JP2006316661A - ファン - Google Patents

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Masato Iwata
正人 岩田
Masaki Taguchi
昌基 田口
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Mitsuba Corp
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Mitsuba Corp
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Abstract

【課題】 ラジエータファン等のファン1において、ファン1の軸芯方向の動バランスを簡単に調整できるようにする。
【解決手段】 一端が開口3dした有底円筒形状のファンボス部3の内筒側に、筒底部3aから開口3d側に向けて第一バランサ4を突出形成する一方、開口3dから筒底部3a側に向けて第二バランサ5を突出形成することで、軸芯方向に異なった位置に第一、第二バランサ4、5を配する構成とし、これによって動バランスの調整をするようにした。
【選択図】 図3

Description

本発明は、ラジエータファン等のファンのバランス調整構造の技術分野に属するものである。
一般に、この種ファンにおいては、静バランス(回転方向のバランス)と動バランス(回転軸方向のバランス)とを調整することにより安定した回転を行わせる必要がある。そこで従来は、ファンを削ったりしてバランス調整をしていたが、作業が面倒かつ煩雑であって作業性が劣るという問題があった。
この改善策として、ファン金型にバランス調整用の螺子を出没自在に設け、該螺子の出没量によりバランス調整するようにしたものが知られている(特許文献1)
実公平4−50099号公報
ところが前記螺子によってバランス調整するものは、静バランスの調整を行うものであって、動バランスについての調整を行うものでなく、この結果、動バランスについては従来どおりファンを削ったりして調整しており、依然として作業性が悪いものであり、ここに本発明の解決すべき課題がある。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、ファンボス部にバランス調整用のバランサを形成するにあたり、該バランサには、軸芯方向のバランスを調整する動バランス調整機能があることを特徴とするファンである。
請求項2の発明は、請求項1において、バランサは、軸芯方向に位置を異ならせて設けることで動バランス調整機能を備えるように構成したことを特徴とするファンである。
請求項3の発明は、請求項1において、バランサは、軸芯方向に長さを異ならせて設けることで動バランス調整機能を備えるように構成したことを特徴とするファンである。
請求項4の発明は、請求項2または3において、軸芯方向に位置または長さを異ならせた第一バランサ、第二バランサは、周回り方向に交互に設けられていることを特徴とするファンである。
請求項5の発明は、請求項2または4において、軸芯方向に位置を異ならせて設けられるバランサは、一端が開口した有底円筒形状のファンボス部内筒の筒底部側と開口側とにそれぞれ設けられる第一バランサと第二バランサとし、開口側に設けられる第二バランサは、筒底部に開設される冷却孔と軸芯方向に一致した位置に設けられることを特徴とするファンである。
請求項6の発明は、請求項5において、筒底部側に設けられる第一バランサは、静バランス調整機能を有していることを特徴とするファンである。
請求項7の発明は、請求項2または4において、軸芯方向に長さを異ならせて設けられるバランサは、一端が開口した有底円筒形状のファンボス部内筒の筒底部から開口側に向けて長さを異ならせて設けた第一バランサと第二バランサであることを特徴とするファンである。
請求項8の発明は、請求項7において、長さが短い第一バランサは静バランス調整機能を有していることを特徴とするファンである。
請求項9の発明は、請求項5または6において、ファンボス部は、内筒側を形成する第一金型と外筒側を形成する第二金型とを用いて形成され、冷却孔と第二バランサとは、第二金型に設けた突出型部で形成されるようにしたことを特徴とするファンである。
請求項10の発明は、請求項7または8において、ファンボス部は、内筒側を形成する第一金型と外筒側を形成する第二金型とを用いて形成され、長さが異なる第一、第二バランサは、第一金型に設けた没入長さの異なる第一、第二の凹型部で形成されるようにしたことを特徴とするファンである。
請求項1の発明とすることにより、ファンボス部に動バランス調整機能があることになってファンのバランスが向上する。
請求項2または3の発明とすることにより、ファンの動バランス調整構造を簡単に構成できる。
請求項4の発明とすることにより、バランサの配置が交互になって安定配置ができることになる。
請求項5または9の発明とすることにより、冷却孔を利用して第二バランサの型形成ができることになる。
請求項6または8の発明とすることにより、静バランスの調整もできることになる。
請求項7または10の発明とすることにより、長さの異なる第一、第二バランサの型形成が簡単にできることになる。
次ぎに、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。図中、1はラジエータ用のファンであって、該ファン1は、周回り方向に配された複数枚の羽根2と該羽根2が外周から突出するボス部3とを備えて構成される。ボス部3は、軸芯方向一端が開口した有底円筒形状をし、筒底部3aと円筒部3bとの内面間のあいだにはファン1の回転中心側ほど低くなるように設定したリブ3cが放射状に複数形成されている。尚、Mはモータである。
そして前記隣接するリブ3c間にバランス調整をするための第一、第二のバランサ4、5が周回り方向に交互に設けられているが、図2に示される第一の実施の形態のものは第一バランサ4が筒底部3aから開口3d側に向けて突出するように形成され、第二バランサ5が円筒部3bの開口3d端側から筒底部3a側に向けて突出するように形成され、このように軸芯方向の位置を異ならしめることで軸芯方向のバランス、つまり動バランスの調整ができるようになっている。また第一バランサ4によって静バランスの調製もできるようになっている。
前記ファンボス部3は、ボス部内筒(内面)側を形成するための第一金型6とボス部外筒(外面)側を形成するための第二金型7とを型合わせした状態で樹脂を射出成型して形成されることになるが、第二金型7には、第二バランサ5を型形成するため、筒底部3aを貫通して開口3d部にまで至る突出型部8が形成され、該突出型部8の先端側から形成した凹部8aに、螺子頭9aが凹部8aに没入する状態で調整用螺子9を移動自在に螺入することで、第二バランサ5の軸芯方向の長さを調整してバランス調整ができるようになっている。このため型形成されたファン筒底部3aには、前記突出型部8が貫通することによって形成される孔3eが第二バランサ5と軸芯方向に一致する位置に開設されることになるが、該孔3eはファン1の冷却孔になる。尚、第二バランサ5は、円筒部3bと連結して一体化させる必要があり、そのため図4(A)のように連結リブ5aを形成したもの、同図(B)のように第二バランサ5を直接円筒部3bに連結したもののどちらでもよいが、本実施の形態では前者のものを採用している。このため図5に示すように第二金型7には連結リブ5aを形成するための型面7aが切欠される状態で形成されている。
また、第一金型6には、第一バランサ4を型形成するための凹部6aが形成され、該凹部6aに、螺子頭10aが凹部6aに没入する状態で調整用螺子10を移動自在に螺入することで、第一バランサ4の軸芯方向の長さを調整してバランス調整ができるようになっている。
叙述のごとく構成された本発明の第一の実施の形態において、ファンボス部3には、軸芯方向に位置ずれするようにして設けられた第一、第二のバランサ4、5があることで、軸芯方向のバランスである動バランスの調整がなされ、この結果、成型後に必要だった動バランス調整が不要となる。
しかもこのものでは筒底側の第一バランサ4が軸回り方向のバランス、つまり静バランスの調整もなされることになって、ファン1のバランス調整が必要なくなる。
しかも開口3d側に設けられる第二バランサ5は、ファンボス部3の外筒側をを形成する第二金型7に形成した突出型部8によって形成されることになるが、該突出型部8は筒底部3aを貫通することになって冷却孔3dが同時形成されることになる。この結果、開口3d側の第二バランサ5と冷却孔3eとの形成が簡単にできて、成型作業の容易化が計れ、コストダウンも達成できる。
次に、図6、7に第二の実施の形態について説明するが、前記第一の実施の形態と同じものについては同じ符号を付し、その詳細については省略する。このものは筒底部3aから開口3d側に向けて長さが異なる第一、第二のバランサ10、11を周回り方向にバランスが取れるよう突出形成したものであり、このようにすることで、静バランスと共に動バランスの調整ができることになる。
そしてこのものも、第一金型12、第二金型13によってファンボス部3が形成されるが、第一、第二バランサ10、11は第一金型12に形成される没入長さの異なった第一、第二の凹型部12a、12bで形成されることになる。そして第一、第二バランサ10、11の突出長さは凹型部12a、12bに出没自在に設けた螺子部14、15によって調整され、これによって静および動のバランス調整ができるようになっている。
第一の実施の形態のラジエータファンの要部の縦断面図である。 ファンボス部の背面図である。 ファンボス部の縦断面図である。 (A)(B)は第二バランサの二つの実施の形態を示す背面図である。 第一、第二金型を型合わせした状態を示す要部縦断面図である。 第二の実施の形態のファンボス部の縦断面図である。 同第一、第二金型を型合わせした状態を示す要部縦断面図である。
符号の説明
1 ラジエータ用のファン
3 ボス部
3a 筒底部
3b 円筒部
3d 開口
4 第一バランサ
5 第二バランサ
6 第一金型
7 第二金型
8 突出型部
9 調整用螺子
10 第一バランサ
11 第二バランサ
12 第一金型
13 第二金型

