JP2006318909A - 一体型熱交換網を有する高温燃料電池システム - Google Patents

一体型熱交換網を有する高温燃料電池システム Download PDF

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Abstract

【課題】一体型熱交換網を有する高温燃料電池システムを提供する。
【解決手段】燃料電池システム(1)が提供される。燃料電池システム(1)は、燃料電池スタック(3)と、燃料電池スタックのカソード排気ストリームからの熱を用いて空気入口ストリームを加熱するようになされたカソード復熱交換器(33)と、燃料電池スタックのアノード排気ストリームからの熱を用いて空気入口ストリームを加熱するようになされた空気予熱熱交換器(39)とを含む。
【選択図】図2

Description

本発明は、一般に燃料電池、更に詳しくは、高温燃料電池システム及びそれらの運転に向けられる。
燃料電池は、燃料に蓄えられたエネルギーを電気エネルギーに高効率で変換することができる電気化学的装置である。高温燃料電池は、固体酸化物(固体電解質)型燃料電池及び溶融炭酸塩型燃料電池を含む。これらの燃料電池は、水素及び/又は炭化水素燃料を用いて稼働し得る。固体酸化物再生燃料電池等の燃料電池のクラスがあり、これはまた、酸化燃料が、入力としての電気エネルギーを用いて非酸化燃料に還元され得るように逆操作を許容する。
固体酸化物型燃料電池(SOFC)システム等の高温燃料電池システムにおいて、酸化流は、燃料電池のカソード側に通されるのに対し、燃料流は、燃料電池のアノード側に通される。酸化流は一般に空気であり、他方、燃料流は、一般に、炭化水素燃料源を改質することによって作り出された水素リッチガスである。典型的な温度750℃〜950℃で作動する燃料電池は、負の電荷を帯びた酸素イオンが、カソード流れストリームからアノード流れストリームへと移ることを可能にし、ここで、該イオンは、自由水素又は炭化水素分子における水素のいずれかと結合して水蒸気を形成するか、及び/又は、一酸化炭素と結合して二酸化炭素を形成する。負の電荷を帯びたイオンからの過剰電子は、アノードとカソード間に完成された電気回路を通って燃料電池のカソード側へと戻され、その結果、電流が該回路を流れる。
本発明の一側面によれば、燃料電池システムであって、燃料電池スタックと、燃料電池スタックのカソード排気ストリームからの熱を用いて空気入口ストリームを加熱するようになされるカソード復熱(熱回収)熱交換器と、燃料電池スタックのアノード排気ストリームからの熱を用いて空気入口ストリームを加熱するようになされる空気予熱熱交換器とを含むシステムが提供される。
一側面において、前記空気予熱熱交換器は、空気入口ストリームがまずアノード排気ストリームによって加熱され、次に、燃料電池スタックに供給される前にカソード排気ストリームによって加熱されるように、カソード復熱熱交換器の上流に配置される。
一側面によれば、前記カソード復熱熱交換器は、少なくとも200℃でカソード復熱熱交換器を出るカソード排気ストリームを提供するようになされ、燃料電池スタック及びカソード復熱熱交換器は、ホットボックス内部に配置され、また、空気予熱熱交換器、及び空気入口ストリームを供給する空気ブロワは、前記ホットボックス外部に配置される。
本発明の一側面によれば、燃料電池システムは、燃料電池スタックと、燃料電池スタックのカソード排気ストリームからの熱を用いて空気入口ストリームを加熱するための第1手段と、燃料電池スタックのアノード排気ストリームからの熱を用いて空気入口ストリームを加熱するための第2手段とを含む。
一側面によれば、前記第2手段は、空気入口ストリームがまずアノード排気ストリームによって加熱され、次に、燃料電池スタックに供給される前にカソード排気ストリームによって加熱されるように、前記第1手段の上流に配置される。
本発明の一側面によれば、燃料電池システムを稼働するための方法が提供される。該方法は、燃料電池スタックのアノード排気ストリームからの熱を用いて、燃料電池スタックに誘導されている空気入口ストリームを加熱する工程と、燃料電池スタックのカソード排気ストリームからの熱を用いて空気入口ストリームを加熱する工程とを含む。
一側面において、前記空気入口ストリームは、まずアノード排気ストリームによって加熱され、次に、燃料電池スタックに供給される前にカソード排気ストリームによって加熱される。
本発明の一側面によれば、燃料電池システムは、燃料電池スタックと、燃料電池スタックのカソード排気ストリームからの熱を用いて空気入口ストリームを加熱するための第1手段とを含む。カソード排気ストリームは、前記第1手段を出た後に少なくとも200℃の温度を有する。
更なる側面において、燃料電池スタックのアノード排気ストリームからの熱を用いて空気入口ストリームを加熱するための第2手段を含む。
更に別の側面において、前記カソード排気ストリームは、前記第1手段を出た後に約200℃〜約230℃の温度を有し、前記第2手段は、空気入口ストリームがまずアノード排気ストリームによって加熱され、次に、燃料電池スタックに供給される前にカソード排気ストリームによって加熱されるように、前記第1手段の上流に配置される。
本発明の一側面によれば、燃料電池システムを稼働する方法が提供される。該方法は、第1熱交換器に空気入口ストリームを供給する工程と、該空気入口ストリームを加熱するために第1熱交換器に燃料電池スタックのカソード排気ストリームを供給する工程であって、カソード排気ストリームが第1熱交換器を出た後に少なくとも200℃の温度を有する工程と、第1熱交換器から燃料電池スタックに空気入口ストリームを供給する工程とを含む。
更なる側面において、該方法は、燃料電池スタックのアノード排気ストリームからの熱を用いて前記空気入口ストリームを加熱する工程を更に含む。
本発明の他の目的、特徴及び利点は、付随の特許請求の範囲及び図面を含む明細書全体の検討から明らかとなろう。
SOFCを高い稼働温度に維持するため、燃料電池を出るアノード流れストリーム及びカソード流れストリームは、一般に、一連の復熱(熱回収)式熱交換器を通じて熱を入ってくる流れに移す。比較例において、これは、水素リッチリフォーメート(改質)流を発生させるため、炭化水素燃料の水蒸気改質のための蒸気を発生させるために液体水源に熱を移すプロセスを含み得る。
例えば、カソード熱は、カソード排気流れストリームから、入ってくるカソード空気へと回収するために(復熱のために)移され得、他方、アノード熱は、アノード排気から天然ガス等の入ってくる加湿された燃料へと部分的に回収するために移され、これは、蒸気リフォーマーを与える。アノード熱はまた、燃料を加湿するために該燃料中に供給されている水蒸気を発生させるために水に部分的に移される。更に、アノード排気中の水蒸気は、蒸気リフォーマーのための水源として全体的に又は部分的に役立つように回収され得る。
