JP2006319586A - 無線通信装置およびその制御方法 - Google Patents

無線通信装置およびその制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006319586A
JP2006319586A JP2005139172A JP2005139172A JP2006319586A JP 2006319586 A JP2006319586 A JP 2006319586A JP 2005139172 A JP2005139172 A JP 2005139172A JP 2005139172 A JP2005139172 A JP 2005139172A JP 2006319586 A JP2006319586 A JP 2006319586A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
forced
wireless communication
state
information
parameter table
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005139172A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4701824B2 (ja
Inventor
Kazuhiro Watanabe
一弘 渡邊
Makoto Saito
真 齋藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2005139172A priority Critical patent/JP4701824B2/ja
Priority to US11/381,330 priority patent/US7664538B2/en
Publication of JP2006319586A publication Critical patent/JP2006319586A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4701824B2 publication Critical patent/JP4701824B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/02Power saving arrangements
    • H04W52/0209Power saving arrangements in terminal devices
    • H04W52/0225Power saving arrangements in terminal devices using monitoring of external events, e.g. the presence of a signal
    • H04W52/0235Power saving arrangements in terminal devices using monitoring of external events, e.g. the presence of a signal where the received signal is a power saving command
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/24Radio transmission systems, i.e. using radiation field for communication between two or more posts
    • H04B7/26Radio transmission systems, i.e. using radiation field for communication between two or more posts at least one of which is mobile
    • H04B7/2603Arrangements for wireless physical layer control
    • H04B7/2606Arrangements for base station coverage control, e.g. by using relays in tunnels
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W88/00Devices specially adapted for wireless communication networks, e.g. terminals, base stations or access point devices
    • H04W88/02Terminal devices
    • H04W88/04Terminal devices adapted for relaying to or from another terminal or user
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Radio Relay Systems (AREA)

