JP2006306608A - 給紙装置 - Google Patents

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JP2006306608A JP2005134335A JP2005134335A JP2006306608A JP 2006306608 A JP2006306608 A JP 2006306608A JP 2005134335 A JP2005134335 A JP 2005134335A JP 2005134335 A JP2005134335 A JP 2005134335A JP 2006306608 A JP2006306608 A JP 2006306608A
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Abstract

【課題】ロールホルダを記録紙ロールへ取り付ける取付作業を容易にするとともに、コードを精度良く読み取る給紙装置を提供する。
【解決手段】センサ変位機構33を、外箱62、内箱63、センサホルダ64、圧縮バネ65から構成する。外箱62をプリンタ本体に固設し、内箱63をY軸方向に移動可能にする。センサホルダ64はコード読取センサ32を保持する。給紙トレイをY軸プラス方向に押し込むと、当接板39が受け部材66を押す。センサホルダ64に設けた係合ピン74は、内箱63に設けたガイド溝73、及び外箱62に設けたカム溝67に摺動する。コード読取センサ32は、コードが記録された巻芯の端面に近接する読取位置に移動する。フランジ13には把持部17を設けることが可能になる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、長尺な記録紙を巻芯に巻いた記録紙ロールをプリンタに装填するとともに記録紙ロールの巻芯の端面に記録されたコードを読み取る給紙装置に関する。
感熱プリンタでは、長尺な感熱記録紙(以下、記録紙)を巻芯に巻いた記録紙ロールが使用され、プリント後に規定のサイズにカットしている。このような感熱プリンタには、記録紙ロールをプリンタ本体に装填する給紙装置が備えられている。給紙装置には、プリンタ本体に着脱自在な給紙マガジンを用いるものや、プリンタ本体に対し引き出し可能な給紙トレイを用いるものがある。給紙マガジンを用いた場合には、給紙マガジンに記録紙ロールを収納した後、この給紙マガジンをプリンタ本体にセットすることにより、給紙ロールをプリンタ本体に装填することができる。給紙トレイを用いた場合には、給紙トレイを引き出して記録紙ロールを装着した後、この給紙トレイを押し込むことにより、給紙ロールをプリンタ本体に装填することができる。
給紙ロールは両端部に一対のロールホルダを取り付けた状態で、給紙マガジンや給紙トレイに収納または装着される。ロールホルダは、例えば記録紙ロールの端部に対面するフランジと、フランジに固設され巻芯の内周面に嵌合する嵌合部と、フランジの中央部に配置された回転軸と、フランジに固設され回転軸を回転自在に支持する軸支部とから構成される。
ところで、記録紙は熱感度によって記録濃度が変化することから、記録紙ロールの巻芯の端面に、記録紙の種類、熱感度、メーカ名等の情報を表すコードを記録し、このコードを読み取る技術が知られている。巻芯に記録されたコードは、ロールホルダのフランジに形成された読取孔から露呈するようにされており、コード読取センサによって読み取られる。読み取られたコード情報は画像記録に反映される。
前述した給紙マガジンが用いられる場合には、コード読取センサは給紙マガジン内に配置されるのが一般的である(例えば、特許文献1、2参照)。一方、前述した給紙トレイが用いられる場合には、コード読取センサは給紙トレイに設けられる場合と、プリンタ本体に設けられる場合とがある。コード読取センサを設けた側は構造が複雑化するため、オペレータが操作する給紙トレイの構造を簡素にしたいときには、コード読取センサはプリンタ本体に設けられる。また、コード読取センサをプリンタ本体に設けた場合には、オペレータが誤ってコード読取センサに接触して破損するのを防止することができる。
