JP2006317519A - カメラおよびピント板 - Google Patents

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Abstract

【課題】大型化することなく、装着されるピント板に対応した、常に適正な露出を得ることができるカメラを提供する。
【解決手段】当該カメラに装着されたピント板9での拡散光を測光する測光手段を有し、前記拡散光の測光結果に基づいて露出制御を行うカメラにおいて、測光手段が、前記拡散光を測光するための第1の測光領域13aと、ピント板の種類を判別するための第2の測光領域13bとを有し、第2の測光領域にて得られるピント板の種類に応じて第1の測光領域にて得られる前記測光結果を補正する構成とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、複数のピント板を交換可能であるカメラおよび該カメラに装着されるピント板に関するものである。
一眼レフカメラには、撮影条件や使用レンズ、または撮影者の好みに合わせて、ピント板(フォーカシングスクリーン)を交換可能なものがある。ピント板は、その種類によって、光の拡散特性が異なったものが存在する。そのため、ピント板の透過光を測光素子等の測光手段により測光し、その測光結果を基に露出制御を行って露出因子(シャッタ速度、絞り値等)を決定するカメラでは、ピント板に入射する光量が一定であっても、ピント板の種類によっては測光手段による測光結果(受光量)が異なるため、カメラの測光方式と、装着するピント板の種類に応じて、測光補正を必要とする場合がある。
そこで従来では、この種の補正手段として、カメラのミラーボックス内のLEDにより一定の光量(照射光)を照射し、集光レンズにより照射光束をピント板に対して一様に入射するように構成されたカメラが開示されている(特許文献1)。そして、ピント板を透過したLEDからの拡散光を測光し、測光したピント板の拡散特性に応じて露出補正を行うようにしている。また、特許文献1では、ピント板に所定の形状(切欠部)を形成し、この切欠部の長さに基づいて露出の制御を行うものであり、ピント板がカメラに確実に装着されたとき、切欠部の長さにしたがって移動部材の抵抗体接点に対する位置が決定する。すなわち、接点等を使用した抵抗値読み取り装置で得られる抵抗値から、装着されたピント板に対応する抵抗値を読み取り、測光値の補正を行う構成となっている。
特開平06−51367号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示のカメラにおいては、前述したように、LEDにより一定の光量(照射光)を照射し、集光レンズにより照射光束をピント板に対して一様に入射するようにし、ピント板を透過したLEDからの拡散光を測光してその結果に基づいて測光値の補正を行う構成であったため、LEDの輝度のバラツキにより正確なピント板の拡散特性を検出することは難しく、検出結果に誤差が生じ、これにより適正な測光値補正が得られないことがある。
また、ピント板に所定の形状(切欠部)を形成し、この切欠部の長さに基づいて露出の制御を行う構成であるため、接点等の機械的検出部材が必要となり、カメラ自体が大型化するばかりでなく、コストが増加してしまう欠点を有している。
更に近年では、カメラの生産台数の増加に伴い、ピント板の生産個数も増加となり、一度に複数個(4個取り/8個取り)のピント板を成形するシステムをとっている。この場合、型加工時の出来、ピント板射出成形時の材料の流れ具合、諸条件等により、同じ成形条件にもかかわらず型(CAV)番号によって測光特性に差が生じてしまう。これにより、同種類のピント板にもかかわらず複数の露出補正値が必要となっていた。
(発明の目的)
本発明の第1の目的は、大型化することなく、装着されるピント板に対応した、常に適正な露出を得ることができるカメラを提供しようとするものである。
本発明の第2の目的は、常に適正な露出をカメラ側で得ることを可能にするピント板を提供しようとするものである。
上記第1の目的を達成するために、請求項1および2に記載の発明は、当該カメラに装着されたピント板での拡散光を測光する測光手段を有し、前記拡散光の測光結果に基づいて露出制御を行うカメラにおいて、前記測光手段が、前記拡散光を測光するための第1の測光領域と、前記ピント板の種類を判別するための第2の測光領域とを有し、前記第2の測光領域にて得られる前記ピント板の種類に応じて前記第1の測光領域にて得られる前記測光結果を補正するカメラとするものである。
上記第2の目的を達成するために、請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載のカメラに装着可能なピント板であって、前記測光手段の前記第1の測光領域に対応した位置に第1の領域を有し、前記第2の測光領域に対応した位置に第2の領域を有し、前記第2の領域には、当該ピント板の種類に応じて異なる測光信号を形成するマーカー手段を有するピント板とするものである。