Abstract

【課題】 自律分散型の無線ネットワークにおいて周辺の無線通信装置の電力モードを強制的に切り替えて受信動作可能な状態にさせる。
【解決手段】 現行パラメータテーブル保持部110は無線通信装置100の電力モードに関する情報を含むパラメータテーブルを保持する。この電力モードに関する情報は電力モード制御部160における電力モードの制御に用いられる。パラメータテーブルは送信部120によって周辺局に送信される。また、周辺局のパラメータテーブルは受信部130によって受信され、受信パラメータテーブル保持部140に保持される。パラメータテーブル更新制御部150は、受信パラメータテーブル保持部140に保持された受信パラメータテーブルに基づいて、現行パラメータテーブル保持部110に保持された現行パラメータテーブルの更新を試行する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、無線通信装置に関し、特に電力モードの切替を制御する無線通信装置、および、その処理方法ならびに当該方法をコンピュータに実行させるプログラムに関する。
現在、多くのモバイル機器にIEEE802.11やBluetoothに代表される無線通信装置が搭載されるようになり、無線通信装置の低消費電力化が重要となってきている。既存の無線通信装置の多くは、電力モードとして、常時送受信動作が可能な状態にある通常モードに加え、消費電力の低減を目的として送受信動作を全く行わない状態を間欠的に混在させる間欠モード(パワーセーブモードもしくは省電力モードと呼ばれることもある。)を有している。しかしながら、間欠モードは消費電力を減らすことができる反面、無線通信装置間における送受信タイミングの整合性を保ちながら送受信の動作状態を切り替える必要があるため、アクセス制御は複雑になる。また、特に音声通信やストリーム通信といったリアルタイム性が要求される通信においては、間欠モードによる通信遅延の影響が懸念される。
この点、BSS(Basic Service Set)のようにコーディネータ(制御局)を配置して集中制御型の通信を行うインフラストラクチャネットワークでは、コーディネータが他の無線通信装置(通信局)の送受信の動作状態を一括して管理することにより、コーディネータと他の無線通信装置との間の送受信タイミングの整合性を保ちながら間欠モードを実現することができる。例えば、制御局から各通信局に対して起動指令信号を送信することにより、通信局のスリープ状態を解除させるシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平11−266254号公報(図9)
一方、コーディネータが存在せず各端末(無線通信装置)が自律分散型の通信を行うアドホックネットワークやWDS(Wireless Distribution System)で構築されたESS(Extended Service Set)のように、コーディネータ間において無線通信で接続されたネットワーク等の自律分散型の無線ネットワークでは、各端末(コーディネータも含む)において自律分散的に送受信の動作状態を切り替える場合、周辺の無線通信装置(周辺局)の送受信の動作状況を考慮したアクセス制御が必要となる。例えば、ある周辺局と通信を行う場合、(イ)その宛先端末は通常モードもしくは間欠モードのどちらを行っているのか、(ロ)間欠モードを行っていた場合、送受信の動作状態はどうなっているか、(ハ)その宛先端末に対して間欠モードから通常モードへの切り替え要求を行う必要があるのか、等の判断を各端末において実行しながら通信を行うことになる。そのため、各端末では周辺局の送受信動作の状態等の情報を保持しておく必要があるが、自律分散型の無線ネットワークでは、各端末においてそれぞれ周辺局の全てに関する情報を保持しておかなくてはならない。従って、自律分散型の無線ネットワークにおいては、コーディネータに関する情報のみ把握しておけばよいインフラストラクチャネットワークに比べて、各端末におけるアクセス制御はより複雑なものになる。
特に、自律分散型の無線ネットワークにおける間欠モードは、ブロードキャストパケットの送受信に大きな影響を及ぼすことが懸念される。ブロードキャストパケットを送信する場合、周辺局としての全ての端末が受信可能状態にある必要があるが、各端末が自律分散的に送受信動作の状態の切り替えを行うため、どのタイミングにおいてブロードキャストパケットを送信するかを決定する必要がある。その解決方法例としては、(1)全ての端末が送受信可能状態になる共通した時間区間を事前に設けておく、(2)ブロードキャストパケットをユニキャストパケットに展開した上で各宛先端末が受信可能状態に移行したタイミングにおいて送信する、等が考えられる。
しかし、(1)の場合、各端末がそのタイミングにおいて一斉にブロードキャストパケット送信を試みることになり、しかもブロードキャストパケットは一般的には再送を行わないため、送信されないブロードキャストパケットの増加が懸念される。
また、(2)の場合、周辺局として認識した端末に対してのみパケット送信されるため、各端末において周辺局全てに関する送受信状態情報を保持しておく必要が生じる。また、例えば、自律分散型の無線ネットワークにおいて、センサーネットワーク等に代表されるマルチホップ技術を用いてメッシュ型のネットワークを構築する際、送信局から受信局への経路検索で用いられるRREQ(Route Request)パケットのようなフラッディング技術を用いるブロードキャストパケットは、本来であれば周辺局間では同一タイミングでRREQパケットを受信できるはずであるが、ユニキャストで送信されるタイミングによってはRREQパケットを受信する時間に大きな遅延が生じる。その結果、想定外の経路が形成される可能性がある。さらに、周辺局の増加に伴い、1つのブロードキャストパケットの送受信に対して周辺局数分のユニキャストパケットの送受信を行う必要があるため、チャネルの有効利用率が減少するおそれがある。
そこで、本発明は、自律分散型の無線ネットワークにおいて周辺の無線通信装置の電力モードを強制的に切り替えることを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その第1の側面は、無線通信の範囲外に存在する相手局との間では少なくとも1つの中継局を介して通信を行う無線通信装置において、当該無線通信装置内に供給される電力の省電力制御を行う電力モード制御手段と、上記省電力制御に対する強制動作指示の有効または無効を示す強制モードフラグおよび上記中継局数の制限を示す生存回数を含む強制情報を保持する強制情報保持手段と、上記強制情報を無線通信の範囲内に存在する他の無線通信装置に送信する強制情報送信手段と、上記強制情報を更新する強制情報更新制御手段とを具備することを特徴とする無線通信装置である。これにより、自身の強制情報を送信して他の無線通信装置に強制動作を指示するという作用をもたらす。このとき、生存回数により中継局数が制限されるため、その送信態様はユニキャストならびにブロードキャストの何れでも対応可能である。
また、この第1の側面において、上記電力モード制御手段は、上記強制モードフラグによる上記強制動作指示が有効な場合には受信動作可能な電力モードに強制的に切り替えるものとすることができる。これにより、他の無線通信装置の電力モードを強制的に切り替えるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記電力モード制御手段は、上記受信動作が可能な電力モードへの切替えが禁止されている場合には強制モードフラグによる上記強制動作指示が有効であっても上記受信動作可能な電力モードへの切替えを行わないようにしてもよい。これにより、例えば、自局がバッテリー駆動している端末であって長時間の常時送受信動作を行うことが困難な場合等、何らかの理由により強制モードへの移行を禁止しているような場合にも本発明を適用することができる。
また、この第1の側面において、上記強制情報送信手段は、定期的にブロードキャスト送信されるビーコン信号に上記強制情報を含めることにより上記送信を行うものとすることができる。これにより、専用の制御パケット等を用いる方法に比べてオーバーヘッドを増やすことなく、他の無線通信装置を常時送受信可能な状態へ強制的に移行させるという作用をもたらす。
また、本発明の第2の側面は、無線通信の範囲外に存在する相手局との間では少なくとも1つの中継局を介して通信を行う無線通信装置において、当該無線通信装置内に供給される電力の省電力制御を行う電力モード制御手段と、上記省電力制御に対する強制動作指示の有効または無効を示す強制モードフラグおよび上記中継局数の制限を示す生存回数を含む強制情報を保持する強制情報保持手段と、上記強制情報を無線通信の範囲内に存在する他の無線通信装置に送信する強制情報送信手段と、上記他の無線通信装置から当該他の無線通信装置における強制情報を受信する強制情報受信手段と、上記強制情報保持手段に保持された強制情報と上記他の無線通信装置における強制情報との比較に基づいて上記強制情報保持手段に保持された強制情報を更新する強制情報更新制御手段とを具備することを特徴とする無線通信装置である。これにより、自身の強制情報を送信して他の無線通信装置に強制動作を指示するとともに、他の無線通信装置から受信した強制情報に基づいて自身の強制情報を更新するという作用をもたらす。
また、この第2の側面において、上記強制情報更新制御手段は、所定の条件が満たされる場合に上記他の無線通信装置における強制情報に基づいて上記強制情報保持手段に保持された強制情報を更新する受信更新手段を備えることができる。これにより、他の無線通信装置から受信した強制情報に基づいて所定の条件下で自身の強制情報を更新するという作用をもたらす。
また、この第2の側面において、上記強制情報保持手段に保持された強制情報は、当該強制情報の状態として、上記強制モードフラグによって上記強制動作指示が有効とされている第1の状態、上記強制モードフラグによって上記強制動作指示が無効とされている第2の状態、および、上記第1の状態から上記第2の状態への移行段階にある第3の状態の何れかをさらに含み、上記受信更新手段が上記他の無線通信装置における強制情報の状態が上記第1の状態である場合には所定条件下で上記他の無線通信装置における強制情報に基づいて上記強制情報保持手段に保持された強制情報を更新するように制御してもよい。これは、他の無線通信装置における強制情報の状態が第1の状態にある場合にはそれを受信要求であるものとして、自身の強制情報を更新させるものである。
また、この第2の側面において、上記受信更新手段は、上記強制情報保持手段に保持された強制情報の状態が上記第1の状態である場合に上記他の無線通信装置における強制情報の状態が上記第2の状態であれば所定条件下で上記強制情報保持手段に保持された強制情報の状態を上記第3の状態に遷移させるように制御してもよい。これは、他の無線通信装置における強制情報の状態が第2の状態にある場合にはそれを受信要求の解除を要求であるものとして、自身の強制情報を更新させるものである。
また、この第2の側面において、上記強制情報更新制御手段は、上記強制情報保持手段に保持された強制情報が上記受信更新手段によって所定期間更新されない場合に所定条件下で上記強制情報保持手段に保持された強制情報を更新する定期更新手段をさらに備えることができる。これにより、自身の強制情報が所定期間更新されないタイムアウトを検出するという作用をもたらす。
また、この第2の側面において、上記強制情報保持手段に保持された強制情報が、当該強制情報の状態として、上記強制モードフラグによって上記強制動作指示が有効とされている第1の状態、上記強制モードフラグによって上記強制動作指示が無効とされている第2の状態、および、上記第1の状態から上記第2の状態への移行段階にある第3の状態の何れかをさらに含み、さらに上記定期更新手段が、上記強制情報保持手段に保持された強制情報の状態が上記第1の状態である場合に所定期間更新されなければ上記強制情報保持手段に保持された強制情報の状態を上記第3の状態に遷移させ、上記強制情報保持手段に保持された強制情報の状態が上記第3の状態である場合に所定期間更新されなければ上記第2の状態に遷移させるものとすることができる。これは、自身の強制情報が所定期間更新されないタイムアウトを検出した場合に、第1の状態から第3の状態へ遷移させ、もしくは、第3の状態から第2の状態へ遷移させるものである。
また、本発明の第3の側面は以下の手順を具備することを特徴とする制御方法であり、また、本発明の第4の側面は以下の手順をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラムである。すなわち、無線通信の範囲外に存在する相手局との間では少なくとも1つの中継局を介して通信を行う無線通信装置であって、当該無線通信装置内に供給される電力の省電力制御を行う電力モード制御手段と、上記省電力制御に対する強制動作指示の有効または無効を示す強制モードフラグおよび上記中継局数の制限を示す生存回数を含む強制情報を保持する強制情報保持手段とを備える無線通信装置において、無線通信の範囲内に存在する他の無線通信装置から当該他の無線通信装置における強制情報を受信する手順と、上記強制情報保持手段に保持された強制情報と上記他の無線通信装置における強制情報との比較に基づいて上記強制情報保持手段に保持された強制情報を更新する手順と、上記更新された強制情報を上記他の無線通信装置に送信する手順とが該当する。
