JP2006317476A - 光ファイバ接続装置及び光コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】光ファイバの先端部から突出しようとするコアと接続先となる光素子との接触を可及的に防止すること。
【解決手段】光素子18はシールドケース32内に収容配置される。光素子18は、シールドケース32に形成された光結合孔32hを通じて外部に露出して光ファイバ12のガラスコア13に光学的に結合される。光結合孔32hの長さ寸法L1は、光ファイバ12のクラッド14の端面と光結合面19aとの距離寸法L2を光ファイバ12の13コアの予測最大突出寸法以上に保つ寸法に設定されている。
【選択図】図1

Description

この発明は、光ファイバと光素子とを接続するための技術に関する。
近年、自動車用の光通信システムに関して、ガラスコアを持つ光ファイバの使用が開発、検討されている。
ガラスコアを持つ光ファイバとしては、ガラスコアにガラスクラッドを被覆したGOF(Glass Optical Fiber)や、ガラスコアに樹脂クラッドを被覆したPCS(Plastic Clad Silica)と呼ばれるものがある。そして、自動車用の光通信システム用としては、一般的にはコア径が大きいPCSを用いるのが適している。
このようなPCSを含む光ケーブルを光コネクタのフェルール等で固定する場合、フェルールの先端部で樹脂クラッドとフェルール内周面とが接着剤で接着され、さらに、フェルールの中間部でPCSの周囲の樹脂被覆とフェルール内周面とが接着剤等で接着される。
なお、フェルール体に固定させた石英光ファイバ同士を、加圧下で接触させるようにした技術は、例えば、特許文献1に開示されている。
特開平6−174971号公報
しかしながら、上記のようなPCSでは、ガラスコアと樹脂クラッドとの密着性が悪い。また、ガラスコアと樹脂クラッドとでは、Tg(ガラス転移点)や線膨張係数の差も大きい。このため、上記のようにPCSを含む光ケーブルをフェルールに固定した構成において、PCSに熱衝撃が加わると、ガラスコアと樹脂クラッドとが剥離した状態で、樹脂クラッド及びその周囲の樹脂被覆が縮んでしまう。その結果、フェルールに対して固定されていないガラスコアがフェルールの先端部から飛出すような形態になってしまう。この場合、ガラスコアがフェルールに対向する光電変換器等に突き当りその光結合面を傷つける等して光結合を阻害する恐れがある。
そこで、本発明は、光ファイバの先端部から突出しようとするコアと接続先となる光素子との接触を可及的に防止することを目的とする。
この発明に係る光ファイバ接続装置は、光ファイバと光素子とを接続するための光ファイバ接続装置であって、コアとこのコアを被覆するクラッドとを有する光ファイバと、光結合面を有する光素子と、前記クラッドの端面と前記光結合面との距離寸法を、前記コアの予測最大突出寸法以上に保つ間隔保持部材と、を備えたものである。
また、この発明に係る他の光ファイバ接続装置は、光ファイバと光素子とを接続するための光ファイバ接続装置であって、コアとこのコアを被覆するクラッドとを有する光ファイバと、前記光ファイバを保持するフェルール部材と、光結合面を有する光素子と、前記コアを挿通可能でかつ前記光ファイバと前記光素子とを光学的に結合させるための光結合孔を有し、前記フェルール部材と前記光素子との間に介在配置された間隔保持部材と、を備え、前記光結合孔は、前記クラッドの端面と前記光結合面との距離寸法を、前記コアの予測最大突出寸法以上に保つ長さ寸法に形成されているものである。
これらの場合において、前記コアの予測最大突出寸法は、前記光ファイバに熱衝撃が加えられた場合に前記クラッドの端面から前記コアが突出すると予測される最大値であるとよい。
具体的には、前記コアの予測最大突出寸法M(μm)は、例えば、次式、M=5×L(但し、Lは光ファイバの使用長(m))、で設定される。
