JP2006318528A - パネル固定機構およびそれを備えるディスク駆動装置 - Google Patents

パネル固定機構およびそれを備えるディスク駆動装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006318528A
JP2006318528A JP2005137106A JP2005137106A JP2006318528A JP 2006318528 A JP2006318528 A JP 2006318528A JP 2005137106 A JP2005137106 A JP 2005137106A JP 2005137106 A JP2005137106 A JP 2005137106A JP 2006318528 A JP2006318528 A JP 2006318528A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
front panel
panel
housing
fixing
disk drive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005137106A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Horibe
誠 堀部
Noboru Fujita
昇 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kenwood KK
Original Assignee
Kenwood KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kenwood KK filed Critical Kenwood KK
Priority to JP2005137106A priority Critical patent/JP2006318528A/ja
Publication of JP2006318528A publication Critical patent/JP2006318528A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】 簡易な構成によって、筐体の前面側に固定された前面パネルを筐体から取り外すことができ、かつ、前面パネルの前面側のデザイン上の美観が損ねわれることのない前面パネルのパネル固定機構を提供すること。
【解決手段】 筐体の前面側に配置される前面パネル5を筐体に固定するパネル固定機構は、前面パネル5を筐体4に固定する固定ネジ16と、前面パネル5の前面5b1に配設されたつまみ14とを備えている。つまみ14は、筐体に前面パネル5が固定された状態でボリューム19から取外しが可能に構成されている。また、つまみ14の後面側に配置された固定ネジ16は、前面パネル5に形成された挿通孔5e1に挿通され、かつ、挿通孔5e1から抜け落ちないように構成されるとともに、つまみ14が前面パネル5から取り外されると前面パネル5の前面側に露出されるようになっている。
【選択図】 図6

Description

本発明は、筐体の前面側に配置される前面パネルを筐体に固定するパネル固定機構およびそれを備えるディスク駆動装置に関する。
従来から、CD、MDあるいはDVD等のディスクに対して記録、再生を行うディスク駆動装置は、AV機器やパーソナルコンピュータなどに広く用いられている。また、自動車に搭載されるカーナビゲーション装置として、筐体や、筐体の前面側に固定された前面パネルや、前面パネルの後面側に取り付けられ前面から視認可能なディスプレイ等を備えるディスク駆動装置が用いられている。
カーナビゲーション装置で使用されるディスクは、一般に、地図が記憶された地図用のディスク(地図ディスク)である。そのため、カーナビゲーション装置でディスクの交換が行われるのは、使用者が地図をバージョンアップする場合等、多くても1年に数回程度である。したがって、前面パネルに地図ディスクの挿入孔を形成することは、デザイン上好ましくない。そこで、近年では、ディスプレイの後面側に地図ディスクの駆動機構を配置し、筐体に前面パネルが固定された状態(すなわち、筐体にディスプレイが取り付けられた状態)では、地図ディスクの交換が容易にできないように構成されたカーナビゲーション装置も提案されている。すなわち、筐体から前面パネルを取り外して、地図ディスクの交換を行うように構成されたカーナビゲーション装置も提案されている。