本発明によれば、常に適正な露出を得ることができるカメラまたはピント板を提供できるものである。
本発明を実施するための最良の形態は、以下の実施例1及び実施例2に示す通りである。
図1は本発明の実施例1に係わる一眼レフカメラの中央断面図であり、以下構成について説明する。図1のカメラ1に対して着脱可能な交換レンズ2は、カメラ1のマウント部5と不図示のレンズマウント部によって固定され、カメラ1の接点部と交換レンズ2の接点部が接触することによって電気的な接続がなされ、この接点部を介してカメラ1から交換レンズ2への電力の供給やレンズを制御するための通信が行われる。
交換レンズ2に含まれる撮影レンズ3を透過した光束は、カメラ1のメインミラー6に入射する。メインミラー6はハーフミラーとなっており、ここで反射された光束はファインダへと導かれ、一方、透過した光束はサブミラー7にて下方へ反射され、焦点検出装置8へと導かれる。焦点検出装置8は撮影レンズ3のデフォーカス量を検出し、撮影レンズ3が合焦状態となるように該撮影レンズ3を駆動するレンズ駆動量を演算し、レンズ駆動量を接点部を介して交換レンズ2へ送出する。交換レンズ2側では、これに応答して不図示のモータを制御して撮影レンズ3を駆動して焦点調節を行う。
4は絞りであり、絞り径を変化させることで光量をコントロールするものである
メインミラー6によってファインダへと導かれた光束はピント板9に被写体像として結像され、撮影者がペンタプリズム10および接眼レンズ11を介してこのピント板9上の被写体像を観察できるように構成されている。ピント板9は不図示のピント板ホルダーに支持されており、適宜着脱交換が可能に構成されている。
ペンタプリズム10の後部上方に配置された測光レンズ12は、ピント板9上の被写体像を二次光源として、その像を測光センサ(受光素子)13に縮小投映する。測光レンズ12および測光センサ(受光素子)13が、公知の露光用受光手段を成す。
ペンタプリズム10の前部下方にLED18が配置されている。このLED18は一定の光量の照射光を照射可能なものであり、カメラ1上部に配置されたスイッチ(LED/SW)20がオンされた場合、該LED18からの前記照射光束がその前部に設けられた集光レンズ19により集光され、その集光された照射光束がピント板9に対して一様に入射するように構成されている。なお、LED18および集光レンズ19は、不図示のミラーボックス内部に固定支持されている。
サブミラー7の後方にはシャッタ14が配置され、このシャッタ14の後方には光学ローパスフィルタおよび赤外線カットフィルタを一体化した光学フィルタ15が配置されている。そして、撮影時には該光学フィルタ15を透過した光束が更に後方に配置された撮像素子16へと入射する。
17は画像表示モニターであり、撮影された画像及び撮影メニュー等を表示するように構成されている。
以上が本実施例1に係わる一眼レフカメラの主な構成要素である。
図2は実施例1に係わるピント板9と測光センサ(受光素子)13との光学的な位置関係を示した図であり、図3は実施例1の一眼レフカメラの制御系を示すブロック図である。また、図4〜図6は実施例1のピント板9のマーカーエリア部9cと測光センサ13のマーカーエリア部検出エリア13bの関係を示した図である。
図2(a)において、9はピント板であり、9aは撮影者が視認可能なファインダ視野領域であり、9bは測距点(もしくは焦点検出点)に対応した測距枠(もしくは焦点検出枠)であり、9cはファインダ視野領域9a近傍に形成されたマーカーエリア部である。このマーカーエリア部9cはピント板9の種類(型番(CAV)を含む)毎に成形時に複数の所定部位の中の一つに貫通穴が形成されている。
図2(b)において、13は測光センサであり、13aは被写体輝度を測光する周知の例えば35分割測光エリアである。13bは測光エリア13aの近傍に位置し、前述したピント板9のマーカーエリア部9cと光学的に合致した、マーカーエリア部検出エリアである。
図2(c)において、9,13は前述したピント板9と測光センサ13が光学的に合致した図であり、9c,13bは同様にピント板9のマーカーエリア部9cとマーカーエリア部検出エリア13bが光学的に合致した位置関係を表した図である。
図3においては、カメラ1のメインスイッチ101がオン状態にあるときに、カメラ1の上部に配置されたスイッチ(LED/SW)102(図1中のスイッチ20に相当)がオンされた場合、LED103(図1のLED18に相当)が点灯(オン)する。そして、測光装置104の測光センサ13が、ピント板9を透過したLED103からの透過光を測光する。この場合、図2のピント板9のファインダ視野領域9aを透過した透過光は使用せず、マーカーエリア部9cの貫通穴を透過した透過光を、同図のマーカーエリア部検出エリア13bで測光する。
この測光結果が、マイコン(CPU)100を介して測光値検出回路105から測光補正値処理回路106に出力され、ここで前記検出結果に基づいて複数ある測光補正値の中から演算により何れかの測光補正値が求められ、この演算により求められた測光補正値が測光補正値記憶回路107にメモリされる。
その後は通常の撮影可能状態となり、メモリされた測光補正値により露出因子(シャッタ速度、絞り値等)が決定される。なお、測光補正値記憶回路107にメモリされた測光補正値は、ピント板9が新たに入れ換えられた場合、スイッチ(LED/SW)102の操作が行われることに応じて更新される。スイッチ(LED/SW)102が操作されない限り、測光補正値記憶回路107内部に保持されている。
次に、図4を用いて、本実施例1におけるピント板9の種類判別について、三つのパターンについて詳細に説明する。
図4の(a)、(b)及び(c)において、マーカーエリア部9cには複数の貫通穴を形成可能な領域(ここでは(1)〜(5)の5つの領域)があり、同図においては領域(1)がピント板成形時に貫通穴として形成されている。他の領域(2)〜(5)は非貫通である。
図4(b)において、このピント板9がカメラ1に組み込まれた場合、スイッチ(LED/SW)102がオンされると、LED18が点灯し、その照射光束がその前部に設けられた集光レンズ19により集光され、その集光された照射光束がピント板9に対して一様に入射するが、マーカーエリア部9cの領域(1)にしか貫通穴が形成されていないため、領域(1)を透過した透過光のみが測光センサ13の光学的に合致したマーカーエリア部検出エリア13bで測光される。すると、図4(c)のようにマーカーエリア部検出エリア13bの領域(1)のみの測光出力値が高くなる。この測光結果が、マイコン(CPU)100を介して、測光値検出回路105から測光補正値処理回路106に出力され、この出力結果に基づいて複数ある測光補正値の中から、挿入されたピント板9の種類に合った測光補正値が演算により求められ、この演算により求められた測光補正値が測光補正値記憶回路107にメモリされる。
上記と同様に、図5の(d)、(e)及び(f)においては、マーカーエリア部9cには複数の貫通穴を形成可能な領域(ここでは(1)〜(5)の5つの領域)があり、同図においては、領域(3)がピント板成形時に貫通穴として形成されている。他の領域(1)、(2)及び(4)、(5)は非貫通である。
図5(e)において、このピント板9がカメラ1に組み込まれた場合、スイッチ(LED/SW)102がオンされると、LED18が点灯し、その照射光束がその前部に設けられた集光レンズ19により集光され、その集光された照射光束がピント板9に対して一様に入射するが、マーカーエリア部9cの領域(3)にしか貫通穴が形成されていないため、領域(3)を透過した透過光のみが測光センサ13の光学的に合致したマーカーエリア部検出エリア13bで測光される。すると、図5(f)のようにマーカーエリア部検出エリア13bの領域(3)のみの測光出力値が高くなる。この測光結果が、マイコン(CPU)100を介して、測光値検出回路105から測光補正値処理回路106に出力され、この出力結果に基づいて複数ある測光補正値の中から、挿入されたピント板9の種類に合った測光補正値が演算により求められ、この演算により求められた測光補正値が測光補正値記憶回路107にメモリされる。
上記と同様に、図6の(g)、(h)及び(i)においては、マーカーエリア部9cには複数の貫通穴を形成可能な領域(ここでは(1)〜(5)の5つの領域)があり、同図においては領域(5)がピント板成形時に貫通穴として形成されている。他の領域(1)〜(4)は非貫通である。
図6(h)において、このピント板9がカメラ1に組み込まれた場合、スイッチ(LED/SW)102がオンされると、LED18が点灯し、その照射光束がその前部に設けられた集光レンズ19により集光され、その集光された照射光束がピント板9に対して一様に入射するが、マーカーエリア部9cの領域(5)にしか貫通穴が形成されていないため、領域(5)を透過した透過光のみが測光センサ13の光学的に合致したマーカーエリア部検出エリア13bで測光される。すると、図6(i)のようにマーカーエリア部検出エリア13bの領域(5)のみの測光出力値が高くなる。この測光結果が、マイコン(CPU)100を介して、測光値検出回路105から測光補正値処理回路106に出力され、この出力結果に基づいて複数ある測光補正値の中から、挿入されたピント板9の種類に合った測光補正値が演算により求められ、この演算により求められた測光補正値が測光補正値記憶回路107にメモリされる。
上記実施例1の構成により、複数あるピント板のうちのどの種類のピント板がカメラ1に挿入されても、該ピント板に形成されている貫通穴の位置(もしくは貫通穴の大きさでも良い)から透過する透過光をマーカーエリア部検出エリア13bで受光して、拡散特性が異なるピント板の種類を判別することができるので、そのピント板にあった適正な測光補正値を確実に得ることができる。
さらには、既存の測光センサを使用してピント板のマーカーエリア部を検出し、露出補正値を決定することで、従来の接点等の機械的検出部材が不必要となり、カメラの大型化を阻止でき、コストもかからず、安いカメラとすることができる。
なお、実施例1においては、ピント板マーカーエリア部9cには5つの貫通穴を形成可能な領域がある例を示したが、ピント板の種類(型番(CAV)を含む)数により貫通穴の数は任意に変更可能である。
次に、図7を用いて、本発明の実施例2について、三つのパターンについて詳細に説明する。なお、カメラの構成は上記実施例1に示した図1〜図3と同様であるので、その詳細は省略する。
図7の(a)、(b)及び(c)において、マーカーエリア部9cには複数の透過率の異なる領域(ここでは0%〜100%の5つの領域)があり、同図において、領域(1)は透過率0%、領域(2)は透過率30%、領域(3)は透過率50%、領域(4)は透過率70%、領域(5)は透過率100%である。
図7(b)において、このピント板9がカメラ1に組み込まれた場合、スイッチ(LED/SW)102がオンされると、LED18が点灯し、その照射光束がその前部に設けられた集光レンズ19により集光され、その集光された照射光束がピント板9に対して一様に入射するが、マーカーエリア部9cを透過する透過光は透過率が異なるため、測光センサ13のマーカーエリア部検出エリア13bに到達する透過光は、図7(c)のように、透過率100%の領域(5)⇒透過率70%の領域(4)⇒透過率50%の領域(3)⇒透過率30%の領域(2)⇒透過率0%の領域の順に暗くなり、マーカーエリア部検出エリア13bで受光される測光出力値も同様の順で低くなる。この測光出力値の受光検出パターン結果が、マイコン(CPU)100を介して、測光値検出回路105から測光補正値処理回路106に出力され、この出力結果に基づいて複数ある測光補正値の中から、挿入されたピント板9の種類に合った測光補正値が演算により求められ、この演算により求められた測光補正値が測光補正値記憶回路107にメモリされる。
上記と同様に、図8(d)、(e)及び(f)においては、マーカーエリア部9cには複数の透過率の異なる領域(ここでは0%〜100%の5つの領域)があり、同図において、領域(1)は透過率0%、領域(2)は透過率50%、領域(3)は透過率100%、領域(4)は透過率70%、領域(5)は透過率30%である。
図8(e)において、このピント板9がカメラ1に組み込まれた場合、スイッチ(LED/SW)102がオンされると、LED18が点灯し、その照射光束がその前部に設けられた集光レンズ19により集光され、その集光された照射光束がピント板9に対して一様に入射するが、マーカーエリア部9cを透過する透過光は透過率が異なるため、測光センサ13のマーカーエリア部検出エリア13bに到達する透過光は、図8(f)のように、透過率100%の領域(3)⇒透過率70%の領域(4)⇒透過率50%の領域(2)⇒透過率30%の領域(5)⇒透過率0%の領域(1)の順に暗くなり、マーカーエリア部検出エリア13bで受光する測光出力値も同様の順で低くなる。この測光出力値の受光検出パターン結果が、マイコン(CPU)100を介して、測光値検出回路105から測光補正値処理回路106に出力され、この出力結果に基づいて複数ある測光補正値の中から、挿入されたピント板9の種類に合った測光補正値が演算により求められ、この演算により求められた測光補正値が測光補正値記憶回路107にメモリされる。
上記と同様に、図9(g)、(h)及び(i)においては、マーカーエリア部9cには複数の透過率の異なる領域(ここでは0%〜100%の5つの領域)があり、同図において、領域(1)は透過率100%、領域(2)は透過率70%、領域(3)は透過率50%、領域(4)は透過率30%、領域(5)は透過率0%である。
図9(h)において、このピント板9がカメラ1に組み込まれた場合、スイッチ(LED/SW)102がオンされると、LED18が点灯し、その照射光束がその前部に設けられた集光レンズ19により集光され、その集光された照射光束がピント板9に対して一様に入射するが、マーカーエリア部9cを透過する透過光は透過率が異なるため、測光センサ13のマーカーエリア部検出エリア13bに到達する透過光は、図9(i)のように、透過率100%の領域(1)⇒透過率70%の領域(2)⇒透過率50%の領域(3)⇒透過率30%の領域(4)⇒透過率0%の領域(5)の順に暗くなり、この測光出力値の受光検出パターン結果が、マイコン(CPU)100を介して、測光値検出回路105から測光補正値処理回路106に出力され、この出力結果に基づいて複数ある測光補正値の中から、挿入されたピント板9の種類に合った測光補正値が演算により求められ、この演算により求められた測光補正値が測光補正値記憶回路107にメモリされる。
上記の実施例2の構成により、複数あるピント板のうちのどの種類のピント板がカメラ1に挿入されても、マーカーエリア部検出エリア13bで受光する測光出力値の受光パターンを検出して、拡散特性の異なるピント板の種類を判別できるようにしているので、そのピント板にあった適正な測光補正値を確実に得ることができる。
さらには、既存の測光センサを使用してピント板のマーカーエリア部を検出し、露出補正値を決定することで、従来の接点等の機械的検出部材が不必要となり、カメラの大型化を阻止でき、コストもかからず、安いカメラとすることができる。
なお、上記実施例2においては、マーカーエリア部9cに5つの透過率の異なる領域がある例を示したが、ピント板の種類(型番(CAV)を含む)数により透過率の領域の数は任意に変更可能である。
また、上記実施例1及び実施例2では、カメラ内部にLEDを組み込みんだ例を示したが、レンズ前面から均一輝度面を持つ光源を使用したり、通常光(太陽光)を利用したりして、その測光出力値の検出を行う構成にすることも可能であり、これにより、LED18および集光レンズ19及びスイッチ(LED/SW)20を廃止することが出来、更なるコストダウン効果を得ることが出来る。
本発明の実施例1に係わる一眼レフカメラを示す縦断面図である。 本実施例1においてピント板と測光センサとの光学的な位置関係を示した図である。 本実施例1におけるカメラの制御系の回路構成を示すブロック図である。 本実施例1におけるピント板のマーカーエリア部と測光センサのマーカーエリア部検出エリアの関係を示した図である。 本実施例1におけるピント板のマーカーエリア部と測光センサのマーカーエリア部検出エリアの関係を示した図である。 本実施例1におけるピント板のマーカーエリア部と測光センサのマーカーエリア部検出エリアの関係を示した図である。 本発明の実施例2におけるピント板のマーカーエリア部と測光センサのマーカーエリア部検出エリアの関係を示した図である。 本発明の実施例2におけるピント板のマーカーエリア部と測光センサのマーカーエリア部検出エリアの関係を示した図である。 本発明の実施例2におけるピント板のマーカーエリア部と測光センサのマーカーエリア部検出エリアの関係を示した図である。
符号の説明
1 カメラ
2 交換レンズ
3 撮影レンズ
8 焦点検出装置
9 ピント板
9a ファインダ視野領域(第1の領域)
9b 測距枠
9c マーカーエリア部(第2の領域)
10 ペンタプリズム
11 接眼レンズ
12 測光レンズ
13 測光センサ
13a 35分割測光エリア(第1の測光領域)
13b マーカーエリア部検出エリア(第2の測光領域)
16 撮像素子
18 LED
19 集光レンズ
100 マイコン(CPU)
103 LED
104 測光装置
105 測光値検出回路
106 測光補正値処理回路
107 メモリ

Claims (3)

  1. 当該カメラに装着されたピント板での拡散光を測光する測光手段を有し、前記拡散光の測光結果に基づいて露出制御を行うカメラにおいて、
    前記測光手段は、前記拡散光を測光するための第1の測光領域と、前記ピント板の種類を判別するための第2の測光領域とを有し、
    前記第2の測光領域にて得られる前記ピント板の種類に応じて前記第1の測光領域にて得られる前記測光結果を補正することを特徴とするカメラ。
  2. 前記第1の測光領域は、前記測光手段の所定の視野内に設けられ、前記第2の測光領域は、前記第1の測光領域の近傍の前記所定の視野外に設けられることを特徴とする請求項1に記載のカメラ。
  3. 請求項1または請求項2に記載のカメラに装着可能なピント板であって、
    前記測光手段の前記第1の測光領域に対応した位置に第1の領域を有し、前記第2の測光領域に対応した位置に第2の領域を有し、
    前記第2の領域には、当該ピント板の種類に応じて異なる測光信号を形成するマーカー手段を有することを特徴とするピント板。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013024885A (ja) * 2011-07-14 2013-02-04 Canon Inc 撮像装置

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