JP2001169678A - 排泄処理用材 - Google Patents

排泄処理用材

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JP2001169678A
JP2001169678A JP35951699A JP35951699A JP2001169678A JP 2001169678 A JP2001169678 A JP 2001169678A JP 35951699 A JP35951699 A JP 35951699A JP 35951699 A JP35951699 A JP 35951699A JP 2001169678 A JP2001169678 A JP 2001169678A
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cats
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excrement
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JP35951699A
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Mitsuharu Tominaga
充治 富永
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Fuji Raito Kogyo Kk
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Fuji Raito Kogyo Kk
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の解決課題は、猫の習性である
排尿後、後脚で排泄処理用材を蹴って排尿跡を隠そうと
する行動を抑制する効果を持つ排泄処理用材を開発する
ことにある。 【解決手段】 排泄処理用材本体に猫が好む芳香材、
例えば「マタタビ」や「キャットニップ」が添加されて
いる事を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規な猫用排泄処理用
材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、猫の排尿・排便など排泄処理
用として猫用便器に「猫砂」と称される紙粉を主成分と
する粒状物を敷き詰め、ここに排泄させ、排泄後、糞尿
の水分によって固まった部分を取り除き、それをトイレ
に流すという事が一般的に行われていた。この場合、前
記取り除いた分をその都度補充すれば済むので、使用の
度毎に「猫砂」全体を取り替える必要がなく非常に便利
であった。
【0003】しかしながら、このように便利な紙粉製粒
状の「猫砂」にも次のような問題点がある。即ち、猫の
習性として「猫砂」の上で排泄すると、排泄後、後脚で
「猫砂」を蹴って排泄跡を覆い隠そうとする。その時、
かなりの量の「猫砂」が後方に跳ね飛ばされ、便器から
こぼれて周囲に散らばる。紙粉製「猫砂」は軽量である
から特に飛びやすく周囲に散乱しやすい。そして、跳ね
飛ばされた「猫砂」内に糞尿を含んだものが周囲に飛び
散ると、周囲を汚すことになり、せっかくの躾が何の役
にも立たなくなる。そこで、便器の縁を高くして「猫
砂」の飛散を防止するなどユーザ側で色々工夫しなけれ
ばならないという事もあった。
【0004】また、紙粉製粒状の「猫砂」の吸水性を高
めるため、或いは吸水した「猫砂」を固めるために糊剤
を混入するが、これらが吸水によってベタつき、猫の足
に付着する。そして汚れた「猫砂」が付着したままで猫
が便器から出ると、猫の移動に合わせて汚れた「猫砂」
が足から離脱して床に散乱し、床を汚すという問題があ
った。
【0005】また、猫用便器を用意しても便器で排泄す
る習慣を猫に教え込まないと便器を用意した意味がな
い。猫は一度用便をすると自分の尿の臭いに誘引されて
同じ便器で用便をするという習性を持つが、古い「猫
砂」を全部捨て、新しい「猫砂」にした場合、自分の臭
いの痕跡が残っていないため改めて用便の習慣付けを行
わねばならない。そこで通常は古い「猫砂」の一部を新
しい「猫砂」に混ぜ、猫の尿の臭いを残留させ、ユーザ
の手で猫が新しい「猫砂」になれるようにしなればなら
なかった。多忙な現代人にあってはこのような事は面倒
