JP3090666U - 抑制介護用ソフト手袋 - Google Patents
抑制介護用ソフト手袋Info
- Publication number
- JP3090666U JP3090666U JP2002003530U JP2002003530U JP3090666U JP 3090666 U JP3090666 U JP 3090666U JP 2002003530 U JP2002003530 U JP 2002003530U JP 2002003530 U JP2002003530 U JP 2002003530U JP 3090666 U JP3090666 U JP 3090666U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- net
- wrist
- hill
- soft
- glove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Gloves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本考案は、指を動かすことができるが、物を
把握するという手の把握機能のみを抑制することができ
る抑制介護用ソフト手袋を提供することを目的とする。 【解決手段】 本考案の抑制介護用ソフト手袋は、指な
し手袋状をなし、手の甲側を指先から手首までをネット
1で形成し、該ネット1に一体に連結して手首部分を綿
布2とした表面側3と、前記ネット1と重なる手の平側
を平袋状に形成し内部に短胴パイプ4を充填封鎖した丘
陵部5を形成し、該丘陵部5に一体に連結して手首部分
まで全体を綿布2とした裏面側6とからなる。
把握するという手の把握機能のみを抑制することができ
る抑制介護用ソフト手袋を提供することを目的とする。 【解決手段】 本考案の抑制介護用ソフト手袋は、指な
し手袋状をなし、手の甲側を指先から手首までをネット
1で形成し、該ネット1に一体に連結して手首部分を綿
布2とした表面側3と、前記ネット1と重なる手の平側
を平袋状に形成し内部に短胴パイプ4を充填封鎖した丘
陵部5を形成し、該丘陵部5に一体に連結して手首部分
まで全体を綿布2とした裏面側6とからなる。
Description
【0001】
本考案は、痴呆性患者の手の把握機能を抑制するための抑制介護用ソフト手袋 に関する。
【0002】
従来、痴呆性患者の手を規制するため、厚生地を重ねて縫製した指なし手袋を 使用していたが、布製手袋の場合には夏期ともなると汗をかき、水虫等の原因と なっていた。 これを解決した公知技術として、実開平7−31016号公報があり、この公 開実用新案公報は、図5に示すように、(イ)手袋装着時の肌の接着面の手のこ う・手のひら部にポリエステルハニカムタテアミ(1)を付け、その手首部に裏 地として綿テンジク(4)を付ける、(ロ)手のひら部のポリエステルハニカム タテアミ(1)と表地テトロン帆布(2)の間にフェルト(3)をはさみ、手の 入口部分を縁取り(5)縫製する、以上の如く構成した指なし抑制手袋である。 しかし、上記公知技術は、手のひら部にフェルトを入れその表面にテトロン帆 布を付けるため、指を伸ばした緊張状態で指を拘束し指の感覚を鈍化させるので 、指の運動機能を麻痺させていた。
【0003】
そこで、本考案は、指を動かすことができるが、物を把握するという手の把握 機能のみを抑制することができる抑制介護用ソフト手袋を提供することを目的と する。
【0004】
そのために、本考案の抑制介護用ソフト手袋は、指なし手袋状をなし、手の甲 側を指先から手首までをネットで形成し、該ネットに一体に連結して手首部分を 綿布とした表面側と、前記ネットと重なる手の平側を平袋状に形成し内部に短胴 パイプを充填封鎖した丘陵部を形成し、該丘陵部に一体に連結して手首部分まで 全体を綿布とした裏面側とからなるものである。
【0005】
以下、本考案の実施例を添付図面に基づいて説明する。 本考案の抑制介護用ソフト手袋は、図1、図2に示すように、指なし手袋状を なし、手の甲側を指先から手首までをネット1で形成し、該ネット1に一体に連 結して手首部分を綿布2とした表面側3と、前記ネット1と重なる手の平側を平 袋状に形成し内部に短胴パイプ4を充填封鎖した丘陵部5を形成し、該丘陵部5 に一体に連結して手首部分まで全体を綿布2とした裏面側6とからなる。 さらに、前記裏面側6の手首部分には、手首部分に巻き付けることができる長 さで、中央部を綿布2に固定された帯状のバンド7を設け、該バンド7のいずれ か一方端の表面側3に留めループ(雌フック)8を形成し、他方端の裏面側6に 留め鈎(雄フック)9を形成して前記バンド7を固定できるようにする。 なお、前記バンド7に限らず、手袋を緊締できるものであれば既存の固定具を 採用することができる。
【0006】 前記ネット1は、ポリエステル100%の素材からなり、通気性(通水性)、 柔軟性があり、洗濯用ネット袋として使用されているものである。 前記綿布2は、表面を綿100%、芯をポリエステル繊維100%、裏面を綿 100%とした3層構造で、全体にキルティング加工を施したものである。 前記短胴パイプ4は、ポリエステル100%の素材からなり、図3に示すよう に、直径0.5mm、長さ0.8mm、厚さ0.2mmの円筒体であり、可撓性、柔軟性があっ て寝具枕の充填材としても使用されているものである。
【0007】 次に本考案の抑制介護用ソフト手袋の使用法について図面に基づいて説明する 。 図1に示す抑制介護用ソフト手袋を表面側3、すなわちネット1がある側を手 の甲側となるようにし、通常の指なし手袋を装着するように開口側から指を挿入 する。 そして、図4に示すように、指が抑制介護用ソフト手袋の先端まで挿入された ら、バンド7を手首部分に巻き付け、バンド7端部を重ね合わせ、留めループ( 雌フック)8と留め鈎(雄フック)9とを結合してバンド7を固定する。 こうして、抑制介護用ソフト手袋が装着されるが、本実施例ではバンド7を2 本としたがこれに限らず、1本でも良いし又は多数本でも良い。
【0008】 抑制介護用ソフト手袋に手を装着した状態では、手の平側が丘陵部5となって いるので、手の平で丘陵部5を包み込む姿勢が保たれ、指には緊張感覚がなく、 楽な姿勢が保たれる。 また、丘陵部5には短胴パイプ4が適量充填されているので、指を自由に動か すことができるし、指で掴み動作を行っても手の平側の丘陵部5に充填されてい る短胴パイプ4のみを把持するだけで、裏面側6の丘陵部5、すなわち綿布2は 変化しないので物を把握することはできない。 さらに、丘陵部5には短胴パイプ4を適量充填しているため、通気性に優れ、 手の平に汗をかくことがなく、また汚れた場合には、洗濯用ネット等を使用して いるので何回でも洗濯をすることができる。
【0009】
このように、本考案の抑制介護用ソフト手袋は、指の運動機能を麻痺させるこ となく、指を動かして物を把握するという手の把握機能のみを抑制することがで きる。 また、手の平側の丘陵部には短胴パイプを適量充填しているため、通気性に優 れ、掌に汗をかくことがなく、また汚れた場合には、洗濯用ネット、短胴パイプ 等を使用しているので何回でも洗濯をすることができる。
【図1】本考案の抑制介護用ソフト手袋の斜視図であ
る。
る。
【図2】本考案の抑制介護用ソフト手袋の断面図であ
る。
る。
【図3】本考案の短胴パイプの斜視図である。
【図4】本考案の抑制介護用ソフト手袋を装着した状態
の平面図である。
の平面図である。
【図5】従来の介護用手袋の斜視図である。
1 ネット 2 綿布 3 表面側 4 短胴パイプ 5 丘陵部 6 裏面側 7 バンド 8 留めループ(雌フック) 9 留め鈎(雄フック)
Claims (1)
- 【請求項1】 指なし手袋状をなし、手の甲側を指先か
ら手首までをネットで形成し、該ネットに一体に連結し
て手首部分を綿布とした表面側と、前記ネットと重なる
手の平側を平袋状に形成し内部に短胴パイプを充填封鎖
した丘陵部を形成し、該丘陵部に一体に連結して手首部
分まで全体を綿布とした裏面側とからなることを特徴と
する抑制介護用ソフト手袋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002003530U JP3090666U (ja) | 2002-06-12 | 2002-06-12 | 抑制介護用ソフト手袋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002003530U JP3090666U (ja) | 2002-06-12 | 2002-06-12 | 抑制介護用ソフト手袋 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3090666U true JP3090666U (ja) | 2002-12-20 |
Family
ID=43241877
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002003530U Expired - Fee Related JP3090666U (ja) | 2002-06-12 | 2002-06-12 | 抑制介護用ソフト手袋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3090666U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006312011A (ja) * | 2005-04-05 | 2006-11-16 | Fusami Toda | 介護用具 |
-
2002
- 2002-06-12 JP JP2002003530U patent/JP3090666U/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006312011A (ja) * | 2005-04-05 | 2006-11-16 | Fusami Toda | 介護用具 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US3476108A (en) | Hand restraint | |
JP6261009B2 (ja) | 滅菌ガウン | |
JP3090666U (ja) | 抑制介護用ソフト手袋 | |
JP3595388B2 (ja) | 掻きむしり防止用手袋及びこれを用いた寝間着 | |
CN211911936U (zh) | 一种有效固定双手的约束装置 | |
JP3162643U (ja) | ミトン付き着衣 | |
CN209734273U (zh) | 一种手掌、手腕约束带 | |
CN213157197U (zh) | 一体式防蹬约束被 | |
CN214908949U (zh) | 一种新型指尖环包式约束手套 | |
JP3042131U (ja) | 患者用防護手袋 | |
CN212394000U (zh) | 一种儿童输液用保护手套 | |
CN209966558U (zh) | 一种分体式盖被 | |
CN215425406U (zh) | 一种改良型医用约束袖手套 | |
CN217448183U (zh) | 一种防非计划性拔管的可回弹且露指的约束手套 | |
CN210054661U (zh) | 一种新生儿服 | |
CN211300592U (zh) | 一种手部束缚装置 | |
CN219049063U (zh) | 一种改良约束手套 | |
CN220256590U (zh) | 一种picc固定防拔管保护套 | |
JP3063888U (ja) | 看護用ミトンサポ―ト | |
CN219230324U (zh) | 一种约束手帕 | |
CN215020110U (zh) | 一种改良露指指环翻盖式手套约束器 | |
CN218899866U (zh) | 一种多功能约束手套 | |
JP3159442U (ja) | 介護服 | |
CN214908943U (zh) | 一种新型约束手套 | |
CN211674800U (zh) | 一种新型约束手套 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |