JP2006319340A - レティクルの熱的変形を減少させる露光設備及び露光方法 - Google Patents
レティクルの熱的変形を減少させる露光設備及び露光方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006319340A JP2006319340A JP2006131969A JP2006131969A JP2006319340A JP 2006319340 A JP2006319340 A JP 2006319340A JP 2006131969 A JP2006131969 A JP 2006131969A JP 2006131969 A JP2006131969 A JP 2006131969A JP 2006319340 A JP2006319340 A JP 2006319340A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reticle
- temperature
- slots
- exposure
- reticle stage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03F—PHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
- G03F7/00—Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
- G03F7/20—Exposure; Apparatus therefor
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B27/00—Photographic printing apparatus
- G03B27/32—Projection printing apparatus, e.g. enlarger, copying camera
- G03B27/52—Details
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03F—PHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
- G03F7/00—Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
- G03F7/70—Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
- G03F7/708—Construction of apparatus, e.g. environment aspects, hygiene aspects or materials
- G03F7/70858—Environment aspects, e.g. pressure of beam-path gas, temperature
- G03F7/70866—Environment aspects, e.g. pressure of beam-path gas, temperature of mask or workpiece
- G03F7/70875—Temperature, e.g. temperature control of masks or workpieces via control of stage temperature
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Atmospheric Sciences (AREA)
- Toxicology (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Environmental & Geological Engineering (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Public Health (AREA)
- Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
Abstract
【課題】レティクルの熱的変形を防止する。
【解決手段】本発明の露光設備は、複数個のスロットを持つレティクルライブラリ110と、露光工程が進行されるレティクルステージ130とを含み、レティクルを複数個のスロットを持つレティクル保管部材110に移送させて、前記レティクルを複数個のスロットのうちのいずれか一つからレティクルステージ130に移送させて、複数個スロットのうちのいずれか一つを前記レティクルの飽和温度で制御する。
【選択図】図3
【解決手段】本発明の露光設備は、複数個のスロットを持つレティクルライブラリ110と、露光工程が進行されるレティクルステージ130とを含み、レティクルを複数個のスロットを持つレティクル保管部材110に移送させて、前記レティクルを複数個のスロットのうちのいずれか一つからレティクルステージ130に移送させて、複数個スロットのうちのいずれか一つを前記レティクルの飽和温度で制御する。
【選択図】図3
Description
本発明は半導体製造設備に係り、より詳細にはレティクルの熱的変形を防止することができる露光設備及びこれを利用した露光方法に関する。
半導体デバイスが高集積化されて行くにしたがってフォト露光工程におけるヒーティングによる問題点、例えばヒーティングによるレンズ変形の問題点やレティクル変形の問題点の解決が徐々に重要視されている。露光中発生した熱によるレンズ変形の問題点は、これを補償するためのレンズヒーティング補正アルゴリズムを設備別に入力することによって解決している。しかし、露光源によるレティクル変形やFAB(Fabrication Facility)の温度と設備との温度差によるレティクル変形に対する補償はされていなかった。このため、レンズヒーティング補正アルゴリズムを設備に適用させて露光工程を進行しても常に一定の工程結果を保証することができなかった。
従来のこのような問題点の解決策として、本出願人によって特許文献1に開示されているような“レティクルケースの温度調節のための手段を持つ露光設備”が提示された。特許文献1のレティクル変形防止策は、レティクルケースの内部に温度制御装置を装着して、露光設備内のレティクルステージとの温度を同一に設定することでレティクル変形を最小化するものである。本出願人によって提示されたもう一つのレティクル変形防止策は、特許文献2に開示されているようにな“投影露光装備”である。ここで提示されたレティクル変形防止策は、レティクルステージに温度センサを装着して、このセンサによってチャンバ内部及びレティクルの温度を感知して、これら温度が同一である場合に露光工程を進行するようにしたものである。
上術したような本出願人によって提示されていたレティクル変形防止策によれば、FABの温度と設備との温度差によるレティクル変形が最小化されることで工程収率あるいは生産性の向上といった効果を得ることができる。ところが、実際の露光工程でレティクルは光源から所定の熱量を受けるようになり、吸収された熱量によってレティクルは変形される。実際に露光工程の時、光源からレティクルが受ける熱量はレンズが受けた熱量より大きいということが知られている。よって、露光の時、光源によるレティクル変形防止策がさらに要求されると言える。
一方、同一の条件下露光工程を進行してもレティクルの変形が異なる場合がある。このような傾向は、図1及び図2で見られるとおりである。図1及び図2はレティクルの変形程度を示したグラフであって、横軸はウェーハの一連番号(例:1番ウェーハから25番ウェーハ)を示し、縦軸はレティクルの変形程度(単位はparts pr million;ppm)を示す。図1で見られるレティクルのX軸及びY軸方向への変形程度は、図2から見られるレティクルのX軸及びY軸方向への変形程度とは異なっている。このような相違が生じるのは、レティクルケース内で一定の温度(例22℃)下に保管されたレティクルがレティクルステージに移送されて露光工程に使われる場合、レティクルステージにおけるばらつきのある温度(例えば25℃)との差によってその変形程度が異なるからである。よって、レティクルの変形程度を抑えるためには、レティクルケース内に保管されるレティクルごとに露光工程での温度を考慮して、それぞれ異なる温度に保管されなければならないことがわかる。
大韓民国公開特許第2000−17629号
大韓民国公開特許第2004−81619号
本発明は上述した従来技術における要求を踏まえて案出されたものであり、本発明の目的は、レティクルの温度制御方式を改善し、その改善によりレティクルの熱的変形を防止するのに適した露光設備を提供することにある。
本発明の他の目的は、レティクルの温度制御方式を改善し、その改善によりレティクルの熱的変形を防止するのに適した露光方法を提供することにある。
上述の目的を解決するために本発明に係る露光設備及び露光方法は、露光源によるレティクルヒーティング、FAB温度と設備温度差などによるレティクルの熱的変形を防止するために露光設備内でレティクルの温度を適切に制御できることを特徴とする。
前記特徴を実現することができる本発明の実施形態に係る露光設備は、レティクルを保管する複数個のスロットを含み、前記複数個のスロットのそれぞれの温度を測定して制御するレティクル保管部材と、前記レティクルのパターンを基板に転写するレティクルステージをと、含むことを特徴とする。
前記特徴を実現することができる本発明の変形実施形態に係る露光設備は、レティクルを保管する複数個のスロットを含み、前記複数個のスロットのそれぞれの温度を測定して制御するレティクルライブラリと、露光工程で前記レティクルのパターンを基板に転写させる光を発する露光源と、前記露光工程の時、前記レティクルの温度を測定する第1温度センサが具備されたレティクルステージと、前記複数個のスロットのそれぞれの温度を独立的に制御する温度制御部と、を含むことを特徴とする。
前記特徴を実現することができる本発明の実施形態に係る露光方法は、第1レティクルを複数個のスロットを持つレティクル保管部材に移送させる段階と、前記第1レティクルを前記複数個のスロットのうちのいずれか一つのスロットからレティクルステージに移送させる段階と、前記レティクルステージで前記第1レティクルを使って露光工程を進行する段階と、前記レティクルステージで前記第1レティクルの飽和温度を測定する段階と、前記複数個のスロットのうちのいずれか一つの温度を前記第1レティクルの飽和温度で制御する段階と、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、露光設備内に設置されるレティクルライブラリはそれぞれレティクル別に温度を制御することができ、またレティクルステージでもレティクルの温度変化を直接測定してレティクルを飽和温度に常時制御することができる。よって、特定のレティクルがレティクルライブラリとレティクルステージのいずれでも同一温度下に置かれるようにして温度差によるレティクルの熱的変形をあらかじめ防止することができるようになり、結局には露光工程の均一性あるいは安全性を得ることができるという効果がある。
以下では、本発明に係る露光設備及び露光方法を添付の図を参照して詳細に説明する。従来技術と比べた本発明の利点は添付の図を参照した詳細な説明と特許請求範囲を通じて明白になるであろう。特に、本発明は特許請求の範囲で明確に指摘され明白に請求される。しかし、本発明は添付の図とともに次の詳細な説明を参照することで最適に理解することができる。図において、同一の参照符号は多様な図を通じて同一の構成要素を示す。
(実施形態)
図3は本発明の実施形態に係るレティクルの熱的変形を防止することができる露光設備を示す構成図である。
図3は本発明の実施形態に係るレティクルの熱的変形を防止することができる露光設備を示す構成図である。
図3を参照すれば、本実施形態の露光設備100はウェーハに対して特定のパターンを転写するためのレティクルが置かれてウェーハに対して露光工程が進行されるレティクルステージ130を含む。このレティクルステージ130にレティクルを供給するための、例えば、SMIFボックス200が露光設備100の外に設置される。このSMIFボックス200からレティクルステージ130へレティクルを移送する場合、レティクルが露光設備100内で一時的に待機する場所を提供するユニット、いわゆる、内部のレティクルライブラリ110が露光設備100内に含まれる。レティクルは第1ロボット150のような移送ユニットによってSMIFボックス200から露光設備100内部のレティクルライブラリ110へ移送される。そして、レティクルライブラリ110へ移送されたレティクルは第2ロボット160によってレティクルステージ130へ移送される。露光設備100はレティクルをレティクルステージ130へローディングする前にレティクルを一定温度にセッティングさせることができるように温度可変機能を持つ予備セッティングユニット120を含んでいる。
レティクルライブラリ110とレティクルステージ130は温度制御部140により特定温度に設定される。温度制御部140を設けたのは、特定のレティクルがレティクルライブラリ110からレティクルステージ130へ移送される場合、レティクルライブラリ110内の温度とレティクルステージ130内の温度が同一、またはほぼ差異がないようにすることで、この特定のレティクルが温度差により影響を受けないようにするためである。一方、温度制御部140はレティクルライブラリ110とレティクルステージ130の全部に連結されて、それぞれ110レティクルライブラリ、レティクルステージ130を温度制御することができる。これとは別に、レティクルライブラリ110とレティクルステージ130別に温度制御部も設置されており、これらの温度制御部は露光設備100の全体を制御する中央制御部(図示しない)により制御されて、レティクルライブラリ110とレティクルステージ130の温度を制御することができる。なお、レティクルライブラリ110、予備セッティングユニット120および温度制御部140は、レティクル保管部材を構成する。
図4は本実施形態の露光設備においてレティクルライブラリを示す構成図である。
図4を参照すれば、本実施形態のレティクルライブラリ110は上述のように露光設備100内に設置され、レティクル別に温度をそれぞれ制御することができる構造になっている。具体的に、レティクルライブラリ110はレティクルがそれぞれ保管されるスロット112、114、116、118を持っている。これらそれぞれのスロット112〜118は独立的に温度制御が可能で、制御された温度が維持される。スロット112〜118には温度可変素子112a〜118aがそれぞれ設置されている。各スロット112〜118にはスロット112〜118の温度を測定することができる温度センサ112b〜118bが設置されている。これら温度可変素子112a〜118aと温度センサ112b〜118bは温度制御部140に連結されており、スロット112〜118別にそれぞれ異なる温度に設定することができる。温度可変素子112a〜118aは加熱と冷却が可能な半導体素子、例えば熱電(thermoelectric)半導体素子を使用することができる。
図5は本実施形態のレティクルライブラリのスロット構造の例を示す断面図である。
図5を参照すれば、レティクルライブラリ110のいずれか一つのスロット112にはスロット112内の温度を上昇及び下降させることができる機能を持つ熱電半導体素子で構成された温度可変素子112aと、スロット112の温度を測定することができる第2温度センサとして機能する温度センサ112bが配置されている。この温度可変素子112aと温度センサ112bは温度制御部140によって制御される。もし、温度センサ112bがスロット112の温度が設定された温度から逸脱したことを感知すれば、温度可変素子112aが動作してスロット112の温度を上昇または下降させる。スロット112の構造は他のスロット114〜118にも同一に適用される。
図6は本実施形態の露光設備におけるレティクルステージを示す構成図である。
図6を参照すれば、本実施形態のレティクルステージ130にはウェーハに特定のパターンを転写するレティクル135が置かれ、ウェーハにレティクル135のパターンが記刻まれるように特定の光を発する露光源134が設置されている。ここで、レティクル135は露光源134から特定の光を受けて所定の熱量を吸収して、結局は飽和温度に至る。飽和温度とは、レティクルの熱的変形に至る温度と定義される。レティクルステージ130には第2センサとして、または第1温度センサとして機能するレティクル温度センサ138が含まれる。このレティクル温度センサ138は露光工程進行中レティクル135の温度をリアルタイムで測定してレティクル135の飽和温度を計算による類推方式ではなく直接的に測定する。レティクル温度センサ138はレティクル300との接触式または非接触式構造を持つことができる。レティクル温度センサ138はレティクルアラインの時、レティクル300の温度を測定する。そして、レティクルステージ130には(気体または液体)を噴射する流体噴射部としてのホットエア噴射部132と、ホットエア量測定センサ136がさらに含まれる。ホットエア噴射部132はたとえばホットエアのような気体を噴射してレティクルステージ130の温度を制御する。第1センサとしてまたは第3センサとして機能するホットエア量測定センサ136はホットエア噴射部132から噴射される流体(ホットエア)の流量を測定する。流体はエアや窒素や不活性ガスまたはこれらを混合したガスを使用することができる。ホットエア噴射部132はレティクルステージ130を加熱するか、冷却させるように構成される。