この種のカーナビゲーション装置としては、ディスプレイが固定された前面パネルの後面側に地図ディスクの駆動機構を前面パネルと一体に取り付け、地図ディスクの駆動機構(より具体的には地図ディスクが載置されたトレイ)を前面パネルとともに筐体の前面側に引き出すことで、前面パネルを筐体の前面側から取り外して、地図ディスクの交換を行うように構成されたカーナビゲーション装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。この特許文献1に記載されたカーナビゲーション装置では、筐体に対する前面パネルの固定は、回転可能なレバー部材やこのレバー部材に係合する係合部材等から構成されるパネル固定機構によって行われている。また、パネル固定機構による筐体への前面パネルの固定の解除は、前面パネルの前面に配置された解除ボタンによって、レバー部材と係合部材との係合を解除することで行われている。
また、カーナビゲーション装置ではないが、車載用音響装置に用いられるディスク駆動装置として、前面パネルの後面側にディスクの駆動機構を配置し、筐体に前面パネルが固定された状態では、ディスクの交換ができないように構成されたディスク駆動装置も知られている(たとえば、特許文献2参照)。特許文献2に記載されたディスク駆動装置では、モータや歯車等から構成させるパネル駆動機構によって、前面パネルの下端側を前面側に移動させるとともに前面パネルの上端側を筐体の前面に沿って下側に移動させることで、前面パネルを筐体の前面側から取り外して、ディスクの交換が行われるようになっている。また、ディスクの交換が終わるとパネル駆動機構によって、前面パネルが筐体の前面側に固定される。
特開2004−228419号公報 特開2004−217186号公報
上記の特許文献1に記載されたカーナビゲーション装置では、筐体の前面側に前面パネルの固定するためのパネル固定機構は、回動可能なレバー部材やこのレバー部材に係合する係合部材等の複数の部材から構成されている。そのため、パネル固定機構の構成が複雑になり、その結果、カーナビゲーション装置のコストが高くなる。また、特許文献1に記載のカーナビゲーション装置では、前面パネルの前面に、レバー部材と係合部材との係合を解除する解除ボタンが配置されている。ここで、上述した地図ディスクのように、ディスクの交換頻度が低い場合には、解除ボタンの使用頻度が低いにもかかわらず、前面パネルの前面に解除ボタンを配置することはデザイン上好ましくない。
一方、特許文献2に記載のディスク駆動装置は、特許文献1に記載されたパネル固定機構よりもさらに複雑なパネル駆動機構を備え、このパネル駆動機構によって、前面パネルが筐体の前面側に固定されている。そのため、ディスク駆動装置の構成がさらに複雑化し、その結果、ディスク駆動装置のコストが高くなる。特に、上述した地図ディスクのように、ディスクの交換頻度が低い場合には、前面パネルを駆動するためのパネル駆動機構を設ける必要性が低いにもかかわらず、上述した問題が生じる。
そこで、本発明の課題は、簡易な構成によって、筐体の前面側に固定された前面パネルを筐体から取り外すことができ、かつ、前面パネルの前面側のデザイン上の美観が損ねわれることのない前面パネルのパネル固定機構、および、そのパネル固定機構を備えるディスク駆動装置を提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明は、所定の作動機構が収納された筐体の前面側に配置される前面パネルを筐体に固定するパネル固定機構において、前面パネルを筐体に固定する固定ネジと、作動機構の所定の操作を行うため、前面パネルの前面に配設された操作部材とを備え、固定ネジは、前面パネルに形成された挿通孔に挿通され、かつ、挿通孔から抜け落ちないように構成されるとともに、操作部材の後面側に配置され、操作部材は、筐体に前面パネルが固定された状態で前面パネルから取外しが可能に構成され、固定ネジは、操作部材が前面パネルから取り外されると前面パネルの前面側に露出されることを特徴とする。
本発明において、パネル固定機構は、前面パネルの後面に固定され、操作部材が接続される操作基板を備えることが好ましい。
本発明において、操作基板は、筐体側に固定された筐体側基板の筐体側コネクタに接続されるパネル側コネクタを備えることが好ましい。
本発明において、操作部材は、作動機構から発生される音声の大きさを調整する音量調整用のつまみであることが好ましい。
本発明のパネル固定機構は、筐体と筐体の前面側に固定される前面パネルとを備えるディスク駆動装置に用いることができる。
本発明にかかるパネル固定機構では、簡易な構成によって、筐体の前面側に固定された前面パネルを筐体から取り外すことができ、かつ、前面パネルの前面側のデザイン上の美観が損ねわれるのを防止することができる。また、本発明にかかるディスク駆動装置では、簡易な構成によって、筐体の前面側に固定された前面パネルを筐体から取り外すことができ、かつ、ディスク駆動装置の前面側のデザイン上の美観が損ねわれるのを防止することができる。
以下、本発明の一実施の形態にかかるパネル固定機構およびディスク駆動装置を図面に基づいて説明する。
(ディスク駆動装置の概略構成)
図1は、本発明の実施の形態にかかるディスク駆動装置1を示す斜視図である。図2は、図1に示すディスク駆動装置1において、筐体4から前面パネル5を取り外した状態を示す斜視図である。図3は、図1に示すディスク駆動装置1において、地図ディスク2の交換時の状態を示す斜視図である。
本形態のディスク駆動装置1は、CD、MD、DVD等の光記録媒体であるディスクに記録された情報を再生するものである。より具体的には、本形態のディスク駆動装置1は、地図が記録された地図用のディスク(地図ディスク)2(図3参照)を再生するカーナビゲーション装置である。また、ディスク駆動装置1は、音楽が記録された音楽用のディスク(音楽ディスク)3(図1参照)を再生する音響装置でもある。このディスク駆動装置1は、図1および図3に示すように、直方体の箱状に形成されるとともに前面側が開口する筐体4と、筐体4の前面側に配置される前面パネル5と、地図ディスク2を再生する作動機構としての地図ディスク駆動機構6と、音楽ディスク3を再生する作動機構としての音楽ディスク駆動機構7とを備えている。
前面パネル5は、図1に示すように、通常は、筐体4の前面側に固定されるとともに、図2に示すように、筐体4から取外しが可能となるように構成されている。また、前面パネル5の後面側には、地図ディスク2に記録された地図を表示する表示装置である液晶ディスプレイ9(以下では、ディスプレイ9と表記)が、前面パネル5の前面側から視認できる状態で配設されている。
図2および図3に示すように、ディスプレイ9は、筐体4の前面側に取り付けられた取付金具体10の前面側に固定されている。この取付金具体10は、前面パネル5を筐体4の前面側から取り外した状態で、下端側を中心に前面側に揺動(回転)して、前面側に倒れるようになっている。すなわち、取付金具体10は、筐体4の前面側に対して開閉可能に構成されている。
取付金具体10には、図2に示すように、音楽ディスク3が通過可能な開口部10aが形成されている。また、取付金具体10の後面側には、取付金具体10の前面側への回転を規制して、その損傷を防止するための2本のストッパアーム11、11が取り付けられている。2本のストッパアーム11、11にはそれぞれ、図示を省略するストッパ部が形成されている。そして、このストッパ部が筐体4の内部に形成された当接部(図示省略)に当接することで、取付金具体10の前面側への回転が規制され、その損傷が防止されるようになっている。
地図ディスク駆動機構6は、図3に示すように、地図ディスク2の挿入、排出を行うためのディスク挿入孔6aを備えている。同様に、音楽ディスク駆動機構7は、音楽ディスク3の挿入、排出を行うためのディスク挿入孔7aを備えている。また、地図ディスク駆動機構6と音楽ディスク駆動機構7とは、図3に示すように、筐体4の内部に収納されている。
本形態では、地図ディスク駆動機構6を下側にして、地図ディスク駆動機構6と音楽ディスク駆動機構7とが重なるように、筐体4の内部に、地図ディスク駆動機構6と音楽ディスク駆動機構7とが収納されている。より具体的には、地図ディスク駆動機構6は、取付金具体10の後面側に配設され、取付金具体10が閉じた状態では、前面側からディスク挿入孔6aを視認できない状態で筐体4に収納されている。一方、音楽ディスク駆動機構7は、取付金具体10が閉じた状態でも、筐体4の前面側から開口部10aの奥側にディスク挿入孔7aを視認できる状態で筐体4に収納されている。また、前面パネル5には、音楽ディスク駆動機構7に対して音楽ディスク3の挿入、排出を行うためのディスク挿入孔5aが形成されている。このように、本形態のディスク駆動装置1では、前面パネル5が筐体4の前面側に固定された状態では、音楽ディスク3の交換はできるが、地図ディスク2の交換ができないようになっている。すなわち、本形態では、地図ディスク2の交換は、前面パネル5を筐体4から取り外し、取付金具体10を前面側に倒した状態で行われるように構成されている。
図1に示すように、前面パネル5には、ディスク駆動装置1の所定の操作を行うための操作部材が配設されている。たとえば、操作部材として、地図ディスク駆動機構6および音楽ディスク駆動機構7の相互間の切替操作を行う操作ボタン12、音楽ディスク駆動機構7の選曲操作を行う操作ボタン13、および、音楽ディスク駆動機構7や地図ディスク駆動機構6から発生される音声の大きさを調整する音量調整用のつまみ14が、前面パネル5に配設されている。図1に示すように、操作ボタン12、13は、前面パネル5から前面側にわずかに突出するような扁平形状に形成されている。これに対して、つまみ14は、ユーザが容易につまむことができるように、操作ボタン12、13に比べ、前面パネル5の前面側に大きく突出するように形成されている。このつまみ14は、前面パネル5が筐体4に固定された状態で、前面パネル5から取外しが可能になっている。つまみ14の詳細な構成については、後述する。
なお、以下では、図1に示すように、ディスク駆動装置1の前後方向をX方向、横方向をY方向、および上下方向をZ方向とし、特に、ディスク駆動装置1の前面側に向かう方向をX1方向、後面側に向かう方向をX2方向、図1の左方向をY1方向、図1の右方向をY2方向とする。また、X軸とY軸とから形成される平面をXY平面、Y軸とZ軸とから形成される平面をYZ平面、Z軸とX軸とから形成される平面をZX平面とする。
(パネル固定機構の構成)
図4は、図1に示す前面パネル5および取付金具体10の構成を示す分解斜視図である。図5は、図1に示す前面パネル5の後面側を示す図である。図6は、本発明の実施の形態にかかるパネル固定機構の主要部を示す部分拡大断面図である。
筐体4の前面側に取り付けられる取付金具体10は、図4に示すように、YZ平面と平行に形成された略矩形状の後面部10bと、後面部10bの4辺から前面側(X1方向)に直立するように形成された4つの側面部10cとを備えた略箱状に形成されている。図4に示すように、4つの側面部10cのうちの2つは、XY平面と平行に形成され、残りの2つは、ZX平面と平行に形成されている。この取付金具体10では、ZX平面と平行に形成された2つの側面部10cの下端側が、上述のように、取付金具体10が前面側(X1方向)に回転して倒れる際の、回転中心となるように構成されている。また、後面部10bの後面側(X2方向側)には、図3に示す2本のストッパアーム11、11が取り付けられるようになっている。
後面部10bの前面(X1方向側の面)10b1の上端側には、上述した開口部10aが、Y方向を長手方向とする扁平な細長状に形成されている。ディスプレイ9は、扁平な直方体状に形成されており、後面部10bの前面10b1に固定されている。より具体的には、ディスプレイ9は、開口部10aの下側で、前面10b1に固定されている。
筐体4の内部には、ディスク駆動装置1を制御する制御基板(図示省略)が配設されている。この制御基板に電気的に接続されるとともに、前面パネル5に固定される後述の操作基板18に接続される筐体側基板15が後面部10bの前面10b1に固定されている。より具体的には、筐体側基板15は、ディスプレイ9よりもY2方向側で、前面10b1に固定されている。この筐体側基板15は、矩形状でかつ扁平形状に形成され、筐体4の内部に配設された制御基板と操作基板18とを電気的に接続するための中継基板となっている。また、筐体側基板15の前面側(X1方向側)には、操作基板18と筐体側基板15とを電気的に接続するためのコネクタ15a(以下では、筐体側コネクタ15aとする。)が固定されている。
後面部10bの前面10b1には、前面パネル5を筐体4(より具体的には、筐体4に固定された状態の取付金具体10)に固定するための固定ネジ16が螺合されるボス17が固定されている。より具体的には、ボス17は、ディスプレイ9よりもY2方向側で、かつ、筐体側基板15の下側に固定されている。ボス17は、図4に示すように略円柱状に形成されている。また、ボス17の先端側には、図6に示すように固定ネジ16が螺合するメネジ部17aが形成されている。
前面パネル5は、図4および図5に示すように、YZ平面と平行に形成された矩形状の前面部5bと、前面部5bの4辺からX2方向(後面側)に向かって直立するように形成された4つの側面部5cとを備えた略箱状に形成されている。前面部5bの上端側には、上述したディスク挿入孔5aがY方向を長手方向とする扁平な細長状に形成されている。
また、ディスク挿入孔5aの下側には、ディスク駆動装置1の前面側からディスプレイ9の視認が可能となるように開口したディスプレイ9用の開口部5dが矩形状に形成されている。
前面部5bの前面(X1方向側の面)5b1には、上述した操作ボタン12、13が取り付けられている。より具体的には、操作ボタン12、13は、開口部5dよりもY2方向側で、かつ上側からこの順番に取り付けられている。また、前面部5bにおける操作ボタン13の下側には、つまみ14を取り付けるためのつまみ取付部5eが形成されている。このつまみ取付部5eの詳細については後述する。
前面部5bの後面(X2方向側の面)5b2には、操作ボタン12、13やつまみ14が接続される操作基板18が固定されている。より具体的には、操作基板18は、開口部5dよりもY2方向側で、操作ボタン12、13やつまみ14の取付位置に対応するように、後面5b2に固定されている。この操作基板18は、矩形状でかつ扁平形状に形成され、その後面側(X2方向側)には、筐体側基板15に固定された筐体側コネクタ15aに接続されるコネクタ18a(以下では、パネル側コネクタ18aとする。)が固定されている。また、操作基板18には、固定ネジ16を挿通するため、X方向に貫通する丸孔状の挿通孔18bが形成されている。
つまみ取付部5eは、図6に示すように、前面部5bの前面5b1から後面5b2に向かってすり鉢状に窪むように形成されている。このつまみ取付部5eには、固定ネジ16を挿通するためのネジ挿通孔5e1と、操作基板18に取り付けられた音量調整用のボリューム19が配置されるボリューム配置孔5e2とが、前面5b1から後面5b2まで貫通するように形成されている。より具体的には、ネジ挿通孔5e1とボリューム配置孔5e2とはともに丸孔となっている。また、ネジ挿通孔5e1が、ボリューム配置孔5e2よりも小径に形成されるとともに、ボリューム配置孔5e2の上側に形成されている。
ネジ挿通孔5e1は、図6に示すように、操作基板18の挿通孔18bに連通するように、挿通孔18bとほぼ同じ大きさの径で形成されている。また、ネジ挿通孔5e1の径方向外側には、補強用のボス部5e3が形成されている。
ボリューム19は、半田付け等の取付手段によって、操作基板18の前面側に取り付けられている。このボリューム19は、X1方向に向かって突出する突起状のボリューム操作部19aを備えており、このボリューム操作部19aを回転させて音量調整をするようになっている。また、ボリューム操作部19aには、つまみ14が取り付けられるようになっている。
つまみ14は、図6に示すように、円柱形状に形成されたつまみ部14aと、扁平な円柱形状に形成された鍔部14bと、円筒形状に形成された取付部14cとがこの順番でX1方向から配置されて構成されている。このつまみ14は、ボリューム19のボリューム操作部19aに対して抜き差しが容易となっている。すなわち、筐体4の前面側に前面パネル5が固定された状態であっても、つまみ14は、前面パネル5(より具体的には、ボリューム操作部19a)から容易に取り外すことができ、また、前面パネル5(より具体的には、ボリューム操作部19a)へ容易に取り付けることができるようになっている。
つまみ部14aは、ユーザが容易につまむことができるように、比較的大径の円柱形状に形成されている。鍔部14bの外径は、図4および図6に示すように、X方向から見て円形状に形成されたつまみ取付部5eの外周縁5e4の径よりも大きくなるように形成されており、鍔部14bは、図1に示すように前面パネル5の前面側に配置されるようになっている。取付部14cの外径は、つまみ取付部5eのボリューム配置孔5e2に挿入可能となる大きさとなっており、つまみ部14aの外径よりも小さくなっている。また、取付部14cには、そのX2方向端からX1方向に向かって、ボリューム操作部19aが挿通される挿通孔14dが形成されている。
固定ネジ16は、ネジ挿通孔5e1および操作基板18の挿通孔18bに挿通されるとともに、ネジ挿通孔5e1および挿通孔18bから抜け落ちないように構成されている。より具体的には、前面部5bの前面側(X1方向側)からネジ挿通孔5e1および挿通孔18bに固定ネジ16が挿通された後に、操作基板18の後面側(X2方向側)で、固定ネジ16に抜止部材20が取り付けられることで、固定ネジ16は、ネジ挿通孔5e1および挿通孔18bから抜け落ちないように構成されている。すなわち、前面部5bの前面側に位置する固定ネジ16の頭部16aと、操作基板18の後面側に位置する抜止部材20とによって、固定ネジ16は、ネジ挿通孔5e1および挿通孔18bから抜け落ちないように構成されている。
抜止部材20は、E形止め輪等の止め輪やプッシュナット等の金属等の弾性を有する薄板で形成されている。この抜止部材20の外形は、挿通孔5e1および挿通孔18bの径よりも大きくなっている。また、固定ネジ16の先端側には、ボス部17のメネジ部17aと螺合するネジ部16bが形成されている。
