JP2006305632A - トランスファプレスのフィードバー駆動装置 - Google Patents

トランスファプレスのフィードバー駆動装置 Download PDF

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Abstract

【課題】装置構成の簡素化及びコンパクト化を図ると共に、装置の円滑作動を保証しながら高速化を実現可能なトランスファプレスのフィードバー駆動装置を提供すること。
【解決手段】ランスファプレス適所でワーク送り方向に配置されるフィードバー10を駆動する。フィードバー10をワーク送り方向にリニアガイド15を介して移動可能に支持ガイドする担持ベース12を有し、フィードバー10及び担持ベース12相互間にリニアモータ29が配置構成される。担持ベース12側にリニアモータ29の固定部を設けると共に、フィードバー10側にリニアモータ29の移動部を設け、担持ベース12に対してフィードバー10が移動するトランスファプレスのフィードバー駆動装置。
【選択図】図3

Description

本発明は、例えば板金加工に用いられるトランスファプレスにおけるフィードバー駆動装置に関する。
トランスファプレスにはワーク送りを行うためのフィードバー駆動装置が使用されている。
この種の従来装置としては、フィードバーが上下及び左右方向に移動可能であり、一方、前後方向の移動が拘束されるように連結されたフィードキャリアと、フィードキャリアを前後移動させるフィードユニットを備えたものが知られている。
この装置のフィードユニットは、回転モータとそのモータの出力軸の回転運動を往復運動に変換してフィードキャリアに伝達する伝達機構を備えている。
なお、具体的な装置としては、例えば特許文献1に開示されたトランスファフィーダ装置等が知られている。
この特許文献1に係る装置においても、フィードキャリアを含むかなりの重量物を往復動させるようになっている。
実開昭58−66045号公報
しかしながら、従来装置ではフィードキャリアを介してフィードバーに駆動力を伝達するように構成されており、フィードバーそれ自体かなりの重量があり、フィードキャリア分の慣性重量が加算されると、フィード用駆動モータに対して相当な負荷が加わる。
また、動力伝達機構を構成する部品同士の連結部には必ずガタが存在し、そのガタにより動力伝達効率が悪くなり、駆動モータや動力伝達機構が大型化せざるを得なかった。
更に、従来装置では部品点数が多いため、部品加工や組立工数が多大になる上、保守点検等も煩雑になる等の問題があった。
そのためラック・ピニオン機構やボール螺子機構といった機械的手段を使わない方法、例えば、リニアーモータを使った方法を出願人は考えた。
しかし、リニアーモータの場合は、コイルと磁石との間に極めて強力な磁着力が作用するために特別な工夫が必要である。
本発明はかかる実情に鑑み、装置構成の簡素化及びコンパクト化を図ると共に、装置の円滑作動を保証しながら高速化を実現可能なトランスファプレスのフィードバー駆動装置を提供することを目的とする。
即ち、本発明は、(1)、トランスファプレス適所でワーク送り方向に配置されるフィードバーを駆動するためのフィードバー駆動装置であって、前記フィードバーをワーク送り方向にリニアガイドを介して移動可能に支持ガイドする担持ベースを有し、前記フィードバー及び前記担持ベース相互間にリニアモータが配置構成され、該リニアモータによって前記フィードバーを駆動するようにしたトランスファプレスのフィードバー駆動装置に存する。
また、本発明は、(2)、前記担持ベース側に前記リニアモータの固定部を設けると共に、前記フィードバー側に前記リニアモータの移動部を設け、前記担持ベースに対して前記フィードバーが移動する上記(1)に記載のトランスファプレスのフィードバー駆動装置に存する。
また、本発明は、(3)、前記フィードバーは、相対する複数のリニアモータによって駆動される上記(1)に記載のトランスファプレスのフィードバー駆動装置に存する。
また、本発明は、(4)、前記リニアモータの固定部は電磁コイルにより構成され、前記移動部は磁石片により構成される上記(2)に記載のトランスファプレスのフィードバー駆動装置に存する。
また、本発明は、(5)、前記担持ベースは、フィードバーを囲む矩形のブラケットよりなる上記(2)に記載のトランスファプレスのフィードバー駆動装置に存する。
また、本発明は、(6)、前記リニアモータの固定部は側方ブラケットの両内側に設け、移動部はフィードバーの両側面に設け、フィードバーの上面にはガイドレールを設け、上方ブラケットの下面にはガイドブロックを設けた上記(5)に記載のトランスファプレスのフィードバー駆動装置に存する。
また、本発明は、(7)、前記フィードバー側と係合してその移動量を検出するフィードバー位置検出手段を有する上記(2)に記載のトランスファプレスのフィードバー駆動装置に存する。
また、本発明は、(8)、前記フィードバー位置検出手段は、前記フィードバー側に付設され側方に突出形成されたラックと、前記担持ベース側に支持され前記ラックと係合するピニオンと、このピニオンの回転軸に装着されたエンコーダとを含む上記(7)に記載のトランスファプレスのフィードバー駆動装置に存する。
尚、本発明の目的に沿ったものであれば上記(1)から(8)を適宜組み合わせた構成も当然採用可能である。
本発明によれば、回転運動を往復直線運動に変換する必要がなくなるため、部品点数を大幅に減少させることができる。
これにより装置の簡素化を図り、また組付工数の削減を図ることもできる。
また、フィードキャリアを介してフィードバーを動かす必要がなくなり、可動部分の慣性重量が軽量化されフィードバーの高速化が可能になる。
その上、各駆動モータ類の容量を実質的に小さくすることができ、これにより省エネルギー化を実現することができる。
また、嵩張るフィードユニットがなくなるため、装置全体を小さく構成することができるので作業スペースを大幅に増大することが可能となる。
これにより作業性が大きく改善される。
また、フィードバーの位置検出を行う際、フィードバー側に取り付けたラックから直接に信号を取り出すことで、フィードバーの位置制御を格段に正確に行うことができる。
更に、リニアモータのコイルが固定部分に配置されているため、動力配線が固定されることで破損等の危険がなく、高い安全性を確保することができる。
また水平方向に一対のリニアモータ29を備えることにより、ガイドブロック31とガイドレール30とにはフィードバー10から下方の重量が加わるだけとなり、リニアモータ29の強力な磁着力の影響を回避することができる。
以下、図面に基づき、本発明によるトランスファプレスのフィードバー駆動装置の好適な実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施形態におけるフィードバー駆動装置の全体構成例を概略的に示している。
アプライト1の内側領域に図示しないプレスマシンが配置され、その金型を左右両側から挟むように一対のフィードバー10が配置される。
フィードバー10は、後述するように本発明の駆動装置によりワーク搬送方向(前後方向X)、クランプ方向(左右方向Y)及びリフト方向(上下方向Z)に駆動されるようになっている。
フィードバー10は、この例では前後方向の2適所でクランプ・リフト装置11によって支持されると共に、これらのクランプ・リフト装置11により左右方向及び上下方向に移動可能となっている。
この場合、前方側のクランプ・リフト装置11Aはフィードバー10を下側から支持し、後方側のクランプ・リフト装置11Bはフィードバー10を上側から支持する。
これらのクランプ・リフト装置11A、クランプ・リフト装置11Bは、フィードバー10を、前者が下側から支持し、後者が上側から支持するようになっているため、後述するリニアモータの部分におけるフィードバー10と担持ベース12の構造が少し異なるものとなるが、それ以外は駆動機構も含めて実質的に同じである。
すなわち、図1のクランプ・リフト装置11Aは、フィードバー側のガイドレール30A、担持ベース側のガイドブロック31Aとの摺動関係となっているが(図2参照)、クランプ・リフト装置11Bのそれらとは異なっている(図3参照)。
図2は、クランプ・リフト装置11(11A)の具体的構成例を説明する図である。
図において、クランプ・リフト装置11Aは、フィードバー10をワーク送り方向に移動可能に支持ガイドする担持ベース12を有し、この担持ベース12はクランプキャリア13によって支持される。
クランプキャリア13は上下動するリフト駆動用ラック軸14を有し、その先端にて担持ベース12を支持する。
リフト駆動用ラック軸14と平行にリフトガイド15が付設され、これらにより担持ベース12が昇降駆動される。
クランプキャリア13は、各フィードバー10の下方に対向配置され、リフト駆動用ラック軸14と噛合するピニオン16の回転によりリフト駆動用ラック軸14を上下動させるようになっている。
ピニオン16は駆動軸17によって回転駆動されるが、この場合、駆動軸17は例えばスプラインシャフトとして構成されている。
両者はスプライン係合することで駆動軸17の軸方向には相対的に移動(Y方向)可能である。
駆動軸17はギア18(例えばベベルギア)を介して、リフト用サーボモータ19によって駆動される減速機20と結合する。
リフト用サーボモータ19が作動することで、減速機20及びギア18を介して駆動軸17を回転させ、更に上述のピニオン16を介してリフト駆動用ラック軸14を上下動させることができる。
なお、減速機20の出力軸21の途中の適所には、別のラック22と噛合するピニオン23が取り付けられており、ラック22はリフトバランサ24と連結している。
このリフトバランサ24によってフィードバー10の昇降時の荷重バランスをとることが可能である。
クランプキャリア13は、それぞれ左右方向Y、すなわち各フィードバー10と直交する方向に移動可能である。
この場合、左右方向Yに沿って配置されたガイド25は、クランプキャリア13を支持ガイドするものである。
左右2つのクランプキャリア13の中央部にはクランプ駆動用ピニオン26が配置され、各クランプキャリア13から延出する上下のクランプ駆動用ラック27がクランプ駆動用ピニオン26と噛合する。
クランプ駆動用ピニオン26はクランプ用サーボモータ28によって回転駆動される。
クランプ用サーボモータ28が回転することで、左右2つのクランプキャリア13が左右対称の動きをし、即ち相互に接近し、あるいは離間する。
さて、フィードバー駆動装置は、フィードバー10及び担持ベース12相互間に、次に述べるリニアモータが配置構成され、該リニアモータによってフィードバー10を駆動するようにしている。
ここで、図3は、リニアモータ29まわりの構成例を、斜め上方から概略的に示している。
また図4は、リニアモータ29まわりの構成例を、斜め下方から概略的に示している。
リニアモータ29はクランプ・リフト装置11を利用して、もしくは付随するかたちで構成される。
図3及び図4は、前述したフィードバー10を上側から支持する後方側のクランプ・リフト装置11B側に設けたリニアモータ29(図1参照)の例を示している。
従って、図2に示す前方側のクランプ・リフト装置11Aとは、フィードバー10と担持ベース12の配設位置が上下逆になった点で少し異なり、それ以外は駆動機構も含めて実質的に同じである。
フィードバー10は、中空で矩形に形成され、その上面にガイドレール30が設けられている。
担持ベース12は、左右両側と下方にブラケット部32(上方ブラケット32A,左の側方ブラケット32B,右の側方ブラケット32B,下方ブラケット32C)を備えて、フィードバー10の周囲を囲むように形成されている。
なお、下方にあるブラケット部分は図に示すように一定間隔で渡し板を設けたものでもよく、平面板としてもよい。
そして担持ベース12は、クランプキャリア13のリフト駆動用ラック軸14及びリフトガイド15を介して、最終的にはクランプ・リフト装置11Bによって上方から支持される。
担持ベース12の上方ブラケット32Aの下面には、ガイドブロック31が設けられ、上記フィードバー10のガイドレール30とでいわゆるリニアガイドを構成する。
これにより、フィードバー10のガイドレール30は上方ブラケット32Aのガイドブロック31にガイドされてスライドし、フィードバー10はワーク搬送方向(前後方向X)に円滑に移動する。
すなわちフィードバー10は、ガイドブロック31に支持されて図の紙面と垂直方向にスライドする。
担持ベース12側にリニアモータ29の固定部を設けると共に、フィードバー10側にリニアモータ29の移動部を設ける。
この場合、担持ベース12の左右の側方ブラケット部32B,32B,の両内側に固定部が配設されている。
リニアモータ29の固定部は前後方向Xに沿って所定ピッチで列設された電磁コイル33により構成される。
一方、移動部は、フィードバー10の両側面に設けられており、前後方向Xに沿って所定ピッチで列設された複数の磁石片34により構成される。
リニアモータ29の固定部を担持ベース側に設けることにより、電磁コイル用の配線の動きを回避できる。
ここで本発明では、上述したように、フィードバー10は上方で移動可能に支持されており、側面においてリニアモータ29によって駆動力が与えられる。
担持ベース12は、上述したように、左右両側と下方にブラケット部32を備えており、左の側方ブラケットに固定部である電磁コイル33を配置させ、フィードバー10の左側面に移動部である磁石片34を配置している。
同様に右の側方ブラケットにも固定部である電磁コイル33を配置させ、フィードバー10の右側面にも移動部である磁石片34を配置している。
このように、水平方向に一対のリニアモータ29を備えることにより、両方向で引き合う力が相殺されて無負荷の状態となり、ガイドブロック31とガイドレール30とに力学的負担を与えない。
その結果、ガイドブロック31とガイドレール30とには、フィードバー10から下方の重量(ワーク等)が加わるだけとなり、リニアモータ29の強力な磁着力の影響を受けない。
因みに、上方にリニアモータ29を設けると、磁着力によりガイドブロック31とガイドレール30との間に極めて大きい摩擦力が発生しガイドブロック31とガイドレール30との間の力学的負担が厳しいものとなる。
更に本発明では担持ベース12が、左右両側と下方にブラケット部32を備えて、フィードバー10の周囲を囲むように形成されていることから、ブラケット全体が強固な構造となってリニアモータ29の磁着作用にも十分耐えることができる。
一方、本装置は、リニアモータ29の移動部と係合して、その移動量を検出するフィードバー位置検出手段を有する。
このフィードバー位置検出手段は、フィードバー10側に付設されたラック35と、担持ベース12側に支持され、ラック35と係合するアイドル歯車やピニオン36と、このピニオン36の回転軸に装着されたエンコーダ37とを含む。
ワークの搬出領域(すなわち後方側のクランプ・リフト装置側)には搬出用のベルトコンベアーを配置する必要上、担持ベース12やフィードバー10の下方に、極力、空間を確保しなければならない。
そのため、ラック35はフィードバー10から直接外方(すなわち側方)に延設することが好ましい。
なお、リニアモータ29は後方側のクランプ・リフト装置11Bにのみ設けることもでき、或いは前方側のクランプ・リフト装置11A側及びクランプ・リフト装置11B側の両方に設けることができる。
ここでさらに、図6は、本発明の実施形態におけるフィードバー駆動装置における制御ブロック図である。
クランプ・リフト装置側及びクランプ・リフト装置11Bのリフト用サーボモータ19(Z軸(11A),Z軸(11B))及びクランプ用サーボモータ28(Y軸(11A),Y軸(11B))は、コントローラによって所定速度、所定タイミングで作動するように制御される。
また、コントローラによりリニアモータ29の電磁コイル33(固定側)に対して、所定の作動信号を送出することで該リニアモータ29が駆動制御される。
リニアモータ29の作動でフィードバー10が前後方向X(フィード軸)に沿って移動し、その際フィードバー10側に付設されたラック35を介して、担持ベース12側に支持されたピニオン36が回転する。
このピニオン36の回転によりエンコーダ37が作動し、エンコーダ37の出力信号がコントローラにフィードバックされ、これによりフィードバー10の前後方向Xの位置を正確に検出することができる。
上記構成の本発明によるフィードバー駆動装置において、プレスマシンの作動と連動もしくは同期して、フィードバー駆動装置が作動する。
この場合、図1に示されるように基点Оに位置するフィードバー10は先ず、クランプ用サーボモータ28が作動することでラック22及び左右2つのクランプキャリア13を介して、相互に接近する。
フィードバー10が所定位置まで接近することで、フィードバー10に搭載したワーク保持手段(図示しない)がワーク(図示しない)を保持する。
その後、リフト用サーボモータ19が作動することで結果的に駆動軸17が回転し、ピニオン16を介してリフト駆動用ラック軸14、従って担持ベース12が上昇する。
これによりフィードバー10が所定の高さ位置まで上昇する。
次に、リニアモータ29の電磁コイル33に通電することで移動側の磁石片34、従ってこれと結合しているフィードバー10がワーク搬送方向(前後方向X)に駆動される。
この場合、フィードバー10の移動速度及び移動量、即ちワークの搬送ストロークはコントローラによって設定制御される。
これによりワーク保持手段を介して保持されたワークを所定距離だけ搬送することができるが、このときフィードバー10と共に移動するラック35によってピニオン36が回転する(図3参照)。
この回転により得られるエンコーダ37の出力信号がコントローラにフィードバックされ、フィードバー10のワーク搬送方向(前後方向X)位置を正確且つ実質的にリアルタイムで把握することができる。
フィードバー10はさらに、リフト用サーボモータ19が上記とは逆に作動することで降下する。
このときワーク保持手段を介して保持されたワークがプレスマシンの金型にセットされる。
次に、クランプ用サーボモータ28が上記とは逆に作動することで、左右2つのクランプキャリア13、従って一対のフィードバー10が離間し、ワーク保持手段がワークから離脱する。
リニアモータ29には再び通電されるが、この場合上記とは逆方向に駆動され、これによりフィードバー10がワーク搬送方向とは逆方向に駆動され、基点Оに復帰する。
このようにフィードバー駆動装置の1サイクルが完了するが、必要に応じたサイクル回数だけ反復される。
以上、フィードバー駆動装置の作動につき概略説明したが、本発明によれば先ず、フィードバー10を駆動(ワーク搬送方向)するために回転運動を往復直線運動に変換する必要がなくなる。
そのための運動変換機構を設けなくてもよいので、部品点数を大幅に減少させることができ、これにより装置の簡素化を図り、また組付工数の削減を図ることもできる。
また、従来のようにかなりの重量物でなるフィードキャリアを介してフィードバーを動かす必要がなくなり、可動部分の慣性重量が軽量化しフィードバー10の高速化が可能になる。
因みに、従来では図1に一点鎖線で示したように、かなり大掛かりなフィードユニット100を装備していた。
本発明ではその上、各駆動モータ類の容量を実質的に小さくすることができ、これにより省エネルギー化を実現することができる。
また、嵩張るフィードユニットがなくなるため、装置全体を小さく構成することができることとなり、作業スペースを大幅に増大することが可能になる。
これにより作業性が一段と改善される。
更に、フィードバー10の位置検出を行う際、フィードバー10側に取り付けたラック35から直接に信号を取り出すことで、フィードバー10の位置制御を格段に正確に行うことができる。
しかもフィードバー側から側方に突出形成されたラックであるためにフィードバーや担持ベースの下方に空間をその分取れ、搬出のためのコンベア等を十分配設することができる。
また、リニアモータ29の電磁コイル33が固定部分に配置されているため、動力配線が動くことなく安定した状態となる。
このように配線が所定位置に固定されるため、その破損等の危険がなく、高い安全性を確保することができる。
クランプ・リフト装置11Bは、フィードバー10を上側から支持するので下方に搬出するコンベアが配置される空間が確保できる。
また水平方向に一対のリニアモータ29を備えることにより、ガイドブロック31とガイドレール30とにはフィードバー10から下方の重量が加わるだけで、リニアモータ29の強力な磁着力の影響を受けることはない。
以上、本発明を実施形態とともに説明したが、本発明はこれらの実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲内で変更等が可能である。
例えば、フィードバー10の側面において、リニアモータを構成する例を説明したが、部品スペース等が許容されれば、上下面等に配置構成することも当然可能である。
また、電磁コイル33は前述したように固定部に設ける方が好ましいが、原理的には移動側に設けることも可能である。
また、クランプ・リフト装置における担持ベースとフィードバーの上下位置関係は、搬入側と搬出側とで異なるようにすることも同じようにすることも可能である。
本発明は、板金加工等に用いられるトランスファプレスのフィードバー駆動装置に関するものであるが、その原理を応用する限り、他の製造装置のワーク送りにも適用可能である。
本発明の実施形態に係るフィードバー駆動装置の全体概略構成を示す斜視図である。 本発明の実施形態におけるクランプ・リフト装置の具体的構成例を示す斜視図である。 本発明の実施形態におけるリニアモータまわりの構成例を示す斜視図である。 本発明の実施形態におけるリニアモータまわりの構成例を示す斜視図である。 本発明の実施形態におけるリニアモータまわりの断面図である。 本発明の実施形態におけるフィードバー駆動装置の制御ブロック図である。
符号の説明
10 フィードバー
11(11A,11B) クランプ・リフト装置
12 担持ベース
13 クランプキャリア
14 リフト駆動用ラック軸
15 リフトガイド
16 ピニオン
17 駆動軸
19 リフト用サーボモータ
20 減速機
21 出力軸
22 ラック
23 ピニオン
24 リフトバランサ
25 ガイド
26 クランプ駆動用ピニオン
27 クランプ駆動用ラック
28 クランプ用サーボモータ
29 リニアモータ
30,30A ガイドレール
31,31A ガイドブロック
32 ブラケット部
32A 上方ブラケット
32B 側方ブラケット
32C 下方ブラケット
33 電磁コイル
34 磁石片
35 ラック
36 ピニオン
37 エンコーダ

Claims (8)

  1. トランスファプレス適所でワーク送り方向に配置されるフィードバーを駆動するためのフィードバー駆動装置であって、
    前記フィードバーをワーク送り方向にリニアガイドを介して移動可能に支持ガイドする担持ベースを有し、前記フィードバー及び前記担持ベース相互間にリニアモータが配置構成され、該リニアモータによって前記フィードバーを駆動するようにしたことを特徴とするトランスファプレスのフィードバー駆動装置。
  2. 前記担持ベース側に前記リニアモータの固定部を設けると共に、前記フィードバー側に前記リニアモータの移動部を設け、前記担持ベースに対して前記フィードバーが移動することを特徴とする請求項1に記載のトランスファプレスのフィードバー駆動装置。
  3. 前記フィードバーは、相対する複数のリニアモータによって駆動されることを特徴とする請求項1に記載のトランスファプレスのフィードバー駆動装置。
  4. 前記リニアモータの固定部は電磁コイルにより構成され、前記移動部は磁石片により構成されることを特徴とする請求項2に記載のトランスファプレスのフィードバー駆動装置。
  5. 前記担持ベースは、フィードバーを囲む矩形のブラケットよりなることを特徴とする請求項2に記載のトランスファプレスのフィードバー駆動装置。
  6. 前記リニアモータの固定部は側方ブラケットの両内側に設け、移動部はフィードバーの両側面に設け、フィードバーの上面にはガイドレールを設け、上方ブラケットの下面にはガイドブロックを設けたことを特徴とする請求項5に記載のトランスファプレスのフィードバー駆動装置。
  7. 前記フィードバー側と係合してその移動量を検出するフィードバー位置検出手段を有することを特徴とする請求項2に記載のトランスファプレスのフィードバー駆動装置。
  8. 前記フィードバー位置検出手段は、前記フィードバー側に付設され側方に突出形成されたラックと、前記担持ベース側に支持され前記ラックと係合するピニオンと、このピニオンの回転軸に装着されたエンコーダとを含むことを特徴とする請求項7に記載のトランスファプレスのフィードバー駆動装置。
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