なことであり、全部新しい「猫砂」に切り換えた場合で
もこのような習慣を猫に改めて教え込まなくても自動的
に用便の習慣が継続するような「猫砂」の開発も要望さ
れていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の解決課題の第
1は、猫の習性である排泄後、後脚で排泄処理用材を蹴
って排泄跡を隠そうとする所謂「砂掛け」行動を抑制す
る効果を持つ排泄処理用材を開発することにあり、第2
には、これに加えて新しい排泄処理用材取り替えた場合
でも便器で排泄する習慣が継続するような排泄処理用材
を開発することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】「請求項1」に記載の本
発明の排泄処理用材は、「排泄処理用材本体に猫が好む
芳香材が添加されている」事を特徴とする。「請求項
2、3」は前記芳香材の例で、「芳香材」が「マタタ
ビ」や「キャットニップ」である事を特徴とする。
【0008】前記猫が好む芳香材、例えば「マタタビ」
や「キャットニップ」のようなハーブ類を猫が嗅ぐと、
「猫砂」を後脚で蹴るような「砂掛け」動作が抑制さ
れ、周囲に「猫砂」が飛び散るような事がなくなる。前
記芳香材は猫に強いリラックス効果を与えると言われて
おり、これによって前記「砂掛け」動作が抑制されてい
るものと考えられる。なお、添加される芳香材の量は、
猫が臭いを感じることが出来る程度の量で足り、必ずし
も大量に入れる必要はない。例えば全体の0.1重量%程
度で足る。逆に多すぎると猫が排泄処理用材を食べた
り、体をこすり付けるといった「じゃれ」行為や、リラ
ックス状態を越えて興奮状態になるおそれが出てくるの
で、量には上限がある。芳香材の種類や臭いの発散状態
によって一概には言えないが、例えば人間の鼻で常時臭
う程度である1重量%の添加で上記問題が発生し易い。
【0009】また、芳香剤は猫の誘引効果もあるため、
用便を催した猫を便器におびき寄せる効果もある程度は
持つ。ただし、「猫砂」全部を新しい物と交換した場合
には尿の臭いがないので、当該便器が自分用のトイレで
あることを認識しない場合がある。その場合は後述の尿
成分を付加しておく事で当該便器が自分用のトイレであ
ることを認識し、その便器で用を足すことになる。な
お、猫には砂状「粒状」のものの上に用便する習性があ
るので、尿の臭いがしなくとも視覚的にトイレと認識し
て用便する可能性もある。
【0010】「請求項4」は前記排泄処理用材に別のも
のを添加した場合で、新たに添加されるものが「尿成
分」である事を特徴とする。そして、「請求項5」は前
記「尿成分」の例で、「尿成分」が「アンモニア」であ
る事を特徴とする。
【0011】猫は、1度用便するとその便器に自分の尿
の臭いがする限り繰り返して同じ便器で用便すると言う
習性がある。いま、前記排泄処理用材に「尿成分」が予
め添加されている場合には、飼い猫は前記「尿成分」を
嗅いでその部分がトイレ場所である事を確認し、その場
所で繰り返して用便する事になる。極く微量の「アンモ
ニア」の場合はその効果が高く、「猫砂」全体を取り替
えても予め振りかけられていたアンモニア臭により、用
便の習慣を教え込まなくとも継続して同じ便器で用便す
るようになる。
【0012】前記「極く微量」とは、「普通の嗅覚を持
つ人間の鼻で臭って分からない程度のアンモニア量」を
言い、その場合の排泄物処理用材から発するアンモニア
量は数ppm程度である。この程度で猫に対する前記用便
の教育効果は十分高い。逆にアンモニアの添加量が多す
ぎると、猫の清潔を好む習性に逆らうことになり、猫が
寄りつかなくなる可能性が出てくる。更には前記「砂掛
け」動作を激しくするおそれも出てくる。
【0013】「請求項6」は請求項1〜5に記載の排泄
処理用材の更なる改良で「消臭剤が混入されている」事
を特徴とする。このようにすれば、用便後の「猫砂」か
ら立ち上る悪臭をある程度消すことが出来、室内に猫用
の便器を備え付けていても室内を悪臭から防ぐことが出
来る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に実施例毎に
説明する。第1実施例の排泄処理用材は、主成分がパル
プ或いは紙粉で、これに一定の割合で高吸水性樹脂が混
ぜ合わされて排泄処理用材本体が構成され、更に少量の
猫が好む芳香材が添加されている。前記パルプとして
は、例えば紙パルプ製品の製造過程で発生する集塵粉や
パルプシートの破砕品、紙おむつ等の紙製品の破砕物、
古紙の粉砕品が使用される。
【0015】また、前記芳香材としては、「マタタビ」
や「キャットニップ」がその代表例として挙げられる。
「マタタビ」は説明するまでもなく、猫科の動物に共通
して好まれる芳香材である。「キャットニップ」は紫蘇
科の多年草で、茎や葉が利用される。ハッカの味があ
り、猫に好まれる芳香材の1つである。
【0016】ここで使用される高吸水性樹脂は、ポリア
クリル酸塩系に代表される合成ポリマーや、セルロース
系の樹脂で、吸水後は高ゲル強度となる粉末状のもの、
一般的には粒径1mm以下のものである。勿論、1mm以上の
粒径を持つものの使用を否定するものではない。その他
無機充填剤(例えば、炭酸カルシウム、タルク等)や必要
に応じてバインダとして入れられる少量(1〜2w%)の糊剤
(勿論、使用しなくてもよい)とで構成される。
【0017】前記構成材の他、必要に応じて消臭剤を添
加しても良い。消臭剤の添加により、「猫砂」や「便
器」に染み込んだ排泄物臭が抑制され、人間の鼻には臭
わなくなる。ただし、猫には消臭剤の存在にも拘わら
ず、芳香剤や尿成分の臭いは十分臭うものである。この
場合、メルカプタン等、排泄物が腐敗して発生する悪臭
を強く消臭する消臭剤を用いることが特に有効である。
【0018】次に、前記排泄処理用材の製造方法を簡単
に説明する。パルプの粉砕物或いは紙粉又はその両方
と、これに対して一定の割合で高吸水性樹脂、無機充填
剤及び必要に応じて混入される少量の糊剤とを混ぜ、更
に少量の芳香材を混ぜて攪拌機にて十分に攪拌し、これ
を8〜10mm程度の口径を有する成形孔が多数穿設されて
いるダイスに入れ、加圧部材で加圧して前記成形孔から
棒状にて押し出し、これをダイスの押出面に沿って動く
カッター或いはダイスの下に設けたカッターにて長さ8
〜10mm毎に切断して粒状化し、排泄処理用材を得る。
【0019】得られた排泄処理用材はこの場合、平均粒
径が5〜10mm(好ましくは8mm程度)、比重が0.45〜0.55
球形粒状物となる。勿論、成形孔の形状を変える事で自
由な形状の粒状排泄処理用材を得る事が出来る。これに
対して従来の「紙製猫砂」の粒径は5〜6mm、比重が0.25
〜0.35度であり、従来の「猫砂」と比較して粒径で一回
り大きく、その比重も含水率を高くすることで比重を高
めている。
【0020】前記芳香材の混合量は、猫が臭いを感じる
ことが出来る程度の量で足り、必ずしも大量に入れる必
要はない。例えば全体の0.01〜0.1%程度で足り、逆に
1%程度の大量混合では逆効果となる。
【0021】また、パルプの粉砕物或いは紙粉又はその
両方と、これに対して混ぜられる高吸水性樹脂の量は、
パルプや紙の紛状物の乾燥重量で75〜95重量%に対して
高吸水性樹脂を乾燥重量で24.9〜4重量%、パルプや紙
の粉状物+高吸水性樹脂+芳香材+無機充填物(+消臭
剤)=100重量%となるように混ぜ合わされる。
【0022】次に、この粒状排泄処理用材の使用方法に
付いて説明する。便器にこの粒状排泄処理用材を入れる
と、芳香材から猫の好む香りが立ち上っているので、粒
状排泄処理用材の上で排泄した猫はこの芳香材を嗅ぐ事
で十分にリラックスし、且つ自分の用便の臭いを他の動
物から隠そうとする警戒心が解除されるため、排尿後の
「猫砂」を後脚で蹴るような「砂掛け」動作が抑制され
る。従って、周囲に「猫砂」が飛び散るような事がな
く、便器の周囲を清潔に保てる。
【0023】なお、「芳香剤」は猫を誘引する作用も持
つ。しかしながらトイレ認識効果までは具備しない。ト
イレ認識作用が期待できるのは、後述する「尿成分」に
よる。ただ、猫には「粒状物」の上で用便するという習
性があるので、便器におびき寄せられた猫は視覚的にト
イレと認識して「尿成分」を有しない新しく交換された
「猫砂」の上で用便する場合もある。
【0024】なお、前述の場合において、高吸水性樹脂
として高い吸水速度を有し、吸水後は高ゲル強度となる
粉末状のものを使用しているので、糞尿の水分を吸って
膨張(最大体積の100倍程度に膨張する事が出来る)し且
つゲル化する。そして、一旦吸着された水分は外部に漏
れ出さないので、糞尿がかかってその水分を吸収した部
分にべたつきが生じず、吸水した「猫砂」が猫の足に接
触しても足の毛に付着しない。加えて、糞尿の水分を吸
収していない「猫砂」は前出のように粒径が従来のもの
より大きく且つ比重が大きいので、たとえ猫の足の毛に
軽く付着しても自重で簡単に脱落し、周囲に飛び散らな
くなる。
【0025】次に、第2実施例について説明する。この
排泄処理用材は、主成分がパルプ或いは紙粉で、これに
一定の割合で高吸水性樹脂その他が混ぜ合わされて排泄
処理用材本体が構成され、更に少量の猫が好む芳香材が
添加されている点では第1実施例と同一であるが、この
場合はこれに加えて猫の「尿成分」、例えば「アンモニ
ア」が加えられる。「尿成分」以外の形状、比重その他
の物理的条件は実施例と同一である。
【0026】尿成分の添加方法は、混練時に添加しても
よいし或いは粒状成形後に粒状物に振りかけても良い。
尿成分の添加量も、大量に必要ではなく、猫が臭いを感
じることが出来る程度の量で足り、0.1〜9ppm少なくと
も2〜5ppmで足る。大量に入れると人間も悪臭として
臭いを感じるようになるので、好ましくは人間には感じ
ないが猫には感じる程度の濃度がよい。また、逆に多す
ぎると前記「砂掛け」行為を激しくしたり、清潔を好む
猫の習性により逆効果になったりする。
【0027】第2実施例の排泄処理用材の製造方法、使
用方法は第1実施例と同じである。ただ、第2実施例の
排泄処理用材を使用すると、「尿成分」或いは前述の
「芳香剤」に誘引されて便器迄やってきた猫は、「尿成
分」によって自分のトイレと認識し、便器の上で排尿或
いは脱糞する。その後通常は、自分の排泄後を他の動物
に知られないようにする警戒心から後脚で排泄処理用材
を蹴る「砂掛け」動作を行うのであるが、同時に立ち上
っている芳香剤の影響で前述同様「砂掛け」動作が抑制
される事になる。
【0028】猫は、自分の排泄場所を1度覚えるとそれ
が習性としてその猫に植え付けられ、次回から排泄処理
用材を敷いた便器で排泄するように習慣付けられる事に
なり、猫の排泄公害に悩まされる事がなくなる。「尿成
分」を付加した第2実施例にあっては、「猫砂」全部を
交換して新しくした場合でも、新しい「猫砂」自体に付
加されている「尿成分」により、人間には臭わないが猫
には臭う程度のほのかな尿の臭いにより直ちにトイレ場
所であると認識するので、「猫砂」全体を取り替えた場
合でも継続してトイレに通うようになり粗相をすること
がない。
【0029】次に、第3実施例について説明する。この
排泄処理用材は、実施例1或いは2に「消臭剤」が添加
される場合である。「消臭剤」を添加しておくことで用
便後の臭気をある程度取り除くと共に、放置している間
に発生する腐敗臭もある程度取り除く事ができ、室内に
猫用便器を設置していても室内に悪臭がこもることがな
い。なお、消臭剤を添加しても「芳香剤」や「尿成分」
の効果は損なわれず、猫には十分感知出来るものであ
る。
【0030】「猫の躾に対する効果を測定した実験1」
(砂掛け行為抑制効果と誘引効果)『実験方法』同じ排泄
物処理用材で、(a)無添加のもの、(b)キャットニップ入
り、(c)マタタビ入り、(d)キャットニップと消臭剤入
り、(e)キャットニップとアンモニア入り、(f)キャット
ニップ+消臭剤+アンモニア、(g)アンモニア入り、(h)
腐敗臭(メルカプタン)入り、(i)柑橘系の臭いを有する
リモネンオイル入り、(j)強アンモニア入り、のものを
作り、実施例として「(a)無添加のもの」と「(b)〜(f)
本発明の実施品」とを同じ容器に入れてこれを部屋内に
設置し、5匹の猫を用いてこれらの排泄毎に無作為に前
記容器の設置場所を変えて行き、50回の排泄状態を記録
した。同様に比較例として、「(a)無添加のもの」と、
「(g)〜(j)の成分だけを入れたもの」とを同じ容器に入
れてこれを部屋内に設置し、5匹の猫を用いてこれらの
排泄毎に無作為に前記容器の設置場所を変えて行き、50
回の排泄状態を記録した。
【0031】『実験結果』 (実施例) 無臭:キャットニップ =19回:31回 無臭:またたび =17回:33回 無臭:キャットニップ+消臭剤=14回:36回 無臭:キャットニップ+アンモニア =15回:35回 無臭:キャットニップ+消臭剤+アンモニア=11回:39
回 (比較例) 無臭:アンモニア =22回:28回 無臭:メルカプタン =39回:11回 無臭:リモネンオイル(柑橘系の臭い) =42回:8回 無臭:強アンモニア =38回:12回 上記「強アンモニア」の程度は当該処理用材から発生す
るアンモニア臭気を数cmの距離においてガス吸引し、こ
れを測定した時、数10ppmの測定値を示す程度であり、
人間でも近づくと臭う程度である。
【0032】上記実験において、臭いの強さの程度によ
って結果が異なってくる事は当然であるが、本実験結果
でも繰り返して排泄する回数に明確な違いが出た。この
事はまたたびやキャットニップなど猫が好む「芳香剤」
を用いた本発明実施品が猫の誘引効果を持っている事を
示している。
【0033】また、実施例の処理用材への排泄時の様子
を観察し、砂掛け行為の状態を確認した。勿論、個体差
もありその効果の程度も明確ではないが、5匹中2匹で
おとなしくなる効果が認められ、「芳香剤」による猫の
「砂掛け」行為の抑制傾向が認められた。
【0034】「猫の躾に対する効果を測定した実験2」
(異なる排泄物処理用材への移行における効果) 『実験方法』常時、ベントナイト製の排泄物処理用材を
用いている猫5匹で実験した。或る日、突然紙を主成分
とする排泄物処理用材(「無臭のもの」と「キャットニ
ップ添加品」、及び「無臭のもの」と「アンモニア添加
品」とを同時に置く。)に変更し、その猫が始めて排泄
した方はどちらであったかという事を記録した。
【0035】『実験結果』 「無臭」と「アンモニア添加」のものとの比較 無臭のものに排泄した猫:アンモニア添加のものに排泄
した猫=0:5 「無臭」と「キャットニップ添加」のものとの比較 無臭のものに排泄した猫:キャットニップ添加のものに
排泄した猫=2:3以上から、猫が始めて排泄する場合
における「アンモニア」の効果(無臭のものに比べてア
ンモニア添加品の方が始めて排泄する猫を誘引する効
果)が確かめられた。ただし、キャットニップにも若干
の効果があると考えられる。従って、排泄処理用材を新
品に取り替えた場合でも、「アンモニア」が添加されて
おれば、猫はこれに誘引されて失敗なく排泄処理用材上
に排泄する。
【0036】
【発明の効果】本発明の排泄処理用材には、猫が好む芳
香材、例えば「マタタビ」や「キャットニップ」が添加
されているので、猫の習性である排泄後、後脚で排泄処
理用材を蹴って排泄跡を隠そうとする「砂掛け」行動を
抑制する事が出来、便器の周囲を清潔に保つことが出来
る。
【0037】また、これに「アンモニア」のような「尿
成分」を添加することで、排泄処理用材を敷いた便器で
排泄する習慣を猫に簡単に教え込む事が出来、猫の躾を
簡単に行えるようになった。また、「消臭剤」を添加し
ておけば、排泄後の悪臭が室内にこもることもない。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排泄処理用材本体に猫が好む芳香材が添
    加されている事を特徴とする排泄処理用材。
  2. 【請求項2】 芳香材は、マタタビである事を特徴とす
    る請求項1に記載の排泄処理用材。
  3. 【請求項3】 芳香材は、キャットニップである事を特
    徴とする請求項1に記載の排泄処理用材。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の排泄処
    理用材において、尿成分が添加されている事を特徴とす
    る排泄処理用材。
  5. 【請求項5】 尿成分が、アンモニアである事を特徴と
    する請求項4に記載の排泄処理用材。
  6. 【請求項6】 消臭剤が混入されている事を特徴とする
    請求項1〜5に記載の排泄処理用材。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005229976A (ja) * 2004-02-17 2005-09-02 Bio:Kk 動物躾け用品
JP2018513690A (ja) * 2015-04-24 2018-05-31 ネステク ソシエテ アノニム ネコが動物用トイレ内にて排泄するよう誘引するための、l−フェリニンの使用
KR102590904B1 (ko) * 2023-03-29 2023-10-19 농업회사법인 꼼냥 주식회사 탈취 효과가 뛰어난 캣닢을 이용한 응고와 흡수가 뛰어난 친환경 고양이 모래 및 이의 제조방법
KR102668166B1 (ko) * 2021-07-12 2024-05-21 오주현 반려동물 분변 처리를 위한 조성물의 제조방법 및 반려동물 분변 처리를 위한 조성물

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