本発明者は次の点を発見した。すなわち、アノード(すなわち燃料側)排気ストリームが加湿された燃料を加熱するため及び水を蒸発(気化)させるために使用されるシステムの熱力学的解析によれば、燃料電池を出るアノード排気には、入ってくる加湿された燃料(すなわち水及び燃料)に移されるのに必要とされるよりも多くの利用可能なエネルギーが存在することが明らかとなった。しかしながら、アノード排気において利用できる熱及び供給に必要な熱の両方のかなり大きな部分は、潜熱の形態である。その結果、アノード排気には利用できる十分なエネルギーが存在するが、アノード排気ストリームから該排気ストリームと一又は複数の入ってくる流体とを分離する熱伝導面へと、かつ該熱伝達面から上記一又は複数の入ってくる流体へと対流によって熱が移される熱交換器によってアノード排気から水及び天然ガスへと熱を移す試みは、商業的に実用的ではないかもしれない。
上述した問題点は図1に例示され、これは、アノード排気及び水に対する温度対移った熱のグラフを示す。図1の状態は、水−ガスシフト反応器から蒸発器(すなわちベーパライザ)に入る400℃のアノード排気温度と、最小の過熱で水の完全な蒸発(気化)を遂行可能な仮定の向流(逆流)蒸発器とを想定している。
図1から分かるように、完全に飽和したアノード排気からの水蒸気の凝縮及び水の等温蒸発は、熱放出アノード排気の温度を、熱デューティの実質的な部分に対して、熱受入れ水の温度より下に低下させる(すなわち、約1,100から約1,750WのQ値に対して水カーブがアノード排気カーブより上に位置する。)。その結果、単に典型的な熱交換器を使用することによって流体間の必要な熱移動を実現することは、図1で想定した状態に対して実行可能ではないであろう。すなわち、典型的な熱交換器における熱の移動は、熱伝導分離材料の温度が、熱放出流体の局所的バルク流体温度を下回り、かつ熱受入れ流体の局所的バルク流体温度を上回ることを要求するためである。
従って、メタン改質に必要な蒸気量を満たすのに十分な水を蒸発させるため、追加の加熱源が必要とされ得、これは、6.5kW電気出力を有するシステムにおいて1.5kW程度にもなり得る。この追加の加熱源は、システム効率を低減する。
本発明者は、カソード(すなわち空気側)排気が、燃料中に供給されている水を蒸発させるために、及び/又は、該システム内に供給されている燃料を加熱するために使用され得ることを発見した。SOFC燃料電池システムにおける熱エネルギーの回収のためのこの別のアプローチを用いることにより、エンタルピーホイール等の物質移動装置又は追加の熱源を用いることなく、該排気ガスの全熱力学的ポテンシャルが燃料電池供給物の予熱のために回収され得る。しかしながら、この別のアプローチを利用するあるシステムにおいて、エンタルピーホイール等の物質移動装置又は追加の熱源を利用することが依然として望ましいかもしれない。カソード排気が燃料の加湿のために水を蒸発させるために使用されるか、及び/又は、入ってくる燃料を加熱するために使用されるシステムはまた、受動的に制御され得る。しかしながら、カソード排気が燃料の加湿のために水を蒸発させるため、及び/又は入ってくる燃料を加熱するために使用されるあるシステムにおいて、能動的制御を利用することが望ましいかもしれない。
図2及び3は、本発明の好ましい第1実施形態に従う燃料電池システム1を例示する。好ましくは、システム1は、固体酸化物燃料電池(SOFC)システム又は溶融炭酸塩型燃料電池システム等の高温燃料電池スタックシステムである。システム1は、燃料電池(すなわち放電)モード及び電気分解(すなわち充電)モードの両方で作動する、固体酸化物再生燃料電池(SORFC)システム等の再生システムであり得、又は、燃料電池モードにおいてのみ作動する非再生システムであり得る。
システム1は、一又は複数の高温燃料電池スタック3を含み得る。スタック3は、複数のSOFC、SORFC又は溶融炭酸塩型燃料電池を含み得る。各燃料電池は、電解質と、アノード室における電解質の一側部におけるアノード電極と、カソード室における電解質の他の側部におけるカソード電極とを含むと共に、分離板/電気接点、燃料電池ハウジング及び絶縁材等の他の構成要素を含む。燃料電池モードにおけるSOFC動作において、空気もしくは酸素ガス等の酸化剤は、カソード室に入るのに対し、水素燃料もしくは炭化水素燃料等の燃料はアノード室に入る。どのような適切な燃料電池設計及び構成要素材料も使用され得る。
システム1はまた、図2において燃料加湿器と名前が付けられた熱伝達装置5を含む。装置5は、燃料入口ストリームに供給されるべき水を蒸発させるために燃料電池スタック3のカソード排気から熱を移すように適合されると共に、燃料入口ストリームと蒸気(すなわち蒸発させられた水)とを混合させるように適合される。好ましくは、熱伝達装置5は、水蒸発器(すなわちベーパライザ)6を含み、該水蒸発器は、カソード排気ストリームからの熱を用いて水を蒸発させるように適合される。蒸発器6は、燃料電池スタック3のカソード排気出口9に連動的に接続された第1入力部7と、水源13に連動的に接続された第2入力部11と、スタック3の燃料入口17に連動的に接続された第1出力部15とを含む。熱伝達装置5はまた、燃料−蒸気混合器8を含み、混合器8は、図3に示すように、導管10を通って蒸発器6の第1出力部15から混合器8に供給される蒸気もしくは水蒸気と、燃料入口19から供給されるメタンもしくは天然ガス等の入力燃料とを混合する。
用語「連動的に接続され(operatively connected)」は、連動的に接続された複数構成要素が互いに直接的に又は間接的に接続され得ることを意味する。例えば、二つの構成要素が、流体(すなわち気体及び/又は液体)導管によって互いに直接的に接続され得る。あるいは、二つの(第1及び第2)構成要素は、流体ストリームが該システムの一又は複数の追加の構成要素を通って該第1構成要素と該第2構成要素との間を通過するように、互いに間接的に接続され得る。
システム1はまた、好ましくは改質器21及び燃焼器23を含む。改質器21は、炭化水素燃料を、水素含有反応生成物へと改質するように適合されると共に、該反応生成物を燃料電池スタック3へと供給するように適合される。燃焼器23は、好ましくは、改質器21に熱を供給するために改質器21と熱的に一体化される。燃料電池スタック3のカソード排気出口9は、好ましくは、燃焼器23の入口25に連動的に接続される。更に、炭化水素燃料源27も燃焼器23の入口25に連動的に接続される。
