JP2006318705A - 電磁開閉装置の操作回路 - Google Patents

電磁開閉装置の操作回路 Download PDF

Info

Publication number
JP2006318705A
JP2006318705A JP2005138775A JP2005138775A JP2006318705A JP 2006318705 A JP2006318705 A JP 2006318705A JP 2005138775 A JP2005138775 A JP 2005138775A JP 2005138775 A JP2005138775 A JP 2005138775A JP 2006318705 A JP2006318705 A JP 2006318705A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switch
circuit
auxiliary
coil
state
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005138775A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4558575B2 (ja
Inventor
Hiroshi Iwamoto
啓 岩本
Yoshihiro Ikeno
吉廣 池野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Systems Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Systems Co Ltd filed Critical Fuji Electric Systems Co Ltd
Priority to JP2005138775A priority Critical patent/JP4558575B2/ja
Publication of JP2006318705A publication Critical patent/JP2006318705A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4558575B2 publication Critical patent/JP4558575B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Keying Circuit Devices (AREA)

Abstract

【課題】 電磁開閉装置の開発及び製作コストを下げること。
【解決手段】 電磁接触器の内部回路を機械ラッチ式の1種類から成る構成とし、外部回路を投入遮断用補助リレー52Zの常開接点形と常閉接点形を利用して、内部回路における開閉器を投入状態とする投入コイル52Cと、開閉器を遮断状態とする引き外しコイル52Hとを動作させる常時励磁式の構成とする。これによって1種類の電磁開閉装置で2種類の運転方式に対応するようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電気機器及びその制御盤、配電盤などに適用される電磁接触器等の電磁開閉装置の操作回路に関する。
図7は、従来の電磁接触器の常時励磁式操作回路の一例を示す回路図である。但し、図中の一点鎖線枠内は電磁接触器の本体内部の内部回路であり、それ以外は電磁接触器の外部に構成される外部回路となる。他の図においても同様である。
常時励磁式操作回路は、電気的に投入状態を保持する回路であり、商用交流電源端子R,Tに間に、通常スイッチ開状態となっている常開接点形の始動用押釦スイッチ5a1と、通常スイッチ閉状態となっている常閉接点形の停止用押釦スイッチ5b1と、投入用補助リレーMCX1との3つが直列に接続され、始動用押釦スイッチ5a1に並列に投入用補助リレーMCX1の常開接点MCX1a3が接続され、更に、電磁接触器内の整流装置SI1にて交流電源から変換された直流電源が供給される制御電源端子P,Nの間に、投入用補助リレーMCX1の常開接点MCX1a1及びMCX1a2と、投入用コイルMCC1と、常開限時動作接点形の補助スイッチMCb1との4つが直列に接続され、また、投入用コイルMCC1と並列に保持用コイルMCHが接続されて構成されている。
このような構成において、電磁接触器投入時は、始動用押釦スイッチ5a1の押圧を条件に投入用補助リレーMCX1が動作し、この動作によって常開接点MCX1a3が閉状態となって自己保持する。
同時に、投入用補助リレーMCX1の動作によって常開接点MCX1a1及びMCX1a2が閉動作し、投入用コイルMCC1及び保持用コイルMCHが励磁されて動作する。これによって電磁接触器が始動した後は、補助スイッチMCb1が開状態に動作し、これによって投入用コイルMCC1が不動作となる。
また、電磁接触器停止時は、停止用押釦スイッチ5b1の引圧を条件に投入用補助リレーMCX1が不動作となり、これによって常開接点MCX1a1及びMCX1a2が開動作するので、動作中の保持用リレーMCHが不動作となって電磁接触器が停止する。
図8は、従来の電磁接触器の機械ラッチ式操作回路の一例を示す回路図である。機械ラッチ式操作回路は、機械的に投入状態を保持する回路であり、商用交流電源端子R,Tの間に、常開接点形の始動用押釦スイッチ5a2と、常閉限時接点形の補助スイッチMCb2と、投入用補助リレーMCX2とが直列に接続され、始動用押釦スイッチ5a2に並列に投入用補助リレーMCX2の常開接点MCX2a3が接続され、更に、電磁接触器内の整流装置SI2で交流電源から変換された直流電源が供給される制御電源端子P,Nの間に、投入用補助リレーMCX2の常開接点MCX2a1及びMCX2a2と、投入用MCC2との3つが直列に接続され、更に、常開接点形の停止用押釦スイッチ5b2と、常開接点形の補助スイッチMCa1と、引き外しコイルMCTとの3つが直列に接続されて構成されている。
このような構成において、電磁接触器投入時は、始動用押釦スイッチ5a2の押圧を条件に投入用補助リレーMCX2が動作し、この動作によって常開接点MCX2a3が閉状態となって自己保持する。
同時に、投入補助リレーMCX2の動作によって常開接点MCX2a1及びMCX2a2が閉動作し、これによって投入用コイルMCC2が励磁されて動作する。
また、電磁接触器停止時は、停止用押釦スイッチ5b2の押圧を条件に、補助スイッチMCa1を介して引き外しコイルMCTに制御電源が供給されて引き外し動作を行い、これによって電磁接触器本体が停止する。
この種の従来の電磁接触器の操作回路として、例えば特許文献1,2,3,4に記載のものがある。
特開平6−119861号公報 特開平8−222088号公報 特開平10−275549号公報 特開平11−4532号公報
しかし、従来の開閉器である電磁接触器の操作回路においては、常時励磁式が電気的に投入状態を保持するのに対して、機械ラッチ式は機械的に投入状態を保持するので、各運転方式の適用に応じて電磁接触器の内部回路の構成が異なる。このため、電磁接触器の外部回路でも運転方式が常時励磁式と機械ラッチ式とでは異なる。
このため、電磁接触器の開発及び製作に当たっては、内部回路及び外部回路共に、常時励磁式と機械ラッチ式との2種類の構造を開発及び製作しなければならないので、電磁接触器の開発及び製作コストが高くなるという問題がある。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、電磁開閉装置の開発及び製作コストを下げることができる電磁開閉装置の操作回路を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1による電磁開閉装置の操作回路は、内部回路に機械的に投入状態を保持する開閉器を有し、当該開閉器を、内部回路の投入コイルにより投入状態とし、内部回路の引き外しコイルにより遮断状態とする投入遮断制御を行う電磁開閉装置の操作回路において、無停電直流電源からの制御電圧が供給される端子間に、前記開閉器を投入状態とするスイッチのオン操作時に励磁状態となり、前記開閉器を遮断状態とするスイッチのオフ操作時に励磁状態が解除される投入遮断用リレー回路を接続し、同端子間に、前記投入遮断用リレー回路の励磁状態を受けて前記投入コイルを励磁させ、この励磁にて前記開閉器が投入状態となった後、前記投入コイルの励磁を解除する第1の補助スイッチ回路を介して前記投入コイルを接続し、同端子間に、前記投入遮断用リレー回路の励磁解除時に前記引き外しコイルを励磁させ、この励磁にて前記開閉器が遮断状態となった後、前記引き外しコイルの励磁を解除する第2の補助スイッチ回路を介して前記引き外しコイルを接続して成ることを特徴とする。
この構成によれば、電磁開閉装置本体の構成が機械ラッチ式で、運転方式が電気的に投入状態を保持する常時励磁式の電磁開閉装置となるので、1種類の電磁開閉装置で2種類の運転方式に対応することが可能となる。従って、従来のように電磁開閉装置の内部回路及び外部回路共に、常時励磁式と機械ラッチ式との2種類の構成を開発及び製作しなければならないことと比較すると、その開発及び製作コストを大幅に下げることができる。
また、本発明の請求項2による電磁開閉装置の操作回路は、請求項1において、前記開閉器の投入状態を受けて励磁状態となるリレーを有し、このリレーの励磁状態を受けて前記投入コイルの励磁を解除し、前記開閉器の遮断状態を受けてそのリレーの励磁状態を解除する第3の補助スイッチ回路を、前記第1の補助スイッチ回路と組み合わせて前記端子間に接続したことを特徴とする。
この構成によれば、上記請求項1の操作回路に、更に投入コイルの励磁を解除する第3の補助スイッチ回路を設けることによって、その励磁を2重に解除するようにしたので、投入コイルの励磁を確実に解除することができる。
また、本発明の請求項3による電磁開閉装置の操作回路は、請求項2において、前記開閉器の投入状態を受けて励磁状態となるリレーを有し、このリレーの励磁状態を受けて前記投入コイルの励磁を解除し、前記開閉器の遮断状態を受けてそのリレーの励磁状態を解除する第4の補助スイッチ回路を開閉器の外部回路に配設し、この配設された第4の補助スイッチ回路を前記第1及び第3の補助スイッチ回路と組み合わせて前記端子間に接続したことを特徴とする。
この構成によれば、上記請求項2の操作回路に、更に投入コイルの励磁を解除する第4の補助スイッチ回路を外部回路に設けることによって、その励磁を3重に解除するようにしたので、投入コイルの励磁を、より確実に解除することができる。
また、本発明の請求項4による電磁開閉装置の操作回路は、内部回路に機械的に投入状態を保持する開閉器を有し、当該開閉器を、内部回路の投入コイルにより投入状態とし、内部回路の引き外しコイルにより遮断状態とする投入遮断制御を行う電磁開閉装置の操作回路において、交流電圧が供給される交流端子間に、前記開閉器を投入状態とするスイッチのオン操作時に励磁状態となり、前記開閉器を遮断状態とするスイッチのオフ操作時に励磁状態が解除される投入遮断用リレー回路を接続し、前記交流端子間に接続された整流器にて変換された直流電圧が供給される直流端子間に、前記投入遮断用リレー回路の励磁状態を受けて前記投入コイルを励磁させ、この励磁にて前記開閉器が投入状態となった後、前記投入コイルの励磁を解除する第1の補助スイッチ回路を介して前記投入コイルを接続し、前記整流器と前記直流端子との間に、当該整流器にて変換された直流電圧を蓄電する蓄電器を接続し、前記直流端子間に、前記投入遮断用リレー回路の励磁解除時に前記引き外しコイルを励磁させ、この励磁にて前記開閉器が遮断状態となった後、前記引き外しコイルの励磁を解除する第2の補助スイッチ回路を介して前記引き外しコイルを接続して成ることを特徴とする。
この構成によれば、制御電源が交流電源の場合に、停電等の原因で交流電源が遮断されても蓄電器に蓄電された電圧によって開閉器を遮断させることができる。つまり、従来技術であれば、開閉器が投入状態で停電した場合、開閉器がその投入状態のままとなっており、停電復旧時にそのまま開閉器を介して電磁接触器に接続された電気機器に電源が供給され、機器が不要に動作して危険を招いたり、破損に至ったりする不具合があった。しかし、本発明では、停電時でも上記のように開閉器を遮断することができるので、先の不具合を解消することができる。
また、本発明の請求項5による電磁開閉装置の操作回路は、請求項4において、前記開閉器の投入状態を受けて励磁状態となるリレーを有し、このリレーの励磁状態を受けて前記投入コイルの励磁を解除し、前記開閉器の遮断状態を受けてそのリレーの励磁状態を解除する第3の補助スイッチ回路を、前記第1の補助スイッチ回路と組み合わせて前記端子間に接続したことを特徴とする。
この構成によれば、制御電源が交流電源の場合に、停電等の原因で交流電源が遮断されても蓄電器に蓄電された電圧によって開閉器を遮断させることができ、更に、投入コイルの励磁を2重の解除動作によって確実に解除することができる。
また、本発明の請求項6による電磁開閉装置の操作回路は、請求項5において、前記開閉器の投入状態を受けて励磁状態となるリレーを有し、このリレーの励磁状態を受けて前記投入コイルの励磁を解除し、前記開閉器の遮断状態を受けてそのリレーの励磁状態を解除する第4の補助スイッチ回路を開閉器の外部回路に配設し、この配設された第4の補助スイッチ回路を前記第1及び第3の補助スイッチ回路と組み合わせて前記端子間に接続したことを特徴とする。
この構成によれば、制御電源が交流電源の場合に、停電等の原因で交流電源が遮断されても蓄電器に蓄電された電圧によって開閉器を遮断させることができ、更に、投入コイルの励磁を3重の解除動作によって確実に解除することができる。
以上説明したように本発明によれば、電磁開閉装置の開発及び製作コストを下げることができるという効果がある。
また、投入コイルの励磁を2重に解除するようにしたので、例えば一方の解除動作によって投入コイルの励磁解除を行わない場合でも、他方の解除動作でその励磁解除を行うことができ、これによって投入コイルの励磁を確実に解除することができるという効果がある。