コード読取センサをプリンタ本体に設けた場合には、給紙トレイをプリンタ本体に押し込んで巻芯の端面をコード読取センサに対向させた後、記録紙ロールが回転したときにコードを読み取っている。コードを読み取る際には、読取精度を向上させるため、コードとコード読取センサとが近接していることが好ましい。
特開2003−267607号公報 特開2001−253608号公報
従来では、コード読取センサをプリンタ本体に設けた場合において、給紙トレイをプリンタ本体に押し込んだときに、ロールホルダとコード読取センサとが衝突するのを避けるため、コード読取センサをコードに近接した位置に配置するのが難しかった。このため、コード読取センサの読取精度を十分に高めることができなかった。
また、ロールホルダとコード読取センサとが衝突するのを避けるため、フランジの外側面にオペレータが把持する把持部、例えば回転軸を囲むような円筒状の突起を形成することができなかった。このため、記録紙ロールにロールホルダを取り付ける取付作業、及びロールホルダを取り付けた記録紙ロールを給紙トレイに装着する装着作業は手間がかかるものとなっていた。
本発明は、ロールホルダを記録紙ロールへ取り付ける取付作業、及び記録紙ロールを給紙トレイへ装着する装着作業を容易にするとともに、コードを精度良く読み取る給紙装置を提供することを目的とする。
本発明は、記録紙を巻芯に巻いた記録紙ロールの両端部に一対のロールホルダを取り付けて給紙トレイに装着し、この給紙トレイをプリンタ本体に押し込むことにより前記記録紙ロールを装填するとともに、装填後に前記巻芯の端面に記録されたコードを読み取る給紙装置に関し、前記プリンタ本体に設けられ前記巻芯の軸方向で前記巻芯の端面に近接して前記コードを読み取る読取位置及び前記巻芯の端面から離れる退避位置の間で変位するコード読取センサと、前記コード読取センサを、前記給紙トレイの押し込み動作に伴って前記読取位置に変位させ、前記給紙トレイの引き出し動作に伴って前記退避位置に変位させるセンサ変位機構とを備えたことを特徴とする。
前記センサ変位機構は、前記プリンタ本体に取り付けられたベース部材と、前記ベース部材に形成され前記給紙トレイの移動方向に沿うとともに前記巻芯の軸方向にリフト量を有するカム部と、前記カム部に係合し摺動する係合部材が設けられるとともに前記コード読取センサを支持する支持部材と、前記給紙トレイの押し込み動作に伴って前記支持部材を押し込み方向に移動させ、前記給紙トレイの引き出し動作に伴って前記支持部材を引き出し方向に移動させる支持部材移動部とから構成することが好ましい。前記給紙トレイを押し込むと前記支持部材の前記係合部材が前記カム部に摺動し、前記支持部材が軸方向に突出して前記コード読取センサが前記読取位置に移動することとなり、一方、前記給紙トレイを引き出すと前記支持部材の前記係合部材が前記カム部に摺動し、前記支持部材が軸方向に退避して前記コード読取センサが退避位置に移動することとなる。
前記支持部材移動部は、前記ベース部材に対して前記移動方向と同じ方向に移動する可動部材と、前記可動部材に形成され前記巻芯の軸方向に延びて前記係合部材が係合し摺動するガイド溝と、前記ベース部材に設けられ前記可動部材を前記引き出し方向に付勢する付勢部材と、前記給紙トレイに設けられ前記給紙トレイの押し込み動作に伴って前記可動部材に当接する当接部とから構成することが好ましい。前記給紙トレイを押し込むと前記当接部が前記可動部材に当接し、前記可動部材が押されて前記係合部材が前記カム部及び前記ガイド溝に摺動し、前記コード読取センサが前記読取位置に移動することとなり、一方、前記給紙トレイを引き出すと前記可動部材から前記当接部が離れ、前記可動部材が前記付勢部材の付勢力によって引き出し方向に押されて前記係合部材が前記カム部及び前記ガイド溝に摺動し、前記コード読取センサが前記退避位置に移動することとなる。
前記コードが記録された側の前記巻芯の端面に取り付けられる前記ロールホルダは、前記巻芯の端面に対向するフランジと、前記フランジの外側面から前記巻芯の軸方向に突出して形成された把持部とを有し、前記コード読取センサを前記把持部に当接しないようにして前記読取位置及び前記退避位置の間で変位させることが好ましい。
