を持ったロールを押し
付けて成形する成形ロールにおいて、該成形ロールの上
ロール1の形状は、押し付け中心部両側のロール形状が
曲率半径R1(=RU)であり、該押し付け中心部両側の
ロール形状に接する半径R1の仮想円11を描いたと
き、押し付け中心部のロール表面位置Cは該仮想円11
の位置よりもロール中心側に位置していることを特徴と
する成形ロール。 (2)第2の仮想円12は、その半径R2が下ロール押
し付け中心部の表面曲率半径RLから成形する板のうち
最も薄い板厚tminを引いた値であり、該第2の仮想円
12を押し付け中心部両側において上ロール表面に接す
るように配置したとき、押し付け中心部のロール表面位
置Cは第2の仮想円12の位置と同位置あるいは該位置
よりもロール中心側に位置していることを特徴とする上
記(1)に記載の成形ロール。 (3)板の上下面に表面円弧形状を持ったロールを押し
付けて成形する成形ロールにおいて、該成形ロールの上
ロール1の形状は、押し付け中心部のロール表面曲率半
径R3が、押し付け中心部両側のロール表面曲率半径RU
よりも大きいことを特徴とする成形ロール。 (4)押し付け中心部の上ロール表面曲率半径R3は、
押し付け中心部の下ロール表面曲率半径RLから成形す
る板のうち最も薄い板厚tminを引いた値以上であるこ
とを特徴とする上記(3)に記載の成形ロール。 (5)板の上下面に表面円弧形状を持ったロールを押し
付けて成形する成形ロールにおいて、該成形ロールの上
ロール1の形状は、押し付け中心部にロール表面形状が
直線である直線部16を有することを特徴とする成形ロ
ール。 (6)板の上下面に表面円弧形状を持ったロールを押し
付けて成形する成形ロールにおいて、該成形ロールの上
ロール1の形状は、押し付け中心部のロール表面曲率中
心がロール中心側と反対側に位置していることを特徴と
する成形ロール。 (7)前記成形ロールは、電縫鋼管成形用のブレークダ
ウンロールであることを特徴とする上記(1)乃至
(6)のいずれかに記載の成形ロール。
【0017】(8)上記(1)乃至(6)のいずれかに
記載の成形ロールを用いることを特徴とする板の成形方
法。 (9)上記(7)に記載のブレークダウンロールを用い
ることを特徴とする電縫鋼管の製造方法。
【0018】(10)上記(1)乃至(6)のいずれか
に記載の成形ロールを有することを特徴とする板の成形
装置。 (11)上記(7)に記載のブレークダウンロールを有
することを特徴とする電縫鋼管の製造装置。
【0019】なお、本発明において、上ロールはロール
表面の円弧形状が凸形状であり、下ロールはロール表面
の円弧形状が凹形状である。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明は、電縫鋼管、TIG溶接
鋼管、レーザー溶接管等の成形鋼管、ロール成形によっ
て成形する角コラム、同様の方法で成形するアルミ管や
アルミコラムなど、板の上下面に表面円弧形状を持った
ロールを押し付けて成形するあらゆる種類のロール成形
に適用することができる。以下、電縫鋼管のブレークダ
ウンロールを例にとって説明を行うが、本発明が電縫鋼
管のブレークダウンロールに限定されないことはいうま
でもない。
【0021】電縫鋼管の成形用ブレークダウンロールに
おいて、ブレークダウンロール群の前段から後段にかけ
てロール形状の曲率半径が徐々に小さくなるようにロー
ルが配置されたタイプにおいては、各段のブレークダウ
ンロールが本発明の対象となる。また、ロール群の前段
においては図6(c)に示すような帯鋼をW型に成形す
るWベンドロールが配置されたタイプや、ロール群の前
段においては帯鋼の中央部を除く部分を矯正するロール
が配置されたタイプにおいては、ブレークダウンロール
群後段の、図6(a)(b)に示すような帯鋼の幅中央
部に位置する押し付け中心部10の両側を内曲げ矯正す
るためのブレークダウンロールが本発明の対象となる。