また、この発明に係る光コネクタは、光ファイバを保持した相手側の光コネクタに接続される光コネクタであって、光結合面を有する光素子と、前記光素子を収容して覆うシールドケースと、内部に前記光素子を収容した前記シールドケースを収容固定する収容凹部を有するコネクタハウジングと、を備え、前記シールドケースに、前記コアを挿通可能でかつ前記光結合面を前記光ファイバのコアと光学的に結合可能な態様で外部に臨ませる光結合孔が形成され、前記光結合孔の長さ寸法は、前記光ファイバのクラッドの端面と前記光結合面との距離寸法を、前記コアの予測最大突出寸法以上に保つ寸法に形成されているものである。
具体的には、前記コアの予測最大突出寸法M(μm)は、例えば、次式、M=5×L(但し、Lは光ファイバの使用長(m))、で設定される。
この発明の光ファイバ接続装置によると、クラッドの端面と光素子の光結合面との距離寸法を、前記コアの予測最大突出寸法以上に保つ間隔保持部材を備えているため、たとえ光ファイバの先端部からコアが突出しても、そのコアと接続先となる光素子の光結合面との接触を可及的に有効に防止することができる。
また、この発明の光ファイバ接続装置によると、前記光結合孔は、前記クラッドの端面と前記光結合面との距離寸法を、前記コアの予測最大突出寸法以上に保つ長さ寸法に形成されているため、たとえ光ファイバの先端部からコアが突出しても、そのコアと接続先となる光素子の光結合面との接触を可及的に防止することができる。
しかも、前記フェルール部材と前記光素子との間に介在配置される間隔保持部材により上記距離寸法を一定以上に保つようにしているため、フェルール部材の端部と光ファイバの端部とを一致させるようにして、光ファイバをフェルール部材に保持させることができる。
また、前記コアの予測最大突出寸法は、前記光ファイバに熱衝撃が加えられた場合に前記クラッドの端面から前記コアが突出すると予測される最大値であると、本光ファイバ接続装置が熱変化の大きい場所で使用された場合等に有効に対処できる。具体的には、前記コアの予測最大突出寸法M(μm)は、例えば、次式、M=5×L(但し、Lは光ファイバの使用長(m))、で設定するとよい。
また、この発明の光コネクタによると、前記シールドケースに、前記コアを挿通可能でかつ前記光結合面を前記光ファイバのコアと光学的に結合可能な態様で外部に臨ませる光結合孔が形成され、前記光結合孔の長さ寸法は、前記光ファイバのクラッドの端面と前記光結合面との距離寸法を、前記光ファイバのコアの予測最大突出寸法以上に保つ寸法に形成されているため、たとえ光ファイバの先端部からコアが突出しても、そのコアと接続先となる光素子の光結合面との接触を可及的に防止することができる。
また、シールドケース自体で、上記距離寸法を一定以上に保つようにしているため、フェルール部材の端部と光ファイバの端部とを一致させるようにして、光ファイバをフェルール部材に保持させることができ、また、他部材の追加を招くことなく構成も比較的簡易にすることができる。具体的には、前記コアの予測最大突出寸法M(μm)は、例えば、次式、M=5×L(但し、Lは光ファイバの使用長(m))、で設定するとよい。
以下、この発明の実施形態に係る光コネクタ及び光ファイバ接続装置について説明する。図1は光ファイバ接続装置及び光コネクタを示す説明図である。
この光ファイバ接続装置は、光ファイバ12と光素子18とを光学的に接続するためのものである。本実施形態では、光ファイバ12含む光ファイバコード10と光素子18とを光学的に接続する。この光ファイバ接続装置は、典型的には、熱的環境の厳しい箇所、例えば、車両等の光通信システムで用いられる。
本光ファイバ接続装置は、光コネクタ20と光コネクタ30とを備えている。光コネクタ20は光ファイバ12を保持しており、光コネクタ30は光素子18を収容保持している。
ここで、光ファイバコード10は、光ファイバ12に不透明な樹脂被覆部11を被覆したものである。光ファイバ12は、ガラスコア13に透明な樹脂クラッド14を被覆したものであり、いわゆるPCS(Plastic Clad Silica)と呼ばれるものである。勿論、一般的な光ファイバと同様に、樹脂クラッド14の屈折率は、ガラスコア13の屈折率よりも小さい。
相手側の光コネクタ20は、ファイバを固定する部材であるフェルール22と、コネクタハウジング26とを備えている。フェルール22は光ファイバ12の端部を保持するものであり、樹脂又は金属等により形成されている。コネクタハウジング26は、樹脂等により構成されており、例えば、図示省略の係合構造により、相手側の光コネクタ20との接続状態を保持するといった機能を有している。