本発明は、プリンタ本体に設けられ巻芯の軸方向で巻芯の端面に近接してコードを読み取る読取位置、及び巻芯の端面から離れる退避位置の間で変位するコード読取センサと、コード読取センサを、給紙トレイの押し込み動作に伴って読取位置に変位させ、給紙トレイの引き出し動作に伴って退避位置に変位させるセンサ変位機構とを備えたので、ロールホルダとコード読取センサとが衝突する危険性がなくなるとともに、コード読取センサをコードに近接させて精度良く読み取ることが可能になる。また、ロールホルダに外方に突出する把持部を設けることが可能になり、ロールホルダを記録紙ロールへ取り付ける取付作業、及び記録紙ロールを給紙トレイへ装着する装着作業が容易になる。
図1に示す給紙装置2は、感熱プリンタ(以下、プリンタ)に備えられ、記録紙ロールユニット3を装填するとともに、装填後の記録紙ロールユニット3から感熱記録紙(以下、記録紙)4を送り出すものである。以下の説明においては、X、Y、Z座標系を用いて方向を示す。XY平面が水平面と平行にされている。なお、便宜上、Y軸マイナス方向を前方向、Z軸プラス方向を上方向等として方向を示すこともある。
図2に示すように、記録紙ロールユニット3は、記録紙ロール5と、この記録紙ロール5の両端部に取り付けられる一対のロールホルダ6,7とから構成される。記録紙ロール5は、長尺な記録紙4を巻芯8に巻いてロール状にしたものである。巻芯8の一方の端面8aには、コード9が印刷されて記録されている。このコード9は、2次元バーコードであり、記録紙4の種類、熱感度、メーカ名等の情報を表すものである。
ロールホルダ6は、記録紙ロール5の一方の端面に対向する円板状のフランジ13と、このフランジ13の内側面に固設され巻芯8の内周面に嵌合する嵌合部14と、フランジ13の中央部に配置された回転軸15と、フランジ13に固設され回転軸15を回転自在に支持する軸支部16と、フランジ13の外側面に固設され回転軸15及び軸支部16を囲む円筒状の把持部17とから構成される。フランジ13の把持部17は、オペレータによって把持される部位であり、この把持部17を設けたことによりロールホルダ6の操作性が向上する。フランジ13には、巻芯8に記録されたコード9を露呈させるための読取孔18が形成されている。ロールホルダ6を記録紙ロール5に取り付ける際には、コード9が読取孔18から露呈するようにして取り付ける。
ロールホルダ7は、前述したロールホルダ6とほぼ同様の構成であり、フランジ23と、嵌合部24と、回転軸25と、軸支部26と、把持部27とから構成される。ただし、ロールホルダ7には読取孔は形成されていない。記録紙ロール5の両端部に一対のロールホルダ6,7を取り付けると、記録紙ロール5及びフランジ13,23が一体となり、回転軸15,25を中心に回転自在となる。
図1に示すように、給紙装置2は、図示しないプリンタ本体に対してY軸方向に引き出し可能であり装填前の記録紙ロールユニット3を支持する給紙トレイ30と、プリンタ本体に設けられ装填後の記録紙ロールユニット3を支持する支持機構31と、プリンタ本体に設けられ装填後にコード9を読み取るコード読取センサ32及びこのコード読取センサ32を変位させるセンサ変位機構33と、プリンタ本体に設けられ記録紙ロールユニット3から記録紙4を送り出す搬送機構34とから構成される。
給紙トレイ30には、2枚の板状の第1支持部材35,36がX軸方向に並べて設けられている。第1支持部材35には、記録紙ロールユニット3の回転軸15を支持するU字状の第1支持溝35aが形成され、第2支持部材36には、回転軸25を支持するU字状の第1支持溝36aが形成されている。第1支持部材35,36の間隔は、把持部17,27の間隔より少し広くされている。
給紙トレイ30には、2本の可動レール37が設けられている。可動レール37には長さ方向に沿って凸部37aが形成されている。図示しないプリンタ本体には、2本の固定レール38が設けられている。固定レール38には長さ方向に沿って凹部38aが形成されている。可動レール37の凸部37aは固定レール38の凹部38aに嵌め合わされており、給紙トレイ30は凸部37aを凹部38aに摺動させながらY軸方向に移動する。可動レール37にはロックピン37bが設けられている。このロックピン37bは、給紙トレイ30が押し込まれて(Y軸プラス方向に移動して)一番奥まで達するとロックが可能な状態になり、画像記録時に図示しないロック機構によってロックされる。給紙トレイ30には当接板39が設けられており、この当接板39は給紙トレイ30の押し込み時にセンサ変位機構33の受け部材66に当接し、この受け部材66を移動させるものである。
支持機構31は、YZ平面に平行な2枚の保持板42,43を有している。保持板42は内側面で第2支持部材40を保持し、保持板43は内側面で第2支持部材41を保持している。保持板42,43の間隔は、記録紙ロールユニット3の回転軸15の端部から回転軸25の端部までの長さよりも若干長くされている。また、第2支持部材40,41の間隔は、第1支持部材35,36の間隔よりも広くされている。
第2支持部材40には記録紙ロールユニット3の回転軸15を支持する断面逆三角形状の第2支持溝40aが形成されている。第2支持溝40aの底部は、第1支持溝35aの底部よりも高くされている。これにより、第2支持溝40aに支持される回転軸15の支持高さは、第1支持溝35aに支持されるときよりも高くされる。第2支持部材40には、第2支持溝40aが形成された位置よりもY軸マイナス側にガイド面40bが形成されている。このガイド面40bは、回転軸15が第1支持部材35から第2支持部材40に受け渡されるときに、第2支持溝40aへと回転軸15をガイドするものである。第2支持部材40には、回転軸15を第2支持溝40aに押し付ける板バネ44が設けられている。
第2支持部材41は、第2支持部材40と同様に、第2支持溝41a及びガイド面41bが形成されており、板バネ45が設けられている。
第2支持部材40と保持板42との間には、スペーサ46と板バネ47とが設けられている。第2支持部材40はスペーサ46を介して保持板42に保持される。板バネ47は、保持板42に固定されており、記録紙ロールユニット3の装填時に回転軸15を軸方向(X軸プラス方向)に付勢して、記録紙ロールユニット3を軸方向で位置決めするものである。位置決めの際には、回転軸25の端部が保持板43に押し付けられる。
搬送機構34は、搬送ローラ48と、この搬送ローラ48を回転可能に保持する断面略L字形状の保持アーム49と、この保持アーム49を回転可能に保持する固定軸50と、搬送ローラ48を回転駆動させる図示しない駆動部とから構成される。固定軸50は図示しないプリンタ本体に固定されている。固定軸50には、ねじりコイルバネ51が設けられており、このねじりコイルバネ51の一端部が固定軸50に固定され、他端部が保持アーム49に形成された係合孔に掛けられている。これにより、保持アーム49は、X軸プラス側から見たときに、反時計回りに付勢される。
図3に示すように、コード読取センサ32は、コード9(図2参照)に照明光を照射する光源部60と、コード9を読み取る撮像部61とを備えている。光源部60には例えば発光ダイオードが用いられ、撮像部61には例えばCCDイメージセンサが用いられる。撮像部61で読み取ったコード情報は、プリンタの各部を制御する図示しないシステム制御部へと送られ、各部の制御を行う際に参照される。
センサ変位機構33は、外箱(ベース部材)62、内箱(可動部材)63、センサホルダ(支持部材)64、圧縮バネ(付勢部材)65、当接板(当接部)39(図1参照)から構成される。
外箱62は、Y軸マイナス方向及びX軸プラス方向に開いた箱体である。外箱62は、固定突起59に形成されたネジ孔59aを介して保持板42(図1参照)にネジ止めされ、プリンタ本体に対して固定される。外箱62の上板62a及び下板62bには、カム溝67が形成されている。このカム溝67は、一端部67a及び他端部67bがY軸方向に延びる溝とされており、中央部がY軸プラス方向に向かうにしたがってX軸プラス方向にリフトするように延びる溝とされている。上板62a及び下板62bには、内箱63の移動をガイドするガイド突起68,69が設けられている。このガイド突起68,69には、センサホルダ64を外箱62及び内箱63に組み込む際に、センサホルダ64の係合ピン74を案内する案内部68a,69aが設けられている。外箱62の後板62cには、圧縮バネ65の一端部が固定されている。この圧縮バネ65は、内箱63をY軸マイナス方向に付勢するものである。
内箱63は、X軸プラス方向に開いた箱体であり、外箱62の内側に組み込まれて外箱62に対してY軸方向にスライド移動する。内箱63が外箱62に対して移動するときには、上板63aが上板62a及びガイド突起68に摺動し、下板63bが下板62b及びガイド突起69に摺動し、さらに底板63eが底板62eに摺動する。内箱63の上板63a及び下板63bには、ガイド溝73が形成されている。このガイド溝73は、X軸方向に延びる溝である。内箱63の前板63dの外側には、給紙トレイ30が押し込まれたときに給紙トレイ30の当接板39(図1参照)が当接する受け部材66が固設されている。この受け部材66は、Y軸方向に弾性を有し、給紙トレイ30が過剰に押し込まれたときにクッションとなりセンサ変位機構33が破損するのを防ぐ役割も果たしている。
センサホルダ64は、X軸プラス方向に開いた箱体であり、内箱63の内側に組み込まれる。センサホルダ64には、コード読取センサ32が固定されている。センサホルダ64の上板64a及び下板64bには、それぞれ2本の係合ピン74が外方に突出するように設けられている。これらの係合ピン74は、センサ変位機構33が組み立てられたときに、外箱62のカム溝67及び内箱63のガイド溝73に係合する。また、センサホルダ64の上板64a及び下板64bには、係合ピン74と同じ方向に突出する突起75が設けられている。これらの突起75は、センサ変位機構33が組み立てられたときに、内箱63の上板63aまたは下板63bに接する。
以下、上記構成による作用について図1、及び図4〜図6を用いて説明する。なお、図5は、図4(A)及び図4(B)に対応し、また、図6は図4(C)に対応する。
図1に示すように、給紙トレイ30をY軸マイナス方向に引き出し、使用済みの記録紙ロールユニットを取り出すと、未使用の記録紙ロールユニット3が装着可能な状態になる。未使用の記録紙ロール5の両端部に一対のロールホルダ6,7を取り付けることで、未使用の記録紙ロールユニット3を構成することができる。ロールホルダ6を取り付ける際には把持部17を把持し、ロールホルダ7を取り付ける際には把持部27を把持することができるため、取付作業は簡単である。
記録紙ロールユニット3の回転軸15を第1支持部材35の第1支持溝35aに支持させ、回転軸25を第1支持部材36の第1支持溝36aに支持させることにより、記録紙ロールユニット3を給紙トレイ30に装着することができる。装着する際にも、把持部17,27を把持することができるため、装着作業は簡単である。記録紙ロールユニット3は、給紙トレイ30に対してY軸方向のみに位置決めされた状態になる。
給紙トレイ30をY軸プラス方向に押し込むと、その途中で回転軸15の端部が板バネ47からの力を受け、回転軸25の端部が保持板43に押し付けられて、記録紙ロールユニット3がプリンタ本体に対してX軸方向に微調整されて位置決めされる。給紙トレイ30をさらに押し込むと、回転軸15が第2支持部材40のガイド面40bに接触し、回転軸25が第2支持部材41のガイド面41bに接触する。各回転軸15,25は、各ガイド面40b,41bに沿って上方に移動し、やがて各板バネ44,45によりZ軸マイナス方向に力を受けながら各第2支持溝40a,41aに入り込む。これにより、記録紙ロールユニット3が第1支持部材35,36から第2支持部材40,41に受け渡されることになり、記録紙ロールユニット3がプリンタ本体に対してY軸方向及びZ軸方向で位置決めされる。このようにして給紙トレイ30の押し込み動作が行われ、記録紙ロールユニット3がプリンタ本体に装填される。
給紙トレイ30の押し込み動作が行われると、この動作に伴って記録紙ロール5がバネ付勢に抗して搬送ローラ48を押し戻し、搬送ローラ48が記録紙ロール5の周面に押し付けられる。
また、給紙トレイ30の押し込み動作が行われると、この動作に伴ってコード読取センサ32が移動する。給紙トレイ30が引き出された状態では、図4(A)及び図5に示すように、内箱63が圧縮バネ65によってY軸マイナス方向に付勢されている。係合ピン74はカム溝67の一端部67aに位置しており、コード読取センサ32は退避位置にある。
図4(B)に示すように、給紙トレイ30(図1参照)を押し込むと、フランジ13の把持部17の一部がコード読取センサ32のX軸プラス側を通過し、フランジ13を介して巻芯8(図2参照)の端面8aがコード読取センサ32に対面するとともに、当接板39と受け部材66とが当接する。給紙トレイ30をさらに押し込むと、内箱63が圧縮バネ65による付勢に抗してY軸プラス方向に移動する。係合ピン74はガイド溝73及びカム溝67に摺動し、コード読取センサ32は巻芯8の端面8aに対面した状態で少しずつX軸プラス方向へ移動する。
図4(C)及び図6に示すように、給紙トレイ30を一番奥まで押し込むと、係合ピン74はカム溝67の他端部67bへと移動し、コード読取センサ32は読取位置に移動する。この読取位置では、コード読取センサ32がフランジ13を介して巻芯8の端面8aにX方向で近接する位置である。このように、本発明のコード読取センサ32は退避位置と読取位置との間で移動するため、給紙トレイ30の押し込み時にコード読取センサ32と把持部17とが衝突することはない。
記録紙ロールユニット3の装填完了後、搬送ローラ48が図示しない駆動部により回転駆動すると、記録紙ロール5及びフランジ13,23が回転し、記録紙ロール5から記録紙4が送り出される。同時に、コード読取センサ32の光源部60から照明光が照射され、コード読取センサ32と読取孔18が対面したときに、撮像部61でコード9が読み取られる。ここで、コード読取センサ32はコード9に近接するため、コード9を確実に読み取ることができる。読み取られたコード情報は、システム制御部へと送られ、プリンタの各部の制御を行う際に参照される。記録紙ロール5から送り出された記録紙4には画像が記録され、記録された領域がカットされてプリンタ本体から排出される。
記録紙ロールユニット3の記録紙4を全て使用したときには、給紙トレイ30を引き出して使用済みの記録紙ロールユニットを未使用の記録紙ロールユニットに交換する。給紙トレイ30を引き出すと、記録紙ロールユニット3の各回転軸15,25が第2支持溝40a,41aから抜け出して、各ガイド面40b,41bへと移動する。給紙トレイ30をさらに引き出すと、やがて各回転軸15,25が第1支持溝35a,36aに支持される。給紙トレイ30が十分に引き出されると、使用済みの記録紙ロールユニットを取り出すことが可能になる。このようにして、給紙トレイ30の引き出し動作が行われる。
給紙トレイ30の引き出し動作が行われると、この動作に伴ってコード読取センサ32が移動する。給紙トレイ30が引き出されると、当接板39から受け部材66に加えられていた力が取り除かれ、内箱63が圧縮バネ65の付勢力を受けてY軸マイナス方向に移動する。係合ピン74は、ガイド溝73及びカム溝67に摺動し、コード読取センサ32はフランジ13に対面した状態で少しずつX軸マイナス方向に移動する。係合ピン74は、やがてカム溝67の一端部67aへと移動し、コード読取センサ32は退避位置に移動する。この後、フランジ13の把持部17の一部がコード読取センサ32のX軸プラス側を通過する。このように、本発明のコード読取センサ32は退避位置と読取位置との間で移動するため、給紙トレイ30の引き出し時にコード読取センサ32と把持部17とが衝突することはない。
なお、上記実施形態では、ロールホルダのフランジに読取孔を形成し、この読取孔からコードを露呈させることによりコードを読み取り可能な状態にしたが、フランジを透明な材料で形成することによりコードを読み取り可能な状態にしてもよい。
上記実施形態では、コードが2次元バーコードであったが、他の形態のコードであってもよい。例えば、巻芯の回転方向に沿って複数のコード素を並べた1次元のコードであってもよい。この場合には、コード読取センサを光源部及び受光部から構成し、センサの構造を簡素にすることができる。
上記実施形態では、外箱(ベース部材)に形成したカム溝は直線状であったが、Y軸プラス方向に向かうにしたがってX軸プラス方向に向かうように延びていればよく、曲線状であってもよい。また、上記実施形態では、カム部はカム溝であったが、カム突起であってもよい。
上記実施形態では、センサ変位機構を、外箱(ベース部材)、内箱(可動部材)、センサホルダ(支持部材)、圧縮バネ(付勢部材)等から構成したが、給紙トレイの移動に伴ってコード読取センサを読取位置と退避位置との間で移動させることが可能であればよく、上記構成に限られない。
本発明は、記録紙ロールを使用する感熱プリンタ以外の各種プリンタ、例えば、インクジェットプリンタ、写真プリンタなどに用いることができる。
給紙トレイ引き出し時の給紙装置の外観斜視図である。 記録紙ロールユニットの分解斜視図である。 コード読取センサ及びセンサ変位機構の分解斜視図である。 コード読取センサの変位動作を説明する説明図である。 コード読取センサが退避位置にあるときのセンサ変位機構の斜視図である。 コード読取センサが読取位置にあるときのセンサ変位機構の斜視図である。
符号の説明
2 給紙装置
3 記録紙ロールユニット
6,7 ロールホルダ
8 巻芯
9 コード
17,27 把持部
30 給紙トレイ
32 コード読取センサ
33 センサ変位機構
62 外箱
63 内箱
64 センサホルダ
67 カム溝
73 ガイド溝
74 係合ピン

Claims (4)

  1. 記録紙を巻芯に巻いた記録紙ロールの両端部に一対のロールホルダを取り付けて給紙トレイに装着し、この給紙トレイをプリンタ本体に押し込むことにより前記記録紙ロールを装填するとともに、装填後に前記巻芯の端面に記録されたコードを読み取る給紙装置において、
    前記プリンタ本体に設けられ、前記巻芯の軸方向で前記巻芯の端面に近接して前記コードを読み取る読取位置、及び前記巻芯の端面から離れる退避位置の間で変位するコード読取センサと、
    前記コード読取センサを、前記給紙トレイの押し込み動作に伴って前記読取位置に変位させ、前記給紙トレイの引き出し動作に伴って前記退避位置に変位させるセンサ変位機構とを備えたことを特徴とする給紙装置。
  2. 前記センサ変位機構は、前記プリンタ本体に取り付けられたベース部材と、
    前記ベース部材に形成され、前記給紙トレイの移動方向に沿うとともに前記巻芯の軸方向にリフト量を有するカム部と、
    前記カム部に係合し摺動する係合部材が設けられるとともに前記コード読取センサを支持する支持部材と、
    前記給紙トレイの押し込み動作に伴って前記支持部材を押し込み方向に移動させ、前記給紙トレイの引き出し動作に伴って前記支持部材を引き出し方向に移動させる支持部材移動部とから構成されることを特徴とする請求項1記載の給紙装置。
  3. 前記支持部材移動部は、前記ベース部材に対して前記給紙トレイの移動方向と同じ方向に移動する可動部材と、
    前記可動部材に前記巻芯の軸方向に延びて形成され前記係合部材が係合し摺動するガイド溝と、
    前記ベース部材に設けられ前記可動部材を前記引き出し方向に付勢する付勢部材と、
    前記給紙トレイに設けられ前記給紙トレイの押し込み動作に伴って前記可動部材に当接する当接部とから構成されることを特徴とする請求項2記載の給紙装置。
  4. 前記コードが記録された側の前記巻芯の端面に取り付けられる前記ロールホルダは、前記巻芯の端面に対向するフランジと、前記フランジの外側面から前記巻芯の軸方向に突出して形成された把持部とを有し、前記コード読取センサは前記把持部に当接しないようにして前記読取位置及び前記退避位置の間で変位することを特徴とする請求項1ないし3いずれか1項記載の給紙装置。


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