本発明によれば、自律分散型の無線ネットワークにおいて周辺の無線通信装置の電力モードを強制的に切り替えるという優れた効果を奏し得る。
次に本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態における自律分散型の無線ネットワークの外観を示す図である。この無線ネットワークでは、無線通信装置100、200および300が無線通信によりネットワークを構成している。ここでは、無線通信装置100、200および300の各々が自律分散して動作しており、インフラストラクチャネットワークのような制御局は存在しない。
この例で無線通信装置100から無線通信装置300にパケットを送信する場合、両者が互いの通信範囲101および301に入っていないため、直接無線通信を行うことはできない。そこで、両者を通信範囲201に持つ無線通信装置200が中継局として無線通信装置100からのパケットを一旦受信し、そのパケットを相手局である無線通信装置300に送信する。自律分散型の無線ネットワークでは、このように他の無線通信装置が中継局として機能することにより、通信範囲外の相手局との間で通信を行うことができる。
なお、ここでは中継局として機能する無線通信装置が1台の例を挙げて説明したが、この中継局は2台以上であっても構わない。また、以下では無線通信装置100を例に挙げてその構成を説明するが、他の無線通信装置200および300についても同様の構成を備えることはいうまでもない。
図2は、本発明の実施の形態における無線通信装置100の機能構成の一例を示す図である。この無線通信装置100は、現行パラメータテーブル保持部110と、送信部120と、受信部130と、受信パラメータテーブル保持部140と、パラメータテーブル更新制御部150と、電力モード制御部160とを備えている。
現行パラメータテーブル保持部110は、無線通信装置100において電力モードを強制的に切り替えるための情報をパラメータテーブルとして保持するものである。このパラメータテーブルの内容については後述する。
送信部120は、現行パラメータテーブル保持部110に保持されたパラメータテーブルを送信するものである。この送信部120によるパラメータテーブルの送信は、ユニキャストおよびブロードキャストの何れによっても可能であるが、定期的にブロードキャスト送信されるビーコン信号にこのパラメータテーブルを埋め込むことによっても実現できる。
受信部130は、他の無線通信装置のパラメータテーブルを受信するものである。この受信部130におけるパラメータテーブルの受信についても、ユニキャストおよびブロードキャストの何れによっても可能であり、また、ビーコン信号に埋め込まれたパラメータテーブルを抽出するようにしてもよい。なお、送信部120および受信部130にはアンテナ109が接続されており、このアンテナ109を通じて他の無線通信装置との間の無線通信が行われる。
受信パラメータテーブル保持部140は、受信部130において受信された他の無線通信装置のパラメータテーブルを保持するものである。この受信パラメータテーブル保持部140に保持されるパラメータテーブルは、受信部130において新たなパラメータテーブルが受信される度に上書きされる。
パラメータテーブル更新制御部150は、現行パラメータテーブル保持部110に保持されたパラメータテーブル(以下、現行パラメータテーブルという。)と受信パラメータテーブル保持部140に保持されたパラメータテーブル(以下、受信パラメータテーブルという。)との比較に基づいて現行パラメータテーブルを更新するものである。
パラメータテーブル更新制御部150は、受信更新部151と、定期更新部152と、自発更新部153とを備える。受信更新部151は、受信パラメータテーブルを新たに受信する度に現行パラメータテーブルの更新の要否を判断して、必要に応じて現行パラメータテーブルを更新するものである。定期更新部152は、更新周期タイミングが到来する度に受信更新部151による更新が一定期間行われていないことを検知して、必要に応じて現行パラメータテーブルの内容を変更するものである。また、自発更新部153は、無線通信装置100から他の無線通信装置に対して電力モードを強制的に切り替える旨を指示し、または、その解除を指示する際に現行パラメータテーブルを更新するものである。この自発更新部153によって無線通信装置100自身が他の無線通信装置に対して電力モードを強制的に切り替える旨を指示して、その後の受信を要求することを受信要求と呼ぶ。
電力モード制御部160は、無線通信装置100における電源の電力モードを制御するものである。電力モードとしては、常時送受信動作が可能な状態にある通常モードと、消費電力の低減を目的として送受信動作を全く行わない状態を間欠的に混在させる間欠モードとを前提とするが、本発明の実施の形態では通常モードおよび間欠モードの何れにかかわらず強制的に送受信動作が可能な状態にさせる強制モードを設ける。電力モード制御部160は、現行パラメータテーブルの内容に応じて強制モードを設定し、または、解除する。
図3は、本発明の実施の形態におけるパラメータテーブル600の構成の一例を示す図である。このパラメータテーブル600は、現行パラメータテーブル保持部110に保持され、また、受信部130により受信されるものであり、強制モードフラグ610と、要求元アドレス620と、送信元アドレス630と、生存回数640と、強制状態650とを保持する。
強制モードフラグ610は、現行パラメータテーブルを保持する無線通信装置の電力モードとして強制モードが設定されているか否かを示すフラグである。すなわち、電力モード制御部160に対して、強制的に送受信動作が可能な状態となるよう指示されていればこの強制モードフラグ610は有効("ON":強制モードが設定されている)を示し、そのような指示がされていなければ無効("OFF":強制モードが解除されている)を示す。なお、この強制モードフラグ610は、図中では便宜上、FLAGと表す。
要求元アドレス620は、そのパラメータテーブルを最初に送信した無線通信装置を識別するアドレスである。自律分散型の無線ネットワークでは、通信範囲外にある無線通信装置から他の無線通信装置を介して無線通信が行われることがあるため、そのパラメータテーブルを最初に生成して送信した無線通信装置を特定するために設けられたものである。この要求元アドレス620としては、例えば、MAC(Media Access Control)アドレスや固有に割り当てられた識別子(ID:Identity)等を想定することができる。なお、この要求元アドレス620要求元アドレス620は、図中では便宜上、SA(Source Address)と表す。
送信元アドレス630は、そのパラメータテーブルを直前に送信した無線通信装置を識別するアドレスである。最初に何れの無線通信装置から送信されたパラメータテーブルであるかにかかわらず、最終的に受信した際の送信元の無線通信装置を特定するために設けられたものである。この送信元アドレス630についても要求元アドレス620と同様に例えば、MACアドレスや固有に割り当てられた識別子等を想定することができる。なお、この送信元アドレス630は、図中では便宜上、FA(From Address)と表す。
生存回数640は、そのパラメータテーブルが他の無線通信装置を中継局として介する際の中継局数の制限を示すものである。この生存回数640は、無線通信装置を介する度に減少されるため、この生存回数640が例えば"0"になった際にはそれ以上は他の無線通信装置を中継局として送信されないように制御することができる。なお、この生存回数640は、図中では便宜上、TTL(Time To Live)と表す。
強制状態650は、そのパラメータテーブルの状態を示すものである。この強制状態650としては、強制設定状態、強制解除状態、および、移行状態の3つの状態をとり得る。これら各状態の内容については次に説明する。なお、この強制状態650は、図中では便宜上、STATEと表す。
図4は、本発明の実施の形態における強制状態650の状態遷移の一例を示す図である。パラメータテーブルの強制状態650は、強制設定状態10、強制解除状態20、および、移行状態30の3つの状態の何れかになる。
強制設定状態10とは、強制モードフラグ610が有効を示している状態である。すなわち、無線通信装置が自ら受信要求を行っている状態、または、他の無線通信装置から受信要求を受信している状態を示すものである。なお、この強制設定状態10は、図中では便宜上、"STATE:ON"と表す。
強制解除状態20とは、強制モードフラグ610が無効を示している状態である。すなわち、無線通信装置が自ら受信要求を行っておらず、かつ、他の無線通信装置からも受信要求を受信していない状態を示すものである。なお、この強制解除状態20は、図中では便宜上、"STATE:OFF"と表す。
移行状態30とは、強制設定状態10から強制解除状態20に移行する際に経由する状態である。この移行状態30においても、強制モードフラグ610は引き続き有効を示している。この移行モードを設けることにより、パケットロスの大きい伝播路環境における強制モードフラグ610の頻繁な切り替わりの抑制や、複数の無線通信装置より受信要求が出されている場合への対応が容易となる。なお、この移行状態30は、図中では便宜上、"STATE:MOV"と表す。
これら状態は以下の条件により遷移する。まず、強制解除状態20において、無線通信装置が自ら受信要求を行う場合や他の無線通信装置から受信要求を受信した場合に、強制設定状態10に遷移する(条件1)。一方、強制設定状態10において、無線通信装置が自ら行っていた受信要求を解除する場合には、強制解除状態20に遷移する(条件2)。また、強制設定状態10において、他の無線通信装置から受信していた受信要求が明示的に解除され、もしくは、その後に一定期間受信要求を受信しなくなった(タイムアウト)場合には、移行状態30に遷移する(条件3)。
移行状態30において、さらに一定期間、受信要求を受信せず、かつ、無線通信装置が自ら受信要求を行わない場合には、強制解除状態20に遷移する(条件4)。一方、この移行状態30において、一定期間内に受信要求を再度または新たに受信した場合や無線通信装置が自ら再度または新たに受信要求を行う場合には、強制設定状態10に遷移する(条件5)。
また、強制設定状態10において、一定期間内に現行パラメータテーブルの更新が行われた場合には、そのまま強制設定状態10を維持する(条件6)。例えば、他の無線通信装置から受信要求を受信している状況において、無線通信装置が自ら受信要求を行う場合や、ネットワークトポロジーの変化により生存回数640が変わった場合、現行パラメータテーブルよりも優先度の高いパラメータテーブルを受信した場合等が該当する。この優先度については次に説明する。
図5は、本発明の実施の形態におけるパラメータテーブル600の優先度を説明するための図である。図5(a)は、通信局#Aが受信要求を行っている場合の各通信局#A乃至#Dの現行パラメータテーブルの内容の一例を示している。本発明の実施の形態では、受信要求を行っている通信局#Aから離れるに従って、パラメータテーブルの優先度が下がるように設定されることを想定する。
そこで、図5(b)のように、自局が受信要求を行っている端末(通信局)の優先度を最も高い「優先度1」とする。この場合、要求元アドレス(SA)および送信元アドレス(FA)が共に自局アドレスに一致することが条件となる。
また、隣接局が受信要求を行っている端末の優先度を次に高い「優先度2」とする。この場合、要求元アドレス(SA)および送信元アドレス(FA)は同一となるが、これらが自局アドレスに一致しないことが条件となる。
そして、「優先度1」または「優先度2」の何れにも該当しない端末は「優先度3」となるが、この「優先度3」を有するパラメータテーブル間の優劣は生存回数640によって判断される。すなわち、「優先度3」同士の場合には、生存回数640が大きい程優先度は高いものと解釈される。
従って、図5(a)の例では、図5(b)のように通信局#Aが「優先度1」、通信局#Bが「優先度2」となる。また、通信局#Cおよび#Dは共に「優先度3」であるが、生存回数640が大きい通信局#Cの方が通信局#Dよりも優先度は高いものとして扱われることになる。
図6は、本発明の実施の形態におけるループバックの発生を説明するための図である。上述のような状態遷移を想定した場合、無条件に現行パラメータテーブルの更新を行うと、タイミングによっては以下のようなループバックを生じる可能性がある。
通信局#Aから受信要求が行われることにより通信局#B乃至#Dの状態が強制設定状態10となった後、通信局#Bと通信局#Cの間および通信局#Bと通信局#Dの間の通信が途絶えた場合を想定する。このとき、タイミングの差異により通信局#Cだけが移行状態30に遷移していたと仮定して、通信局#Dから通信局#Cに対して強制モードフラグ610が有効を示すパラメータテーブルが送信されたとすると(図6(1))、通信局#Cは再び強制設定状態10に遷移する(図6(2))。
その後、通信局#Dが移行状態30に遷移すると、今度は通信局#Cから通信局#Dに対して強制モードフラグ610が有効を示すパラメータテーブルが送信される(図6(3))。これにより、通信局#Dは再び強制設定状態10に遷移する(図6(4))。
このように、本来、強制解除状態20に遷移すべき通信局同士が遷移タイミングのずれによって強制設定状態10と移行状態30との間を行き来する現象をループバックと呼ぶ。本発明の実施の形態では、このループバックを未然に防止するために、移行状態30から強制設定状態10に遷移する際の条件(図4における条件5)において以下の判定条件を設ける。
すなわち、現行パラメータテーブルの要求元アドレス(SA)と受信パラメータテーブルの要求元アドレス(SA)とを比較し、両者が異なる場合は、受信パラメータテーブルに基づいて現行パラメータテーブルを更新する。一方、両者の要求元アドレス(SA)が等しい場合には、さらにそれぞれのパラメータテーブルの優先度を比較し、現行パラメータテーブルの優先度のほうが受信パラメータテーブルの優先度よりも小さい場合に限り、受信パラメータテーブルに基づいて現行パラメータテーブルを更新する。
次に本発明の実施の形態における各無線通信装置における現行パラメータテーブルの更新例について説明する。
図7は、本発明の実施の形態における現行パラメータテーブルの第1の更新例を示す図である。この図では、線が施されている通信局同士が周辺局として直接無線通信を行うことができることを意味する。具体的には、通信局#Aと#B、#Bと#C、#Cと#Dが互いに直接的に無線通信を行うことができる。また、この図では、時間軸を縦方向にとり、上から下へいくにつれて時間が経過していく様子を表す。以下、現行パラメータテーブルの更新例を示す他の図においても同様である。
まず、全ての通信局#A乃至#Dにおいて、現行パラメータテーブルがリセットされているものとする(図7(1))。すなわち、強制モードフラグ610が無効を示しており、これに対応して強制状態650は強制解除状態20にあるものとする。
ここで、通信局#Aが受信要求を行う場合、強制モードフラグ610を有効にし、強制状態650は強制設定状態10に遷移する。また、要求元アドレス620および送信元アドレス630は、ともに通信局#Aのアドレスとなる。また、生存回数640として、「2」が設定されたものと想定する(図7(2))。通信局#Aは、この現行パラメータテーブルを周辺局に送信する。
通信局#Aからパラメータテーブルを受信した通信局#Bは、その受信したパラメータテーブルに基づいて現行パラメータテーブルを更新する。すなわち、強制モードフラグ610を有効にし、強制状態650は強制設定状態10に遷移する。また、要求元アドレス620および送信元アドレス630は、ともに通信局#Aのアドレスとなる。また、生存回数640には、受信時の「2」から「1」を減じた「1」が設定される(図7(3))。通信局#Bは、この現行パラメータテーブルを周辺局に送信する。
通信局#Bからパラメータテーブルを受信した通信局#Cは、その受信したパラメータテーブルに基づいて現行パラメータテーブルを更新する。すなわち、強制モードフラグ610を有効にし、強制状態650は強制設定状態10に遷移する。また、要求元アドレス620は通信局#Aのアドレスであり、送信元アドレス630は通信局#Bのアドレスとなる。また、生存回数640には、受信時の「1」から「1」を減じた「0」が設定される(図7(4))。通信局#Cは、この現行パラメータテーブルを周辺局に送信する。
なお、通信局#Bが現行パラメータテーブルをブロードキャスト送信により送信した場合には、そのパラメータテーブルを通信局#Aも受信することになる。このとき、通信局#Aは、現行パラメータテーブルの優先度と通信局#Bから送信されてきたパラメータテーブルの優先度とを比較し、現行パラメータテーブルの優先度のほうが通信局#Bから送信されてきたパラメータテーブルの優先度よりも高いので、現行パラメータテーブルを変更しない。
通信局#Cからパラメータテーブルを受信した通信局#Dは、その受信したパラメータテーブルにおいて生存回数640が「0」を示していることから、現行パラメータテーブルの変更を行わない(図7(4))。
図8は、本発明の実施の形態における現行パラメータテーブルの第2の更新例を示す図である。この図では、通信局#Aが受信要求を行ったことにより、通信局#Bおよび#Cが強制設定状態10に遷移している状態を想定している(図8(1))。
ここで、通信局#Aが受信要求を解除した場合、通信局#Aの現行パラメータテーブルがリセットされ、強制モードフラグ610が無効を示し、強制状態650が強制解除状態20となる(図8(2))。
通信局#Aからのパラメータテーブルを受信した通信局#Bは、その受信したパラメータテーブルに基づいて現行パラメータテーブルを更新する。すなわち、現行パラメータテーブルと受信パラメータテーブルの要求元アドレス620が一致し、かつ、受信パラメータテーブルの強制モードフラグ610が無効を表していることから、現行パラメータテーブルの強制状態650は移行状態30に遷移する(図8(2))。その後、通信局#Bは、一定期間内に他の通信局から強制モードフラグ610が有効を示すパラメータテーブルを受信しなかったことから、現行パラメータテーブルの強制状態650が強制解除状態20に遷移して、現行パラメータテーブルがリセットされる(図8(3))。
通信局#Bからのパラメータテーブルを受信した通信局#Cにおいても同様の手順で現行パラメータテーブルの更新が行われ、強制状態650が移行状態30に遷移した後に(図8(3))、さらに強制解除状態20に遷移する(図8(4))。
図9は、本発明の実施の形態における現行パラメータテーブルの第3の更新例を示す図である。この例では、図7の場合と同様に、全ての通信局#A乃至#Dにおいて現行パラメータテーブルがリセットされている状態から(図9(1))、通信局#Aが受信要求を行った結果(図9(2))、通信局#Bおよび#Cが強制設定状態10となっているものとする。
ここで、さらに通信局#Dが受信要求を行う場合、強制モードフラグ610を有効にし、強制状態650は強制設定状態10に遷移する。また、要求元アドレス620および送信元アドレス630は、ともに通信局#Dのアドレスとなる。また、生存回数640として、「2」が設定されたものと想定する(図9(4))。
通信局#Dからパラメータテーブルを受信した通信局#Cは、その受信したパラメータテーブルの優先度と現行パラメータテーブルの優先度とを比較し、受信パラメータテーブルの優先度の方が高いことから、この受信パラメータテーブルに基づいて現行パラメータテーブルを更新する。すなわち、要求元アドレス620および送信元アドレス630は、ともに通信局#Dのアドレスとなる。また、生存回数640には、受信時の「2」から「1」を減じた「1」が設定される(図9(4))。
なお、その後、通信局#Bにおいて、通信局#Cより変更されたパラメータテーブルを受信することになるが、この場合、パラメータテーブルの優先度は通信局#Bの現行パラメータテーブルのほうが高いため、通信局#Bの現行パラメータテーブルが変更されることはない。
図10は、本発明の実施の形態における現行パラメータテーブルの第4の更新例を示す図である。この例では、図9のように通信局#Aおよび#Dの両者から受信要求が行われている状態を想定している(図10(1))。
ここで、通信局#Dが受信要求を解除した場合、通信局#Dの現行パラメータテーブルがリセットされ、強制モードフラグ610が無効を示し、強制状態650が強制解除状態20となる(図10(2))。
通信局#Dからのパラメータテーブルを受信した通信局#Cは、図8(2)で説明したように、強制状態650を移行状態30に遷移させる(図10(2))。その後、通信局#Cは、通信局#Bからのパラメータテーブルを受信し、その受信パラメータテーブルの要求元アドレス620が現行パラメータテーブルのものとは異なることから、受信パラメータテーブルに基づいて現行パラメータテーブルを更新する。すなわち、強制状態650が強制設定状態10に遷移する。また、要求元アドレス620は通信局#Aのアドレスであり、送信元アドレス630は通信局#Bのアドレスとなる。また、生存回数640には、受信時の「1」から「1」を減じた「0」が設定される(図10(3))。
図11は、本発明の実施の形態における現行パラメータテーブルの第5の更新例を示す図である。この例では、図8と同様に、通信局#Aが受信要求を行ったことにより、通信局#Bおよび#Cが強制設定状態10に遷移している状態を想定している(図11(1))。
ここで、通信局#Bと#Cの間のパケット送受信がなんらかの理由によって不可能な状態となったと仮定する。その結果、通信局#Bより送信されていた受信要求が通信局#Cで受信できなくなり、一定期間が経過すると、通信局#Cは強制状態650を移行状態30に遷移させる(図11(2))。
その後、さらに一定期間が経過しても通信局#Bからの受信要求を受信しないため、通信局#Cは強制状態650を強制解除状態20に遷移させて、現行パラメータテーブルをリセットする(図11(3))。
図12は、本発明の実施の形態における現行パラメータテーブルの第6の更新例を示す図である。この例では、図8や図11と同様に、通信局#Aが受信要求を行ったことにより、通信局#Bおよび#Cが強制設定状態10に遷移している状態を想定している(図12(1))。
ここで、通信局#Aと#Bの間のパケット送受信がなんらかの理由によって不可能な状態となったと仮定する。その結果、通信局#Aより送信されていた受信要求が通信局#Bで受信できなくなり、一定期間が経過すると、通信局#Bは強制状態650を移行状態30に遷移させる(図12(2))。その後、さらに一定期間が経過しても通信局#Aからの受信要求を受信しないため、通信局#Bは強制状態650を強制解除状態20に遷移させて、現行パラメータテーブルをリセットする(図12(3))。
通信局#Bからのパラメータテーブルを受信した通信局#Cは、その受信したパラメータテーブルの強制状態650が強制解除状態20となっていることから、現行パラメータテーブルの強制状態650を移行状態30に遷移させる(図12(3))。その後、一定期間が経過しても何れの通信局からも受信要求を受信しないため、通信局#Cは強制状態650を強制解除状態20に遷移させて、現行パラメータテーブルをリセットする(図12(4))。
図13は、本発明の実施の形態における現行パラメータテーブルの第7の更新例を示す図である。この例では、これまでの例と異なり、通信#B乃至#Dが互いに直接無線通信できる位置に配置されていたと想定する。そして、通信局#Bと#Cの間および通信局#Bと#Dの間のパケット送受信がなんらかの理由によって不可能な状態となったと仮定する(図13(1))。
その結果、通信局#Bより送信されていた受信要求が通信局#Cおよび#Dで受信できなくなり、一定期間が経過すると、通信局#Cおよび#Dは強制状態650を移行状態30に遷移させる(図13(2))。その後、さらに一定期間が経過しても通信局#Bからの受信要求を受信しないため、通信局#Cおよび#Dは強制状態650を強制解除状態20に遷移させて、現行パラメータテーブルをリセットする(図13(3))。
図14は、本発明の実施の形態における現行パラメータテーブルの第8の更新例を示す図である。この例では、図13と同様に、通信#B乃至#Dが互いに直接無線通信できる位置に配置されていたと想定する。そして、通信局#Bと#Dの間のパケット送受信がなんらかの理由によって不可能な状態となったと仮定する(図14(1))。
その結果、通信局#Bより送信されていた受信要求が通信局#Dで受信できなくなり、一定期間が経過すると、通信局#Dは強制状態650を移行状態30に遷移させる(図14(1))。その後、さらに一定期間が経過しても通信局#Bからの受信要求を受信しないため、通信局#Dは強制状態650を強制解除状態20に遷移させて、現行パラメータテーブルをリセットする(図14(2))。
その後、通信局#Dは、通信局#Cから強制モードフラグ610が有効を示すパラメータテーブルを受信することにより、その受信パラメータテーブルに基づいて原稿パラメータテーブルを更新する。すなわち、強制モードフラグ610を有効にし、強制状態650は強制設定状態10に遷移する。また、要求元アドレス620は通信局#Aのアドレスであり、送信元アドレス630は通信局#Cのアドレスとなる。また、生存回数640には、受信時の「1」から「1」を減じた「0」が設定される(図14(3))。
このように、本発明の実施の形態においては、各無線通信装置が自局の現行パラメータテーブルを送信することによりパラメータテーブルが適宜伝播され、必要に応じて受信パラメータテーブルに基づいて現行パラメータテーブルの更新が行われる。ここで説明したパラメータテーブルの送信は、上述のようにユニキャストおよびブロードキャストの何れによっても実現可能である。次にこの伝播の態様について説明する。
図15は、本発明の実施の形態におけるパラメータテーブルの伝播の態様の一例を示す図である。通信局#Aから当初の生存回数640が「2」と設定された受信要求が行われることを想定する。