押し付け中心部10は、ロールの幅中央に位置する。
【0022】帯鋼の押し付け中心部の両側を内曲げ矯正
するブレークダウンロールの断面形状は、図6(a)に
示すようなロールの全幅で一定の曲率半径を有するも
の、図6(b)に示すようなロールの幅中央と幅両側で
異なった曲率半径を有するものなどがある。ロールの幅
中央と幅両側で異なった曲率半径を有する場合におい
て、従来、ロール幅中央部を含む一定範囲の領域におい
ては、一定の曲率半径RL又はRUとすることが多い。上
下ロールの幅中央におけるロール形状の曲率半径が一定
である領域を、ここでは「中央一定曲率半径領域15」
と呼ぶ。上ロール1と下ロール2との曲率半径の関係
は、例えばロールの幅中央についていうと、上ロール1
の曲率半径RUは下ロール2の曲率半径RLから帯鋼の最
大板厚tmaxの分を差し引いた値としている。
【0023】本発明の上記(1)においては、図1
(b)に示すように、ブレークダウン上ロール1の形状
は、押し付け中心部10両側のロール形状が曲率半径R
1(=RU)であり、該押し付け中心部両側のロール形状
に接する半径R1の仮想円(第1の仮想円11)を描い
たとき、押し付け中心部のロール表面位置Cは第1の仮
想円11の位置よりもロール中心側に位置している。押
し付け中心部10を除く幅中央部両側のロール形状が曲
率半径R1であるとは、上記中央一定曲率半径領域15
における上ロール断面形状の曲率半径RUがR1であると
いうことである。そして、従来の上ロール1であれば、
押し付け中心部のロール表面位置Cは第1の仮想円11
の位置に一致する。本発明において、押し付け中心部の
ロール表面位置Cが第1の仮想円11の位置よりもロー
ル中心側に位置しているということは、上ロール1の幅
中央部の膨らみが少ないかあるいはさらに幅中央部に凹
み部が形成されていると言うことであり、ここではこれ
らを総称して「凹部4」と呼ぶ。
【0024】下ロール2については、従来通り、中央一
定曲率半径領域15では断面形状の曲率半径RLが一定
である。通常は、上ロール1の曲率半径RUに帯鋼の最
大板厚tmaxを加えた値の曲率半径RLを有している。従
って、上ロール1の幅中央部に凹部4が形成された結
果、この上ロール1をブレークダウンロールとして使用
して帯鋼の成形を行う際において、上ロール1と下ロー
ル2の圧下を受ける部位は押し付け中心部10に局部集
中することがなくなり、押し付け中心部の両側、あるい
は押し付け中心部を含めた広い領域に分散することとな
る。その結果、ロール圧下によって帯鋼が受ける圧縮応
力は当然のことながら小さくなり、圧縮による押し付け
中心部の変形歪みが減少してYRの局部増大を抑えるこ
とができる。
【0025】次に、本発明(1)の凹部の形状を規定す
るため、ここでは図2に示すような第2の仮想円12を
想定する。第2の仮想円12の半径R2は、下ロール幅
中央の表面曲率半径RLから成形する帯鋼のうち最も薄
い板厚tminを引いた値である。第2の仮想円12は、
最も薄い板厚tminの帯鋼3を成形する際に、帯鋼3が
下ロール2に密着したと想定した際における帯鋼3の上
表面の曲率半径を表している。上記の通り、通常はRL
=R1+tmaxであるから、R2=RL−tmin=R1+(t
max−tmin)となり、第2の仮想円12の半径R2は第
1の仮想円11の半径R1よりも大きい。
【0026】本発明の上記(1)において、第2の仮想
円12を上ロール1に接するように配置したときに第2
の仮想円12が上ロール1の幅中央で接するような場合
は、まだ上ロール幅中央の膨らみ減少度合いが少なく、
幅中央の圧下は存在する。しかし、従来に比較すると、
上ロール1の幅中央における曲率半径が大きくなってい
るので、幅中央における圧下領域が幅方向に広がり、帯
鋼が局部的に受ける応力は低減し、帯鋼幅中央における
YRの低下効果を享受することができる。
【0027】本発明の上記(2)においては、図2に示
すように、第2の仮想円12を上ロール2に接するよう
に配置したとき、第2の仮想円12は押し付け中心部両
側の点Pにおいて上ロール表面に接する。そして、幅中
央部のロール表面位置Cは第2の仮想円12の位置と同
位置(図2(b))あるいは第2の仮想円12の位置よ
りもロール中心側(図2(a))に位置している。第2
の仮想円12が押し付け中心部両側の点Pにおいて上ロ
ール表面に接するということは、上ロール中央の凹部4
の膨らみが小さくなっているかさらには凹み傾向となっ
ていることを意味する。そして、同時に幅中央部のロー
ル表面位置Cが第2の仮想円12の位置と同位置になる
場合(図2(b))は、最低肉厚tminの帯鋼3を成形
する場合において幅中央部の局部圧下がちょうど解消す
る位置に相当する。さらに幅中央部のロール表面位置C
が第2の仮想円12の位置よりもロール中心側に位置し
ている場合(図2(a))は、最低肉厚tminの帯鋼3
を成形する場合において押し付け中心部10が上下ロー
ルによって圧下されない状況となる。凹部4の膨らみを
ここまで小さくするかあるいは凹み傾向とした場合に
は、ロール及びロール軸のたわみを考慮した場合におい
ても押し付け中心部10の局部圧下をほぼ解消すること
ができ、いずれの肉厚の帯鋼を用いた場合においても、
造管後の鋼管円周方向のYR分布は、溶接部を除いてほ
ぼ均一となり、局部的に高YRとなる部位は存在しなく
なる。
【0028】本発明(2)においては第2の仮想円が押
し付け中心部両側の点Pにおいて上ロール表面に接する
状況にあるので、当該接している2個所の点Pにおいて
帯鋼3が高い圧下力を受けることとなる。従来は押し付
け中心部10の1点でのみ圧下を受けていたのに対し、
2点で圧下を受けることとなるので局部圧下力は低減し
ている。ただし、局部圧下力をできるかぎり小さくして
YRの均一分布を実現するためには、第2の仮想円12
が上ロール1と接する幅中央部両側の点P付近の部位に
おいて、上ロールの表面形状は極力滑らかであることが
好ましい。具体的には、図5(a)に示すように、当該
部位に接する第4の仮想円14の曲率半径R4をできる
だけ大きく取った断面形状とすることが好ましい。
【0029】第2の仮想円12が帯鋼3の押し付け中心
部両側において上ロール表面に接する点Pの間の距離を
図5に示すようにdPとする。dPの値が大きすぎると押
し付け中心部10を内曲げ矯正するブレークダウンロー
ルの成形機能を十分に発揮することができず、dPの値
が小さすぎると押し付け中心部10の局部圧下を防止す
る本発明の効果が低減する。帯鋼の全幅を200%とし
たとき、点Pの位置を押し付け中心部10に対し±5%
〜±30%の位置とすると好ましい。このとき、dP
値は10〜60%となる。点Pの位置を上記範囲とする
理由は、通板するコイルの幅方向の蛇行を考えると、幅
方向中央位置が±5%程移動する可能性があるため最低
±5%以上が望ましいからである。また、複数段のセン
ターベンドの場合、圧下を受ける位置(点P)をずらす
必要が有り、例えば4段の場合はコイルの蛇行を考える
と1段目±25%、2段目±20%、3段目±15%、
4段目±10%のピッチにする必要が有るため、最大3
0%程度とすることが望ましいからである。
【0030】ブレークダウンロール群の中に押し付け中
心部10の両側を内曲げ矯正するブレークダウンロール
が複数配置される場合には、各ロールのdPが同じ値に
ならないように、極力異なった値となるようにロール形
状を定めると好ましい。複数のロールにおいてdPの値
がほぼ同一であると、帯鋼3の同じ部位が複数回圧下を
受けることになるが、各ロールのdPが異なった値であ
れば帯鋼の同じ部位が複数回圧下を受けることがなくな
る。その結果、局部圧下によるYRの局部異常はより一
層解消されることとなる。通常は、第1の仮想円11の
半径R1が小さくなる後段側ほど、dPを小さくすること
とすると好都合である。
【0031】図3(a)に示すとおり、本発明において
上ロール1の幅中央に形成する凹部4の形状としては、
本発明の上記(3)にあるように、押し付け中心部のロ
ール表面曲率半径R3が、押し付け中心部両側のロール
表面曲率半径R1(=RU)よりも大きいものであると表
現することもできる。これにより、本発明(1)と同様
に押し付け中心部における局部圧下を低減ないし解消す
ることができる。
【0032】また、本発明の上記(4)にあるように、
押し付け中心部の上ロール表面曲率半径R3は、押し付
け中心部の下ロール表面曲率半径RLから成形する帯鋼
のうち最も薄い板厚tminを引いた値(R2)以上である
ことと表現することにより、本発明(2)とほぼ同等の
発明とすることができる。図3(b)はR3がR2よりも
大きな値である場合を示す。押し付け中心部の下ロール
表面曲率半径RLから成形する帯鋼のうち最も薄い板厚
minを引いた値とは上記第2の仮想円12の半径R2
ことであるから、本発明(4)の上ロール形状において
第2の仮想円12を上ロール1に接するように配置する
と、接する位置はロール幅中央とはならず、幅中央部の
両側の位置Pとなる。
【0033】さらには、本発明の上記(5)にあるよう
に、上ロールの形状は、図4(a)に示すように押し付
け中心部にロール表面形状が直線である直線部16を有
することとしてもよい。これにより、第2の仮想円12
を上ロール1に接するように配置すると、接する位置は
ロール幅中央とはならず、幅中央部の両側の位置Pとな
る。本発明において、通常は下ロール形状として下ロー
ル幅中央の表面曲率半径がRLである形状を採用する
が、本発明(5)においては、下ロール幅中央の表面形
状も上ロールと同様に直線形状としても良い。これによ
り、押し付け中心部10において、板3が上ロール1と
下ロール2によって圧下される部位は、点ではなく線と
なり、局部圧下を防止しつつ適正なロール圧下力を付加
することが可能になる。
【0034】本発明の上記(6)においては、上ロール
の形状は、押し付け中心部のロール表面曲率中心がロー
ル中心側と反対側に位置している。即ち、図4(b)に
示すように、上ロール幅中央部の表面形状に接するよう
に仮想円13(曲率半径R3)を作図したとき、仮想円
13の中心がロール中心側と反対側に位置している。こ
れにより、上ロール1の幅中央部に位置する凹部4は、
積極的に凹みを形成することとなる。第2の仮想円12
を上ロール1に接するように配置すると、接する位置は
ロール幅中央とはならず、幅中央部の両側の位置Pとな
る。
【0035】本発明の上ロール1において、幅中央部に
凹みは形成されていないが幅中央部の曲率半径R3が幅
中央部両側の曲率半径RUより大きい形状を有するよう
な場合、幅中央部の曲率半径R3は、下ロール曲率半径
Lから板の最大肉厚tmaxを引いた値よりも大きな値と
なっている。一方、例えば図6(b)にあるような従来
の上ロールにおいては、幅中央部の曲率半径R3は、下
ロール曲率半径RLから板の最大肉厚tmaxを引いた値と
同等あるいはそれよりも小さな値となっている。この点
において、本発明の上ロール1と図6(b)に示す上ロ
ールとを区別することができる。
【0036】本発明(3)〜(6)においても、上ロー
ル幅中央部の曲率半径部又は直線部からその両側の曲率
半径部に移行する部分においては、ロール形状を極力滑
らかにすべき点は本発明(1)(2)と同様である。ま
た、本発明(3)〜(6)で第2の仮想円が上ロールに
接する点Pの距離dPについても、本発明(1)(2)
と同様の配慮を行うことによってより好適な結果を得る
ことができる。
【0037】本発明の上記(7)は、本発明(1)〜
(6)の成形ロールを電縫鋼管成形用のブレークダウン
ロールに限定したものである。
【0038】本発明の上記(8)にあるように、本発明
(1)〜(6)の成形ロールを用いることにより、押し
付け中心部10の局部圧下を防止することができ、当該
部位のYR上昇を防止することができるので、低YR成
形品を製造することが可能になる。また、本発明(9)
は、本発明(7)のブレークダウンロールを用いて電縫
鋼管を製造することにより、押し付け中心部10の局部
圧下を防止することができ、当該部位のYR上昇を防止
することができるので、低YR電縫鋼管を製造すること
が可能になる。
【0039】さらに、本発明の上記(10)にあるよう
に、本発明(1)〜(6)の成形ロールを有する板の成
形装置は、この装置を使用して板を成形することによ
り、押し付け中心部10の局部圧下を防止することがで
き、当該部位のYR上昇を防止することができるので、
低YR成形品を製造することが可能になる。また、本発
明(7)のブレークダウンロールを有する本発明(1
1)の電縫鋼管の製造装置は、この装置を使用して電縫
鋼管を製造することにより、押し付け中心部10の局部
圧下を防止することができ、当該部位のYR上昇を防止
することができるので、低YR電縫鋼管を製造すること
が可能になる。
【0040】
【実施例】24インチケージミルにおいて、直径60
9.6mm、肉厚22.0mm、品種50k級の電縫鋼
管を製造するに際し、従来の電縫鋼管製造方法を用いて
製造を行った。ブレークダウンロール群は合計で6台で
あり、最初の2台は特開昭62−50019号公報に記
載されたようなWベンドタイプのロール(図6
(c))、後半の4台は押し付け中心部両側を内曲げ矯
正するタイプのロール(図6(a)(b))を用いてい
る。後半4台(#3〜#6ロール)のロールについて、
上記中央一定曲率半径領域15におけるロール表面形状
の曲率半径は、下ロール2がそれぞれ#3:2476m
m、#4:1121mm、#5:648mm、#6:4
66mm、上ロール1がそれぞれ#3:2498mm、
#4:889mm、#5:405mm、#6:285m
mである。このロールを用いた電縫鋼管の肉厚製造範囲
は6.3mm〜22.0mmであり、成形中における#
3〜#6ロールの垂直荷重は110トン程度である。
【0041】造管後の鋼管の円周方向におけるYRの分
布を図9(a)に示す。また、鋼管の円周方向における
相当塑性歪みを計算によって求めた結果を図9(b)に
示す。これらの図から明らかなように、溶接部と円周反
対方向に位置する帯鋼の幅中央部、即ち押し付け中心部
10において、局部的に高いYRを示すと共に同じ部位
で相当塑性歪みが高い値となっている。このことから、
成形時、特に#3〜6ブレークダウンロールによる成形
時に押し付け中心部10が局部的に圧下を受け、それが
原因で当該部位において高いYRとなっていることがわ
かる。
【0042】造管肉厚が製造可能範囲の最大肉厚tmax
であるにもかかわらず、押し付け中心部10が局部的に
圧下を受けている。本実施例に用いたブレークダウンロ
ールは、異なった電縫鋼管外径について兼用して使用す
ることを想定している。例えば#6ロールは609.6
〜457.2mmφの外径について兼用している。その
結果、上ロール表面形状の曲率半径RUと下ロール曲率
半径RLとの差は帯鋼の最大肉厚tmaxよりも大きな値と
なっており、帯鋼の肉厚が最大肉厚であっても上ロール
1と下ロール2とが表裏両側から帯鋼を押し付けている
部位は押し付け中心部10のみとなるからである。造管
肉厚が最大肉厚tmaxより薄い場合には、押し付け中心
部10におけるYRの増大は一層激しいものとなる。
【0043】次に、同じ電縫鋼管製造用のブレークダウ
ンロールに本発明を適用した。#3〜6ブレークダウン
ロールの上ロール幅中央に凹部4を形成した。上ロール
1の凹部4の形状について以下のように定める。まず図
8に示すように、中央部両側のロール形状に接する半径
1の第1の仮想円11を描いたとき、幅中央部のロー
ル表面位置Cと第1の仮想円11の位置との距離をz1
