JP2006315180A - ネジ部を有するプラスチック成形品の製造装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】内部にネジ部を有するプラスチック成形品を効率良く製造する。
【解決手段】固定金型92と、固定金型92に対して水平面内にて相対移動可能なように設けられる可動金型91と、可動金型91内にて垂直方向に移動可能なように設けられ、ワーク9におけるネジ部99の形成に寄与する中子機構10と、からなる。中子機構10は、先端部にはネジ形成部11を有し、かつ、下方部にはモータ8からの駆動力の伝達されるギヤ18を有するロッド1と、ロッド1の軸線周りの回転運動を支持するとともにロッド1に設けられたフランジ部12に係合して本ロッド1を上方へ押上げるように作動する可動駒3と、ロッド1を下方へ押下げるように作動するスプリング23と、ロッド1を垂直方向に移動可能なように保持し、かつ、もう一方の金型92側から突出するように設けられたカムレール6に沿って移動可能なように形成されたベース5と、からなる。
【選択図】図1
【解決手段】固定金型92と、固定金型92に対して水平面内にて相対移動可能なように設けられる可動金型91と、可動金型91内にて垂直方向に移動可能なように設けられ、ワーク9におけるネジ部99の形成に寄与する中子機構10と、からなる。中子機構10は、先端部にはネジ形成部11を有し、かつ、下方部にはモータ8からの駆動力の伝達されるギヤ18を有するロッド1と、ロッド1の軸線周りの回転運動を支持するとともにロッド1に設けられたフランジ部12に係合して本ロッド1を上方へ押上げるように作動する可動駒3と、ロッド1を下方へ押下げるように作動するスプリング23と、ロッド1を垂直方向に移動可能なように保持し、かつ、もう一方の金型92側から突出するように設けられたカムレール6に沿って移動可能なように形成されたベース5と、からなる。
【選択図】図1
Description
本発明は、車両用シフトレバーノブを初めとした、内部にネジ部を有するプラスチック成形品の製造装置に関するものであり、特に、そのネジ部の形成に寄与する中子機構に特徴を有するネジ部を有するプラスチック成形品の製造装置に関するものである。
一般に、車両用シフトレバーノブ等のコア内部に雌ネジ部を有するプラスチック成形品は、例えば、特開2002−132361号公報記載のものの如く、インジェクション成形手段を用いて成形されるようになっているものである。そして、その場合、上記雌ネジ部の形成は、インジェクション工程後に行なわれるものであって上記雌ネジ部の軸心方向に直線運動しながら回転運動をするように形成された中子の作動によって行なわれるようになっているものである。
特開2002−132361号公報
ところで、上記従来のものにおいては、ワークの製造、特に、ネジ部の形成は、まず、可動金型を横方向にスライド移動させて型開きをした後に、上記金型内に設置されている中子機構を作動させることによって行なわれるようになっているものである。具体的には中子機構を形成するモータを回転駆動して、中子の先端部に形成されているネジ部のところを回転させながら、当該中子の軸部を垂直方向に移動させることによって、上記中子の先端部に設けられたネジ部をインジェクション成形により形成されたワークから抜き去るとともに、このように中子のネジ部がワークから取除かれた状態において、ワーク全体を金型から押出ピン等を介して取出すことによって、内部にネジ部を有するワークのインジェクション成形加工が行なわれるようになっているものである。このように、従来のものにおいては、金型の型開き工程、中子のネジ部からの抜取り工程、ワークの取出し工程と、複数の工程を順繰りに行なわなければならず、成形加工後におけるワークの取出し作業が煩雑にならざるを得ないと言う問題点があった。また、従来のものにおいては、一組の金型セットにて成形されるワークの数は一個に限定されており、生産性が良くないと言う問題点があった。このような問題点を解決するために、ワークを2個同時に成形することのできるようにした、いわゆる2個採り工法を採用するとともに、型開き工程の途中において、中子のネジ部からの抜取り工程を開始させるようにし、ワークの取出し工程全体を短縮化させるようにした、生産性に優れたネジ部を有するプラスチック成形品の製造装置を提供しようとするのが、本発明の目的(課題)である。
上記課題を解決するために、本発明においては次のような手段を講ずることとした。すなわち、請求項1記載の発明である第一の発明においては、固定金型と、当該固定金型に対して水平面内にて横方向に相対移動可能なように設けられる可動金型と、これら固定金型または可動金型のうちのいずれか一方の金型内にて垂直方向に移動可能なように設けられるものであってワークのネジ部形成に寄与する中子機構と、からなるネジ部を有するプラスチック成形品の製造装置に関して、上記中子機構を、先端部にはワークのネジ部形成に寄与するものであって金型に設けられたワーク形成のためのキャビティ内に位置するように設置されるネジ形成部を有するとともに、略中央部にはスプリングの係合するフランジ部を有し、更に、下方部にはモータからの駆動力の伝達されるギヤを有するロッドと、当該ロッドの軸線周りの回転運動を支持するとともにロッドに設けられたフランジ部に係合して本ロッドをその軸線方向において上方へ押上げるように作動する可動駒と、上記ロッドのフランジ部のところに係合するものであって当該ロッドをその軸線方向において下方へ押下げるように作動するスプリングと、これらスプリング及び可動駒の装着された状態のロッドを保持するとともに全体を上記金型内にて垂直方向に移動可能なように保持し、更に、もう一方の金型側から突出するように設けられたカムレールに沿って移動可能なように形成されたベースと、からなるようにし、更に、上記可動駒には、もう一方の金型から斜め下方へ突出するように形成された傾斜ピンと係合して、型締め時においては、本可動駒のところに係合するフランジ部を介して上記ロッドを上方へ押上げるように作動する傾斜係合部を有するようにした構成を採ることとした。
次に、請求項2記載の発明である第二の発明においては、請求項1記載のネジ部を有するプラスチック成形品の製造装置に関して、上記カムレールを、上記中子機構の装着される側とは反対側の金型からカンチレバー状に突出するように設けられるものであって、型開き方向に所定の距離だけ水平状態に設定される直線部と、当該直線部に連続して形成されるものであって所定の傾斜角をもって下方へ傾斜するように形成される傾斜部と、からなるようにした構成を採ることとした。
次に、請求項3記載の発明である第三の発明においては、請求項1または請求項2記載のネジ部を有するプラスチック成形品の製造装置に関して、上記中子機構を2組並列に設けるとともに、各中子機構を形成する各ギヤのところに、当該各ギヤと噛合い係合するとともに当該各ギヤを同じ回転方向に駆動するドライブギヤを設け、当該ドライブギヤを回転駆動するモータを設けるようにした構成を採ることとした。
第一の発明によれば、両金型間における型開き作動にともなって作用するものであって、傾斜ピンに係合する傾斜係合部の作用によって、可動駒は下方へと型開き行程に比例した状態で移動することとなる。この可動駒の降下によって当該可動駒のところにフランジ部を介して下方から支えられているロッドは、上記スプリングのバネ反力作用によって下方へと押下げられることとなる。また、このとき、当該ロッドは、その下方部に設けられたギヤを介してモータからの回転駆動力が伝達され、軸線周りに回転運動をすることとなる。すなわち、本ロッドの先端部に設けられているネジ形成部は、ネジ形成部のネジピッチに同調して回転運動をしながら降下運動をすることとなる。このような回転降下運動によって、ロッド先端部に設けられたネジ形成部のワークネジ部からの抜取り作業が効率良く行なわれることとなる。
また、第二の発明によれば、中子機構を形成するベースは、もう一方の金型側からカンチレバー状に突出するように設けられたカムレールに沿って移動するようになっているので、型開き行程の初期の段階においては中子機構全体が水平方向に移動して、この間に上記ロッド先端部に設けられたネジ形成部のワークネジ部からの抜取り作業が行なわれるとともに、この抜取り作業が完了した後には、上記ベースは傾斜部に沿って降下運動をすることとなり、中子機構全体は大きく下方へと移動するようになる。その結果、ロッドの先端部は上記ワークから完全に離脱することとなる。そして、このような状態においてキャビティの奥のほうに設けられていた押出しピンを作動させることによって、ワークの取出し作業が行なわれることとなる。このように、型開き行程に連動してワークの取出し作業を行なわせることができるようになり、内部にネジ部を有するワークの金型外への取出し作業が効率良く行なわれることとなる。
また、第三の発明によれば、中子機構を2組並列に設けるとともに、各中子機構を形成する各ロッドの下方部に設けられるギヤのところに、各ギヤを同じ回転方向に回転駆動するように形成されたドライブギヤを設け、このドライブギヤを一個のモータにて回転駆動するようにしたので、内部にネジ部を有するプラスチック成形品の成形加工を、比較的小形の装置を用いて効率良く行なわせることができるようになる。すなわち、1モータ方式による2個採り金型セットを形成することができるようになり、生産性の向上を図ることができるようになる。
本発明を実施するための最良の形態について、図1ないし図6を基に説明する。本実施の形態にかかるものは、図1及び図2に示す如く、固定金型92と、当該固定金型92に対して水平面内にて横方向に相対移動可能なように設けられる可動金型91と、これら固定金型92または可動金型91のうちのいずれか一方の金型(本実施の形態においては可動金型91)内にて垂直方向に移動可能なように設けられるものであってワーク9におけるネジ部99の形成に寄与する中子機構10(図2参照)と、からなることを基本とするものである。
このような基本構成からなるものにおいて、上記中子機構10は、図1に示す如く、先端部にワーク9のネジ部99の形成に寄与するものであって金型に設けられたワーク形成のためのキャビティ98内に位置するように設置されるネジ形成部11を有するとともに、略中央部にはスプリング23の係合するフランジ部12を有し、更に、下方部にはモータ8からの駆動力の伝達されるギヤ18(図2参照)を有するロッド1と、当該ロッド1の軸線を中心にした回転運動を支持するベアリングピース2に対して上下方向において相対向するように設けられるものであって上記ロッド1の軸線周りの回転運動を支持するとともにロッド1に設けられたフランジ部12に係合して本ロッド1をその軸線方向において上方へ押上げるように作動する可動駒3と、上記ベアリングピース2と上記フランジ部12との間に設けられるものであって上記ロッド1をその軸線方向において下方へ押下げるように作動するスプリング23と、これらスプリング23及び可動駒3の装着された状態のロッド1を保持するとともに全体を上記金型(可動金型)91内にて垂直方向に移動可能なように保持し、更に、もう一方の金型92側から突出するように設けられたカムレール6に沿って移動可能なように形成されたベース5と、からなるものである。そして、このような構成からなる上記可動駒3には、もう一方の金型92から斜め下方へ突出するように形成された傾斜ピン4と係合して、型締め時においては本可動駒3及び上記ロッド1を上方へ押上げるように作動する傾斜係合部34(図1及び図2参照)が設けられるようになっているものである。
このような基本構成からなるものにおいて、上記カムレール6は、図1に示す如く、固定金型92側から可動金型91側へ向かってカンチレバー状に突出するように設けられるようになっているものである。そして、このようなカンチレバー状のカムレール6のところには、上記中子機構10を形成するベース5が係合し、このベース5を基礎にして上記中子機構10全体がカムレール6に沿って相対移動するようになっているものである。そして更に、このようなカムレール6は、型開き方向に所定の距離だけ水平状態に設定される直線部61と、当該直線部61に連続して形成されるものであって所定の傾斜角をもって下方へ傾斜するように形成される傾斜部62と、から成り立っているものである。更に、本実施の形態のものにおいては、上記カムレール6を、例えば図2に示す如く、2本平行に設けるとともに、上記中子機構10を2組並列に設けるようにし、これによってプラスチック成形品(ワーク)9の同時2個採りを可能にしているものである。具体的には、図2に示す如く、各中子機構10、10を形成する各ギヤ18、18のところに、当該各ギヤ18、18と噛合い係合するとともに当該各ギヤ18、18を同じ回転方向に駆動する一個のドライブギヤ81を設け、更に当該ドライブギヤ81をドライブシャフト85及びギヤトレーン88を介して一個のモータ8に連結するようにしているものである。このような構成を採ることにより、一個のモータ8を作動させることによって、二組の中子機構10、10を形成するそれぞれのロッド1、1を同時に同じ方向に回転駆動することができるようになる。なお、このようなモータ8の回転運動の制御は、MPUを主に形成されるコンピュータ装置からなる制御手段7からの指令(信号)によって行なわれるようになっているものである。
次に、このような構成からなる本実施の形態のものについての作動態様、特に、プラスチック成形品からなるワーク9の取出し工程について説明する。まず、図3及び図4に示す如く、両金型91、92が型締めされた状態において、両金型91、92にて形成されるキャビティ98内へ所定のプラスチック材が注入(インジェクション)されると、これによってプラスチック成形品からなるものであって内部にネジ部99を有するワーク9、9が2個成形されることとなる。なお、このような型締め状態時においては、固定金型92側から突出するように設けられた傾斜ピン4は、上記中子機構10を形成する可動駒3に設けられた傾斜係合部34のところに係合(嵌合)しており、可動駒3は上方に押上げられた状態となっている。従って、ロッド1も上方へ押し上げられた状態となっている。
次に、このような状態において、型開き作動が開始されると、この型開き行程の初期の段階においては、例えば図5に示す如く、傾斜ピン4に傾斜係合部34を介して係合している可動駒3は、上記型開き行程に比例した状態で下方へと移動(降下)することとなる。このような可動駒3の降下運動に伴って、この可動駒3のところにフランジ部12を介して係合しているロッド1は、フランジ部12のところに係合しているスプリング23のバネ反力によって下方へと押下げられることとなる。また、これと同時に、図6に示す制御手段7からの制御指令に基づいてモータ8が回転運動を開始する。そして、この回転運動は、ギヤトレーン88、ドライブシャフト85、ドライブギヤ81を介して、2つのギヤ18、18に伝達され、二つのギヤ18、18は共に同じ回転方向へ回転駆動されることとなる。これによって、2本のロッド1、1は、図6の回転矢印方向へと回転駆動されることとなる。その結果、上記ロッド1、1は、上記回転運動と降下運動とを同時に行なうようになる。そして、このような回転降下運動は、上記ネジ形成部11に形成されたネジピッチと同調するように制御されるようになっているものである。従って、このようなロッド1の回転降下運動によって、ワーク9のネジ部99からのロッド1のネジ形成部11の抜取り作業が円滑に行なわれるようになる。特に、本実施の形態においては、このようなネジ部99からの抜取り作業を、図6に示す如く、2個のワーク9、9において同時に行なわせることができるようになり、ロッド1、1の抜取り作業を効率良く行なうことができるようになる。なお、上記可動駒3の降下運動及びロッド1の先端部に設けられたネジ形成部11の回転運動に関しては、必ずしも上記のように同調させる必要はない。まず、型開き行程の初期の段階において可動駒3を所定量降下させる。これによって、可動駒3のところにフランジ部12を介して係合しているロッド1には、同じくフランジ部12に係合しているスプリング23のバネ反力作用によって下方への押下げ力が作用するようになる。このような状態において、ロッド1を、その軸線周りに回転運動させることによって、上記ロッド1のネジ形成部11をワーク9のネジ部99から離脱させることができるようになる。このようにしてロッドの先端部に形成されたネジ形成部11のワーク9からの抜取り作業が円滑に行なわれることとなる。
次に、このような状態において、両金型91、92の型開き作動が進むと、中子機構10全体を支持するベース5とカムレール6との係合関係は、例えば図1及び図2に示すような状態となる。すなわち、ベース5はカムレール6の傾斜部62と係合するようになる。従って、型開き行程の進行に伴って、傾斜部62の傾斜に比例して中子機構10全体は下方へと移動、すなわち降下することとなる。その結果、中子機構10を形成するロッド1も降下して、例えば図1及び図2に示す如く、ロッド1、1のネジ形成部11、11を含めた先端部が、ワーク9、9から完全に離脱することとなる。なお、この時点においては上記モータ8の回転運動は止められており、従って、ロッド1、1の回転運動も止められた状態となっている。
次に、このような状態において、例えば図1に示す如く、キャビティの奥の方に設けられていた押出しピン95を作動させて、ワーク9全体を一方の金型(本実施の形態においては可動金型)91のキャビティ98から押出すようにする。これによって、ワーク9の取出し作業が行なわれることとなる。なお、この場合、本実施の形態においては、図1に示す如く、金型91、92の上方空間部が広く開かれた状態となっているので、この空間部を利用して上方からマニピュレータ等からなるワーク取出装置20を降下させて、金型91から押出されたワーク9を掴むようにする。なお、このワーク取出装置20によるワーク9の掴み操作とワーク9の金型91からの押出し操作とは、上記制御手段7による制御作用等によって同期させておくようにする。
このように、本実施の形態のものにおいては、両金型91、92の型開き行程に同期させて、ロッド1の先端部に設けられたネジ形成部11のワーク9に形成されたネジ部99からの抜取り作業を行なわせるようにしたので、インジェクション成形後におけるワーク9の金型91、92のキャビティ98からの取出し作業を、円滑に、かつ、効率良く行なわせることができるようになる。そして、このような取出し作業、特に、ロッド1のネジ形成部11のワーク9のネジ部99からの抜取り作業を、一組の金型セットにおいて、同時に、2箇所にて行なわせることができるようにしたので、インジェクション成形工程の効率化を図ることができるようになる。
また、本実施の形態のものにおいては、モータ8を初めとした回転駆動部をすべて下方部に設けるようにしたので、型開き時において、例えば図1に示す如く、上方空間部が広く開かれた状態となり、このスペースを利用して上方からワーク取出装置20を進入させることができるようなる。その結果、キャビティ98から押出されたワーク9を、直ちに本ワーク取出装置20を介して掴んだ状態で次の工程へと搬送することができるようになる。その結果、本インジェクション成形工程を一連の加工作業と連動させた状態で設けることができるようになり、本インジェクション成形工程を含めた全体の加工工程を効率良く作動させることができるようになる。また、全体の工程を無人化することができるようになる。
1 ロッド
10 中子機構
11 ネジ形成部
12 フランジ部
18 ギヤ
2 ベアリングピース
20 ワーク取出装置
23 スプリング
3 可動駒
34 傾斜係合部
4 傾斜ピン
5 ベース
6 カムレール
61 直線部
62 傾斜部
7 制御手段
8 モータ
81 ドライブギヤ
85 ドライブシャフト
88 ギヤトレーン
9 ワーク
91 可動金型
92 固定金型
95 押出しピン
98 キャビティ
99 ネジ部
10 中子機構
11 ネジ形成部
12 フランジ部
18 ギヤ
2 ベアリングピース
20 ワーク取出装置
23 スプリング
3 可動駒
34 傾斜係合部
4 傾斜ピン
5 ベース
6 カムレール
61 直線部
62 傾斜部
7 制御手段
8 モータ
81 ドライブギヤ
85 ドライブシャフト
88 ギヤトレーン
9 ワーク
91 可動金型
92 固定金型
95 押出しピン
98 キャビティ
99 ネジ部
Claims (3)
- 固定金型と、当該固定金型に対して水平面内にて横方向に相対移動可能なように設けられる可動金型と、これら固定金型または可動金型のうちのいずれか一方の金型内にて垂直方向に移動可能なように設けられるものであってワークのネジ部形成に寄与する中子機構と、からなるネジ部を有するプラスチック成形品の製造装置において、上記中子機構を、先端部にはワークのネジ部形成に寄与するものであって金型に設けられたワーク形成のためのキャビティ内に位置するように設置されるネジ形成部を有するとともに、略中央部にはスプリングの係合するフランジ部を有し、更に、下方部にはモータからの駆動力の伝達されるギヤを有するロッドと、当該ロッドの軸線周りの回転運動を支持するとともにロッドに設けられたフランジ部に係合してロッドをその軸線方向において上方へ押上げるように作動する可動駒と、上記ロッドのフランジ部のところに係合するものであって当該ロッドをその軸線方向において下方へ押下げるように作動するスプリングと、これらスプリング及び可動駒の装着された状態のロッドを保持するとともに全体を上記金型内にて垂直方向に移動可能なように保持し、更に、もう一方の金型側から突出するように設けられたカムレールに沿って移動可能なように形成されたベースと、からなるようにし、更に、上記可動駒には、もう一方の金型から斜め下方へ突出するように形成された傾斜ピンと係合して、型締め時においては、本可動駒のところに係合するフランジ部を介して上記ロッドを上方へ押上げるように作動する傾斜係合部を有するようにした構成からなることを特徴とするネジ部を有するプラスチック成形品の製造装置。
- 請求項1記載のネジ部を有するプラスチック成形品の製造装置において、上記カムレールを、上記中子機構の装着される側とは反対側の金型からカンチレバー状に突出するように設けられるものであって型開き方向に所定の距離だけ水平状態に設定される直線部と、当該直線部に連続して形成されるものであって所定の傾斜角をもって下方へ傾斜するように形成される傾斜部と、からなるようにしたことを特徴とするネジ部を有するプラスチック成形品の製造装置。
- 請求項1または請求項2記載のネジ部を有するプラスチック成形品の製造装置において、上記中子機構を2組並列に設けるとともに、各中子機構を形成する各ギヤのところに、当該各ギヤと噛合い係合するとともに当該各ギヤを同じ回転方向に駆動するドライブギヤを設け、当該ドライブギヤを回転駆動するモータを設けるようにした構成からなることを特徴とするネジ部を有するプラスチック成形品の製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005136818A JP2006315180A (ja) | 2005-05-10 | 2005-05-10 | ネジ部を有するプラスチック成形品の製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005136818A JP2006315180A (ja) | 2005-05-10 | 2005-05-10 | ネジ部を有するプラスチック成形品の製造装置 |
Publications (1)
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---|---|
JP2006315180A true JP2006315180A (ja) | 2006-11-24 |
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ID=37536281
Family Applications (1)
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JP2005136818A Pending JP2006315180A (ja) | 2005-05-10 | 2005-05-10 | ネジ部を有するプラスチック成形品の製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006315180A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101510739B1 (ko) | 2014-11-07 | 2015-04-09 | 주식회사 퍼스트몰드 | 사출기의 나사성형장치 |
-
2005
- 2005-05-10 JP JP2005136818A patent/JP2006315180A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101510739B1 (ko) | 2014-11-07 | 2015-04-09 | 주식회사 퍼스트몰드 | 사출기의 나사성형장치 |
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