まず、通信局#Aは、ブロードキャストによりパラメータテーブルを送信する場合には、周辺局である通信局#Bおよび#Cに対して一斉に送信を行う。また、ユニキャストにより送信を行う場合には、(図示しない)近隣リストに基づいて通信局#Bおよび#Cを特定して一つずつ送信を行う。通信局#Bおよび#Cでは、受信パラメータテーブルの生存回数640から「1」が減じられ、新たな生存回数640として「1」が設定される。
通信局#Bおよび#Cは、ブロードキャストによりパラメータテーブルを送信する場合には、周辺局である通信局#Aおよび#Cならびに通信局#Aおよび#Eに対してそれぞれ一斉に送信を行う。また、ユニキャストにより送信を行う場合には、(図示しない)近隣リストに基づいて通信局#Aおよび#Cならびに通信局#Aおよび#Eをそれぞれ特定して一つずつ送信を行う。通信局#Dおよび#Eでは、受信パラメータテーブルの生存回数640から「1」が減じられ、新たな生存回数640として「0」が設定される。なお、通信局#Aは、通信局#Bおよび#Cからパラメータテーブルを受信しても、その受信パラメータテーブルの優先度が現行パラメータテーブルの優先度よりも低いため、現行パラメータテーブルの更新は行わない。
通信局#Dおよび#Eは、ブロードキャストによりパラメータテーブルを送信する場合には、周辺局である通信局#Bおよび#Fならびに通信局#Cおよび#Fに対してそれぞれ一斉に送信を行う。また、ユニキャストによる送信の場合には、生存回数640が「0」に設定されていることから、それ以上の送信は行われない。
通信局#Fは、通信局#Dおよび#Eからブロードキャストによりパラメータテーブルを受信した際、生存回数640が「0」であることから、現行パラメータテーブルの更新を行わない。また、それ以上の送信も行われない。なお、通信局#Bおよび#Cは、通信局#Dおよび#Eからブロードキャストによりパラメータテーブルを受信しても、その受信パラメータテーブルの優先度が現行パラメータテーブルの優先度よりも低いため、現行パラメータテーブルの更新は行わない。
このように、パラメータテーブルの送信は、ユニキャストおよびブロードキャストの何れによっても実現可能であることがわかる。
次に本発明の実施の形態における無線通信装置の動作について図面を参照して説明する。
図16は、本発明の実施の形態における無線通信装置の全体の動作手順の一例を示す流れ図である。
まず、無線通信装置の電源が投入されると(ステップS901)、その直後の処理として、現行パラメータテーブルの初期処理が実行される(ステップS902)。この初期処理の一例として、周辺局との認証処理が考えられる。周辺局との認証方法としては、何らかの形で事前に相手端末の存在を確認した後、周辺局と認証に関するパケット送受信を行うのが一般的である。例えば、無線通信装置間においてビーコンの送受信が行われ、そのビーコンの送受信によって互いの存在を認識した後、認証に関するパケットの送受信が開始される。
その際、相手装置の存在を認識した後、速やかに認証シーケンス動作に入るためには、両装置とも通常モードに入っていることが前提となる。つまり、相手装置が間欠モードである場合には、事前に相手装置に対して受信要求を行っておく必要がある。この場合、例えば、現行パラメータテーブルの初期値として、強制モードフラグ610を有効、要求元アドレス620および送信元アドレス630を自局アドレス、生存回数640を「1」、強制状態650を強制設定状態10とすることにより受信要求を行う。その後、認証する相手装置の存在確認に加えて、周辺局から受信されるパラメータテーブルより相手装置が強制モードに入っていることを確認できた後、認証シーケンス動作を開始することになる。
本発明の実施の形態における現行パラメータテーブルの更新処理は、大きく分けて、(1)周辺局からのパラメータテーブル受信時の更新処理、(2)定期的更新処理、(3)自局状況による更新処理、の3つの処理から成り立つ。これらの更新処理は、その無線通信装置の電源が切断されるまでの間、繰返し実行される。
周辺局からのパラメータテーブル受信時の更新処理として、無線通信装置は、周辺局である他の無線通信装置からパラメータテーブルを受信すると(ステップS903)、その受信パラメータテーブルに基づく更新処理を試行する(ステップS910)。その結果、現行パラメータテーブルの所定の更新が行われたか否かを示す更新フラグが設定される(ステップS920)。この更新フラグは、現行パラメータテーブルが一定時間更新されなかったタイムアウトを検出するために用いられる。
次に定期的更新処理として、予め定められた更新周期タイミングが到来する度に(ステップS904)、現行パラメータテーブルの更新が試行される(ステップS930)。この定期的更新処理が行われた場合には、更新フラグは一旦リセットされる(ステップS905)。
また、自局状況による更新処理として、無線通信装置は、受信要求を行う場合やその受信要求を解除して強制モードを終了する場合に、現行パラメータテーブルの更新を行う(ステップS950)。
なお、この図16のさらに詳細な動作手順は図17乃至25に示されるが、これらの図において、現行パラメータテーブルは"ptbl_now"、受信パラメータテーブルは"ptbl_new"によりそれぞれ表される。また、それぞれのパラメータテーブルにおいて、強制モードフラグ610は"flag"、要求元アドレス620は"sa"、送信元アドレス630は"fa"、生存回数640は"ttl"、強制状態650は"state"によりそれぞれ表される。そして、これらの組合せにより、例えば、現行パラメータテーブルの強制状態650は"ptbl_now.state"などと表される。また、現行パラメータテーブルの優先度は"ptbl_now_priority"、受信パラメータテーブルの優先度は"ptbl_new_priority"によりそれぞれ表される。
図17は、本発明の実施の形態におけるパラメータテーブル応答更新(ステップS910)の動作手順の一例を示す流れ図である。
まず、この応答更新の前提として、受信パラメータテーブルの生存回数640が「0」の場合(ステップS911)や、受信パラメータテーブルの送信元アドレス630が自局アドレスである場合(ステップS912)には、更新の対象外とされる。
そして、受信パラメータテーブルの要求元アドレス620が送信局のアドレスと一致した場合には(ステップS913)その受信パラメータテーブルの優先度として「優先度2」を表す"PARAM_NEIGHBOR"を設定し(ステップS914)、そうでない場合には受信パラメータテーブルの優先度として「優先度3」を表す"PARAM_OTHER"を設定する(ステップS915)。
その後、現行パラメータテーブルの強制状態650が強制解除状態20であれば(ステップS916)"OFF"時のパラメータテーブル登録処理(ステップS970)を、現行パラメータテーブルの強制状態650が強制設定状態10であれば(ステップS917)"ON"時のパラメータテーブル登録処理(ステップS990)を、または、現行パラメータテーブルの強制状態650が移行状態30であれば"MOV"時のパラメータテーブル登録処理(ステップS980)をそれぞれ実行する。
図18は、本発明の実施の形態における強制解除状態のパラメータテーブル登録処理(ステップS970)の動作手順の一例を示す流れ図である。ここでは、現行パラメータテーブルの強制状態650が強制解除状態20のときに、受信パラメータテーブルが強制設定状態10を示していれば(ステップS971)、パラメータテーブル更新処理が行われる(ステップS972)。
図19は、本発明の実施の形態におけるパラメータテーブル更新処理(ステップS972)の動作手順の一例を示す流れ図である。ここでは、受信パラメータテーブルに基づいて現行パラメータテーブルの更新が行われる。
すなわち、現行パラメータテーブルの強制モードフラグ610は有効を示すものに設定される(ステップS811)。また、現行パラメータテーブルの要求元アドレス620には受信パラメータテーブルの要求元アドレス620が設定され(ステップS812)、現行パラメータテーブルの送信元アドレス630には受信パラメータテーブルの送信局アドレスが設定される(ステップS813)。
さらに、現行パラメータテーブルの生存回数640としては、受信パラメータテーブルの生存回数640から「1」を減じたものが設定される(ステップS814)。また、現行パラメータテーブルの強制状態650として強制設定状態10が設定される(ステップS815)。
図20は、本発明の実施の形態における移行状態のパラメータテーブル登録処理(ステップS980)の動作手順の一例を示す流れ図である。この場合の登録処理は、受信パラメータテーブルの強制状態650が強制設定状態を示すものに限られるため、それ以外の場合には対象外とされる(ステップS981)。
現行パラメータテーブルの要求元アドレス620と受信パラメータテーブルの要求元アドレス620とが一致しない場合には(ステップS982)、新たな受信要求処理であると考えられるため、パラメータテーブル更新処理が行われる(ステップS988)。なお、このパラメータテーブル更新処理(ステップS988)は、図19で説明したパラメータテーブル更新処理と同様である。
現行パラメータテーブルの要求元アドレス620と受信パラメータテーブルの要求元アドレス620とが一致する場合において(ステップS983)、現行パラメータテーブルの送信元アドレス630と受信パラメータテーブルの送信局アドレスとが一致するときには、受信要求が継続されている可能性が高いものと考えられるため、パラメータテーブル更新処理が行われる(ステップS988)。
それ以外の場合、パラメータテーブルの優先度に応じてパラメータテーブル更新処理を行うか否かが判断される。すなわち、受信パラメータテーブルの優先度が現行パラメータテーブルの優先度よりも高い場合には(ステップS984)、パラメータテーブル更新処理が行われる(ステップS988)。また、両者の優先度が等しい場合には(ステップS985)、その優先度が「優先度3」であって(ステップS986)、かつ、受信パラメータテーブルの生存回数640から「1」を減じた値が現行パラメータテーブルの生存回数640よりも高ければ(ステップS987)、やはりパラメータテーブル更新処理が行われる(ステップS988)。
図21は、本発明の実施の形態における強制設定状態のパラメータテーブル登録処理(ステップS990)の動作手順の一例を示す流れ図である。この場合の登録処理は、受信パラメータテーブルの強制状態650が強制設定状態10を示すものに限られるため、それ以外の場合には対象外とされる(ステップS991)。但し、受信パラメータテーブルの強制状態650が強制解除状態20で(ステップS997)、かつ、現行パラメータテーブルの送信元アドレス630が受信パラメータテーブルの送信局アドレスと同じあれば(ステップS998)、強制モードの解除が指示されたものとして、現行パラメータテーブルの強制状態650を移行状態30に遷移させる(ステップS999)。
受信パラメータテーブルの強制状態650が強制設定状態10であれば(ステップS991)、パラメータテーブルの優先度に応じてパラメータテーブル更新処理を行うか否かが判断される。すなわち、受信パラメータテーブルの優先度が現行パラメータテーブルの優先度よりも高い場合には(ステップS992)、パラメータテーブル更新処理が行われる(ステップS996)。また、両者の優先度が等しい場合には(ステップS993)、その優先度が「優先度3」であって(ステップS994)、かつ、受信パラメータテーブルの生存回数640から「1」を減じた値が現行パラメータテーブルの生存回数640よりも高ければ(ステップS995)、やはりパラメータテーブル更新処理が行われる(ステップS996)。なお、このパラメータテーブル更新処理(ステップS996)は、図19で説明したパラメータテーブル更新処理と同様である。
図22は、本発明の実施の形態における更新フラグ設定処理(ステップS920)の動作手順の一例を示す流れ図である。この更新フラグ設定処理では、受信パラメータテーブルの強制モードフラグ610が有効であり(ステップS921)、受信パラメータテーブルの要求元アドレス620と現行パラメータテーブルの要求元アドレス620が一致し(ステップS922)、かつ、現行パラメータテーブルの送信元アドレス630が受信パラメータテーブルの送信局アドレスと一致する場合に(ステップS923)、更新フラグが「更新有」に設定される(ステップS924)。なお、図中、更新フラグを"update_ptbl_flag"と表している。
図23は、本発明の実施の形態におけるパラメータテーブル定期更新処理(ステップS930)の動作手順の一例を示す流れ図である。
まず、この定期更新の前提として、現行パラメータテーブルの要求元アドレス620が自局アドレスの場合(ステップS931)や、現行パラメータテーブルの強制状態650が強制解除状態20である場合(ステップS932)には、更新の対象外とされる。なお、現行パラメータテーブルの要求元アドレス620が自局アドレスの場合には、次に説明する自発更新(ステップS950)の対象となる。
