JP2006316429A - キャブ - Google Patents

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Masayoshi Nakajima
正義 中島
Hiroyuki Nishino
裕之 西野
Atsushi Yamakawa
淳 山川
Eiji Ono
瑛二 大野
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Caterpillar Mitsubishi Ltd
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Abstract

【課題】前窓上側ガラスおよび前窓下側ガラスのメンテナンス性を向上するとともに、キャブ本体からのフロントガードの取外しを容易にしたキャブを提供する。
【解決手段】フロントガードを複数に分割したフロントガード体25aのそれぞれをガイドレール27に沿って移動自在とし、ガイドレール27の所定位置で保持固定可能とするとともに、ガイドレール27に着脱自在とする。各フロントガード体25aを移動させたりガイドレール27から取外したりして前窓上側ガラス22および前窓下側ガラス23を掃除でき、メンテナンス性を向上できるとともに、不要時にはフロントガードをガイドレール27から容易に取外しできる。
【選択図】図1

Description

本発明は、キャブ本体の前面部材を防護するフロントガードを備えたキャブに関する。
従来、作業機械、例えば油圧ショベルをブレーカ作業や解体作業などに用いる場合は、作業対象物の飛散などからキャブ本体の前面に設けられた前面部材としての前窓を防護する必要があるため、フロントガードをキャブ本体の前部に設置することがある。
そして、このようなキャブのフロントガードを、強化プラスチックからなる透明の合成樹脂板とし、このフロントガードを前側に傾倒可能にキャブ本体の前面に取付けた構成が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
また、キャブ本体の前面下側にフロントガードを傾倒可能に設け、このフロントガードが前方に傾倒した状態でストッパにより水平に保持される構成も知られている(例えば、特許文献2参照。)。
さらには、キャブ本体の前面両側にガイドレールを設け、このガイドレールに沿ってフロントガードを移動自在とし、前窓の全面をガードする場合と、キャブ内オペレータの前方視界を確保する場合とを選択可能とした構成も知られている(例えば、特許文献3参照。)。
また、キャブ本体の前面両側から上部両側に亘って連続したガイドレールを設け、複数に分割したフロントガードをこのガイドレールに沿って移動自在に設けた構成も知られている(例えば、特許文献4参照。)。
実開平6−30252号公報(第6−8頁、図1および図8) 特開平10−147956号公報(第2頁、図1) 特開平8−100442号公報(第3−4頁、図2) 特開2004−143856号公報(第4−7頁、図1および図2)
しかしながら、上述の特許文献1に記載されたフロントガードでは、傾倒させたフロントガードを固定することができないため、前窓の清掃の際などにフロントガードが邪魔になり、メンテナンスが容易でなく、また、フロントガードの上端両側および下端両側はそれぞれキャブ本体から突設したブラケットに取付けられているため、不要時のフロントガードの取外しが容易でない。
また、特許文献2に記載されたフロントガードでは、傾倒させたフロントガードを水平に保持できるため、前窓の清掃などは容易となるものの、フロントガードの下端部がキャブ本体に軸支されているので、不要時のフロントガードの取外しが上記特許文献1に記載されたフロントガードと同様に容易でない。
そこで、特許文献3および4に記載されたフロントガードのように、フロントガードをガイドレールに沿って移動させることで前窓のメンテナンスを比較的容易とすることはできるものの、これら特許文献に記載されたフロントガードは、ガイドレールからの取外しが容易でない。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、前面部材のメンテナンス性を向上するとともに、キャブ本体からのフロントガードの取外しを容易にしたキャブを提供することを目的とするものである。
請求項1記載の発明は、キャブ本体と、このキャブ本体の前面に設けられた前面部材を防護するフロントガードと、少なくともキャブ本体の前面の両側に沿って設けられフロントガードをガイドするガイドレールとを具備し、フロントガードが、キャブ本体の前面に対応して設けられ、複数に分割され、これら分割されたフロントガードのそれぞれが、ガイドレールに対して着脱自在に設けられ、かつ、ガイドレールに装着した状態でこのガイドレールに沿って移動自在であるとともに、ガイドレールに対して所定位置で保持固定可能に設けられているキャブである。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のキャブにおいて、キャブ本体が、前面の上部に連続する上面を有し、ガイドレールが、キャブ本体の前面両側から上面両側に亘って連続して設けられているものである。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載のキャブにおいて、フロントガードが、ガイドレールの下端部からこのガイドレールに着脱されるものである。
請求項4記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか記載のキャブにおいて、フロントガードが、ガイドレールに移動自在に噛合するスプロケットと、このスプロケットを回転駆動させるモータとを備え、ガイドレールが、スプロケットが噛合可能な噛合部を備えているものである。
請求項5記載の発明は、請求項4記載のキャブにおいて、噛合部が、ガイドレールに沿って切り欠き形成された切欠穴であるものである。
請求項6記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか記載のキャブにおいて、ガガイドレールに係合したフロントガードを、ガイドレールに対して所定位置で係止可能なラッチ機構を具備したものである。
請求項1記載の発明によれば、複数に分割したフロントガードのそれぞれをガイドレールに沿って移動自在とし、所定位置で保持固定可能とするとともに、ガイドレールに対して着脱自在とすることで、フロントガードのそれぞれをガイドレールに沿って移動させたりガイドレールから取外したりして前面部材を掃除でき、メンテナンス性を向上できるとともに、不要時にはフロントガードをガイドレールから容易に取外しできる。
請求項2記載の発明によれば、キャブ本体の前面の上部に連続する上面両側に亘ってガイドレールを連続して設けることにより、フロントガードをオーバーヘッドガードとしても兼用できる。
請求項3記載の発明によれば、ガイドレールの下端部からフロントガードを着脱することで、フロントガードのガイドレールへより容易に着脱できる。
請求項4記載の発明によれば、フロントガードのスプロケットがモータにより回転駆動され、ガイドレールに設けられた噛合部に噛合することで、フロントガードを自走させることができるとともに、スプロケットが噛合部に噛合する任意の位置にてフロントガードを保持固定できる。
請求項5記載の発明によれば、噛合部を切欠穴とすることにより、この噛合部を容易に形成できるとともに、スプロケットを切欠穴に確実に噛合させ、フロントガードをガイドレールに確実に保持固定できる。
請求項6記載の発明によれば、フロントガードをガイドレールに対してラッチ機構により所定位置で係止可能とすることで、ラッチ機構を利用した比較的簡単な構造でフロントガードを任意の位置に停止保持できる。
以下、本発明の第1の実施の形態を図1乃至図12を参照しながら詳細に説明する。
図12は作業機械としての油圧ショベル1を示し、この油圧ショベル1は、下部走行体2の上部に旋回部3を介して上部旋回体4が旋回可能に設けられ、この上部旋回体4の前部には、オペレータの運転空間を覆うキャブ5が搭載され、また、上部旋回体4の前部中央に、作業装置6が作動可能に設けられている。
そして、キャブ5は、図1乃至図3に示されるように、キャブ本体11と、このキャブ本体11の前面に対応して設けられたフロントガード装置12とを備えている。
キャブ本体11は、天板部13の前側に透明な天窓14が取付けられ、作業装置6(図12に示す)と反対側の側面にオペレータの昇降口16が設けられ、この昇降口16には、ドア17が回動可能に設けられ、この回動によりドア17が昇降口16を開閉するように構成されている。
