JP2006318007A - 機器警報装置、機器警報システム、および、機器警報方法 - Google Patents

機器警報装置、機器警報システム、および、機器警報方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 LAN回線を介して端末装置の動作の内容がやり取りされる場合であっても、端末装置の動作の異常を確実に警報する。
【解決手段】 信号機600A〜D、車両感知器700A〜Dまたは信号制御機500A,Bのいずれかの端末装置の動作に異常が発生したときに、端末装置により、異常を示す異常信号が信号制御下位装置400A,Bに送信され、信号制御下位装置400A,Bにより、異常信号が受信されたときに、異常が発生した端末装置が含まれるグループを識別するためのID情報を含む異常が発生した旨の異常情報が送信され、警報制御装置200により、異常情報が受信されたときに、パラレル回線910のうち異常情報に含まれるID情報によって示されるグループに対応する信号線に、異常が発生したことを示す異常信号が出力され、警報装置100により、パラレル回線910を介して受信された異常信号に応じて、操作者に対して警報が行なわれる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、機器警報装置、機器警報システム、および、機器警報方法に関し、特に、機器の動作の異常を警報するのに適した機器警報装置、機器警報システム、および、機器警報方法に関する。
従来から、都市単位で設けられた交通管制センターによって、路側または道路に設置される車両感知器などの各種センサから交通量、交通状態、および、所要時間などの交通情報が収集され、コンピュータで分析され、分析された結果に基づいて、道路交通の信号機の制御パターンが決定され、信号機の系統的な制御が行なわれている。
このような交通情報の収集、および、分析は、交通管制センターに設置されるコンピュータである中央装置によって行なわれる。また、路側に設置される信号制御機によって、交通管制センターからの制御パターンに基づいて、信号機の制御が行なわれる。さらに、信号制御機は、通信機能を有し、この通信機能によって車両感知器などの各種センサからの情報を交通管制センターに送信する。
また、分散制御のために、交通管制センターには、中央装置の下位の装置である信号制御下位装置が複数設置される。信号制御下位装置は、中央装置によって収集、分析された情報に基づいて信号機の制御パターンを決定し、その制御パターンを信号制御機に送信する。
このような中央装置、信号制御下位装置、および、信号機や車両感知器や信号制御機などの端末装置から交通管制システムの信号集中制御機能が構成される。交通管制システムは、信号集中制御機能の他に、ドライバーなどに交通情報を提供する交通情報提供機能を有する。
交通管制センター内において、各装置は多種多様な情報をやり取りする必要がある。このため、各装置は、LAN(Local Area Network)回線で接続される。このように、LAN回線を用いることによって、制御性、汎用性および拡張性に優れたシステムを構築することができる。
また、交通管制センター内の信号制御下位装置と信号制御機との接続形態は、従来は、それぞれが1対1で直接接続される接続形態であったが、近年、複数のIP(Internet Protocol)ルータを設けて、それぞれの信号制御機にIPアドレスが割振られて、IP接続をする接続形態となってきた。
特許文献1には、IP技術を用いて信号制御機と接続する交通信号制御システムが開示されている。この交通信号制御システムによれば、信号制御機と交通管制センターとが複数の経路で接続されるので、1つの経路が不通となった場合であっても、迂回ルートを介して情報が伝送される(たとえば、特許文献1の第0035段落参照)。
また、上述した機能を実現するために、信号制御機は、MPU(Micro Processing Unit)や通信機能を備える。
特許文献2には、MPU異常発生を記憶させることのできる回路を設け、その出力をMPUから監視できるようにして、プログラムスタート時にその信号を読込み、MPU異常と判断した場合は信号制御のプログラムは動作させずに、通信制御のプログラムのみを動作させるようにして、MPU異常を交通管制センターへ送信する交通信号制御機が開示されている(たとえば、特許文献2の第0008段落)。
特開2001−23080号公報 特開平11−134597号公報
交通管制センター内で、LAN回線を介して、信号機などの端末装置の異常をやり取りする場合、LAN回線が正常であれば、中央装置に端末装置の異常が伝達され、中央装置の操作者にその旨を報知することができる。
しかし、LAN回線上のトラフィックが込み合っている場合には、一刻も早く操作者に報知しなければならないにも拘わらず、中央装置に端末装置の異常が伝達されるまでに時間が掛かる場合がある。また、LAN回線上のハブやルータなどの機器で異常が発生した場合、異常箇所の特定に時間が掛かる上、端末装置の異常だけでなく他の情報も全くやり取りできなくなってしまう。このような事態は、機器の異常が社会的に与える影響が大きい重要なシステムの1つである交通管制システムにおいては、致命的な問題である。
この発明は上述の問題点を解決するためになされたもので、この発明の目的の1つは、LAN回線を介して機器の動作の内容がやり取りされる場合であっても、機器の動作の異常を確実に警報することが可能な機器警報装置、機器警報システム、および、機器警報方法を提供することである。
上述した課題を解決するために、この発明のある局面に従えば、機器警報装置は、ローカルエリアネットワークを介して機器の動作の内容を指示する指示信号を送信する中央装置と、中央装置からの指示信号に従った制御信号を送信する少なくとも1つの制御装置と、制御装置からの制御信号に応じた内容の動作をする複数の機器とを含む機器システムにおいて警報を行なう。複数の機器は、複数の群に振分けられる。
また、機器警報装置は、警報制御部と、警報部とを備える。警報制御部は、機器の動作に異常が発生したときに異常が発生した機器が含まれる群を識別するための識別情報を含む異常が発生した旨の異常情報を制御装置から受信した場合、パラレル信号線のうち異常情報に含まれる識別情報によって示される群に対応する対応信号線に、異常が発生したことを示す警報信号を出力する。警報部は、警報制御部からパラレル信号線を介して受信した警報信号に応じて、ユーザに対して警報を行なう。
この発明によれば、機器警報装置によって、機器の動作に異常が発生したときに異常が発生した機器が含まれる群を識別するための識別情報を含む異常が発生した旨の異常情報が制御装置から受信された場合、パラレル信号線のうち異常情報に含まれる識別情報によって示される群に対応する対応信号線に、異常が発生したことを示す警報信号が出力され、パラレル信号線を介して受信された警報信号に応じて、ユーザに対して警報が行なわれる。