とおく。z1がプラスであれば幅中央部のロール表面位
置Cは図8に示すとおり第1の仮想円11の位置よりも
ロール中心側に位置している。次に、第2の仮想円12
を押し付け中心部両側において下ロール表面に接するよ
うに配置したとき、第2の仮想円12と幅中央部のロー
ル表面位置との距離をz2とおく。z2がプラスであれば
幅中央部のロール表面位置は図8に示すとおり第2の仮
想円の位置よりもロール中心側に位置している。さらに
帯鋼の幅中央部の上ロール表面曲率半径をR3とおく。
#3〜6ブレークダウンロールのRL、RU、R3、z1
2、dPを表1に示す。
【0044】
【表1】
【0045】ブレークダウン上ロール1に上記のような
凹部4を形成した上で上記従来例と同じ品種の電縫鋼管
を造管したところ、造管後の鋼管の円周方向におけるY
Rの分布は図10(a)に示すとおりとなり、鋼管の円
周方向における相当塑性歪みを計算によって求めた結果
は図10(b)に示すとおりとなった。即ち、従来造管
方法において発生した押し付け中心部10の局部YR上
昇部位、局部歪み部位は解消し、溶接部を除く円周方向
全周において均一の品質を有し、YRの低い鋼管を製造
することができた。
【0046】
【発明の効果】本発明は、板の上下面に表面円弧形状を
持ったロールを押し付けて成形する成形ロール、例えば
電縫鋼管成形用のブレークダウンロールであって、押し
付け中心部両側を内曲げ矯正するブレークダウンロール
において、ブレークダウン上ロールの幅中央の膨らみを
減少しあるいは凹み部を形成することにより、電縫鋼管
造管後において、電縫溶接部を除くいずれの部分におい
ても十分に低いYRを有する電縫鋼管を製造することが
できる。これにより、建築物の構造材料として使用され
る電縫鋼管においては、地震発生時の電縫鋼管構造部の
破断を防止することができる。また、電縫鋼管を素管と
してハイドロフォ−ム加工を行う場合において、鋼管の
破断を発生させずに複雑な形状の製品をハイドロフォー
ム加工することができるようになる。本発明は電縫鋼管
のみならず、TIG溶接鋼管、レーザー溶接管等の成形
鋼管、ロール成形によって成形する角コラム、同様の方
法で成形するアルミ管やアルミコラムなど、板の上下面
に表面円弧形状を持ったロールを押し付けて成形するあ
らゆる種類の金属板のロール成形において同様の効果を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の成形ロールを示す図であり、(a)は
概略断面図、(b)は上ロールの凹部付近の部分断面図
である。
【図2】本発明の上ロールにおける凹部付近の部分断面
図である。
【図3】本発明の上ロールにおける凹部付近の部分断面
図である。
【図4】本発明の上ロールにおける凹部付近の部分断面
図である。
【図5】本発明の上ロールにおける凹部付近の部分断面
図である。
【図6】従来の成形ロールを示す図であり、(a)
(b)は押し付け中心部両側を内曲げ矯正する成形ロー
ル、(c)は帯鋼をW型に成形するWベンドロールであ
る。
【図7】従来の成形ロールにおける中央部付近の接触状
況を示す図である。
【図8】本発明の上ロールにおける凹部付近の位置関係
を示す図である。
【図9】従来法により製造した電縫鋼管の円周方向品質
を示すものであり、(a)はYR分布、(b)は相当塑
性歪みの分布を示すものである。
【図10】本発明法により製造した電縫鋼管の円周方向
品質を示すものであり、(a)はYR分布、(b)は相
当塑性歪みの分布を示すものである。
【符号の説明】
1 下ロール 2 上ロール 3 板(帯鋼) 4 凹部 10 押し付け中心部 11 第1の仮想円 12 第2の仮想円 13 第3の仮想円 14 第4の仮想円 15 中央一定曲率半径領域 16 直線部 R1 第1の仮想円半径 R2 第2の仮想円半径 R3 第3の仮想円半径 R4 第4の仮想円半径 RL 下ロール曲率半径 RU 上ロール曲率半径 tmax 帯鋼の最大肉厚 tmin 帯鋼の最小肉厚

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板の上下面に表面円弧形状を持ったロー
    ルを押し付けて成形する成形ロールにおいて、該成形ロ
    ールの上ロールの形状は、押し付け中心部両側のロール
    形状が曲率半径R1であり、該押し付け中心部両側のロ
    ール形状に接する半径R1の仮想円を描いたとき、押し
    付け中心部のロール表面位置は該仮想円の位置よりもロ
    ール中心側に位置していることを特徴とする成形ロー
    ル。
  2. 【請求項2】 第2の仮想円は、その半径が下ロール押
    し付け中心部の表面曲率半径から成形する帯鋼のうち最
    も薄い板厚を引いた値であり、該第2の仮想円を押し付
    け中心部両側において上ロール表面に接するように配置
    したとき、押し付け中心部のロール表面位置は第2の仮
    想円の位置と同位置あるいは該位置よりもロール中心側
    に位置していることを特徴とする請求項1に記載の成形
    ロール。
  3. 【請求項3】 板の上下面に表面円弧形状を持ったロー
    ルを押し付けて成形する成形ロールにおいて、該成形ロ
    ールの上ロールの形状は、押し付け中心部のロール表面
    曲率半径が、押し付け中心部両側のロール表面曲率半径
    よりも大きいことを特徴とする成形ロール。
  4. 【請求項4】 押し付け中心部の上ロール表面曲率半径
    は、押し付け中心部の下ロール表面曲率半径から成形す
    る板のうち最も薄い板厚を引いた値以上であることを特
    徴とする請求項3に記載の成形ロール。
  5. 【請求項5】 板の上下面に表面円弧形状を持ったロー
    ルを押し付けて成形する成形ロールにおいて、該成形ロ
    ールの上ロールの形状は、押し付け中心部にロール表面
    形状が直線である部分を有することを特徴とする成形ロ
    ール。
  6. 【請求項6】 板の上下面に表面円弧形状を持ったロー
    ルを押し付けて成形する成形ロールにおいて、該成形ロ
    ールの上ロールの形状は、押し付け中心部のロール表面
    曲率中心がロール中心側と反対側に位置していることを
    特徴とする成形ロール。
  7. 【請求項7】 前記成形ロールは、電縫鋼管成形用のブ
    レークダウンロールであることを特徴とする請求項1乃
    至6のいずれかに記載の成形ロール。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至6のいずれかに記載の成形
    ロールを用いることを特徴とする板の成形方法。
  9. 【請求項9】 請求項7に記載のブレークダウンロール
    を用いることを特徴とする電縫鋼管の製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至6のいずれかに記載の成
    形ロールを有することを特徴とする板の成形装置。
  11. 【請求項11】 請求項7に記載のブレークダウンロー
    ルを有することを特徴とする電縫鋼管の製造装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009050890A (ja) * 2007-08-27 2009-03-12 Jfe Steel Kk 耐座屈性能に優れる電縫管の製造方法
CN109622674A (zh) * 2018-12-13 2019-04-16 四川宇通不锈钢有限公司 不锈钢弯曲设备
CN112692127A (zh) * 2020-12-10 2021-04-23 中国神华能源股份有限公司国华电力分公司 一种采用定心法的烟风道方圆节弧板卷制工艺

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