また、キャブ本体11の前部両側には、前側へと膨出するように彎曲形成された前面フレーム21,21が設けられ、これら前面フレーム21,21の枠内に、キャブ本体11の前面部材としての前窓上側ガラス22および前窓下側ガラス23がそれぞれ設けられている。
フロントガード装置12は、図2に示されるように、複数、例えば3枚のフロントガード体25,25,25に分割され前窓上側ガラス22および前窓下側ガラス23を飛散物などに対して防護するフロントガード26と、前面フレーム21,21のそれぞれの前方に位置しフロントガード26をガイドするガイドレール27,27とを有している。
各フロントガード体25は、それぞれオペレータが容易に持ち上げ可能となる重量に設定され、図4乃至図6に示される、いわゆるFOGSタイプのフロントガード体25a、図7に示されるメッシュタイプのフロントガード体25b、図8に示される透明タイプのフロントガード体25c、および、図示されないバンダリズムガードタイプのフロントガード体など、油圧ショベル1の作業内容などに対応した様々なタイプのものが適宜使用可能となっており、それぞれのフロントガード体25a,25b,25cは、長方形枠状に形成された枠体31と、この枠体31に設けられ飛散物の枠体31内の通過を防止するガード部32とを備えている。
枠体31は、例えば図4に示されるように、1対の枠体側板34a,34bと、これら枠体側板34a,34bよりも長尺状に形成された1対の枠体端板35a,35bと、枠体側板34a,34bのそれぞれに突設されたスプロケット36a,36b,36c,36dとを有している。
各枠体側板34a,34bおよび各枠体端板35a,35bは、例えば金属などの所定の機械的強度を有する部材によりそれぞれ直線状に形成されている。
また、各枠体側板34a,34bは、前窓上側ガラス22と前窓下側ガラス23とをキャブ本体11に取付けた状態での上下寸法L1(図1に示す)をフロントガード体の枚数(本実施の形態のフロントガード体25では3枚)で割った寸法以上の長尺方向寸法L2を有している。
さらに、各枠体端板35a,35bは、ガイドレール27,27の間隔L3(図2に示す)と略等しい長尺方向寸法L4を有している。
したがって、フロントガード26は、図2に示されるように、フロントガード体25の全てを合わせた状態で各ガラス22,23全体を覆う面積を有している。
スプロケット36aとスプロケット36bとは、枠体側板34aに設けられ、フロントガード体25の両端方向(図4の上下方向)に線対称な位置に配設されている。同様に、スプロケット36cとスプロケット36dとは、枠体側板34bに設けられ、フロントガード体25の両端方向に線対称な位置に配設されている。
また、スプロケット36aとスプロケット36cとは、フロントガード体25の両側方向(図4の左右方向)に線対称な位置にそれぞれ設けられている。同様に、スプロケット36bとスプロケット36dとは、フロントガード体25の両側方向に線対称な位置にそれぞれ設けられている。
そして、スプロケット36a,36b,36c,36dは、各枠体側板34a,34bに対して回動可能に設けられた回転軸41,41,41,41と、各回転軸41,41,41,41と一体的に回転し図2に示されるガイドレール27,27に移動自在に噛合する。すなわち、各スプロケット36a,36b,36c,36dの外周には、図6に示されるように、複数、例えば6つのギア歯部42a,42a,42a,42a,42a,42aがそれぞれ突設され、各ギア歯部42aは、各スプロケット36a,36b,36c,36dの外周に互いに略等角度に配設されている。
さらに、図4に示されるように、スプロケット36a,36b,36c,36dのいずれか1つ、例えばスプロケット36aには、回転軸41にラッチ部43が設けられている。このラッチ部43は、スプロケット36aを一方向にのみ回転可能とする、例えばワンウェイクラッチなどであり、スプロケット36aの逆方向への回転を規制することで、フロントガード体25をガイドレール27に対して所定位置で保持固定可能とするものである。また、ラッチ部43には、図示されない操作部が外部に設けられており、この操作部を外部から操作することにより、ラッチ部43によるスプロケット36aの回転の固定を解除することが可能となっている。
なお、ラッチ部43は、スプロケット36aに設けるだけで充分にフロントガード体25をガイドレール27の所定位置に保持固定可能であるが、例えばスプロケット36aとスプロケット36cとのそれぞれに設けたり、スプロケット36bとスプロケット36dとのそれぞれに設けたり、あるいは、全てのスプロケット36a,36b,36c,36dに設けたりすることで、フロントガード体25をガイドレール27に、より確実に保持固定可能とする。
また、スプロケット36a,36b,36c,36dは、それぞれ回転軸41,41,41,41を各枠体側板34a,34bに固定し、各スプロケット36a,36b,36c,36dが各回転軸41に対して回転自在となるように構成してもよい。この場合には、ラッチ部43をスプロケット36aに取付けることで上記構成と同様にスプロケット36aの回転方向を規制する。
また、図4に示されるように、ガード部32として、フロントガード体25aには、各枠体31の枠体端板35a,35b間にて枠体側板34a,34bに平行に連続し互いに略等間隔に離間された複数、例えば6つの板体45,45,45,45,45,45からなるガード部32aが設けられ、図7に示されるように、フロントガード体25bには、枠体31内に所定の機械的強度を有する金属などの線状部材を格子状すなわちメッシュ状に組んで形成されたガード部32bが設けられ、図8に示されるように、フロントガード体25cには、枠体31内に所定の機械的強度を有しかつ透明なポリカーボネートなどの部材により板状に形成されたガード部32cが設けられている。
一方、各ガイドレール27は、図1および図3に示されるように、例えば金属などの所定の機械的強度を有する部材により直線状に形成された1対のレール部材46a,46bを備えている。
各レール部材46a,46bは、図11に示されるように、両側板51a,51bと両端板52a,52bとを有しスプロケット36a,36b,36c,36dが装着される装着空間部53が内部に区画された略細長角筒状、かつ、側板51aに、装着空間部53に連通し回転軸41が挿通される開口54が開口形成されて断面C字状となるように形成されている。
各レール部材46aは、図1に示されるように、前面フレーム21の前部に支持部材としてのレール用サポート56a,56aにより支持され、下端部が前窓下側ガラス23よりも下方に位置するとともに、上端部すなわちレール部材46bとの連結部がキャブ本体11の前側上部に位置している。
この結果、各レール部材46aの下端部は、フロントガード体25の各スプロケット36a,36b,36c,36dを着脱するための着脱開口57となっている。
また、各レール部材46bは、天板部13にてキャブ本体11の幅方向両側部にそれぞれ支持部材としてのレール用サポート56b,56bにより支持され、前端部すなわちレール部材46aとの連結部がキャブ本体11の前側上部に位置するとともに、後端部がキャブ本体11の後側上部に位置している。
両端板52a,52bは、図2、図9および図10に示されるように、スプロケット36a,36b,36c,36dのギア歯部42aのそれぞれが噛合する噛合部としての角穴状の切欠穴58が多数切欠き形成されている。
これら切欠穴58は、レール部材46a,46bの長尺方向に沿って互いに略等間隔に離間されレール部材46a,46bの長尺方向全体に亘って設けられている。なお、これら切欠穴58のピッチP1は、ギア歯部42aのピッチP2と略等しくなるように形成されている。
レール用サポート56a,56bは、図11に示されるように、凹状に形成されレール部材46a,46bが嵌着される嵌着凹部61と、この嵌着凹部61から延設された延設部62とを備えている。そして、図1に示されるように、レール用サポート56aの延設部62は、前面フレーム21の前部に固定され、レール用サポート56bの延設部62は、天板部13の側部に固定されている。
次に、上記第1の実施の形態の作用を説明する。
上記フロントガード体25は、作業内容に応じて適宜選択するが、例えばフロントガード体25aを使用する場合について説明する。
まず、キャブ本体11の前側下部からガイドレール27,27の着脱開口57,57に、ガイドレール27,27のレール部材46a,46aに対して各フロントガード体25を上方向に移動可能となる方向にスプロケット36aが回転自在となるようにフロントガード体25aのスプロケット36a,36cおよびスプロケット36b,36dを嵌合させる。ここでは、例えばスプロケット36a,36cがスプロケット36b,36dよりも上側となるようにする。
このとき、フロントガード体25aの各ギア歯部42aが、各ガイドレール27の各切欠穴58にそれぞれ噛合し、ラッチ部43がスプロケット36aの回転を一方向に規制することで、各フロントガード体25aが各ガイドレール27に対して所定位置にて保持固定可能となるとともに、各ガイドレール27に沿って上側へと移動自在となる。
そして、ガイドレール27,27に装着したフロントガード体25aをオペレータが手動によりガイドレール27,27に沿って上方へと持ち上げるようにスライド移動させ、レール部材46a,46aにて、3枚のフロントガード体25a,25a,25aを順次ガイドレール27,27に装着して上下に隙間なく密着させてフロントガード26とする。
このとき、図2に示されるように、3枚のフロントガード体25a,25a,25aにより前窓上側ガラス22と前窓下側ガラス23との前方が覆われ、飛散物などに対してフロントガード26が各ガラス22,23を防護する。
また、各ガラス22,23を掃除する場合などには、各フロントガード体25aを、オペレータが適宜上側から順にレール部材46b,46bへと持ち上げるようにスライド移動させることで、各ガラス22,23の前方が開き、前方からこれら各ガラス22,23を掃除することが可能となる。
このとき、まず、各フロントガード体25aの上側に位置したスプロケット36a,36cが、それぞれレール部材46b,46bへと移動し、その後、各フロントガード体25aの下側の位置したスプロケット36b,36dが、レール部材46a,46aを経由してレール部材46b,46bへと移動する。
そして、図3に示されるように、全てのフロントガード体25a,25a,25aをレール部材46b,46b間へと移動させて前後に隙間なく密着させると、フロントガード26が天窓14の上方全体を覆うオーバーヘッドガードとして機能する。
また、フロントガード26をガイドレール27,27から取外す際には、ラッチ部43の操作部を操作してラッチ部43によるスプロケット36aの回転固定を解除した状態で、各フロントガード体25aを順次レール部材46a,46aの下端部へと移動させ、下側に位置したフロントガード体25aのスプロケット36b,36dと、スプロケット36a,36cとを、着脱開口57,57から順次下方へと取外す。
上述したように、上記第1の実施の形態によれば、各フロントガード体25のそれぞれをガイドレール27,27に沿って移動自在とし、所定位置で保持固定可能とするとともに、ガイドレール27,27に着脱自在とすることで、各フロントガード体25のそれぞれをガイドレール27,27に沿って移動させたりガイドレール27,27から取外したりして各ガラス22,23を掃除でき、メンテナンス性を向上できるとともに、不要時にはフロントガード26を容易にガイドレール27,27から取外しできる。
キャブ本体11の天板部13の両側に亘ってガイドレール27,27を連続して設けることにより、フロントガード26を、天窓14を飛散物などに対して防護するオーバーヘッドガードとしても兼用できる。
ガイドレール27,27の下端部の着脱開口57,57から各フロントガード体25をそれぞれ着脱可能とすることで、例えばガイドレールの上側あるいは上下方向の中心域などからフロントガード体を着脱する場合と比較して、各フロントガード体25をガイドレール27,27へより容易に着脱できる。
また、噛合部を切欠穴58とすることにより、噛合部をプレス成形などで容易に製造できるとともに、各フロントガード体25の各スプロケット36a,36b,36c,36dのギア歯部42aのそれぞれが切欠穴58に噛合することにより、ラッチ部43によりスプロケット36aを固定して各フロントガード体25をガイドレール27,27の所定位置にて確実に保持固定できる。
そして、各フロントガード体25をガイドレール27,27に対して着脱できるので、作業内容などに応じてフロントガードを任意に選択でき、いずれのフロントガード体25a,25b,25cを用いた場合でも各ガラス22,23を確実に防護できるが、例えばフロントガード体25bを使用した際には、フロントガード26をより軽量化でき、また、フロントガード体25cを使用した際には、オペレータの視界をより広くして作業性を向上できる。
次に、図13に基づき、第2の実施の形態を説明する。なお、上記第1の実施の形態と同様の構成および作用については、同一符号を付してその説明を省略する。
本実施の形態のフロントガード体25aは、上記第1の実施の形態の各フロントガード体25aにラッチ部43を設けず、自走用のモータ65をそれぞれ取付けたものである。
すなわち、モータ65は、各フロントガード体25aの枠体側板34aと枠体端板35bとの連結角部に配設され、各フロントガード体25aの全スプロケット36a,36b,36c,36dを同じ回転方向に略等しい回転速度で回転駆動させるものである。
なお、このモータ65を、スプロケット36a,36b,36c,36dの少なくともいずれか1つのみを回転させるものとし、他のスプロケットは従動回転する構成としてもよい。
そして、モータ65を取付けたフロントガード体25aを用いることにより、このフロントガード体25aをガイドレール27,27に取付けた状態では、オペレータが手動でフロントガード体25aを持ち上げることなく各スプロケット36a,36b,36c,36dの各ギア歯部42aが各切欠穴58に噛合することで、フロントガード26をガイドレール27,27に沿って自走させることができる。
また、上記第1の実施の形態では、スプロケット36aのギア歯部42aがガイドレール27,27の切欠穴58に噛合した状態でラッチ部43がスプロケット36aの逆回転を規制することによりフロントガード体25をガイドレール27,27の所定位置に保持する充分な保持力を得ていたが、本実施の形態では、モータ65の回転軸の停止保持により、各フロントガード体25aの自重による各スプロケット36a,36b,36c,36dの逆回転を、確実に防止できるので、各ギア歯部42aが各切欠穴58に嵌合する任意の位置で、各フロントガード体25aの高い保持力を得ることができ、フロントガード26を所定位置で、確実に保持固定できる。
なお、上記モータ65は、上記第1の実施の形態に示すような各種フロントガード体にも適用できる。
また、スプロケットのギア歯部と噛合するガイドレールの噛合部は、切欠穴以外でも、例えば凹部あるいは爪部など、他の様々なものとすることができる。
次に、図14および図15を参照して、第3の実施の形態を説明する。なお、上記各実施の形態と同様の構成および作用については、同一符号を付してその説明を省略する。
本実施の形態は、上記第1の実施の形態のフロントガード体25の各スプロケット36a,36b,36c,36dに代えて、複数、例えば4つの歯車状のスプロケット67をそれぞれ取付けるとともに、切欠穴58に代えて、各スプロケット67と噛合するラック部68を設けたガイドレール27を用い、各フロントガード体25を手動、あるいは、ワイヤなどで移動させるものである。
そして、スプロケット67には、ラッチ部43に代えて、スプロケット67を一方向にのみ回転可能として各フロントガード体25を各ガイドレール27に対して所定位置で係止するストッパの役割を果たすラッチ機構69が内蔵されている。このラッチ機構69は、スプロケット67の逆方向への回転を係止固定可能であるとともにレバー操作などによってこの係止固定を解除することが可能となっている。
また、各ガイドレール27は、各レール部材46a,46bの各端板52bにラック部68が突設され、これらラック部68は、各ガイドレール27全体に連続して形成されている。
そして、各ガイドレール27に装着した各フロントガード体25を、例えば各レール部材46aに沿って上方へと移動させる場合、あるいは、各レール部材46bに沿って後方へと移動させる場合には、オペレータが各フロントガード体25を移動方向に押すと、各スプロケット67が各ラック部68に噛合し、ラッチ機構69がスプロケット67の逆方向への回転を規制することで、各フロントガード体25が所定位置に保持固定可能となる。
また、各フロントガード体25を各レール部材46aに沿って下方へと移動させる場合、あるいは、各レール部材46bに沿って前方へと移動させる場合には、オペレータがレバー操作などでラッチ機構69によるスプロケット67の回転の規制を解除した状態で、各フロントガード体25を所望の位置へと移動させ、所望の位置でレバー操作を解除することで、ラッチ機構69により、各フロントガード体25がその位置で保持固定される。
このように、フロントガード26の各フロントガード体25を各ガイドレール27に対してラッチ機構69により所定位置で係止可能とすることで、ラッチ機構69を利用した比較的簡単な構造でフロントガード体25を任意の位置に停止保持できる。
なお、上記ラッチ機構69は、上記第1の実施の形態に示すような各種フロントガード体にも適用できる。
また、ラッチ機構としては、上記第2の実施の形態の構成に限定されず、他の様々なものを適用できる。
さらに、フロントガードは、前面部材の大きさおよび形状などに応じて、2枚以上の適宜の枚数のフロントガード体に分割できる。
そして、フロントガード体をガイドレールに移動自在に嵌合させる手段としては、スプロケット以外の様々なものを適用できる。
本発明に係るキャブの第1の実施の形態を、一部を切欠いて示す側面図である。 同上キャブを示す正面図である。 同上キャブを示す平面図である。 同上キャブのフロントガードの一部を示す正面図である。 同上フロントガードの一部を示す平面図である。 同上フロントガードの一部を示す側面図である。 同上フロントガードの他の実施の形態を示す正面図である。 同上フロントガードのさらに他の実施の形態を示す正面図である。 同上キャブの一部を切欠いて示す説明正面図である。 同上キャブの一部を示す説明側面図である。 同上キャブのガイドレールの一部を示す断面図である。 同上キャブを備えた作業機械を示す説明側面図である。 本発明に係るキャブの第2の実施の形態のフロントガードの一部を示す正面図である。 本発明に係るキャブの第3の実施の形態の一部を切欠いて示す説明正面図である。 同上キャブの一部を示す説明側面図である。
符号の説明
5 キャブ
11 キャブ本体
22 前面部材としての前窓上側ガラス
23 前面部材としての前窓下側ガラス
26 フロントガード
27 ガイドレール
36a,36b,36c,36d スプロケット
58 噛合部としての切欠穴
65 モータ
69 ラッチ機構

Claims (6)

  1. キャブ本体と、
    このキャブ本体の前面に設けられた前面部材を防護するフロントガードと、
    少なくともキャブ本体の前面の両側に沿って設けられフロントガードをガイドするガイドレールとを具備し、
    フロントガードは、キャブ本体の前面に対応して設けられ、複数に分割され、これら分割されたフロントガードのそれぞれが、ガイドレールに対して着脱自在に設けられ、かつ、ガイドレールに装着した状態でこのガイドレールに沿って移動自在であるとともに、ガイドレールに対して所定位置で保持固定可能に設けられている
    ことを特徴とするキャブ。
  2. キャブ本体は、前面の上部に連続する上面を有し、
    ガイドレールは、キャブ本体の前面両側から上面両側に亘って連続して設けられている
    ことを特徴とする請求項1記載のキャブ。
  3. フロントガードは、ガイドレールの下端部からこのガイドレールに着脱される
    ことを特徴とする請求項1または2記載のキャブ。
  4. フロントガードは、
    ガイドレールに移動自在に噛合するスプロケットと、
    このスプロケットを回転駆動させるモータとを備え、
    ガイドレールは、スプロケットが噛合可能な噛合部を備えている
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載のキャブ。
  5. 噛合部は、ガイドレールに沿って複数切り欠き形成された切欠穴である
    ことを特徴とする請求項4記載のキャブ。
  6. ガイドレールに係合したフロントガードを、ガイドレールに対して所定位置で係止可能なラッチ機構を具備した
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載のキャブ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101363193B1 (ko) 2007-11-29 2014-02-14 두산인프라코어 주식회사 건설기계의 캐빈 보호장치
JP2016098533A (ja) * 2014-11-20 2016-05-30 コベルコ建機株式会社 作業機械のガード装置
CN110747928A (zh) * 2019-11-15 2020-02-04 徐州菲诺特德机械设备有限公司 一种挖掘机驾驶舱防护装置

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