これに加え、投入コイルの励磁を外部回路にて解除することによって、その励磁を3重に解除するようにしたので、内部回路での2つの解除動作によって投入コイルの励磁が解除されない場合でも、外部回路にてその励磁を確実に解除することができるという効果がある。
また、制御電源が交流電源の場合に、停電等の原因で交流電源が遮断されても蓄電器に蓄電された電圧によって開閉器を遮断させることができるという効果がある。これによって、従来技術であれば、開閉器が投入状態で停電した場合、開閉器がその投入状態のままとなっており、停電復旧時にそのまま開閉器を介して電磁接触器に接続された電気機器に電源が供給され、機器が不要に動作して危険を招いたり、破損に至ったりする不具合があった。しかし、本発明では、停電時でも上記のように開閉器を遮断することができるので、先の不具合を解消することができるという効果がある。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。但し、本明細書中の全図において相互に対応する部分には同一符号を付し、重複部分においては後述での説明を適時省略する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る電磁接触器の操作回路の構成を示す図である。但し、図中の一点鎖線枠内は電磁接触器の本体内部の内部回路であり、それ以外は外部回路となる。他の図においても同様である。
第1の実施の形態の電磁接触器の操作回路の特徴は、電磁接触器の内部回路を機械ラッチ式の1種類から成る構成とし、外部回路を投入用リレーの常開接点形と常閉接点形を利用して、内部回路における開閉器を閉状態(投入状態)とする投入コイルと、開閉器を開状態(遮断状態)とする引き外しコイルとを動作させる常時励磁式の構成としたことにある。但し、開閉器は、電磁石の電磁力により投入状態又は投入状態から遮断状態となるものであり、その投入及び遮断制御を操作回路で行うようになっている。
図1に示すように、本電磁接触器の操作回路は、無停電直流電源(図示せず)の制御電源端子P,N間に、常開接点の始動用押釦スイッチ5aと、常閉接点の停止用押釦スイッチ5bと、制御電圧の印加により動作する投入遮断用補助リレー52Zとを直列に接続し、始動用押釦スイッチ5aに投入遮断用補助リレー52Zの補助a接点52Za1を並列に接続し、更に、投入遮断用補助リレー52Zの常開接点52Za2と、開閉器補助b接点LSと、開閉器常閉接点52b1と、開閉器投入コイル52Cと、開閉器常閉接点52b2とを直列に接続し、更に、投入遮断用補助リレー52Zの補助b接点52Zb1と、開閉器常開接点52a1と、開閉器の引き外しコイル52Hとを直列に接続して構成されている。
なお、始動用押釦スイッチ5aと、常閉接点の停止用押釦スイッチ5bと、投入遮断用補助リレー52Zと、補助a接点52Za1とで投入遮断用リレー回路が構成されている。
また、常開接点52Za2と、開閉器補助b接点LSと、開閉器常閉接点52b1と、開閉器投入コイル52Cと、開閉器常閉接点52b2とで第1の補助スイッチ回路が構成されている。
更に、補助b接点52Zb1と、開閉器常開接点52a1と、引き外しコイル52Hとで第2の補助スイッチ回路が構成されている。
このような構成の第1の実施の形態による電磁接触器の操作回路の動作を説明する。
まず、電磁接触器投入時は、制御電源端子P,Nに制御電圧を供給した後、外部回路の始動用押釦スイッチ5aを押圧すると、投入遮断用補助リレー52Zが励磁動作し、この動作によって補助a接点52Za1が閉状態となって自己保持する。
同時に、補助a接点52Za2も閉状態となって自己保持するので、開閉器補助b接点LS、開閉器補助b接点52b1,52b2を介して制御電圧が投入コイル52Cに印加され、これによって投入コイル52Cが励磁され、この励磁動作によって開閉器が投入状態となる。つまり、内部回路において機械的に投入状態が保持される。
このように開閉器が投入状態となった直後、開閉器補助b接点52b1,52b2が開状態となって投入コイル52Cの励磁が解除される。この解除がなされても開閉器の投入状態は保持されたままである。
また、投入遮断用補助リレー52Zが励磁状態になっているので補助b接点52Zb1が開状態となり、開閉器が投入状態になっているので開閉器補助a接点52a1が閉状態となっている。
次に、電磁接触器遮断時は、停止用押釦スイッチ5bを引圧すると、自己保持されている投入遮断用補助リレー52Zの励磁が解除され、この解除によって補助b接点52Zb1が閉状態となる。これによって、開閉器補助a接点52a1を介して引き外しコイル52Hに制御電圧が印加されるので、引き外しコイル52Hが励磁され、この励磁動作によって投入状態の開閉器が遮断状態となる。
この遮断状態によって開閉器補助a接点52a1が開状態となり、引き外しコイル52Hの励磁が解除される。
このように第1の実施の形態の電磁接触器の操作回路は、電磁接触器の内部回路を機械ラッチ式の1種類から成る構成とし、外部回路を投入遮断用補助リレー52Zの常開接点形と常閉接点形を利用して、内部回路における開閉器を投入状態とする投入コイル52Cと、開閉器を遮断状態とする引き外しコイル52Hとを動作させる常時励磁式の構成とした。
これによって、電磁接触器本体の構成が機械ラッチ式で、運転方式が常時励磁式の電磁接触器となるので、1種類の電磁接触器で2種類の運転方式に対応することが可能となる。従って、従来のように電磁接触器の内部回路及び外部回路共に、常時励磁式と機械ラッチ式との2種類の構成を開発及び製作しなければならないことと比較すると、その開発及び製作コストを大幅に下げることができる。
(第2の実施の形態)
図2は、本発明の第2の実施の形態に係る電磁接触器の操作回路の構成を示す図である。
図2に示す電磁接触器の操作回路が図1に示した操作回路と異なる点は、投入コイル52Cを励磁及びこの励磁を解除する回路に、更に投入コイル52Cの励磁を解除する回路を接続することによって、その励磁を2重に解除するようにしたことにある。
このために、図2に示すように、図1の操作回路に、互いに直列接続した開閉器補助a接点52a2及び投入コイル引き外し用リレー52Yを、補助a接点52Za2と開閉器補助b接点LS間と、制御電源端子Nとの間に接続し、更に、開閉器補助b接点LSと開閉器補助b接点52b1との間に、投入コイル引き外し用リレー52Yの補助b接点52Yb1を接続して操作回路を構成した。
なお、開閉器補助a接点52a2と、投入コイル引き外し用リレー52Yと、補助b接点52Yb1とで第3の補助スイッチ回路が構成されている。また、開閉器補助a接点52a2が故障した場合の安全性向上のために補助a接点52Ya1を、開閉器補助a接点52a2に対して並列に接続した。
このような構成の第2の実施の形態による電磁接触器の操作回路の動作を説明する。
まず、電磁接触器投入時は、制御電源端子P,Nに制御電圧を供給した後、始動用押釦スイッチ5aを押圧すると、投入遮断用補助リレー52Zが励磁動作し、この動作によって補助a接点52Za1が閉状態となって自己保持する。
同時に、補助a接点52Za2も閉状態となって自己保持するので、開閉器補助b接点LS、補助b接点52Yb1、開閉器補助b接点52b1,52b2を介して制御電圧が投入コイル52Cに印加され、これによって投入コイル52Cが励磁され、この励磁動作によって開閉器が投入状態となる。
このように開閉器が投入状態となった直後、開閉器補助b接点52b1,52b2が開状態となると共に、開閉器補助a接点52a2が閉状態となり、この閉状態によって投入コイル引き外し用リレー52Yに制御電圧が印加されて当該リレー52Yが励磁される。この励磁によって補助b接点52Yb1が開状態となる。つまり、開閉器が投入状態となった直後、開閉器補助b接点52b1,52b2及び補助b接点52Yb1が開状態となるので、投入コイル52Cの励磁が解除される。この解除がなされても開閉器の投入状態は保持されたままである。
また、投入遮断用補助リレー52Zが励磁状態になっているので補助b接点52Zb1が開状態となり、開閉器が投入状態になっているので開閉器補助a接点52a1,52a2が閉状態となっている。
次に、電磁接触器遮断時は、停止用押釦スイッチ5bを引圧すると、自己保持されている投入遮断用補助リレー52Zの励磁が解除され、この解除によって補助b接点52Zb1が閉状態となる。これによって、開閉器補助a接点52a1を介して引き外しコイル52Hに制御電圧が印加されるので、引き外しコイル52Hが励磁され、この励磁動作によって投入状態の開閉器が遮断状態となる。
この遮断状態によって開閉器補助a接点52a1,52a2が開状態となり、引き外しコイル52H及び投入コイル引き外し用リレー52Yの励磁が解除される。
このように第2の実施の形態の電磁接触器の操作回路は、上記第1の実施の形態の操作回路に、更に投入コイル52Cの励磁を解除する回路を設けることによって、その励磁を2重に解除するようにしたことにある。これによって、例えば開閉器補助b接点52b1,52b2が動作不良などの原因によって開状態とならない場合でも、補助b接点52Yb1が開状態となるので、投入コイル52Cの励磁を確実に解除することができる。言い換えれば、投入コイル52Cの励磁を解除する動作の信頼性を向上させることができる。また、上記第1の実施の形態と同様の効果を得ることもできる。
(第3の実施の形態)
図3は、本発明の第3の実施の形態に係る電磁接触器の操作回路の構成を示す図である。
図3に示す電磁接触器の操作回路が図2に示した操作回路と異なる点は、投入コイル52Cの励磁を解除する回路を更に外部回路に設けることによって、その励磁を3重に解除するようにしたことにある。
即ち、外部回路において、制御電源端子P,N間に開閉器補助a接点52a3と投入コイル引き外し用リレー52Xを直列に接続し、また、補助a接点52Za2と、開閉器補助a接点52a2及び開閉器補助b接点LSの接続点との間に、投入コイル引き外し用リレー52Xの補助b接点52Xb1を接続して操作回路を構成した。
なお、開閉器補助a接点52a3と、投入コイル引き外し用リレー52Xとで第4の補助スイッチ回路が構成されている。
このような構成の第3の実施の形態による電磁接触器の操作回路の動作を説明する。
まず、電磁接触器投入時は、制御電源端子P,Nに制御電圧を供給した後、始動用押釦スイッチ5aを押圧すると、投入遮断用補助リレー52Zが励磁動作し、この動作によって補助a接点52Za1が閉状態となって自己保持する。
同時に、補助a接点52Za2も閉状態となって自己保持するので、補助b接点52Xb1、開閉器補助b接点LS、補助b接点52Yb1、開閉器補助b接点52b1,52b2を介して制御電圧が投入コイル52Cに印加され、これによって投入コイル52Cが励磁され、この励磁動作によって開閉器が投入状態となる。
このように開閉器が投入状態となった直後、開閉器補助b接点52b1,52b2が開状態となると共に、開閉器補助a接点52a2が閉状態となり、この閉状態によって投入コイル引き外し用リレー52Yに制御電圧が印加されて当該リレー52Yが励磁される。この励磁によって補助b接点52Yb1が開状態となる。
これと同時に、開閉器補助a接点52a3が閉状態となり、この閉状態によって投入コイル引き外し用リレー52Xに制御電圧が印加されて当該リレー52Xが励磁される。この励磁によって補助b接点52Xb1が開状態となる。
つまり、開閉器が投入状態となった直後、開閉器補助b接点52b1,52b2と、補助b接点52Yb1と、補助b接点52Xb1とが開状態となるので、投入コイル52Cの励磁が解除される。この解除がなされても開閉器の投入状態は保持されたままである。
また、投入遮断用補助リレー52Zが励磁状態になっているので補助b接点52Zb1が開状態となり、開閉器が投入状態になっているので開閉器補助a接点52a1,52a2,52a3が閉状態となっている。
次に、電磁接触器遮断時は、停止用押釦スイッチ5bを引圧すると、自己保持されている投入遮断用補助リレー52Zの励磁が解除され、この解除によって補助b接点52Zb1が閉状態となる。これによって、開閉器補助a接点52a1を介して引き外しコイル52Hに制御電圧が印加されるので、引き外しコイル52Hが励磁され、この励磁動作によって投入状態の開閉器が遮断状態となる。
この遮断状態によって開閉器補助a接点52a1,52a2,52a3が開状態となり、引き外しコイル52H、投入コイル引き外し用リレー52Y及び52Xの励磁が解除される。
このように第3の実施の形態の電磁接触器の操作回路は、上記第2の実施の形態の操作回路に、更に外部回路に投入コイル52Cの励磁を解除する回路を設けることによって、その励磁を3重に解除するようにしたことにある。これによって、例えば内部回路における投入コイル52Cの励磁解除用の回路が、動作不良などの原因によって開状態とならない場合でも、外部回路における補助b接点52Xb1が開状態となるので、投入コイル52Cの励磁を確実に解除することができる。言い換えれば、投入コイル52Cの励磁を解除する動作の信頼性をより向上させることができる。また、上記第1の実施の形態と同様の効果を得ることもできる。
(第4の実施の形態)
図4は、本発明の第4の実施の形態に係る電磁接触器の操作回路の構成を示す図である。
図4に示す電磁接触器の操作回路の特徴は、図1に示した操作回路において電磁接触器の制御電源が商用交流電源の場合に、停電等の原因で交流電源が遮断された際に蓄電器C1を利用して電磁接触器を遮断させるようにした点にある。
即ち、この電磁接触器の操作回路は、商用交流電源端子R,T間に、常開接点の始動用押釦スイッチ5aと、常閉接点の停止用押釦スイッチ5bと、商用電圧の印加により動作する投入遮断用補助リレー52Zとを直列に接続し、始動用押釦スイッチ5aに投入遮断用補助リレー52Zの補助a接点52Za1を並列に接続する。更に、整流器D1にて交流電源から変換された直流電源が供給される制御電源端子P,Nの間に、投入遮断用補助リレー52Zの常開接点52Za2と、開閉器補助b接点LSと、開閉器常閉接点52b1と、開閉器投入コイル52Cと、開閉器常閉接点52b2とを直列に接続する。更に、商用交流電源端子R,T間に整流器D2を接続し、この整流器D2にて変換された直流電圧を抵抗器を介してコンデンサに蓄電する蓄電器C1を備え、この蓄電器C1に蓄電された直流電源が供給される制御電源端子P,Nの間に、投入遮断用補助リレー52Zの補助b接点52Zb1と、開閉器常開接点52a1と、開閉器の引き外しコイル52Hとを直列に接続して構成されている。
このような構成の第4の実施の形態による電磁接触器の操作回路の動作を説明する。
まず、電磁接触器投入時は、商用交流電源端子R,Tに交流電圧が供給されている状態で、外部回路の始動用押釦スイッチ5aを押圧すると、投入遮断用補助リレー52Zが励磁動作し、この動作によって補助a接点52Za1が閉状態となって自己保持する。
同時に、整流器D1で変換された直流電圧が印加されている補助a接点52Za2も閉状態となって自己保持するので、開閉器補助b接点LS、開閉器補助b接点52b1,52b2を介して制御電圧が投入コイル52Cに印加され、これによって投入コイル52Cが励磁され、この励磁動作によって開閉器が投入状態となる。つまり、内部回路において機械的に投入状態が保持される。
このように開閉器が投入状態となった直後、開閉器補助b接点52b1,52b2が開状態となって投入コイル52Cの励磁が解除される。この解除がなされても開閉器の投入状態は保持されたままである。
一方、商用交流電源端子R,Tに交流電圧が供給されている状態なので蓄電器C1には所定容量の電荷が蓄電されており、この蓄電された直流電源が制御電源端子P,Nに供給されている。この制御電源端子P,N間に接続された補助b接点52Zb1は、投入遮断用補助リレー52Zが励磁状態になっているので開状態となっており、また、開閉器が投入状態になっているので開閉器補助a接点52a1が閉状態となっている。
次に、電磁接触器遮断時は、停止用押釦スイッチ5bを引圧すると、自己保持されている投入遮断用補助リレー52Zの励磁が解除され、この解除によって補助b接点52Zb1が閉状態となる。これによって、開閉器補助a接点52a1を介して引き外しコイル52Hに制御電源端子P,N間の制御電圧が印加されるので、引き外しコイル52Hが励磁され、この励磁動作によって投入状態の開閉器が遮断状態となる。この遮断状態によって開閉器補助a接点52a1が開状態となり、引き外しコイル52Hの励磁が解除される。
一方、開閉器が投入状態の場合に、商用交流電源端子R,T間に供給されている商用交流電源が何らかの原因で停電したとする。この停電の場合でも制御電源端子P,N間には蓄電器C1に蓄電された電圧が供給状態となっている。
従って、停電によって、商用交流電源端子R,T間に接続され、それまで自己保持されていた投入遮断用補助リレー52Zは、励磁が解除されるので、この解除によって補助b接点52Zb1が閉状態となる。これによって、開閉器補助a接点52a1を介して引き外しコイル52Hに制御電源端子P,N間の制御電圧が印加されるので、引き外しコイル52Hが励磁され、この励磁動作によって投入状態の開閉器が遮断状態となる。この遮断状態によって開閉器補助a接点52a1が開状態となり、引き外しコイル52Hの励磁が解除される。
このように第4の実施の形態の電磁接触器の操作回路は、電磁接触器の制御電源が商用交流電源の場合に、停電等の原因で交流電源が遮断されても蓄電器C1に蓄電された電圧によって電磁接触器の開閉器を遮断させるようにした。
ここで、従来技術であれば、開閉器が投入状態で停電した場合、開閉器がその投入状態のままとなっており、停電復旧時にそのまま開閉器を介して電磁接触器に接続された電気機器に電源が供給され、機器が不要に動作して危険を招いたり、破損に至ったりする不具合があった。
しかし、本電磁接触器の操作回路では、停電時でも上記のように開閉器を遮断することができるので、先の不具合を解消することができる。また、上記第1の実施の形態と同様の効果を得ることもできる。
(第5の実施の形態)
図5は、本発明の第5の実施の形態に係る電磁接触器の操作回路の構成を示す図である。
図5に示す電磁接触器の操作回路の特徴は、図4に示した操作回路において、投入コイル52Cを励磁及びこの励磁を解除する回路に、更に投入コイル52Cの励磁を解除する回路を接続することによって、その励磁を2重に解除するようにしたことにある。
この2重に解除するために、図5に示すように、互いに直列接続した開閉器補助a接点52a2及び投入コイル引き外し用リレー52Yを、補助a接点52Za2と開閉器補助b接点LS間と、制御電源端子Nとの間に接続し、更に、開閉器補助b接点LSと開閉器補助b接点52b1との間に、投入コイル引き外し用リレー52Yの補助b接点52Yb1を接続して操作回路を構成した。
このような構成の第5の実施の形態による電磁接触器の操作回路の動作を説明する。
まず、電磁接触器投入時は、商用交流電源端子R,Tに交流電圧が供給されている状態で、始動用押釦スイッチ5aを押圧すると、投入遮断用補助リレー52Zが励磁動作し、この動作によって補助a接点52Za1が閉状態となって自己保持する。
同時に、整流器D1で変換された直流電圧が印加されている補助a接点52Za2も閉状態となって自己保持するので、開閉器補助b接点LS、補助b接点52Yb1、開閉器補助b接点52b1,52b2を介して制御電圧が投入コイル52Cに印加され、これによって投入コイル52Cが励磁され、この励磁動作によって開閉器が投入状態となる。
このように開閉器が投入状態となった直後、開閉器補助b接点52b1,52b2が開状態となると共に、開閉器補助a接点52a2が閉状態となり、この閉状態によって投入コイル引き外し用リレー52Yに制御電圧が印加されて当該リレー52Yが励磁される。この励磁によって補助b接点52Yb1が開状態となる。つまり、開閉器が投入状態となった直後、開閉器補助b接点52b1,52b2及び補助b接点52Yb1が開状態となるので、投入コイル52Cの励磁が解除される。この解除がなされても開閉器の投入状態は保持されたままである。
また、投入遮断用補助リレー52Zが励磁状態になっているので補助b接点52Zb1が開状態となり、開閉器が投入状態になっているので開閉器補助a接点52a1,52a2が閉状態となっている。
次に、電磁接触器遮断時は、停止用押釦スイッチ5bを引圧すると、自己保持されている投入遮断用補助リレー52Zの励磁が解除され、この解除によって補助b接点52Zb1が閉状態となる。これによって、開閉器補助a接点52a1を介して引き外しコイル52Hに制御電圧が印加されるので、引き外しコイル52Hが励磁され、この励磁動作によって投入状態の開閉器が遮断状態となる。この遮断状態によって開閉器補助a接点52a1,52a2が開状態となり、引き外しコイル52H及び投入コイル引き外し用リレー52Yの励磁が解除される。
一方、開閉器が投入状態の場合に、商用交流電源が停電した場合でも制御電源端子P,N間には蓄電器C1に蓄電された電圧が供給状態となっている。
従って、停電によって、それまで自己保持されていた投入遮断用補助リレー52Zは、励磁が解除されるので、この解除によって補助a接点52Za2が開状態となって投入コイル52Cの回路系統は制御電源端子P,Nから切り離される。
同時に、補助b接点52Zb1が閉状態となることによって、開閉器補助a接点52a1を介して引き外しコイル52Hに制御電源端子P,N間の制御電圧が印加されるので、引き外しコイル52Hが励磁され、この励磁動作によって投入状態の開閉器が遮断状態となる。この遮断状態によって開閉器補助a接点52a1が開状態となり、引き外しコイル52Hの励磁が解除される。
このように第5の実施の形態の電磁接触器の操作回路は、上記第4の実施の形態の操作回路に、更に投入コイル52Cの励磁を解除する回路を設けることによって、その励磁を2重に解除するようにしたことにある。これによって、上記第4の実施の形態と同様の効果を得ることができ、更に、例えば開閉器補助b接点52b1,52b2が動作不良などの原因によって開状態とならない場合でも、補助b接点52Yb1が開状態となるので、投入コイル52Cの励磁を確実に解除することができる。言い換えれば、投入コイル52Cの励磁を解除する動作の信頼性を向上させることができる。
(第6の実施の形態)
図6は、本発明の第6の実施の形態に係る電磁接触器の操作回路の構成を示す図である。
図6に示す電磁接触器の操作回路の特徴は、図5に示した操作回路において、投入コイル52Cの励磁を解除する回路を更に外部回路に設けることによって、その励磁を3重に解除するようにしたことにある。
この3重に解除するために、図6に示すように、外部回路において、制御電源端子P,N間に開閉器補助a接点52a3と投入コイル引き外し用リレー52Xを直列に接続し、また、補助a接点52Za2と、開閉器補助a接点52a2及び開閉器補助b接点LSの接続点との間に、投入コイル引き外し用リレー52Xの補助b接点52Xb1を接続して操作回路を構成した。
このような構成の第6の実施の形態による電磁接触器の操作回路の動作を説明する。
まず、電磁接触器投入時は、商用交流電源端子R,Tに交流電圧が供給されている状態で、始動用押釦スイッチ5aを押圧すると、投入遮断用補助リレー52Zが励磁動作し、補助a接点52Za1が閉状態となって自己保持する。
同時に、整流器D1で変換された直流電圧が印加されている補助a接点52Za2も閉状態となって自己保持するので、補助b接点52Xb1、開閉器補助b接点LS、補助b接点52Yb1、開閉器補助b接点52b1,52b2を介して制御電圧が投入コイル52Cに印加され、これによって投入コイル52Cが励磁され、この励磁動作によって開閉器が投入状態となる。
このように開閉器が投入状態となった直後、開閉器補助b接点52b1,52b2が開状態となると共に、開閉器補助a接点52a2が閉状態となり、この閉状態によって投入コイル引き外し用リレー52Yに制御電圧が印加されて当該リレー52Yが励磁される。この励磁によって補助b接点52Yb1が開状態となる。
これと同時に、開閉器補助a接点52a3が閉状態となり、この閉状態によって投入コイル引き外し用リレー52Xに制御電圧が印加されて当該リレー52Xが励磁される。この励磁によって補助b接点52Xb1が開状態となる。
つまり、開閉器が投入状態となった直後、開閉器補助b接点52b1,52b2と、補助b接点52Yb1と、補助b接点52Xb1とが開状態となるので、投入コイル52Cの励磁が解除される。この解除がなされても開閉器の投入状態は保持されたままである。
また、投入遮断用補助リレー52Zが励磁状態になっているので補助b接点52Zb1が開状態となり、開閉器が投入状態になっているので開閉器補助a接点52a1,52a2,52a3が閉状態となっている。
次に、電磁接触器遮断時は、停止用押釦スイッチ5bを引圧すると、自己保持されている投入遮断用補助リレー52Zの励磁が解除され、この解除によって補助b接点52Zb1が閉状態となる。これによって、開閉器補助a接点52a1を介して引き外しコイル52Hに制御電圧が印加されるので、引き外しコイル52Hが励磁され、この励磁動作によって投入状態の開閉器が遮断状態となる。この遮断状態によって開閉器補助a接点52a1,52a2,52a3が開状態となり、引き外しコイル52H、投入コイル引き外し用リレー52Y及び52Xの励磁が解除される。
一方、開閉器が投入状態の場合に、商用交流電源が停電した場合でも制御電源端子P,N間には蓄電器C1に蓄電された電圧が供給状態となっている。
従って、停電によって、それまで自己保持されていた投入遮断用補助リレー52Zは、励磁が解除されるので、この解除によって補助a接点52Za2が開状態となって投入コイル52Cの回路系統は制御電源端子P,Nから切り離される。
同時に、補助b接点52Zb1が閉状態となることによって、開閉器補助a接点52a1を介して引き外しコイル52Hに制御電源端子P,N間の制御電圧が印加されるので、引き外しコイル52Hが励磁され、この励磁動作によって投入状態の開閉器が遮断状態となる。この遮断状態によって開閉器補助a接点52a1が開状態となり、引き外しコイル52Hの励磁が解除される。
このように第6の実施の形態の電磁接触器の操作回路は、上記第5の実施の形態の操作回路に、更に外部回路に投入コイル52Cの励磁を解除する回路を設けることによって、その励磁を3重に解除するようにしたことにある。これによって、上記第5の実施の形態と同様の効果を得ることができ、更に、例えば内部回路における投入コイル52Cの励磁解除用の回路が、動作不良などの原因によって開状態とならない場合でも、外部回路における補助b接点52Xb1が開状態となるので、投入コイル52Cの励磁を確実に解除することができる。言い換えれば、投入コイル52Cの励磁を解除する動作の信頼性をより向上させることができる。
本発明の第1の実施の形態に係る電磁接触器の操作回路の構成を示す回路図である。 本発明の第2の実施の形態に係る電磁接触器の操作回路の構成を示す回路図である。 本発明の第3の実施の形態に係る電磁接触器の操作回路の構成を示す回路図である。 本発明の第4の実施の形態に係る電磁接触器の操作回路の構成を示す回路図である。 本発明の第5の実施の形態に係る電磁接触器の操作回路の構成を示す回路図である。 本発明の第6の実施の形態に係る電磁接触器の操作回路の構成を示す回路図である。 従来の電磁接触器の常時励磁式操作回路の一例を示す回路図である。 従来の電磁接触器の機械ラッチ式操作回路の一例を示す回路図である。
符号の説明
5a 常開接点の始動用押釦スイッチ
5b 常閉接点の停止用押釦スイッチ
52Z 投入遮断用補助リレー
52Za1,52Za2 投入遮断用補助リレーの補助a接点
52Zb1,52Zb2 投入遮断用補助リレーの補助b接点
LS 開閉器補助b接点
52b1,52b2 開閉器常閉接点
52C 開閉器投入コイル
52H 開閉器の引き外しコイル
52a1,52a2,52a3 開閉器補助a接点
52Y 投入コイル引き外し用リレー
52Ya1 補助a接点
52Yb1 投入コイル引き外し用リレーの補助b接点
52X 投入コイル引き外し用リレー
52Xb1 投入コイル引き外し用リレーの補助b接点
D1,D2 整流器
C1 蓄電器
P,N 制御電源端子
R,T 商用交流電源端子

Claims (6)

  1. 内部回路に機械的に投入状態を保持する開閉器を有し、当該開閉器を、内部回路の投入コイルにより投入状態とし、内部回路の引き外しコイルにより遮断状態とする投入遮断制御を行う電磁開閉装置の操作回路において、
    無停電直流電源からの制御電圧が供給される端子間に、前記開閉器を投入状態とするスイッチのオン操作時に励磁状態となり、前記開閉器を遮断状態とするスイッチのオフ操作時に励磁状態が解除される投入遮断用リレー回路を接続し、
    同端子間に、前記投入遮断用リレー回路の励磁状態を受けて前記投入コイルを励磁させ、この励磁にて前記開閉器が投入状態となった後、前記投入コイルの励磁を解除する第1の補助スイッチ回路を介して前記投入コイルを接続し、
    同端子間に、前記投入遮断用リレー回路の励磁解除時に前記引き外しコイルを励磁させ、この励磁にて前記開閉器が遮断状態となった後、前記引き外しコイルの励磁を解除する第2の補助スイッチ回路を介して前記引き外しコイルを接続して成る
    ことを特徴とする電磁開閉装置の操作回路。
  2. 前記開閉器の投入状態を受けて励磁状態となるリレーを有し、このリレーの励磁状態を受けて前記投入コイルの励磁を解除し、前記開閉器の遮断状態を受けてそのリレーの励磁状態を解除する第3の補助スイッチ回路を、前記第1の補助スイッチ回路と組み合わせて前記端子間に接続した
    ことを特徴とする請求項1に記載の電磁開閉装置の操作回路。
  3. 前記開閉器の投入状態を受けて励磁状態となるリレーを有し、このリレーの励磁状態を受けて前記投入コイルの励磁を解除し、前記開閉器の遮断状態を受けてそのリレーの励磁状態を解除する第4の補助スイッチ回路を開閉器の外部回路に配設し、この配設された第4の補助スイッチ回路を前記第1及び第3の補助スイッチ回路と組み合わせて前記端子間に接続した
    ことを特徴とする請求項2に記載の電磁開閉装置の操作回路。
  4. 内部回路に機械的に投入状態を保持する開閉器を有し、当該開閉器を、内部回路の投入コイルにより投入状態とし、内部回路の引き外しコイルにより遮断状態とする投入遮断制御を行う電磁開閉装置の操作回路において、
    交流電圧が供給される交流端子間に、前記開閉器を投入状態とするスイッチのオン操作時に励磁状態となり、前記開閉器を遮断状態とするスイッチのオフ操作時に励磁状態が解除される投入遮断用リレー回路を接続し、
    前記交流端子間に接続された整流器にて変換された直流電圧が供給される直流端子間に、前記投入遮断用リレー回路の励磁状態を受けて前記投入コイルを励磁させ、この励磁にて前記開閉器が投入状態となった後、前記投入コイルの励磁を解除する第1の補助スイッチ回路を介して前記投入コイルを接続し、
    前記整流器と前記直流端子との間に、当該整流器にて変換された直流電圧を蓄電する蓄電器を接続し、
    前記直流端子間に、前記投入遮断用リレー回路の励磁解除時に前記引き外しコイルを励磁させ、この励磁にて前記開閉器が遮断状態となった後、前記引き外しコイルの励磁を解除する第2の補助スイッチ回路を介して前記引き外しコイルを接続して成る
    ことを特徴とする電磁開閉装置の操作回路。
  5. 前記開閉器の投入状態を受けて励磁状態となるリレーを有し、このリレーの励磁状態を受けて前記投入コイルの励磁を解除し、前記開閉器の遮断状態を受けてそのリレーの励磁状態を解除する第3の補助スイッチ回路を、前記第1の補助スイッチ回路と組み合わせて前記端子間に接続した
    ことを特徴とする請求項4に記載の電磁開閉装置の操作回路。
  6. 前記開閉器の投入状態を受けて励磁状態となるリレーを有し、このリレーの励磁状態を受けて前記投入コイルの励磁を解除し、前記開閉器の遮断状態を受けてそのリレーの励磁状態を解除する第4の補助スイッチ回路を開閉器の外部回路に配設し、この配設された第4の補助スイッチ回路を前記第1及び第3の補助スイッチ回路と組み合わせて前記端子間に接続した
    ことを特徴とする請求項5に記載の電磁開閉装置の操作回路。
JP2005138775A 2005-05-11 2005-05-11 電磁開閉装置の操作回路 Active JP4558575B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005138775A JP4558575B2 (ja) 2005-05-11 2005-05-11 電磁開閉装置の操作回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005138775A JP4558575B2 (ja) 2005-05-11 2005-05-11 電磁開閉装置の操作回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006318705A true JP2006318705A (ja) 2006-11-24
JP4558575B2 JP4558575B2 (ja) 2010-10-06

Family

ID=37539201

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005138775A Active JP4558575B2 (ja) 2005-05-11 2005-05-11 電磁開閉装置の操作回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4558575B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0261038U (ja) * 1988-10-28 1990-05-07
JPH05314881A (ja) * 1992-05-08 1993-11-26 Toshiba F Ee Syst Eng Kk 電磁接触器の制御回路
JPH1021801A (ja) * 1996-07-02 1998-01-23 Meidensha Corp 遮断器

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0261038U (ja) * 1988-10-28 1990-05-07
JPH05314881A (ja) * 1992-05-08 1993-11-26 Toshiba F Ee Syst Eng Kk 電磁接触器の制御回路
JPH1021801A (ja) * 1996-07-02 1998-01-23 Meidensha Corp 遮断器

Also Published As

Publication number Publication date
JP4558575B2 (ja) 2010-10-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2010061576A1 (ja) スイッチ装置
US8576028B2 (en) Switch device, switch device system, and switch apparatus including switch device or switch device system
US20120081829A1 (en) Safety isolation systems and methods for switching dc loads
US6611416B1 (en) Safety relay circuit for large power contactors
JPH0654437A (ja) 差電流保護開閉器
CN109216113B (zh) 继电器装置
JP4558575B2 (ja) 電磁開閉装置の操作回路
JP2010097826A (ja) 駆動装置
JP2019096575A (ja) 真空遮断器
EP3196912B1 (en) Switch
JPH1082820A (ja) 遮断器のコイル断線監視装置
JP4722018B2 (ja) 引出形遮断器装置の制御回路装置
EP2698797B1 (en) Apparatus and method for safe state retention
JP2527480Y2 (ja) フェール・セーフ構造の電磁継電器
JP5868558B1 (ja) 開閉器
JPH11120883A (ja) 接点劣化防止装置
JP4057941B2 (ja) 電磁接触器の溶着及び押釦スイッチの故障検出装置
JP3294477B2 (ja) 巻上機の制御装置
JPH09205721A (ja) 緊急電源切断用サーキットブレーカ
JPH0696652A (ja) 電磁接触器等の操作回路
KR200215628Y1 (ko) 상충돌 방지를 위한 연장급전회로
JPH0574298A (ja) 過電流保護装置を有する電磁接触器
JP2003059380A (ja) 複線輪形補助継電器およびそのシステム
JPH0213288A (ja) 電動機の制御装置
JP2002260509A (ja) 自己保持回路

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080508

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20080714

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20080714

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20080714

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100428

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100511

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100622

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100713

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100721

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4558575

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130730

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130730

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130730

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250