そして、現行パラメータテーブルが一定期間更新されていないことを検出するために、更新フラグの状態に基づいて不更新カウンタを設定する。すなわち、更新フラグが「更新有」を示している場合には(ステップS933)不更新カウンタは「0」にリセットされ(ステップS934)、更新フラグが「更新無」を示している場合には不更新カウンタはカウントアップする(ステップS935)。なお、図中、不更新カウンタを"count_not_update"と表している。
現行パラメータテーブルの強制状態650が強制設定状態10において(ステップS936)、不更新カウンタが所定の閾値(TH_ON_TO_MOV)以上となっていれば(ステップS937)、強制設定状態10がタイムアウトしたものとして、現行パラメータテーブルの強制状態650を移行状態30に遷移させる(ステップS938)。また、現行パラメータテーブルの強制状態650が移行状態30において(ステップS936)、不更新カウンタが所定の閾値(TH_MOV_TO_OFF)以上となっていれば(ステップS939)、移行状態30がタイムアウトしたものとして、現行パラメータテーブルの内容がリセットされ、現行パラメータテーブルの強制状態650を強制解除状態20に遷移させる(ステップS941)。その後、不更新カウンタは「0」にリセットされる(ステップS942)。
図24は、本発明の実施の形態におけるパラメータテーブル自発更新処理(ステップS950)の動作手順の一例を示す流れ図である。
現行パラメータテーブルの要求元アドレス620が自局アドレスの場合において(ステップS951)、自局からの受信要求を解除して強制モードを終了させるときには(ステップS952)、現行パラメータテーブルの内容をリセットする(ステップS953)。これにより、現行パラメータテーブルの強制状態650は強制解除状態20に遷移する。
また、現行パラメータテーブルの要求元アドレス620が自局アドレス以外の場合において(ステップS951)、自局から受信要求を実行するときには(ステップS954)、現行パラメータテーブルの各項目にそれぞれ値を設定する(ステップS820)。
その結果、現行パラメータテーブルの強制モードフラグ610が無効となっていれば(ステップS955)、強制モードを解除する。すなわち、電力モード制御部160における制御に従って、通常モードまたは間欠モードの何れかの電力モードとなる(ステップS959)。
一方、現行パラメータテーブルの強制モードフラグ610が有効となっていれば(ステップS955)、電力モードは原則として強制モードへ移行する(ステップS957)。但し、例えば、自局がバッテリー駆動している端末であって長時間の常時送受信動作を行うことが困難な場合等、何らかの理由により強制モードへの移行を禁止しているような場合には(ステップS956)、強制モードへの移行を禁止するための処理が行われ(ステップS958)、電力モード制御部160における制御に従って、通常モードまたは間欠モードの何れかの電力モードとなる(ステップS959)。
なお、このような強制モードへの移行禁止は、そのためのフラグをユーザが手動で設定するようにしてもよく、また、無線通信装置が自動的に設定するようにしてもよい。また、強制モードへの移行を禁止するための処理(ステップS958)としては、例えば、現行パラメータテーブルの生存回数640を「0」に設定することにより、自局を中継局としてさらに周辺局に受信要求を行うことを停止させること等が考えられる。
図25は、本発明の実施の形態における受信要求処理(ステップS820)の動作手順の一例を示す流れ図である。ここでは、受信要求を行うために新たに現行パラメータテーブルの設定が行われる。
すなわち、現行パラメータテーブルの強制モードフラグ610は有効を示すものに設定される(ステップS821)。また、現行パラメータテーブルの要求元アドレス620および送信元アドレス630には自局アドレスが設定される(ステップS822、S823)。
さらに、現行パラメータテーブルの生存回数640としては、その初期値から「1」を減じたものが設定される(ステップS824)。また、現行パラメータテーブルの強制状態650として強制設定状態10が設定される(ステップS825)。そして、その現行パラメータテーブルの優先度としては最上位である「優先度1」が設定される(ステップS826)。
なお、受信要求を実行するタイミングの一例としては、アドホックネットワークにおいて、AODV(Adhoc On-Demand Distance Vector)等に代表されるブロードキャストパケット送信が必要となるルーティングプロトコルシーケンスが実行されるときが該当する。経路検索では、RREQパケットと呼ばれるブロードキャストパケットを用いたフラッディング技術が適用されるが、その際、経路検索対象となるネットワーク内において間欠モードの装置が存在する場合にはブロードキャストパケットを受信できない装置が増加する。その結果、ルーティングプロトコルとして想定される経路とは異なる経路が形成され、また、経路が形成されるのに要する時間が増大するおそれが生じ得る。このとき、経路検索対象となるネットワーク内の装置に対して受信要求を行うことによって、ネットワーク内の全ての装置を一時的に送受信可能状態へ移行させて、ブロードキャストパケットを強制的に受信させることができる。
このように、本発明の実施の形態によれば、自律分散型の無線ネットワークにおいて、周辺局を常時送受信可能な状態へ強制的に移行させることができる。すなわち、自律分散的な処理によりネットワーク内において常時送受信可能状態あるいは間欠動作状態を任意の時間区間で作り出すことができる。これにより、間欠動作状態にある装置間においてフラッディング技術を容易に適用することが可能となる。例えば、自律分散型のメッシュ型アドホックネットワークにおける経路形成の遅延を改善することができる。
また、制御情報のやり取りに関して、装置間におけるユニキャストパケットによる制御パケット等の送受信だけではなく、従来の無線通信ネットワークで用いられる情報報知用のブロードキャストパケット(例えば、ビーコン)を利用することも可能である。これにより、専用の制御パケット等を用いる方法に比べてオーバーヘッドを増やすことなく、周辺局を常時送受信可能な状態へ強制的に移行させることができる。また、既存のパケットを利用することが可能であることから、従来の無線通信システムとある程度の互換性を維持することが可能である。
また、本発明の実施の形態では、直接通信可能な装置間の通信で足りるため、比較的単純な方法により周辺局を常時送受信可能な状態へ強制的に移行させることが可能であることから、余剰なオーバーヘッドの増加を抑えることができる。
特に、本発明の実施の形態では、各装置における自律分散的な処理によって、隣接局だけでなく、数ホップ先の周辺局を常時送受信可能な状態へ強制的に移行させることが可能であり、しかも強制的に常時送受信可能状態へ移行させるネットワークをホップ数によって制限することが可能である。これにより、不必要に周辺局を常時受信可能な状態へ移行させることがなく、ネットワーク全体での無駄な電力消費を抑制することができる。
そして、本発明の実施の形態では、各装置においてパラメータテーブルを管理して周辺局へ通知する。このようにパラメータテーブルを利用することにより、周辺局との整合性を保ちながら自律分散的な送受信動作の管理が可能となる。その際、各装置において管理するパラメータテーブルは、その装置から見た接続リンク数分ではなく、1つだけ保有しておけば足りるため、周辺局数の増加に伴うメモリ資源の枯渇等の問題はない。また、周辺局に対しても1つのパラメータテーブルだけを通知するため、無駄な通知処理の増加を抑えることができる。
なお、本発明の実施の形態は本発明を具現化するための一例を示したものであり、以下に示すように特許請求の範囲における発明特定事項とそれぞれ対応関係を有するが、これに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変形を施すことができる。
すなわち、請求項1において、電力モード制御手段は例えば電力モード制御部160に対応する。また、強制情報保持手段は例えば現行パラメータテーブル保持手段110に対応する。また、強制情報送信手段は例えば送信部120に対応する。また、強制情報更新制御手段は例えばパラメータテーブル更新制御部150に対応する。
また、請求項5において、電力モード制御手段は例えば電力モード制御部160に対応する。また、強制情報保持手段は例えば現行パラメータテーブル保持手段110に対応する。また、強制情報送信手段は例えば送信部120に対応する。また、強制情報受信手段は例えば受信部130に対応する。また、強制情報更新制御手段は例えばパラメータテーブル更新制御部150に対応する。
また、請求項6において、受信更新手段は例えば受信更新部151に対応する。
また、請求項7または10における強制情報の状態として、第1の状態は例えば強制設定状態10に対応し、第2の状態は例えば強制解除状態20に対応し、第3の状態は例えば移行状態30に対応する。
また、請求項9において、定期更新手段は例えば定期更新部152に対応する。
また、請求項11または12において、無線通信の範囲内に存在する他の無線通信装置から当該他の無線通信装置における強制情報を受信する手順は例えばステップS903に対応する。また、強制情報保持手段に保持された強制情報と他の無線通信装置における強制情報との比較に基づいて強制情報保持手段に保持された強制情報を更新する手順は例えばステップS910に対応する。また、更新された強制情報を他の無線通信装置に送信する手順は例えば送信部120による処理に対応する。
なお、本発明の実施の形態において説明した処理手順は、これら一連の手順を有する方法として捉えてもよく、また、これら一連の手順をコンピュータに実行させるためのプログラム乃至そのプログラムを記憶する記録媒体として捉えてもよい。
本発明の実施の形態における自律分散型の無線ネットワークの外観を示す図である。 本発明の実施の形態における無線通信装置100の機能構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるパラメータテーブル600の構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態における強制状態650の状態遷移の一例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるパラメータテーブル600の優先度を説明するための図である。 本発明の実施の形態におけるループバックの発生を説明するための図である。 本発明の実施の形態における現行パラメータテーブルの第1の更新例を示す図である。 本発明の実施の形態における現行パラメータテーブルの第2の更新例を示す図である。 本発明の実施の形態における現行パラメータテーブルの第3の更新例を示す図である。 本発明の実施の形態における現行パラメータテーブルの第4の更新例を示す図である。 本発明の実施の形態における現行パラメータテーブルの第5の更新例を示す図である。 本発明の実施の形態における現行パラメータテーブルの第6の更新例を示す図である。 本発明の実施の形態における現行パラメータテーブルの第7の更新例を示す図である。 本発明の実施の形態における現行パラメータテーブルの第8の更新例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるパラメータテーブルの伝播の態様の一例を示す図である。 本発明の実施の形態における無線通信装置の全体の動作手順の一例を示す流れ図である。 本発明の実施の形態におけるパラメータテーブル応答更新の動作手順の一例を示す流れ図である。 本発明の実施の形態における強制解除状態のパラメータテーブル登録処理の動作手順の一例を示す流れ図である。 本発明の実施の形態におけるパラメータテーブル更新処理の動作手順の一例を示す流れ図である。 本発明の実施の形態における移行状態のパラメータテーブル登録処理の動作手順の一例を示す流れ図である。 本発明の実施の形態における強制設定状態のパラメータテーブル登録処理の動作手順の一例を示す流れ図である。 本発明の実施の形態における更新フラグ設定処理の動作手順の一例を示す流れ図である。 本発明の実施の形態におけるパラメータテーブル定期更新処理の動作手順の一例を示す流れ図である。 本発明の実施の形態におけるパラメータテーブル自発更新処理の動作手順の一例を示す流れ図である。 本発明の実施の形態における受信要求処理の動作手順の一例を示す流れ図である。
符号の説明
10 強制設定状態(ON)
20 強制解除状態(OFF)
30 移行状態(MOV)
100、200、300 無線通信装置
109 アンテナ
110 現行パラメータテーブル保持部
120 送信部
130 受信部
140 受信パラメータテーブル保持部
150 パラメータテーブル更新制御部
151 受信更新部
152 定期更新部
153 自発更新部
160 電力モード制御部
600 パラメータテーブル
610 強制モードフラグ(FLAG)
620 要求元アドレス(SA)
630 送信元アドレス(FA)
640 生存回数(TTL)
650 強制状態(STATE)