炭化水素燃料改質器21は、炭素含有及び自由水素含有燃料を形成するために炭化水素燃料を部分的に又は全体的に改質することができるどのような適切な装置であってもよい。例えば、燃料改質器21は、自由水素と炭素含有ガスとからなるガス混合物へと炭化水素ガスを改質することができるどのような適切な装置であってもよい。例えば、燃料改質器21は、天然ガス等の加湿されたバイオガスを改質して、自由水素、一酸化炭素、二酸化炭素、水蒸気を形成し得ると共に、随意的に、蒸気メタン改質(SMR)反応による未(非)改質バイオガスの残量を形成し得る。自由水素及び一酸化炭素は、次いで、燃料電池スタック3の燃料入口17へと供給される。好ましくは、燃料改質器21は、改質器21内の吸熱反応を支援し、またスタック3を冷却するため、燃料電池スタック3と熱的に一体化される。この文脈における用語「熱的に一体化され(thermally integrated)」は、燃料電池スタック3における反応からの熱が、燃料改質器21における正味吸熱性燃料改質を推進することを意味する。燃料改質器21は、該改質器及び燃料電池スタック3を同じホットボックス(熱軸箱)37内に及び/又は互いに熱的接触するように配置することにより、又は、該スタックを該改質器に接続する熱導管もしくは熱伝導材料を設けることにより、燃料電池スタック3と熱的に一体化され得る。
燃焼器23は、定常状態稼働中においてSMR反応を行うために補助的な熱を改質器21に供給する。燃焼器23は、改質器21と熱的に一体化されるどのような適切なバーナーであってもよい。燃焼器23は、入口25を通じて、天然ガス等の炭化水素燃料と、スタック3のカソード排気ストリーム等の酸化剤(すなわち、空気もしくは酸素含有ガス)とを受け入れる。しかしながら、カソード排気ストリーム以外に他の酸化剤源が燃焼器に供給され得る。燃料及びカソード排気ストリーム(すなわちホット空気)は、燃焼器内で燃焼され、改質器21を加熱するための熱を発生させる。燃焼室出口26は、燃焼された燃料成分と混合されたカソード排気を燃焼器から熱伝達装置5へと供給するため、熱伝達装置5の入口7に連動的に接続される。図示のシステム1は、熱伝達装置5において燃焼器を通過したカソード排気流を利用するが、あるシステムでは、熱伝達装置5において燃焼器を通過していないカソード排気流を利用することが望ましいかもしれない。
好ましくは、改質器21に対する補助熱は、該改質器の(ちょうど始動中ではなく)定常状態稼働中に稼働している燃焼器から、及び、スタック3のカソード排気ストリーム(すなわち空気)から供給される。更に好ましくは、燃焼器23は改質器21と直接接触し、また、スタック3のカソード排気は、追加の熱伝達を促進するため、カソード排気ストリームが改質器21と接触するか、及び/又は改質器21の周囲を回るように(改質器21を巻くように)設定される。これは、SMRに対する燃焼熱要求を低下させる。
好ましくは、改質器21は、熱伝達を支援するために燃焼器23と一又は複数のスタック3との間に挟まれる。改質器が熱を全く必要としない場合、燃焼器ユニットは熱交換器として機能する。従って、同じ燃焼器23が、システム1の始動運転及び定常状態運転の両方で使用され得る。
システム1はまた、燃料予熱熱交換器(すなわちアノード復熱装置)29を含み、該熱交換器は、スタック3のアノード排気出口31から出る燃料電池スタック3のアノード排気ストリームからの熱を用いて燃料入口ストリームを加熱するように適合される。システム1は、カソード復熱装置熱交換器33を更に含み、該熱交換器は、スタック3のカソード排気出口9を出るカソード排気ストリームからの熱を用いて、空気ブロワ35からの空気入口ストリームを加熱するように適合される。好ましくは、燃焼器23の出口26からの燃焼された燃料成分と混合されたカソード排気ストリームは、空気入口ストリームを加熱するためにカソード復熱装置33に供給される。燃焼された燃料成分と混合されたカソード排気ストリームは、次に、熱伝達装置5の蒸発器6に供給され、水を蒸気へと蒸発させ、該蒸気は、次いで、改質器21へと向かう燃料入口ストリームに供給される。
好ましくは、燃料電池スタック3、改質器21、燃焼器23、燃料予熱熱交換器29及びカソード復熱熱交換器33は、ホットボックス37内に配置される。好ましくは、カソード復熱熱交換器33は、熱交換器33を出るカソード排気ストリームの温度が、カソード排気ストリームからの熱の移動を介して熱伝達装置5が水を蒸気へと蒸発させることを可能するのに十分に高いことを保証するため、意図的に小型にされる。例えば、非常に好ましい一実施形態において、カソード復熱熱交換器は、カソード排気ストリームが少なくとも200℃、例えば約210℃等の200℃〜230℃といった温度でカソード復熱熱交換器を出るように、好ましくは、規定の(あらかじめ定められた)大きさよりも小さい大きさを有する。この非常に好ましい実施形態において、カソード排気ストリームは、少なくとも800℃、例えば約820℃等の約800℃〜約850℃といった温度でカソード復熱熱交換器33に入り得る。カソード復熱熱交換器33は、この非常に好ましい実施形態のために、約10〜12kW、例えば約11kW等の変換率を有するように意図的に小型にされる。対照的に、非常に好ましい実施形態のための普通の大きさの熱交換器は、約16kWの交換率を有し得る。非常に好ましい一実施形態に対して特定の温度及び熱交換率が記述されたが、出口及び入口温度及び熱交換率は、各特定用途の特定のパラメータに非常に依存することが理解されるべきである。従って、特許請求の範囲に特に記載されない限り、特定の出口及び入口温度又は熱交換率に対する限定は全く企図されないことが理解されるべきである。
システム1はまた、好ましくは空気予熱熱交換器39を含み、該熱交換器は、スタックアノード出口31から出るアノード排気ストリームからの熱を用いて、空気ブロワ35からの空気入口ストリームを予熱するように適合される。好ましくは、空気ブロワは、空気入口ストリームをシステム1内に供給し、該空気入口ストリームは、電気を発生させるために燃料電池スタック3に必要な空気の少なくとも2.5倍、例えば2.5〜6.5倍、好ましくは3〜4.5倍の量の空気からなる。例えば、ブロワ35は、空気入口ストリームを約50℃まで予熱し得る。わずかに予熱された入口空気ストリームは、次に、ブロワから空気予熱熱交換器39へと供給され、ここで、該ストリームは、約100℃〜約150℃まで、例えば約140℃等まで予熱される。この予熱された空気入口ストリームは、次いで、約100℃〜約150℃でカソード復熱熱交換器33に入り、該熱交換器33を約700℃〜約750℃、例えば約720℃で出る。予熱された空気入口ストリームは、カソード復熱熱交換器33に室温より高い温度で入るので、カソード排気ストリームは、熱交換器33を200℃を上回る温度で出ることができる。従って、空気予熱熱交換器39は、小型のカソード復熱熱交換器33の使用を許容するのに十分に空気入口ストリームを予熱し、これは、システム全体の製造コストを削減する。
空気入口ストリームが最初に空気予熱器39においてアノード排気ストリームによって加熱され、その後、カソード復熱装置33においてカソード排気ストリームによって加熱されるように、好ましくは、空気予熱器39は、ホットボックス37の外部でかつカソード復熱装置33の上流に配置される。従って、スタック3のカソード入口41に供給される空気入口ストリームは、スタック3からのアノード排気ストリーム及びカソード排気ストリームの両方によって加熱される。
システム1は、水ガスシフト反応器43を随意的に含み、該反応器は、燃料電池スタックアノード排気ストリーム中の水蒸気の少なくとも一部を自由水素に変換するように適合される。従って、反応器43の入口45は、スタックアノード出口31に連動的に接続され、また、反応器43の出口47は、空気予熱器39の入口49に連動的に接続される。水−ガスシフト反応器43は、燃料電池スタック3の燃料排気出口31を出る水の少なくとも一部を自由水素へと変換するどのような適切な装置であってもよい。例えば、反応器43は、アノード排気ストリーム中の一酸化炭素及び水蒸気の一部又は全部を二酸化炭素及び水素へと変換する触媒を含有する管もしくは導管を備え得る。該触媒は、酸化鉄もしくはクロム促進(添加)酸化鉄触媒(chromium promoted iron oxide catalyst)等の適切な触媒であり得る。
システム1はまた、凝縮器51を随意的に含み、該凝縮器51は、好ましくは、ヒートシンクとして周囲空気流を用いてアノード排気ストリーム中の水蒸気を液体水へと凝縮するように適合される。システム1はまた、アノード排気ストリームが凝縮器51を通過した後にアノード排気ストリームから水素を回収するように適合された水素回収システム53を随意的に含む。該水素回収システムは、例えば、圧力スイング吸着システム又は別の適切なガス分離システムであり得る。好ましくは、空気予熱器39は、凝縮器51の負荷を低減するためにアノード排気ストリームが凝縮器51に入る前にアノード排気ストリーム中の水蒸気を部分的に凝縮させる。従って、空気予熱器39の出口55は、凝縮器51の入口57に連動的に接続される。凝縮器51の第1出口59は、水から分離された水素及び他のガスを水素回収システム53へと供給する。凝縮器51の第2出口61は、随意の水浄化システム63へと水を供給する。浄化システム63からの水は、入口11を通じて熱伝達装置5の一部を備えた蒸発器6に供給される。
システム1はまた、燃料源27からの燃料入口ストリームの通路に配置される脱硫器65を随意的に含む。脱硫器65は、燃料入口ストリームから硫黄の一部もしくは全部を除去する。脱硫器65は、好ましくは、水素化硫黄含有天然ガスからCH4及びH2Sガスを生成するCo−Mo触媒又は他の適切な触媒等の触媒と、燃料入口ストリームからH2Sガスを除去するためのZnO又は他の適切な材料等の吸着剤床とを備えている。従って、硫黄が無いかもしくは硫黄が減らされた、メタンもしくは天然ガス等の炭化水素燃料が脱硫器65を出る。
本発明の好ましい実施形態に従うシステム1を稼働する方法が図2及び3を参照して記述される。
空気入口ストリームは、空気ブロワ35から導管101を通って空気予熱器39に供給される。空気入口ストリームは、水−ガスシフト反応器43から来るアノード排気ストリームと熱交換することにより、空気予熱器39内で予熱される。予熱された空気入口ストリームは、次に、導管103を通ってカソード復熱装置33に供給され、ここで、該空気入口ストリームは、カソード排気ストリームと熱交換することによって、より高い温度まで加熱される。該空気入口ストリームは、次いで、導管105を通ってスタック3のカソード入口41へと供給される。
該空気は、次に、スタック3のカソード出口9からカソード排気ストリームとして出る。該カソード排気ストリームは、導管107及び入口25を通って、改質器21の周囲を巻くように回り、燃焼器23の燃焼域に入る。脱硫された天然ガスもしくは別の炭化水素燃料も、追加の加熱のため、燃料入口27から導管109を通って燃焼器23の入口25に供給される。燃焼器23からの排気ストリーム(すなわちカソード排気ストリーム)は、次いで、導管111を通ってカソード復熱装置33に入り、ここで、入ってくる空気と熱交換する。
カソード排気ストリームは、次に、導管113を通って熱伝達装置5の蒸発器6に供給される。カソード排気ストリームに残った熱は、次いで、排気導管115を通って排出する前に、蒸気メタン改質のための水の蒸発のために蒸発器6内で抽出される。
燃料側において炭化水素燃料入口ストリームは、ガスタンクもしくは弁付き天然ガス管等の燃料源27から脱硫器65に入る。脱硫された燃料入口ストリーム(すなわち脱硫天然ガス)は、次に、導管117を通って熱伝達装置5の燃料混合器8に入る。混合器8内において、燃料は、蒸発器6からの浄化された蒸気と混合される。
蒸気/燃料混合物は、次いで、導管119を通って燃料予熱器29に供給される。蒸気/燃料混合物は、次に、導管121を通って改質器に入る前にアノード排気ストリームとの熱交換によって加熱される。リフォーメートは、次に、導管123を通って改質器21からスタック3のアノード入口17に入る。
スタックのアノード排気ストリームは、アノード出口31を出て、導管125を通って燃料予熱器29に供給され、ここで、入ってくる燃料/蒸気混合物を加熱する。ホットボックス37からのアノード排気ストリームは、次に、導管127を通って水ガスシフト反応器43に入る。反応器43からのアノード排気ストリームは、次いで、導管129を通って空気予熱器39に供給され、ここで、空気入口ストリームと熱交換する。アノード排気ストリームは、次に、導管131を通って凝縮器51に供給され、ここで、水がアノード排気ストリームから除去されて再利用もしくは廃棄される。例えば、該水は、導管133を通って水清浄器63に供給され得、ここから、導管135を通って蒸発器に供給され得る。あるいは、水は、送水管等の水入口137を通って清浄器63に供給され得る。水素リッチアノード排気は、次に、凝縮器51から導管139を通って水素浄化システム53に供給され、ここで、水素は、該ストリーム中の他のガスから分離される。該他のガスは、パージ導管141を通ってパージされ、他方、水素は、他の利用もしくは貯蔵のために導管143を通って供給される。
従って、上述したように、システム1における流体ストリームは、いくつかの異なる位置で熱交換する。カソード排気ストリームは、蒸気メタン改質器21の周囲を回るようにされ、改質に必要な吸熱反応の熱を供給する。次いで、改質のための全体的な熱要求を満たすため、天然ガスもしくは他の炭化水素燃料が、燃焼器23を通過するカソード排気ストリームに必要に応じて直接加えられる。燃焼器23を出る高温排気(カソード排気ストリーム及び燃焼された燃料成分を含み、「カソード排気ストリーム」と称される)からの熱は、カソード復熱装置33において、入ってくるカソード空気(すなわち空気入口ストリーム)に回収される。燃料電池スタック3のアノード側を出るアノード排気ストリームからの熱は、最初に、燃料予熱器29において、入ってくるアノード供給物(すなわち燃料入口ストリーム)に回収され、次いで、空気予熱器39において、入ってくるカソード供給物(すなわち空気入口ストリーム)に回収される。
好ましくは、空気ブロワ35から燃料電池スタック3に供給される空気は、スタックを冷却するため、及び、スタックによって作り出された熱を取り去るため、燃料電池反応に必要な化学量論的量(理論量)を超えて供給される。空気流対化学量論的量の典型的な比率は4を上回り、例えば4.5〜6等、好ましくは約5である。これは、アノードガス(すなわち燃料)よりも実質上高いカソード空気の質量流量につながる。従って、カソード排気ストリームが空気入口ストリームを加熱するだけなら、カソード排気ストリームと空気入口ストリームとの間で移される熱の量は、アノード排気ストリームと燃料入口ストリームとの間で移される熱の量よりも一般に約3倍分だけはっきりと高い。
本発明者は、カソード排気ストリームから回収される熱の全部を入ってくる空気へと直接移す代わりに、システム1が、カソード排気ストリームの熱の一部のみを入ってくる空気入口ストリームに移して、利用可能なカソード排気ストリームの熱の残りを、蒸発器6内における水の完全な蒸発のために使用することを発見した。
従って、空気入口ストリームは、適切な燃料電池温度まで加熱される前に、空気予熱器39においてアノード排気ストリームにより予熱される。この予熱は、空気入口ストリームがカソード復熱装置33に入る際に十分に高い温度を有することを保証し、復熱装置33が、空気入口ストリームの温度を適切な燃料電池温度まで上げることができる点を確実にする。
図4及び5は、一分析実施形態の場合の、蒸発器6(すなわち水蒸気器)及び空気予熱器39それぞれでの流体温度対移った熱のグラフを示す。図4及び5のグラフから理解され得るように、図1に示される熱力学的クロスオーバー(交差)は除去される。これは、追加の燃料を消費する湿気交換器もしくは追加のヒーターの必要性を取り除く。
熱交換器において、「温度アプローチ(温度接近)」は、熱交換器内のいずれかの位置における二つの流体ストリーム間の最小温度差として定義される。図4及び5から分かるように、両熱交換器(すなわち、蒸発器6及び空気予熱器39)は、二相域が始める地点において、熱交換器のいずれの端部からも離れて位置する、非常に小さい温度アプローチを有する。各熱交換器において温度アプローチを最大にすることが有利である。その理由は、流体間の熱移動の速度(レートもしくは割合)が、該ストリーム間の局所的(局部)温度差が減少するにつれて低下し、必要な熱を移動させるためにより大きな熱交換器を必要することにつながるからである。
全カソード空気予熱の内のカソード復熱装置33において生じる部分が低減されるなら、温度アプローチは蒸発器6において増長する。しかしながら、温度アプローチは空気予熱器39において減少する。逆に、全カソード空気予熱の内のカソード復熱装置33において生じる部分が増加するなら、温度アプローチは空気予熱器39において増長する。しかしながら、温度アプローチは蒸発器6において減少する。蒸発器6及び空気予熱器39の両方における温度アプローチを最大にするため、カソード復熱装置33内において移されるべき、総カソード熱デューティの内のある最適な割合が存在する。
本発明者はまた、水を蒸発させるためにカソード排気ストリームを用いることにより、蒸発器6を出る蒸気における過熱量は、該蒸発器に入るカソード排気ストリームの温度及び質量流量に非常に影響され(反応し)やすいことを発見した。これは、図6から理解され得、該図は、結果として生じる加湿された天然ガスの温度におけるカソード排気ストリーム質量流の4.5%の増加の影響(インパクトもしくは効果)(蒸発器へのカソード排気ストリームの温度は変化しない)を示す。
このカソード排気ストリーム流量のわずかな増加のために、燃料予熱器29に入る加湿された天然ガスの温度は、28℃だけ高まることが分かる。この温度の上昇は、燃料予熱器を出るより高いアノード排気ストリーム温度を結果としてもたらし、続いて、水ガスシフト反応器43を出ると共に空気予熱器39に入るより高い(アノード排気ストリーム)温度をもたらす。これは、次に、カソード空気予熱の増加につながり、これは、蒸発器6に入るカソード排気ストリームの温度を上昇させる傾向にあり、これにより、問題を悪化させる。入口空気流量が制御されない限り、加湿された天然ガスの温度は徐々に上昇し続け、システム安定性の問題をもたらす。従って、カソード空気(すなわち入口空気)の流量は、これがシステム1を制御する主要な手段の一つであるため、制御される必要がある。
好ましい第2実施形態において、蒸発器6を通じてカソード排気流量を制御するために、(該カソード排気バイパスを通って)カソード排気ストリームのほんの一部が進路を変更され得る、調整可能なカソード排気バイパスを蒸発器6の周囲に有することにより、上述した潜在的な安定性の問題は低減もしくは除去され得る。この解決策は、流体流量の能動(アクティブ)制御を使用する。
好ましい第3実施形態において、上述した潜在的な安定性の問題を低減もしくは除去するために、追加の監視及び制御の必要性を伴うことなく、受動的なアプローチが使用される。発明者は、燃料予熱器29に入る加湿された天然ガスの温度が、温度ピンチ(温度の切り詰めもしくは締め付け(a temperature pinch))を通じて蒸発器における過熱の増長の可能性を制限することにより、カソード排気ストリームの流量及び/又は温度の変化に比較的影響を受けにくいようになされ得ることを発見した。
図7は、上記好ましい第3実施形態のシステムの熱交換器部分を例示する。該好ましい第3実施形態のシステムの他の部分は、図2及び3に示した好ましい第1実施形態のものと同様である。
図7に示すように、蒸発器6を通る水流の方向は、蒸発器6を通るカソード排気ストリームの流れと、向流ではなく並流(並行)である。蒸発器6における温度アプローチを二相流領域の始まりに配置させるのでななく、これが、蒸発器6の熱伝達領域の端部に移され、ここで、温度アプローチは、ゼロもしくはほぼゼロに近い値へと「ピンチ(pinch)」する(切り詰めもしくは締め付ける。)。この地点の後、該両ストリーム間の熱伝達は全く生じず、また、該二流体は、共通の温度でもしくはこれに近い温度で出る。カソード排気ストリームの流量は、カソード排気ストリームの熱容量が、水における完全蒸気性(完全蒸気品質(full vapor quality))を実現するのに十分であることを保証するため、わずかに増やされる必要があり得る。該水(すなわち蒸気)は、次いで、いくらかの過熱量を有して蒸発器6を出る。蒸発器6を出るカソード排気ストリームは、次に、第2燃料予熱器67において天然ガス等の燃料を予熱するために用いられ得る。カソード排気ストリームに比べて燃料入口ストリームが非常に低い流量を有するので、100%の実効(有効)熱伝達を達成すること、及び、蒸発器を出る水蒸気及びカソード排気ストリームと同じ温度まで燃料入口ストリームを予熱することは、かなり容易である。
従って、図7に示すように、好ましい第3実施形態のシステムはまた、第2燃料予熱器67を含む。燃料予熱器67は、燃料電池スタック3のカソード排気出口9に連動的に接続された第1入力部69と、燃料源27に連動的に接続された第2入力部71と、燃料入口導管17に連動的に接続された第1出力部73とを含む。第2燃料予熱器67は、燃料電池スタックのカソード排気ストリームから燃料電池スタック3に供給されている燃料入口ストリームへと熱を移すように適合される。好ましい第3実施形態における蒸発器6は、カソード排気ストリーム及び水が同じ方向に流れるようになされる並流すなわち「共通(共同)流(co-flow)」蒸発器を備え、また、該蒸発器の出力部は、カソード排気ストリームが蒸発器6から第2燃料予熱器67へと流れるように、燃料予熱器67の入口に連動的に接続される。
従って、水及びカソード排気ストリームは、好ましくは、蒸発器の同じ側に供給され、互いに並行に流れる。水は、蒸発器6において蒸気に変換され、蒸気/燃料混合器8に供給される。カソード排気ストリームは、蒸発器から第2燃料予熱熱交換器67に供給され、ここで、入口燃料流を加熱し、該入口燃料流は、次いで、混合器8及び第1燃料予熱熱交換器(アノード復熱装置29)を通ってスタック3に供給される。
好ましい第3実施形態のシステムは、カソード排気ストリームの温度及び質量流における変化に対して実質上影響を受けない。図8は、一分析実施形態では、アノード復熱装置(すなわち第1燃料予熱器)29に入る加湿された天然ガスの温度が、好ましい第3実施形態のシステムにおけるカソード排気ストリーム質量流の6.8%の増加のため、7℃未満だけ高まることを示す。このような小さい温度上昇は、上述した温度の徐々の上昇を引き起こさないであろうし、そのため、入口空気及び/又はカソード排気ストリーム流の能動的制御を必要とすることなくシステムの安定性をもたらす。
従って、本発明の上記好ましい実施形態において、水はカソード排気ストリームからの熱を用いて蒸発させられる。空気熱交換器(すなわちカソード復熱装置)は、該ホットストリームが少なくとも200℃、例えば200℃〜230℃等の高温で該熱交換器を出るように(平均よりも)小型とされる。空気は、蒸気メタン改質のために必要な水の蒸発のために十分な排熱を有するように、2.5以上の化学量論(理論量)で該システムに供給される。燃料電池スタックの発電に応じて、好ましくは2.5〜6.5倍、更に好ましくは3〜4.5倍の量の空気が燃料電池スタックに供給される。カソード復熱装置に入る入口空気は、カソード復熱装置にかかる負荷を低減するため、アノード排気ストリームを用いて空気予熱器において予熱される。アノード排気ストリームからの水は、アノード凝縮器の負荷を低減するため、空気予熱器において一部凝縮される。
図9を参照して、燃料加湿器5は、好ましくは、一体型組立体200の形態で与えられる。該組立体は、単一の一体型ユニットとして、水蒸発器6と、燃料予熱器67等の燃料加熱器もしくは燃料予熱器と、燃料/蒸気混合器8とを含む。混合器8は、水蒸発器6から蒸気を受け入れるために水蒸発器6に接続されると共に、燃料加熱器67から加熱された燃料を受け入れるために燃料加熱器67に接続される。水蒸発器6は、好ましくは水流路202を含み、水流路202は、図示のシステムにおいてカソード排気ガス流路である熱移送流体流路204と熱伝達関係にある。他方、燃料加熱器は、これもまた熱移送流体流路204と熱伝達関係にある燃料流路206を含み、熱移送流体流路204はまた、図示のシステムのためのカソード排気ガス流路204である。燃料/蒸気混合器8は、水流路202から蒸気を受け入れるために水流路202に接続されると共に、燃料流路206から加熱された燃料を受け入れるために燃料流路206に接続される。図9から分かるように、燃料予熱器67は、好ましくは、熱移送流体流路204について(該路に対して)水蒸発器6の下流に配置される。しかしながら、ある用途において、燃料予熱器67が熱移送流体流路204について水蒸発器6の上流に配置されることが望ましいかもしれない。
図10を参照して、好ましい一実施形態において、水流路202は、好ましくは、複数の平行水流通路210を含み、燃料流路206は、複数の平行燃料流通路212を含み、また、熱移送流体流路204は、複数の平行熱移送流体流通路214を含む。熱移送流体流通路214は、水蒸発器6において水流通路210と交互配置され、また、燃料加熱器67において燃料流通路212と交互配置される。図10を更に参照して、燃料蒸気混合器8は、好ましくは、水流通路210及び燃料流通路212のすべてに接続されるマニホルド又はプレナム216の形態である。
各水流通路210は、液体圧力低下入口領域220を含むことが好ましく、該領域220は、全水流通路210に対する水流の適切な分配の保証を支援するため、水流通路210の残部222よりも大きい圧力低下を与える。しかしながら、領域220は好ましいが、ある用途において、水流通路210にそのような領域220が無いことが望ましいかもしれない。
各領域220が224で概略的に示される断熱層によって熱移送流体流路206から熱的に絶縁されることも好ましい。断熱層224は、圧力低下入口領域220への熱の伝導を減らすように働き、好ましくは、領域220における水流のいかなる蒸発をも防ぐかもしくは制限する。
図9及び10の両方に示されるように、水流及び熱移送流体流は、一体型組立体200を通じて並流関係を有し、この利点は既述しており、また、温度ピンチにより関連システムに安定性を与えること、及び、熱移送流体における流量の変化並びに温度変化に対して該システムが影響されにくくすることを含む。並流構成が好ましいが、ある用途において、流れが向流関係を与えるように配列されることが望ましいかもしれない。該向流関係は、ことによると、並流関係すなわちより高い加湿燃料出口温度と比べて、熱移送流体流に対してより低い流量及び/又は入口温度を許容し得る。
図11は、一体型燃料加湿器組立体200の好ましい一実施形態を示す。この実施形態は、いわゆる積重ね(積層/スタック)板構造を利用し、また、複数の熱移送流体板もしくはフレーム230と交互配置される複数の水/燃料板もしくはシート228を含む。各水/燃料板は、水流通路210の一つ及び燃料流通路212の一つを形成し、また、各熱移送流体板230は、熱移送流体通路214の一つを形成する。
各水/燃料板228は、水/燃料混合室232を更に含む。該混合室232は、通路210及び212からそれぞれ蒸気及び加熱された燃料を受け入れるため、該両通路に対して開放する。各熱移送流体板230はまた、水/燃料混合室234を含み、該混合室234は、熱移送流体流通路214から閉ざされる。室232及び234は、板228及び230のすべてを通じて延びる水/燃料混合プレナム216を形成するように整列される。
各水/燃料板228は、一組の熱移送流体バイパス開口238及び240を更に含む。該バイパス開口238及び240は、水/燃料板228において通路210及び212に対して閉じている。各板228における開口238及び240は、熱移送流体板230における熱移送流体流通路214の両端部とそれぞれ整列され、熱移送流体入口マニホルド242及び熱移送流体出口マニホルド244をそれぞれ形成する。これらマニホルドは、板228及び230のすべてを通じて延びて、熱移送流体を通路214内及び外にそれぞれ誘導する。
各水/燃料板228はまた、入口開口246を含み、該開口246は、互いに整列すると共に、各熱移送流体板230における水バイパス開口250と整列し、板228及び230のすべてを通じて延びる水入口マニホルド252を形成する。
各熱移送流体板は燃料バイパス開口254を含み、該開口254は、室232とは反対側で各水/燃料板228における燃料流通路212の端部と整列され、燃料入口プレナムもしくはマニホルド256を形成する。該マニホルド256は、板228及び230のすべてを通じて延び、各通路212に燃料を供給する。
組立体200はまた、積重ね板構造として知られているように、それぞれの流通路を互いにシールするために各板228及び230間に交互配置される分離シート260を含む。各分離シート260は、開口262、264、268、270及び272を有し、これら開口は、室232及び234、バイパス開口238、バイパス開口240、水入口開口246及びバイパス開口250、及び燃料バイパス開口254とそれぞれ整列されて対応する。
組立体200はまた、一組の端板280及び282を含み、該端板は、板228及び230とシート260を挟み、組立体200を液密態様でシールする。端板280は、熱移送流体入口継手もしくはポート284を含み、該ポート284は、熱移送流体入口マニホルド242と整列されて、ここに熱移送流体を誘導する。端板280はまた、加湿燃料出口継手もしくはポート286を含み、ポート286は、開口とは反対側で、通路210及び212に対する開口とは反対側における水/燃料混合プレナム216の端部で該プレナム216と整列されて、プレナム216から加湿された燃料を誘導する。端板282は、水入口継手もしくはポート288を含み、該ポート288は、水流を水マニホルド252へと供給するために該マニホルド252と整列される。端板282はまた、燃料入口継手もしくはポート290を含み、該ポート290は、燃料流を燃料マニホルド256へと供給するために該マニホルド256と整列される。端板282は更に、熱移送流体出口継手もしくはポート292を含み、該ポート292は、熱移送流体を出口マニホルド244から誘導するために該マニホルド244と整列される。
図12から最も良く分かるように、通路210は、水入口開口246から水/燃料混合室232へと延びる連続的なスロットによって形成され、該スロットは、板228の両面に対して開放している。同様に、燃料通路212は、燃料入口マニホルド256から水/燃料混合室232へと延びる連続的なスロットによって形成され、該スロットもまた、水/燃料板228の両面に開放している。両図11及び12を参照して、通路210の減圧領域220は、比較的狭いスロット幅の密なサーペンタイン(蛇行)パターンで形成されるスロットの一部によって形成され、これは、曲がりくねった(蛇行)流路を共に提供する。水通路210は、スロットのより開放した領域へと続き、ここで水の蒸発が生じる。この点に関して、圧力低下領域220に隣接するスロットの初期長(最初の長さ部分)は、水流が圧力低下領域220から流通路210の残部222へと移動する際の該水流の分離を避けるため、狭まった幅を有する。通路210は、室232へと延びる際に更に広くなる。
図12に最も良く示されるように、各水/燃料板228はまた、スリットもしくはスロット300の形態の断熱層224を含む。該スロット300は、圧力低下領域220と水流通路210の残部222との間において圧力低下入口領域220の全長にわたって延びる。図11に見られるように、各熱移送流体板230は、対応するスリットもしくはスロット302を含み、各分離シート260は、対応するスリットもしくはスロット304を含み、また、各端板282は、対応するスリットもしくはスロット306を含む。全スリット300、302、304、306は、スタック全体にわたって整列され、該スタックを通じて延び、かつ大気に開放するプレナム308を形成する。既述したように、断熱層224は、圧力低下入口領域220への熱の伝導を最小化するように働き、好ましくは、水流が圧力低下領域220において液相のままであることを保証するため、圧力低下領域220における水流のいかなる蒸発をも防ぐかもしくは制限する。これは次の理由で望ましい。すなわち、水が蒸発することを許容された場合、圧力低下入口領域220の細い通路において高い圧力低下が作り出され得、かつ該圧力低下が優勢となり得るためである。断熱層224は好ましいが、ある用途において、組立体200に断熱層224を有しないことが望ましいかもしれない。
図11及び12の両方から分かるように、流路210は、通路214における熱移送流体流と全体的に並流関係にて水流を誘導するが、水路214における熱移送流体流に対して局所的に交差流を与えるようにサーペンタイン構造で形成される。これにより、望ましい並流関係を依然として与えながら、水への熱伝達を高める。
好ましくは、各流通路214は拡張された面を含み、これらは、図示の実施形態において、フィンもしくは撹拌器インサート310の形態で示される。該フィンもしくは撹拌器インサートについては、多くの適切な種類のものが知られている。拡張面は流通路210及び212内にも設けられ得るが、図示の実施形態には示されない。
図13を参照すれば、水/燃料板組312が、水流通路210を形成するための別の一実施形態を例示するために示される。板組312の各板314、316は、複数の個別的なスロット318を含み、これらスロットは、水流通路210を形成するため、向かい合う板における対応する個別的なスロット318部分の上に重なるように配置される。水は、水/燃料混合器8へと流入するまで、板314、316の一方のスロット318の一つから、他方の板314、316の対応するスロット318へと流れ、次いで、上記対応するスロット318から最初の板314、316における第2の対応するスロット318へと戻る等する。この実施形態における圧力低下領域220は、スロット318群の内の比較的狭い幅で長さが短い多数のスロットによって形成され、これにより、流れ方向の多数の変化を必要とし、また、曲がりくねった流路を与える。図13の特定のスロット配列では、水流通路210は、三つの平行脚部320に分けられるが、このような構成は随意的であり、各用途の要求に非常に依存することが理解されるべきである。また、適切な形状及び寸法の複数の板組312が、図11及び12に示す実施形態における水/燃料板228に置き換えられ得ることも認識されるべきである。
図11〜13に関連して組立体200のための二つの好ましい実施形態が例示され記述されたが、例えば、板及びバー型構造、延伸(深絞り加工した)カップ構造、入れ子(ネスト)構造、個別的な熱伝達管を組み込む構造等を含むどのような適切な熱交換器構造も組立体200を形成するために利用され得ることが理解されるべきである。使用される熱交換器構造の特定のタイプは、一体型加湿器組立体200が使用されるシステムの特定の要求に非常に依存することも認識されるべきである。この点に関して、一体型燃料加湿器組立体200は、燃料電池システム1と関連して本明細書中に記述されたが、該一体型燃料加湿器組立体は、他の多くのタイプのシステムにおいて使用を見出し得、特許請求の範囲に明確に記載されない限り、燃料電池システムに対する限定を全く企図していない点が理解されるべきである。
一体型組立体200は、特定用途のためにいかなる適切な材料を利用しても製造され得るが、燃料電池システム1に使用される場合、シート260及び板228、230、280及び282は、ステンレス鋼もしくは別の適切な耐食合金から形成されることが好ましく、また、別の適切な耐食鑞付け合金を用いてニッケル鑞付けもしくは鑞付けされることが好ましい。
本発明の以上の記述は例示及び説明の目的で提供された。開示された正確な形態に対して完全であることもしくは本発明を限定することは全く企図されない。また、変更及び変形が上記教示に照らしてあり得、又は、変更及び変形が本発明の実施から要求され得る。上記記述は、本発明の原理及び実際的用途を説明するために選択された。本発明の範囲は特許請求の範囲及びその均等範囲によって定義されることが企図される。
比較例のシステムにおける流体流に対する温度対熱のグラフである。 本発明の好ましい第1実施形態に従う燃料電池システムの概略図であり、システム構成要素及び流れ図である。 本発明の好ましい第1実施形態に従う燃料電池システムの概略図であり、燃料電池システムのための熱交換器ネットワークの概略を示す。 本発明の好ましい実施形態のシステムにおけるいろいろな流体流に対する温度対熱のグラフである。 本発明の好ましい実施形態のシステムにおけるいろいろな流体流に対する温度対熱のグラフである。 本発明の好ましい実施形態のシステムにおけるいろいろな流体流に対する温度対熱のグラフである。 本発明の好ましい第3実施形態の燃料電池システムのための熱交換器ネットワークの概略図を示す。 本発明の好ましい実施形態のシステムにおけるいろいろな流体流に対する温度対熱のグラフである。 本発明の一体型燃料加湿器組立体のいくぶん概略的な図を示す。 図9の組立体の流路を例示するいくぶん概略的な図である。 図9の組立体の一実施形態の一部分解斜視図である。 図11の組立体の熱交換器板の平面図である。 図9の組立体の一実施形態に使用するための熱交換器板組の一部分解斜視図である。
符号の説明
1 燃料電池システム
3 高温燃料電池スタック
5 熱伝達装置
6 水蒸発器
8 燃料−蒸気混合器
21 改質器
23 燃焼器
29 燃料予熱熱交換器(アノード復熱装置)
33 カソード復熱装置熱交換器
37 ホットボックス
39 空気予熱熱交換器
43 水ガスシフト反応器
51 凝縮器
67 第2燃料予熱器

Claims (15)

  1. 燃料電池システムであって、
    燃料電池スタックと、
    燃料電池スタックのカソード排気ストリームからの熱を用いて空気入口ストリームを加熱するようになされるカソード復熱熱交換器と、
    燃料電池スタックのアノード排気ストリームからの熱を用いて空気入口ストリームを加熱するようになされる空気予熱熱交換器とを備えたシステム。
  2. 前記空気予熱熱交換器は、空気入口ストリームがまずアノード排気ストリームによって加熱され、次に、燃料電池スタックに供給される前にカソード排気ストリームによって加熱されるように、カソード復熱熱交換器の上流に配置される請求項1のシステム。
  3. 前記カソード復熱熱交換器は、少なくとも200℃でカソード復熱熱交換器を出るカソード排気ストリームを提供するようになされ、
    燃料電池スタック及びカソード復熱熱交換器は、ホットボックス内部に配置され、
    空気予熱熱交換器、及び空気入口ストリームを供給する空気ブロワは、前記ホットボックス外部に配置される請求項2のシステム。
  4. 燃料電池システムであって、
    燃料電池スタックと、
    燃料電池スタックのカソード排気ストリームからの熱を用いて空気入口ストリームを加熱するための第1手段と、
    燃料電池スタックのアノード排気ストリームからの熱を用いて空気入口ストリームを加熱するための第2手段とを備えたシステム。
  5. 前記第2手段は、空気入口ストリームがまずアノード排気ストリームによって加熱され、次に、燃料電池スタックに供給される前にカソード排気ストリームによって加熱されるように、前記第1手段の上流に配置される請求項4のシステム。
  6. 前記第1手段は、少なくとも200℃で第1手段を出るカソード排気ストリームを提供するための手段であり、
    燃料電池スタック及び前記第1手段は、ホットボックス内部に配置され、
    前記第2手段はホットボックス外部に配置される請求項5のシステム。
  7. 燃料電池システムを稼働する方法であって、
    燃料電池スタックのアノード排気ストリームからの熱を用いて、燃料電池スタックに誘導されている空気入口ストリームを加熱する工程と、
    燃料電池スタックのカソード排気ストリームからの熱を用いて空気入口ストリームを加熱する工程とを含む方法。
  8. 前記空気入口ストリームは、まずアノード排気ストリームによって加熱され、次に、燃料電池スタックに供給される前にカソード排気ストリームによって加熱される請求項7の方法。
  9. 前記カソード排気ストリームは、空気入口ストリームの加熱後に少なくとも200℃の温度を有する請求項8の方法。
  10. 燃料電池システムであって、
    燃料電池スタックと、
    燃料電池スタックのカソード排気ストリームからの熱を用いて空気入口ストリームを加熱するための第1手段とを備え、
    カソード排気ストリームは、前記第1手段を出た後に少なくとも200℃の温度を有するシステム。
  11. 燃料電池スタックのアノード排気ストリームからの熱を用いて空気入口ストリームを加熱するための第2手段を更に備えた請求項10のシステム。
  12. 前記カソード排気ストリームは、前記第1手段を出た後に約200℃〜約230℃の温度を有し、
    前記第2手段は、空気入口ストリームがまずアノード排気ストリームによって加熱され、次に、燃料電池スタックに供給される前にカソード排気ストリームによって加熱されるように、前記第1手段の上流に配置される請求項11のシステム。
  13. 燃料電池システムを稼働する方法であって、
    第1熱交換器に空気入口ストリームを供給する工程と、
    該空気入口ストリームを加熱するために第1熱交換器に燃料電池スタックのカソード排気ストリームを供給する工程であって、カソード排気ストリームが第1熱交換器を出た後に少なくとも200℃の温度を有する工程と、
    第1熱交換器から燃料電池スタックに空気入口ストリームを供給する工程とを含む方法。
  14. 燃料電池スタックのアノード排気ストリームからの熱を用いて前記空気入口ストリームを加熱する工程を更に含む請求項13の方法。
  15. 前記カソード排気ストリームは、前記第1熱交換器を出た後に約200℃〜約230℃の温度を有し、
    前記空気入口ストリームは、まずアノード排気ストリームによって加熱され、次に、燃料電池スタックに供給される前にカソード排気ストリームによって加熱される請求項14の方法。
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