固定ネジ16のネジ部16bがボス部17のメネジ部17aと螺合し、前面パネル5が筐体4に固定された状態では、固定ネジ16の頭部16aは、図6に示すように、前面部5bの前面5b1から前面側(X1方向)へは突出しないように構成されている。また、つまみ14が、ボリューム操作部19aに取り付けられた状態では、鍔部14bの後面側に、固定ネジ16の頭部16aが配置され、前面パネル5の前面側からは、固定ネジ16の頭部16aが見えないようになっている。すなわち、固定ネジ16は、つまみ14が前面パネル5から取り外されると、前面パネル5の前面側に露出するようになっている。
以上のように、本形態では、前面パネル5のつまみ取付部5e、つまみ14、筐体側基板15、固定ネジ16、ボス17、操作基板18、ボリューム19、および、抜止部材20等によって、筐体4の前面側に配置される前面パネル5を筐体4に固定するパネル固定機構が構成されている。そして、前面パネル5からつまみ14を取り外し、その状態で露出した固定ネジ16を緩めることで、前面パネル5を筐体4から取り外すことができるようになっている。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態では、前面パネル5の前面5b1に配設されたつまみ14は、筐体4に前面パネル5が固定された状態で前面パネル5から取外しが可能に構成されている。また、固定ネジ16は、つまみ14が前面パネル5から取り外されると前面パネル5の前面側に露出されるようになっている。そのため、つまみ14を取り外した後、前面パネル5の前面側に露出した固定ネジ16を取り外すという簡易な構成によって、筐体4の前面側に固定された前面パネル5を筐体4から取り外すことができる。
また、固定ネジ16は、つまみ14の後面側に配置され、つまみ14が前面パネル5から取り外されると前面パネル5の前面側に露出されるようになっている。すなわち、つまみ14が前面パネル5に取り付けられた状態では、鍔部14bによって、前面パネル5の前面側から固定ネジ16は見えない状態になっている。そのため、ディスク駆動装置1が完成状態にあるときには、前面パネル5の前面側から固定ネジ16は見えない状態になっており、前面パネル5の前面側のデザイン上の美観が損なわれるのを防止することができる。
本形態では、固定ネジ16は、前面パネル5に形成されたネジ挿通孔5e1および操作基板18に形成された挿通孔18bに挿通されるとともに、ネジ挿通孔5e1および挿通孔18bから抜け落ちないように構成されている。そのため、筐体4から前面パネル5を取り外した際の固定ネジ16の紛失を防止することができる。特に、カーナビゲーション装置のように車載用のディスク駆動装置では、筐体4から前面パネル5を取り外した際に、固定ネジ16を落下させると、車内で固定ネジ16を探すことが困難な場合が多く、固定ネジ16を紛失する可能性が高くなる。しかし、本形態では、固定ネジ16がネジ挿通孔5e1および挿通孔18bから抜け落ちないように構成されているため、そのような問題の発生を防止することができる。
本形態では、前面パネル5の後面5b2に、操作ボタン12、13やつまみ14が接続される操作基板18が固定されている。そのため、前面パネル5の前面5b1に対する操作ボタン12、13やつまみ14の配置位置の位置ずれを防止することができる。たとえば、筐体4側に操作基板が固定されている場合には、筐体4、前面パネル5あるいは操作基板の部品精度や、組立精度によっては、操作ボタン12、13およびつまみ14を操作基板に適切に接続させると、前面パネル5の前面5b1に対する操作ボタン12、13やつまみ14の配置位置がずれるという問題が生じる。しかし、本形態のように構成することで、前面パネル5の前面5b1に対する操作ボタン12、13やつまみ14の配置位置の位置ずれを防止することができる。その結果、前面パネル5の前面側のデザイン上の美観が損なわれるのを防止することができる。
本形態では、操作基板18は、筐体4側に固定された筐体側基板15の筐体側コネクタ15aに接続されるパネル側コネクタ18aを備えている。そのため、筐体4への前面パネル5の固定する際に固定作業が容易になる。たとえば、筐体4側に操作基板が固定されている場合には、操作ボタン12、13およびつまみ14を操作基板に適切に接続させるため、操作ボタン12、13およびつまみ14をそれぞれ位置合わせする必要がある。そのため、筐体4への前面パネル5の固定作業が複雑になる。しかし、本形態のように構成することで、操作ボタン12、13およびつまみ14のそれぞれの位置合わせが不要となり、その結果、筐体4への前面パネル5の固定作業が容易になる。
本形態では、つまみ14が前面パネル5から取り外されると、固定ネジ16が前面パネル5の前面側に露出するようになっている。つまみ14は、前面パネル5の前面側の突出しているため、操作ボタン12、13を取り外す場合と比較して、その取外しが容易になる。したがって、固定ネジ16を容易に露出させることができ、その結果、固定ネジ16の取外し作業が容易になる。
(他の実施の形態)
上述した形態は、本発明の好適な形態の一例ではあるが、これに限定されるものではなく本発明の要旨を変更しない範囲において種々変形可能である。たとえば、上述した形態では、固定ネジ16に取り付けられた抜止部材20によって、固定ネジ16が、ネジ挿通孔5e1および挿通孔18bから抜け落ちないように構成されている。しかし、図7に示す固定ネジ36のように、先端側のネジ部36bの径を、ネジ挿通孔5e1や挿通孔18bの径よりも大きく形成して、固定ネジ36が、ネジ挿通孔5e1および挿通孔18bから抜け落ちないように構成しても良い。
また、上述した形態では、つまみ14が前面パネル5から取り外されると、固定ネジ16が前面パネル5の前面側に露出するように構成されている。しかし、操作ボタン12、13が前面パネル5から取り外されて、固定ネジ16が前面パネル5の前面側に露出するように構成しても良い。この場合であっても、簡易な構成によって、筐体4の前面側に固定された前面パネル5を筐体4から取り外すことができる。また、ディスク駆動装置1が完成状態にあるときには、前面パネル5の前面側から固定ネジ16は見えない状態になっているため、前面パネル5の前面側のデザイン上の美観が損なわれるのを防止することができる。
さらに、ディスク駆動装置は、音楽ディスク2の代わりに映像が記録された映像用のディスクが再生されるディスク駆動装置であっても良い。さらにまた、本発明の構成は、ディスプレイ9を備えていないディスク駆動装置やカーナビゲーション装置以外のディスク駆動装置に対しても適用することができる。また、ディスク駆動装置でなくても、所定の作動機構が収納された筐体と、その筐体の前面側に固定される前面パネルを備えている装置であれば、本発明を適用することができる。
本発明の実施の形態にかかるディスク駆動装置を示す斜視図である。 図1に示すディスク駆動装置において、筐体から前面パネルを取り外した状態を示す斜視図である。 図1に示すディスク駆動装置において、地図ディスクの交換時の状態を示す斜視図である。 図1に示す前面パネルおよび取付金具体の構成を示す分解斜視図である。 図1に示す前面パネルの後面側を示す図である。 本発明の実施の形態にかかるパネル固定機構の主要部を示す部分拡大断面図である。 本発明の他の実施の形態にかかるパネル固定機構の主要部を示す部分拡大断面図である。
符号の説明
1 ディスク駆動装置
4 筐体
5 前面パネル
5b1 前面
5b2 後面
5e つまみ取付部(パネル固定機構の一部)
5e1 ネジ挿通孔(挿通孔)
6 地図ディスク駆動機構(作動機構)
7 音楽ディスク駆動機構(作動機構)
14 つまみ(操作部材、パネル固定機構の一部)
15 筐体側基板(パネル固定機構の一部)
15a 筐体側コネクタ
16 固定ネジ(パネル固定機構の一部)
17 ボス(パネル固定機構の一部)
18 操作基板(パネル固定機構の一部)
18a パネル側コネクタ
19 ボリューム(パネル固定機構の一部)
20 抜止部材(パネル固定機構の一部)

Claims (5)

  1. 所定の作動機構が収納された筐体の前面側に配置される前面パネルを上記筐体に固定するパネル固定機構において、
    上記前面パネルを上記筐体に固定する固定ネジと、上記作動機構の所定の操作を行うため、上記前面パネルの前面に配設された操作部材とを備え、
    上記固定ネジは、上記前面パネルに形成された挿通孔に挿通され、かつ、該挿通孔から抜け落ちないように構成されるとともに、上記操作部材の後面側に配置され、
    上記操作部材は、上記筐体に上記前面パネルが固定された状態で上記前面パネルから取外しが可能に構成され、上記固定ネジは、上記操作部材が上記前面パネルから取り外されると上記前面パネルの前面側に露出されることを特徴とするパネル固定機構。
  2. 前記前面パネルの後面に固定され、前記操作部材が接続される操作基板を備えることを特徴とする請求項1記載のパネル固定機構。
  3. 前記操作基板は、前記筐体側に固定された筐体側基板の筐体側コネクタに接続されるパネル側コネクタを備えることを特徴とする請求項2記載のパネル固定機構。
  4. 前記操作部材は、前記作動機構から発生される音声の大きさを調整する音量調整用のつまみであることを特徴とする請求項1から3いずれかに記載のパネル固定機構。
  5. 請求項1から4いずれかに記載のパネル固定機構を備えることを特徴とするディスク駆動装置。
JP2005137106A 2005-05-10 2005-05-10 パネル固定機構およびそれを備えるディスク駆動装置 Pending JP2006318528A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005137106A JP2006318528A (ja) 2005-05-10 2005-05-10 パネル固定機構およびそれを備えるディスク駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005137106A JP2006318528A (ja) 2005-05-10 2005-05-10 パネル固定機構およびそれを備えるディスク駆動装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006318528A true JP2006318528A (ja) 2006-11-24

Family

ID=37539072

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005137106A Pending JP2006318528A (ja) 2005-05-10 2005-05-10 パネル固定機構およびそれを備えるディスク駆動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006318528A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100861976B1 (ko) 차량 탑재용 전자 장치
EP1352786B1 (en) Electronic instrument
JP2001202764A (ja) 車載用電子機器及びパネル回動制御方法
JP2002316591A (ja) デタッチ機構およびこれを用いた情報記録再生装置
JP2006318528A (ja) パネル固定機構およびそれを備えるディスク駆動装置
JP2006019865A (ja) 液晶画像表示装置
JP2006209886A (ja) 記録再生機器
JP4150733B2 (ja) ディスク駆動装置
JPH1153874A (ja) カーオーディオ用パネル着脱装置
KR100747847B1 (ko) 디스플레이 기기 및 그 스탠드
JP2006335260A (ja) 操作パネルの傾動機構
JP2002288593A (ja) 電子機器
JP5144941B2 (ja) 移動体搭載装置
JP4284617B2 (ja) 車載用電子機器の筐体
WO1999064949A1 (fr) Appareil electronique pliable
JP4086746B2 (ja) ディスクドライブユニット
JP2007128612A (ja) ディスク駆動装置
JP2002109868A (ja) 車載用電子機器
JP2009295249A (ja) ドライブ装置の搭載機構及び表示装置
JP2007073387A (ja) 電子機器
JPH1051154A (ja) 押しボタン機構及びロック解除押しボタン機構
JP2006109375A (ja) 表示装置
JP2006351730A (ja) 開閉式パネル装置
JPH09251766A (ja) 車載用電子機器
JP2007308054A (ja) エスカッションおよび車載用音響装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070831

A977 Report on retrieval

Effective date: 20090306

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20090317

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Effective date: 20090514

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090609