JP2006309960A - 車両用灯具 - Google Patents

車両用灯具 Download PDF

Info

Publication number
JP2006309960A
JP2006309960A JP2005127721A JP2005127721A JP2006309960A JP 2006309960 A JP2006309960 A JP 2006309960A JP 2005127721 A JP2005127721 A JP 2005127721A JP 2005127721 A JP2005127721 A JP 2005127721A JP 2006309960 A JP2006309960 A JP 2006309960A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
front cover
reflector
extension reflector
light source
extension
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005127721A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4400883B2 (ja
Inventor
Katsuto Mochizuki
克仁 望月
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koito Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Koito Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koito Manufacturing Co Ltd filed Critical Koito Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2005127721A priority Critical patent/JP4400883B2/ja
Publication of JP2006309960A publication Critical patent/JP2006309960A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4400883B2 publication Critical patent/JP4400883B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60QARRANGEMENT OF SIGNALLING OR LIGHTING DEVICES, THE MOUNTING OR SUPPORTING THEREOF OR CIRCUITS THEREFOR, FOR VEHICLES IN GENERAL
    • B60Q1/00Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor
    • B60Q1/02Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to illuminate the way ahead or to illuminate other areas of way or environments
    • B60Q1/04Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to illuminate the way ahead or to illuminate other areas of way or environments the devices being headlights
    • B60Q1/0491Shock absorbing devices therefor

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Abstract

【課題】自動車衝突時に前面カバー20とエクステンションリフレクター34が後方に変形して人への衝撃が緩和されるが、前面カバー20の後方への変形がエクステンションリフレクター34によって阻害されることのない車両用灯具を提供する。
【解決手段】 ランプボディ10と前面カバー20によって画成した灯室S内に、光源20とリフレクター34を備えた光源ユニットU1が収容され、薄肉に形成された前面カバー20が弾性変形して衝突時の衝撃を吸収する車両用灯具で、エクステンションリフレクター34は、その周縁部における複数箇所が前面カバー20に固定され、エクステンションリフレクター34nの前面カバー20との取付け固定部60とエクステンションリフレクター本体34Aとの間に、衝突時の衝撃により切断される薄肉の脆弱部(V溝)66を設けた。衝撃力F作用で脆弱部66が切断され、前面カバー20は破損せず弾性変形して衝撃が吸収されて、人が傷つかない。
【選択図】図11

