JP2005166999A - 基板の処理方法及び基板の露光時の露光量又は焦点位置の変動による基板の処理への影響を低減する方法 - Google Patents

基板の処理方法及び基板の露光時の露光量又は焦点位置の変動による基板の処理への影響を低減する方法 Download PDF

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堀  真也
Masashi Enomoto
正志 榎本
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孝介 吉原
Toshiro Itani
俊郎 井谷
Takamitsu Furukawa
貴光 古川
Etsuro Kawaguchi
悦郎 川口
Kentaro Matsunaga
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Abstract

【課題】 ウェハの露光時の露光量と焦点位置が変動することに起因するウェハの処理への影響を低減する。【解決手段】 PEB装置44は,加熱前室61と加熱室62に分けられ,各室61,62に乾燥気体供給装置77から乾燥気体が供給できるようになっている。そして,レジスト塗布処理時にフッ素含有化合物を含むレジスト液が塗布されたウェハWは,露光処理後に加熱前室61に搬送される。加熱前室61は,その後乾燥雰囲気に置換される。その後,ウェハWは,予め乾燥雰囲気に維持された加熱室62内に移送され,乾燥雰囲気内で加熱される。このようにレジスト塗布処理時にウェハWにフッ素含有化合物を含むレジスト液を塗布し,露光後の加熱処理時にウェハWを乾燥雰囲気内で加熱することによって,露光時の露光量と焦点位置の変動によるウェハ上のパターン線幅に対する影響が低減される。
【選択図】 図4

Description

本発明は,基板の処理方法と,基板の露光時の露光量又は焦点位置の変動による基板の処理への影響を低減する方法に関する。
例えば半導体デバイスの製造プロセスにおけるフォトリソグラフィー工程では,半導体ウェハ(以下「ウェハ」という)上にレジスト液が塗布されて,ウェハ上にレジスト膜が形成されるレジスト塗布処理,ウェハ上のレジスト膜に所定のパターンが露光される露光処理,レジスト膜の化学反応を促進させるための加熱処理,ウェハが現像される現像処理等が行われ,最終的にはウェハ上に所定の回路パターンが形成されている。
上述の回路パターンを形成するためのフォトリソ技術は,現在回路パターンの線幅が130nm程度のものが実現されているが,近年,次世代の70nm以下の回路パターンの線幅を実現するため,露光波長157nmのFレーザを用いたFリソグラフィと呼ばれるフォトリソ技術が研究,開発されている。(例えば,特許文献1参照。)。
ところで,例えば最終的にウェハ上に形成される回路パターンの線幅は,上記露光処理時の基板に対する露光量と光源の焦点位置により大きく左右される。一般的に,露光波長が短ければ短いほど,露光量と焦点位置が変動した場合に,回路パターンの線幅が大きく影響を受けることが知られている。つまり,短波長光を用いた場合,所望の線幅を得るための露光量と焦点位置のばらつきの許容範囲が狭くなる。したがって,上記Fリソグラフィのように短波長光を用いたときには,例えば光源の劣化や外乱により露光処理時の露光量や焦点位置が僅かに変動した場合であっても,所望の線幅が得られなくなる。現在,Fリソグラフィのように露光用光源に短波長光を用いた場合に,露光量と焦点位置の変動によって引き起こされる線幅の変動などのウェハ処理への影響を低減することが重要な課題となっている。
特開2001−226432号公報
本発明は,かかる点に鑑みてなされたものであり,露光処理時の露光量と焦点位置の変動によるウェハなどの基板の処理への影響を低減することができる基板の処理方法と,基板の露光時における露光量と焦点位置の変動による基板への影響を低減する方法とを提供することをその目的とする。
上記目的を達成するために,本発明は,基板の処理のフォトリソグラフィー工程において,基板にフッ素含有化合物を含むレジスト液を塗布し,基板を露光した後であって基板を現像する前に,乾燥した雰囲気内で基板を加熱することを特徴とする。なお,前記乾燥した雰囲気は,少なくとも露光,現像時の基板の処理湿度よりも低い,例えば45%未満の相対湿度の雰囲気である。
発明者の実験によると,フッ素含有化合物を含むレジスト液を使用し,露光と現像の間に行われる基板の加熱時に基板を乾燥雰囲気内で加熱した場合,基板上に形成されるパターンの線幅が,露光時の露光量や焦点位置の変動に影響され難くなることが確認された。つまり,基板上に所望の線幅を得るための露光量と焦点位置の許容変動幅が広がった。したがって,本発明によれば,露光時における露光量と焦点位置の変動による基板の処理への影響を低減することができる。
前記フッ素含有化合物は,化学式(1)
Figure 2005166999
(1)
(式中のX,Yは,自然数であり,Rは,水素原子又はアルキル基などの炭化水素基である。)
で示されるモノサイクリック(Monocyclic)系化合物(環状炭化水素化合物)であってもよい。
また,前記フッ素含有化合物は,化学式(2)
Figure 2005166999
(2)
(式中のR1,R2は,アルキル基,アリール基などの炭化水素基であり,R1,R2の少なくともといずれか一方は,フッ素化炭化水素基である。)
で示されるシロキサン(Siloxane)系化合物であってもよい。かかる場合,露光時における露光量と焦点位置の変動による線幅変動を大幅に低減できる。
前記基板を加熱する際には,基板が収容される処理容器内に乾燥気体が導入され,前記乾燥気体は,当該乾燥気体中のアミン系化合物が除去されてから前記処理容器内に導入されるようにしてもよい。この場合,フッ素含有化合物を含むレジスト液とアミン系化合物とが反応し,基板上に塗布されたレジスト液が変質し劣化することが防止できる。なお,前記乾燥気体は,少なくとも露光,現像時の基板の処理湿度よりも低い,例えば45%未満の低湿度の気体である。
本発明によれば,基板の処理のフォトリソグラフィー工程において,レジスト塗布処理時に,基板にフッ素含有化合物を含むレジスト液を塗布し,露光処理後であって現像処理前に行われる加熱処理時に,基板を乾燥した雰囲気内で加熱することを特徴とする,基板の露光時における露光量又は焦点位置の変動による基板の処理への影響を低減する方法が提供される。
この発明によれば,例えば所望のパターン線幅を得るための露光量と焦点位置の許容変動幅が広がる。したがって,基板の露光時における露光量と焦点位置の変動による基板の処理への影響を低減することができる。
前記フッ素含有化合物は,モノサイクリック系化合物であってもよく,シロキサン系化合物であってもよい。かかる場合,露光時における露光量と焦点位置の変動による線幅変動を大幅に低減できる。なお,前記加熱処理時には,基板が収容される処理容器内に乾燥気体が導入され,前記乾燥気体は,当該乾燥気体中のアミン系化合物が除去されてから前記処理容器内に導入されるようにしてもよい。
本発明によれば,基板の露光時における露光量と焦点位置の変動による基板の処理への影響を低減することができるので,露光に例えば157nmの短波長光を使用した場合であっても,基板の処理が安定して行われ,歩留まりの向上が図られる。
以下,本発明の好ましい実施の形態について説明する。図1は,本実施の形態にかかる基板の処理方法が実施される基板の処理システムである塗布現像処理システム1の構成の概略を示す平面図であり,図2は,塗布現像処理システム1の正面図であり,図3は,塗布現像処理システム1の背面図である。
塗布現像処理システム1は,図1に示すように例えば25枚のウェハWをカセット単位で外部から塗布現像処理システム1に対して搬入出したり,カセットCに対してウェハWを搬入出したりするカセットステーション2と,フォトリソグラフィー工程の中で枚葉式に所定の処理を施す各種処理装置を多段配置してなる処理ステーション3と,この処理ステーション3に隣接して設けられている露光装置4との間でウェハWの受け渡しをするインターフェイス部5とを一体に接続した構成を有している。なお,露光処理4は,露光用光源として,157nmの短波長光を放射するFレーザを備えている。
カセットステーション2では,載置部となるカセット載置台6上の所定の位置に,複数のカセットCをX方向(図1中の上下方向)に一列に載置自在となっている。そして,このカセット配列方向(X方向)とカセットCに収容されたウェハWのウェハ配列方向(Z方向;鉛直方向)に対して移送可能なウェハ搬送体7が搬送路8に沿って移動自在に設けられており,各カセットCに対して選択的にアクセスできるようになっている。
ウェハ搬送体7は,ウェハWの位置合わせを行うアライメント機能を備えている。このウェハ搬送体7は後述するように処理ステーション3側の第3の処理装置群G3に属するエクステンション装置32に対してもアクセスできるように構成されている。
処理ステーション3では,その中心部に主搬送装置13が設けられており,この主搬送装置13の周辺には各種処理装置が多段に配置されて処理装置群を構成している。該塗布現像処理システム1においては,4つの処理装置群G1,G2,G3,G4が配置されており,第1及び第2の処理装置群G1,G2は,塗布現像処理システム1の正面側に配置され,第3の処理装置群G3は,カセットステーション2に隣接して配置され,第4の処理装置群G4は,インターフェイス部5に隣接して配置されている。さらにオプションとして破線で示した第5の処理装置群G5を背面側に別途配置可能となっている。前記主搬送装置13は,これらの処理装置群G1,G2,G3,G4,G5に配置されている後述する各種処理装置に対して,ウェハWを搬入出可能である。なお,処理装置群の数や配置は,ウェハWに施される処理の種類によって異なり,任意に選択可能である。
第1の処理装置群G1では,例えば図2に示すように,ウェハWにレジスト液を塗布し,ウェハW上にレジスト膜を形成するレジスト塗布装置17と,露光後にウェハWを現像処理する現像処理装置18とが下から順に2段に配置されている。第2の処理装置群G2の場合も同様に,レジスト塗布装置19と,現像処理装置20とが下から順に2段に積み重ねられている。
第3の処理装置群G3では,例えば図3に示すようにウェハWを冷却処理するクーリング装置30,レジスト液とウェハWとの定着性を高めるためのアドヒージョン装置31,ウェハWの受け渡しを行うためのエクステンション装置32,レジスト膜中の溶剤を蒸発させるプリベーキング装置33,34及び現像処理後の加熱処理を施すポストベーキング装置35が下から順に例えば6段に重ねられている。
第4の処理装置群G4では,例えばクーリング装置40,載置したウェハWを自然冷却させるエクステンション・クーリング装置41,エクステンション装置42,クーリング装置43,露光後の加熱処理を行う加熱処理装置としてのポストエクスポージャーベーキング装置(以下,「PEB装置」とする。)44,45及びポストベーキング装置46が下から順に例えば7段に積み重ねられている。
インターフェイス部5の中央部には,図1に示すように例えばウェハ搬送体50が設けられている。このウェハ搬送体50はX方向(図1中の上下方向),Z方向(垂直方向)の移動とθ方向(Z軸を中心とする回転方向)の回転が自在にできるように構成されており,第4の処理装置群G4に属するエクステンション・クーリング装置41,エクステンション装置42,周辺露光装置51露光装置4に対してアクセスして,各々に対してウェハWを搬送できるように構成されている。
次に,上述のPEB装置44,45の詳しい構成を,PEB装置44を例に採って説明する。図4は,PEB装置44の構成の概略を示す縦断面の説明図であり,図5は,PEB装置44の構成の概略を示す横断面の説明図である。
PEB装置44は,例えば図4に示すように閉鎖可能な筐体60を有し,筐体60内に,加熱処理前のウェハWを待機させる加熱前室61と,ウェハWを加熱する加熱室62を備えている。加熱前室61と加熱室62との間には,遮蔽板63が設けられており,加熱前室61内と加熱室62内の雰囲気を互いに遮断することができる。遮蔽板63には,ウェハWの搬送口64が形成されており,搬送口64には,シャッタ65が設けられている。したがって,加熱前室61と加熱室62との間でウェハWを搬送する時以外は,シャッタ65により搬送口64を閉鎖することができる。
加熱前室61内には,例えばウェハWを載置する載置板70が設けられている。
載置板70は,例えば図5に示すように加熱室62側が円弧状に湾曲した略方形形状に形成されている。例えば図4に示すように載置板70の下方には,X方向(図4の左右方向)に沿って形成されたレール71が設けられている。載置板70は,駆動部72によってレール71上を移動し,加熱室62内の後述する熱板94上まで移動できる。
載置板70には,図5に示すようにX方向に沿った2本のスリット73が形成されている。スリット73は,載置板70の加熱室62側の端部から中央部付近まで形成されている。スリット73は,載置板70が加熱室62側に移動した時に,載置板70が加熱室62の後述する第2の昇降ピンに衝突しないように形成されている。スリット73の下方には,第1の昇降ピン74が設けられており,第1の昇降ピン74は,図4に示すように載置板70の下方に設けられたシリンダなどの昇降駆動部75によって昇降できる。この第1の昇降ピン74によって,ウェハWを載置板70上で昇降させて,載置板70と主搬送装置13との間のウェハWの受け渡しを行うことができる。なお,載置板70に,冷却機構を取り付け,載置板70をウェハWの冷却板として機能させてもよい。
例えば筐体60の加熱前室61側の上面には,所定の乾燥気体を導入するための第1の気体導入口76が開口している。第1の気体導入口76には,例えばPEB装置44の外部に設置された乾燥気体供給装置77に連通する第1の導入管78が接続されている。乾燥気体供給装置77には,例えば供給する気体の湿度を調整する湿度調整部79が設けられている。また,第1の導入管78には,第1のバルブ80と,通過する乾燥気体からアンモニアなどのアミン系化合物を除去する第1のフィルタ81が設けられている。乾燥気体供給装置77において所定の湿度に調整された乾燥気体は,第1の導入管78を通って,アミン系化合物を除去されてから加熱前室61内に導入される。
例えば筐体60の加熱前室61側の下面には,例えば工場排気に通じる第1の排気管82が接続されており,この第1の排気管82から加熱前室61内の雰囲気を排気できる。また,図5に示すように加熱前室61側の筐体60のY方向(図5の上下方向)側の両側面には,ウェハWを搬入出するための搬入出口83,84が設けられており,各搬入出口83,84には,それぞれシャッタ85,86が設けられている。
加熱室62内には,図4に示すように例えば上下動自在な蓋体90と,蓋体90の下方に位置し当該蓋体90と一体となって加熱処理室Sを形成するサポートリング91が設けられている。
サポートリング91は,例えば上下面が開口した略円筒状の形態を有している。サポートリング91の内側には,平面から見て円状の基台92が設けられている。基台92上には,環状の支持部材93が設けられており,当該支持部材93上には,ウェハWを載置して加熱する熱板94が設けられている。熱板94は,例えば厚みのある円盤形状を有している。熱板94の下面には,例えば給電により発熱するヒータ95が接着されており,このヒータ95によって熱板94の温度を調整できる。
熱板94の中央付近には,例えば貫通孔96が形成されている。各貫通孔96には,ウェハWを支持して昇降する第2の昇降ピン97がそれぞれ挿入されている。第2の昇降ピン97は,例えばシリンダなどの昇降駆動部98により上下動し,ウェハWを熱板94上で昇降できる。
サポートリング91の上面には,加熱処理室Sに開口する排気口99が設けられている。排気口99は,例えばサポートリング91の内部を通過する排気経路100に連通しており,排気経路100は,例えば工場排気に連通する第2の排気管101に接続されている。また,サポートリング91の上面には,蓋体90の下端部と接触するOリング102が設けられており,このOリング102により,加熱処理室S内を気密に維持できる。
蓋体90は,上面側が天板110により閉口し下面側が開口した略円筒形状の形態を有している。天板110の中央部には,乾燥気体を導入する第2の気体導入口111が形成されている。天板110の上部には,第2の気体導入口111に連通する導入室112が形成されている,導入室112には,上述の乾燥気体供給装置77に連通する第2の導入管113が接続されている。第2の導入管113には,第2の弁114と,通過する乾燥気体からアミン系化合物を除去する第2のフィルタ115が設けられている。乾燥気体供給装置77から第2の導入管113を通じて供給される乾燥気体は,第2のフィルタ115を通過し,導入室112を通って第2の気体導入口111から加熱処理室S内に供給される。
蓋体90の内側であって天板100と熱板94との間には,例えば円盤状の二枚の整流板116,117が上下に並設されている。この二枚の整流板116,117には,多数の通気孔118,119が均等に形成されている。整流板116の通気孔118と整流板117の通気孔119は,平面から見て異なる位置に形成されている。蓋体90の第2の気体導入口111から導入された乾燥気体は,二枚の整流板116,117を通過し,分散され,熱板94上に均等に供給される。
例えば筐体60の加熱室62側の上面には,乾燥気体を導入するための第3の気体導入口130が形成されている。第3の気体導入口130には,上述の乾燥気体供給装置77に連通する第3の導入管131が接続されている。第3の導入管131には,第3のバルブ132と,通過する乾燥気体からアミン系化合物を除去する第3のフィルタ133が設けられている。乾燥気体供給装置77から第3の導入管131に供給された乾燥気体は,第3のフィルタ133を通過し,第3の気体導入口130から加熱室62内の全体に導入される。
例えば筐体60の加熱室62側の下面には,例えば工場排気に通じる第3の排気管134が接続されており,この第3の排気管134から加熱室62内の全体の雰囲気を排気できる。
次に,以上の構成の塗布現像処理システム1において行われる本実施の形態にかかる基板の処理のフォトリソグラフィー工程について説明する。
塗布現像処理システム1の稼働中,塗布現像処理システム1の全体は,例えば温度23℃,相対湿度45%の雰囲気に維持されている。そして,ウェハ処理が開始されると,先ずウェハ搬送体7によりカセットCから未処理のウェハWが1枚取り出され,第3の処理装置群G3に属するエクステンション装置32に搬送される。次いでウェハWは,主搬送装置13によってアドヒージョン装置31に搬入され,ウェハW上にレジスト液の密着性を向上させる,例えばHMDSが塗布される。次にウェハWは,クーリング装置30に搬送され,所定の温度に冷却される。所定温度に冷却されたウェハWは,主搬送装置13によって,例えばレジスト塗布装置17に搬送される。
レジスト塗布装置17では,例えばウェハW上にフッ素含有化合物を含むレジスト液が塗布されて,ウェハW上にレジスト膜が形成される。こうしてレジスト塗布処理が終了したウェハWは,主搬送装置13によってプリベーキング装置33に搬送され,レジスト膜中の溶剤が蒸発された後,エクステンション・クーリング装置41に搬送されて冷却される。その後ウェハWは,ウェハ搬送体50によって周辺露光装置51に搬送され,その後露光装置4に搬送される。露光装置4では,光源に短波長光のFレーザを用いた露光処理が行われる。露光処理の終了したウェハWは,ウェハ搬送体50によりエクステンション装置42に搬送され,その後,主搬送装置13によってPEB装置44に搬送される。
ここで,PEB装置44で行われる加熱処理について詳しく説明する。先ず,PEB装置44では,ウェハWが搬入される前に,例えば第3のバルブ132が開放され,図6に示すように乾燥気体供給装置77の乾燥気体が第3の導入管131を通じて加熱室62内に導入される。このとき導入される乾燥気体には,例えば酸素ガス,窒素ガス,エアなどが用いられ,その乾燥気体は,乾燥気体供給装置77において例えばシステム1内の雰囲気の湿度よりも低い45%未満の所定の湿度に調整されている。また乾燥気体は,第3の導入管131の通過時に,第3のフィルタ133によってアミン系化合物が除去される。乾燥気体の導入と同時に,加熱室62の第3の排気管134から加熱室62内の排気が行われ,加熱室62内の雰囲気は,所定の湿度の乾燥雰囲気に置換される。
そして,PEB装置44にウェハWが搬入される際には,先ず加熱前室61側のシャッタ85が開放され,ウェハWは,主搬送装置13によって搬入出口83から加熱前室61内に搬入される。加熱前室61内に搬入されウェハWは,予め上昇して待機していた第1の昇降ピン74に受け渡され,その後第1の昇降ピン74が下降して,ウェハWが載置板70上に載置される。主搬送装置13は,ウェハWを受け渡した後,加熱前室61内から退避し,その後搬入出口83のシャッタ85が閉められる。シャッタ85が閉められると,第1のバルブ80が開放され,図7に示すように乾燥気体供給装置77の上述の乾燥気体が加熱前室61内にも導入される。加熱前室61の第1の排気管82からは,加熱前室61内の排気が行われ,加熱前室61の雰囲気が所定の湿度の乾燥雰囲気に置換される。
加熱前室61が所定の湿度の乾燥雰囲気に置換されると,遮蔽板63のシャッタ65が開放され,載置板70が搬送口64を通過し,加熱室62側に移動する。このとき,加熱前室61と加熱室62とが同じ湿度の乾燥雰囲気に維持されているので,加熱室62内の湿度が変動することはない。載置板70が熱板94上まで移動すると,例えば第2の昇降ピン97が上昇し,ウェハWを下から持ち上げて,ウェハWが第2の昇降ピン97に受け渡される。載置板70は,ウェハWを受け渡した後,再び加熱前室61側に戻され,シャッタ65が閉じられる。
続いて,加熱室62では,図8に示すように第2の昇降ピン97がウェハWを載置板70の上方で支持した状態で,蓋体90が下降し,サポートリング91と一体となって加熱処理室Sが形成される。加熱処理室Sが形成されると,第2のバルブ113が開放され,乾燥気体供給装置77からの上述の乾燥気体が第3の気体導入口111から導入される。これと同期して排気口99からは加熱処理室S内の雰囲気が排気され,加熱処理室S内には,乾燥気体のダウンフローが形成される。このダウンフローにより,加熱処理室S内は,パージされ,それと同時に45%未満の所定の湿度の乾燥雰囲気に維持される。なお,加熱処理室S内の雰囲気の湿度は,0〜10%程度に維持することがより望ましい。
乾燥気体の導入と排気の開始後,図9に示すように第2の昇降ピン97が下降し,ウェハWは,所定の加熱温度,例えば110℃程度に維持された熱板94上に載置される。こうしてウェハWが加熱され,ウェハW上のレジスト膜の化学反応が促進される。
所定時間が経過すると,ウェハWは,第2の昇降ピン97によって熱板94上から上昇され,ウェハWの加熱が終了する。その後,蓋体90が上昇し,加熱処理室Sが開放され,第2の気体導入口111からの乾燥気体の導入と排気口99からの排気が停止される。そして,再びシャッタ65が開放され,加熱前室61の載置板70が熱板94とウェハWとの間に進入する。第2の昇降ピン97が下降し,ウェハWが載置板70に受け渡されると,載置板70は,加熱前室61に移動し,シャッタ65が閉じられる。加熱前室61に戻されたウェハWは,第1の昇降ピン74によって持ち上げられ,搬入出口83から進入した主搬送装置13に受け渡される。このとき,第1の気体導入口76からの乾燥気体の供給と第1の排気管82からの排気が停止される。主搬送装置13に受け渡されたウェハWは,搬入出口83からPEB装置44の外部に搬出される。こうして,ウェハWの一連の加熱処理が終了する。
PEB装置44から搬出されたウェハWは,例えばクーリング装置43に搬送され,冷却処理された後,現像処理装置18に搬送され現像処理される。その後ウェハWは,ポストベーキング装置46及びクーリング装置30に順次搬送され,各装置において所定の処理が施された後,エクステンション装置32を介してカセットCに戻される。こうして,一連のフォトリソグラフィー工程が終了する。
次に,以上のフォトリソグラフィー工程によりウェハ処理を行った場合のウェハW上に形成されるパターンの線幅に対する効果を,図10,図11に示す実験結果に基づいて説明する。図10のグラフは,上記レジスト塗布時にモノサイクリック系化合物のフッ素含有化合物を含むレジスト液を使用した場合であって,90nm±10%の精度の線幅を得るための,露光時の露光量と焦点位置の許容変動幅を示すものである。縦軸が露光量の許容変動幅であり,横軸が焦点位置の許容変動幅である。図10の折れ線aは,加熱処理時の処理雰囲気の湿度が0%のものであり,折れ線bは,処理雰囲気の湿度が他の処理時と同じ45%のものである。図10のグラフによると,0%の湿度にした場合,45%の湿度の時に比べて全体的に露光時の露光量と焦点位置の許容変動幅が大きくなることが分かる。つまり,乾燥雰囲気内で露光後の加熱処理を行うと,露光時の露光量と焦点位置が変動による線幅に対する影響が低減されることが分かる。
図11のグラフは,レジスト塗布時にシロキサン系化合物のフッ素含有化合物を含むレジスト液を使用した場合の実験結果である。図11の折れ線cは,加熱処理時の処理雰囲気の湿度が0%のものであり,折れ線dは,処理雰囲気の湿度が他の処理時と同じ45%のものである。図11のグラフによると,0%の湿度にした場合,45%の湿度の時に比べて全体的に露光時の露光量と焦点位置の許容変動幅が大きくなることが分かる。つまり,乾燥雰囲気内で露光後の加熱処理を行うと,露光時の露光量と焦点位置が変動しても,ウェハW上のパターンの線幅が変動し難いことが分かる。
以上のように,前記実施の形態で記載したウェハWの処理方法によれば,露光時の露光量と焦点位置の変動によるウェハ処理への影響が低減される。したがって,露光にFレーザなどの短波長光の光源を用いた場合であっても,所望の線幅のパターンが安定して形成される。
また,前記実施の形態では,PEB装置44内に導入される乾燥気体からアミン系化合物が除去されたので,アンモニアなどのアミン系化合物がレジスト液と反応し,レジスト液が変質することを防止できる。
さらに,前記実施の形態では,PEB装置44に加熱前室61を設け,この加熱前室61に乾燥気体を導入できるようにしたので,ウェハWを加熱前室61から加熱室62に搬送する際に,加熱前室61内を乾燥雰囲気にすることができる。この結果,加熱室62に対するウェハWの搬入出時に,加熱室62内の乾燥度が低下することが防止される。したがって,加熱室62内を常時乾燥雰囲気に維持することができ,またウェハWが搬入出される度に加熱室62の乾燥度を回復させる必要もない。
前記実施の形態で記載したウェハWの加熱処理は,加熱前室61を備えたPEB装置44で行っていたが,ウェハWの加熱処理は,加熱前室61のないPEB装置で行ってもよい。例えば図12は,かかる場合のPEB装置150の構成を示すものであり,PEB装置150は,例えば上記PEB装置44の加熱前室61側を取り除いた加熱室62側と同様の構成を有している。なお,本実施の形態におけるPEB装置150内の構成部材の名称や符号には,PEB装置44と同じものを用い,その説明は省略する。
PEB装置150においてウェハWが加熱処理される際には,先ず,ウェハWが筐体60内に搬入される前に第3の気体導入管131から筐体60内に乾燥気体が導入され,第3の排気管134からは筐体60内の雰囲気が排気される。こうして筐体60内には,乾燥気体の下降気流が形成され,筐体60の内壁や蓋体90などの筐体60内の部材に付着した水分が除去される。乾燥気体の下降気流が形成された状態で,図13に示すようにウェハWは筐体60内に搬入され,予め上昇して待機していた第2の昇降ピン97に受け渡され,熱板94に対して所定距離離された状態で支持される。このときウェハWは,熱板94からの輻射熱による温度上昇が抑えられ,レジスト膜内の化学反応が開始される温度を越えない第1の温度,例えば90℃未満の50℃程度の温度に維持される。
その後,図14に示すようにウェハWと熱板94が所定距離離された状態で,蓋体90が下降し,サポートリング91と一体となって加熱処理室Sが形成される。加熱処理室Sが形成されると,第2の気体導入口111からの乾燥気体の導入と,排気口99からの排気が開始され,加熱処理室S内にウェハ周辺を通過する気流が形成される。この乾燥気体の気流により,ウェハW上のレジスト膜中或いはレジスト膜の表面の水分やアミン系化合物が除去される。ウェハW上から水分とアミン系化合物が除去され,加熱処理室S内の湿度が45%以下の所定の湿度に低下すると,第2の昇降ピン97が下降し,ウェハWが熱板94上に載置される。こうしてウェハWは,レジスト膜内の化学反応が開始される温度よりも高い第2の温度,例えば90℃以上の例えば110℃で加熱される。
所定時間経過後,第2の昇降ピン97が上昇してウェハWの加熱が終了し,蓋体90が上昇して加熱処理室Sが開放される。その後ウェハWが筐体60内から搬出されて一連の加熱処理が終了する。
かかるPEB装置150における加熱処理においても,上述の実施の形態と同様にウェハWの加熱が湿度45%以下の乾燥雰囲気内で行われるので,露光時の露光量と焦点位置の変動によるウェハ処理への影響を低減できる。また,ウェハWを熱板94から所定距離離した状態でウェハWに乾燥気体を供給するので,ウェハWの温度をレジスト膜内の化学反応が開始されない温度に維持した状態で,ウェハW上から水分とアミン系化合物を除去することができる。したがって,ウェハWから水分やアミン系化合物が除去される前にレジスト膜内の反応が始まることがなく,加熱時にレジスト膜が水分やアミン系化合物により変質することが防止される。
なお,上記PEB装置150において,図15に示すように第2の昇降ピン97に支持されたウェハWの温度を検出するための温度センサ151と,加熱処理室S内の湿度を検出するための湿度センサ152が設けられていてもよい。かかる場合,例えば温度センサ151は,第2の昇降ピン97の先端部に設けられ,湿度センサ152は,蓋体90の内側に設けられる。温度センサ151と湿度センサ152との検出結果は,例えば昇降駆動部98の動作を制御する制御部153に出力できる。制御部153は,例えば温度センサ151と湿度センサ152の検出結果に基づいて,昇降駆動部98を制御して,第2の昇降ピン97を昇降できる。
そして,加熱処理の際には,ウェハWが第2の昇降ピン97に支持されると,ウェハWの温度が検出され,当該温度に基づいて第2の昇降ピン97が昇降され,ウェハWが高さ調整される。これにより,ウェハWと熱板94との距離が調整され,例えばウェハWの温度が,レジスト膜内の化学反応が行われない第1の温度に維持される。例えば温度センサ151によりウェハWの温度上昇が検出されると,第2の昇降ピン97によりウェハWが上昇され,ウェハWが熱板94から離される。こうして第1の温度にウェハWの温度を維持した状態で,ウェハWに乾燥気体が供給され,ウェハWから水分やアミン系化合物が除去される。そして,湿度センサ152により加熱処理室S内の湿度が45%以下の所定の湿度に低下したことが検出されると,制御部153によって第2の昇降ピン97が下降され,ウェハWが熱板94上に載置されて,ウェハWの加熱が開始される。かかる例によれば,温度センサ151,湿度センサ152を用いることによって,ウェハWの温度やウェハWの加熱開始タイミングを厳格に管理できる。
前記PEB装置150を用いたウェハWの加熱処理では,蓋体90を完全に閉じた後に第2の気体導入口111から乾燥気体を導入していたが,図16に示すように蓋体90がウェハWの側方を覆う程度に下降し,完全に蓋体90を閉じない状態で第2の気体導入口111からウェハWに乾燥気体を供給してもよい。かかる場合,第2の気体導入口111から導入された乾燥気体を,排気口99のみならず,蓋体90とサポートリング91との間を通じて筐体60の第3の排気管134からも排気してもよい。こうすることによって,熱板94から発生した蓋体90内にある熱が効率的に排熱されるので,水分を除去する前にウェハWが昇温しレジスト膜内の化学反応が開始されることを防止できる。なお,第2の昇降ピン97上においてウェハWの水分やアミン系化合物を十分に除去した後は,第2の昇降ピン97と蓋体90とを同時に下降させて,ウェハWを熱板94上に載置すると共に,加熱処理室Sを閉鎖してウェハWの加熱を行ってもよい。
以上の実施の形態で記載したPEB装置における加熱処理時の湿度は,予め一定の値に設定されていたが,露光装置4において露光用光源の露光量又は焦点位置の変動を検出し,その検出値に基づいて適宜露光後の加熱処理時の湿度を変更させるようにしてもよい。この場合,例えば露光用光源の露光量が低減し,又は焦点位置のずれが大きくなったときに,乾燥気体供給装置77において乾燥気体の湿度を低下させてもよい。こうすることにより,加熱処理時にウェハWを過剰に乾燥させることを防止できる。
以上の実施の形態は,本発明の一例を示すものであり,本発明はこの例に限らず種々の態様を採りうるものである。例えば,レジスト塗布処理時に塗布されるレジスト液は,モノサイクリック系化合物或いはシロキサン系化合物のフッ素含有化合物の他,例えば化学式(3)
Figure 2005166999
(3)
(式中のX,Yは,自然数)
で示されるTFE−NB(テトラフロロエチレンノルボルネン)系化合物であってもよい。また,レジスト液は,NBHFA(ノルボルネンヘキサフロロアルコール)であってもよい。さらに,本発明は,ウェハ以外の基板,例えばFPD(フラットパネルディスプレイ)基板,マスク基板,レクチル基板等にも適用できる。
本発明は,基板のフォトリソグラフィー工程において短波長光を用いた露光処理を行う場合に,露光量や焦点位置の変動による基板の処理への影響を低減する際に有用である。
本実施の形態における塗布現像処理システムの構成の概略を示す平面図である。 図1の塗布現像処理システムの正面図である。 図1の塗布現像処理システムの背面図である。 PEB装置の構成の概略を示す縦断面の説明図である。 PEB装置の構成の概略を示す横断面の説明図である。 ウェハを搬入する前のPEB装置内の様子を示すPEB装置の縦断面の説明図である。 加熱前室にウェハを搬入した時のPEB装置内の様子を示すPEB装置の縦断面の説明図である。 加熱処理室が形成された時のPEB装置内の様子を示すPEB装置の縦断面の説明図である。 加熱時のPEB装置内の様子を示すPEB装置の縦断面の説明図である。 レジスト液にモノサイクリック系化合物を使用した際の露光量の許容変動幅と焦点位置の許容変動幅を示すグラフである。 レジスト液にシロキサン系化合物を使用した際の露光量の許容変動幅と焦点位置の許容変動幅を示すグラフである。 加熱前室のないPEB装置の構成を示す縦断面の説明図である。 ウェハを搬入したときのPEB装置内の様子を示すPEB装置の縦断面の説明図である。 加熱処理室形成時のPEB装置内の様子を示すPEB装置の縦断面の説明図である。 温度センサ,湿度センサを備えたPEB装置の構成を示す縦断面の説明図である。 蓋体を完全に閉めないで乾燥気体を供給する場合のPEB装置内の様子を示すPEB装置の縦断面の説明図である。
符号の説明
1 塗布現像処理システム
44 PEB装置
61 加熱前室
62 加熱室
77 乾燥気体供給装置
S 加熱処理室
W ウェハ

Claims (8)

  1. 基板の処理のフォトリソグラフィー工程において,
    基板にフッ素含有化合物を含むレジスト液を塗布し,
    基板を露光した後であって基板を現像する前に,乾燥した雰囲気内で基板を加熱することを特徴とする,基板の処理方法。
  2. 前記フッ素含有化合物は,モノサイクリック系化合物であることを特徴とする,請求項1に記載の基板の処理方法。
  3. 前記フッ素含有化合物は,シロキサン系化合物であることを特徴とする,請求項1に記載の基板の処理方法。
  4. 前記基板を加熱する際には,基板が収容される処理容器内に乾燥気体が導入され,
    前記乾燥気体は,当該乾燥気体中のアミン系化合物が除去されてから前記処理容器内に導入されることを特徴とする,請求項1,2又は3のいずれかに記載の基板の処理方法。
  5. 基板の処理のフォトリソグラフィー工程において,
    レジスト塗布処理時に,基板にフッ素含有化合物を含むレジスト液を塗布し,
    露光処理後であって現像処理前に行われる加熱処理時に,基板を乾燥した雰囲気内で加熱することを特徴とする,基板の露光時における露光量又は焦点位置の変動による基板の処理への影響を低減する方法。
  6. 前記フッ素含有化合物は,モノサイクリック系化合物であることを特徴とする,請求項5に記載の基板の露光時における露光量又は焦点位置の変動による基板の処理への影響を低減する方法。
  7. 前記フッ素含有化合物は,シロキサン系化合物であることを特徴とする,請求項5に記載の基板の露光時における露光量又は焦点位置の変動による基板の処理への影響を低減する方法。
  8. 前記加熱処理時には,基板が収容される処理容器内に乾燥気体が導入され,
    前記乾燥気体は,当該乾燥気体中のアミン系化合物が除去されてから前記処理容器内に導入されることを特徴とする,請求項5,6又は7のいずれかに記載の基板の露光時における露光量又は焦点位置の変動による基板の処理への影響を低減する方法。
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