Claims (12)

  1. 無線通信の範囲外に存在する相手局との間では少なくとも1つの中継局を介して通信を行う無線通信装置において、
    当該無線通信装置内に供給される電力の省電力制御を行う電力モード制御手段と、
    前記省電力制御に対する強制動作指示の有効または無効を示す強制モードフラグおよび前記中継局数の制限を示す生存回数を含む強制情報を保持する強制情報保持手段と、
    前記強制情報を無線通信の範囲内に存在する他の無線通信装置に送信する強制情報送信手段と、
    前記強制情報を更新する強制情報更新制御手段と
    を具備することを特徴とする無線通信装置。
  2. 前記電力モード制御手段は、前記強制モードフラグによる前記強制動作指示が有効な場合には受信動作可能な電力モードに強制的に切り替えることを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
  3. 前記電力モード制御手段は、前記受信動作が可能な電力モードへの切替えが禁止されている場合には強制モードフラグによる前記強制動作指示が有効であっても前記受信動作可能な電力モードへの切替えを行わないことを特徴とする請求項2記載の無線通信装置。
  4. 前記強制情報送信手段は、定期的にブロードキャスト送信されるビーコン信号に前記強制情報を含めることにより前記送信を行うことを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
  5. 無線通信の範囲外に存在する相手局との間では少なくとも1つの中継局を介して通信を行う無線通信装置において、
    当該無線通信装置内に供給される電力の省電力制御を行う電力モード制御手段と、
    前記省電力制御に対する強制動作指示の有効または無効を示す強制モードフラグおよび前記中継局数の制限を示す生存回数を含む強制情報を保持する強制情報保持手段と、
    前記強制情報を無線通信の範囲内に存在する他の無線通信装置に送信する強制情報送信手段と、
    前記他の無線通信装置から当該他の無線通信装置における強制情報を受信する強制情報受信手段と、
    前記強制情報保持手段に保持された強制情報と前記他の無線通信装置における強制情報との比較に基づいて前記強制情報保持手段に保持された強制情報を更新する強制情報更新制御手段と
    を具備することを特徴とする無線通信装置。
  6. 前記強制情報更新制御手段は、所定の条件が満たされる場合に前記他の無線通信装置における強制情報に基づいて前記強制情報保持手段に保持された強制情報を更新する受信更新手段を備える
    ことを特徴とする請求項5記載の無線通信装置。
  7. 前記強制情報保持手段に保持された強制情報は、当該強制情報の状態として、前記強制モードフラグによって前記強制動作指示が有効とされている第1の状態、前記強制モードフラグによって前記強制動作指示が無効とされている第2の状態、および、前記第1の状態から前記第2の状態への移行段階にある第3の状態の何れかをさらに含み、
    前記受信更新手段は、前記他の無線通信装置における強制情報の状態が前記第1の状態である場合には所定条件下で前記他の無線通信装置における強制情報に基づいて前記強制情報保持手段に保持された強制情報を更新する
    ことを特徴とする請求項6記載の無線通信装置。
  8. 前記受信更新手段は、前記強制情報保持手段に保持された強制情報の状態が前記第1の状態である場合に前記他の無線通信装置における強制情報の状態が前記第2の状態であれば所定条件下で前記強制情報保持手段に保持された強制情報の状態を前記第3の状態に遷移させる
    ことを特徴とする請求項7記載の無線通信装置。
  9. 前記強制情報更新制御手段は、前記強制情報保持手段に保持された強制情報が前記受信更新手段によって所定期間更新されない場合に所定条件下で前記強制情報保持手段に保持された強制情報を更新する定期更新手段をさらに備える
    ことを特徴とする請求項6記載の無線通信装置。
  10. 前記強制情報保持手段に保持された強制情報は、当該強制情報の状態として、前記強制モードフラグによって前記強制動作指示が有効とされている第1の状態、前記強制モードフラグによって前記強制動作指示が無効とされている第2の状態、および、前記第1の状態から前記第2の状態への移行段階にある第3の状態の何れかをさらに含み、
    前記定期更新手段は、前記強制情報保持手段に保持された強制情報の状態が前記第1の状態である場合に所定期間更新されなければ前記強制情報保持手段に保持された強制情報の状態を前記第3の状態に遷移させ、前記強制情報保持手段に保持された強制情報の状態が前記第3の状態である場合に所定期間更新されなければ前記第2の状態に遷移させる
    ことを特徴とする請求項9記載の無線通信装置。
  11. 無線通信の範囲外に存在する相手局との間では少なくとも1つの中継局を介して通信を行う無線通信装置であって、当該無線通信装置内に供給される電力の省電力制御を行う電力モード制御手段と、前記省電力制御に対する強制動作指示の有効または無効を示す強制モードフラグおよび前記中継局数の制限を示す生存回数を含む強制情報を保持する強制情報保持手段とを備える無線通信装置において、
    無線通信の範囲内に存在する他の無線通信装置から当該他の無線通信装置における強制情報を受信する手順と、
    前記強制情報保持手段に保持された強制情報と前記他の無線通信装置における強制情報との比較に基づいて前記強制情報保持手段に保持された強制情報を更新する手順と、
    前記更新された強制情報を前記他の無線通信装置に送信する手順と
    を具備することを特徴とする制御方法。
  12. 無線通信の範囲外に存在する相手局との間では少なくとも1つの中継局を介して通信を行う無線通信装置であって、当該無線通信装置内に供給される電力の省電力制御を行う電力モード制御手段と、前記省電力制御に対する強制動作指示の有効または無効を示す強制モードフラグおよび前記中継局数の制限を示す生存回数を含む強制情報を保持する強制情報保持手段とを備える無線通信装置において、
    無線通信の範囲内に存在する他の無線通信装置から当該他の無線通信装置における強制情報を受信する手順と、
    前記強制情報保持手段に保持された強制情報と前記他の無線通信装置における強制情報との比較に基づいて前記強制情報保持手段に保持された強制情報を更新する手順と、
    前記更新された強制情報を前記他の無線通信装置に送信する手順と
    をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
JP2005139172A 2005-05-11 2005-05-11 無線通信装置およびその制御方法 Expired - Fee Related JP4701824B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005139172A JP4701824B2 (ja) 2005-05-11 2005-05-11 無線通信装置およびその制御方法
US11/381,330 US7664538B2 (en) 2005-05-11 2006-05-02 Wireless communication device and control method for the device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005139172A JP4701824B2 (ja) 2005-05-11 2005-05-11 無線通信装置およびその制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006319586A true JP2006319586A (ja) 2006-11-24
JP4701824B2 JP4701824B2 (ja) 2011-06-15

