JP2006316652A - 流体ポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】 ステータを効率良く冷却できると共にロータ及びインペラに作用する流体吸入方向と逆方向のスラスト推力を低減させる。
【解決手段】 本発明のウォータポンプ10によれば、オーバーラップ部17によってポンプ室42からロータ14とステータ16とのギャップへの流体の流れFを規制することができるので、ポンプ室42内の径方向外側位置における流体の圧力P1をロータ14とステータ16とのギャップにおける流体の圧力P2よりも高く維持できる。これにより、ロータ14及びインペラ22に作用する流体吸入方向と逆方向のスラスト推力を低減することができる。また、ポンプ室42内の径方向外側位置と、ロータ14とステータ16とのギャップとの圧力差によってポンプ室42からロータ14とステータ16とのギャップへ循環する流体の流れFを連続的に形成することができ、ステータ16を効率良く冷却できる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、流体ポンプに係り、特に、ロータとステータとが回転軸方向に対向するように配置されたアキシャルギャップタイプのモータを備えた流体ポンプの改良に関する。
従来から、ロータとステータとが回転軸方向に対向するように配置されたアキシャルギャップタイプのモータを備えた流体ポンプがある(例えば、特許文献1参照)。例えば、特許文献1に示される流体ポンプでは、ポンプケースに隔壁が設けられており、この隔壁を隔てた上側には、コイル及びヨークを備えたステータと基板が収容されている。
また、隔壁を隔てた下側には、軸支持部で支持されたシャフトと、シャフトに支持されマグネット及び複数の羽根を備えたファン(ロータ)が設けられている。そして、直流電源によって駆動回路を制御しコイルに電流を流すと、ファンが回転し、吸水口より吸引された流体が所定の経路で揚水口より排出されるようになっている。
また、一般に流体ポンプではモータの連続動作に伴ってステータに熱が発生する。そこで、特許文献1に記載の流体ポンプでは、ロータとステータとのギャップにポンプ室と連通する水路が設けられている。
そして、特許文献1に示される流体ポンプでは、ファンの回転に伴い流体が径方向外側に送り出されると、ポンプ室内の径方向外側位置における流体の圧力が高くなり、このポンプ室の径方向外側位置との圧力差により、ポンプ室からファンとステータとのギャップへの流体の流れが形成されるようになっている。また、このようにしてファンとステータとのギャップに新鮮な流体が順次搬送されることによりステータが冷却されるようになっている。
ところで、特許文献1に示されるような流体ポンプでは、ファンが回転して流体がポンプ室内に吸入されると、吸水口(インレット)が負圧となる。このため、ファンに対しては、流体吸入方向とは逆方向にスラスト推力が作用する。
このとき、ファンに対して流体吸入方向とは逆方向にスラスト推力が作用すると、このスラスト推力によってファンが吸水口側に吸い寄せられる。従って、通常は、吸水口にボス部を設けてスラスト推力を受ける構造が採用される(例えば、特許文献2参照)。
また、吸水口にボス部を設けてスラスト推力を受ける構造では、ボス部を設けたことによって吸水口の通水抵抗が増加しポンプ効率が低下する。そこで、吸水口の通水抵抗が増加することによるポンプ効率の低下を防止しつつファンに作用するスラスト推力を低減させるための種々の構造が提案されている(例えば、特許文献3、4参照)。
特開平9−291893号公報 特開2004−19546公報 特開平9−42190号公報 特開平6−241186号公報
しかしながら、特許文献1に記載のような流体ポンプでは、ポンプ室内からファンとステータとのギャップに流体が順次送り込まれることにより、ポンプ室内の径方向外側位置における流体の圧力と、ファンとステータとのギャップにおける流体の圧力とが等しくなり(共に圧力が高い状態となり)、ポンプ室からファンとステータとのギャップへの流体の流れが減少する。従って、これによりステータの冷却効率が低下するという不具合がある。
また、ファンとステータとのギャップに流体が順次送り込まれることによりファンとステータとのギャップにおける流体の圧力が高くなると、ファンに作用する流体吸入方向と逆方向のスラスト推力が増大する。
従って、ファンに作用する流体吸入方向と逆方向のスラスト推力の増大に伴い、ファンに作用するスラスト推力を低減させるための構造も大掛かりなものとなる。従って、これに伴い、製造コストも増加するという不具合がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、簡易な構成によってステータを効率良く冷却できると共にロータ及びインペラに作用する流体吸入方向と逆方向のスラスト推力を低減させることが可能な流体ポンプを提供することにある。
前記課題を解決するために、請求項1に記載の流体ポンプは、回転軸上にインペラを備えたロータと、前記ロータとギャップを隔てて回転軸方向に対向するように配置されたステータと、前記インペラが回転可能に収納され前記インペラの回転によって回転軸周りに流体の流れが形成されるポンプ室を有すると共に、前記ポンプ室が前記ギャップと連通するように構成されたケーシングと、を備えた流体ポンプにおいて、前記ロータには、前記ステータの外周部の径方向外側に位置すると共に回転軸方向に沿って前記ステータ側へ延びて前記ステータの外周部と径方向に重なるオーバーラップ部が形成されていることを特徴とする。
このように、請求項1に記載の流体ポンプによれば、ロータに、ステータの外周部の径方向外側に位置すると共に回転軸方向に沿ってステータ側へ延びてステータの外周部と径方向に重なるオーバーラップ部が形成されている。従って、このオーバーラップ部によってポンプ室からロータとステータとのギャップへの流体の流れを規制することができるので、ポンプ室内の径方向外側位置における流体の圧力をロータとステータとのギャップにおける流体の圧力よりも高く維持することができる。これにより、ロータ及びインペラに作用する流体吸入方向と逆方向のスラスト推力を低減することができる。
また、上述の如くポンプ室内の径方向外側位置における流体の圧力をロータとステータとのギャップにおける流体の圧力よりも高く維持することにより、ポンプ室内の径方向外側位置と、ロータとステータとのギャップとの圧力差によって、ポンプ室からロータとステータとのギャップへ循環する流体の流れを連続的に形成することができる。これにより、ロータとステータとのギャップに形成された流体の流れにステータが接し、ステータを効率良く冷却することができる。
さらに、請求項1に記載の流体ポンプによれば、ロータに、ステータの外周部の径方向外側に位置すると共に回転軸方向に沿ってステータ側へ延びてステータの外周部と径方向に重なるオーバーラップ部を追加するという簡易な構成によって、ステータを効率良く冷却できると共にロータに作用する流体吸入方向と逆方向のスラスト推力を低減させることができる。これにより、流体ポンプの製造コストも低減することができる。
このとき、請求項2に記載のように、ステータが少なくともステータコイル及びステータコアをモールド成形することによりステータハウジングと一体化され、ステータハウジングのステータよりも径方向外側に環状凹部が形成され、オーバーラップ部が、このオーバーラップ部の突出先端面が環状凹部の底面と対向するように環状凹部内に配置されていると、オーバーラップ部と環状凹部とでラビリンス構造が構成される。
従って、このラビリンス構造によってポンプ室からロータとステータとのギャップへの流体の流れに対する規制効果を高めることができる。これにより、ポンプ室内の径方向外側位置における流体の圧力をロータとステータとのギャップにおける流体の圧力よりも確実に高く維持することが可能となる。
また、請求項3に記載のように、ステータコイルが、ステータのロータ側に配置され、オーバーラップ部が、ステータコイルと径方向に重なる位置に配置されていると、オーバーラップ部を回り込んでロータとステータとのギャップに流れ込んだ流体によってステータコイルを冷却することができる。
さらに、請求項4に記載のように、オーバーラップ部が、円筒状リブで構成されていると、円筒状リブで構成されたオーバーラップ部でステータの外周部を包み込むことができる。これにより、ロータの回転中、オーバーラップ部がステータの外周部と径方向に重なった状態を常時維持することができる。
以下、本発明の一実施形態について、図を参照して説明する。なお、以下に説明する部材、配置等は、本発明を限定するものではなく、本発明の趣旨に沿って各種改変することができることは勿論である。
[第一実施形態]
はじめに、図1を参照しながら、本発明の第一実施形態に係る流体ポンプとしてのウォータポンプ10の構成について説明する。
本発明の第一実施形態に係るウォータポンプ10は、例えば、自動車のエンジン冷却システムに好適に用いられるものである。ウォータポンプ10には、ロータ14とステータ16とがギャップを隔てて回転軸方向に対向するように配置されたアキシャルギャップタイプのモータ12が用いられている。
ロータ14は、ステータハウジング36に設けられたシャフト50に軸受部材15を介して回転自在に軸支されている。ロータ14の回転軸周りには、マグネット18とロータヨーク20とが設けられており、ロータ14の回転軸上には、インペラ22が一体に形成されている。本実施形態では、モータ高出力化のためにロータ14の大径化が図られており、これにより、ロータ14の外径がインペラ22の外径よりも大きくなっている。
インペラ22は、複数の羽根24を有して構成されており、この複数の羽根24の各ロータ14側は、径方向に延びる連結部25によって連結されている。そして、インペラ22は、ロータ14と共に回転することにより、ポンプ室42内の流体に径方向外側に遠心力を与えてこの流体をポンプ室42の径方向外側に搬送するように構成されている。
ステータ16は、ステータコア26及びステータコイル28を有して構成されている。ステータコア26には、回転軸周り複数の突極30が形成されており、この各突極30には、ステータコイル28が巻装されている。本実施形態のステータ16は、ステータコア26、複数のステータコイル28及び不図示のターミナルをモールド成形することによりステータハウジング36と一体化された構成となっている。また、ステータ16は、モールド成形されることにより、モールド樹脂で覆われたキャンド構造となっている。
ケーシング32は、ポンプハウジング34と、ステータハウジング36と、エンドハウジング38で構成されている。エンドハウジング38は、後述する第二水路58に接し径方向に沿って延びる隔壁38Aを備え、この隔壁38Aの第二水路58と軸方向反対側には、外部制御装置からの制御信号に基づいてステータコイル28を順次通電するスイッチング素子41等が実装された回路ユニット40が装着される。
ステータハウジング36には、シャフト支持部37が形成されており、このシャフト支持部37には、シャフト50が固定されている。ポンプハウジング34には、渦巻状のポンプ室42が構成されており、このポンプ室42の内側には、インペラ22が回転可能に収容されている。また、ポンプハウジング34の回転軸上には、ポンプ室42内に流体を吸入するための流体吸入口44が設けられており、ポンプハウジング34の接線方向には、ポンプ室42内の流体を吐出するための流体吐出口46が設けられている。
また、本実施形態のウォータポンプ10では、ステータ16とロータ14とのギャップに、径方向に沿って延びる第一水路56が形成されており、ステータ16のロータ14と反対側には、ステータハウジング36とエンドハウジング38の間に同じく径方向に沿って延びる第二水路58が形成されている。この構成により、ステータ16のロータ側の端面16Aには、第一水路56が接し、ステータ16のロータ14と軸方向反対側の端面16Bには、第二水路58が接するようになっている。
この第一水路56及び第二水路58の外径は、ポンプ室42の外径と略同等とされており、この第一水路56及び第二水路58の各径方向外側位置は、ステータ16よりも径方向外側でポンプ室42の径方向外側位置から軸方向に沿って延びる環状の連通路60によってポンプ室42と連通されている。
そして、本実施形態では、モータ12の回転に伴ってインペラ22が回転すると、流体吸入口44からポンプ室42に流体が吸入され、この吸入された流体は、インペラ22による遠心力でポンプ室42の径方向外側に搬送される。また、インペラ22による遠心力でポンプ室42の径方向外側に搬送された流体は、ポンプ室42の渦巻状の壁面に沿って回転軸周りに搬送されて、流体吐出口46から外部へ接線方向に向けて吐出される。
ここで、インペラ22が回転したときには、このインペラ22の回転に伴いポンプ室42の径方向外側位置は加圧状態となり、ポンプ室42の径方向外側位置から連通路60を通じて第一水路56及び第二水路58への流体の流れが形成される。このように、本実施形態に係るウォータポンプ10では、上述の如くポンプ室42の径方向外側位置と連通路60及び第一水路56、第二水路58との圧力差により流体の流れが形成される。そして、本実施形態では、これらの複数の水路によりステータ16及び回路ユニット40の冷却を行うようにしている。
ところで、ポンプ室42内からロータ14とステータ16とのギャップに流体が順次送り込まれることにより、ポンプ室42内の径方向外側位置における流体の圧力と、ロータ14とステータ16とのギャップにおける流体の圧力とが等しくなる(共に圧力が高い状態となる)と、ポンプ室42からロータ14とステータ16とのギャップへの流体の流れが減少し、ステータ16の冷却効率が低下することになる。
また、ロータ14とステータ16とのギャップに流体が順次送り込まれることによりロータ14とステータ16とのギャップにおける流体の圧力が高くなると、ロータ14及びインペラ22に作用する流体吸入方向と逆方向のスラスト推力が増大し、ロータ14及びインペラ22が流体吸入方向と逆方向に移動させられる。
そこで、本実施形態では、ステータ16を効率良く冷却できると共にロータ14及びインペラ22に作用する流体吸入方向と逆方向のスラスト推力を低減させる構造として以下の構成が採用されている。
つまり、図2に示されるように、ロータ14には、ステータ16の外周部16Cの径方向外側に位置すると共に回転軸方向に沿ってステータ16側へ延びてステータ16の外周部16Cと径方向に重なるオーバーラップ部17が形成されている。このオーバーラップ部17は、ロータ14の外周に沿う円筒状リブで構成されている。また、本実施形態では、ステータコイル28がステータ16のロータ側に配置され、オーバーラップ部17がステータコイル28と径方向に重なる位置に配置されている。
さらに、ステータハウジング36のステータ16よりも径方向外側には、環状凹部39が形成されており、オーバーラップ部17は、このオーバーラップ部17の突出先端面が環状凹部39の底面と対向するように環状凹部39内に配置されている。これにより、本実施形態では、オーバーラップ部17と環状凹部39とでラビリンス構造が構成されている。
次に、本発明の第一実施形態に係るウォータポンプ10の作用及び効果について説明する。
本実施形態に係るウォータポンプ10によれば、図2に示されるように、オーバーラップ部17によってポンプ室42からロータ14とステータ16とのギャップへの流体の流れFを規制することができるので、ポンプ室42内の径方向外側位置における流体の圧力P1をロータ14とステータ16とのギャップにおける流体の圧力P2よりも高く維持することができる。これにより、ロータ14及びインペラ22に作用する流体吸入方向と逆方向のスラスト推力を低減することができる。
また、上述の如くポンプ室42内の径方向外側位置における流体の圧力P1をロータ14とステータ16とのギャップにおける流体の圧力P2よりも高く維持することにより、ポンプ室42内の径方向外側位置と、ロータ14とステータ16とのギャップとの圧力差によって、図2に示されるように、ポンプ室42からロータ14とステータ16とのギャップへ循環する流体の流れFを連続的に形成することができる。これにより、ロータ14とステータ16とのギャップに形成された流体の流れFにステータ16が接し、ステータ16を効率良く冷却することができる。
さらに、本実施形態のウォータポンプ10によれば、ロータ14にオーバーラップ部17を追加するという簡易な構成によって、ステータ16を効率良く冷却できると共にロータ14に作用する流体吸入方向と逆方向のスラスト推力を低減させることができる。これにより、ウォータポンプ10の製造コストも低減することができる。
また、本実施形態のように、オーバーラップ部17と環状凹部39とでラビリンス構造が構成されていると、このラビリンス構造によってポンプ室42からロータ14とステータ16とのギャップへの流体の流れFに対する規制効果を高めることができる。これにより、図2に示されるように、ポンプ室42内の径方向外側位置における流体の圧力P1をロータ14とステータ16とのギャップにおける流体の圧力P2よりも確実に高く維持することが可能となる。
また、本実施形態のように、ステータコイル28が、ステータ16のロータ側に配置され、オーバーラップ部17が、ステータコイル28と径方向に重なる位置に配置されていると、オーバーラップ部17を回り込んでロータ14とステータ16とのギャップに流れ込んだ流体によってステータコイル28を冷却することができる。
さらに、本実施形態のように、オーバーラップ部17が円筒状リブで構成されていると、この円筒状リブで構成されたオーバーラップ部17でステータ16の外周部16Cを包み込むことができる。これにより、ロータ14の回転中、オーバーラップ部17がステータ16の外周部16Cと径方向に重なった状態を常時維持することができる。
また、本実施形態のウォータポンプ10によれば、ロータ14とステータ16とが回転軸方向に対向するように配置され、これにより、ステータ16がロータ14を回転軸方向ステータ側に吸引する(スラスト方向マグネットカップリング)。従って、この構成によっても、ロータ14に作用する流体吸入方向と逆方向のスラスト推力を低減させることができる。これにより、流体吸入口44にボス部を設ける等のスラスト推力を受けるための機械的構造が不要となるので、流体吸入口44における通水抵抗が減少し、ポンプ効率を向上させることができる。
さらに、本実施形態のウォータポンプ10によれば、オーバーラップ部17と環状凹部39とで構成されるラビリンス構造によってロータ14とステータ16とのギャップに異物が進入することを防止することができる。これにより、軸受部材15の摩耗促進を抑制することができる。
[第二実施形態]
次に、図3を参照しながら、本発明の第二実施形態に係る流体ポンプとしてのウォータポンプ110の構成について説明する。
本発明の第二実施形態に係るウォータポンプ110には、上記第一実施形態と同様に、ロータ114とステータ116とがギャップを隔てて回転軸方向に対向するように配置されたアキシャルギャップタイプのモータ112が用いられている。
ロータ114は、ポンプハウジング134に設けられたシャフト150に軸受部材115を介して回転自在に軸支されている。ロータ114の回転軸周りには、マグネット118とロータヨーク120とが設けられており、ロータ114の回転軸上には、インペラ122が形成されている。そして、本実施形態においても、ロータ114の外径はインペラ122の外径よりも大きく構成されている。
ステータ116は、ステータコア126及びステータコイル128を有して構成されている。本実施形態のステータ116は、ステータコア126、複数のステータコイル128及びターミナル129をモールド成形することによりステータハウジング136と一体化された構成となっている。また、ステータ116は、モールド成形されることにより、モールド樹脂で覆われたキャンド構造となっている。
ケーシング132は、ポンプハウジング134と、ステータハウジング136と、エンドハウジング138で構成されている。エンドハウジング138の中央に形成された中央孔からは、ステータハウジング136に形成された筒状の接続部135が突出している。この接続部135の内側には、ステータコイル128に接続されたターミナル129の端子が位置している。
そして、エンドハウジング138のステータ116と反対側には、外部制御装置からの制御信号に基づいてステータコイル128を順次通電するスイッチング素子等が実装された回路ユニット140が装着される。この回路ユニット140には、ターミナル129の端子が接続される。
ポンプハウジング134には、渦巻状のポンプ室142が構成されており、このポンプ室142の内側には、インペラ122が回転可能に収容されている。また、ポンプハウジング134の回転軸上には、ポンプ室142内に流体を吸入するための流体吸入口144が設けられており、ポンプハウジング134の接線方向には、ポンプ室142内の流体を吐出するための流体吐出口146が設けられている。
また、ポンプハウジング134の流体吸入口144の内側には、径方向に延びる連結部145が形成されており、この連結部145の先端には、シャフト支持部137が形成されている。そして、このシャフト支持部137には、シャフト150が支持されている。このシャフト150は、ポンプ室142内を回転軸方向に沿ってエンドハウジング138側へ延びている。また、シャフト150には、周方向に沿って周溝150Aが形成されており、この周溝150Aには、Eリング153Bが係合されている。なお、軸受部材115とEリング153Bとの間には、ワッシャ153Aが挿入されている。
また、本実施形態のウォータポンプ110では、ステータ116とロータ114とのギャップに、径方向に沿って延びる第一水路156が形成されており、この第一水路156の外径は、ポンプ室142の外径と略同一とされている。また、この第一水路156は、ステータ116よりも径方向外側でポンプ室142の径方向外側位置から軸方向に沿って延びる環状の連通路160を介してポンプ室142と連通されている。
そして、本実施形態では、モータ112の回転に伴ってインペラ122が回転すると、流体吸入口144からポンプ室142に流体が吸入され、この吸入された流体は、インペラ122による遠心力でポンプ室142の径方向外側に搬送される。また、インペラ122による遠心力でポンプ室142の径方向外側に搬送された流体は、ポンプ室142の渦巻状の壁面に沿って回転軸周りに搬送されて、流体吐出口146から外部へ接線方向に向けて吐出される。
ここで、インペラ122が回転したときには、このインペラ122の回転に伴いポンプ室142の径方向外側位置は加圧状態となり、ポンプ室142の径方向外側位置から連通路160を通じて第一水路56への流体の流れが形成される。このように、本実施形態に係るウォータポンプ110では、上述の如くポンプ室142の径方向外側位置と連通路160及び第一水路56との圧力差により流体の流れが形成される。そして、本実施形態では、これらの複数の水路によりステータ116の冷却を行うようにしている。
また、本実施形態では、ステータ116を効率良く冷却できると共にロータ114及びインペラ122に作用する流体吸入方向と逆方向のスラスト推力を低減させる構造として以下の構成が採用されている。
つまり、図4に示されるように、ロータ114には、ステータ116の外周部116Cの径方向外側に位置すると共に回転軸方向に沿ってステータ116側へ延びてステータ116の外周部116Cと径方向に重なるオーバーラップ部117が形成されている。このオーバーラップ部117は、ロータ114の外周に沿う円筒状リブで構成されている。また、本実施形態では、ステータコイル128がステータ116のロータ側に配置され、オーバーラップ部117がステータコイル128と径方向に重なる位置に配置されている。
さらに、ステータハウジング136のステータ116よりも径方向外側には、環状凹部139が形成されており、オーバーラップ部117は、このオーバーラップ部117の突出先端面が環状凹部139の底面と対向するように環状凹部139内に配置されている。これにより、本実施形態では、オーバーラップ部117と環状凹部139とでラビリンス構造が構成されている。
次に、本発明の第二実施形態に係るウォータポンプ110の作用及び効果について説明する。
本実施形態に係るウォータポンプ110によれば、図4に示されるように、オーバーラップ部117によってポンプ室142からロータ114とステータ116とのギャップへの流体の流れFを規制することができるので、ポンプ室142内の径方向外側位置における流体の圧力P1をロータ114とステータ116とのギャップにおける流体の圧力P2よりも高く維持することができる。これにより、ロータ114及びインペラ122に作用する流体吸入方向と逆方向のスラスト推力を低減することができる。
また、上述の如くポンプ室142内の径方向外側位置における流体の圧力P1をロータ114とステータ116とのギャップにおける流体の圧力P2よりも高く維持することにより、ポンプ室142内の径方向外側位置と、ロータ114とステータ116とのギャップとの圧力差によって、図4に示されるように、ポンプ室142からロータ114とステータ116とのギャップへ循環する流体の流れFを連続的に形成することができる。これにより、ロータ114とステータ116とのギャップに形成された流体の流れFにステータ116が接し、ステータ116を効率良く冷却することができる。
さらに、本実施形態のウォータポンプ110によれば、ロータ114にオーバーラップ部117を追加するという簡易な構成によって、ステータ116を効率良く冷却できると共にロータ114に作用する流体吸入方向と逆方向のスラスト推力を低減させることができる。これにより、ウォータポンプ110の製造コストも低減することができる。
また、本実施形態のように、オーバーラップ部117と環状凹部139とでラビリンス構造が構成されていると、このラビリンス構造によってポンプ室142からロータ114とステータ116とのギャップへの流体の流れFに対する規制効果を高めることができる。これにより、図4に示されるように、ポンプ室142内の径方向外側位置における流体の圧力P1をロータ114とステータ116とのギャップにおける流体の圧力P2よりも確実に高く維持することが可能となる。
また、本実施形態のように、ステータコイル128が、ステータ116のロータ側に配置され、オーバーラップ部117が、ステータコイル128と径方向に重なる位置に配置されていると、オーバーラップ部117を回り込んでロータ114とステータ116とのギャップに流れ込んだ流体によってステータコイル128を冷却することができる。
さらに、本実施形態のように、オーバーラップ部117が円筒状リブで構成されていると、この円筒状リブで構成されたオーバーラップ部117でステータ116の外周部116Cを包み込むことができる。これにより、ロータ114の回転中、オーバーラップ部117がステータ116の外周部116Cと径方向に重なった状態を常時維持することができる。
また、本実施形態のウォータポンプ110によれば、ロータ114とステータ116とが回転軸方向に対向するように配置され、これにより、ステータ116がロータ114を回転軸方向ステータ側に吸引する(スラスト方向マグネットカップリング)。従って、この構成によっても、ロータ114に作用する流体吸入方向と逆方向のスラスト推力を低減させることができる。これにより、例えば流体吸入口144内の連結部145を簡素化(薄肉化、細径化、本数低減など)できるので、このようにすることにより流体吸入口144における通水抵抗を減少でき、ポンプ効率も向上させることができる。
さらに、本実施形態のウォータポンプ110によれば、オーバーラップ部117と環状凹部139とで構成されるラビリンス構造によってロータ114とステータ116とのギャップに異物が進入することを防止することができる。これにより、軸受部材115の摩耗促進を抑制することができる。
また、本実施形態のウォータポンプ110によれば、上述の如くロータ114に作用する流体吸入方向と逆方向のスラスト推力を低減させることにより、シャフト150によるシャフト支持部137のスラスト受部にかかる面圧が低減されるため、シャフト支持部137のスラスト受部における摩擦力が低減される。これにより、シャフト支持部137のスラスト受部における軸受摩耗量を低減することができると共にポンプ効率も向上させることができる。
本発明の第一実施形態に係るウォータポンプの構成を示す断面図である。 図1の要部拡大図である。 本発明の第二実施形態に係るウォータポンプの構成を示す断面図である。 図3の要部拡大図である。
符号の説明
10,110・・・ウォータポンプ(流体ポンプ)、12,112・・・モータ、14,114・・・ロータ、15,115・・・軸受部材、16,116・・・ステータ、16A,16B・・・端面、16C,116C・・・外周部、17,117・・・オーバーラップ部、18,118・・・マグネット、20,120・・・ロータヨーク、22,122・・・インペラ、24・・・羽根、25・・・連結部、26,126・・・ステータコア、28,128・・・ステータコイル、30・・・突極、32,132・・・ケーシング、34,134・・・ポンプハウジング、36,136・・・ステータハウジング、37,137・・・シャフト支持部、38,138・・・エンドハウジング、38A・・・隔壁、39,139・・・環状凹部、40,140・・・回路ユニット、41・・・スイッチング素子、42,142・・・ポンプ室、44,144・・・流体吸入口、46,146・・・流体吐出口、50,150・・・シャフト、56,156・・・第一水路、58・・・第二水路、60,160・・・連通路、129・・・ターミナル、135・・・接続部、145・・・連結部、150A・・・周溝、153A・・・ワッシャ、153B・・・Eリング

Claims (4)

  1. 回転軸上にインペラを備えたロータと、
    前記ロータとギャップを隔てて回転軸方向に対向するように配置されたステータと、
    前記インペラが回転可能に収納され前記インペラの回転によって回転軸周りに流体の流れが形成されるポンプ室を有すると共に、前記ポンプ室が前記ギャップと連通するように構成されたケーシングと、を備えた流体ポンプにおいて、
    前記ロータには、前記ステータの外周部の径方向外側に位置すると共に回転軸方向に沿って前記ステータ側へ延びて前記ステータの外周部と径方向に重なるオーバーラップ部が形成されていることを特徴とする流体ポンプ。
  2. 前記ステータは、少なくともステータコイル及びステータコアをモールド成形することによりステータハウジングと一体化され、
    前記ステータハウジングの前記ステータよりも径方向外側には、環状凹部が形成され、
    前記オーバーラップ部は、前記オーバーラップ部の突出先端面が前記環状凹部の底面と対向するように前記環状凹部内に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の流体ポンプ。
  3. 前記ステータのステータコイルは、前記ステータのロータ側に配置され、
    前記オーバーラップ部は、前記ステータコイルと径方向に重なる位置に配置されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の流体ポンプ。
  4. 前記オーバーラップ部は、円筒状リブで構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の流体ポンプ。
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