Description

本発明は、前面カバーの内側に沿って設けたエクステンションリフレクターの変形を利用して衝突時の衝撃を緩和する車両用灯具に関する。
この種の従来技術としては、下記特許文献1等に代表される多くの提案がなされている。下記特許文献1では、図12に示すように、ランプボディ1と合成樹脂製前面カバー2によって画成された灯室内に、光源3とリフレクター4を一体化した光源ユニットuが収容され、光源ユニットuを取り囲む薄肉の合成樹脂製エクステンションリフレクター5が前面カバー2の内側に沿って配置されるとともに、前面カバー2の少なくとも一部の領域が薄肉に形成されて、前面カバー2に作用する衝撃力fによって前面カバー2およびエクステンションリフレクター5が後方に屈曲変形して衝突時の衝撃を吸収する、という車両用灯具が知られている。
特開2001−236813(図2,5,6)
しかし、上記特許文献1では、前面カバー2およびエクステンションリフレクター5の後方への変形が図12仮想線で示す状態となると、前面カバー2の後方への変形がエクステンションリフレクター5によって阻止されるため、これ以上の衝撃吸収効果がない。即ち、前面カバー2が変形できないためランプボディ1および車体に作用する力の反力が人に衝撃として作用し、十分な衝撃吸収効果があるとはいえない、という問題があった。
そこで、発明者は、前面カバー2およびエクステンションリフレクター5がともに弾性変形して衝撃を吸収するとともに、大きな衝撃力に対してはエクステンションリフレクター5の弾性変形する領域がその周縁部に対し切断されることでエクステンションリフレクター5が前面カバー2の後方への変形を阻害しないようにすればよいと考えた。
そして、このような構造として、エクステンションリフレクター5の周縁部複数箇所を前面カバー2に固定(ねじ締結)するとともに、エクステンションリフレクター5における前面カバー2との取付け固定部とエクステンションリフレクター本体間に薄肉の脆弱部(溝)を設けた試作品(ヘッドランプ)を作って、衝撃試験を繰り返して検証したところ、有効であることが確認されたので、この度、出願するに至ったものである。
本発明は前記した従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、自動車衝突時に灯具に衝撃力が作用した場合に前面カバーおよびエクステンションリフレクターが後方に変形することで人への衝撃が緩和されるが、エクステンションリフレクターによって前面カバーの後方への変形が阻害されることのない車両用灯具を提供することにある。
前記目的を達成するために、請求項1に係る車両用灯具においては、ランプボディと合成樹脂製前面カバーによって画成された灯室内に、光源とリフレクターを一体化した光源ユニットが収容され、前記光源ユニットを取り囲む合成樹脂製エクステンションリフレクターが前記前面カバーの内側に沿って配置されるとともに、前記前面カバーの少なくとも一部の領域が薄肉に形成された車両用灯具において、前記エクステンションリフレクターの周縁部における複数箇所を前記前面カバーに固定するとともに、前記エクステンションリフレクターにおける前記前面カバーとの取付け固定部とエクステンションリフレクター本体との間に、前記前面カバーを介して作用する衝突時の衝撃により切断される薄肉の脆弱部を設けるように構成した。
(作用)エクステンションリフレクターにおける前面カバーとの取付け固定部を前面カバーに固定する手段としては、ねじ締結や凹凸ランス係合等が考えられる。
自動車が歩行者に衝突すると、車両用灯具の前面カバーに衝撃力が作用するが、前面カバー周縁部のシール脚は車体に取付け固定されているランプボディのシール溝に係合して後方への移動が阻止されるため、前面カバーの略中央部領域が衝撃力作用方向に弾性変形し、前面カバーの内側に配置されているエクステンションリフレクターも前面カバーに押されて一体に弾性変形することで、衝突時の衝撃が吸収される。さらに前面カバーおよびエクステンションリフレクターの弾性変形だけでは吸収できないほどの大きな衝撃力が作用した場合は、弾性変形する前面カバーを介してエクステンションリフレクターに作用する衝撃力(の応力)が薄肉の脆弱部に集中して該脆弱部が切断されるとともに、前面カバーが破損することなくさらに弾性変形することで、衝突時の衝撃が吸収される。
また、灯具構成部品を灯具として組み立てる場合は、エクステンションリフレクターをランプボディに組み付けて光源ユニットに対し位置決めした後、前面カバーをランプボディに組み付けるという従来の車両用灯具の組み付け工程に対し、エクステンションリフレクターを予め取付け固定した前面カバーを、光源ユニットを収容したランプボディに組み付けるだけで、光源ユニットに対しエクステンションリフレクターを位置決めすることができ、車両用灯具の組み付け工程が簡単となる。
請求項2においては、請求項1に記載の車両用灯具において、前記前面カバーの背面側にはボスを凸設し、前記エクステンションリフレクターにおける前記前面カバーとの取付け固定部を、前記エクステンションリフレクター本体の前面側に設けた、前記ボスが係合するボス係合穴で構成するとともに、前記エクステンションリフレクター本体における前記ボス係合穴の周りに前記脆弱部を設けるように構成した。
(作用)薄肉の脆弱部が設けられているボス係合孔の周縁部は、エクステンションリフレクター本体に対し屈曲部として構成されているので、それだけ衝撃応力が集中し易く、薄肉の脆弱部がスムーズに切断され易い。
また、エクステンションリフレクターは、灯室内の光源ユニットと干渉しないように配置する必要があるが、前面カバーとランプボディ(に収容されている光源ユニット)とは、前面カバー側のシール脚をランプボディ側のシール溝に係合する(前面カバーをランプボディに組み付ける)ことで自ずと位置決めされるので、前面カバーとエクステンションリフレクターに設けるボスとボス係合部の位置を予め灯室内の光源ユニットの配置を考慮した位置(前面カバーを介して灯室内に配置されるエクステンションリフレクターが灯室内の光源ユニットと干渉しない形態となる位置)に設定しておくことで、前面カバーへのエクステンションリフレクターの取付け作業が簡単となるし、エクステンションリフレクターを一体化した前面カバーをランプボディに組み付ければ、エクステンションリフレクターは自ずと光源ユニットに対し干渉しない所定位置となる。
請求項3においては、請求項1または2に記載の車両用灯具において、前記光源ユニットを、略放物面形状のリフレクターを備えた反射式光源ユニットとして構成し、前記リフレクターの前縁部に薄肉の脆弱部を設けるように構成した。
(作用)衝突時の衝撃は、前面カバーが弾性変形することで、エクステンションリフレクターの脆弱部が切断されるとともに、さらにはリフレクター前縁部の脆弱部が破壊されることで吸収される。
請求項4においては、請求項1〜3のいずれかに記載の車両用灯具において、 前記リフレクターを、エイミング機構によって傾動可能に支持するとともに、前記リフレクター本体にエイミング機構取付用ブラケットを突設した構造で、前記ブラケットに、弾性変形する前記前面カバーおよび前記リフレクター本体を介して作用する衝撃力によって破損する薄肉の脆弱部を設けるように構成した。
(作用)衝突時の衝撃は、前面カバーが弾性変形することで、エクステンションリフレクターの脆弱部が切断され、さらにはリフレクター前縁の脆弱部が破壊され、さらにはリフレクターのエイミング機構取付用ブラケットが破壊されることで吸収される。
請求項1に係る車両用灯具によれば、脆弱部の切断に至らない衝撃力が作用する場合は勿論、脆弱部が切断されるほどの大きな衝撃力が作用する場合であっても、前面カバーは破損することなく弾性変形して衝撃を吸収するので、人を傷つけることなく衝突時の衝撃を有効に吸収できる。
また、エクステンションリフレクターを予め取付け一体化した前面カバーをランプボディに組み付けることで車両用灯具として組み立てることができるので、車両用灯具の組み付け工程が簡単となる。
請求項2によれば、大きな衝撃力が作用する場合は、エクステンションリフレクターの薄肉の脆弱部がスムーズに切断されて、前面カバーは破損することなく弾性変形して衝撃を吸収するので、人を傷つけることなく衝突時の衝撃をより一層有効に吸収できる。
また、ボスとボス係合部を嵌め合わせエクステンションリフレクターをねじ締結一体化した前面カバーをランプボディに組み付ければ、エクステンションリフレクターが光源ユニットと干渉しない所定位置に配置されるので、車両用灯具の組み付け工程が一層簡単となる。
請求項3によれば、前面カバーの弾性変形,エクステンションリフレクターの脆弱部での切断およびリフレクター前縁の脆弱部での破壊により衝突時の衝撃が吸収されるので、人をより一層傷つけることがなくなる。
次に、本発明の実施の形態を実施例に基づいて説明する。
図1〜図11は本発明の第1の実施例を示し、図1は本発明の第1の実施例である自動車用ヘッドランプの正面図、図2は同ヘッドランプの平面図、図3は同ヘッドランプの水平断面図(図1に示す線III−IIIに沿う断面図)、図4は同ヘッドランプの縦断面図(図1に示す線IV−IVに沿う断面図)、図5はすれ違いビーム形成用光源ユニットを傾動調整するエイミング機構を示す図(図1に示す線V−Vに沿う断面図)、図6は走行ビーム形成用光源ユニットを傾動調整するエイミング機構を示す図(図1に示す線VI−VIに沿う断面図)、図7はエクステンションリフレクターの正面図、図8はエクステンションリフレクターの平面図、図9はエクステンションリフレクターの左側面図、図10は前面カバー側のボスとエクステンションリフレクター側のボス係合穴を拡大して示す模式図、図11は前面カバーに作用した衝撃力が吸収される作用を説明する説明図である。
これらの図において、符号10は合成樹脂製の容器状ランプボディで、ランプボディ10の前面開口部には合成樹脂製の前面カバー20が組み付けられて灯室Sが画成されている。灯室S内には、放物面形状リフレクター30に光源であるバルブ31を挿着したすれ違いビーム形成用の光源ユニットU1と、放物面形状リフレクター36に光源であるバルブ37を挿着した走行ビーム形成用の光源ユニットU2とが左右に隣接して配置されている。リフレクター30(36)とランプボディ10間には、エイミングスクリュー32a,32b(38a,38b)と玉継手32c(38c)で構成したエイミング機構E1(E2)が介装されており、エイミング機構E1(E2)の操作により、光源ユニットU1(U2)の光軸を上下左右方向に傾動調整できる。
また、符号39は、ランプボディ10における光源ユニットU1配設位置に設けられたクリアランスバルブで、バルブ球39aは、光源ユニットU2のリフレクター36に設けられた貫通孔36a(図3参照)を貫通して前方に突出している。
符号40は、ランプボディ10における光源ユニットU1配設位置の下方に設けられたターンシグナルバルブ、符号46は、ランプボディ10に対し固定されたターンシグナルバルブのリフレクターで、バルブ球40aは、リフレクター46に設けられた貫通孔46a(図4参照)を貫通して前方に突出している。
このヘッドランプのランプボディ10の前面開口部は、図1〜6に示すように、車体の前方から側方にかけて開口し、そのシール脚21がランプボディ10のシール溝11に組み付けられている前面カバー20も車体の前方から側方にかけて大きく回り込むとともに、ヘッドランプ(前面カバー20)はその上側ほど後方に大きく傾斜するスラント角をもつ形状に形成されている。そして、前面カバー20の内側には、光源ユニットU1(U2)を取り囲むように延在する枠体状に形成され、灯室S内全体をリフレクター30,36と同様の鏡面色に見せるためのエクステンションリフレクター34が前面カバー20に沿って配設されている。
エクステンションリフレクター34は、前面カバー20の傾斜に倣った形状に形成されるとともに、リフレクター30,36に対応する略円形状の開口34a,34bおよびリフレクター46に対応する略横長矩形状の開口34cが設けられている。
また、エクステンションリフレクター34は、その周縁部の周方向略等分4箇所(上側の2箇所と下側の2箇所)が前面カバー20に固定されるとともに、エクステンションリフレクター34における前面カバー20との取付け固定部とエクステンションリフレクター本体(エクステンションリフレクター34の取付け固定部を除いた領域)34A間に薄肉の脆弱部が設けられて、自動車衝突時の前面カバー20に作用する衝撃力により、エクステンションリフレクター34が薄肉の脆弱部で切断されることで、衝撃力が吸収されるように構成されている。
詳しくは、前面カバー20の周縁部背面側には、図10,11に示すように、ねじ挿着孔(ばか孔)52が設けられた4個のボス50が周方向略等間隔に凸設され、一方、エクステンションリフレクター34における前面カバー20側のボス50に対応する位置には、前面側に開口するボス係合穴62を画成する、前面カバー20との取付け固定部である有底筒部60がエクステンションリフレクター本体34Aの背面側に突出形成されている。有底筒部62の底面壁にはねじ挿通孔64が設けられ、このねじ挿通孔64を介して、係合穴62に係合するボス50のねじ挿着孔52に締結ねじ(タッピングスクリュー)70が螺着されて、周方向略等分4ヶ所に設けられたボス50と有底筒部60とがそれぞれねじ締結されることで、前面カバー20にエクステンションリフレクター34が固定されている。
また、前面カバー20の意匠面領域は、図11に示すように、上方に行くほど薄肉(t1<t2)に形成されて、衝突時の衝撃力Fに対し前面カバー20が容易に弾性変形して衝撃力が吸収されるようになっている。即ち、自動車が歩行者に衝突すると、ヘッドランプの前面カバー20に衝撃力Fが作用するが、前面カバー20の周縁部のシール脚21は車体に取付け固定されているランプボディ10のシール溝11に係合して後方への移動が阻止されるため、比較的小さな衝撃力であれば、前面カバー20の略中央部領域が衝撃力作用方向に弾性変形し、前面カバー20の内側に配置されているエクステンションリフレクター34も前面カバー20に押されて一体に弾性変形することで、衝突時の衝撃が吸収される。
さらに、エクステンションリフレクター本体34A背面側の有底筒部60の付け根には、薄肉の脆弱部である環状V字溝66が設けられて、弾性変形する前面カバー20を介してエクステンションリフレクター本体34Aに、前面カバー20およびエクステンションリフレクター34の弾性変形だけでは吸収しきれない大きさの衝撃力が作用した場合には、ボス50に固定されている有底筒部60に対しエクステンションリフレクター本体34Aが環状V字溝66において切断されることで、衝撃力が吸収される。
また、リフレクター30(36)の前縁部の外側には、図5,11に示すように、薄肉の脆弱部であるV溝30a(36a)が前縁に沿って設けられて、弾性変形する前面カバー20を介して作用する衝撃力によってリフレクター30(36)の前縁部がV溝30a(36a)位置で屈曲するように構成されている(図11仮想線参照)。
さらに、リフレクター30(36)は、内側に反射面が形成されているリフレクター本体30A(36A)の背面側に、エイミング機構E1(E2)取付用のブラケット131 ,132,133(134,135,136)が突出形成された構造であるが、このブラケット131,132,133(134,135,136)はいずれも薄肉に形成されて、弾性変形する前面カバー20およびリフレクター本体30A(36A)を介して作用する衝撃力によってブラケット131,132,133(134,135,136)が屈曲し易い構造となっている。
