JP2006308711A - 表示装置および表示装置の駆動方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】セレクタ駆動方式を採用する表示装置において、セレクトスイッチの相互間でフィードスルー電圧が異なると、それに伴って種々の問題が発生することが懸念される。
【解決手段】セレクタ駆動方式のアクティブマトリクス型液晶表示装置10において、制御回路15による制御の下に、液晶パネル16の外部から入力される制御パルスCSWに応答して、3個のバッファ14−1,14−2,14−3に供給する電源電圧を、これらバッファ14−1,14−2,14−3の駆動終了時に強制的に制御することで、バッファ14−1,14−2,14−3から出力されるドライブパルスHdrive1,Hdrive2,Hdrive3の立ち下がり波形をほぼ同じにし、バッファ14−1,14−2,14−3の特性ばらつきに起因するドライブパルスHdrive1,Hdrive2,Hdrive3の隣接フィードスルー電圧のばらつきを低減する。
【選択図】図1

Description

本発明は、表示装置および表示装置の駆動方法に関し、特に液晶セルやEL(electro luminescence)素子等の電気光学素子を含む画素が行列状に2次元配置されてなる平面型表示装置および当該表示装置の駆動方法に関する。
平面型表示装置、例えば画素の電気光学素子として液晶セルを用いた液晶表示装置において、液晶セルを含む画素が行列状に配置されてなる液晶パネルの駆動に当たって、行列状配置の各画素を行単位で順次選択走査しつつ、例えば液晶パネルの外部(以下、「パネル外部」と記述する場合もある)のドライバICから、液晶パネル上に画素列ごとに配線された信号線を介して映像信号を供給することにより、その選択行の各画素に対して映像信号の書込みが行われる。
ここで、液晶パネル上に画素列ごとに配線された信号線の各々と、これら信号線に対して映像信号を供給するパネル外部のドライバICの出力との関係を1対1の対応関係をもって設定したのでは、信号線の本数分だけ出力数を持つドライバICを用意する必要があるとともに、当該ドライバICと液晶パネルとの間を電気的に接続するのにその本数分の配線が必要になる。
このような観点から、液晶パネル上の信号線を、ドライバICの1つの出力に対して複数本を単位(組)として割り当て、この複数本の信号線を時分割にて順次選択する一方、その選択した信号線に対してドライバICの各出力毎に時系列で出力される映像信号を時分割で振り分けて供給することによって各信号線を駆動する、いわゆるセレクタ駆動方式(時分割駆動方式)が採用されている(例えば、特許文献1,2参照)。
具体的には、セレクタ駆動方式は、ドライバICの出力と液晶パネル上の信号線との関係を1対x(xは2以上の整数)の対応関係をもって設定し、ドライバICの1つの出力に対して割り当てられたx本の信号線をx時分割にて選択して駆動するという駆動方式である。このセレクタ駆動方式を採用することにより、ドライバICの出力数および当該ドライバICと液晶パネルとの間の配線数を、信号線の本数の1/xに削減可能になるために、その効果は極めて大きい。
特開平11−338438号公報 特開2001−134245号公報
上述したセレクタ駆動方式を採用する場合に、ドライバICから出力される1系統の映像信号(時系列信号)を、x本の信号線に対して時分割にて振り分けるためのスイッチ回路が液晶パネル上に形成されることになる。また、このスイッチ回路は、パネル外部から入力されるドライブ信号によって切替え制御が行われる。
図7は、セレクタ駆動方式におけるスイッチ回路およびその駆動回路の構成の一例を示す回路図である。
図7において、液晶パネル101上には、液晶セルを含む画素102が行列状に2次元配置されてなる画素アレイ部103が形成されている。この画素アレイ部103には、行列状配置の画素列ごとに信号線104−1,104−2,104−3,…が水平方向の画素数分だけ配線されている。
本例では、信号線104−1,104−2,104−3,…を例えば3本(x=3)ずつ単位(組)としている。これに伴って、3本の駆動線105−1,105−2,105−3が画素102の水平方向の配列に沿って配線され、さらに3本の信号線毎にスイッチ回路106−1,106−2,…が設けられている。
スイッチ回路106−1は、パネル外部から入力される映像信号SIG#1を伝送する伝送線107−1と信号線104−1,104−2,104−3の各々との間に接続された3つのスイッチ素子、例えばNMOSトランジスタからなるセレクトスイッチ108−1,108−2,108−3によって構成されている。セレクトスイッチ108−1,108−2,108−3の各ゲートは、3本の駆動線105−1,105−2,105−3にそれぞれ接続されている。
そして、これらセレクトスイッチ108−1,108−2,108−3は、パネル外部から入力されるドライブパルスHSW1,HSW2,HSW3がバッファ109−1,109−2,109−3を介して各ゲートに与えられることで、1系統の映像信号SIG#1を3本の信号線104−1,104−2,104−3に対して時分割にて振り分ける作用をなす。スイッチ回路106−2,…の各々も、スイッチ回路106−1と同じ構成となっている。
ところで、セレクトスイッチ108−1,108−2,108−3として用いられるMOSトランジスタ(本例では、NMOSトランジスタ)には、ゲートとソースおよびドレインの各電極間にオーバーラップ容量がある。また、MOSトランジスタのチャネル内にある電荷は、当該トランジスタがオフするときにソースとドレインに吸収される。そのため、セレクトスイッチ108−1,108−2,108−3がオフすることに伴って、ゲート電圧の変化量とオーバーラップ容量の積で求められる電荷とチャネル・チャージの一部が変化することになる。これが、セレクトスイッチ108−1,108−2,108−3のフィードスルー電圧である。
セレクタ駆動方式を採用する表示装置において、セレクトスイッチ108−1,108−2,108−3の相互間で上記フィードスルー電圧が異なると、それに伴って種々の問題が発生することが懸念される。このことについて、図8の波形図を用いて具体的に説明する。
例えば、セレクトスイッチ108−1,108−2,108−3をそれぞれ駆動するバッファ109−1,109−2,109−3の相互間に特性のばらつきがあると、ドライブパルスHSW1,HSW2,HSW3に基づいてバッファ109−1,109−2,109−3の各々から出力されるドライブパルスHdrive1,Hdrive2,Hdrive3の立ち下がり波形(立ち下がり時間)にはバッファ109−1,109−2,109−3毎にばらつきが生じる。
このように、ドライブパルスHdrive1,Hdrive2,Hdrive3の立ち下がり波形がバッファ109−1,109−2,109−3毎にばらつくと、これらドライブパルスHdrive1,Hdrive2,Hdrive3によって駆動される、相互に隣接するセレクトスイッチ108−1,108−2,108−3間においてフィードスルー電圧に誤差が生じるために、当該誤差が表示画面上に縦スジとなって現れ、画像の画質を損ねる一因となる。
また、3本の駆動線105−1,105−2,105−3には、配線抵抗や寄生容量が少なからず存在する。これら配線抵抗や寄生容量は、高精細化に伴う多画素化が進み、それに伴って駆動線105−1,105−2,105−3の配線長が長くなるとそれに連れて増加する。そして、3本の駆動線105−1,105−2,105−3の始端部(バッファ109−1,109−2,109−3の出力部)側と終端部側とで、配線抵抗や寄生容量に起因する伝搬遅延などにより、ドライブパルスHdrive1,Hdrive2,Hdrive3の立ち下がり波形に違いが生じる。
このように、ドライブパルスHdrive1,Hdrive2,Hdrive3の立ち下がり波形が水平方向の位置によって異なると、これらドライブパルスHdrive1,Hdrive2,Hdrive3によって駆動されるセレクトスイッチのフィードスルー電圧が水平方向の配設位置によって異なることになるために、信号線に保持される信号電圧にばらつきが生じ、画像の画質を損ねる一因となる。
そこで、本発明は、セレクタ駆動方式を採用する場合において、セレクトスイッチのフィードスルー電圧に起因する問題を解消した表示装置および表示装置の駆動方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、電気光学素子を含む画素が行列状に2次元配置されるとともに、当該行列状配置に対して画素列ごとに信号線が配線されてなる画素アレイ部と、前記信号線をx本(xは2以上の整数)ずつ組とし、当該組のx本の信号線を順次選択してその選択した信号線に映像信号を供給するx個のスイッチ素子からなるスイッチ回路群とを具備する表示装置において、前記スイッチ回路群の個々のスイッチ回路における前記x個のスイッチ素子をx個のバッファによってx本の駆動線を介してそれぞれ駆動するとともに、前記x個のバッファの駆動終了時に、当該x個のバッファに供給する電源電圧を強制的に制御する構成を採っている。
セレクタ駆動方式(時分割駆動方式)を採用する表示装置において、x個のバッファの駆動終了時に、これらx個のバッファに供給する電源電圧を強制的に制御する、例えばx個のバッファがオフ状態となる電圧に変える、あるいは一度中間電圧に保持することで、x個のバッファを経たx系統のドライブパルスの立ち下がり波形(または、立ち上がり波形)が同じ動作条件で変化するために、x系統のドライブパルス間で立ち下がり波形(または、立ち上がり波形)が同じになる。これにより、x個のセレクトスイッチとして例えばMOSトランジスタを用いた場合に、MOSスイッチのフィードスルー電圧が同じになる。
本発明によれば、セレクタ駆動方式の表示装置において、x個のバッファに供給する電源電圧を、当該x個のバッファの駆動終了時に強制的に制御することで、x個のスイッチ素子として用いるMOSスイッチのフィードスルー電圧が同じになるため、セレクトスイッチのフィードスルー電圧に起因する問題を解消できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る表示装置の全体構成の概略を示すシステム構成図である。ここでは、一例として、画素の電気光学素子として液晶セルを用いたアクティブマトリクス型液晶表示装置を例に挙げて説明するものとする。
図1に示すように、本実施形態に係るアクティブマトリクス型液晶表示装置10は、画素アレイ部11に加えて、当該画素アレイ部11の各画素を駆動する周辺回路、例えば垂直駆動回路12、スイッチ回路群13、バッファ群14および制御回路15を有し、これら周辺回路が画素アレイ部11と同一の基板(以下、「液晶パネル」と記述する)16上に形成され、当該液晶パネル16の外部に設けられたドライバIC17からN系統の映像信号SIG#1〜SIG#Nが入力される構成となっている。
画素アレイ部11は、電気光学素子である液晶セルを含む画素20が、透明絶縁基板、例えば第1のガラス基板(図示せず)上に行列状(m行、n列)に2次元配置され、この画素配置に対して画素行ごとに走査線18−1〜18−mが配線され、画素列ごとに信号線19−1〜19−nが配線された構成となっている。第1のガラス基板に対して、第2のガラス基板が所定の間隙を持って対向配置され、これら2枚のガラス基板間の間隙に液晶材料が封止されることによって上記液晶パネル16が構成されている。
図2は、画素(画素回路)20の回路構成の一例を示す回路図である。図2から明らかなように、画素20は、画素トランジスタ、例えばTFT(Thin Film Transistor;薄膜トランジスタ)21と、このTFT21のドレインに画素電極が接続された液晶セル22と、TFT21のドレインに一方の電極が接続された保持容量23とを有する構成となっている。ここで、液晶セル22は、画素電極とこれに対向して形成される対向電極との間に発生する液晶容量を意味する。
TFT21は、ゲートが走査線18(18−1〜18−m)に接続され、ソースが信号線19(19−1〜19−n)に接続されている。また、例えば、液晶セル22の対向電極と保持容量23の他方の電極がコモン線24に対して各画素共通に接続されている。そして、液晶セル22の対向電極には、コモン線24を介してコモン電圧(対向電極電圧)VCOMが各画素共通に与えられる。
垂直駆動回路12は、画素アレイ部11の例えば右側に配置されている。なお、ここでは、画素アレイ部11の右側に垂直駆動回路12を配置する構成を例に挙げて示したが、画素アレイ部11の左側に、あるいは画素アレイ部11の左右両側に垂直駆動回路12を配置する構成を採ることも可能である。垂直駆動回路12は、シフトレジスタやバッファ回路等によって構成され、垂直走査パルスを順に出力し、画素アレイ部11の走査線18−1〜18−mに与えることによって画素20を行単位で順次選択する。
ここで、本実施形態に係るアクティブマトリクス型液晶表示装置10では、液晶パネル16上の信号線19−1〜19−nの駆動方式として、セレクタ駆動方式(時分割駆動方式)を採用している。そのために、画素アレイ部11において、信号線19−1〜19−nを、例えば互いに隣り合うx本ずつ(xは2以上の整数)を組(単位)にしている。一例として、ここでは、x=3、即ち3時分割駆動としている。
液晶パネル16内には、その外部に設けられたドライバIC17から、n本の信号線19−1〜19−nに対してN(=n/3)系統の映像信号SIG#1〜SIG#Nが入力される。このN系統の映像信号SIG#1〜SIG#Nは、組となる3本の信号線分の信号が1H(Hは水平走査期間)毎に時系列で並んだ状態で入力され、スイッチ回路群13のN個のスイッチ回路13−1〜13−Nにそれぞれ供給される。
N個のスイッチ回路13−1〜13−Nは、液晶パネル16の外部から入力されるドライブパルスHSW1,HSW2,HSW3に基づいてバッファ群14の各バッファ14−1,14−2,14−3の各々から出力されるドライブパルスHdrive1,Hdrive2,Hdrive3に同期して、組となる3本の信号線を時分割にて順次選択し、その選択した信号線に対して映像信号SIG#1〜SIG#Nの各々を時分割で振り分けて供給する。
制御回路15は、液晶パネル16の外部から入力される制御パルスCSWに応答して、3個のバッファ14−1,14−2,14−3の駆動終了時に、これら3個のバッファ14−1,14−2,14−3に供給する電源電圧を強制的に制御する作用をなす。この制御回路15の具体的な実施例について以下に説明する。
[実施例1]
図3は、本発明の実施例1に係る制御回路15A、スイッチ回路群13およびバッファ群13の構成を示す回路図である。
図3において、スイッチ回路13−1は、液晶パネル16の外部から入力される映像信号SIG#1を伝送する伝送線31−1と信号線19−1,19−2,19−3の各々との間に接続された3つのスイッチ素子、例えばNMOSトランジスタからなるセレクトスイッチ32−1,32−2,32−3によって構成されている。セレクトスイッチ32−1,32−2,32−3の各ゲートは、3本の駆動線33−1,33−2,33−3にそれぞれ接続されている。
そして、これらセレクトスイッチ32−1,32−2,32−3は、液晶パネル16の外部から入力されるドライブパルスHSW1,HSW2,HSW3がバッファ13−1,13−2,13−3を経て、ドライブパルスHdrive1,Hdrive2,Hdrive3として各ゲートに与えられることで、1系統の映像信号SIG#1を3本の信号線19−1,19−2,19−3に対して時分割にて振り分ける作用をなす。スイッチ回路13−2〜13−nの各々も、スイッチ回路13−1と同じ構成となっている。
バッファ14−1は、例えば4個のインバータ34−1〜34−4が縦続接続された構成となっており、液晶パネル16の外部から入力されるアクティブHi(高レベル)のドライブパルスHSW1をバッファリングし、アクティブHiのドライブパルスHdrive1として、駆動線33−1を介してスイッチ回路13−1〜13−nに供給する。
4個のインバータ34−1〜34−4のうち、入力側の例えば3個のインバータ34−1〜34−3には電源VDDから直接電源電圧が供給されるようになっている。そして、最終段のインバータ34−4には、制御回路15の出力電圧が電源電圧として供給されるようになっている。バッファ14−2,14−3の各々も、バッファ14−1と同じ構成となっている。
制御回路15Aは、電源VDDから直接電源電圧が供給される例えば3個のインバータ35−1〜35−3が縦続接続された構成となっており、液晶パネル16の外部から入力されるアクティブHiの制御パルスCSWに応答して、当該制御パルスCSWと逆極性の出力電圧を発生し、当該出力電圧をバッファ14−1〜14−3の最終段のインバータ34−4にその電源電圧として供給する。これにより、バッファ14−1〜14−3に供給する電源電圧、本例では最終段のインバータ34−4に供給する電源電圧を、バッファ14−1〜14−3の駆動終了時に強制的に制御する。
制御パルスCSWは、図4の波形図に示すように、ドライブパルスHSW1〜HSW3が消滅する(高レベルから低レベルに遷移する)タイミングよりも早いタイミングでアクティブ状態になる、即ち低(Low)レベルから高(Hi)レベルに遷移する。これにより、制御回路15Aは、ドライブパルスHSW1〜HSW3に基づくバッファ14−1〜14−3の駆動終了タイミングよりも早いタイミングで、バッファ14−1〜14−3に供給する電源電圧を強制的に制御する。
具体的には、制御回路15Aは、制御パルスCSWが非アクティブ(Lowレベル)のときは、電源電圧レベルの出力電圧をバッファ14−1〜14−3の各最終段のインバータ34−4にその電源電圧として供給する。そして、制御パルスCSWがアクティブ(Hiレベル)のときは、バッファ14−1〜14−3の各最終段のインバータ34−4がオフ(非動作)状態となる電圧、即ちLowレベル(グランド(接地)レベル)の出力電圧をバッファ14−1〜14−3の各最終段のインバータ34−4にその電源電圧として供給することで、最終段のインバータ34−4を強制的にオフ状態にする。
上述したように、制御パルスCSWに基づく制御回路15Aの制御の下に、バッファ14−1〜14−3に供給する電源電圧、本例では各最終段のインバータ34−4に供給する電源電圧を、バッファ14−1〜14−3の駆動終了時に、各最終段のインバータ34−4がオフ状態となる電圧に強制的に変えることにより、これらバッファ14−1〜14−3の各最終段のインバータ34−4が同じタイミングで一斉にオフ状態となる。
バッファ14−1〜14−3の各最終段のインバータ34−4が同時にオフ状態になると、バッファ14−1〜14−3の相互間に特性のばらつき(インバータ34−1〜34−4、特に最終段のインバータ34−4を構成するトランジスタの特性ばらつき)があったとしても、ドライブパルスHSW1,HSW2,HSW3に基づいてバッファ14−1,14−2,14−3から出力されるドライブパルスHdrive1,Hdrive2,Hdrive3の立ち下がり波形(立ち下がり時間)はほぼ同じになる。すなわち、ドライブパルスHdrive1,Hdrive2,Hdrive3には、バッファ14−1,14−2,14−3の相互間の特性ばらつきに起因する立ち下がり波形のばらつきは生じない。
ドライブパルスHdrive1,Hdrive2,Hdrive3の立ち下がり波形が同じだと、これらドライブパルスHdrive1,Hdrive2,Hdrive3によって駆動される、相互に隣接する例えばNMOSトランジスタからなるセレクトスイッチ32−1,32−2,32−3間においてフィードスルー電圧に誤差が生じることがなく、当該フィードスルー電圧を均一化することができるため、表示画面上にフィードスルー電圧の誤差に起因する縦スジが発生せず、よって高品質にて画像表示を実現できる。
[実施例2]
図5は、本発明の実施例1に係る制御回路15B、スイッチ回路群13およびバッファ群13の構成を示す回路図であり、図中、図3と同等部分には同一符号を付して示している。
図5において、スイッチ回路群13およびバッファ群13の構成については図3の場合と同じであり、異なるのは、制御回路15Bの構成および動作のみである。
制御回路15Bは、電源VDDとグランドとの間に直列に接続された抵抗41,42および例えばNMOSトランジスタ43と、このNMOSトランジスタ43のゲートに出力端が接続されたインバータ45とを有する構成となっており、液晶パネル16の外部から入力されるアクティブLow(低レベル)の制御パルスCSWに応答して、バッファ14−1〜14−3に供給する電源電圧、本例では最終段のインバータ34−4に供給する電源電圧を、バッファ14−1〜14−3の駆動終了時に強制的に制御する。
制御パルスCSWは、図6の波形図に示すように、ドライブパルスHSW1〜HSW3が消滅する(高レベルから低レベルに遷移する)タイミングよりも早いタイミングでアクティブ状態になる、即ち高(Hi)レベルから低(Low)レベルに遷移する。これにより、制御回路15Bは、ドライブパルスHSW1〜HSW3に基づくバッファ14−1〜14−3の駆動終了タイミングよりも早いタイミングで、バッファ14−1〜14−3に供給する電源電圧を強制的に制御する。
具体的には、制御回路15Bは、制御パルスCSWが非アクティブ(Hiレベル)のときは、NMOSトランジスタ43がオフ状態になるために、電源電圧VDDをそのまま抵抗41を介して出力電圧として導出し、当該出力電圧をバッファ14−1〜14−3の各最終段のインバータ34−4にその電源電圧として供給する。
そして、制御パルスCSWがアクティブ(Lowレベル)のときは、NMOSトランジスタ43がオン状態になり、抵抗41,42による分圧回路が形成されるために、これら抵抗41,42の抵抗比によって決まる分圧電圧、即ち電源電圧VDDとグランドレベルとの中間電圧、例えば電源電圧VDDの略1/2の中間電圧を出力電圧として導出し、当該出力電圧をバッファ14−1〜14−3の各最終段のインバータ34−4にその電源電圧として供給する。制御回路15Bの出力電圧が中間電圧となる期間は、制御パルスCSWのアクティブ期間である。
上述したように、制御パルスCSWに基づく制御回路15Bの制御の下に、バッファ14−1〜14−3に供給する電源電圧、本例では各最終段のインバータ34−4に供給する電源電圧を、バッファ14−1〜14−3の駆動終了時に、一度中間電圧に保持することにより、バッファ14−1〜14−3の出力電圧、即ちドライブパルスHSW1,HSW2,HSW3に基づいてバッファ14−1,14−2,14−3から出力されるドライブパルスHdrive1,Hdrive2,Hdrive3の立ち下がり波形が、図6の波形図に示すように、同じタイミングで一斉に中間電圧Vcとなる。
その後、ドライブパルスHSW1,HSW2,HSW3に基づくバッファ14−1,14−2,14−3の出力電圧が中間電圧Vcを下回ることで、当該出力電圧の低下に応じてドライブパルスHdrive1,Hdrive2,Hdrive3は、中間電圧Vcから低下を開始する。
このように、バッファ14−1〜14−3の駆動終了時に、ドライブパルスHdrive1,Hdrive2,Hdrive3を電源電圧VDDから一度中間電圧Vcまで強制的に下げ、その後中間電圧Vcから再び低下を開始させることで、電源電圧VDDから一気に低下させる場合に比べて、バッファ14−1〜14−3の相互間に特性ばらつき(インバータ34−1〜34−4、特に最終段のインバータ34−4を構成するトランジスタの特性ばらつき)があったとしても、ドライブパルスHdrive1,Hdrive2,Hdrive3の立ち下がり波形(立ち下がり時間)がほぼ同じになる。
ドライブパルスHdrive1,Hdrive2,Hdrive3の立ち下がり波形が同じだと、実施例1の場合と同様に、これらドライブパルスHdrive1,Hdrive2,Hdrive3によって駆動される、相互に隣接する例えばNMOSトランジスタからなるセレクトスイッチ32−1,32−2,32−3間においてフィードスルー電圧に誤差が生じることがなく、当該フィードスルー電圧を均一化することができるため、表示画面上にフィードスルー電圧の誤差に起因する縦スジが発生せず、よって高品質にて画像表示を実現できる。
なお、上記各実施例では、スイッチ回路13−1〜13−Nの各セレクタスイッチとしてNMOSトランジスタを用いるとしたが、PMOSトランジスタを用いることも可能である。PMOSトランジスタを用いる場合は、上記各実施例の場合と論理を反転させ、ドライブパルスHdrive1,Hdrive2,Hdrive3の立ち上がり波形(立ち上がり時間)を制御するようにすれば良い。また、各セレクタスイッチとして、NMOSトランジスタとPMOSトランジスタを並列接続してなるトランスファスイッチ(アナログスイッチ)を用いることも可能である。
また、上記各実施例では、ドライブパルスHdrive1,Hdrive2,Hdrive3で対応するセレクタスイッチを一括して駆動する場合を例に挙げて説明したが、セレクタスイッチ毎にドライブパルスを生成し、バッファを介して個別に駆動する構成を採ることも可能である。
この駆動方式を採る場合にも、上記各実施例と同様に、セレクタスイッチの各々に対応した各バッファに供給する電源電圧を、これらバッファの駆動終了時に強制的に制御することで、各バッファから出力されるドライブパルスの立ち下がり波形または/および立ち上がり波形をほぼ同じにすることで、各バッファの特性ばらつきに起因するドライブパルスの隣接フィードスルー電圧のばらつきを低減することができる。
なお、上記実施形態では、画素の電気光学素子として液晶セルを用いた液晶表示装置に適用した場合を例に挙げて説明したが、本発明はこの適用例に限られるものではなく、画素の電気光学素子として例えばEL素子を用いたEL表示装置など、電気光学素子を含む画素が行列状に2次元配置されてなり、セレクタ駆動方式(時分割駆動方式)を採る平面型表示装置全般に適用可能である。
本発明の一実施形態に係る表示装置の全体構成の概略を示すシステム構成図である。 画素の回路構成の一例を示す回路図である。 本発明の実施例1に係る制御回路、スイッチ回路群およびバッファ群の構成を示す回路図である。 実施例1に係る制御回路の動作説明に供する波形図である。 本発明の実施例2に係る制御回路、スイッチ回路群およびバッファ群の構成を示す回路図である。 実施例2に係る制御回路の動作説明に供する波形図である。 従来例に係るスイッチ回路群およびバッファ群の構成を示す回路図である。 従来例の課題の説明に供する波形図である。
符号の説明
10…アクティブマトリクス型液晶表示装置、11…画素アレイ部、12…垂直駆動回路、13(13−1〜13−N)…スイッチ回路群、14(14−1〜14−3)…バッファ群、15,15A,15B…制御回路、16…液晶パネル、17…ドライバIC、18(18−1〜18−m)…走査線、19(19−1〜19−n)…信号線、20…画素、21…TFT(薄膜トランジスタ)、22…液晶セル、23…保持容量

Claims (4)

  1. 電気光学素子を含む画素が行列状に2次元配置されるとともに、当該行列状配置に対して画素列ごとに信号線が配線されてなる画素アレイ部と、
    前記信号線をx本(xは2以上の整数)ずつ組とし、当該組のx本の信号線を順次選択してその選択した信号線に映像信号を供給するx個のスイッチ素子からなるスイッチ回路群と、
    前記スイッチ回路群の個々のスイッチ回路における前記x個のスイッチ素子をx本の駆動線を介してそれぞれ駆動するx個のバッファと、
    前記x個のバッファの駆動終了時に、当該x個のバッファに供給する電源電圧を強制的に制御する制御手段と
    を具備することを特徴とする表示装置。
  2. 前記制御手段は、前記x個のバッファに供給する電源電圧を、前記駆動終了時に当該x個のバッファがオフ状態となる電圧に変える
    ことを特徴とする請求項1記載の表示装置。
  3. 前記制御手段は、前記x個のバッファに供給する電源電圧を、前記駆動終了時に一度中間電圧に保持する
    ことを特徴とする請求項1記載の表示装置。
  4. 電気光学素子を含む画素が行列状に2次元配置されるとともに、当該行列状配置に対して画素列ごとに信号線が配線されてなる画素アレイ部と、
    前記信号線をx本(xは2以上の整数)ずつ組とし、当該組のx本の信号線を順次選択してその選択した信号線に映像信号を供給するx個のスイッチ素子からなるスイッチ回路群とを具備する表示装置において、
    前記スイッチ回路群の個々のスイッチ回路における前記x個のスイッチ素子をx個のバッファによってx本の駆動線を介してそれぞれ駆動するとともに、
    前記x個のバッファの駆動終了時に、当該x個のバッファに供給する電源電圧を強制的に制御する
    ことを特徴とする表示装置の駆動方法。
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