このため、ローカルエリアネットワークを介して機器の動作の内容がやり取りされる機器システムにおいても、群に含まれる機器の動作に異常が発生した旨がパラレル信号線を介してやり取りされ、異常が発生したときに、ユーザに対して警報が行なわれる。その結果、ローカルエリアネットワークを介して機器の動作の内容がやり取りされる場合であっても、機器の動作の異常を確実に警報することが可能な機器警報装置を提供することができる。
この発明の他の局面に従えば、機器警報システムは、ローカルエリアネットワークを介して機器の動作の内容を指示する指示信号を送信する中央装置と、中央装置からの指示信号に従った制御信号を送信する少なくとも1つの制御装置と、制御装置からの制御信号に応じた内容の動作をする複数の機器とを含む機器システムにおいて警報を行なうシステムである。複数の機器は、複数の群に振分けられる。
また、機器警報システムは、異常信号送信部と、異常情報送信部と、警報制御装置と、警報装置とを備える。異常信号送信部は、機器に備えられ、動作に異常が発生したときに、異常を示す異常信号を制御装置に送信する。異常情報送信部は、制御装置に備えられ、機器から異常信号を受信したときに、異常が発生した機器が含まれる群を識別するための識別情報を含む異常が発生した旨の異常情報を送信する。
また、警報制御装置は、制御装置から異常情報を受信したときに、パラレル信号線のうち異常情報に含まれる識別情報によって示される群に対応する対応信号線に、異常が発生したことを示す警報信号を出力する。警報装置は、警報制御装置からパラレル信号線を介して受信した警報信号に応じて、ユーザに対して警報を行なう。
この発明によれば、機器警報システムにおいて、機器によって、機器の動作に異常が発生したときに、異常を示す異常信号が制御装置に送信され、制御装置によって、機器から異常信号が受信されたときに、異常が発生した機器が含まれる群を識別するための識別情報を含む異常が発生した旨の異常情報が送信され、警報制御装置によって、制御装置から異常情報が受信されたときに、パラレル信号線のうち異常情報に含まれる識別情報によって示される群に対応する対応信号線に、異常が発生したことを示す警報信号が出力され、警報装置によって、警報制御装置からパラレル信号線を介して受信された警報信号に応じて、ユーザに対して警報が行なわれる。
このため、ローカルエリアネットワークを介して機器の動作の内容がやり取りされる機器システムにおいても、群に含まれる機器の動作に異常が発生した旨がパラレル信号線を介してやり取りされ、異常が発生したときに、ユーザに対して警報が行なわれる。その結果、ローカルエリアネットワークを介して機器の動作の内容がやり取りされる場合であっても、機器の動作の異常を確実に警報することが可能な機器警報装置を提供することができる。
好ましくは、機器システムは、交通管制システムであり、中央装置および制御装置は、交通管制センタに設置され、機器は、道路に設置される信号機、車両感知器、および、信号機と車両感知器とを制御する信号制御機であり、警報制御装置および警報装置は、交通管制センタに設置される。
この発明によれば、ローカルエリアネットワークを介して信号機、車両感知器、および、信号制御機の動作の内容がやり取りされる交通管制システムであっても、信号機、車両感知器、および、信号制御機の動作の異常を確実に警報することができる。
好ましくは、対応信号線は、群に含まれる機器で異常が発生中であることを示す異常中信号線と、群に含まれる機器で異常が新たに発生したことを示す異常発生信号線とを含み、警報信号は、群に含まれる機器のいずれかで異常が発生中であることを示す異常中信号線に出力される異常中信号と、群に含まれる機器のいずれかで異常が新たに発生したことを示す異常発生信号線に出力される異常発生信号とを含む。
また、警報制御装置は、異常発生時異常出力部と、異常中異常出力部とを備える。異常発生時異常出力部は、制御装置からの異常情報を受信したときに、異常情報に含まれる識別情報によって示される群に対応する異常中信号線に異常中信号を出力中でない場合は、異常中信号線に異常中信号の出力を開始し、かつ、異常情報に含まれる識別情報によって示される群に対応する異常発生信号線に異常発生信号を出力する。
異常中異常出力部は、制御装置からの異常情報を受信したときに、異常情報に含まれる識別情報によって示される群に対応する異常中信号線に異常中信号を出力中である場合は、異常情報に含まれる識別情報によって示される群に対応する異常発生信号線に異常発生信号を出力する。
また、警報装置は、警報制御装置から異常発生信号を受信したときに、警報を行なう警報部を備える。
この発明によれば、機器警報システムにおいて、警報制御装置によって、制御装置からの異常情報が受信されたときに、異常情報に含まれる識別情報によって示される群に対応する異常中信号線に異常中信号が出力中でない場合は、異常中信号線に異常中信号の出力が開始され、かつ、異常情報に含まれる識別情報によって示される群に対応する異常発生信号線に異常発生信号が出力される。
また、警報制御装置によって、制御装置からの異常情報が受信されたときに、異常情報に含まれる識別情報によって示される群に対応する異常中信号線に異常中信号が出力中である場合は、異常情報に含まれる識別情報によって示される群に対応する異常発生信号線に異常発生信号が出力される。そして、警報装置によって、警報制御装置から異常発生信号が受信されたときに、警報が行なわれる。
このため、ある機器での異常の発生に応じて開始された警報が停止された場合であっても、その機器と同じ群の他の機器で異常が発生したときに、警報を再開させることができる。その結果、同じ群の複数の機器で重複して異常が発生した場合であっても異常の発生を確実に報知することができる。
好ましくは、警報部は、警報制御装置から異常発生信号を受信したときに、報知装置による報知を開始させることによって警報を行ない、警報装置は、ユーザによって報知装置による報知を停止させる操作がされたときに、報知装置による報知を停止させる警報停止部をさらに備える。また、警報部は、警報停止部によって報知装置による報知が停止された場合、警報制御装置から異常発生信号を受信したときに、再度、ブザーの鳴動を開始させる。
この発明によれば、機器警報システムにおいて、警報制御装置から異常発生信号が受信されたときに、報知装置による報知が開始されることによって警報が行なわれ、ユーザによって報知を停止させる操作がされたときに、報知が停止され、報知が停止された場合、警報制御装置から異常発生信号が受信されたときに、再度、報知が開始される。
