JP2006320885A - 排泄物の凝固処理剤 - Google Patents
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Abstract
【課題】特に屋外やトイレ事情の悪い場所での緊急時におけるヒトや愛玩動物などの排泄物を、吸水凝固、脱臭・抗菌作用により衛生的に処理できる凝固処理剤を提供する。
【解決手段】本発明は高吸水性物質の小粒体と難吸水性物質の小粒体との混合物からなる凝固処理剤であって、この凝固剤を排泄物の表面に撒布することで、まず高吸水性物質の小粒体で該排泄物の水分を素早く吸水して凝固させ、併せて脱臭・抗菌作用を有する難吸水性物質の小粒体で該排泄物の外観を覆わせてなる排泄物の凝固処理剤。
【効果】高吸水性物質の小粒体で排泄物の水分を素早く吸水して凝固させ、脱臭・抗菌作用を持つ難吸水物質の小粒体を凝固物(排泄物)の表面に浮き上がらせて外観的不快感を視覚的に遮断して、衛生的に手早く処理できる。
【選択図】なし
【解決手段】本発明は高吸水性物質の小粒体と難吸水性物質の小粒体との混合物からなる凝固処理剤であって、この凝固剤を排泄物の表面に撒布することで、まず高吸水性物質の小粒体で該排泄物の水分を素早く吸水して凝固させ、併せて脱臭・抗菌作用を有する難吸水性物質の小粒体で該排泄物の外観を覆わせてなる排泄物の凝固処理剤。
【効果】高吸水性物質の小粒体で排泄物の水分を素早く吸水して凝固させ、脱臭・抗菌作用を持つ難吸水物質の小粒体を凝固物(排泄物)の表面に浮き上がらせて外観的不快感を視覚的に遮断して、衛生的に手早く処理できる。
【選択図】なし
Description
この発明は、生理的現象で発生するヒトや愛玩動物らの排泄物を簡単に処理するための凝固処理剤に関する。
従来から、生理現象から発生する屎尿意は自分の意思ではコントロールできづらい厄介なものである。況してやネコや犬などの愛玩動物においては理性や常識もなく、散歩中の排泄物が大きな社会問題になっている。従って、これら排泄物をすばやく処理する方法として、これまでに色々提案されている状況にある。また、これらの提案されているその傾向は、主に排泄物の脱水(吸水)、脱臭の処理用材およびこれら用材の製造方法であり、主原料として有機材、無機材が使用されているのが一般的である。
排泄物処理の概念としては古くから提案されており、その処理用材としてパルプ単体を粒子状としたものが使用されている。これは、パルプが乾燥すると吸水性があり、用材として手軽に入手でき且つ廃棄処分し易いといったところからの提案である。(例えば、実公昭54−17675号公報参照)。
しかし、現在の排泄物処理に関する提案は、用材すなわち凝固用材の吸水能力を上げるために物理的または化学的に特別に加工処理する凝固用材の提案と、一方、排泄物を手軽に処理できる装置類に関する提案がほとんどである。従って凝固用材の場合、吸水による凝固能力の改良にのみ注力するあまり、採用する凝固用材そのものが高価なものと成りやすい欠点があった。また、排泄物を凝固した後の処理作業おける視覚的な不快感の解消がされていない欠陥があった。
本発明は、特にトイレのない屋外や水洗トイレが断水で使えないなどといった緊急時におけるヒトや愛玩動物などの排泄物を、脱臭・抗菌作用があってしかも衛生的に簡便に凝固処理できる安価な排泄物の凝固処理剤を提供するものである。そして、特に凝固剤使用後の排泄物を処理する際の視覚ならびに臭覚に注力して、安価にして脱臭・抗菌作用および凝固後の外観的不快感を緩和して、処理しやすい排泄物の凝固処理剤を提供する。
本発明は、かかる事情にしてなされた提案であって、その解決手段とするところは、特に屋外やトイレが使えないといった緊急時におけるヒトや愛玩動物などの排泄物を、脱臭・抗菌作用をもって衛生的に簡便に見苦しくなく処理できる便利な排泄物の凝固処理剤を提供するにある。本発明の特徴とするところは、凝固用材として吸水性の高い物質とそれよりも吸水性の低い物質との混合物で吸水作用させたところ、吸水性の高い物質がゲル状の組織を積極的に形成していくのに対し、吸水性の低い物質が該ゲル状の組織から浮遊分離してゲルの表面部を覆う現象を発見し、これをヒントに本発明が完成されたのである。
即ち、本発明は、高吸水性物質の小粒体と難吸水性物質の小粒体との混合物からなる排泄物の凝固処理剤であって、これを排泄物の表面にまんべんに撒布することで、まず高吸水性物質の小粒体が該排泄物の水分を素早く吸水してゲル状に凝固し、併せて脱臭・抗菌作用を有する難吸水性物質の小粒体がゲルの組織から浮遊分離して、該排泄物の表面部を覆い排泄物を凝固するのである。この時、難吸水性物質の小粒体は有色体の用材を選択することで、該排泄物の表面部を難吸水性物質の小粒体で覆わせ内容物を見づらくさせる作用を有するものである。
本発明でいう高吸水性物質の小粒体とは、主としてポリアクリル酸塩を使用する他、ポリアクリル酸塩以外に酢酸ビニールアクリル酸エステル共重合体酸化物、PVA、無水マレイン酸反応体、イソブチレンマレイン酸共重合体、ポリアクリロトリル系酸化物、澱粉アクリル酸共重合体、カルボキシメチルセルロース架橋体などが挙げられ、そのいずれか若しくはその2種以上の組み合わせの混合からなるものが好ましい。また吸水性効果をあげるためグアビアンガムなどの併用はいとわない。
また、本発明でいう難吸水性物質の小粒体とは、高吸水性物質より吸水力が遅い物質で、主として木材、竹材または化成材の脱臭やマスキング作用、抗菌作用などにすぐれた物質などが挙げられ、そのいずれか若しくはその2種以上の組み合わせの混合からなるものが好ましい。特に竹材を焼き上げた小粒体は脱臭・抗菌効果がすばらしい。また焙煎コーヒーの小粒体やコーヒー抽出残渣の乾燥物なども挙げることができる。
さらに、本発明でいう難吸水性物質の小粒体の有色体とは、凝固のとき排泄物(凝固物)の表面に浮き出て外観的不快感を視覚的に遮断するための色体を有するものをいう。例えば、竹材を焼き上げた小粒体は黒色を有し、且つ脱臭・抗菌作用を有する用材は本発明の排泄物の凝固処理用材として最適である。
そして、これらの混合物は高吸水性物質の小粒体100重量部に対し難吸水性物質の小粒体50〜150重量部の範囲からなることがヒトまたは愛玩動物の排泄物に含まれる水分を吸水して凝固するに最適の範囲である。
本発明の排泄物の凝固処理剤は一回分数グラムの軽量でコンパクトであり、携帯にも非常用にも便利である。そして凝固処理剤中の高吸水性物質の小粒体が該排泄物の水分を素早く吸水して凝固することで、また、同中の難吸水性物質の小粒体が該凝固物の表面部に浮遊分離して、脱臭・抗菌作用に併せて外観的不快感を視覚から遮断し衛生的に手早く排泄物が処理できる凝固処理剤にある。また、この凝固処理には一切水を使わずに、その都度、個々に処理してもよく、また凝固物の上に排泄物を重ねても凝固処理できるので水の不便な災害時などに便利である。
本発明品の使用例
いつ大地震に襲われるか不安な日々である。大震災には必ず断水や停電が伴う。何よりも一番困るのは生理的現象による排泄物の処理であって、断水で水洗便所が使えないことある。このような時、洋便器の便座を上げて便器内に45リッターのポリ袋を広げてセットする。つぎに便座を下げてポリ袋の口を便座に固定して、用便をすませる。この後に本発明品の一袋を排泄物の表面にまんべんに撒布する。約一分後には、高吸水性物質の小粒体が排泄物の水分を吸水してゲル状に凝固し、併せて難吸水性物質の小粒体が高吸水性物質の小粒体と分離して凝固物の表面に浮き出て凝固物(排泄物)を覆うかたちで凝固し、排泄物の外観的不快感を視覚から遮断し、且つ脱臭・抗菌作用を発揮する。ポリ袋が排泄物でいっぱいになったら、ポリ袋内の空気を抜いて口を紐でシッカリ閉じてごみ箱に収納することで、手を汚さず簡単に衛生的に排泄物が処理できる。また、乗り物酔いの吐とう物なども、該凝固処理剤で同様に手軽に処理できる。
いつ大地震に襲われるか不安な日々である。大震災には必ず断水や停電が伴う。何よりも一番困るのは生理的現象による排泄物の処理であって、断水で水洗便所が使えないことある。このような時、洋便器の便座を上げて便器内に45リッターのポリ袋を広げてセットする。つぎに便座を下げてポリ袋の口を便座に固定して、用便をすませる。この後に本発明品の一袋を排泄物の表面にまんべんに撒布する。約一分後には、高吸水性物質の小粒体が排泄物の水分を吸水してゲル状に凝固し、併せて難吸水性物質の小粒体が高吸水性物質の小粒体と分離して凝固物の表面に浮き出て凝固物(排泄物)を覆うかたちで凝固し、排泄物の外観的不快感を視覚から遮断し、且つ脱臭・抗菌作用を発揮する。ポリ袋が排泄物でいっぱいになったら、ポリ袋内の空気を抜いて口を紐でシッカリ閉じてごみ箱に収納することで、手を汚さず簡単に衛生的に排泄物が処理できる。また、乗り物酔いの吐とう物なども、該凝固処理剤で同様に手軽に処理できる。
高吸水性物質の小粒体と難吸水性物質の小粒体が比較的均一に分散された混合物からなるものであれば充分であるが、一回の排泄物量やそれに含まれる水分量からして、好ましく高吸水性物質の小粒体100重量部に対し難吸水性物質の小粒体50〜150重量部の混合物からなる排泄物の凝固処理剤が最適である。また、一回の排泄物に対し該凝固処理剤は5〜10グラム程度で足りる。
ポリアクリル酸塩系の高吸水性物質からなる小粒体50重量部と竹材を黒く焼成した有色体の難吸水性物質からなる小粒体50重量部とをミキサーで均一に分散させてから、一袋8グラム程度に分封して本発明の排泄物の凝固処理剤を得た。本発明は、この分封一袋を一回の凝固処理剤として排泄物の表面にまんべんに撒布し使用してなる排泄物の凝固処理剤にある。
Claims (4)
- 高吸水性物質の小粒体と難吸水性物質の小粒体との混合物からなる排泄物の凝固処理剤。
- 高吸水性物質の小粒体がポリアクリル塩酸、酢酸ビニールアクリル酸共重合体またはイソブチレンマレイン酸共重合体のいずれか若しくはそれら2種以上の組み合わせと、また難吸水性物質の小粒体が脱臭・抗菌作用のある竹材、木材または化成材のいずれか若しくはそれら2種以上の組み合わせとからなる請求項1記載の排泄物の凝固処理剤。
- 難吸水性物質の小粒体として脱臭・抗菌作用のある有色体からなる請求項1乃至2記載の排泄物の凝固処理剤。
- 高吸水性物質の小粒体100重量部に対し難吸水性物質の小粒体50〜150重量部の混合物からなる請求項1乃至3記載の排泄物の凝固処理剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005176955A JP2006320885A (ja) | 2005-05-20 | 2005-05-20 | 排泄物の凝固処理剤 |
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Publications (1)
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Family
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010051865A (ja) * | 2008-08-27 | 2010-03-11 | Iej:Kk | 簡易トイレの排泄物処理方法および排泄物ゲル化隠蔽消臭用おとし紙 |
CN105086320A (zh) * | 2015-07-30 | 2015-11-25 | 吴进 | 一种固化除臭剂及其制备方法 |
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- 2005-05-20 JP JP2005176955A patent/JP2006320885A/ja active Pending
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