次に、自動車の衝突時に、図11に示すような衝撃力Fがヘッドランプに作用した場合について、本実施例の衝撃吸収構造について説明する。
衝撃力Fが小さい場合は、まず前面カバー20が後方に押圧され、エクステンションリフレクター34も前面カバー20と一体に弾性変形することで、衝撃が吸収される。
また、衝撃力Fが大きい場合(前面カバー20およびエクステンションリフレクター34の弾性変形で吸収しきれない大きさの衝撃力が作用した場合)には、前面カバー20側のボス50に固定されているエクステンションリフレクター34側の取付け固定部である有底筒部60に対し、エクステンションリフレクター本体34Aが環状V字溝66において切断されることで、衝撃力が吸収される。
さらに後方に弾性変形した前面カバー20や、環状V字溝66において切断分離されたエクステンションリフレクター本体34Aを介して、リフレクター30(36)の前縁部に衝撃力が作用した場合は、リフレクター30(36)の前縁部がV溝30a(36a)位置で屈曲されることで、衝撃力が吸収される。
さらに、リフレクター30(36)の前縁部の屈曲をしても吸収できない衝撃力は、従来の厚さよりも薄肉に形成されているエイミング機構取付用ブラケット131,132,133(134,135,136)が屈曲することで、吸収される。
また、本実施例では、エクステンションリフレクター34が前面カバー20に固定一体化されているので、灯具構成部品をヘッドランプとして組み立てる場合は、エクステンションリフレクターをランプボディに組み付けて光源ユニットU1,U2に対し位置決めした後、前面カバー20をランプボディ10に組み付けるという従来の組み付け工程に対し、エクステンションリフレクター34を予め取付け固定した前面カバー20を、光源ユニットU1,U2を収容したランプボディ10に組み付けるだけで、光源ユニットU1,U2に対しエクステンションリフレクター34を位置決めすることができ、ヘッドランプの組み付け工程が簡単である。
特に、エクステンションリフレクター34は、灯室S内の光源ユニットU1,U2と干渉しないように配置する必要があるが、前面カバー20とランプボディ10(に収容されている光源ユニットU1,U2)とは、前面カバー20側のシール脚21をランプボディ10側のシール溝11に係合する(前面カバー20をランプボディ10に組み付ける)ことで自ずと位置決めされるので、前面カバー20とエクステンションリフレクター34に設けるボス50と有底筒部60の位置を予め灯室S内の光源ユニットU1,U2の配置を考慮した位置(前面カバー20を介して灯室S内に配置されるエクステンションリフレクター34が灯室S内の光源ユニットU1,U2と干渉しない形態となる位置)に設定しておくことで、前面カバー20へのエクステンションリフレクター34の取付け作業が簡単となる。
なお、前記した実施例では、前面カバー20側のボス50とエクステンションリフレクター34側の有底筒部60(ボス係合孔62)とが締結ねじ(タッピングスクリュー)70で固定されているが、前面カバー20とエクステンションリフレクター34間の固定は、凹凸ランス係合その他の機械的固定手段であってもよい。
本発明の第1の実施例である自動車用ヘッドランプの正面図である。 同ヘッドランプの平面図である。 同ヘッドランプの水平断面図(図1に示す線III−IIIに沿う断面図)である。 同ヘッドランプの縦断面図(図1に示す線IV−IVに沿う断面図)である。 すれ違いビーム形成用光源ユニットを傾動調整するエイミング機構を示す図(図1に示す線V−Vに沿う断面図)である。 走行ビーム形成用光源ユニットを傾動調整するエイミング機構を示す図(図1に示す線VI−VIに沿う断面図)である。 エクステンションリフレクターの正面図である。 エクステンションリフレクターの平面図である。 エクステンションリフレクターの左側面図である。 前面カバー側のボスとエクステンションリフレクター側のボス係合穴を拡大して示す模式図である。 前面カバーに作用した衝撃力が吸収される作用を説明する説明図である。 従来の自動車用ヘッドランプの要部斜視図である。
符号の説明
10ランプボディ
20 前面カバー
S 灯室
31,37 光源であるバルブ
30,36 リフレクター
E1,E2 エイミング機構
32a,32b;38a,38b エイミング機構を構成するエイミングスクリュー
32c;38c エイミング機構を構成する玉継手
30A,36A リフレクター本体
30a,36a リフレクターの前縁部に設けられた脆弱部であるV字溝
U1,U2 光源ユニット
34 エクステンションリフレクター
34A エクステンションリフレクター本体
F 前面カバーに作用する衝撃力
50 前面カバーの背面側に凸設されたボス
60 前面カバーとの取付け固定部である有底筒部
62 エクステンションリフレクターの前面側に凹設されたボス係合穴
66 ボス係合穴の周りに形成された薄肉の脆弱部である環状V字溝
70 エクステンションリフレクターと前面カバーの機械的固定手段である締結ねじ(タッピングスクリュー)
131,132,133(134,135,136) エイミング機構取付用ブラケット