このため、報知装置による報知が停止された場合であっても、異常発生信号が受信されたときに、報知を再開させることができる。その結果、複数の機器で重複して異常が発生した場合であっても異常の発生を確実に報知することができる。
この発明のさらに他の局面に従えば、機器警報方法は、ローカルエリアネットワークを介して機器の動作の内容を指示する指示信号を送信する中央装置と、中央装置からの指示信号に従った制御信号を送信する少なくとも1つの制御装置と、制御装置からの制御信号に応じた内容の動作をする複数の機器とを含む機器システムにおいて警報を行なう方法である。複数の機器は、複数の群に振分けられる。
また、機器警報方法は、機器の動作に異常が発生したときに異常が発生した機器が含まれる群を識別するための識別情報を含む異常が発生した旨の異常情報を制御装置から受信した場合、パラレル信号線のうち異常情報に含まれる識別情報によって示される群に対応する対応信号線に、異常が発生したことを示す警報信号を出力するステップと、パラレル信号線を介して受信した警報信号に応じて、ユーザに対して警報を行なうステップとを含む。
この発明によれば、機器警報方法によって、機器の動作に異常が発生したときに異常が発生した機器が含まれる群を識別するための識別情報を含む異常が発生した旨の異常情報が制御装置から受信された場合、パラレル信号線のうち異常情報に含まれる識別情報によって示される群に対応する対応信号線に、異常が発生したことを示す警報信号が出力され、パラレル信号線を介して受信した警報信号に応じて、ユーザに対して警報が行なわれる。
このため、ローカルエリアネットワークを介して機器の動作の内容がやり取りされる機器システムにおいても、群に含まれる機器の動作に異常が発生した旨がパラレル信号線を介してやり取りされ、異常が発生したときに、ユーザに対して警報が行なわれる。その結果、ローカルエリアネットワークを介して機器の動作の内容がやり取りされる場合であっても、機器の動作の異常を確実に警報することが可能な機器警報方法を提供することができる。
[第1の実施の形態]
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中の同一または相当部分については、同一符号を付してその説明は繰返さない。
また、この発明の実施の形態においては、交通管制システムにこの発明を適用する場合について説明する。しかし、交通管制システムに限定されず、LAN回線を介して動作の内容を指示する指示信号を送信する中央装置と、中央装置からの指示信号に従った制御信号を送信する少なくとも1つの制御装置と、制御装置からの制御信号に応じた内容の動作をする複数の機器とを含む機器システムであれば、他の機器システムであっても、この発明を適用することができる。
[交通管制システムの構成]
図1は、この発明における交通管制システム1の概略構成図である。図1を参照して、交通管制センター10には、警報装置100、警報制御装置200、信号制御中央装置300、信号制御下位装置400A,400B、管制卓装置830、および、中央表示板装置840が備えられる。
また、交差点など道路の各所には、信号制御機500A,500B、信号機600A〜600D、および、車両感知器700A〜700Dなどの端末装置が備えられる。
交通管制システム1は、交通管制センター10に備えられるそれぞれの装置、および、道路に備えられるそれぞれの端末装置から構成される。
警報制御装置200は、制御部210と、記憶部220と、入出力部230と、パラレル出力部240とを含む。
制御部210は、MPU(Micro Processing Unit)およびMPUの補助回路からなり、記憶部220、入出力部230、および、パラレル出力部240を制御し、記憶部220に記憶されたプログラムやデータに従って所定の処理を実行し、記憶部220、または、入出力部230から入力されたデータを処理し、処理されたデータを、記憶部220に記憶させたり、パラレル出力部240、または、入出力部230に出力したりする。
記憶部220は、制御部210でプログラムを実行するために必要な作業領域として用いられるRAM(Random Access Memory)と、制御部210で実行するためのプログラムを記録するためのROM(Read Only Memory)とを含む。また、RAMの記憶領域を補助するための補助記憶装置として、ハードディスクドライブ(以下、「HDD(Hard Disk Drive)」という)等の磁気ディスク記憶装置が用いられる。
入出力部230は、信号線を介して通信制御装置400A,400Bと接続され、通信制御装置400A,400Bから所定の情報を入力したり、通信制御装置400A,400Bに所定の情報を出力したりする。
パラレル出力部240は、パラレル回線910を介して警報装置100と接続され、警報装置100に所定の信号を出力する。
上位LAN920は、信号制御中央装置300と、管制卓装置830と、中央表示板装置840とを接続する。下位LAN930は、信号制御中央装置300と、信号制御下位装置400A,400Bとを接続する。
信号制御下位装置400A、および、信号制御機500A,500Bは、IPネットワーク回線、または、1対1の専用回線で接続される。同様に、信号制御下位装置400B、および、他の信号制御機は、IPネットワーク回線、または、1対1の専用回線で接続される。
信号機600A,600Bおよび車両感知器700A,700Bと、信号制御機500Aとは、電力線と信号線とで接続される。同様に、信号機600C,600Dおよび車両感知器700C,700Dと、信号制御機500Bとは、電力線と信号線とで接続される。
信号制御下位装置400A,400B、および、警報制御装置200は、信号線で接続される。警報制御装置200、および、警報装置100は、パラレル回線910で接続される。
[交通管制システムの動作]
車両感知器700A〜700Dは、それぞれ、道路の直上に設置され、ヘッドから超音波を地上に向けて発射し、超音波が道路または車両に反射してかえってくるまでの時間を計測することにより、車両の有無を感知する。車両感知器700A〜700Dは、それぞれ、感知した感知情報を、信号制御機500A,500Bに送信する。
車両感知器700A〜700Dには、このような感知領域内に車両が停止していても車両の存在を感知できる存在形の車両感知器のほか、感知領域内であっても車両が停止している場合は感知できない通過形や、カメラにより撮影された映像が画像処理し、複数車線にある車両を感知する画像形の車両感知器がある。
信号制御機500A,500Bは、それぞれ、車両感知器700A〜700Dから受信した感知情報を、信号制御下位装置400A,400Bに送信する。信号制御下位装置400A,400Bは、それぞれ、信号制御機500A,500Bから受信した感知情報を信号制御中央装置300に送信する。