フェルール22とコネクタハウジング26とは一体形成された構成であってもよいし、また、フェルール22とコネクタハウジング26とが別体に形成されており、フェルール22がコネクタハウジング26に対してその軸方向に沿って所定範囲内で移動自在かつ相手側の光コネクタ30に向けて付勢された状態で保持された構成であってもよい。
より具体的には、フェルール22は、樹脂又は金属等により形成され、光ファイバ12を挿入配置可能な略筒状形状に形成されている。このフェルール22のうちスリーブ部38に挿入される側の端部内には、小径部23aが形成され、これとは反対側の端部内には大径部23cが形成されている。大径部23cは樹脂被覆部11を挿入配置可能な径寸法に形成されており、小径部23aは大径部23cよりも小径で光ファイバ12を挿入配置可能な径寸法に形成されている。これらの大径部23c及び小径部23aの間に、テーパ部23bが介在しており、テーパ部23bは大径部23cから小径部23aに向けて徐々に径寸法が小さくなるように形成されている。
このフェルール22に対して上記光ファイバコード10が次の構成にって固定保持されている。
すなわち、光ファイバコード10の端部において所定長に亘って樹脂被覆部11が剥離され、樹脂クラッド14が露出している。
この光ファイバコード10の端部を、上記フェルール22内にその大径部23c側から挿入し、露出した樹脂クラッド14部分を小径部23a内に挿入配置すると共に、樹脂被覆部11を大径部23c内に挿入配置する。
このような挿入配置状態で、先端部に露出した樹脂クラッド14を小径部23aの内周部に、接着剤を介して接着する。接着剤は、光ファイバコード10への挿入前にガラスコア13又は小径部23a側に塗布されたものであってもよいし、或は、光ファイバコード10挿入後に、小径部23aとガラスコア13間に充填するようにしたものであってもよい。
また、上記光ファイバコード10の樹脂被覆部11は、適宜大径部23cの内周部に接着剤やストッパ等を用いて固定される。
そして、上記のように光ファイバコード10がフェルール22に固定された状態で、フェルール22の先端部におけるガラスコア13の端面に対して研磨等による端部処理が施される。なお、ここでは、光ファイバ12の初期固定状態で、光ファイバ12におけるコア13及びクラッド14の両先端面が、フェルール22の先端面に略一致した状態とされる。
このような光コネクタ20に対して、周辺環境から熱による熱衝撃等が加わると、ガラスコア13と樹脂クラッド14とが剥離して、ガラスコア13に対して樹脂クラッド14が大きく縮んでしまう。すると、ガラスコア13は、樹脂クラッド14の端部及びフェルール22の先端部から突出しようとする。
また、光コネクタ30は、光素子18と、シールドケース32と、コネクタハウジング36とを備えている。
光素子18は、光ファイバ12からの光を受ける受光素子又は光ファイバ12に向けて光を照射する発光素子である。ここでは、光素子18は、素子本体部19を有し、その素子本体部19の一主面に発光又は受光を行う光結合面19aが設けられる共に、その一側部(ここでは下方側部)からリード部19bが延び出るように形成された構成とされている。
シールドケース32は、上記素子本体部19を収容して覆う部材である。より具体的には、シールドケース32は、電磁遮蔽可能な導電性部材、例えば、金属板の屈曲加工により形成される。シールドケース32は、一方側が開口する筺状体に形成されている。素子本体部19はシールドケース32内に密接状に収容配置され、また、その下方開口を通ってリード部19bが外部に引出されるようになっている。
また、シールドケース32の一主面32aであって、上記光結合面19aに対応する位置には、光結合孔32hが形成されている。光結合孔32hは、コア13を挿通可能な形状に、即ち、コア13の外径寸法よりも大きな内径寸法に形成されている。上記光結合面19aは、この光結合孔32hを通じて外部に臨み、この光結合孔32hを通じてガラスコア13と光学的に結合可能とされる。