Family

ID=37463246

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005139172A Expired - Fee Related JP4701824B2 (ja) 2005-05-11 2005-05-11 無線通信装置およびその制御方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7664538B2 (ja)
JP (1) JP4701824B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007081579A (ja) * 2005-09-12 2007-03-29 Canon Inc 通信装置及びその制御方法
JP2012205035A (ja) * 2011-03-25 2012-10-22 Advanced Telecommunication Research Institute International 制御装置、それにおいて実行されるプログラム、およびその制御装置を備えた通信システム
US8320288B2 (en) 2007-06-04 2012-11-27 Sony Corporation Communication system, communication apparatus and communication method, and computer program
JP2018055593A (ja) * 2016-09-30 2018-04-05 ソフトバンク株式会社 無線装置のソフトウェア更新方法及ソフトウェア更新サーバ
CN110417431A (zh) * 2019-08-19 2019-11-05 江苏兴佳新润信息科技有限公司 一种车载融合媒体指挥调度箱及其使用方法

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8745184B1 (en) * 2007-05-18 2014-06-03 Jasper Wireless, Inc. Wireless communication provisioning using state transition rules
US9307397B2 (en) 2005-04-29 2016-04-05 Jasper Technologies, Inc. Method for enabling a wireless device with customer-specific services
JP4701824B2 (ja) * 2005-05-11 2011-06-15 ソニー株式会社 無線通信装置およびその制御方法
KR101124900B1 (ko) * 2007-04-30 2012-04-12 인터디지탈 테크날러지 코포레이션 새로운 기능성을 갖춘 홈 (e)노드-B
EP2148541B1 (en) * 2008-07-21 2011-09-07 Alcatel Lucent Method for switching a client terminal from an idle mode to an active mode
WO2010086979A1 (ja) * 2009-01-29 2010-08-05 富士通株式会社 無線通信システム
KR101572267B1 (ko) * 2009-06-25 2015-11-26 삼성전자주식회사 센서 네트워크에서 노드와 싱크간의 상호 인증 시스템 및 방법
JP4977221B2 (ja) * 2010-02-24 2012-07-18 株式会社バッファロー 無線lanシステム、無線lan装置及びそのプログラム
CN102267479B (zh) * 2011-05-16 2013-04-24 铁道部运输局 调度集中系统车站自律机
US10015720B2 (en) 2014-03-14 2018-07-03 GoTenna, Inc. System and method for digital communication between computing devices
CN105278379B (zh) * 2015-10-30 2018-02-23 中国铁道科学研究院通信信号研究所 一种动车段集中控制系统
US10944669B1 (en) 2018-02-09 2021-03-09 GoTenna, Inc. System and method for efficient network-wide broadcast in a multi-hop wireless network using packet echos
EP3831021A1 (en) 2018-07-27 2021-06-09 Gotenna Inc. VINEtm ZERO-CONTROL ROUTING USING DATA PACKET INSPECTION FOR WIRELESS MESH NETWORKS

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11266254A (ja) * 1998-03-17 1999-09-28 Sony Corp 無線通信方法、無線通信システム、通信局、及び制御局
JP2001237853A (ja) * 2000-02-25 2001-08-31 Atr Adaptive Communications Res Lab 無線通信システム
WO2004071020A1 (ja) * 2003-02-03 2004-08-19 Sony Corporation 通信方法及び通信装置、並びにコンピュータプログラム
JP2005101756A (ja) * 2003-09-22 2005-04-14 Sony Corp 無線通信システム、無線通信装置及び無線通信方法、並びにコンピュータ・プログラム

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2273812B1 (en) * 2000-03-03 2012-07-18 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for synchronizing encryption and decryption of a data frame in a communication network
US20050239518A1 (en) * 2004-04-21 2005-10-27 D Agostino Anthony Systems and methods that provide enhanced state machine power management
JP4701824B2 (ja) * 2005-05-11 2011-06-15 ソニー株式会社 無線通信装置およびその制御方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11266254A (ja) * 1998-03-17 1999-09-28 Sony Corp 無線通信方法、無線通信システム、通信局、及び制御局
JP2001237853A (ja) * 2000-02-25 2001-08-31 Atr Adaptive Communications Res Lab 無線通信システム
WO2004071020A1 (ja) * 2003-02-03 2004-08-19 Sony Corporation 通信方法及び通信装置、並びにコンピュータプログラム
JP2005101756A (ja) * 2003-09-22 2005-04-14 Sony Corp 無線通信システム、無線通信装置及び無線通信方法、並びにコンピュータ・プログラム

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007081579A (ja) * 2005-09-12 2007-03-29 Canon Inc 通信装置及びその制御方法
US8320288B2 (en) 2007-06-04 2012-11-27 Sony Corporation Communication system, communication apparatus and communication method, and computer program
JP5104859B2 (ja) * 2007-06-04 2012-12-19 ソニー株式会社 通信システム、通信装置及び通信方法、並びにコンピュータ・プログラム
KR101515202B1 (ko) 2007-06-04 2015-05-04 소니 주식회사 통신시스템, 통신장치 및 통신방법과 컴퓨터·프로그램
USRE48848E1 (en) 2007-06-04 2021-12-07 Sony Corporation Communication system, communication apparatus and communication method, and computer program
JP2012205035A (ja) * 2011-03-25 2012-10-22 Advanced Telecommunication Research Institute International 制御装置、それにおいて実行されるプログラム、およびその制御装置を備えた通信システム
JP2018055593A (ja) * 2016-09-30 2018-04-05 ソフトバンク株式会社 無線装置のソフトウェア更新方法及ソフトウェア更新サーバ
CN110417431A (zh) * 2019-08-19 2019-11-05 江苏兴佳新润信息科技有限公司 一种车载融合媒体指挥调度箱及其使用方法

Also Published As

Publication number Publication date
US7664538B2 (en) 2010-02-16
US20060268796A1 (en) 2006-11-30
JP4701824B2 (ja) 2011-06-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4701824B2 (ja) 無線通信装置およびその制御方法
KR101515202B1 (ko) 통신시스템, 통신장치 및 통신방법과 컴퓨터·프로그램
JP6563426B2 (ja) 近隣認識ネットワーキング(nan)支援データリンクネットワークでのピア発見
JP5516419B2 (ja) 通信装置、通信システム、通信制御方法及び通信制御プログラム
WO2014188832A1 (ja) 無線端末がアクセスポイントを発見するシステム、プログラム及び方法
KR101190858B1 (ko) 지그비 네트워크에서의 라우팅 경로 설정 방법 및 장치
JP4911402B2 (ja) 移動無線通信システム及びその通信制御方法、移動端末、並びにプログラム
EP3222084B1 (en) Information processing apparatus, information processing method and non-transitory computer-readable medium
JP6024064B2 (ja) データ送受信方法
JP6020994B2 (ja) データ送受信方法
WO2016132741A1 (ja) 無線通信システム、基地局装置、移動局装置、及び無線通信制御方法
KR101607967B1 (ko) 선박 간의 네트워크 구성을 위한 전송 경로 설정 방법, 선박의 통신 경로 설정 방법 및 데이터 통신 방법
JP5073587B2 (ja) 無線マルチホップ通信装置及びその通信制御方法
JP2006333360A (ja) 無線通信システム、無線端末装置及びそれらのネットワーク生成方法
JP2013115466A (ja) 無線通信装置、無線通信装置制御方法、無線通信装置制御プログラム、無線通信システム、無線通信システム制御方法、制御装置、制御装置制御方法、及び、制御装置制御プログラム
JP6616805B2 (ja) ビーコンの待ち受けを制御するアクセスポイント、無線端末、プログラム及び方法
CN107852677B (zh) 网格网络中的增强型功率降低
JP5598652B2 (ja) 無線通信基地局
JP2017143438A (ja) 通信装置、制御方法、及びプログラム
JP2005184522A (ja) 送受信タイミング調整装置、無線アクセス装置及び無線ネットワークシステム
JP2014204404A (ja) 通信装置、制御方法、及びプログラム
KR101711473B1 (ko) 선박 간의 네트워크 구성을 위한 전송 경로 설정 방법, 선박의 통신 경로 설정 방법 및 데이터 통신 방법
JP2017050826A (ja) 通信装置、通信方法、および、プログラム
JP6182043B2 (ja) 通信装置、制御方法、及びプログラム
JP2007189465A (ja) 通信装置および通信システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080507

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101109

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101124

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110112

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110208

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110221

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees