JP2006310986A - 送受信機及び送受信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 通信状況に応じて自立的に送信タイミングを調整する送受信機を提供すること。
【解決手段】 移動通信システムでは、複数の送受信機が同一の周波数帯域で通信する。送受信機(700)は、通信相手からの所望信号に対する同期タイミングを検出する手段(704)と、非通信相手からの非所望信号に対する同期タイミングを検出する手段(708,710)と、所望信号及び非所望信号に対する2以上の同期タイミングから誤差情報を導出する手段(706,710,712)と、誤差情報を含むフィードバック信号を作成する手段(714)と、通信相手から受信した制御信号に従って、フィードバック信号を含む送信信号の送信タイミングを更新する手段(720,722)と、送信信号を更新後の送信タイミングで通信相手に送信する手段(736)とを備える。
【選択図】 図7

Description

本発明は、無線通信の技術分野に関し、特に複数の送受信機が同一の周波数帯域で通信する移動通信システムに使用される送受信機及び送受信方法に関する。
従来、複数の送受信機が1つの周波数帯域を共有して通信する方法に、衝突回避機能付きキャリアセンス多重アクセス(CSMA/CA:Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance)方式があり、これは例えば無線LAN(Local Area Network)で使用されてもよい。CSMA/CAでは、送受信機は、データの送信を開始する前に、他のユーザが既に通信を行っているか否かを確認し、通信を行っていない場合に始めてその送受信機が送信を開始できる。他のユーザが通信を行っているか否かは、例えば周辺の干渉レベルを測定することによって行われてもよい。他のユーザが既に通信を行っていたならば、データの送信は禁止され、何らかの期間経過後(例えば、ランダムに決定された時間経過後)に送信が再度試行されるようにする。
図1は、一般的なCSMA/CA方式の送受信機を示す。図示されているように、受信電力測定部で干渉レベルが測定され、送信の可否が決定される。上述したように、CSMA/CA方式では、あるユーザが通信している間に、他のユーザは通信することができない。したがって、この方式は、リアルタイム通信や、ストリーム伝送等を行う場合に許容できないほど大きな遅延をもたらすかもしれない。更に、ユーザ数が多くなると、ユーザの環境によっては長時間通信が禁止されるかもしれない。
一方、同時に異なる信号を空間的に多重して送信し、受信機側で伝搬路(チャネル)の相違を利用して各信号を分離する技術も提案されている(この種の技術については、例えば非特許文献1参照。)。この技術を利用すると、複数の送受信機が同じ時間に通信することを許容できる。この場合において、図2に示されるように、各送受信機は、通信相手との間で同期しているのは当然であるが、非通信相手との間では同期していない状況が考えられる。しかしながら、これら複数の送受信機が互いに非同期で通信を行うと、各送受信機が送信するパイロットシンボル(又はパイロットチャネル)の検出精度やチャネル推定精度が非常に悪化してしまう。従って、各送受信機の通信は、図3のA−A’,B−B’に示されるように、互いに同期していることが望ましい。更に、送受信機A−A’を含む通信グループ1と、送受信機C−C’を含む別の通信グループ2が接近したり融合したりする場合には、通信グループ1,2内の総ての送受信機は同期することが望ましい。各送受信機が互いに同期して通信を行うことで、空間的に多重された信号の分離精度を向上させ、システム全体の容量を向上させることができる。なお、この場合における同期に関しては、フレームだけでなくシンボルも同期していることが望ましい。
複数の送受信機を互いに同期させるために、グローバルポジショニングシステム(GPS)が利用されてもよいし、ビーコンのような何らかの同期信号が所定の通信機器から送信されてもよい。しかしながら、GPSを用いる方法は、屋内や見通しのきかない環境等での通信には不利である。また、何らかの同期信号を送信する場合には、そのための設備投資が必要になるだけでなく、電波が届かない地域では同期を確保できなくなってしまう。
この点に関し、特許文献1では、図4に示されるように、基準の基地局Aが予め設定され、この基準の基地局Aに他の基地局B,Cが同期をとることで、各送受信機の送信タイミングが調整される。しかしながら、この手法では、移動局である送受信機の通信相手は基地局に固定されるので、例えばアドホックネットワークのようなネットワークにこの技術をそのまま利用することはできない。また、様々に変化する移動通信環境下で、複数の基地局の内、基準となるに値する最適な基地局を事前に固定的に設定することは困難である。また、特許文献1で説明される同期は、フレーム同期であり、シンボル同期のような更に精密な同期をとることは意図されていない。しかし、上記の信号分離を良好に遂行するには、フレーム同期だけでなく、シンボル同期も必要である。
シンボル同期をとることに関し、特許文献2では、符号分割多重アクセス(CDMA:Code Division Multiple Access)方式における送信タイミングの調整方法が説明されている。しかしながら、この場合における同期は、図5に示されるように、ある基地局とその配下の移動局との間の同期であり、移動局どうしの間で同期をとるものではない。
特開平10−190562号公報 特開2004−297756号公報 Hiromasa Fujii,et al.,"A Turbo Equalizer with Simplified MMSE Filtering for MIMO Channel Signal Transmission",2003IEEE58th Vehicular Technology Conference VTC2003−Fall
本発明の課題は、通信状況に応じて自立的に送信タイミングを調整する送受信機及び送受信方法を提供することである。
本発明では、複数の送受信機が同一の周波数帯域で通信する移動通信システムに使用される送受信機が使用される。送受信機は、通信相手からの所望信号に対する同期タイミングを検出する手段と、非通信相手からの非所望信号に対する同期タイミングを検出する手段と、所望信号及び非所望信号に対する2以上の同期タイミングから誤差情報を導出する手段と、前記誤差情報を含むフィードバック信号を作成する手段と、前記通信相手から受信した制御信号に従って、前記フィードバック信号を含む送信信号の送信タイミングを更新する手段と、前記送信信号を更新後の送信タイミングで前記通信相手に送信する手段とを備える。
本発明によれば、通信状況に応じて自立的に送受信機の送信タイミングを調整することができる。
本発明の一態様では、送受信機は通信開始前及び通信中に周辺の通信状況を監視し、通信相手からの所望信号及び非通信相手からの非所望信号の同期タイミングを検出する。通信開始前なら初期の同期タイミングを決定し、通信中なら同期目標のタイミングを決定する。所望信号及び非所望信号に対する2以上の同期タイミングの重み付け平均値が算出され、重み付け平均値で決定される誤差情報を含むフィードバック信号が作成される。送受信機は、通信相手から受信した制御信号に従って、フィードバック信号を含む送信信号を通信相手に送信する送信タイミングを更新する。送受信機は互いにフィードバック信号を通信し、通信相手に対して送信タイミングを調整するよう指示する。調整する量(シフト量)は、少なくとも誤差情報に従って決定される。重み付け平均における重み係数は、非所望信号の同期タイミングを所望信号側にシフトさせたタイミングに、所望信号の同期タイミングが近づくように設定される。即ち、送受信機A,A’に起因して送受信機B,B’が彼らの送信タイミングを調整し、非所望信号の同期タイミングτが所望信号の同期タイミングτ側に将来変更されることを期待して、送受信機A’が通信相手Aに指示する誤差情報が決定される。
本発明の一態様による送受信機は、通信中に、通信相手からの所望信号の同期タイミングと、非通信相手からの非所望信号の同期タイミングとの間のタイミング差を検出し、タイミング差から導出される同期誤差を通信相手にフィードバックする。一例として、同期誤差は、タイミング差より短い期間を示す。タイミング差より短い期間は、タイミング差に(N−1)/Nを乗算することで算出されてもよい(Nは同時に通信している送受信機数を表す。)。例えば、自端末から相手に通知された同期誤差(フィードバック信号に示される期間)だけ送信タイミングを通信相手が調整することで、その自端末で観測されるタイミング差又は同期誤差を小さくすることが期待できる。このような同期誤差を送受信機間で互いにフィードバックし合うことで、固定的な基準の基地局等のような通信設備を使用しなくても、送受信機間で自立的に送信タイミングを適切に決定することができる。従って、この送受信機は、アドホックネットワークを局所的に構成するのに望ましい。
通信相手との通信開始前には、非所望信号の同期タイミングから導出された同期目標のタイミングに従って送信タイミングが決定されてもよい。通信相手との通信中には、通信相手から受信した制御信号に示される期間及び同期目標のタイミングに基づいて送信タイミングが決定されてもよい。また、通信相手との通信中に、通信に使用している送信タイミング、前記制御信号に示される期間及び同期目標のタイミングに基づいて送信タイミングが決定されてもよい。
前記タイミング差が所定値より短くなるまで、データ信号の送信が停止され、パイロット信号のみが送信されてもよい。これにより、その送受信機周辺の送受信機(非通信相手の送受信機)が受ける干渉をなるべく小さくすることができる。
本発明の一態様では、送受信機が、非通信相手の送受信機の通信状況を示す通信状況信号を出力する通信状況確認部を更に備え、重み付け平均値を算出する手段が、通信状況信号に基づいて、前記所望信号に対する同期タイミング及び前記非所望信号に対する同期タイミングを重み付け平均化し、同期目標のタイミングを算出する目標同期タイミング決定部と、所望信号の同期タイミング及び同期目標のタイミングのタイミング差を算出する同期タイミング誤差決定部と、前記タイミング差を示すフィードバック信号を生成するフィードバック信号生成部とを備える。この態様では、算出されたタイミング差をそのまま通信相手にフィードバックし、通信相手が送信タイミングを調整するのにそれを使用させてもよい。
同期目標のタイミングは、通信相手及び非通信相手に関する複数の同期タイミングの相加平均値又は算術平均値)に設定されてもよい。また、同期目標のタイミングは、通信相手及び非通信相手に関する複数の同期タイミングを、受信信号電力を用いて重み付け平均化された値に設定されてもよい。本明細書、特許請求の範囲及び図面において、「重み付け平均値」なる用語は、重み係数が様々に異なる場合の平均値だけでなく、重み係数が一律に等しい算術平均値や相加平均値をも含む概念として使用される。
図6は、本発明の一実施例で想定される通信状況を示し、既に通信を行っている送受信機B,B’の近辺で、送受信機A,A’が新たに通信を開始するものとする。各送受信機は同様な構成及び機能を有する。
図7は、送受信機の機能ブロック図を示し、図示の送受信機は図6に示されるどの送受信機に使用されてもよい。送受信機700は典型的には移動局に設けられるが、他の装置に設けられてもよい。送受信機700は、データ/パイロット分離部702と、データ信号検出部704と、所望信号用の同期タイミング検出部706と、通信状況認識部708と、目標同期タイミング決定部710と、同期タイミング誤差決定部712と、制御信号生成部714と、制御信号検出部720と、送信タイミング決定部722と、データシンボル生成部730と、パイロットシンボル生成部732と、多重部734と、送信部736とを有する。
データ/パイロット分離部702は、アンテナで受信した信号のうち、パイロット信号とそれ以外のデータ信号とを分離し、それらを別々に出力する。パイロット信号は、送信側及び受信側で予め既知の内容を示す信号である。データ信号は、制御チャネルやデータチャネルで伝送される内容を含む。
データ信号検出部704は、通信相手からのデータチャネルを受信信号の中から検出し、更なる復調が行われるようにそれを出力する。受信信号には、通信相手からの信号(所望信号)だけでなく、非通信相手からの信号(干渉信号又は非所望信号)も含まれる。通信相手とは、情報の伝送が意図されるユーザ又は装置である。例えば、図6に示される例では、送受信機Aに対する通信相手は送受信機A’であり、送受信機B,B’は非通信相手になる。通信相手であるか否かは相対的な概念であり、例えば、送受信機B’に対する通信相手は送受信機Bであり、送受信機A,A’は非通信相手である。データ信号検出部704は、当該技術分野で既知の信号分離方法を用いて、所望信号と干渉信号を分離し、所望信号を適切に抽出する。信号分離法は、例えばMIMO多重方式で使用可能な最尤法(MLD:Maximum Likelihood Detection)、最小二乗平均法(LMS:Least Mean Square)、ブラスト法(BLAST:Bell Laboratories Layered Space Time)等でもよい。
所望信号用の同期タイミング検出部706は、通信相手からの所望信号に関する同期タイミングを検出し、出力する。同期タイミングは受信タイミングと言及されてもよい。この同期タイミング検出部706は、通信相手との通信開始前には有意義な信号を出力しない。検出された所望信号の同期タイミングは、データ信号検出部704及び同期タイミング誤差決定部712に与えられる。
図8は、所望信号の同期タイミング検出部706の構成例を示すブロック図である。説明の便宜上、送受信機700が図6の送受信機A’であるとする。この場合、通信相手は送受信機Aであり、送受信機Aからの信号が所望信号である。受信信号に所望信号が含まれているか否かは、パイロット信号を利用することで判別可能である。図示されているように、相関取得部802にて送受信機Aに関するパイロット信号と受信信号との相関が計算され、タイミング決定部804にて所望信号に関する同期タイミングが判別される。この同期タイミングは、例えば相関出力における先頭パスのタイミングでもよい。パスの大きさ(振幅)は電力に依存するので、所定値を最初に超えたパスが先頭パスとして選択されてもよい。なお、この場合における同期タイミングは、シンボル同期タイミング及びフレーム同期タイミングを意味する。シンボル同期に関し、直交周波数分割多重アクセス(OFDM:Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式が使用されている場合には、パイロット信号の代わりに又はそれに加えて、ガードインターバルの内容はシンボルの一部に等しいという性質が利用されてもよい。CDMA方式が採用される場合には、パイロット信号の代わりに又はそれに加えて、拡散符号を用いてシンボル同期タイミングが算出されてもよい。
図7の通信状況認識部708は、そこに入力された受信信号に基づいて、周囲の送受信機の通信状況を認識又は監視する。このような通信状況は、受信信号の干渉レベルを測定することで把握できる。通信状況監視部708は、自端末(送受信機700)が送信を行っていない時に、自端末が利用してもよい帯域の信号を受信し、受信電力を測定することで、通信状況(実際に通信を行っているか否か等)を認識できる。各送受信機が、通信中に、送受信機毎に異なるパイロット信号を互いに伝送すると、通信状況監視部708は、送受信機毎に干渉レベルを区別して測定できる。パイロット信号を検出することで、後述のように、通信を開始しようとする送受信機は、通信中の送受信機に同期することができる。
目標同期タイミング決定部710は、同期目標のタイミングτを検出又は算出し、出力する。例えば、図6に示される例において、送受信機A’は通信開始前に送受信機BやB’の同期タイミングを検出する。この場合に、送受信機B,B’の同期タイミングが、同期目標のタイミングとして出力される。なお、送受信に同一の周波数が利用される時分割二重化(TDD:Time Division Duplexing)方式が採用される場合には、通信方向が適切に制御されるので、例えば送受信機A’は通信開始前に送受信機Bの同期タイミングしか検出しないかもしれない。
図6では送受信機A,A’にとっての非通信相手に、送受信機B,B’しか存在しないが、更に多くの非通信相手が存在してもよい。この場合には、目標同期タイミング決定部710は、測定された複数の同期タイミングに基づいて、同期目標の1つのタイミングを出力する。例えば、図9に示されるように、いくつもの送受信機が存在する場合には、同期タイミング決定部710は、例えば図10に示されるように構成されてもよい。この場合に、相関取得部102−1〜N及びタイミング決定部104−1〜Nの各々でパイロット信号毎に(送受信機毎に)同期タイミングが検出される。検出された複数の同期タイミングは、目標同期タイミング調整部106に入力され、例えばそれらを平均化することで、1つの同期タイミングが出力されてもよい。平均は、一般的には重み付け平均である(本明細書では、重み付け平均に、重み係数が一律に等しい相加平均(又は算術平均)も含まれる。)。より一般的には、同期目標のタイミングは、複数の同期タイミングの線形結合で表現されてもよい。線形結合の対象になる複数の同期タイミングは、本実施例では非所望信号の同期タイミングであるが、後述の実施例では非所望信号だけでなく所望信号の同期タイミングが含まれてもよい。
図7の同期タイミング誤差決定部712は、所望信号に関する同期タイミングと、同期目標のタイミングとの差分ΔTを算出する。この差分には何らかの係数(0<c<1)が乗算され、誤差信号cΔTとして出力される。
制御信号生成部714は制御信号を作成し、この制御信号は誤差信号cΔTを含む。制御信号は、それが通信相手にフィードバックされるように、多重部734に入力される。本実施例では、送受信機は、制御信号を利用して、誤差信号の示す期間だけ通信相手の送信タイミングを進める又は遅らせることを通信相手に要求する。即ち、送受信機は、各自の通信相手からの要求に応じて送信タイミングを調整する。
制御信号検出部720は、通信相手から受信したデータ信号に含まれる制御チャネルを検出する。上述したように、送受信機の各々は同様な構成及び機能を有する。従って、制御信号検出部720で検出される制御チャネルは、通信相手の側で測定された修正済みのタイミング差を示す情報cΔT’を含み、この誤差情報が送信タイミング決定部722に与えられる。ΔTとΔT’が同じか否かは送受信機の通信環境や位置関係に依存する。
送信タイミング決定部722は、目標同期タイミング決定部710からの同期目標のタイミング、及び/又は制御信号検出部720からの修正済みのタイミング差とに基づいて送信タイミングを決定又は更新する。例えば、通信開始前では、同期目標のタイミングに基づいて送信タイミングが決定される。通信中では、修正済みのタイミング差の分だけ送信タイミングが調整されてもよい。或いは、修正済みのタイミング差と同期目標のタイミングの双方を考慮して送信タイミングが調整されてもよい。また、送信タイミングは、自端末と通信相手との間の距離や、自端末と非通信相手との間の距離に起因する信号の伝搬遅延を考慮して決定されてもよい。
データシンボル生成部730は、データチャネルの内容を構成するデータシンボルを形成する。
パイロットシンボル生成部732は、送受信機に関するパイロットシンボル(パイロットチャネル)を作成し、多重部734に与える。パイロットシンボルは、事前にメモリに記憶されていてもよいし、必要に応じて算出されてもよい。
多重部734は、制御チャネル、パイロットチャネル及び(必要に応じて)データチャネルを多重化し、送信信号を作成する。多重化は、時間多重、周波数多重又は符号多重の1以上の手法を用いて行われる。
送信部736は、送信タイミング決定部722で決定された送信タイミングに応じて、多重部734からの送信信号を送信する。
図11は、本発明の一実施例による図7の送受信機700で行われる方法のフローチャートを示す。ステップ111では、周囲の通信状況が通信状況認識部706により監視される。
ステップ112では、1以上の非通信相手の送受信機に対する1以上の同期タイミングが検出された場合に、同期目標のタイミングが1つ決定される。
ステップ113では、送信タイミングが決定される。通信相手との通信開始前ならば、同期目標のタイミングに合わせて送信タイミングが決定される。通信中であったならば、通信相手からフィードバックされてきた制御信号(の示す修正されたタイミング差)に基づいて、送信タイミングが決定される。この場合に、制御信号だけでなく、同期目標のタイミングが加味されてもよい。非通信相手が存在しない又は非通信相手が通信を行っていない場合には、同期目標とすべき特定のタイミングは指定されず、送受信機は自由に送信タイミングを決定できる。
ステップ114では、決定された送信タイミングで送信信号が送信される。送信信号は、ステップ115乃至ステップ118により作成される。これらのステップの全部又は一部は、ステップ111乃至113と同時に行われてもよいし、異なる時間に行われてもよい。
ステップ115では、同期タイミング誤差決定部712において、所望信号の同期タイミングと、同期目標のタイミングとの間のタイミング差ΔTが算出される。
ステップ116では、算出されたタイミング差が修正される。具体的には、算出されたタイミング差ΔTに、ある係数c(0<c<1)が乗算され(c×ΔT)、タイミング差が修正される。このような係数cを導入してタイミング差を修正するのは、次のような理由による。例えば、図6に示されるような通信環境で、送受信機A’,B’で観測される通信相手及び非通信相手からの信号の先頭パスが、図12上側に示されるようになっていたとする。即ち、送受信機A’,B’の何れにおいても、送受信機Aからのパスのタイミングτの後に、送受信機Bからのパスのタイミングτ=τ+ΔTが観測されたとする。送受信機A’の算出するタイミング差はΔTである。各送受信機は互いに同期しようとする。仮に、送受信機A’が、送受信機Aに対して、未修正のタイミング差ΔTだけ送信タイミングを遅らせるように要求したとすると、以後、送受信機A’はτ+ΔTのタイミングで送受信機Aからのパスを受信することになる。一方、送受信機B’の算出するタイミング差もΔTであったとする。送受信機B’が、送受信機Bに対して、未修正のタイミング差ΔTだけ送信タイミングを進めるように要求したとすると、以後、送受信機B’はτ−ΔTのタイミングで送受信機Bからのパスを受信することになる。その結果、図12下側に示されるように、送受信機A’,B’で行われる通信は、依然として同期していないままになる。
これに対して、送受信機A’が、送受信機Aに対して、修正後のタイミング差c×ΔTだけ送信タイミングを遅らせるように要求したとすると、以後、送受信機A’はτ+c×ΔT=τ+ΔT/2のタイミングで送受信機Aからのパスを受信することになる(この例では、c=1/2 としている。)。一方、送受信機B’が、送受信機Bに対して、修正後のタイミング差c×ΔTだけ送信タイミングを進めるように要求したとすると、以後、送受信機B’はτ−c×ΔT=(τ+ΔT)−c×ΔT=τ+ΔT/2のタイミングで送受信機Aからのパスを受信することになる。従って、図13下側に示されるように、送受信機A’,B’で行われる通信は、適切に同期する。係数cの値は、必ずしも1/2でなくてもよく、1より小さな任意の有理数でもよい。1より小さな乗数をタイミング差に乗じることで、実際にシフトする送信タイミングを、未修整のタイミング差より小さくでき、次回測定されるタイミング差は小さくなることが期待できるからである。このように、本実施例では、各送受信機が信号を受信するタイミングを同期させる際に、非所望信号の送信タイミングが調整されることを考慮に入れて、所望信号の送信タイミングが調整される。即ち、所望信号の通信相手(例えばA)に指示する誤差信号(cΔT)は、非所望信号の同期タイミング(τ)が所望信号側に将来シフトする(補正される)ことを見越して決定される。
図11のステップ117では、修正後のタイミング差を示す誤差信号cΔTを含むフィードバック信号(制御信号又は制御チャネル)が作成される。このフィードバック信号は、通信相手の送受信機における制御信号検出部720で検出され、通信相手の送受信機の送信タイミングを調整するのに使用される。
ステップ118では、制御チャネル、パイロットチャネル及びデータチャネルが多重部734で多重化され、送信信号が作成される。この送信信号は、説明済みのステップ114にて、適切な送信タイミングで通信相手に送信される。なお、送受信機間で適切な同期が確保されるまで、多重部734におけるデータチャネルの多重化が禁止され、制御チャネル及びパイロットチャネルのみが、通信相手に送信されてもよい。同期確立後に、データチャネルを含む送信信号が伝送されることで、非通信相手の通信に与える干渉をなるべく減らすことができる。或いは、データチャネルの送信に先立って、規定回数だけパイロット信号が送信されてもよい。
上記の実施例では、所望信号の同期タイミングや、同期目標のタイミングの基礎になる非通信相手の通信の同期タイミングは、先頭パスにより決定された。これは、送受信機における構成及び演算処理の簡易化等の観点からは望ましい。しかしながら、それらのタイミングが、先頭パスのタイミングで決定されることは、本発明では必須ではない。例えば、次式に示されるように、各パスの受信電力で重み付け平均化されたタイミングτで、同期タイミングが表現されてもよい。
Figure 2006310986
但し、添え字の「n」は送受信機nに関する量であることを表し、|h(m)|は送受信機nで受信されるm番目のパスの電界振幅の推定値を表す。このようにパスの電力分布を考慮した同期タイミングτを利用すると、例えばOFDM方式では、ガードインターバルを超えて到来するパスによる干渉が最小化されるように、シンボルタイミングを最適に決定することができる。CDMA方式では、例えばレーク合成の範囲を最適化することができる。
図14は、本発明の一実施例による送受信機のブロック図を示す。図7に関して説明済みの要素には同じ参照番号が付されており、重複的な説明は省略される。本実施例では、所望信号の同期タイミング検出部706の出力が、同期タイミング誤差算出部144だけでなく、目標同期タイミング決定部142にも入力されている。
図15は、目標同期タイミング決定部142の詳細を示し、概して図10に示されるものと同様であるが、目標同期タイミング調整部にて、所望信号の同期タイミングに基づいてタイミングが調整されてもよい点が異なる。
本実施例における送受信機の動作は概ね図11で説明されたものと同様であるが、ステップ112やステップ116における処理が大きく異なる。ステップ111では、周囲の通信状況が通信状況認識部706により監視される。
ステップ112では、1以上の非通信相手の送受信機に対する1以上の同期タイミングが検出された場合に、同期目標の同期タイミングが1つ決定される。通信開始前とは異なり、通信中に導出される同期目標のタイミングは、非所望信号に対する1以上の同期タイミングだけでなく、所望信号の同期タイミングをも考慮して決定される。例えば、図6に示されるような通信環境で、送受信機A’,B’で観測される通信相手及び非通信相手からの信号が、図12上側に示されるようになっていたとする。送受信機A’にとって、所望信号の同期タイミングはτであり、非所望信号の同期タイミングはτ=τ+ΔTである。これらの同期タイミングτ,τに関する情報が、図15の目標同期タイミング調整部151に入力される。実施例1では、タイミングτは入力されない点に留意を要する。一例として、目標同期タイミング調整部151は、所望信号の同期タイミングτと、非所望信号の同期タイミングτとの相加平均を計算し、それを同期目標のタイミングτとして出力する。
τ=(τ+τ)/2=τ+ΔT/2
ステップ113では、同期目標のタイミングτに基づいて、送信タイミングtTXが決定される。通信相手との通信開始前ならば、当然に、非通信相手に関する同期タイミングτに合わせて送信タイミングが決定される。通信中であったならば、制御信号(通信相手から報告された誤差情報)に従って送信タイミングが決定される。或いは、制御信号に加えて、同期目標の同期タイミング(τ=τ+ΔT/2)をも考慮して送信タイミングが決定されてもよい。後者の場合には、例えば、目標同期タイミング決定部142及び制御信号検出部720の双方からの指示内容を平均化することで、送信タイミングの調整量が決定されてもよい。非通信相手が存在しない又は非通信相手が通信を行っていない場合には、同期目標とすべき特定のタイミングは指定されず、送受信機A,A’は自由に送信タイミングを決定できる。
ステップ114では、決定された送信タイミングで送信信号が送信される。
ステップ115では、同期タイミング誤差決定部712において、所望信号の同期タイミングと、同期目標のタイミングとの間のタイミング差が算出される。このタイミング差は、所望信号の同期タイミングが検出される場合は(通信中は)、実施例1の場合と異なる値になる。例えば、上記の例では、所望信号の同期タイミング検出部706からτが出力され、目標同期タイミング決定部142からτ=τ+ΔT/2が出力されるので、同期タイミング誤差決定部712はそれらのタイミング差τ−τ=ΔT/2を算出して出力する。この点、タイミング差としてΔTが出力されてた実施例1の場合と相違する。
ステップ116は本実施例では実行されず、算出されたタイミング差ΔT/2がそのまま制御信号に含められる。本実施例でも、各送受信機が信号を受信するタイミングを同期させる際に、非所望信号の送信タイミングが調整されることを考慮に入れて、所望信号の送信タイミングが調整される。即ち、所望信号の通信相手(例えばA)に指示する誤差信号は、非所望信号の同期タイミング(τ)が所望信号側に将来シフトする(補正される)ことを見越して決定される。但し、同期目標のタイミングを決定する際に、非所望信号だけでなく所望信号の同期タイミングも考慮に入れて、同期目標のタイミングが算出される。従って、本実施例で導出される同期目標のタイミングは、各送受信機が送信タイミングを更新した後に期待される同期タイミングを意味する。このため、通信相手に要求する送信タイミングのシフト量を導出する際に、実施例1で使用されたような乗数c(0<c<1)を必須とせず、同期タイミング誤差決定部712の出力内容をそのまま通信相手にフィードバックすることができる。
ステップ117では、タイミング差を示す誤差信号を含むフィードバック信号が作成される。このフィードバック信号は、通信相手の送受信機における制御信号検出部720で検出される。通信相手の送受信機の送信タイミングを調整するのに使用される。
ステップ118では、制御チャネル、パイロットチャネル及びデータチャネルが多重部734で多重化され、送信信号が作成される。この送信信号は、説明済みのステップ114にて、適切な送信タイミングで通信相手に送信される。
ちなみに、所望信号の同期タイミングτと、非通信相手に対するN−1個の同期タイミングτ,...,τN−1との算術平均を算出することで、同期目標のタイミングτが得られるとする。
τ=(τ+τ+...+τN−1)/N
この場合、同期タイミング誤差決定部で算出されるタイミング差Dは、
D=τ−τ
=(N−1)τ/N−(τ+...+τN−1)/N
となる。この結果は、実施例1の場合に、係数cの値を(N−1)/Nに設定した場合の修正後のタイミング差に相当する。
図16は、互いに通信する4つの送受信機の位置関係の一例を示す。図6で説明済みの状況と同様に、送受信機A,A’は互いに通信相手であり、送受信機B,B’も互いに通信相手であり、送受信機A,A’にとって送受信機B,B’は非通信相手であり、送受信機B,B’にとって送受信機A,A’は非通信相手である。図中、実線矢印は通信相手からの所望信号を示し、破線矢印は非通信相手からの信号(通信相手との通信に対する干渉信号)を示す。図示の位置関係では、典型的には図12,13の上側の図に示されるように、送受信機A’,B’は共に送受信機Aからの信号を受信した後に、送受信機Bからの信号を受信する。また、送受信機A,Bは共に送受信機A’からの信号を受信した後に、送受信機B’からの信号を受信する。従って、送受信機A,A’では互いに送信タイミングを遅らせ、送受信機B,B’では互いに送信タイミングを進めることで、各送受信機の送信タイミングを同期させることができる。送信タイミングtTXのシフト量は、実施例1又は3の手法を用いて、例えば(τ+τ)/2=ΔT/2 に設定されてもよい。
図17は、互いに通信する4つの送受信機の位置関係の別の例を示す。この位置関係では、図18上側に示されるように、送受信機A’は送受信機Aからの信号を受信した後に、送受信機Bからの信号を受信する(送受信機Aは送受信機A’からの信号を受信した後に、送受信機B’からの信号を受信する)。従って、送受信機A,A’は送信タイミングを互いに遅らせようとする。
一方、送受信機B’は送受信機Bからの信号を受信した後に、送受信機Aからの信号を受信する。送受信機Bは送受信機B’からの信号を受信した後に、送受信機A’からの信号を受信する。従って、送受信機B,B’も送信タイミングを遅らせようとする。その結果、送受信機A,A’も送受信機B,B’も送信タイミングを遅らせることになり、図18下側に示されるように、各送受信機の送信タイミングを互いに同期させることができなくなる。従って、送受信機の台数や位置関係によっては、総ての送受信機の送信タイミングを正確に同期させることができない場合もある。
ところで、ある1つの送受信機にとって、1以上の非通信相手から受信する各信号の電力は一般に等しくない。言い換えれば、1以上の非所望信号のうち、受信信号への寄与度の大きいものとそうでないものとがある。本実施例では、同期目標のタイミングは、所望信号の同期タイミングτ及びN−1個の非所望信号の同期タイミングτ,...,τN−1のN個の同期タイミングを、受信電力で重み付け平均化することで、次のようにして求められる。先ず、ある送受信機で測定される、送受信機nから受信した総受信電力をpとする。
Figure 2006310986
ここで、mは個々のパスのタイミングを指定するパラメータを表し、1≦m≦M(想定される最大パス数)である。|h(m)|はm番目のパスの電界振幅の推定値を表す。この総受信電力pで、N個の同期タイミングを重み付け平均化することで、同期目標のタイミングτが決定される。
Figure 2006310986
但し、τはn番目の送受信機に対する同期タイミングを表す。電力で重み付け平均化されたタイミング(同期目標のタイミング)τは、その送受信機にとって受信電力の観点から最も影響の大きいタイミングである。このタイミングで所望信号を受信しても、各送受信機が厳密には同期していないことに変わりはないが、そのタイミングに合わせることは、例えば受信特性を改善できる点で有利である。受信特性は、フレームエラーレートやスループット等で評価されてもよい。このような同期目標のタイミングを算出するには、所望信号の電力p及び同期タイミングτに関する情報が必要なので、本実施例は実施例3で説明された手法と組み合わされることが望ましい。
図19A−Dは、受信信号電力を用いた場合の送信タイミング補正例を説明するための図である。ここでは、便宜上、端末Bが通信を行っている状況において、端末Aが端末A’に対して送信を開始する場合が説明される。端末A’は、端末A及び端末Bの信号からの信号を受信することで、これら2つの端末からの受信信号電力を直接観測することができる。
初めに、端末A或いは端末Bからの受信信号電力が十分に大きい場合、これらの端末は端末A’に地理的に近い場所にあると推定される。図19Aの想定例1に示されるように端末Aと端末Bが十分に近い場合、端末A−A’間の距離及び端末B−A’間の距離が等しく、且つ端末A−B間の距離が十分に短いならば、端末A−B間の伝送時間は非常に短いので、端末Aは端末Bからの信号を受信するタイミングで信号を送信すればよい。図19Bの想定例2に示されるように、端末Aと端末A’が十分に近い場合、端末Bからの信号を受信するタイミングは、AとA’でほぼ等しいと考えられ、且つ端末A−A’間の伝送時間は非常に短いので、端末Aは端末Bからの信号を受信するタイミングで信号を送信すればよい。
図19C,Dの想定例3,4に示されるように、端末B及びA’からの受信信号がある程度弱い場合であって、端末A’と端末Bからの受信電力が同程度である場合、理想的な送信タイミングは端末A’と端末Bとの距離に依存する。位置1のように端末A’と端末Bの距離が短い場合は、端末Aは端末A’への伝搬時間を推定し(考慮に入れて)、端末Bからの信号が受信される時間よりも前の時点(推定された伝搬時間だけ前の時点)を送信タイミングとすることが望ましい。一方、端末A’が位置2に位置している場合は、端末Aは端末Bからの受信タイミングを送信タイミングとすることが望ましい。そこで、端末Aが端末A’と端末Bの位置する方向を認識できる場合は、これらの方向を利用して、必要な時間だけ受信タイミングをずらすことが望ましい。端末Aが端末A’や端末Bの方向を検出できない場合は、端末Aは、端末Bからの受信タイミングよりも、推定された伝搬時間の半分だけ前の時点を送信タイミングとしてもよい。更に図19Dの想定例4に示されるように、端末Bと端末A’からの受信電力の差が大きい場合は、端末B及び端末A’間の距離は長いと推定される。端末Aが信号の到来方向を推定できない場合は、想定例3の場合に比較して、送信タイミングの差を少なくしてもよい。即ち、推定された伝搬時間の半分より短い時間だけ前の時点が送信タイミングに設定されてもよい。どの程度短い時間だけ前に設定するかは、端末A及び端末Bからの受信信号電力の差分により決定されてもよい。
ところで、上述したように、端末の地理的な位置関係により、全端末にとって理想的なタイミングが存在しない場合もある。このような場合には、各端末における送信タイミングが頻繁に大きく変化することは望ましくない。端末A−A’及びB−B’が通信を行っている周辺で、更に端末Cが送信を開始しようとする場合に、端末Cは、端末A,A’,B,B’の前フレームにおける受信タイミングを用いて送信タイミングを決定する。しかしながら、端末Cが信号をする時には、以前から通信中の端末の送信タイミングが前フレームのものから変化しているので、端末Cからの信号が理想的な状況と比較してタイミングが大きくずれて受信されてしまうことも懸念される。このような状況は、端末Cが通信中であっても起こり得る。複数の送信タイミングをより少ないタイミングに(理想的には1つの送信タイミングに)収束させる観点からは、送信タイミングが不必要に変化することは好ましくない。
この問題を解決する1つの手法は、許容タイミング誤差を予め決定しておき、タイミングのずれが許容タイミング誤差の範囲内ならば、タイミングの更新量を0にすることである。即ち、フィードバックする制御信号において、(更新を行わずに)目下のタイミングをそのまま使用し続けるよう指示がなされる。許容タイミング誤差の大きさは、受信品質の劣化が生じない或いは無視できる程度に小さな値としてもよい。
OFDM方式が採用される場合には、ガードインターバル長(期間)内に所望波と干渉波が含まれることが望ましい。このため、端末で受信される希望波と干渉波の双方を含むチャネルインパルス応答長(期間)とガードインターバル長との差分が、規定値より大きいか否かに応じて送信タイミングが調整されてもよい。例えば、図20Aの想定例1に示されるように、ガードインターバル長がチャネルインパルス応答長よりも長い場合には、送信タイミングは変更されず、そのまま維持される。図20B,Cの想定例2,3に示されるように、ガードインターバル長がチャネルインパルス応答長に匹敵する或いはそれより短い場合には、送信タイミングがより適切なタイミングに変更される。
従来の送受信機を示すブロック図である。 複数の送受信機が通信している様子を示す図である。 複数の送受信機が通信している様子を示す図である。 基準基地局に合わせて複数の送受信機が通信している様子を示す図である。 基地局に合わせて配下の送受信機が通信している様子を示す図である。 複数の送受信機が通信している様子を示す図である。 本発明の一実施例による送受信機のブロック図を示す。 図7に示される送受信機の目標同期タイミング決定部の構成例を示す図である。 複数の送受信機が通信している様子を示す図である。 図7に示される送受信機の目標同期タイミング決定部の構成例を示す図である。 本発明の一実施例による送受信方法を示すフローチャートである。 送受信機A’,B’で観測される受信信号のタイミングを示す図(c=1)である。 送受信機A’,B’で観測される受信信号のタイミングを示す図(c=0.5)である。 本発明の一実施例による送受信機のブロック図を示す。 図14に示される送受信機の目標同期タイミング決定部の構成例を示す図である。 複数の送受信機が通信している様子を示す図である。 複数の送受信機が通信している様子を示す図である。 送受信機A’,B’で観測される受信信号のタイミングを示す図である。 複数の送受信機が通信している様子を示す図である。 複数の送受信機が通信している様子を示す図である。 複数の送受信機が通信している様子を示す図である。 複数の送受信機が通信している様子を示す図である。 ガードインターバル長とチャネルインパルス応答値との関係を示す図である。 ガードインターバル長とチャネルインパルス応答値との関係を示す図である。 ガードインターバル長とチャネルインパルス応答値との関係を示す図である。
符号の説明
700 送受信機; 702 データ/パイロット分離部; 704 データ信号検出部; 706 所望信号の同期タイミング検出部; 708 通信状況認識部; 710 目標同期タイミング決定部; 712 同期タイミング誤差決定部; 714 制御信号生成部; 720 制御信号検出部; 722 送信タイミング決定部; 730 データシンボル生成部; 732 パイロットシンボル生成部; 734 多重部; 736 送信部;
802 相関取得部; 804 タイミング決定部;
102−1〜N 相関取得部; 104−1〜N タイミング決定部; 106 目標同期タイミング調整部;
142 目標同期タイミング決定部;
151 目標同期タイミング調整部

Claims (15)

  1. 複数の送受信機が同一の周波数帯域で通信する移動通信システムに使用される送受信機であって、
    通信相手からの所望信号に対する同期タイミングを検出する手段と、
    非通信相手からの非所望信号に対する同期タイミングを検出する手段と、
    所望信号及び非所望信号に対する2以上の同期タイミングから誤差情報を導出する手段と、
    前記誤差情報を含むフィードバック信号を作成する手段と、
    前記通信相手から受信した制御信号に従って、前記フィードバック信号を含む送信信号の送信タイミングを更新する手段と、
    前記送信信号を更新後の送信タイミングで前記通信相手に送信する手段と
    を備え、前記通信相手との通信開始前に、目標同期タイミング決定部により算出される同期目標のタイミングに基づいて送信タイミングが決定され、
    前記通信相手との通信中に、前記制御信号により示される期間及び前記同期目標のタイミングに基づいて送信タイミングが決定される
    ことを特徴とする送受信機。
  2. 非通信相手の送受信機の通信状況を示す通信状況信号を出力する通信状況確認部
    を更に備え、前記誤差情報を導出する手段が、
    通信状況信号に基づいて、前記非所望信号に対する同期タイミングから同期目標のタイミングを算出する目標同期タイミング決定部と、
    所望信号の同期タイミング及び同期目標のタイミングのタイミング差を算出する同期タイミング誤差決定部と、
    前記タイミング差より短い期間を示すフィードバック信号を生成するフィードバック信号生成部と
    を備えることを特徴とする請求項1記載の送受信機。
  3. 前記通信相手との通信中に、通信に使用している送信タイミング、前記制御信号に示される期間及び同期目標のタイミングに基づいて送信タイミングが決定される
    ことを特徴とする請求項1記載の送受信機。
  4. 前記タイミング差が所定値より短くなるまで、データ信号の送信が停止され、パイロット信号のみが送信される
    ことを特徴とする請求項2記載の送受信機。
  5. データ信号の送信前に、パイロット信号が規定の回数だけ送信される
    ことを特徴とする請求項2記載の送受信機。
  6. 前記タイミング差より短い期間は、前記タイミング差に(N−1)/Nを乗算することで算出され、Nは同時に通信している送受信機数を表す
    ことを特徴とする請求項2記載の送受信機。
  7. 非通信相手の送受信機の通信状況を示す通信状況信号を出力する通信状況確認部
    を更に備え、前記誤差情報を導出する手段が、
    前記通信状況信号に基づいて、前記所望信号に対する同期タイミング及び前記非所望信号に対する同期タイミングを重み付け平均化し、同期目標のタイミングを算出する目標同期タイミング決定部と、
    所望信号の同期タイミング及び同期目標のタイミングのタイミング差を算出する同期タイミング誤差決定部と、
    前記タイミング差を示すフィードバック信号を生成するフィードバック信号生成部と
    を備えることを特徴とする請求項1記載の送受信機。
  8. 前記目標同期タイミング決定部は、所望信号及び非所望信号に対する同期タイミングの相加平均値により、同期目標のタイミングを算出する
    ことを特徴とする請求項7記載の送受信機。
  9. 前記目標同期タイミング決定部は、所望信号及び非所望信号に対する複数の同期タイミングを、受信信号電力を用いて重み付け平均化し、同期目標のタイミングを算出する
    ことを特徴とする請求項7記載の送受信機。
  10. 送信タイミングが、前記通信相手との間の伝搬遅延により更に調整される
    ことを特徴とする請求項1記載の送受信機。
  11. 受信信号の到来方向に応じて送信タイミングが更に調整される
    ことを特徴とする請求項1記載の送受信機。
  12. 前記誤差情報の示すタイミング誤差が所定値より大きい場合にのみ送信タイミングが変更される
    ことを特徴とする請求項1記載の送受信機。
  13. 複数の送受信機が同一の周波数帯域で通信する移動通信システムであって、前記複数の送受信機の内の2以上の送受信機が、それぞれ:
    通信相手からの所望信号に対する同期タイミングを検出する手段と、
    非通信相手からの非所望信号に対する同期タイミングを検出する手段と、
    所望信号及び非所望信号に対する2以上の同期タイミングから誤差情報を導出する手段と、
    前記誤差情報を含むフィードバック信号を作成する手段と、
    前記通信相手から受信した制御信号に従って、前記フィードバック信号を含む送信信号の送信タイミングを更新する更新手段と、
    前記送信信号を更新後の送信タイミングで前記通信相手に送信する手段と
    を備えることを特徴とする移動通信システム。
  14. 複数の送受信機が同一の周波数帯域で通信する移動通信システムに使用される送受信方法であって、
    通信相手からの所望信号に対する同期タイミングを検出し、
    非通信相手の送受信機の通信状況を示す通信状況信号を出力し、
    通信状況信号に基づいて、非通信相手からの非所望信号に対する同期タイミングを重み付け平均化して同期目標のタイミングを算出し、
    前記通信相手から受信した制御信号に示される期間に従って送信タイミングを決定し、
    所望信号の同期タイミング及び同期目標のタイミングのタイミング差より短い期間を示すフィードバック信号を含む送信信号を、決定された送信タイミングに従って前記通信相手に送信する
    ことを特徴とする送受信方法。
  15. 複数の送受信機が同一の周波数帯域で通信する移動通信システムに使用される送受信方法であって、
    通信相手からの所望信号に対する同期タイミングを検出し、
    非通信相手の送受信機の通信状況を示す通信状況信号を出力し、
    通信状況信号に基づいて、前記所望信号に対する同期タイミング及び非通信相手からの非所望信号の同期タイミングを重み付け平均化して同期目標のタイミングを算出し、
    前記通信相手から受信した制御信号に示される期間に従って送信タイミングを決定し、
    所望信号の同期タイミング及び同期目標のタイミングのタイミング差を示すフィードバック信号を含む送信信号を、決定された送信タイミングに従って前記通信相手に送信する
    ことを特徴とする送受信方法。
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