信号制御中央装置300は、受信した各車両感知器700A〜700Dの感知情報を収集し、各地点の交通状況を分析する。信号制御中央装置300は、分析した交通状況を信号制御下位装置400A,400Bに送信する。
また、管制卓装置830は、操作者からの操作を受付けて、その操作内容を信号制御中央装置300に送信する。信号制御中央装置300は、管制卓装置830から受信した操作内容に従って、交通状況を分析する。
また、信号制御中央装置300は、分析した交通状況を中央表示板装置840に送信する。中央表示板装置840は、信号制御中央装置300から受信した交通状況の内容を中央表示板に表示するためのデータに変換して、交通状況を中央表示板に表示させる。
そして、信号制御下位装置400A,400Bは、信号制御中央装置300から受信した交通状況に基づいて、各地点の信号機600A〜600Dの制御パターンを決定し、決定した制御パターンを、それぞれ対応する信号制御機500A,500Bに送信する。
信号制御機500A,500Bは、信号制御下位装置400A,400Bから受信した制御パターンに従い、信号機600A〜600Dに点灯指令を送信して、信号機600A〜600Dの点灯制御を行なう。
なお、信号制御機500A,500Bは、信号制御下位装置400A,400Bから制御パターンを受信できない場合であっても、予め記憶された制御パターンに従って、信号機600A〜600Dの点灯制御を行なうことができる。
[機器警報システムの動作]
また、信号制御機500A,500Bは、信号機600A〜600D、車両感知器700A〜700D、または、信号制御機500A,500B自体で、故障などの異常が発生した場合に、異常が発生した端末装置を特定する情報を含む異常が発生したことを示す異常信号を信号制御下位装置400A,400Bに送信する。
なお、信号制御下位装置400A,400B、および、信号制御機500A,500BがIPネットワーク回線で接続される場合、異常信号にIPアドレスが付加されて送信されるので、信号制御下位装置400A,400Bは、その異常信号に付加されているIPアドレスによって、どの信号制御機からの異常信号であるかを把握することができる。
また、信号制御下位装置400A,400B、および、信号制御機500A,500Bが1対1の専用回線で接続される場合、信号制御下位装置400A,400Bは、どの専用回線にどの信号制御機が接続されているかを予め記憶しているので、どの専用回線で異常信号を受信したかによって、どの信号制御機からの異常信号であるかを把握することができる。
信号制御下位装置400A,400Bは、信号制御機500A,500Bから異常信号を受信した場合、異常が発生した端末装置を識別するためのID(IDentification)情報を含む異常が発生した旨の異常情報を信号制御中央装置300および警報制御装置200に送信する。
信号制御中央装置300は、信号制御下位装置400A,400Bからの異常情報を受信した場合、異常が発生した端末装置を特定するための情報を中央表示板装置840に表示させる。
しかし、LAN回線である下位LAN930および上位LAN920を介して、信号制御下位装置400A,400Bから中央表示板装置840に情報が伝達されるため、LAN回線が込み合っている場合には、情報の伝達が遅れる場合がある。
また、信号制御下位装置400A,400B、信号制御中央装置300、および、中央表示板装置840で実行されているLAN通信を制御するためのプログラムであるLAN通信制御プロセスがハングアップしていたり、これらの装置自体が異常であったり、LAN回線上のハブやルータに異常があったりする場合には、情報の伝達が全く行なわれないといった事態に陥る。
このような事態や異常箇所はシステムエンジニアなどの専門家でないと把握できない場合が多い。したがって、操作者は、上述した異常にさえ気付かない場合がある。
警報制御装置200は、信号制御下位装置400A,400Bから専用の信号線を介して、異常情報を受信する。また、この信号線には、通常時は所定の信号、たとえば、−5Vの一定電圧の信号を流しておく。そして、異常情報は、+5Vおよび±0Vの状態からなる信号とする。これによって、信号線が断絶した場合には所定の信号が検知されなくなるので、信号線が断絶したことを信号制御下位装置400A,400Bおよび警報制御装置200の双方が知ることができる。
ここで、信号制御機500A,500B、信号機600A〜600D、および、車両感知器700A〜700Dなどの端末装置は、それぞれ、複数のグループに予め振分けられる。端末装置は、たとえば、接続されている信号制御下位装置ごとのグループに振分けられてもよいし、端末装置が設置される地域や路線ごとのグループに振分けられてもよいし、端末装置の種類ごとのグループに振分けられてもよい。
なお、本実施の形態においては、後述するように、端末装置は、接続されている信号制御下位装置および端末装置の種類ごとのグループに振分けられる。
パラレル回線910は、端末装置が振分けられたグループの数の組数の信号線を含むように設けられる。そして、それぞれの信号線の組が、予め、端末装置のグループと対応付けられる。なお、図1においては、パラレル回線910に含まれる信号線の数が2本であるように記載しているが、複数の組の信号線を便宜的にこのように記載しているものである。
警報制御装置200の制御部210は、信号制御下位装置400A,400Bから警報情報を受信した場合、異常情報に含まれるID情報を記憶部220に記憶させる。また、制御部210は、そのID情報と対応付けて異常情報を受信した受信時刻を記憶部220に記憶させる。
さらに、制御部210は、異常情報を受信したときに、パラレル回線910の複数の信号線のうち異常情報に含まれるID情報の端末装置が含まれるグループに対応する信号線に、端末装置に異常が発生したことを示す警報信号を出力して、警報装置100に送信する。
また、パラレル回線910の複数の信号線には、通常時は所定の信号、たとえば、−5Vの一定電圧の信号を流しておく。そして、警報信号は、5Vの一定電圧の信号とする。これによって、警報信号は確実に警報装置100に伝達される。また、信号線が断絶した場合には所定の信号が検知されなくなり、信号線の電位が±0Vとなるので、信号線が断絶したことを警報制御装置200および警報装置100の双方が知ることができる。
警報装置100は、警報制御部110と、警報確認ボタン130と、警報表示部140と、警報ブザー150と、パラレル入力部160とを含む。
パラレル入力部160は、警報制御装置200から警報信号を受信する。そして、パラレル入力部160は、警報信号を受信した旨とその警報信号を受信した信号線を特定する情報とを警報制御部110に出力する。
警報制御部110は、パラレル入力部160から受けた情報に応じて、警報表示部140に所定の情報を表示させたり、警報ブザー150を鳴動させたりする。また、警報制御部110は、警報確認ボタン130が操作者によって押下されたときに、警報ブザー150の鳴動を停止させる。
[警報制御装置と警報装置との間の警報信号]
図2は、第1の実施の形態における警報制御装置200と警報装置100との間でやり取りされる信号を説明するための図である。
図2を参照して、信号制御下位装置400Aに接続される端末装置をA系統の端末装置とし、信号制御下位装置400Bに接続される端末装置をB系統の端末装置とする。
警報制御装置200から警報装置100へのパラレル回線910は、A系統の信号機のグループに対応するA系統信号機信号線と、A系統の車両感知器のグループに対応するA系統感知器信号線と、A系統の信号制御機のグループに対応するA系統制御機信号線と、B系統の信号機のグループに対応するB系統信号機信号線と、B系統の車両感知器のグループに対応するB系統感知器信号線と、B系統の信号制御機のグループに対応するB系統制御機信号線との6つの信号線を含む。
そして、A系統信号機異常信号、A系統感知器異常信号、A系統制御機異常信号、B系統信号機異常信号、B系統感知器異常信号、および、B系統制御機異常信号が、それぞれ、A系統信号機信号線、A系統感知器信号線、A系統制御機信号線、B系統信号機信号線、B系統感知器信号線、および、B系統制御機信号線を介して、警報制御装置200から警報装置100へ送信される。
A系統信号機異常信号、および、B系統信号機異常信号は、それぞれ、A系統およびB系統の信号機が異常であることを示す信号である。A系統感知器異常信号、および、B系統感知器異常信号は、それぞれ、A系統およびB系統の車両感知器が異常であることを示す信号である。A系統制御機異常信号、および、B系統制御機異常信号は、それぞれ、A系統およびB系統の信号制御機が異常であることを示す信号である。
このように、端末装置は、接続されている信号制御下位装置および端末装置の種類ごとのグループに振分けられる。そして、それぞれのグループに含まれる端末装置で異常が発生した場合に、パラレル回線910に含まれる複数の信号線のうち、その端末装置が含まれるグループに対応する信号線に、そのグループに対応する異常信号が出力される。
図3は、第1の実施の形態における警報装置100での警報のタイミングを示すタイミングチャートである。
図3を参照して、警報制御装置200は、信号機600Aが異常であることを示す異常情報を受信したときに、信号機600Aが含まれるグループであるA系統の信号機のグループに対応するA系統信号機信号線に、このグループに含まれる端末装置に異常が発生したことを示すA系統信号機異常信号の出力を開始する。
警報装置100は、警報制御装置200からA系統信号機異常信号を受信したときに、警報ブザー150の鳴動を開始させる。また、警報装置100は、警報制御装置200からA系統信号機異常信号を受信したときに、A系統の信号機で異常が発生した旨を警報表示部140に表示させる。
これによって、端末装置に異常が発生したことと、異常が発生したグループとを操作者に確実に報知することができる。
警報装置100は、警報確認ボタン130が操作者によって押下されたときのパルス信号に応じて、警報ブザー150の鳴動を停止させる。
また、警報制御装置200は、信号機600Bが異常であることを示す異常情報を受信したときに、すでに、信号機600Bが含まれるグループであるA系統の信号機のグループに対応するA系統信号機信号線にA系統信号機異常信号が出力されているので、A系統信号機信号線の状態をそのままの状態とする。
その後、警報制御装置200は、信号機600Aが異常であることを示す異常情報が受信されなくなったとき、未だ、信号機600Bが異常であることを示す異常情報を受信中であるので、A系統信号機信号線の状態をそのままの状態とする。
そして、警報制御装置200は、信号機600Bが異常であることを示す異常情報が受信されなくなったとき、他にA系統の信号機の異常情報を受信していないので、A系統信号機異常信号の出力を停止する。
警報装置100は、警報制御装置200からA系統信号機異常信号が受信されなくなったときに、警報表示部140に表示されているA系統の信号機で異常が発生した旨を表示しないようにする。
以上説明したように、第1の実施の形態における機器警報システムは、LAN回線を介して、信号機600A〜600D、車両感知器700A〜700D、および、信号制御機500A,500Bなどの端末装置の動作の内容を指示する信号を信号制御下位装置400A,400Bに送信する信号制御中央装置300と、信号制御中央装置300からの信号に従った制御信号を信号制御機500A,500Bに送信する信号制御下位装置400A,400Bと、信号制御下位装置400A,400Bからの制御信号に応じた内容の動作をする複数の端末装置とを含む交通管制システム1において警報を行なうシステムである。端末装置は、複数のグループに振分けられる。
また、機器警報システムにおいて、信号機600A〜600D、車両感知器700A〜700D、または、信号制御機500A,500Bのいずれかの端末装置の動作に異常が発生したときに、その端末装置によって、異常を示す異常信号が信号制御下位装置400A,400Bに送信され、信号制御下位装置400A,400Bによって、端末装置から異常信号が受信されたときに、異常が発生した端末装置を識別するためのID情報を含む異常が発生した旨の異常情報が警報制御装置200に送信され、警報制御装置200によって、信号制御下位装置400A,400Bから異常情報が受信されたときに、パラレル回線910のうち異常情報に含まれるID情報によって示される端末装置が含まれるグループに対応する信号線に、異常が発生したことを示す異常信号が出力され、警報装置100によって、警報制御装置200からパラレル回線910を介して受信された異常信号に応じて、操作者に対して警報が行なわれる。
これによって、LAN回線を介して端末装置の動作の内容がやり取りされる交通管制システム1においても、グループに含まれる端末装置の動作に異常が発生した旨がパラレル回線910を介してやり取りされ、異常が発生したときに、操作者に対して警報が行なわれる。その結果、LAN回線を介して端末装置の動作の内容がやり取りされる場合であっても、端末装置の動作の異常を確実に警報することができる。
なお、第1の実施の形態においては、信号制御下位装置から警報制御装置に、端末装置を識別するためのID情報を含む異常情報が送信されるようにした。しかし、これに限定されず、信号制御下位装置から警報制御装置に送信される情報は、少なくとも端末装置が含まれるグループを識別することができる情報であれば、どのような情報でもよく、たとえば、端末装置が含まれるグループを識別するためのID情報を含む異常情報であってもよい。
[第2の実施の形態]
第1の実施の形態においては、各グループごとに1つの信号が、警報制御装置200から警報装置100へ送信されるようにした。第2の実施の形態においては、各グループごとに2つの信号の組が、警報制御装置200から警報装置100に送信されるようにする。
第2の実施の形態における交通管制システム1の構成は、第1の実施の形態において図1で説明した構成と同様であるので、説明は繰返さない。
[警報制御装置と警報装置との間の警報信号]
図4は、第2の実施の形態における警報制御装置200と警報装置100との間でやり取りされる信号を説明するための図である。
図4を参照して、警報制御装置200から警報装置100へのパラレル回線910は、A系統の信号機のグループに対応するA系統信号機異常中信号線とA系統信号機異常発生信号線との組、A系統の車両感知器のグループに対応するA系統感知器異常中信号線とA系統感知器異常発生信号線との組、A系統の信号制御機のグループに対応するA系統制御機異常中信号線とA系統制御機異常発生信号線との組、B系統の信号機のグループに対応するB系統信号機異常中信号線とB系統信号機異常発生信号線との組、B系統の車両感知器のグループに対応するB系統感知器異常中信号線とB系統感知器異常発生信号線との組、および、B系統の信号制御機のグループに対応するB系統制御機異常中信号線とB系統制御機異常発生信号線との組の2本の信号線からなる6つの組の合計12本の信号線を含む。
そして、A系統信号機異常中信号、A系統信号機異常発生信号、A系統感知器異常中信号、A系統感知器異常発生信号、A系統制御機異常中信号、および、A系統制御機異常発生信号が、それぞれ、A系統信号機信号線の組の一方の信号線、A系統信号機信号線の組の他方の信号線、A系統感知器信号線の組の一方の信号線、A系統感知器信号線の組の他方の信号線、A系統制御機信号線の組の一方の信号線、および、A系統制御機信号線の組の他方の信号線を介して、警報制御装置200から警報装置100へ送信される。
また、B系統信号機異常中信号、B系統信号機異常発生信号、B系統感知器異常中信号、B系統感知器異常発生信号、B系統制御機異常中信号、および、B系統制御機異常発生信号が、それぞれ、B系統信号機信号線の組の一方の信号線、B系統信号機信号線の組の他方の信号線、B系統感知器信号線の組の一方の信号線、B系統感知器信号線の組の他方の信号線、B系統制御機信号線の組の一方の信号線、および、B系統制御機信号線の組の他方の信号線を介して、警報制御装置200から警報装置100へ送信される。
A系統信号機異常中信号、および、B系統信号機異常中信号は、それぞれ、A系統およびB系統の信号機が異常中であることを示す信号である。A系統信号機異常発生信号、および、B系統信号機異常発生信号は、それぞれ、A系統およびB系統の信号機で異常が発生したことを示す信号である。
A系統感知器異常中信号、および、B系統感知器異常中信号は、それぞれ、A系統およびB系統の車両感知器が異常中であることを示す信号である。A系統感知器異常発生信号、および、B系統感知器異常発生信号は、それぞれ、A系統およびB系統の車両感知器で異常が発生したことを示す信号である。
A系統制御機異常中信号、および、B系統制御機異常中信号は、それぞれ、A系統およびB系統の信号制御機が異常中であることを示す信号である。A系統制御機異常発生信号、および、B系統制御機異常発生信号は、それぞれ、A系統およびB系統の信号制御機で異常が発生したことを示す信号である。
このように、端末装置は、接続されている信号制御下位装置および端末装置の種類ごとのグループに振分けられる。そして、それぞれのグループに含まれる端末装置で異常が発生したときに、パラレル回線910に含まれる複数の組の信号線のうち、その端末装置が含まれるグループに対応する組の異常が発生したことを示す信号線に、そのグループに対応する異常が発生したことを示す信号が出力される。
また、それぞれのグループに含まれる端末装置で異常中である場合に、パラレル回線910に含まれる複数の組の信号線のうち、その端末装置が含まれるグループに対応する組の異常中であることを示す信号線に、そのグループに対応する異常中であることを示す信号が出力される。
図5は、第2の実施の形態における警報装置100での警報のタイミングを示すタイミングチャートである。
図5を参照して、警報制御装置200は、信号機600Aが異常であることを示す異常情報を受信したときに、信号機600Aが含まれるグループであるA系統の信号機のグループに対応するA系統信号機信号線の組のうち異常が発生したことを示す信号線に、このグループに含まれる端末装置に異常が発生したことを示すA系統信号機異常発生信号のパルス出力する。
また、警報制御装置200は、信号機600Aが異常であることを示す異常情報を受信したときに、信号機600Aが含まれるグループであるA系統の信号機のグループに対応するA系統信号機信号線の組のうち異常中であることを示す信号線に、このグループに含まれる端末装置が異常中であることを示すA系統信号機異常中信号の出力を開始する。
警報装置100は、警報制御装置200からA系統信号機異常発生信号を受信したときに、警報ブザー150の鳴動を開始させる。また、警報装置100は、警報制御装置200からA系統信号機異常発生信号を受信したときに、A系統の信号機で異常が発生した旨を警報表示部140に表示させる。
これによって、端末装置に異常が発生したことと、異常が発生したグループとを操作者に確実に報知することができる。
警報装置100は、警報確認ボタン130が操作者によって押下されたときのパルス信号に応じて、警報ブザー150の鳴動を停止させる。
その後、警報制御装置200は、信号機600Bが異常であることを示す異常情報を受信したときに、信号機600Bが含まれるグループであるA系統の信号機のグループに対応するA系統信号機信号線の組のうち異常が発生したことを示す信号線に、このグループに含まれる端末装置に異常が発生したことを示すA系統信号機異常発生信号のパルス出力する。
また、警報制御装置200は、信号機600Bが異常であることを示す異常情報を受信したときに、すでに、信号機600Bが含まれるグループであるA系統の信号機のグループに対応するA系統信号機信号線の組のうち異常中であることを示す信号線にA系統信号機異常中信号が出力されているので、この信号線の状態をそのままの状態とする。
警報装置100は、警報制御装置200からA系統信号機異常発生信号を受信したときに、再度、警報ブザー150の鳴動を開始させる。
これによって、端末装置でさらに異常が発生したことを、再度、操作者に確実に報知することができる。
警報装置100は、警報確認ボタン130が操作者によって押下されたときのパルス信号に応じて、警報ブザー150の鳴動を停止させる。
その後、警報制御装置200は、信号機600Aが異常であることを示す異常情報が受信されなくなったとき、未だ、信号機600Bが異常であることを示す異常情報を受信中であるので、A系統信号機信号線の組のうち異常中であることを示す信号線の状態をそのままの状態とする。
そして、警報制御装置200は、信号機600Bが異常であることを示す異常情報が受信されなくなったとき、他にA系統の信号機の異常情報を受信していないので、A系統信号機異常中信号の出力を停止する。
警報装置100は、警報制御装置200からA系統信号機異常中信号が受信されなくなったときに、警報表示部140に表示されているA系統の信号機で異常が発生した旨を表示しないようにする。
以上説明したように、第2の実施の形態における機器警報システムは、LAN回線を介して、信号機600A〜600D、車両感知器700A〜700D、および、信号制御機500A,500Bなどの端末装置の動作の内容を指示する信号を信号制御下位装置400A,400Bに送信する信号制御中央装置300と、信号制御中央装置300からの信号に従った制御信号を信号制御機500A,500Bに送信する信号制御下位装置400A,400Bと、信号制御下位装置400A,400Bからの制御信号に応じた内容の動作をする複数の端末装置とを含む交通管制システム1において警報を行なうシステムである。端末装置は、複数のグループに振分けられる。
また、機器警報システムにおいて、信号機600A〜600D、車両感知器700A〜700D、または、信号制御機500A,500Bのいずれかの端末装置の動作に異常が発生したときに、その端末装置によって、異常を示す異常信号が信号制御下位装置400A,400Bに送信され、信号制御下位装置400A,400Bによって、端末装置から異常信号が受信されたときに、異常が発生した端末装置を識別するためのID情報を含む異常が発生した旨の異常情報が警報制御装置200に送信され、警報制御装置200によって、信号制御下位装置400A,400Bから異常情報が受信されたときに、パラレル回線910のうち異常情報に含まれるID情報によって示される端末装置が含まれるグループに対応する信号線に、異常が発生したことを示す異常発生信号が出力され、警報装置100によって、警報制御装置200からパラレル回線910を介して受信された異常発生信号に応じて、操作者に対して警報が行なわれる。
これによって、LAN回線を介して端末装置の動作の内容がやり取りされる交通管制システム1においても、グループに含まれる端末装置の動作に異常が発生した旨がパラレル回線910を介してやり取りされ、異常が発生したときに、操作者に対して警報が行なわれる。その結果、LAN回線を介して端末装置の動作の内容がやり取りされる場合であっても、端末装置の動作の異常を確実に警報することができる。
なお、第2の実施の形態においては、信号制御下位装置から警報制御装置に、端末装置を識別するためのID情報を含む異常情報が送信されるようにした。しかし、これに限定されず、信号制御下位装置から警報制御装置に送信される情報は、少なくとも端末装置が含まれるグループを識別することができる情報であれば、どのような情報でもよく、たとえば、端末装置が含まれるグループを識別するためのID情報を含む異常情報であってもよい。
また、機器警報システムにおいて、警報制御装置200によって、信号制御下位装置400A,400Bからの異常情報が受信されたときに、異常情報に含まれるID情報によって示される端末装置が含まれるグループに対応する異常中であることを示す信号線に異常中信号が出力中でない場合は、異常中であることを示す信号線に異常中信号の出力が開始され、かつ、異常情報に含まれるID情報によって示される端末装置が含まれるグループに対応する異常が発生したことを示す信号線に異常発生信号が出力される。
また、警報制御装置200によって、信号制御下位装置400A,400Bからの異常情報が受信されたときに、異常情報に含まれるID情報によって示されるグループに対応する異常中であることを示す信号線に異常中信号が出力中である場合は、異常情報に含まれる識別情報によって示されるグループに対応する異常が発生したことを示す信号線に異常発生信号が出力される。そして、警報装置100によって、警報制御装置200から異常発生信号が受信されたときに、警報が行なわれる。
これによって、ある端末装置での異常の発生に応じて開始された警報が停止された場合であっても、その端末装置と同じグループの他の端末装置で異常が発生したときに、警報を再開させることができる。その結果、同じグループの複数の端末装置で重複して異常が発生した場合であっても異常の発生を確実に報知することができる。
また、機器警報システムにおいて、警報制御装置200から異常発生信号が受信されたときに、警報ブザー150の鳴動が開始されることによって警報が行なわれ、操作者によって警報ブザー150の鳴動を停止させる操作がされたときに、警報ブザー150の鳴動が停止され、警報ブザー150の鳴動が停止された場合、警報制御装置200から異常発生信号が受信されたときに、再度、警報ブザー150の鳴動が開始される。
これによって、警報ブザー150の鳴動が停止された場合であっても、異常発生信号が受信されたときに、警報ブザー150の鳴動を再開させることができる。その結果、複数の端末装置で重複して異常が発生した場合であっても異常の発生を確実に報知することができる。
また、第1の実施の形態および第2の実施の形態においては、警報ブザー150を鳴動させることによって、操作者に対して警報を行なうようにした。しかし、これに限定されず、操作者に警報を報知できる報知装置であれば、他の報知装置でもよい。
たとえば、ブザーでなく、警報が発生した旨の音声または他の音響による聴覚的な報知装置であってもよいし、操作者の注意を惹くランプの点灯または点滅による視覚的な報知装置であってもよいし、振動などにより操作者に刺激を与える触覚的な報知装置であってもよい。
また、警報が発生した旨の点滅表示、拡大表示、または、変動表示など、通常の表示と異なる操作者の注意を惹く表示を警報表示部140にすることによって、操作者に対して警報を行なうようにしてもよい。
なお、第1の実施の形態および第2の実施の形態においては、機器警報システムについて説明した。しかし、これに限定されず、図1で説明した警報制御装置200と警報装置100とを含む機器警報装置の発明として捉えてることができる。また、機器警報システムによって実行される機器警報方法の発明として捉えることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明における交通管制システムの概略構成図である。 第1の実施の形態における警報制御装置と警報装置との間でやり取りされる信号を説明するための図である。 第1の実施の形態における警報装置での警報のタイミングを示すタイミングチャートである。 第2の実施の形態における警報制御装置と警報装置との間でやり取りされる信号を説明するための図である。 第2の実施の形態における警報装置での警報のタイミングを示すタイミングチャートである。
符号の説明
1 交通管制システム、10 交通管制センター、100 警報装置、110 警報制御部、130 警報確認ボタン、140 警報表示部、150 警報ブザー、160 パラレル入力部、200 警報制御装置、210 制御部、220 記憶部、230 入出力部、240 パラレル出力部、300 信号制御中央装置、400A,400B 信号制御下位装置、500A,500B 信号制御機、600A〜600D 信号機、700A〜700D 車両感知器、830 管制卓装置、840 中央表示板装置、910 パラレル回線、920 上位LAN、930 下位LAN。

Claims (6)

  1. ローカルエリアネットワークを介して機器の動作の内容を指示する指示信号を送信する中央装置と、前記中央装置からの前記指示信号に従った制御信号を送信する少なくとも1つの制御装置と、前記制御装置からの前記制御信号に応じた前記内容の動作をする複数の前記機器とを含む機器システムにおいて警報を行なう機器警報装置であって、
    前記複数の機器は、複数の群に振分けられ、
    前記機器の動作に異常が発生したときに異常が発生した機器が含まれる群を識別するための識別情報を含む異常が発生した旨の異常情報を前記制御装置から受信した場合、パラレル信号線のうち前記異常情報に含まれる識別情報によって示される群に対応する対応信号線に、異常が発生したことを示す警報信号を出力する警報制御手段と、
    前記警報制御手段から前記パラレル信号線を介して受信した警報信号に応じて、ユーザに対して警報を行なう警報手段とを備える、機器警報装置。
  2. ローカルエリアネットワークを介して機器の動作の内容を指示する指示信号を送信する中央装置と、前記中央装置からの前記指示信号に従った制御信号を送信する少なくとも1つの制御装置と、前記制御装置からの前記制御信号に応じた前記内容の動作をする複数の前記機器とを含む機器システムにおいて警報を行なう機器警報システムであって、
    前記複数の機器は、複数の群に振分けられ、
    前記機器に備えられ、前記動作に異常が発生したときに、異常を示す異常信号を前記制御装置に送信する異常信号送信手段と、
    前記制御装置に備えられ、前記機器から前記異常信号を受信したときに、異常が発生した機器が含まれる群を識別するための識別情報を含む異常が発生した旨の異常情報を送信する異常情報送信手段と、
    前記制御装置から前記異常情報を受信したときに、パラレル信号線のうち前記異常情報に含まれる識別情報によって示される群に対応する対応信号線に、異常が発生したことを示す警報信号を出力する警報制御装置と、
    前記警報制御装置から前記パラレル信号線を介して受信した警報信号に応じて、ユーザに対して警報を行なう警報装置とを備える、機器警報システム。
  3. 前記機器システムは、交通管制システムであり、
    前記中央装置および前記制御装置は、交通管制センタに設置され、
    前記機器は、道路に設置される信号機、車両感知器、および、前記信号機と前記車両感知器とを制御する信号制御機であり、
    前記警報制御装置および前記警報装置は、前記交通管制センタに設置される、請求項2に記載の機器警報システム。
  4. 前記対応信号線は、群に含まれる機器で異常が発生中であることを示す異常中信号線と、群に含まれる機器で異常が新たに発生したことを示す異常発生信号線とを含み、
    前記警報信号は、群に含まれる機器のいずれかで異常が発生中であることを示す前記異常中信号線に出力される異常中信号と、群に含まれる機器のいずれかで異常が新たに発生したことを示す前記異常発生信号線に出力される異常発生信号とを含み、
    前記警報制御装置は、
    前記制御装置からの前記異常情報を受信したときに、前記異常情報に含まれる識別情報によって示される群に対応する前記異常中信号線に前記異常中信号を出力中でない場合は、該異常中信号線に前記異常中信号の出力を開始し、かつ、前記異常情報に含まれる識別情報によって示される群に対応する前記異常発生信号線に前記異常発生信号を出力する異常発生時異常出力手段と、
    前記制御装置からの前記異常情報を受信したときに、前記異常情報に含まれる識別情報によって示される群に対応する前記異常中信号線に前記異常中信号を出力中である場合は、前記異常情報に含まれる識別情報によって示される群に対応する前記異常発生信号線に前記異常発生信号を出力する異常中異常出力手段とを備え、
    前記警報装置は、
    前記警報制御装置から前記異常発生信号を受信したときに、前記警報を行なう警報手段を備える、請求項2または請求項3に記載の機器警報システム。
  5. 前記警報手段は、前記警報制御装置から前記異常発生信号を受信したときに、報知装置による報知を開始させることによって前記警報を行ない、
    前記警報装置は、
    ユーザによって前記報知を停止させる操作がされたときに、前記報知を停止させる警報停止手段をさらに備え、
    前記警報手段は、前記警報停止手段によって前記報知が停止された場合、前記警報制御装置から前記異常発生信号を受信したときに、再度、前記報知を開始させる、請求項4に記載の機器警報システム。
  6. ローカルエリアネットワークを介して機器の動作の内容を指示する指示信号を送信する中央装置と、前記中央装置からの前記指示信号に従った制御信号を送信する少なくとも1つの制御装置と、前記制御装置からの前記制御信号に応じた前記内容の動作をする複数の前記機器とを含む機器システムにおいて警報を行なう機器警報方法であって、
    前記複数の機器は、複数の群に振分けられ、
    前記機器の動作に異常が発生したときに異常が発生した機器が含まれる群を識別するための識別情報を含む異常が発生した旨の異常情報を前記制御装置から受信した場合、パラレル信号線のうち前記異常情報に含まれる識別情報によって示される群に対応する対応信号線に、異常が発生したことを示す警報信号を出力するステップと、
    前記パラレル信号線を介して受信した警報信号に応じて、ユーザに対して警報を行なうステップとを含む、機器警報方法。
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