Claims (4)

  1. ランプボディと合成樹脂製前面カバーによって画成された灯室内に、光源とリフレクターを一体化した光源ユニットが収容され、前記光源ユニットを取り囲む合成樹脂製エクステンションリフレクターが前記前面カバーの内側に沿って配置されるとともに、前記前面カバーの少なくとも一部の領域が薄肉に形成された車両用灯具において、前記エクステンションリフレクターは、その周縁部における複数箇所が前記前面カバーに固定されるとともに、前記エクステンションリフレクターにおける前記前面カバーとの取付け固定部とエクステンションリフレクター本体との間に、前記前面カバーを介して作用する衝突時の衝撃により切断される薄肉の脆弱部が設られたことを特徴とする車両用灯具。
  2. 前記前面カバーの背面側にはボスが凸設され、前記エクステンションリフレクターにおける前記前面カバーとの取付け固定部は、前記エクステンションリフレクター本体の前面側に設けられた、前記ボスが係合するボス係合穴で構成されるとともに、前記エクステンションリフレクター本体における前記ボス係合穴の周りに前記脆弱部が設られたことを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
  3. 前記光源ユニットは、略放物面形状のリフレクターを備えた反射式光源ユニットとして構成され、前記リフレクターの前縁部に薄肉の脆弱部が設けられたことを特徴とする請求項1または2に記載の車両用灯具。
  4. 前記リフレクターは、エイミング機構によって傾動可能に支持されるとともに、前記リフレクター本体にエイミング機構取付用ブラケットが突設された構造で、前記ブラケットに薄肉の脆弱部が設けられたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の車両用灯具。
JP2005127721A 2005-04-26 2005-04-26 車両用灯具 Expired - Fee Related JP4400883B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005127721A JP4400883B2 (ja) 2005-04-26 2005-04-26 車両用灯具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005127721A JP4400883B2 (ja) 2005-04-26 2005-04-26 車両用灯具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006309960A true JP2006309960A (ja) 2006-11-09
JP4400883B2 JP4400883B2 (ja) 2010-01-20

Family

ID=37476641

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005127721A Expired - Fee Related JP4400883B2 (ja) 2005-04-26 2005-04-26 車両用灯具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4400883B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013239407A (ja) * 2012-05-17 2013-11-28 Toyota Motor Corp 車両用灯具構成部材の取付構造
EP3263404A1 (de) * 2016-07-01 2018-01-03 Automotive Lighting Reutlingen GmbH Beleuchtungseinrichtung für eine front eines kraftfahrzeugs

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104006345B (zh) * 2014-06-19 2016-08-24 奇瑞汽车股份有限公司 一种汽车前大灯结构

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013239407A (ja) * 2012-05-17 2013-11-28 Toyota Motor Corp 車両用灯具構成部材の取付構造
EP3263404A1 (de) * 2016-07-01 2018-01-03 Automotive Lighting Reutlingen GmbH Beleuchtungseinrichtung für eine front eines kraftfahrzeugs

Also Published As

Publication number Publication date
JP4400883B2 (ja) 2010-01-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4979565B2 (ja) 車両用灯具
JPH0740441B2 (ja) 自動車用前照灯装置
JP2007035547A (ja) 車両用前照灯
JP5368699B2 (ja) 車両用前照灯
JPH10199305A (ja) 投射型ランプ
JP4400883B2 (ja) 車両用灯具
JP2009158386A (ja) 車両用前照灯
US6079860A (en) Vehicular lighting device having a shade component
JP4218611B2 (ja) 車両用灯具、車両用灯具付き車両用アウトサイドミラー装置
JPH09306207A (ja) 車両用灯具
JP2010012927A (ja) 車体前部構造
US5453902A (en) Headlamp having improved mounting of inner lens
JP4070190B2 (ja) 車両用ヘッドランプ
JPH01175539A (ja) 自動車用ハイマウンテッドストップランプ
JP5225765B2 (ja) 車輌用前照灯
JP2593966B2 (ja) 投射型自動車用ヘッドランプ
US5365414A (en) Device for confirming optical-axis adjustment of automotive headlamp
KR101959798B1 (ko) 차량용 램프 및 그 조립 방법
JP2009292245A (ja) 車輌用灯具
GB2371851A (en) Vehicle headlamp incorporating indicator lamp
JP2004207061A (ja) 自動車のヘッドランプ取付け構造
JP4661288B2 (ja) 車両用灯具
JP2008265553A (ja) ランプベゼル取付構造
JP3223797B2 (ja) プロジェクタ型ヘッドランプ
JP3640862B2 (ja) 車両用ランプ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080324

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091015

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091023

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091023

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4400883

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121106

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121106

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131106

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees