JP2014204404A - 通信装置、制御方法、及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 通信環境の変化があった場合にも直接通信を維持すること。
【解決手段】 基地局を介して相手装置と通信を行う第1の通信機能と、相手装置と直接通信を行う第2の通信機能とを有し、通信を行わない場合に省電力状態へ移行する通信装置は、第1の通信機能による通信が途絶したかを判定し、通信装置が省電力状態にある場合に、第1の通信機能による通信が途絶したと判定した場合、省電力状態を解除するように制御し、省電力状態の解除を、第2の通信機能により相手装置へ通知する。
【選択図】 図4

Description

本発明は省電力状態に移行することが可能な通信装置に関する。
無線LAN機能を持った端末は、通常、無線LANのアクセスポイント(AP)と接続して、当該APや相手方の端末等との間で通信を行う。例えば、同じアクセスポイントに接続する2つの端末が互いに通信する場合は、そのアクセスポイントを経由して信号を送受信する。このようにアクセスポイントを経由して通信を行う場合、2つの問題点がある。
1つ目は、常にアクセスポイントを経由して信号が送受信されるため、送信側端末―アクセスポイント、及びアクセスポイント―受信側端末という、2つの無線通信路を経ることとなる点である。この場合、端末同士が直接通信する場合に比べて、2倍の時間・周波数等の無線リソースを使ってしまう。更に、アクセスポイントを経由するために、直接通信をする場合に比べてデータの遅延が発生する。
2つ目は、通信の性能が、アクセスポイントの能力に限定されてしまう点である。すなわち、互いに通信する2つの端末が最新の無線LANの規格に対応していても、アクセスポイントがその規格に対応してなければ、当該アクセスポイントを経由して通信する2つの端末は、古い規格で通信することとなる。例えば、2つの端末が共にIEEE802.11nに対応していても、アクセスポイントがIEEE802.11aにしか対応していない場合は、その2つの端末間の通信の通信速度は、IEEE802.11aの通信速度に限定されてしまう。
この課題を解決するために、アクセスポイントに接続している端末の直接通信を可能とする、Tunneled Direct Link Setup(以後TDLSと呼ぶ)という無線LANの技術が提案されている。本技術は、2つの端末がアクセスポイントを介してTDLS設定用の制御データを送受信することによって、当該端末間の直接通信を可能にしている。2つの端末が直接通信するため、アクセスポイントの能力に縛られずに端末間で直接通信することができる。また、TDLS設定用の制御データはIPパケットで送受信されるため、アクセスポイントはその制御データをそのまま中継することができる。すなわち、TDLSに対応していない既存のアクセスポイントでも、TDLSの設定に対応することができる。
特許文献1は、TDLSに参加している端末の消費電力を削減する制御を記載している。図12は、特許文献1に記載の、TDLSに参加している端末の省電力制御のシーケンスを示している。第1の端末は、省電力状態に移行することをアクセスポイントに通知するとともに、TDLSの直接通信を用いて第2の端末に通知する。その後、第1の端末は、アクセスポイントが次に報知信号を送信する時刻まで無線回路を停止させ、省電力状態に入る。第2の端末は、データ送信先である第1の端末が省電力状態にある時、アクセスポイントを経由してPeer Traffic Indicationを送ることにより、第1の端末の省電力状態を解除させる。第2の端末は、第1の端末からPeer Traffic Responseを受信し、第1の端末の省電力状態が解除されたことを確認した後、直接通信によりデータを送信する。第1の端末は、最後の送信データを受信すると、再びアクセスポイントおよび第2の端末に省電力状態へ移行することを通知する。
特表2010−521117号公報
しかしながら、端末は、TDLSの省電力制御を行っている状態で、アクセスポイントとの通信が途絶えてしまう場合、アクセスポイントを経由して相手方の端末からPeer Traffic Indicationを受信することができない。また、端末は、相手方の端末が直接通信を用いてデータパケットを送ってきたとしても、省電力状態にある場合には、そのデータパケットを受信することができない場合がある。このため、端末は、たとえ相手方端末と直接通信が可能な距離にあったとしても、通信を終了せざるを得ない場合があるという課題があった。
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、通信環境の変化があった場合にも接続を維持するための技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明による通信装置は、基地局を介して相手装置と通信を行う第1の通信機能と、前記相手装置と直接通信を行う第2の通信機能とを有し、通信を行わない場合に省電力状態へ移行する通信装置であって、前記第1の通信機能による通信が途絶したかを判定する判定手段と、前記通信装置が前記省電力状態にある場合に、前記第1の通信機能による通信が途絶したと判定した場合、前記省電力状態を解除するように制御する制御手段と、前記省電力状態の解除を、前記第2の通信機能により前記相手装置へ通知する通知手段と、を有する。
本発明によれば、通信環境の変化があった場合にも接続を維持することができる。
通信装置の構成例を示すブロック図。 通信装置の第1の機能構成例を示すブロック図。 ネットワーク構成の一例を示す図。 通信装置の省電力制御時における第1の動作を示すフローチャート。 無線通信システムにおける各装置の第1の動作例を示すシーケンス図。 通信装置の第2の機能構成例を示すブロック図。 通信装置の省電力制御時における第2の動作を示すフローチャート。 無線通信システムにおける各装置の第2の動作例を示すシーケンス図。 通信装置の第3の機能構成例を示すブロック図。 通信装置の省電力制御時における第3の動作を示すフローチャート。 無線通信システムにおける各装置の第3の動作例を示すシーケンス図。 従来の無線通信システムにおける各装置の動作例を示すシーケンス図。
以下、添付図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。なお、以下の説明では、IEEE802.11シリーズに準拠した無線LANシステムを用いた例について説明するが、通信形態は必ずしもIEEE802.11準拠の無線LANには限らない。
<<実施形態1>>
(通信装置の構成)
まず、本実施形態にかかる通信装置のハードウェア構成について説明する。図1は、通信装置の構成の一例を表すブロック図である。101は、通信装置全体を示す。102は、記憶部103に記憶される制御プログラムを実行することにより装置全体を制御する制御部であり、CPU、MPU等のコンピュータである。制御部102は、他の装置との間で行われる通信パラメータ自動設定の制御をも実行する。103は、制御部102が実行する制御用のコンピュータプログラムと、通信パラメータ等の各種情報を記憶する記憶部である。後述する各種動作は、記憶部103に記憶された制御プログラムを制御部102が実行することにより行われる。なお、記憶部103はROM、RAM等のメモリ、又はフレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、DVDなどを用いることができる。
104は無線通信を行うための無線部である。105は、各種表示を行う表示部でありLCDやLEDのように視覚で認知可能な情報の出力、あるいはスピーカなどの音出力が可能な機能を有する。106はアンテナ制御部、そして107はアンテナである。108は、ユーザが各種入力を行うための入力部である。
図2は、通信装置の機能構成例を示すブロック図である。201は通信装置全体を示している。202は、インフラストラクチャ機能ブロックであり、アクセスポイント(AP)との接続制御を行う。203は、ダイレクトリンク機能ブロックであり、通信装置(端末)間での直接通信機能の制御を行う。このように、通信装置は、第1の通信機能、例えばAPを介した通信機能と、第2の通信機能、例えば端末間での直接通信機能とを有する。
204は、各種通信にかかわるパケットを送信するパケット送信部である。データパケットの送信は、パケット送信部204により行われる。205は各種通信にかかわるパケットを受信するパケット受信部である。ビーコン(報知信号)の受信は、パケット受信部205によって行われる。また、インフラストラクチャおよびダイレクトリンクのデータパケットも、パケット受信部205によって受信される。
ダイレクトリンク通信機能ブロックにおいて、206はダイレクトリンクの確立および解除処理を行うダイレクトリンク設定部である。207は、ダイレクトリンク省電力制御部である。ダイレクトリンク省電力制御部207は、通信が行われない期間、後述のインフラストラクチャ省電力制御部211による省電力制御を有効化し、通信装置を省電力状態に移行させる。また、ダイレクトリンク省電力制御部207は、後述のTDLS Peer Traffic Indicationを受信した場合、直接通信の相手装置からの一連のデータ受信が終了するまで、省電力状態を解除させる。208は、ダイレクトリンク上でデータ送受信を行うダイレクトリンクデータ送受信部である。データパケットの送受信や、後述のTDLS Peer Traffic Responseの送受信は、ダイレクトリンクデータ送受信部208を用いて行われる。
インフラストラクチャ通信機能ブロックにおいて、209は、APへの接続や切断処理を制御するインフラストラクチャネットワーク制御部である。210は、APへの接続が途絶したかを判定するインフラストラクチャ通信途絶判定部である。211は、インフラストラクチャネットワーク上での省電力制御を行う、インフラストラクチャ省電力制御部である。インフラストラクチャ省電力制御部211では、APからのビーコンを受信後、送受信の行われない期間に無線部104およびアンテナ制御部106への電力供給を削減または停止することで、端末の消費電力を低減する。また、インフラストラクチャ省電力制御部211では、次のAPからのビーコン受信時刻が近付いた場合に、無線部104およびアンテナ制御部106への電力供給を再開し、ビーコンの受信に備える。212は、APを経由してデータ送受信を行う、インフラストラクチャデータ送受信部である。ダイレクトリンクの開始メッセージの送信や、後述のTDLS Peer Traffic Indicationの送受信はインフラストラクチャデータ送受信部212を用いて行われる。
なお、図2に示す全ての機能ブロックはソフトウェアによって提供されるものに限らず、少なくとも一部がハードウェアによって提供されるようにしてもよい。そして、図2に示す各機能ブロックは、相互関係を有するものである。また、図2に示す各機能ブロックは一例であり、複数の機能ブロックが1つの機能ブロックを構成するようにしてもよいし、何れかの機能ブロックが更に複数の機能を行うブロックに分かれてもよい。
(ネットワーク構成)
図3は、第1端末301、第2端末302、AP(アクセスポイント)303を含むネットワークを示している。第1端末301および第2端末302は、上述の図1および図2の通信装置の構成を有する。以下では、第1端末301は、ユーザの指示によりダイレクトリンク設定処理を実行し、AP303に接続する第2端末302との間で直接通信路をセットアップするものとし、また、第1端末301は省電力制御を行っている状態にあるものとする。さらに、第1端末301は第2端末302よりもAP303から遠い位置にあり、AP303との通信が途絶しやすいものとする。
(通信装置の動作)
図4は、第1端末301の省電力状態での動作を示すフローチャートである。図4の処理は、例えば、制御部102が記憶部103に記憶されたコンピュータプログラムを読み出して実行することにより実行される。なお、以下では第1端末301の動作として説明するが、第2端末302も同様の動作を実行することができる。
第1端末302は、AP303からのビーコンを待ちうける(S401)。第1端末301は、AP303からのビーコンを受信した場合(S401でYES)、ビーコンに含まれるTraffic Indication Map(TIM)情報から、自らに宛てられた受信データが存在するかどうかを判断する(S402)。そして、第1端末301は、第1端末301宛てのデータがあると判断した場合(S402でYES)、AP303に対して、データパケットの送信を要求し、その要求に応答して送信されたデータパケットを受信する(S403)。
続いて、第1端末301は、受信したデータパケットが、第2端末302からのTDLS Peer Traffic Indicationであるかどうか判別する(S404)。受信したデータパケットがTDLS Peer Traffic Indicationであった場合、第1端末301は、省電力制御を無効化して、自らの省電力状態を解除する(S405)。そして、第1端末301は、第2端末302との直接通信により、TDLS Peer Traffic Responseを送信する(S406)。そして、第1端末301は、第2端末302からのデータを待ち受けて受信し(S407)、受信したパケットから、第2端末302のデータ送信が終了したかどうかを判断する(S408)。そして、第1端末301は、受信したパケットに含まれるデータが最後のデータではないと判断した場合(S408でNO)、次のパケットを待ち受ける。一方、受信したパケットに含まれるデータが最後のデータであると判断した場合(S408でYES)、第1端末301は、省電力制御を有効化し(S409)、省電力制御を有効化したことを第2端末302に直接通信により通知する(S410)。その後、第1端末301は、省電力状態へ移行し(S411)、次のビーコン受信時刻の直前に、省電力状態を解除し、再度ビーコンを待ちうける(S412)。
一方、S401で、所定の期間、ビーコンを受信しなかった場合、第1端末301は、AP303との通信が途絶したと判定し、省電力制御を無効化し、省電力状態を解除する(S413)。そして、第1端末301は、第2端末302へ、直接通信によりTDLS Peer Traffic Responseを送信し、省電力状態を解除したことを通知する(S414)。
なお、S401において、ビーコンを受信したかの判定においては、第1端末301は、受信したビーコンの信号電力対雑音電力の比が所定値以下であった場合に、ビーコンが受信されなかったと判定してもよい。同様に、第1端末301は、ビーコンを所定の電力以下で受信した場合に、ビーコンが受信されなかった、すなわち、AP303との通信が途絶したと判定してもよい。
図5に、省電力制御が有効な第1端末301と、省電力制御が無効な第2端末302との間でTDLSによる直接通信を行っている際に、第1端末301とAP303の通信が途絶した場合の処理を示すシーケンス図を示す。
第2端末302は、省電力制御中の第1端末301にデータを送信するため、第1端末301に対し、AP303を介してTDLS Peer Traffic Indicationを送信する(F501)。AP303は、第2端末302向けの受信データが存在することを通知するため、ビーコンのTIMビットを1にセットし、接続中の端末(第1端末301及び第2端末302など)に向けてブロードキャストする(F502)。しかしながら、第1端末301は、AP303との間で通信が可能な範囲外へ移動したなどの要因により、AP303のビーコンを受信することができない。すなわち、第1端末301とAP303との間の通信は途絶した状態となっている。
第1端末301は、所定の期間に渡ってAP303からのビーコンを受信しないことを検出することにより、AP303との通信が途絶したと判定する。そして、第1端末301は、AP303との通信が途絶したことに応答して省電力制御を無効化する(F503)。さらに、第1端末301は、第2端末302に対して、直接通信を用いてTDLS Peer Traffic Responseを送信し、省電力状態の解除を通知する(F504)。第2端末302は、TDLS Peer Traffic Responseを受信することにより、第1端末301が省電力状態を解除したことを把握し、直接通信を用いてデータを送信する(F505)。
このように、本実施形態においては、第1端末301はAP303との通信が途絶した場合、省電力状態を解除する。これにより、通信環境の変化があった場合でも、第1端末301は、第2端末302との間の直接通信を継続することが可能となる。また、所定の期間ビーコンを受信しなかったことに応じて通信の途絶を判定することにより、第1端末301は、容易に通信環境の変化を認識し、適切に省電力状態を解除することができる。また、第1端末301は、受信したビーコンの信号電力対雑音電力の比が所定値以下であったこと、またはビーコンを所定の電力以下で受信したことに応じて通信の途絶を判定することで、早期に省電力状態を解消することができる。
<<実施形態2>>
実施形態1では、第1端末301がAP303との通信の途絶を検出した後も、ダイレクトリンクにより第2端末302との通信を継続する例を示した。これに対し、本実施形態では、第1端末301がAP303との通信の途絶を検出した後、第2端末302とアドホックネットワークを形成することにより通信を継続する構成を示す。
図6は、本実施形態に係る通信装置の機能構成例を示すブロック図である。201から212については、実施形態1の構成と同じであるため、説明は省略する。
213は、第2端末302とアドホックネットワークを形成するための制御を行うアドホック通信機能ブロックである。214は、アドホックネットワークの生成、参加および離脱を行うアドホックネットワーク制御部である。215は、アドホックネットワークでデータを送受信するためのアドホックデータ送受信部である。216は、対向端末とアドホックネットワークを生成する役割または参加する役割のどちらを担うかを交渉する役割決定部である。
このように、本実施形態に係る通信装置は、相手装置との間で、アドホックネットワークを形成する機能を有し、自らが生成したアドホックネットワークに相手装置を参加させ、相手装置が生成したアドホックネットワークに参加する機能を有する。そして、通信装置は、アドホックネットワークを生成して相手装置を参加させる側となるか、相手装置にアドホックネットワークを生成させてそれに参加する側となるかの役割を決定する機能をも有する。通信装置が生成機能と参加機能との両方を有することで、相手装置がいずれか一方の機能を有していない場合でも、アドホックネットワークを確実に構成することができる。
なお、相手装置がアドホックネットワークの生成機能と参加機能との両方を有する場合などは、通信装置は、参加機能と生成機能とのいずれかのみを有するのであってもよい。すなわち、通信装置は、アドホックネットワークの参加と生成のいずれかのみを実行可能とし、通信装置の有する機能に応じて、相手装置に自らの役割を決定させるのであってもよい。このようにすることにより、通信装置における役割決定処理などを省略することができる。したがって、装置構成上、簡単な通信機能しか保持できない装置においては、生成機能と参加機能とのいずれかを有するようにし、大型装置など、十分な通信機能を有することができる装置においてはこれらの両方の機能を有するようにしてもよい。
図7は、本実施形態に係る第1端末301の省電力状態での動作を示すフローチャートである。図7の処理は、例えば、制御部102が記憶部103に記憶されたコンピュータプログラムを読み出して実行することにより実行される。なお、以下では第1端末301の動作として説明するが、第2端末302も同様の動作を実行することができる。また、S701からS713については、図4のS401からS413とそれぞれ同様であるため、詳細な説明は省略する。
本実施形態においては、第1端末302は、第2端末302に対しTDLS Peer Traffic Responseにより、省電力制御を無効化したことの通知に加え、アドホックネットワークへの移行要求の通知をも行う(S714)。例えば、TDLS Peer Traffic Responseの情報要素にアドホックネットワーク移行要求を示す情報要素を付加することで、第1端末301は、省電力状態の解除と共にアドホックネットワークへの移行要求を第2端末302に通知する。
第1端末301は、アドホックネットワーク役割決定部216を起動し、第2端末302との間で、どちらがアドホックネットワークを生成し、どちらがそのアドホックネットワークに参加するかの役割を決定する(S715)。第1端末301は、S715においてネットワークを生成する役割になった場合、アドホックネットワーク制御部214により、アドホックネットワークを生成する(S716)。一方、第1端末301は、S715においてネットワークに参加する役割になった場合、アドホックネットワーク制御部214により、第2端末302が生成したアドホックネットワークへ参加する(S717)。
図8は、省電力制御が有効な第1端末301と省電力制御が無効な第2端末302でTDLSによる直接通信を行っている際に、第1端末301とAP303の通信が途絶した場合の本実施形態に係る動作を示すシーケンス図である。F801からF803については、図5のF501からF503と同様であるため、詳細な説明は省略する。
第1端末301は、AP303との通信が途絶したと判断すると、省電力制御を無効化するとともに、直接通信を用いてTDLS Peer Traffic Responseを送信する(F804)。このとき、第1端末301は、TDLS Peer Traffic Responseに、省電力状態の解除の通知に加えてアドホックネットワークへの移行要求を意味する情報要素を付加し、第2端末302へ通知する(F804)。また、第1端末301は、アドホックネットワークの役割決定機能を起動する(F805)。第2端末302もまた、TDLS Peer Traffic Responseを受信すると、アドホックネットワークの役割決定機能を起動する(F805)。なお、ここでは、第2端末302がアドホックネットワークの生成側、第1端末301がアドホックネットワークへの参加側になったものとする。この場合、第2端末302がアドホックネットワークを生成する(F806)。そして、第1端末301は、第2端末302の生成したアドホックネットワークへ参加する(F807)。こうして形成されたアドホックネットワーク上で、第1端末301および第2端末302はデータの送受信を行う(F808)。
これにより、第1端末301はAP303との通信が途絶した場合であっても、省電力状態を適切に解除し、第2端末302とアドホックネットワークを形成することにより直接通信を継続することが可能となる。
<<実施形態3>>
本実施形態では、第1端末301がAP303との通信途絶を検出した後、第1端末301または第2端末302が、相手方端末を収容する簡易アクセスポイント機能(基地局機能)を動作させ、これに相手方端末が接続することで通信を継続する。
図9は、本実施形態に係る通信装置の機能構成例を示すブロック図である。201から212については、図2の構成と同様であるため、詳細な説明は省略する。
217は、通信装置がアクセスポイント(基地局)として動作し、相手装置を収容するための簡易アクセスポイント機能ブロックである。218は、無線LANネットワークを生成・管理する簡易アクセスポイント制御部である。219は、簡易アクセスポイントに接続した相手装置とデータ送受信を行う簡易アクセスポイントデータ送受信部である。220は、相手装置と無線LANネットワークを生成する役割、または参加する役割のどちらを担うかを交渉する簡易アクセスポイント・ステーション役割決定部である。なお、簡易アクセスポイント・ステーション役割決定部220において、役割がステーションと決定された場合、通信装置は、AP303と接続する場合に使用される端末機能を用いて、基地局として機能する相手装置に端末として接続する。一方、簡易アクセスポイント・ステーション役割決定部220において、役割がアクセスポイントと決定された場合、通信装置は、自らを基地局として動作させ、相手装置を端末として収容する。
図10は、本実施形態に係る、第1端末301の省電力状態での動作を示すフローチャートである。図10は、例えば、制御部102が記憶部103に記憶されたコンピュータプログラムを読み出して実行することにより実行される。なお、以下では第1端末301の動作として説明するが、第2端末302も同様の動作を実行することができる。また、S1001からS1013については図4のS401からS413とそれぞれ同様であるため、詳細な説明は省略する。
第1端末301は、TDLS Peer Traffic Responseにより、省電力制御を無効化したことに加えて、簡易アクセスポイント機能による接続への移行要求を、第2端末302に通知する(S1014)。例えば、TDLS Peer Traffic Responseの情報要素に簡易アクセスポイント接続への移行要求を示す情報要素を付加することで、第1端末301は、省電力状態の解除と共に当該移行要求を第2端末302に通知することができる。
第1端末301は、簡易アクセスポイント・ステーション役割決定部220を起動し、第2端末302との間で、どちらがアクセスポイントとして機能し、どちらがステーション(端末)として機能するかの役割を決定する(S1015)。第1端末301は、S1015において簡易アクセスポイントの役割になった場合、簡易アクセスポイント制御部218により、無線LANインフラストラクチャネットワークを生成する(S1016)。一方、第1端末301は、S1015において端末の役割になった場合、インフラストラクチャネットワーク制御部209により、第2端末302が生成した無線LANインフラストラクチャネットワークへ参加する(S1017)。
なお、S1015の簡易アクセスポイント・ステーション役割決定部における役割決定方法は、両端末のMACアドレスの比較や、両端末の簡易アクセスポイントになる性向の強弱を示す値の比較により決定される方法であってもよい。また、役割決定のために使われるメッセージは、TDLSの直接通信上のデータフレームや、アクションフレーム、探索信号に付加するものであってもよい。
なお、相手装置が簡易アクセスポイント機能を有することが分かっている場合などでは、通信装置は簡易アクセスポイント機能を有さなくてもよい。すなわち、通信装置は、APとの接続が途絶したことを検出すると、無条件にステーションとして動作して、相手装置が簡易アクセスポイントとして機能することを待ち受けてもよい。このようにすることにより、通信装置は役割決定処理などを省略することができる。一方、通信装置が簡易アクセスポイント機能を有することで、相手装置が当該機能を有していない場合でも、簡易アクセスポイントと端末との関係でのネットワークを確実に構成することができる。したがって、大型装置など、十分な通信機能を有することができる装置において、簡易アクセスポイント機能を有するようにし、簡素な構成の装置においては当該装置を有さないようにしてもよい。
図11は、省電力制御が有効な第1端末301と省電力制御が無効な第2端末302でTDLSによる直接通信を行っている際に、第1端末301とAP303の通信が途絶した場合の本実施形態に係る動作を示すシーケンス図である。F1101からF1103については、図5のF501からF503と同様であるため、詳細な説明は省略する。
第1端末301は、AP303との通信が途絶したと判断すると、省電力制御を無効化するとともに、直接通信を用いてTDLS Peer Traffic Responseを送信する(F1104)。このとき、第1端末301は、TDLS Peer Traffic Responseに、省電力状態の解除の通知と共に、簡易アクセスポイント接続への移行要求を意味する情報要素を付加し、第2端末302へ通知する(F1104)。また、第1端末301は、簡易アクセスポイント・ステーション役割決定機能を起動する(F1105)。第2端末302もまた、TDLS Peer Traffic Responseを受信すると、簡易アクセスポイント・ステーション役割決定機能を起動する(F1105)。なお、ここでは、役割決定の結果、第2端末302が簡易アクセスポイント側、第1端末301がステーション側になったものとする。この場合、第2端末302がインフラストラクチャネットワークを生成する(F1106)。そして、第1端末301は、第2端末302の生成したインフラストラクチャネットワークへ参加する(F1107)。こうして形成されたインフラストラクチャネットワーク上で、第1端末301および第2端末302はデータの送受信を行う(F1108)。
これにより、第1端末301はAP303との通信が途絶した場合であっても、省電力状態を適切に解除し、第2端末302とインフラストラクチャネットワークを形成することにより直接通信を継続することが可能となる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、これは本発明の説明のための例示であって、本発明の範囲をこの実施形態のみに限定する趣旨ではない。本発明の要旨を逸脱しない範囲で、実施形態は種々に変形することが可能である。また、上述の実施形態1〜3は組み合わせることができる。また、各通信装置が、上述の実施形態1〜3のどれに従って動作するかをユーザが任意に選択できるようにしてもよい。
なお、上述の実施形態の通信装置は、PCやタブレット端末であってもよく、携帯電話やスマートフォン等のモバイル端末であってもよい。また、デジタルカメラや複写機、プリンタ等の画像処理装置、テレビやレコーダー等のデジタル家電であってもよい。
また、上記説明はIEEE802.11準拠の無線LANを例に説明した。しかしながら、本発明は、ワイヤレスUSB、MBOA、Bluetooth(登録商標)、UWB、ZigBee等の他の無線媒体において実施してもよい。ここで、MBOAは、Multi Band OFDM Allianceの略である。また、UWBは、ワイヤレスUSB、ワイヤレス1394、WINETなどが含まれる。
<<その他の実施形態>>
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (10)

  1. 基地局を介して相手装置と通信を行う第1の通信機能と、前記相手装置と直接通信を行う第2の通信機能とを有し、通信を行わない場合に省電力状態へ移行する通信装置であって、
    前記第1の通信機能による通信が途絶したかを判定する判定手段と、
    前記通信装置が前記省電力状態にある場合に、前記第1の通信機能による通信が途絶したと判定した場合、前記省電力状態を解除するように制御する制御手段と、
    前記省電力状態の解除を、前記第2の通信機能により前記相手装置へ通知する通知手段と、
    を有することを特徴とする通信装置。
  2. 前記判定手段は、所定の期間、前記基地局からの報知信号を受信しない場合に、前記第1の通信機能による通信が途絶したと判定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記判定手段は、前記基地局からの報知信号の信号電力対雑音電力の比が所定値以下であった場合、または当該報知信号を所定の電力以下で受信した場合に、前記第1の通信機能による通信が途絶したと判定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  4. 前記第1の通信機能による通信が途絶したと判定した場合に、相手装置との間でアドホックネットワークを形成する形成手段をさらに有する、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の通信装置。
  5. 前記形成手段は、
    前記アドホックネットワークを生成し、前記相手装置を参加させる生成手段と、
    前記相手装置が生成した前記アドホックネットワークに参加する参加手段と、
    のいずれかをさらに有する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の通信装置。
  6. 前記形成手段は、
    前記アドホックネットワークを生成し、前記相手装置を参加させる生成手段と、
    前記相手装置が生成した前記アドホックネットワークに参加する参加手段と、
    前記アドホックネットワークを生成するか、前記相手装置が生成した前記アドホックネットワークに参加するかを決定する決定手段と、
    をさらに有する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の通信装置。
  7. 前記第1の通信機能による通信が途絶したと判定した場合に、前記相手装置を収容する基地局として機能する基地局機能手段をさらに有する、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の通信装置。
  8. 前記第1の通信機能による通信が途絶したと判定した場合に、前記相手装置が基地局として機能する場合、前記第1の通信機能を用いて、前記相手装置に端末として接続する、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の通信装置。
  9. 基地局を介して相手装置と通信を行う第1の通信機能と、前記相手装置と直接通信を行う第2の通信機能とを有し、通信を行わない場合に省電力状態へ移行する通信装置の制御方法であって、
    判定手段が、前記第1の通信機能による通信が途絶したかを判定する判定工程と、
    制御手段が、前記通信装置が前記省電力状態にある場合に、前記第1の通信機能による通信が途絶したと判定した場合、前記省電力状態を解除するように制御する制御工程と、
    通知手段が、前記省電力状態の解除を、前記第2の通信機能により前記相手装置へ通知する通知工程と、
    を有することを特徴とする制御方法。
  10. 基地局を介して相手装置と通信を行う第1の通信機能と、前記相手装置と直接通信を行う第2の通信機能とを有し、通信を行わない場合に省電力状態へ移行する通信装置が有するコンピュータに、
    前記第1の通信機能による通信が途絶したかを判定する判定工程と、
    前記通信装置が前記省電力状態にある場合に、前記第1の通信機能による通信が途絶したと判定した場合、前記省電力状態を解除するように制御する制御工程と、
    前記省電力状態の解除を、前記第2の通信機能により前記相手装置へ通知する通知工程と、
    を実行させるためのプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015076764A (ja) * 2013-10-09 2015-04-20 キヤノン株式会社 通信装置、制御方法、及びプログラム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015076764A (ja) * 2013-10-09 2015-04-20 キヤノン株式会社 通信装置、制御方法、及びプログラム

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