JP2006311361A - 減衰器、それを用いた可変利得増幅器ならびに電子機器 - Google Patents

減衰器、それを用いた可変利得増幅器ならびに電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】 マイコンでオーディオ信号増幅器の利得をソフトウェア制御する場合、マイコンの負荷が重くなるという問題が発生する。
【解決手段】 減衰器100は、2つの入力端子に印加される信号を増幅する増幅器30に、入力信号Vinを減衰して出力する。抵抗群10は、複数の抵抗R1〜Rnが直列に接続され、一端に入力信号Vinが印加され、他端が接地される。スイッチ群12は複数のスイッチを含み、第1出力端子106および第2出力端子108と接続ノードN1〜Nnを接続する。比較判定回路18は、現在の減衰率に対応するデータ変数Dyと、目標値となる減衰率に対応した目標データDxとを比較し、アップ信号またはダウン信号を出力する。デコーダ回路14は、第1、第2スイッチ群SWa、SWbのうち、アップダウンカウンタ16から出力されるデジタルデータDyに対応したスイッチを一つづつ選択してオンする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、可変利得増幅器の利得制御技術に関する。
オーディオ機器においては、微弱な電気信号であるオーディオ信号を増幅してスピーカやイヤホンなどの音声出力部に供給するために、オーディオ信号増幅器が用いられる。こうしたオーディオ信号増幅器においては、ボリュームを調節するためにその利得を変化させている。こうしたボリュームの調節にはたとえば特許文献1に記載の可変利得増幅器が用いられる。
オーディオ信号増幅器においては、利得を変化させる際に、信号の振幅が不連続となると、クリック音などとして知られる不快なノイズがスピーカから発生し、オーディオを聞く人間の聴覚を刺激する。
こうしたクリック音を低減するためには、オーディオ信号増幅器の利得を緩やかに変化させる必要がある。オーディオ信号増幅器の利得を緩やかに変化させるためには、キャパシタを備えた時定数回路が用いられる。この時定数回路は、キャパシタを充放電することにより、ある時定数を持って上昇、あるいは下降する電圧を生成し、この電圧にもとづいてオーディオ信号増幅器の利得を制御する。
特開2004−336129号公報
ここで、オーディオ信号増幅器の利得制御について考える。オーディオ信号増幅器が搭載される電子機器にはマイコンが搭載され、オーディオ信号増幅器の利得は、このマイコンにより制御される。ここで、従来のオーディオ信号増幅器において、利得を大幅に切り替える場合を考える。たとえば、利得が50段階で切り替え可能なオーディオ信号増幅器の利得を、最大利得から最小利得まで切り替える場合、一度に切り替えるとオーディオ信号が歪んでしまう。そこで、オーディオ信号が歪まないように、マイコンにより、利得を段階的に切り替える制御を行うことになる。しかしながら、マイコンでオーディオ信号増幅器の利得をソフトウェア制御する場合、マイコンの負荷が重くなるという問題が発生する。
本発明はこうした課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、減衰率あるいは利得を回路内部で段階的に切り替え可能な減衰器および可変利得増幅器の提供にある。
本発明のある態様は、2つの入力端子に印加される信号を増幅する増幅器に、入力信号を減衰して出力する減衰器に関する。この減衰器は、増幅器の2つの入力端子にそれぞれ接続されるべき第1、第2出力端子と、現在の減衰率に対応するデータ変数と、目標値となる減衰率に対応した目標データとを比較し、アップ信号またはダウン信号を出力する比較判定回路と、比較判定回路から出力されるアップ信号、ダウン信号にもとづき、データ変数を増減するアップダウンカウンタと、を備え、アップダウンカウンタから出力されるデータ変数にもとづき、第1、第2出力端子にそれぞれ異なる減衰率で減衰した入力信号を出力する。
この態様によると、外部から目標値となる減衰率に対応した目標データのみを与えることにより、減衰率が段階的に変化していくため、信号の歪みを低減することができる。なお、本明細書において、入力端子あるいは出力端子とはLSIのパッドを意味するものではなく、回路上の一点を意味するものである。
本発明の別の態様も、2つの入力端子に印加される信号を増幅する増幅器に、入力信号を減衰して出力する減衰器に関する。この減衰器は、増幅器の2つの入力端子にそれぞれ接続されるべき第1、第2出力端子と、複数の抵抗が直列に接続され、一端に入力信号が印加され、他端が接地された抵抗群と、第1出力端子と複数の抵抗の接続ノード間に設けられる複数のスイッチを含む第1スイッチ群と、第2出力端子と複数の抵抗の接続ノード間に設けられる複数のスイッチを含む第2スイッチ群と、現在の減衰率に対応するデータ変数と、目標値となる減衰率に対応した目標データとを比較し、アップ信号またはダウン信号を出力する比較判定回路と、比較判定回路から出力されるアップ信号、ダウン信号にもとづき、データ変数を増減するアップダウンカウンタと、第1、第2スイッチ群から、アップダウンカウンタから出力されるデータ変数に対応したスイッチを一つづつ選択してオンするデコーダ回路と、を備える。
この態様によると、デコーダ回路によってスイッチの選択を制御することにより、抵抗の分圧比を制御することができ、減衰率を段階的に変化させることができる。
第1スイッチ群および第2スイッチ群にそれぞれ含まれる複数のスイッチは、抵抗群に含まれる複数の抵抗の接続ノードに交互に接続されてもよい。
この場合、複数の抵抗の接続ノードに1つのスイッチが接続されることになるため、回路規模の増大を抑えることができるとともに、配線効率の向上を図ることができる。
アップダウンカウンタのカウントステップは、可変であってもよい。入力信号の振幅に応じてカウントステップを制御することにより、減衰率の変化を所望のカーブに近づけることができる。
減衰器は、目標データを保持するためのレジスタ回路をさらに備えてもよい。この場合、マイコンなどにより、外部からレジスタ回路に所望の目標データを書き込めば、減衰器の減衰率はその目標データに対応した値に緩やかに近づいていく。
本発明の別の態様は、可変利得増幅器である。この可変利得増幅器は、上述の減衰器と、第1非反転入力端子および第1反転入力端子に対応づけられた第1差動対と、第2非反転入力端子および第2反転入力端子に対応づけられた第2差動対と、第1、第2差動対に共通に設けられたカレントミラー負荷と、を含む演算増幅器と、演算増幅器の出力端子から第1、第2反転入力端子へと至る帰還経路と、を備える。演算増幅器の第1、第2非反転入力端子には、減衰器の第1、第2出力端子が接続され、減衰器には入力信号として、本可変利得増幅器により増幅すべき信号が入力される。
演算増幅器は、アクティブとする差動対を所定の時定数に従って交互に切り替える。この態様によると、演算増幅器に入力される信号の振幅が徐々に切り替わっていくため、信号の振幅を緩やかに変化させることができる。
本発明のさらに別の態様もまた、可変利得増幅器である。この可変利得増幅器は、上述の減衰器と、第1非反転入力端子および第1反転入力端子に対応づけられた第1差動対と、第2非反転入力端子および第2反転入力端子に対応づけられた第2差動対と、第1、第2差動対に共通に設けられたカレントミラー負荷と、を含む演算増幅器と、を備える。演算増幅器の第1、第2非反転入力端子には、本可変利得増幅器により増幅すべき信号が入力され、第1、第2反転入力端子には、減衰器の第1、第2出力端子が接続される。
演算増幅器の出力端子と反転入力端子間に設けられる帰還抵抗として、上述の減衰器を用いることにより、非反転型の可変利得増幅器を構成することができ、その利得を緩やかに切り替えることができる。
本発明のさらに別の態様もまた、可変利得増幅器である。この可変利得増幅器は、第1非反転入力端子および第1反転入力端子に対応づけられた第1差動対と、第2非反転入力端子および第2反転入力端子に対応づけられた第2差動対と、第1、第2差動対に共通に設けられたカレントミラー負荷と、を含む演算増幅器と、複数の抵抗が直列に接続され、一端に入力信号が印加され、他端が演算増幅器の出力端子に接続された帰還抵抗と、演算増幅器の第1、第2非反転入力端子に基準電圧を印加する電圧源と、演算増幅器の第1反転入力端子と複数の抵抗の接続ノード間に設けられる複数のスイッチを含む第1スイッチ群と、演算増幅器の第2反転入力端子と複数の抵抗の接続ノード間に設けられる複数のスイッチを含む第2スイッチ群と、現在の利得に対応するデータ変数と、目標値となる利得に対応した目標データとを比較し、アップ信号またはダウン信号を出力する比較判定回路と、比較判定回路から出力されるアップ信号、ダウン信号にもとづき、データ変数を増減するアップダウンカウンタと、第1、第2スイッチ群から、アップダウンカウンタから出力されるデータ変数に対応したスイッチを一つづつ選択してオンするデコーダ回路と、を備える。
この態様によると、演算増幅器の出力端子と反転入力端子間に帰還抵抗を備えた反転型の可変利得増幅器において、帰還抵抗の抵抗分圧比をアップダウンカウンタの出力に応じて切り替えることにより、その利得を緩やかに切り替えることができる。
演算増幅器の第1、第2差動対のバイアス電流は、アップダウンカウンタと同期して制御されてもよい。この場合、演算増幅器のアクティブとする差動対がアップダウンカウンタと同期して制御されるため、より滑らかに可変利得増幅器の利得を切り替えることができる。
可変利得増幅器には、増幅すべき信号として、オーディオ信号が入力されてもよい。この場合、可変利得増幅器の利得がボリュームに対応することになる。可変利得増幅器の利得を緩やかに変化させることにより、ボリュームを切り替える際に、オーディオ信号の歪を低減することができる。
可変利得増幅器は、ひとつの半導体基板上に一体集積化されてもよい。
本発明のさらに別の態様は、電子機器である。この電子機器は、音声出力部と、音声出力部に、増幅したオーディオ信号を出力する上述の可変利得増幅器と、可変利得増幅器に、ボリュームに対応した利得を指示するマイコンと、を備える。
音声出力部とは、スピーカやイヤホンなどを含む。この態様によれば、マイコンによって変更後のボリューム値を設定すれば、そのボリュームになるまで可変利得増幅器が段階的に利得を切り替えるため、マイコンの負荷を減らすことができるとともに、音声出力部から不要なノイズが発生するのを防止することができる。
なお、以上の構成要素の任意の組合せや本発明の構成要素や表現を方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明に係る減衰器および可変利得増幅器によれば、その減衰率あるいは利得を、回路内部で段階的に切り替えることができ、外部のマイコンなどの負荷を低減することができる。
図1は、本実施の形態に係る可変利得増幅器が使用されるオーディオ信号出力装置の構成を示すブロック図である。オーディオ信号出力装置1000は、可変利得増幅器200、パワーアンプ202、D/Aコンバータ210、再生装置220、マイコン230、スピーカSP1を備える。
このオーディオ信号出力装置は、たとえば車載用オーディオ機器として使用される。
再生装置220は、CDプレイヤやMDプレイヤ、あるいはその他のデジタルオーディオプレイヤであって、ディスクなどにデジタルデータとして記録される音声データを読み出す。再生装置220は、読み出したデジタルデータをデコードして得られるデジタル信号SIG1をD/Aコンバータ210に出力する。D/Aコンバータ210は、デジタル信号SIG1をD/A変換し、アナログ信号SIG2として出力する。
可変利得増幅器200は、アナログ信号SIG2を増幅し、パワーアンプ202へと出力する。可変利得増幅器200の利得は、マイコン230によって、ボリューム制御信号VOLにより制御される。
パワーアンプ202は、可変利得増幅器200から出力されるアナログ信号SIG3を増幅し、スピーカSP1を駆動する。可変利得増幅器200の利得が変化することにより、パワーアンプ202の入力および出力信号の振幅が制御され、スピーカSP1から出力される音声のボリュームが調節される。
図2は、本実施の形態に係る可変利得増幅器200の構成を示すブロック図である。可変利得増幅器200は、減衰器100、増幅器30、時定数回路32を含む。可変利得増幅器200は、ひとつの半導体基板上に一体集積化されている。
減衰器100は、入力信号Vinを減衰し、2つの入力端子に印加される信号を増幅する増幅器30に、第1出力信号Vx1および第2出力信号Vx2を出力する。詳しくは後述するが、増幅器30は、2つの入力端子を備え、各入力端子に印加される第1出力信号Vx1、第2出力信号Vx2をそれぞれ増幅する2つの増幅部を含んでいる。増幅器30は、いずれの増幅部をアクティブとするかを連続的に切り替え可能となっている。
減衰器100は、入出力端子として入力端子102、ボリューム制御端子104、第1出力端子106、第2出力端子108を備える。入力端子102には、減衰すべき入力信号Vinが入力される。この入力信号Vinは、図1のD/Aコンバータ210から出力されるアナログ信号SIG2に相当する。
ボリューム制御端子104には、図1のマイコン230から出力されるボリューム制御信号VOLが入力される。減衰器100は、このボリューム制御信号VOLにもとづいて減衰率を切り替え、入力信号Vinを減衰して増幅器30へと出力する。
第1出力端子106は、後段の増幅器30の一方の入力端子に第1出力信号Vx1を出力するための端子であり、第2出力端子108は、増幅器30の他方の入力端子に第2出力信号Vx2を出力するための端子である。
減衰器100は、抵抗群10、スイッチ群12、デコーダ回路14、アップダウンカウンタ16、比較判定回路18、レジスタ回路20を含む。
抵抗群10は、直列に接続された複数の抵抗R1〜Rnを含み、一端に入力信号Vinが印加され、他端が接地される。抵抗群10は、抵抗分圧回路として機能し、複数の抵抗R1〜Rnの各接続ノードN1〜Nnには、入力信号Vinを分圧した電圧が現れる。抵抗群10の各接続ノードN1〜Nnは、スイッチ群12に接続される。
図3は、スイッチ群12の内部構成を示す図である。スイッチ群12は、第1スイッチ群SWaと総称される複数のスイッチSW1a、SW3a、SW5a、…、SWnaと、第2スイッチ群SWbと総称される複数のスイッチSW2b、SW4b、SW6b、…、SW(n−1)bを含む。
第1スイッチ群SWa内のスイッチは、第1出力端子106と接続ノードN1〜Nn間に設けられる。また、第2スイッチ群SWb内のスイッチは、第2出力端子108と接続ノードN1〜Nn間に設けられる。
第1スイッチ群SWaおよび第2スイッチ群SWbにそれぞれ含まれる複数のスイッチは、複数の抵抗R1〜Rnの接続ノードN1〜Nnに交互に接続される。すなわち、第1出力端子106は、奇数番目の接続ノードのいずれかと接続され、第2出力端子108は偶数番目の接続ノードのいずれかと接続される。
図2に戻る。レジスタ回路20には、マイコン230から出力され、ボリューム制御端子104に入力されるボリューム制御信号VOLが書き込まれる。
比較判定回路18は、レジスタ回路20と接続されており、レジスタ回路20に書き込まれたボリューム制御信号VOLを、デジタルデータDxとして読み出す。このデジタルデータDxは、減衰器100の減衰率の目標値となるデータである。また、比較判定回路18には、現在の減衰率に対応するデジタルデータDyが入力されている。比較判定回路18は、デジタルデータDxとDyを比較し、Dx>Dyのときアップ信号を、Dx<Dyのときダウン信号を、Dx=Dyのとき停止信号をアップダウンカウンタ16に出力する。
アップダウンカウンタ16は、比較判定回路18から出力されるアップ信号、ダウン信号にもとづき、デジタルデータDyを増減する。すなわち、アップ信号が入力されるとき、デジタルデータDyを1増加し、ダウン信号が入力されるとき、デジタルデータを1減少させる。アップダウンカウンタ16および比較判定回路18により、スイッチ群12に出力されるデジタルデータDyは、目標値となるデジタルデータDxに近づいていく。
デコーダ回路14は、第1、第2スイッチ群SWa、SWbのうち、アップダウンカウンタ16から出力されるデジタルデータDyに対応したスイッチを一つづつ選択してオンする。デコーダ回路14は、たとえば、デジタルデータDyと接続ノードNとを対応させてもよい。すなわち、デジタルデータDy=iが奇数のとき、第1スイッチ群SWaにおいて、i番目のスイッチSWiaをオンし、その他のスイッチをオフするとともに、第2スイッチ群のスイッチにおいては、スイッチの接続状態を保持する。デジタルデータDy=iが偶数のとき、第2スイッチ群においてi番目のスイッチSWibをオンし、その他のスイッチをオフするとともに、第1スイッチ群SWaの接続状態を保持する。
デジタルデータDyはアップダウンカウンタ16によって連続的に変化するため、第1、第2スイッチ群に属し、互いに隣接する2つのスイッチが同時にオンすることになる。その結果、第1出力端子106および第2出力端子108にそれぞれ現れる第1出力信号Vx1および第2出力信号Vx2は、入力信号Vinが異なる減衰率で減衰され、振幅が異なる信号となっている。
以上が減衰器100の構成である。次に、増幅器30の構成について説明する。図4は、増幅器30および時定数回路32を示す回路図である。増幅器30は、2つの差動入力端子を備える演算増幅器OP1を用いたボルテージフォロア回路であり、演算増幅器OP1の出力端子と反転入力端子は、帰還経路で接続されている。
図5は、増幅器30に使用される演算増幅器OP1の構成を示す回路図である。この演算増幅器OP1は、2組の差動入力端子を備える。以下、第1の差動入力端子をAチャンネル、第2の差動入力端子をBチャンネルとよぶ。
演算増幅器OP1は、トランジスタM1〜トランジスタM10、出力増幅段50を含む。
この演算増幅器OP1は、トランジスタM1、トランジスタM2により構成され、Aチャンネルに対応した第1差動対52と、トランジスタM3、トランジスタM4により構成され、Bチャンネルに対応した第2差動対54の2つの差動対を備える。
トランジスタM1〜トランジスタM4は、PチャンネルMOSトランジスタであって、それぞれのゲート端子は、第1非反転入力端子(+A)、第1反転入力端子(−A)、第2非反転入力端子(+B)、第2反転入力端子(−B)となっている。
トランジスタM1、トランジスタM2により構成される第1差動対52には、テール電流源としてトランジスタM7が接続される。このトランジスタM7はトランジスタM8とカレントミラー接続されている。トランジスタM7、M8はPチャンネルMOSトランジスタであり、トランジスタM8のドレイン端子は、第1電流供給端子60に接続される。同様に、トランジスタM3、トランジスタM4により構成される第2差動対54には、トランジスタM9が接続される。トランジスタM9は、トランジスタM10とカレントミラー接続されている。トランジスタM10のドレイン端子は、第2電流供給端子62に接続される。第1電流供給端子60および第2電流供給端子62は、時定数回路32に接続される。時定数回路32は、時定数に従って相補的に増減する第1バイアス電流Ibias1および第2バイアス電流Ibias2を生成する。
その結果、第1差動対52には、テール電流として第1バイアス電流Ibias1が流れ、第2差動対54には、テール電流として第2バイアス電流Ibias2が流れる。
トランジスタM5、トランジスタM6は、第1差動対52および第2差動対54に共通に接続されたカレントミラー負荷である。トランジスタM5、トランジスタM6はNチャンネルMOSトランジスタであって、ソース端子が接地されており、ゲート端子は、トランジスタM5のドレイン端子に接続されている。
また、トランジスタM5のドレイン端子はトランジスタM1、トランジスタM3のドレイン端子と接続され、同様にトランジスタM6のドレイン端子はトランジスタM2、トランジスタM4のドレイン端子と接続される。
トランジスタM5、トランジスタM6は、第1差動対52および第2差動対54の定電流負荷として機能する。
トランジスタM6のドレイン端子には出力増幅段50が接続されている。出力増幅段50は、2つの差動対により生成された出力電流Ioutを増幅し、出力端子64から出力する。出力増幅段50は、一般的な演算増幅器の出力段、すなわち増幅段とバッファを備えて構成されるものであればよく、その回路形式は本実施の形態において特に限定されるものではない。
以上のように構成された演算増幅器OP1の動作について説明する。
第1差動対52の相互コンダクタンスgm1は、gm1=√(β×Ibias1)で与えられる。ここで、βは、ゲート幅W、ゲート長L、移動度μ、ゲート酸化膜のキャパシタンスCoxを用いて、β=W/L×μCoxで与えられる。いま、第1非反転入力端子(+A)、第1反転入力端子(−A)に入力される電圧の差、すなわち差動入力電圧をVin1とすると、第1差動対により生成される差動電流Iout1は、Iout1=gm1×Vin1となる。
同様にして第2差動対54の相互コンダクタンスgm2は、gm2=√(β×Ibias2)で与えられ、差動入力電圧をVin2とすると、第2差動対54により生成される差動電流Iout2は、Iout2=gm2×Vin2となる。
出力増幅段50により増幅される出力電流Ioutは、第1差動対52および第2差動対54によりそれぞれ生成される差動電流Iout1、Iout2の和で与えられる。すなわち、Iout=Iout1+Iout2=gm1×Vin1+gm2×Vin2で与えられる。
このように、差動対の相互コンダクタンスgm1、gm2は、それぞれ第1バイアス電流Ibias1、第2バイアス電流Ibias2の関数として与えられる。したがって、この演算増幅器OP1においては、第1バイアス電流Ibias1、第2バイアス電流Ibias2を制御することにより、第1差動対52および第2差動対54に対応したAチャンネル、Bチャンネルのいずれをアクティブとするかを、連続的に切り替えることができる。
本実施の形態においては、時定数回路32は、第1差動対52、第2差動対54に流れるテール電流の和を一定値Issとなるように制御し、第1差動対52および第2差動対54に流すテール電流のいずれを大きくするかによって、Aチャンネル、Bチャンネルのいずれを支配的とするかを調節する。
たとえば、Ibias1=0、Ibias2=Issとした場合、第2非反転入力端子(+B)、第2反転入力端子(−B)に入力される電圧が差動増幅され、Ibias1=Iss、Ibias2=0とした場合、第1非反転入力端子(+A)、第1反転入力端子(−A)に入力される電圧を差動増幅することができる。第1、第2差動対の両方にバイアス電流を供給した場合、Aチャンネル、Bチャンネルそれぞれの差動入力電圧がバイアス電流の平方根に比例して増幅される。
図4に戻る。演算増幅器OP1の第1、第2非反転入力端子には、それぞれ減衰器100の第1出力信号Vx1、第2出力信号Vx2が入力される。
時定数回路32は、第1バイアス電流Ibias1および第2バイアス電流Ibias2を互いに相補的な関係を保ちつつ、所定の時定数で増加、あるいは減少させる。このとき増幅器30において、演算増幅器OP1のAチャンネルおよびBチャンネルのいずれをアクティブとするかが連続的に切り替えられる。
上述したように、第1出力信号Vx1および第2出力信号Vx2は、可変利得増幅器200の入力信号Vinが異なる減衰率で減衰された振幅の異なる信号となっている。そのため、Aチャンネルがアクティブの状態から、Bチャンネルがアクティブの状態へ演算増幅器OP1の動作状態を遷移させると、出力信号Voutの振幅は、第1出力信号Vx1の振幅から第2出力信号Vx2の振幅へと滑らかに切り替えられることになる。
以上のように構成された可変利得増幅器200の動作について説明する。図6は、本実施の形態に係る可変利得増幅器200の動作状態を示すタイムチャートである。説明の簡単のため、入力信号Vinの振幅および周波数は一定であるとする。
時刻T0〜T1の期間、第1スイッチ群SWaにおいてスイッチSW1aがオンしており、第2スイッチ群SWbにおいてスイッチSW2bがオンしている。このときの第1出力信号Vx1、第2出力信号Vx2の振幅は、それぞれVamp1、Vamp2となっている。第1出力信号Vx1の振幅は入力信号Vinの振幅と等しい。
また、時定数回路32により生成されるバイアス電流は、Ibias1=Iss、Ibias2=0に設定されており、増幅器30の演算増幅器OP1はAチャンネルがアクティブとなっている。このとき、増幅器30は、第1出力信号Vx1を利得1倍で増幅して出力することになるため、可変利得増幅器200全体の利得(減衰率)は0dB、すなわち1倍となる。この状態において、デコーダ回路14から出力される現在の減衰率に対応するデジタルデータDyは1である。また、アップダウンカウンタ16からは停止信号が出力されている。
時刻T1に、ユーザがボリュームを低下させる。マイコン230は、変更後のボリュームに対応したボリューム制御信号VOLを可変利得増幅器200に出力する。このボリューム制御信号VOLは、レジスタ回路20に書き込まれる。図6では、変更後のボリュームに相当するデジタルデータDxが6の場合を説明する。
レジスタ回路20のデータが書き換えられると、比較判定回路18は、デジタルデータDxとDyを比較する。この状態において、Dy<Dxであるため、比較判定回路18はアップ信号を出力し、アップダウンカウンタ16はデジタルデータDyを2に設定する。デコーダ回路14は、デジタルデータDy=2が入力されると、第2スイッチ群SWbのスイッチSW2bをオンする。ただし、図6に示す例では、時刻T1以前において、あらかじめスイッチSW2bがオンとなっているため変化はない。
アップダウンカウンタ16は、デコーダ回路14にアップ信号を出力するのと同時に、時定数回路32に同期信号SYNCを出力する。時定数回路32は、同期信号SYNCが入力されると、バイアス電流Ibias1を時定数に従って減少させ、バイアス電流Ibias2を増加させる。バイアス電流の変化に伴い、演算増幅器OP1のアクティブとなるチャンネルがAからBへと切り替わる。すなわち、時刻T0〜T1の時定数回路32の遷移期間において、可変利得増幅器200の出力信号Voutの振幅は、第1出力信号Vx1の振幅Vamp1から第2出力信号Vx2の振幅Vamp2へと徐々に変化する。
時刻T2に、Ibias2=Iss、Ibias1=0となると、演算増幅器OP1のBチャンネルがアクティブとなる。時刻T2に、比較判定回路18は、デジタルデータDy=2と、デジタルデータDx=6を比較し、再度アップ信号を出力する。
比較判定回路18からアップ信号が出力されると、アップダウンカウンタ16はデジタルデータDyを1増加させ、Dy=3とする。デコーダ回路14は、Dy=3が入力されると、第1スイッチ群SWbのスイッチSW3aをオンし、スイッチSW1aをオフする。このとき、第1出力信号Vx1の振幅はVamp3に切り替えられる。Dyは奇数であるため、第2スイッチ群SWbの切り替えは行わない。
時定数回路32には、同期信号SYNCが再度入力され、バイアス電流Ibias2を時定数に従って減少させ、バイアス電流Ibias1を増加させる。バイアス電流の変化に伴い、演算増幅器OP1のアクティブとなるチャンネルがBからAへと切り替わる。すなわち、時刻T1〜T2の時定数回路32の遷移期間において、可変利得増幅器200の出力信号Voutの振幅は、第2出力信号Vx2の振幅Vamp2から第1出力信号Vx1の振幅Vamp3へと徐々に変化する。
時刻T3以降、同様の動作を繰り返すことにより、比較判定回路18、アップダウンカウンタ16によってデジタルデータDyが徐々に増加し、出力信号Voutの振幅は徐々に減少していき、ボリュームが切り替えられる。時刻T6にDx=Dyとなり、所望のボリューム値が得られると、比較判定回路18は停止信号を出力する。アップダウンカウンタ16は、停止信号が入力されるとデジタルデータDyの増減を停止する。
このように、本実施の形態に係る可変利得増幅器200によれば、マイコン230により変更後のボリューム制御信号VOLを指定すると、比較判定回路18およびアップダウンカウンタ16により、自動的にボリュームが1段階ずつ所望の値に近づいていく。
もし、アップダウンカウンタ16、比較判定回路18を設けない場合、マイコン230において、現在のボリューム値から目標とするボリューム値に達するまで、都度レジスタ回路20を書き換える必要があるため、マイコン230の負荷が増加することになる。また、目標とするボリューム値に対応するデータをレジスタ回路20に直接書き込むと、現在のボリューム値との差が非常に大きい場合に、出力信号の振幅が急激に変化してしまうため、ノイズが発生してしまう。すなわち、本実施の形態に係る可変利得増幅器200によれば、スピーカSP1から出力される信号の振幅を緩やかに切り替えてノイズの発生を低減するとともに、マイコン230の負荷を軽減することができる。
上記実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
図7(a)、(b)は、図2の可変利得増幅器200の変形例を示す回路図である。
図7(a)の可変利得増幅器200は、減衰器100および演算増幅器OP1を含む。演算増幅器OP1の第1非反転入力端子(+A)、第2非反転入力端子(+B)には、本可変利得増幅器により増幅すべき信号Vinが入力され、第1反転入力端子(−A)、第2反転入力端子(−B)には、減衰器100の第1出力端子106、第2出力端子108が接続される。このようにして構成された可変利得増幅器200は、帰還抵抗に図2の減衰器100を用いた非反転型の増幅器となっており、帰還抵抗の値を変化させることにより利得を緩やかに変化させることができる。
図7(b)の可変利得増幅器200も、減衰器100および演算増幅器OP1を含む。この可変利得増幅器200においては、減衰器100の抵抗群10の他端は接地される代わりに演算増幅器OP1の出力端子に接続される。演算増幅器OP1の第1非反転入力端子(+A)、第2非反転入力端子(+B)には、電圧源から出力される基準電圧Vrefが入力される。また、減衰器100の第1出力端子106、第2出力端子108はそれぞれ、演算増幅器OP1の第1反転入力端子(−A)、第2反転入力端子(−B)と接続される。
このようにして構成された可変利得増幅器200は、帰還抵抗に図2の減衰器100を用いた反転型の増幅器となっており、帰還抵抗の値を変化させることにより利得を緩やかに変化させることができる。
実施の形態では、アップダウンカウンタ16はアップ信号およびダウン信号が入力されたときに、デジタルデータDyを1づつカウントアップ、あるいはカウントダウンしたがこれには限定されず、2以上のステップで増減してもよい。このステップは、ノイズが発生しない範囲で設定すればよい。
また、カウントステップは可変としてもよい。ボリューム変更時に発生するノイズは、出力信号Voutの振幅の変動量の絶対値に依存する。したがって、たとえば、出力信号Voutの振幅が大きいときには、カウントのステップを小さく設定して振幅の変化を小さく設定する。また、出力信号Voutの振幅が小さい場合にはカウントのステップを大きく設定してもよい。この場合、ノイズの発生を抑制しつつ、所望のボリューム値に遷移するまでの時間を短縮することができる。
ここで、出力信号Voutの振幅は、減衰器100の減衰率および入力信号Vinの振幅に依存するため、アップダウンカウンタ16のカウントステップは、いずれかに応じて切り替えてもよい。減衰器100の減衰率に応じてカウントステップを変化させる場合、デジタルデータDyがDy1〜Dy2の範囲において1ステップとし、Dy2〜Dy3の範囲において2ステップとし、Dy3〜Dy4の範囲において4ステップとするなどの設定が考えられる。
また、図4や図7(a)、(b)に示した増幅器30は、3つ以上の差動入力端子を備えていてもよい。たとえば、3つの差動入力端子を備える場合、図5の演算増幅器OP1に3つの差動対を設け、時定数回路32は、各差動対に対して3つのバイアス電流Ibias1〜Ibias3を生成すればよい。また、図2、図3に示す減衰器100には、第1〜第3出力端子を設け、各出力端子ごとに第1から第3のスイッチ群を設ければよい。同様にして、さらに多くの差動入力対を設けてもよい。
実施の形態では、第1スイッチ群SWaおよび第2スイッチ群SWbに含まれるスイッチは、抵抗群10の接続ノードに交互に接続される場合について説明したがこれには限定されず、回路面積に余裕がある場合には、第1スイッチ群SWa、第2スイッチ群SWbそれぞれに含まれるスイッチをすべての接続ノードに設けてもよい。
実施の形態に係る可変利得増幅器が使用されるオーディオ信号出力装置の構成を示すブロック図である。 図1の可変利得増幅器の構成を示すブロック図である。 図2のスイッチ群の内部構成を示す図である。 図2の増幅器および時定数回路を示す回路図である。 図4の増幅器に使用される演算増幅器の構成を示す回路図である。 図2の可変利得増幅器の動作状態を示すタイムチャートである。 図7(a)、(b)は、図2の可変利得増幅器の変形例を示す回路図である。
符号の説明
100 減衰器、 10 抵抗群、 12 スイッチ群、 14 デコーダ回路、 16 アップダウンカウンタ、 18 比較判定回路、 20 レジスタ回路、 102 入力端子、 104 ボリューム制御端子、 106 第1出力端子、 108 第2出力端子、 30 増幅器、 32 時定数回路、 200 可変利得増幅器、 SWa 第1スイッチ群、 SWb 第2スイッチ群、 Vx1 第1出力信号、 Vx2 第2出力信号、 OP1 演算増幅器、 202 パワーアンプ、 210 D/Aコンバータ、 220 再生装置、 SP1 スピーカ、 230 マイコン。

Claims (12)

  1. 2つの入力端子に印加される信号を増幅する増幅器に、入力信号を減衰して出力する減衰器であって、
    前記増幅器の2つの入力端子にそれぞれ接続されるべき第1、第2出力端子と、
    現在の減衰率に対応するデータ変数と、目標値となる減衰率に対応した目標データとを比較し、アップ信号またはダウン信号を出力する比較判定回路と、
    前記比較判定回路から出力されるアップ信号、ダウン信号にもとづき、前記データ変数を増減するアップダウンカウンタと、
    を備え、前記アップダウンカウンタから出力される前記データ変数にもとづき、前記第1、第2出力端子にそれぞれ異なる減衰率で減衰した前記入力信号を出力することを特徴とする減衰器。
  2. 2つの入力端子に印加される信号を増幅する増幅器に、入力信号を減衰して出力する減衰器であって、
    前記増幅器の2つの入力端子にそれぞれ接続されるべき第1、第2出力端子と、
    複数の抵抗が直列に接続され、一端に前記入力信号が印加され、他端が接地された抵抗群と、
    前記第1出力端子と前記複数の抵抗の接続ノード間に設けられる複数のスイッチを含む第1スイッチ群と、
    前記第2出力端子と前記複数の抵抗の接続ノード間に設けられる複数のスイッチを含む第2スイッチ群と、
    現在の減衰率に対応するデータ変数と、目標値となる減衰率に対応した目標データとを比較し、アップ信号またはダウン信号を出力する比較判定回路と、
    前記比較判定回路から出力されるアップ信号、ダウン信号にもとづき、前記データ変数を増減するアップダウンカウンタと、
    前記第1、第2スイッチ群から、前記アップダウンカウンタから出力される前記データ変数に対応したスイッチを一つづつ選択してオンするデコーダ回路と、
    を備えることを特徴とする減衰器。
  3. 前記第1スイッチ群および前記第2スイッチ群にそれぞれ含まれる複数のスイッチは、前記抵抗群に含まれる複数の抵抗の接続ノードに交互に接続されることを特徴とする請求項2に記載の減衰器。
  4. 前記アップダウンカウンタのカウントステップは、可変であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の減衰器。
  5. 前記目標データを保持するためのレジスタ回路をさらに備えることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の減衰器。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載の減衰器と、
    第1非反転入力端子および第1反転入力端子に対応づけられた第1差動対と、第2非反転入力端子および第2反転入力端子に対応づけられた第2差動対と、前記第1、第2差動対に共通に設けられたカレントミラー負荷と、を含む演算増幅器と、
    前記演算増幅器の出力端子から前記第1、第2反転入力端子へと至る帰還経路と、を備え、
    前記演算増幅器の前記第1、第2非反転入力端子には、前記減衰器の前記第1、第2出力端子が接続され、前記減衰器には前記入力信号として、本可変利得増幅器により増幅すべき信号が入力されることを特徴とする可変利得増幅器。
  7. 請求項1から5のいずれかに記載の減衰器と、
    第1非反転入力端子および第1反転入力端子に対応づけられた第1差動対と、第2非反転入力端子および第2反転入力端子に対応づけられた第2差動対と、前記第1、第2差動対に共通に設けられたカレントミラー負荷と、を含む演算増幅器と、を備え、
    前記演算増幅器の前記第1、第2非反転入力端子には、本可変利得増幅器により増幅すべき信号が入力され、前記第1、第2反転入力端子には、前記減衰器の前記第1、第2出力端子が接続されることを特徴とする可変利得増幅器。
  8. 第1非反転入力端子および第1反転入力端子に対応づけられた第1差動対と、第2非反転入力端子および第2反転入力端子に対応づけられた第2差動対と、前記第1、第2差動対に共通に設けられたカレントミラー負荷と、を含む演算増幅器と、
    複数の抵抗が直列に接続され、一端に入力信号が印加され、他端が前記演算増幅器の出力端子に接続された帰還抵抗と、
    前記演算増幅器の第1、第2非反転入力端子に基準電圧を印加する電圧源と、
    前記演算増幅器の第1反転入力端子と前記複数の抵抗の接続ノード間に設けられる複数のスイッチを含む第1スイッチ群と、
    前記演算増幅器の第2反転入力端子と前記複数の抵抗の接続ノード間に設けられる複数のスイッチを含む第2スイッチ群と、
    現在の利得に対応するデータ変数と、目標値となる利得に対応した目標データとを比較し、アップ信号またはダウン信号を出力する比較判定回路と、
    前記比較判定回路から出力されるアップ信号、ダウン信号にもとづき、前記データ変数を増減するアップダウンカウンタと、
    前記第1、第2スイッチ群から、前記アップダウンカウンタから出力される前記データ変数に対応したスイッチを一つづつ選択してオンするデコーダ回路と、
    を備えることを特徴とする可変利得増幅器。
  9. 前記演算増幅器の第1、第2差動対のバイアス電流は、前記アップダウンカウンタと同期して制御されることを特徴とする請求項6から8のいずれかに記載の可変利得増幅器。
  10. 増幅すべき信号として、オーディオ信号が入力されることを特徴とする請求項6から8のいずれかに記載の可変利得増幅器。
  11. 前記可変利得増幅器は、ひとつの半導体基板上に一体集積化されることを特徴とする請求項6から8のいずれかに記載の可変利得増幅器。
  12. 音声出力部と、
    前記音声出力部に、増幅したオーディオ信号を出力する請求項10に記載の可変利得増幅器と、
    前記可変利得増幅器に、ボリュームに対応した利得を指示するマイコンと、
    を備えることを特徴とする電子機器。
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