また、両光コネクタ20,30の接続状態で、クラッド14の先端面とスリーブ部38の先端面とは、シールドケース32の一主面32aの外面に当接した状態となっていて、クラッド14が光素子18の光結合面19aに近づくのを規制している。もっとも、上述したようにクラッド14とスリーブ部38とは接着剤等で一体化されているので、スリーブ部38だけがシールドケース32の一主面32aに当接した状態となっていてもよい。
また、この光結合孔32hの長さ寸法L1(ここではシールドケース32の一主面32aの厚み寸法)は、クラッド14の端面と光結合面19aとの距離寸法L2を、コア13の予測最大突出寸法以上に保つ寸法に形成されている。ここでは、フェルール22の先端面及びクラッド14の先端面は、シールドケースの一主面32aの外面に当接しており、また、光結合面19aは光素子18の前面よりも凹んだ位置にある。よって、光結合孔32hの長さ寸法L1に光結合面19aの凹み深さ寸法を加えた寸法L2が、予測最大突出寸法よりも大きくなるように設定している。つまり、シールドケース32の一主面32aに光結合孔32hを形成した構成により、間隔保持部材としての機能が実現される。
このコア13の予測最大突出寸法は、光ファイバ12に所定の熱衝撃が加えられた場合に、クラッド14の端面からコア13が突出すると予測される最大値であり、例えば、クラッド14の収縮率や、使用される光ファイバコード10の長さ寸法(車載用で使用する場合には最大でも20m程度である)、実際の敷設経路における熱が加わる箇所、緩衝等を考慮して、実験的、経験的に予測ないし決定される。
より具体的には、本光ファイバコード10を自動車用に用いる場合、接続先となる機器や自動車ボディ形状等に合わせてその敷設経路が決定、設計される。そして、その敷設経路が決められれば、光ファイバコード10に加わる熱力学的なストレスを予測できる。
ここで、クラッド14の収縮率が0.03パーセントであるとした場合に、光ファイバコード10の敷設経路中の0.5mの部分に熱衝撃が加わるとする。すると、当該熱衝撃が加わった部分でのクラッド14の収縮量は、500mm×0.0003=0.15mmから、およそ150μmとなる。ただし、その熱衝撃により収縮する部分から光ファイバコード10の端部までの部分は緩衝域となるため(経路中に部分的なクラッド14歪み(収縮)が発生した場合、歪みの無い部分のコア13とクラッド14間の摩擦力によって発生した歪み分(収縮量)よりも短い変形(収縮)が端部で観察される)、実際の端部に影響する収縮量は、上記収縮量150μmよりも小さくなり、経験上、数十μm以下になると考えられる。ここでは、例えば予測最大突出寸法が50μmであると予測すると、クラッド14の端面と光結合面19aとの距離寸法L2を50μm、或はそれ以上に保つように、上記光結合孔32hの長さ寸法L1を設定すればよい。
つまり、一般的なPCS(Plastic Clad Silica)の光ファイバ12を一般的な自動車用等に配線した場合を想定すると次のようにいえる。すなわち、コア13とクラッド14との収縮率差等によるコア13とクラッド14とのずれ発生要因に、熱的なストレスが部分的に加わること、緩衝域の存在等を考慮すると、光ファイバ1m当り、数μm程度(最大で5μm)コア13とクラッド14とのずれが生じると考えることができる。そして、光ファイバ12を自動車用に配線する場合、最長およそ10m程度の長さで用いられるとすると、この場合、コア13の突出寸法は数十μm程度であると予測される。また、光ファイバ1m当り、コア13の最大ずれ量は5μmであると考えるとよいので、コア13の予測最大突出寸法M(μm)は、例えば、次式、M=5×L(但し、Lは光ファイバの使用長(m))、に設定すればよいことになる。
ちなみに、上記のように予測した予測最大突出寸法に基づいてクラッド14の端面と光結合面19aとの距離寸法L2を設定した場合、その条件で光ファイバコード10と光素子18との光結合率を算出した上で、光通信システム設計(特に、光損失に関して)を行う必要がある。通常、この場合であっても、ガラスコア13を伝送媒体として用いた場合には光ファイバコード10自身による挿入損失は十分に小さく、また、自動車での使用を考慮すると敷設経路長は比較的に短いので、これらの両要素による光損失減を期待できる。よって、コア13と光結合面19a間のキャップによる光損失増を考慮しても、システム全体としては十分なパワーバジェットを維持することができる。
コネクタハウジング36は、樹脂等により形成され、内部に光素子18を収容保持する素子収容凹部37を有している。素子収容凹部37内には、光素子18を収容保持したシールドケース32が所定姿勢で収容保持される。そして、光コネクタ30が所定の回路基板39上に実装固定された状態で、光素子18のリード部19bが素子収容凹部37の下方に向けて延出し、回路基板39に形成された配線パターンに適宜はんだ付け等で電気的に接続される。なお、シールドケース32も、リード等を用いた適宜接続手段にて、回路基板39のアース配線パターンに電気的に接続される。
また、コネクタハウジング36には、スリーブ部38が形成されている。このスリーブ部38は、光結合孔32hに対応する位置からから外方に向けて延出するように形成され、上記フェルール22の先端部を内部に挿入可能な略筒状に形成されている。そして、フェルール22を当該スリーブ部38内に挿入することで、スリーブ部38の先端部におけるガラスコア13の先端面と光結合面19aとが、間に光結合孔32h部分を介在させた状態で対向配置される。これにより、光ファイバ12と光素子18とが光結合孔32hを通じて光学的に結合されることとなる。
このように構成された光ファイバ接続装置、光コネクタ30において、光ファイバコード10に周辺環境からの熱による熱衝撃等が加わると、ガラスコア13と樹脂クラッド14とが剥離して、ガラスコア13に対して樹脂クラッド14が大きく縮んでしまうといった事態が生じ得る。すると、図2に示すように、ガラスコア13は、樹脂クラッド14の端部及びフェルール22の先端部から突出する。ところが、初期状態において、クラッド14の端面と光結合面19aとの間に、コア13の予測最大突出寸法以上である寸法L2の間隔が隔てられている。このため、例えば、その範囲内の寸法L3だけコア13が突出しても、コア13の先端部が光結合面19aに接触することは回避される。
このように本光ファイバ接続装置及び光コネクタ30によると、シールドケース32に、コア13を挿通可能でかつ光結合面19aを光ファイバ12のコア13と光学的に結合可能な態様で外部に臨ませる光結合孔32hが形成され、光結合孔32hの長さ寸法L1は、光ファイバ12のクラッド14の端面と光結合面19aとの距離寸法L2を光ファイバ12の13コアの予測最大突出寸法以上に保つ寸法に形成されているため、たとえ光ファイバ12の先端部からコア13が突出しても、そのコア13と接続先となる光素子18の光結合面19aとの接触を可及的に防止することができる。
また、シールドケース32自体に、光ファイバ12のクラッド14の端面と光結合面19aとの距離寸法L2を一定以上に保つ構成を持たせているため、フェルール22の先端面と光ファイバ12との先端面とを一致させるようにして、光ファイバ12をフェルール22に容易に保持させることができる。しかも、その構成も比較的簡易にすることができる。
なお、本実施形態では、光コネクタ20と光コネクタ30とが着脱自在に接続される例で説明したが、必ずしもその必要はない。光ファイバ12と光素子18とが着脱不能に基板等に固定状態で光学的に結合される場合であってもよい。
また、本実施形態では、光ファイバ12が略筒状のフェルール22に固定される場合で説明したが、必ずしもこれに限られない。例えば、略半円筒状の部材に形成された溝内に光ファイバ12を固定する場合や、板状部材上に光ファイバ12を固定する場合であってもよい。
さらに、本実施形態では、シールドケース32に光結合孔32hを形成し、この光結合孔32hの長さ寸法L1を、光ファイバ12のクラッド14の端面と光結合面19aとの距離寸法L2を光ファイバ12の13コアの予測最大突出寸法以上に保つ寸法に形成しているが、必ずしもその必要はない。例えば、適宜厚みを有する板材にガラスコア13の外径寸法よりも大きな外径寸法の光結合孔を形成して間隔保持部材を構成し、これを光素子18の光結合面19aの前面に取付けたり、或は、フェルール22の先端部に取付けるようにして、クラッド14の先端面と光結合面19aとの間隔を設定、調整するようにしてもよい。また、フェルール22の先端面よりも手前の位置に光ファイバ12の先端面を配置するように光ファイバ12をフェルール22内で固定して、クラッド14の先端面と光結合面19aとの間隔を設定、調整するようにしてもよい。この場合、フェルール22の先端部が間隔保持部材としての機能を果す。
また、光ファイバ12についても、ガラスコア13の外周囲に樹脂クラッド14が形成された構成に限られず、所定のコアにクラッドが被覆され、これらコアとクラッドとの熱膨張率の相違等により、コアが突出しようとする光ファイバについて適用し得る。
要するに本発明は、光ファイバと光素子とを光学的に結合する光ファイバ接続装置において、光ファイバのクラッドの端面と光素子の光結合面との距離寸法を、コアの予測最大突出寸法以上に保つようにした全ての構成を含む。
実施形態に係る光コネクタを示す説明図である。 ガラスコアが突出した状態を示す説明図である。
符号の説明
10 光ファイバコード
12 光ファイバ
13 ガラスコア
14 クラッド
18 光素子
19 素子本体部
19a 光結合面
20 光コネクタ
22 フェルール
30 光コネクタ
32 シールドケース
32a 一主面
32h 光結合孔
37 素子収容凹部
38 スリーブ部
L1 光結合孔の長さ寸法
L2 クラッドの端面と光結合面との距離寸法
L3 コアの突出寸法

Claims (6)

  1. 光ファイバと光素子とを接続するための光ファイバ接続装置であって、
    コアとこのコアを被覆するクラッドとを有する光ファイバと、
    光結合面を有する光素子と、
    前記クラッドの端面と前記光結合面との距離寸法を、前記コアの予測最大突出寸法以上に保つ間隔保持部材と、
    を備えた光ファイバ接続装置。
  2. 光ファイバと光素子とを接続するための光ファイバ接続装置であって、
    コアとこのコアを被覆するクラッドとを有する光ファイバと、
    前記光ファイバを保持するフェルール部材と、
    光結合面を有する光素子と、
    前記コアを挿通可能でかつ前記光ファイバと前記光素子とを光学的に結合させるための光結合孔を有し、前記フェルール部材と前記光素子との間に介在配置された間隔保持部材と、
    を備え、
    前記光結合孔は、前記クラッドの端面と前記光結合面との距離寸法を、前記コアの予測最大突出寸法以上に保つ長さ寸法に形成されている、光ファイバ接続装置。
  3. 請求項1又は請求項2記載の光ファイバ接続装置であって、
    前記コアの予測最大突出寸法は、前記光ファイバに熱衝撃が加えられた場合に前記クラッドの端面から前記コアが突出すると予測される最大値である、光ファイバ接続装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の光ファイバ接続装置であって、
    前記コアの予測最大突出寸法M(μm)は、次式
    M=5×L(但し、Lは光ファイバの使用長(m))
    に設定される、光ファイバ接続装置。
  5. 光ファイバを保持した相手側の光コネクタに接続される光コネクタであって、
    光結合面を有する光素子と、
    前記光素子を収容して覆うシールドケースと、
    内部に前記光素子を収容した前記シールドケースを収容固定する収容凹部を有するコネクタハウジングと、
    を備え、
    前記シールドケースに、前記コアを挿通可能でかつ前記光結合面を前記光ファイバのコアと光学的に結合可能な態様で外部に臨ませる光結合孔が形成され、前記光結合孔の長さ寸法は、前記光ファイバのクラッドの端面と前記光結合面との距離寸法を、前記コアの予測最大突出寸法以上に保つ寸法に形成されている、光コネクタ。
  6. 請求項5記載の光コネクタであって、
    前記コアの予測最大突出寸法M(μm)は、次式
    M=5×L(但し、Lは光ファイバの使用長(m))
    に設定される、光コネクタ。
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