Claims (10)

  1. ファンボス部にバランス調整用のバランサを形成するにあたり、該バランサには、軸芯方向のバランスを調整する動バランス調整機能があることを特徴とするファン。
  2. 請求項1において、バランサは、軸芯方向に位置を異ならせて設けることで動バランス調整機能を備えるように構成したことを特徴とするファン。
  3. 請求項1において、バランサは、軸芯方向に長さを異ならせて設けることで動バランス調整機能を備えるように構成したことを特徴とするファン。
  4. 請求項2または3において、軸芯方向に位置または長さを異ならせた第一バランサ、第二バランサは、周回り方向に交互に設けられていることを特徴とするファン。
  5. 請求項2または4において、軸芯方向に位置を異ならせて設けられるバランサは、一端が開口した有底円筒形状のファンボス部内筒の筒底部側と開口側とにそれぞれ設けられる第一バランサと第二バランサとし、開口側に設けられる第二バランサは、筒底部に開設される冷却孔と軸芯方向に一致した位置に設けられることを特徴とするファン。
  6. 請求項5において、筒底部側に設けられる第一バランサは、静バランス調整機能を有していることを特徴とするファン。
  7. 請求項2または4において、軸芯方向に長さを異ならせて設けられるバランサは、一端が開口した有底円筒形状のファンボス部内筒の筒底部から開口側に向けて長さを異ならせて設けた第一バランサと第二バランサであることを特徴とするファン。
  8. 請求項7において、長さが短い第一バランサは静バランス調整機能を有していることを特徴とするファン。
  9. 請求項5または6において、ファンボス部は、内筒側を形成する第一金型と外筒側を形成する第二金型とを用いて形成され、冷却孔と第二バランサとは、第二金型に設けた突出型部で形成されるようにしたことを特徴とするファン。
  10. 請求項7または8において、ファンボス部は、内筒側を形成する第一金型と外筒側を形成する第二金型とを用いて形成され、長さが異なる第一、第二バランサは、第一金型に設けた没入長さの異なる第一、第二の凹型部で形成されるようにしたことを特徴とするファン。
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