JP2006312011A - 介護用具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 痴呆症などの患者が、自分の手をおむつ内へ挿入することを防止する為の介護用具の提供。
【解決手段】 柔らかい凸部1の一方側には前紐2の両端を固定することで指挿入空間4を形成し、凸部1の他方側には2本の締結紐3a,3bを取付け、そして凸部1を手の甲に配置して指挿入空間4に中指5と薬指6を挿入すると共に締結紐3a,3bを手首7に締め付けて固定するようにしている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、痴呆症にある老人の手に取付けることで、手をオムツ内に入れることが出来ないようにする介護用具に関するものである。
今日、痴呆症にかかっているお年寄りは多く、その介護に悩まされている家族は非常に多い。この痴呆症と言う病気は、人が長い時間をかけて積み重ねてきた記憶や知能などの精神的な能力が低下する病気であり、痴呆症になると記憶力や理解力が低下するばかりでなく、感情のコントロールが出来なく成り、物事に対する意欲がなくなってしまう。さらに、痴呆が進行すれば日常生活に支障を来たすなど、様々な問題が発生する。
人の脳は、私たちの精神、身体の働き全てをコントロールする司令塔であり、従って、脳に障害がおきた場合には心と身体の広い機能に障害が起きる。痴呆症は広い範囲の脳細胞が死んでしまうために起きる病気である為に、記憶力の低下、理解力の低下、感情のコントロール障害、性格の変化、精神的な能力低下の他に、排泄、更衣、入浴などの基本的な生活動作に障害を起こし、さらには歩行障害などの運動能力の低下を引き起こす。
ところが、今日ではこの痴呆症疾患を治したり、進行をくい止める特効薬はなく、病状に応じて根気よく介護をしなくてはならないのが実状である。病状が進んだ重症の痴呆症患者は一人でトイレに行くことが出来ず、その為にオムツを着用している。そして介護者はこのオムツを定期的に取り替えることは介護作業の中で大きな仕事となるが、それだけでなく、オムツの中に手を入れることで該手に便が付着し、さらにこの手で周囲を触ることで布団や衣類に便が付着してしまう。
痴呆症患者にとって寝ていることは退屈である為か、人間の習性であるのかは定かでないが、便が付着した手で周りに触れることで、その部屋だけでなく家中が臭く成ってしまう。介護者は便が付着した布団や衣類などを常に洗濯しなくてはならず、このことは介護者にとって肉体的にも精神的にも大きな負担となる。従来では、痴呆症患者の手をベッドに縛ることで拘束することもあったが、人権を無視した行為であることから最近では自粛している。
特開2001−137270号に係る「介護用具及びおむつ」は、排泄物吸収パッドのパッド本体に非粘着性の係止面を設け、この係止面はパッド本体の防水材の外面全体に形成されており、この防水材には樹脂が直接含浸され、その樹脂が熱処理によって気泡化することにより、無数の微細な風船状の気泡が形成されている。従って、係止面は摩擦抵抗が増大する粗面と成っている。
特開2002−119552号に係る「寝たきり患者の排便と身体清浄用の介護用具」は、寝たきりになった患者の排便時などに、便器を患者の身体の下方に挿入するには、患者の腰部を持ち上げる必要があるが、この発明はこの負担を軽減できて一般家庭に設置して手軽に使用できる介護用具である。
特開2001−137270号に係る「介護用具及びおむつ」 特開2002−119552号に係る「寝たきり患者の排便と身体清浄用の介護用具」
このように排便に関する介護用具は数多く知られている。しかし、痴呆症が進行すると単におむつを着用し、これを定期的に取り替えればよいといっただけでなく、該おむつ内部へ入れた手に便が付着することを防止する手立てがない。痴呆症患者の介護に当ってこれが最も大きな問題であり、何年にも及ぶ介護に肉体的にも精神的にも疲れてしまう。本発明はこの大きな問題を解決することが出来る介護用具を提供する。
本発明に係る介護用具とは柔らかいボール状の凸部と紐などの締結具から構成している。凸部としては柔らかいゴムや樹脂、又は綿や布を丸めて生地で包んだ物などで構成し、紐は手首や指に結んで外れないようにしている。勿論、紐でなくてもバンドを使用することも可能であり、しかし、バンドを締め付ける際に痛みを感じたり、手や指を必要以上に締め付けることは好ましくない。
一方、上記凸部を締結具にて手や手首に固定する場合だけでなく、手袋に凸部を取着し、該手袋を装着することで同じ機能を呈し得る。すなわち、手袋を介して凸部を手に取付けることが出来る訳で、この場合には該手袋の手首には外れ防止用のバンドなどの締結具が必要となる。
本発明の介護用具は柔らかい凸部を手の甲や手の平に取付けて紐などで締結することが出来る。従って、手には常に凸部が存在することに成り、この状態で、手をおむつ内部へ差込むことが出来なくなる。その為に、手に便が付着することは無く、勿論、布団や衣類が便で汚れることもない。従って、おむつを定期的に取り替えるだけでよく、介護者にとっての負担は大きく軽減される。そして、手の甲に紐などを介して取付けるだけの簡単なものであることから、製作コストは安く、しかしその効果は大きい。又、手の甲に柔らかい凸部を取付けても、他の物を掴んだりする自由が束縛されることはない。
図1は本発明に係る介護用具を示す実施例であり、(a)は平面図、(b)は正面図を夫々表している。同図の1は凸部、2は前紐、3a,3bは締結紐を示し、該前紐2は上記凸部1の一方側底に取付けられ、同じく締結紐3a,3bも凸部1の他方側底に取付けられている。そして、前紐2はその両端が凸部1の底に固定されていることで概略U形をして指挿入空間4を形成している。
一方の締結紐3a,3bはその一方端だけが凸部底に縫い付けられて、先端は自由端と成って、両締結紐3a,3bは互いに結び合うことが出来る。ところで、上記凸部1は概略半球状を成した柔らかい材質から成り、例えば綿を丸めて布生地で包むことで構成することが出来る。従って、凸部1は柔らかく身体に手当っても痛くなく、勿論、ケガをすることはない。
又、該凸部1をウレタン樹脂やゴムなどの柔らかい材質で構成することも可能である。凸部1の形状は特に限定するものではないが、しかし、表面8は滑らかな曲面にて形成される凸部1であることが必要である。上記凸部1を布生地で構成している場合には、前紐2及び締結紐3a,3bも布生地を縫製して作られ、そして該凸部1の底に縫い付けることが出来る。
凸部1の材質がウレタン樹脂やゴムで構成する場合であれば、適当な材質で構成した前紐2及び締結紐3a,3bを金具にて固定することが出来る。ここで、前紐2及び締結紐3a,3bは凸部1を手の甲に取付ける為の1手段に過ぎず、これら実施例に示した紐形態に限定するものではない。
図2は本発明の介護用具を左手に取付けた場合を示している。凸部1は手の甲に配置され、該凸部1が動かないように、勿論、外れ落ちないように前紐2と締結紐3a,3bによって手に固定されている。前紐2で形成される指挿入空間4には中指5と薬指6を挿入し、2本の締結紐3a,3bは手首7に巻付いて結ばれている。従って、該凸部1は前紐2と締結紐3a,3bにて手の甲に固定される。
このように凸部1を手の甲に取付ける為の手段として前紐2と2本の締結紐3a,3bが用いられているが、本発明はこの取付け手段となる紐の形態は特に限定しない。基本的には手の動き、指の動きが拘束されないように、凸部1を手の甲に固定すればよい。図1に示した実施例の前紐2と2本の締結紐3a,3bは凸部1を簡単にしかも安定して取付けることが可能である。
ところで、痴呆症患者の手の甲に凸部1を取付けるならば、手をおむつ内へ差し入れることが出来なくなる。すなわち、手の甲から突出した凸部1が邪魔になって、おむつ内へ入れることが出来ない。従って、手に便が付着することはなく、介護者の負担は大きく軽減される。勿論、手の平側に凸部1を取付けることも可能である。
図3は手袋9に凸部1を取着している実施例である。該凸部1は手袋9の甲側に固定され、この状態で手袋9を手に装着するならば、前記図2に示したように手に取付けた場合と同じように機能する。手袋9の手首側にはバンド10が縫い付けられ、そしてバンド10の両先端には粘着テープ11,11(マジックテープ)が設けられている。従って、手袋9を装着すると共にバンド10にて手首に固定することが出来る。ここで、上記手袋形態として、着用した際に指が出るように指先端部分が無い場合もある。
図4は本発明の更なる別形態である。凸部1は前記の通りであり、この凸部1の前側には指挿入空間4を形成した前紐2が縫い付けられ、後側には繋ぎ12が連結している。そして該繋ぎ12の先端にはバンド10を設けている。バンド10は手首に巻き付けることが出来る長さとし、両端部には互いに粘着することが出来る粘着テープ11,11を有している。
上記バンド10を凸部1の後側に直接縫付けることも可能であるが、この実施例では繋ぎ12を介在してバンド10を設けている。そこで、前紐2の指挿入空間4に指を挿入すると共にバンド10を手首に巻き付けた場合、該繋ぎ12の存在にて凸部1は手の甲に圧着することなく、むしろ手の甲から浮き上がることが出来る。従って、凸部1を手の甲に取付けても窮屈感が発生しない。
本発明は手に凸部1を装着する介護用具であるが、装着する為に手に固定する締結手段を上記実施例の場合に限定するものではない。
ところで、上記凸部1は布袋に樹脂製やゴム製などの柔らかい小さなビーズを詰めて構成することが出来る。ビーズの材質は特に限定せず、発泡樹脂やウレタン樹脂などが適している。又、発泡樹脂を所定の凸部形状に成形することで構成することも出来る。そして、凸部1を手に装着する為の紐には解けないようにカギなどのロック手段を別に設けることも必要な場合がある。すなわち、痴呆症患者によっては単に紐を締めただけでは解いてしまう為に、これを防止する必要がある。
本発明に係る介護用具を示す実施例。 本発明の介護用具を手の甲に取付けた場合。 本発明に係る介護用具を示す他の実施例。 本発明に係る介護用具を示す別の実施例。
符号の説明
1 凸部
2 前紐
3 締結紐
4 指挿入空間
5 中指
6 薬指
7 手首
8 表面
9 手袋
10 バンド
11 粘着テープ
12 繋ぎ

Claims (6)

  1. 痴呆症などの患者が、自分の手をおむつ内へ挿入することを防止する為の介護用具において、柔らかい凸部には紐などの締結手段を備えて構成し、該凸部を手の甲や手の平に配置すると共に上記締結手段にて手に固定することを特徴とする介護用具。
  2. 痴呆症などの患者が、自分の手をおむつ内へ挿入することを防止する為の介護用具において、柔らかい凸部を手袋の甲側又は手の平側に固定し、該手袋には手や手首に固定する為の締結手段を備えて構成したことを特徴とする介護用具。
  3. 布袋内に小さな複数のビーズを詰めて上記凸部を構成した請求項1、又は請求項2記載の介護用具。
  4. 上記凸部を発泡樹脂を成形して構成し、表面を布地で被覆した請求項1、又は請求項2記載の介護用具。
  5. 上記締結手段として紐を用い、前紐の両端を凸部の一方側に固定することで指挿入空間を形成し、凸部の他方側には2本の締結紐を取付けた請求項1、請求項3、又は請求項4記載の介護用具。
  6. 上記締結手段として、上記凸部の一方側に指挿入空間を形成する前紐を固定し、凸部の他方側には繋ぎを連結すると共に該繋ぎ先端には手首に拘束するバンドを設けた請求項1、請求項3、又は請求項4記載の介護用具。


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