ホットエア量測定センサ136及びレティクル温度センサ138も温度制御部140に連結されている。温度制御部140はホットエア量測定センサ136とレティクル温度センサ138によって測定された温度が伝達されて各スロット112〜118の温度が所望する温度に維持されるようにする。
図7は本実施形態のレティクルステージの例を示した断面図である。
図7を参照すれば、レティクルステージ130は実質的に露光工程が進行される場所として、露光工程に必要な露光源134、レティクル135及びレンズ137、そしてレティクル135のパターンが転写される基板の一例としてウェーハが配置されている。上述のようにレティクルステージ130にはホットエア噴射部(図6の132)から流体が噴射される。レティクルステージ130には提供される流体の流量を測定するホットエア量測定センサ136と、レティクル135の温度を測定するレティクル温度センサ138が配置される。ホットエア量測定センサ136は提供される流体の流量を測定してホットエア噴射部132が噴射する流体の流量を調節することによって、レティクル135の温度を所望するレベルに維持するようにする。図3に示したように、温度可変機能を持つ予備セッティングユニット120が露光設備100にさらに含まれることができる。よって、レティクルがレティクルステージ130にローディングされる前にレティクルの温度をセッティングして制御することができる。
上述の本実施形態の露光設備100の構成を進行ステップとレティクル位置及び温度補正機能を基準にして構成すれば、下記の表1の通りである。
図3乃至図7を参照すれば、上記のように構成された露光設備100の動作は次のとおりである。以下では、本発明に対する明確な説明のために第1レティクル135aと第2レティクル135bが使われる。
第1レティクル135aは第1ロボット150によってSMIFボックス200から露光設備100内部のレティクルライブラリ110の各スロット112〜118のうちのいずれか一つに移送される。各スロット112〜118の温度がそれぞれ異なることがあるため、スロット112〜118のいずれか一つに保管されるレティクルの温度もそれぞれ異なることがある。スロット112〜118の温度は特定のスロット112〜118に保管されるレティクル135の飽和温度として設定される。
スロット112〜118のうちのいずれか一つに保管された第1レティクル135aは第2ロボット160によりレティクルステージ130に移送される。第1レティクル135aの温度は直接的にそして連続的に測定されて、露光工程の時、第1レティクル135aが吸収する熱量により飽和温度が測定される。よって、例えば、第1レティクル135aが保管されるレティクルライブラリ110の第1スロット112は第1レティクル135aの飽和温度として設定される。第1レティクル135aが他のスロット、たとえば第2スロット114に保管されると仮定すれば、第2スロット114の温度は第1レティクル135aの飽和温度として設定される。各スロット112〜118は保管されるレティクル135が再使用されるため、レティクル135の飽和温度として設定される。第1レティクル135aがレティクルステージ130に置かれる時、第1レティクル135aとレティクルステージ130との間の温度変化はなく、第1レティクル135aの熱的変形は減少、または除去される。
レティクルのオープン比、レティクルの材質、及び露光ドーズ(dose)などの変化に従ってレティクル135が露光源134から吸収する熱量に差が生じる。すなわち、第2レティクル135bの飽和温度は第1レティクル135aの飽和温度と異なることがある。したがって、第2レティクル135bを使って露光工程を進行する場合、第2レティクル135bの飽和温度と同じく第2レティクル135bが保管される第2スロット114の温度を第2レティクル135bの飽和温度として設定して、レティクルステージ130の温度もホットエア噴射部132から噴射される流体の流量を適切に調節して第2レティクル135bの飽和温度として設定する。第2スロット114の温度は第2温度センサ114bにより測定された温度に基づいて第2温度可変素子114aによって設定される。レティクルステージ130内の第2レティクル135bの温度はレティクル温度センサ138により感知される。レティクルステージ130の温度が第2レティクル135bの飽和温度から外れる場合、ホットエア噴射部132が噴射される流体の流量を調節してレティクルステージ130の温度が第2レティクル135bの飽和温度に維持されるようにする。流体の流量感知はホットエア量測定センサ136が担当する。
以上の詳細な説明は本発明を例示するものである。また上述の内容は本発明の望ましい実施形態を示して説明したに過ぎず、本発明は多様な他の組み合わせ、変更及び環境で使うことができる。そして、本明細書に開示された発明の概念の範囲、著わした開示内容と均等な範囲及び/または当業界の技術または知識の範囲内で変更または修正が可能である。上述の実施形態は本発明の実施のため最善の状態を説明するためのものであり、本発明のような他の発明を利用するのに当業界で知られた他の状態への実施、そして発明の具体的な適用分野及び用途で要求される多様な変更も可能である。よって、以上の発明の詳細な説明は開示された実施状態に本発明を制限しようとする意図ではない。また請求範囲は他の実施形態も含むものと解釈されなければならない。
本発明は、半導体の製造装置に利用可能である。
100 露光設備、
110 レティクルライブラリ、
112、114、116、118 スロット、
112a、114a、116a、118a 温度可変素子、
112b、114b、116b、118b 温度センサ、
120 予備セッティングユニット、
130 レティクルステージ、
132 ホットエア噴射部、
134 露光源、
135 レティクル、
136 ホットエア量測定センサ、
137 レンズ、
138 レティクル温度測定センサ、
140 温度制御部、
150、160 ロボット、
200 SMIFボックス。
110 レティクルライブラリ、
112、114、116、118 スロット、
112a、114a、116a、118a 温度可変素子、
112b、114b、116b、118b 温度センサ、
120 予備セッティングユニット、
130 レティクルステージ、
132 ホットエア噴射部、
134 露光源、
135 レティクル、
136 ホットエア量測定センサ、
137 レンズ、
138 レティクル温度測定センサ、
140 温度制御部、
150、160 ロボット、
200 SMIFボックス。
Claims (20)
- レティクルを保管する複数個のスロットを含み、前記複数個のスロットのそれぞれの温度を測定して制御するレティクル保管部材と、
前記レティクルのパターンを基板に転写するレティクルステージと、
を含むことを特徴とする露光設備。 - 前記複数個のスロットのそれぞれは加熱と冷却が可能な温度可変素子を含むことを特徴とする請求項1に記載の露光設備。
- 前記温度可変素子は熱電半導体素子を含むことを特徴とする請求項2に記載の露光設備。
- 前記複数個のスロットのそれぞれは前記スロットのそれぞれの温度を感知するセンサを含むことを特徴とする請求項1に記載の露光設備。
- 前記レティクルステージは、
前記レティクルステージへ流体を吹き入れる流体噴射部と、
前記流体噴射部から出る流体の流量を測定する第1センサと、
前記レティクルの温度を測定する第2センサと、
を含むことを特徴とする請求項1に記載の露光設備。 - 前記流体は加熱されたエア、加熱された窒素、加熱された不活性ガス、及びこれらの調合のうちで選択されたいずれか一つであることを特徴とする請求項5に記載の露光設備。
- 前記レティクル保管部材と前記レティクルステージと組み合わせて、前記複数個のスロットのそれぞれと前記レティクルステージの温度を制御する温度制御部をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の露光設備。
- 前記レティクルを前記複数個のスロットのうちのいずれか一つへ移送させる第1ロボットと、
前記レティクルを前記複数個のスロットのうちのいずれか一つから前記レティクルステージへ移送させる第2ロボットと、
をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の露光設備。 - 前記レティクルが前記レティクルステージへ移送される以前に前記レティクルの温度をセッティングさせる予備セッティングユニットをさらに含むことを特徴とする請求項8に記載の露光設備。
- レティクルを保管する複数個のスロットを含み、前記複数個のスロットのそれぞれの温度を測定して制御するレティクルライブラリと、
露光工程で前記レティクルのパターンを基板に転写させる光を発する露光源と、前記露光工程の時、前記レティクルの温度を測定する第1温度センサが具備されているレティクルステージと、
前記複数個のスロットのそれぞれの温度を独立的に制御する温度制御部とを含むことを特徴とする露光設備。 - 前記複数個のスロットのそれぞれは、前記スロットを加熱、または冷却させる熱電半導体素子を含むことを特徴とする請求項10に記載の露光設備。
- 前記複数個のスロットのそれぞれは各スロット内の温度を測定する第2温度センサを含むことを特徴とする請求項10に記載の露光設備。
- 前記レティクルステージを所望する温度に維持されるようにする温度調節用流体を噴射する流体噴射部をさらに含むことを特徴とする請求項10に記載の露光設備。
- 前記温度調節用流体の流量を測定する第3センサをさらに含むことを特徴とする請求項13に記載の露光設備。
- 前記温度調節用流体は加熱されたエア、加熱された窒素、加熱された不活性ガス、及びこれらの調合のうちで選択されたいずれか一つであることを特徴とする請求項13に記載の露光設備。
- 前記レティクルを前記複数個のスロットのうちのいずれか一つへ移送させる第1ロボットと、
前記レティクルを前記複数個のスロットのうちのいずれか一つから前記レティクルステージへ移送させる第2ロボットと、
をさらに含むことを特徴とする請求項13に記載の露光設備。 - 第1レティクルを複数個のスロットを持つレティクル保管部材へ移送させる段階と、
前記第1レティクルを前記複数個のスロットのうちのいずれか一つのスロットからレティクルステージへ移送させる段階と、
前記レティクルステージで前記第1レティクルを使って露光工程を進行する段階と、
前記レティクルステージで前記第1レティクルの飽和温度を測定する段階と、
前記複数個のスロットのうちのいずれか一つの温度を前記第1レティクルの飽和温度で制御する段階と、
を含むことを特徴とする露光方法。 - 第2レティクルを前記複数個のスロットのうちのいずれか一つから前記レティクルステージへ移送させる段階と、
前記レティクルステージで前記第2レティクルを使って露光工程を進行する段階と、
前記レティクルステージで前記第2レティクルの飽和温度を測定する段階と、
前記複数個のスロットのうちのいずれか一つを前記第2レティクルの飽和温度で制御する段階と、
をさらに含むことを特徴とする請求項17に記載の露光方法。 - 流体を噴射して前記レティクルステージの温度を所望する温度に制御する段階をさらに含むことを特徴とする請求項17に記載の露光方法。
- 前記流体は、加熱されたエア、加熱された窒素、加熱された不活性ガス、及びこれらの調合のうちで選択されたいずれか一つであることを特徴とする請求項19に記載の露光方法。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
KR1020050038997A KR100707307B1 (ko) | 2005-05-10 | 2005-05-10 | 레티클의 열적 변형을 방지할 수 있는 노광 설비 및 노광방법 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006319340A true JP2006319340A (ja) | 2006-11-24 |
Family
ID=37418778
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006131969A Pending JP2006319340A (ja) | 2005-05-10 | 2006-05-10 | レティクルの熱的変形を減少させる露光設備及び露光方法 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20060256305A1 (ja) |
JP (1) | JP2006319340A (ja) |
KR (1) | KR100707307B1 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015135871A (ja) * | 2014-01-16 | 2015-07-27 | キヤノン株式会社 | 保持装置、リソグラフィ装置及び物品の製造方法 |
JP2018520387A (ja) * | 2015-07-14 | 2018-07-26 | エーエスエムエル ネザーランズ ビー.ブイ. | リソグラフィ装置におけるパターニングデバイス冷却システム |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4973267B2 (ja) * | 2007-03-23 | 2012-07-11 | 東京エレクトロン株式会社 | 基板搬送装置、基板搬送モジュール、基板搬送方法及び記憶媒体 |
KR100901510B1 (ko) * | 2007-11-07 | 2009-06-08 | 삼성전기주식회사 | 기판 제조 장치 및 그 방법 |
JP5400579B2 (ja) * | 2008-12-08 | 2014-01-29 | キヤノン株式会社 | 露光装置およびデバイス製造方法 |
WO2019081187A1 (en) * | 2017-10-25 | 2019-05-02 | Carl Zeiss Smt Gmbh | METHOD FOR REGULATING THE TEMPERATURE OF A COMPONENT |
US11774869B2 (en) * | 2019-04-10 | 2023-10-03 | Asml Netherlands B.V. | Method and system for determining overlay |
US11243478B2 (en) * | 2019-07-31 | 2022-02-08 | Taiwan Semiconductor Manufacturing Company, Ltd. | System and method for thermal management of reticle in semiconductor manufacturing |
US11822256B2 (en) * | 2021-05-06 | 2023-11-21 | Taiwan Semiconductor Manufacturing Company, Ltd. | Semiconductor processing tool and methods of operation |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6342941B1 (en) * | 1996-03-11 | 2002-01-29 | Nikon Corporation | Exposure apparatus and method preheating a mask before exposing; a conveyance method preheating a mask before exposing; and a device manufacturing system and method manufacturing a device according to the exposure apparatus and method |
JPH1131647A (ja) * | 1997-07-11 | 1999-02-02 | Oki Electric Ind Co Ltd | 投影露光装置 |
US6333778B1 (en) * | 1998-09-07 | 2001-12-25 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Image reading apparatus |
JP2000091192A (ja) * | 1998-09-09 | 2000-03-31 | Nikon Corp | 露光装置 |
KR100555467B1 (ko) * | 1999-03-15 | 2006-03-03 | 삼성전자주식회사 | 온도 센서가 구비된 노광장치의 레티클 스테이지 및 이를 이용한 정렬 보정방법 |
JP2003124531A (ja) * | 2001-10-11 | 2003-04-25 | Komatsu Ltd | 熱電モジュール |
JP2003173958A (ja) | 2001-12-06 | 2003-06-20 | Nikon Corp | 露光方法及び露光装置 |
US6809793B1 (en) * | 2002-01-16 | 2004-10-26 | Advanced Micro Devices, Inc. | System and method to monitor reticle heating |
KR20060080269A (ko) * | 2005-01-04 | 2006-07-10 | 씨앤지하이테크 주식회사 | 온도조절이 가능한 레티클 smif 파드 및 이를 이용한온도조절방법 |
-
2005
- 2005-05-10 KR KR1020050038997A patent/KR100707307B1/ko not_active IP Right Cessation
-
2006
- 2006-05-10 US US11/431,085 patent/US20060256305A1/en not_active Abandoned
- 2006-05-10 JP JP2006131969A patent/JP2006319340A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015135871A (ja) * | 2014-01-16 | 2015-07-27 | キヤノン株式会社 | 保持装置、リソグラフィ装置及び物品の製造方法 |
JP2018520387A (ja) * | 2015-07-14 | 2018-07-26 | エーエスエムエル ネザーランズ ビー.ブイ. | リソグラフィ装置におけるパターニングデバイス冷却システム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR100707307B1 (ko) | 2007-04-12 |
US20060256305A1 (en) | 2006-11-16 |
KR20060116546A (ko) | 2006-11-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2006319340A (ja) | レティクルの熱的変形を減少させる露光設備及び露光方法 | |
US8376637B2 (en) | Photoresist coating and developing apparatus, substrate transfer method and interface apparatus | |
US8698052B2 (en) | Temperature control method of heat processing plate, computer storage medium, and temperature control apparatus of heat processing plate | |
US8507296B2 (en) | Substrate processing method and film forming method | |
US8874254B2 (en) | Temperature setting method of heat processing plate, temperature setting apparatus of heat processing plate, program, and computer-readable recording medium recording program thereon | |
CN108231627B (zh) | 热处理装置、热处理方法以及计算机存储介质 | |
US20090095422A1 (en) | Semiconductor manufacturing apparatus and substrate processing method | |
KR20120084807A (ko) | 방사성 가열된 기판들의 냉각을 개선하기 위한 장치 및 방법 | |
JP2008205426A (ja) | 基板処理方法及び半導体製造装置 | |
JP2006237262A (ja) | 加熱処理装置 | |
JP2006222354A (ja) | 熱処理板の温度設定方法,熱処理板の温度設定装置,プログラム及びプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 | |
US20200388496A1 (en) | Apparatus for treating substrate and method for treating apparatus | |
JP5041009B2 (ja) | 熱処理装置、熱処理方法及び記憶媒体 | |
JP2008274430A (ja) | ソースガス供給装置及び方法 | |
JP6926765B2 (ja) | 基板加熱装置及び基板加熱方法 | |
KR102175073B1 (ko) | 기판 처리 장치 및 방법 | |
JP2005166999A (ja) | 基板の処理方法及び基板の露光時の露光量又は焦点位置の変動による基板の処理への影響を低減する方法 | |
KR102277543B1 (ko) | 기판 처리 장치 및 방법 | |
JP2000286324A (ja) | 基板処理装置 | |
KR20230102228A (ko) | 기판지지유닛 | |
JP2022179884A (ja) | 熱処理装置及び熱処理方法 |