JP2006305460A - 厨芥処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、金属検知センサを別途設置することなく金属等が混入した厨芥が投入された状態で運転を開始しても、復帰不可能な噛み込みや厨芥処理装置内部の損傷を起こすことなく、安全に運転を停止することが可能な厨芥処理装置を提供する事である。
【解決手段】 厨芥を投入する投入口と、粉砕された厨芥を排出する排出口とを備えた厨芥処理室と、前記厨芥処理室に投入された厨芥を洗浄水と共に粉砕処理する粉砕手段と、前記粉砕手段を駆動する駆動手段と、前記駆動手段における単位時間あたりの電流値の増加量を検出する電流値増加量検出手段と、前記駆動手段を制御する制御手段を備え、前記制御手段は、前記駆動手段が過電流に伴い強制停止されない一定電流値以下の範囲で、前記駆動手段にかかる電流値に対して、前記電流値増加量検出手段による電流値の増加量が第一の規定値以上の時に、粉砕不可能な投入物であると判断して前記駆動手段の運転を停止することを特徴とする。
【選択図】 図5

Description

本発明は、キッチンでの調理等で出てくる厨芥を粉砕し、キッチン外へ排出する厨芥処理装置に関するものである。
誤って金属等が投入された状態で厨芥処理装置を運転したとしても、モータが強制停止する前に、金属等の噛み込みにより過電流が流れ、金属が投入されていることを検知し、自動的に運転を停止することで、厨芥処理装置内部の金属の噛み込みによる悪影響を最小限に抑えることができるようにした厨芥処理装置に関する発明である。
従来の厨芥処理装置では、誤って金属等が混入した厨芥を投入し運転を開始した場合、金属等が噛み込んだり、モータの回転を妨害することによって起きるモータの発熱や、モータに流れる過電流を検出し、強制停止を行い、それ以上の被害の拡大を抑えていた。しかしながら、モータの発熱や、モータに流れる過電流を検出することで強制停止しても、既に手遅れの場合が多くあり、例えば金属により復帰不可能な程の噛み込みが起きたり、厨芥処理装置内部に重大な損傷を負ってしまうということが起きていた。
また、ひとたび金属等の誤投入による強制停止が起きると、金属等の噛み込みを解消するための作業が必要になったり、次からの運転に支障が出る等の問題が起こり、使用者にとって不快であり煩わしかった。
このような問題を解決するために、運転開始時にまず低速で運転させて、その際の電流値を見て、異常な電流値を検出した場合は運転を自動停止し、異常値が検出されなければ通常運転を行うものが開示されている(例えば、特許文献1参照)。このような運転を行うと、低速での運転中に噛み込みが起きたとしても、復帰不可能な程の噛み込みにはならないというメリットがある。
しかしながら、このような運転を行うと、低速運転時には他厨芥の中に隠れていた金属等が通常運転になった時点で飛び出してきて噛み込みを起こしたりする危険があった。また、低速運転を運転の最初に何秒か行うため、金属等が投入されていない場合であっても、運転時間が長くなってしまう問題もあった。
特開2003−320267号公報(第5頁、第2図)
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、金属検知センサを別途設置することなく、金属等が混入した厨芥が投入された状態で運転を開始しても、復帰不可能な噛み込みや厨芥処理装置内部の損傷を最小限に抑え、安全に運転を停止することが可能な厨芥処理装置を提供することである。
なお、本発明において強制停止とは、モータの熱や過電流、噛み込み等の異常が原因で起き、運転を再開するには安全装置の解除を必要とするようなモータの停止を示し、運転制御によりモータを断続運転させたり、安全のために一時的に運転を止める際の停止とは異なる。
上記目的を達成するために請求項1記載の発明によれば、厨芥処理装置の構成を、厨芥を投入する投入口と、粉砕された厨芥を排出する排出口とを備えた厨芥処理室と、前記厨芥処理室に投入された厨芥を洗浄水と共に粉砕処理する粉砕手段と、前記粉砕手段を駆動する駆動手段と、前記駆動手段における単位時間あたりの電流値の増加量を検出する電流値増加量検出手段と、前記駆動手段を制御する制御手段を備え、前記制御手段は、前記駆動手段が過電流に伴い強制停止されない一定電流値以下の範囲で、前記駆動手段にかかる電流値に対して、前記電流値増加量検出手段による電流値の増加量が第一の規定値以上の時に、粉砕不可能な投入物であると判断して前記駆動手段の運転を停止することを特徴とする。
上記構成によると、金属等が誤投入された場合、前記駆動手段に与える負荷が他の一般的な厨芥よりも金属等の方が大きいため前記駆動手段に流れる電流値が短時間で増加する、つまり、前記電流値増加量検出手段による電流値の増加量が大きくなる。前記電流値増加量検出手段による電流値の増加量が第一の規定値以上の値となると、前記駆動手段を停止させる。このように、前記駆動手段に流れる電流値の増加量で前記駆動手段を停止させるかどうかが決まるため、即座に前記駆動手段を停止させることができるので、厨芥処理装置へのダメージを最小限にとどめることができる。
また、請求項2記載の発明によれば、厨芥処理装置の構成を、厨芥を投入する投入口と、粉砕された厨芥を排出する排出口とを備えた厨芥処理室と、前記厨芥処理室に投入された厨芥を洗浄水と共に粉砕処理する粉砕手段と、前記粉砕手段を駆動する駆動手段と、前記駆動手段における単位時間あたりの回転数の変化量を検出する回転数変化量検出手段と、前記駆動手段を制御する制御手段を備え、前記制御手段は、前記駆動手段が過電流に伴い強制停止されない一定電流値以下の範囲で、前記駆動手段にかかる電流値、または電圧値に対して、前記回転数変化量検出手段による回転数の増加量が第二の規定値以下の時に、粉砕不可能な投入物であると判断して、または回転数の減少量の絶対値が第三の規定値以上の時に、粉砕不可能な投入物であると判断して前記駆動手段の運転を停止することを特徴とする。
上記構成によると、金属等が誤投入された場合、前記駆動手段に与える負荷が他の一般的な厨芥よりも金属等の方が大きいため前記駆動手段の駆動は金属等に邪魔され、回転数はあがりにくくなる。つまり、前記回転数変化量検出手段による回転数の増加量は減り、回転数の減少量の絶対値は大きくなる。前記回転数変化量検出手段による回転数の増加量が第二の規定値以下の時、または回転数の減少量の絶対値が第三の規定値以上の時に前記駆動手段を停止させる。このように、前記駆動手段の回転数の変化量で前記駆動手段を停止させるかどうかが決まるため、即座に前記駆動手段を停止させることができるので、厨芥処理装置へのダメージを最小限にとどめることができる。
本発明によれば、従来の厨芥処理装置では、投入物に混入した金属等を原因とする強制停止により、復帰不可能な噛み込みや厨芥処理装置内部への損傷が生じていた問題を解決し、万が一、投入物に金属等が混入していたとしても、厨芥処理装置へのダメージを最小限に抑えることができる。
以下、本発明の実施例を図面に基づき詳述する。
図1は全体構成図、図2は厨芥処理装置構成図であり、1はシンクである。
シンク1内の排水口2部に厨芥を投入する投入口3が接続される。投入口3下部には粉砕された厨芥を排出する排出口4を備えた厨芥処理室5が連通されている。厨芥処理室5内部には投入された厨芥を受ける回転板6と本体内壁面に備えられた固定刃7を有し、回転板6はモータ8により回転駆動される。モータ8の駆動を制御する制御基板50は本体側面に備えられた本体制御回路51内に有する。
投入された厨芥は回転板6上に受けられ、モータ8により回転駆動される回転板6上部に取り付けられた粉砕手段であるハンマ9と、本体内壁面に備えられた固定刃7との間で生じるすり潰し・せん断により粉砕される。粉砕された厨芥は回転板6と固定刃7との隙間から回転板6下部の厨芥処理室5に落ち、投入口3より給水された水と共に排出口4から排出される。
また、投入口3には蓋10が脱着可能となっており、蓋10は運転開始・停止のスイッチを兼ねる。即ち、蓋10に配置された磁石等(図示せず)が投入口3に配置された磁力センサ(図示せず)と連動し、本厨芥処理装置の運転開始・停止を行うものである。
なお、上記粉砕手段はハンマと固定刃にかぎられるものではなく、回転板に固定された突起と本体内壁面から突出した突起であったり、回転板に回転自在に取り付けられたチェーンと本体内壁面の凹み部による粉砕であってもよい。
なお、給水方法はシンク1の排水口2から流れ込み、投入口3から給水される場合にかぎられるものではなく、本体側面に備えられた給水口より直接厨芥処理室へ給水されるものであってもよい。
図3は本厨芥処理装置の制御回路の回路構成のブロック図であり、制御基板50上に構成されている。本体制御回路51でモータ電流値検出回路52とモータ回転数検出回路53と演算回路54とモータ運転回路55を制御している。
モータ電流値検出回路52はモータ電流値増加量検出手段を、モータ回転数検出回路53はモータ電流値増加量検出手段を、それぞれ備えている(図示せず)。
なお、モータ電流値増加量検出手段は、例えば抵抗器による電圧効果を利用したものや、誘導電流を利用したものがある。
なお、モータ回転数検出手段は、エンコーダを利用したものや、モータが回転する際の磁界の変化を利用したものがある。
次に動作について図1及び図2によって説明する。
まず、厨芥を厨芥処理装置に投入口3より投入する。投入された厨芥は回転板6の上に落ち、蓋10を所定の位置に配置することにより運転が開始される。即ち、モータ運転回路55が作動し、モータ8が起動する。モータ8が回転すると回転板6が回転し、回転板6上に配置されたハンマ9と本体内壁面に備えられた固定刃7の間で厨芥が粉砕され、粉砕された厨芥は回転板6と固定刃7の隙間から厨芥処理室5の回転板6下部に落ち、投入口3より給水された水と共に排出口4から排出される。
次に厨芥を投入した状態でモータ8を駆動させて厨芥を粉砕している際の、モータ8の回転数の変化とモータ8にかかる電流値の変化について説明する。
モータ運転プログラムを図4(c)のように目標回転数R0に設定して一定時間、定格運転させる場合、モータ8の回転数は図4(a)のようになる。即ち、立ち上がり時間T1をかけて回転数R1まで上がり、粉砕処理が進むにしたがって回転数R0に近づく。これは、粉砕初期には厨芥の負荷がかかるため、回転数がR0まで上がらないためである。また、立ち上がり時間T1とは無負荷時の運転において、目標回転数の90%まで回転数が上がるのに要する時間をいう。このように、厨芥を粉砕する際には目標回転数R0に至るまでには所定の時間が必要となり、厨芥の量や投入された厨芥の種類によって単位時間あたりの回転数の増加量は異なる。また、図示しないが粉砕途中で硬質厨芥を粉砕しようとすると回転数は減少する。
次に、厨芥を粉砕する際の、モータ8の電流値は図4(b)のようになる。即ち、立ち上がり時間T1をかけて電流値I1まで上がり、粉砕処理が進むにしたがって電流値I0に近づく。これは、粉砕初期には厨芥の負荷がかかるため、電流値がI1まであがるためである。また、電流値I0とは無負荷時の運転においてモータに流れる電流値をいう。その後、厨芥の負荷によりI1まで上がった電流値は粉砕が進み、厨芥の負荷が減るにしたがって、電流値がI0に近づく。また、電流値Iαとは、この値を越える、もしくはこの値を越えた状態が定められた時間以上続くとモータの保護回路が働き、モータ8が強制停止してしまう値である。また、電流値Iαを越える電流値がモータに流れることを、モータに過電流が流れる、と表記する。このように電流値は厨芥の量や投入された厨芥の種類によって、モータにかかる負荷が異なるため単位時間あたりの電流値の増加量は異なる。
上述した電流値または回転数はそれぞれモータ電流値検出回路52もしくは、モータ回転数検出回路53に取り込まれる。電流値をモータ電流値検出回路52によって検出した場合、まず、演算回路54を介して、単位時間あたりの電流値の増減量を本体制御回路51に取り込む。この単位時間あたりの電流値の増減量をあらかじめ設定しておく規定の値(第四の規定値)と比較判定する。ここで、第四の規定値とは、通常運転をこのまま継続した場合、規定時間後にモータ8が強制停止してしまう電流値の増加量であるか否かを判別する値であり、あらかじめ設定しておくものである。
検出した電流値の増加量が第四の規定値以上の場合には、後述するようにモータが強制停止しないような制御を行ない運転を行う。また、検出した電流値の増加量が第四の規定値より小さい場合には通常の運転を継続して行う。よって、モータが強制停止しないように運転を行うため、使用者はモータの強制停止の解除作業を行なうことなく円滑に厨芥を粉砕することができる。更に、電流値の増加量が第四の規定値以下の場合には、強制停止しないような特別な運転を行うことなく通常通りの運転を行うことが出来るため、通常運転で効率的かつ短時間で粉砕することができる。
次に、回転数をモータ回転数検出回路53によって検出した場合、まず、演算回路54を介して、単位時間あたりの回転数の増減量を本体制御回路51に取り込む。この時間あたりの回転数の増減量をあらかじめ設定された規定の値(第五、第六の規定値)と比較判定する。
ここで、第五の規定値とは、通常状態をこのまま継続した場合、規定時間後にモータが強制停止してしまう回転数の増加量であるか否かを判別するための値であり、あらかじめ設定しておくものである。モータにかかる電流に対して回転数の増加量が、モータが強制停止しない回転数の増加量の限界値である第五の規定値以下の場合には、モータに過大な負荷がかかっているため、このまま運転を継続するとモータが強制停止してしまう。第五の規定値を設定して検出された回転数の増加量と比較することで、モータにかかっている負荷状況に応じた運転を行うことができる。
また、第六の規定値とは、通常運転をこのまま継続した場合、規定時間後にモータが強制停止してしまう回転数の減少量の絶対値であり、あらかじめ設定しておくものである。モータにかかる電流に対して回転数の減少量が、モータが強制停止しない回転数の減少量の絶対値の限界値である第六の規定値以上の場合には、モータに過大な負荷がかかっているため、このまま運転を継続するとモータが強制停止してしまう。特に、粉砕途中に骨などの硬質厨芥を大量に粉砕しようとした場合には回転数が大きく減少する。このため、第六の規定値を設定して検出された回転数の減少量の絶対値と比較することで、モータにかかっている負荷状況に応じた運転を行うことができる。
電流値の増加量と回転数の増減量はどちらか一方のみを検出してもよいし、どちらとも検出してもよい。モータ電流値の増減量、もしくはモータ回転数の増減量の検出と判定の流れを図5のフローチャートに示し、詳細を以下に説明する。
第四の規定値は例えば以下のように設定する。
まず、立ち上がり時間T1に至るまでの電流値の増加量の平均値をモータ電流値検出回路52で検出する。骨やとうもろこしの芯等の負荷が大きい厨芥を投入して運転した場合、例えば立ち上がり時間T1で電流値Iαまで上がったとしたときの単位時間あたりの電流値の増加量(第四の規定値)以上となった場合、もしくはそのような状況が規定時間以上持続した場合、本体制御回路51よりモータ運転回路55に指示が下り、運転パターンを切り替える。即ち、立ち上がり時間が2秒であり、モータを強制停止に至らしめる電流値Iαが10Aだとすると、第四の規定値は5A/秒である。
骨やとうもろこしの芯等の負荷が大きい厨芥を投入し運転して立ち上がり時間2秒に至るまでに、単位時間あたりの電流値の増加量が5A/秒以上となった場合、もしくは5A/秒以上の状態が規定時間、例えば2秒以上持続した場合、本体制御回路51よりモータ運転回路55に指示が下り、運転パターンを切り替える。
第五の規定値の設定は例えば以下のように行う。
まず、立ち上がり時間T1に至るまでの回転数の増加量の平均値をモータ回転数検出回路53で検出する。骨やとうもろこしの芯等の負荷が大きい厨芥を投入して運転した場合、例えば立ち上がり時間T1で1次的に回転数R0まで上がったとしたときの単位時間あたりの回転数の増加量よりはるかに小さい値、例えば立ち上がり時間T1で1次的に回転数R0まで上がったとしたときの時間あたりの回転数の増加量の半分(第五の規定値)以下となる。そのような状況になった場合、もしくはそのような状況が規定時間以上持続した場合、本体制御回路51よりモータ運転回路55に指示が下り、運転パターンを切り替える。
即ち、立ち上がり時間が2秒であり、目標回転数R0が3000rpmだとすると、第五の規定値は3000÷2の半分である750rpm/秒である。骨やとうもろこしの芯等の負荷が大きい厨芥を投入し運転した場合、立ち上がり時間2秒に至るまでに、単位時間あたりの回転数の増加量が750rpm/秒以下となった場合、もしくは750rpm/秒以下の状態が規定時間、例えば2秒以上持続した場合、本体制御回路51よりモータ運転回路55に指示が下り、運転パターンを切り替える。
第六の規定値は例えば以下のように設定する。
骨やとうもろこしの芯等の負荷が大きい厨芥を投入し運転している途中、単位時間あたりの回転数の減少量の絶対値が規定の値、例えば停止時間T2(モータを停止させようとしてから、停止させようとする前の回転数の10%に至るまでの時間)で停止に至るまでの時間あたりの回転数の減少量の絶対値よりはるかに大きい値、例えば停止時間T2(モータを停止させようとしてから、停止させようとする前の回転数の10%に至るまでの時間)で停止に至るまでの時間あたりの回転数の減少量の絶対値の2倍(第六の規定値)以上となる。そのような状況になった場合、もしくはそのような状況が規定時間以上持続した場合、本体制御回路51よりモータ運転回路55に指示が下り、運転パターンを切り替える。即ち、例えば、停止時間が2秒であり、停止させようとする前の回転数が3000rpmだとすると、第六の規定値は(0−3000)÷2の2倍の絶対値である3000rpm/秒である。骨やとうもろこしの芯等の負荷が大きい厨芥を投入し運転している途中、停止時間2秒に至るまでに、単位時間あたりの回転数の減少量の絶対値が3000rpm/秒以上となった場合、もしくは3000rpm/秒以上の状態が規定時間、例えば2秒以上持続した場合、本体制御回路51よりモータ運転回路55に指示が下り、運転パターンを切り替える。
運転パターンを切り替えるとは、即ち、モータ電圧を定格電圧よりも高くすることで、粉砕手段が厨芥を粉砕する力を強め、これにより、粉砕力不足によるロックを防ぐことができ、粉砕途中で本厨芥処理装置の運転が停止してしまうことなく粉砕処理をおこなうことができる。
また、別の運転パターンの例として、例えば、モータ運転を断続運転とすることもできる。断続運転させることにより、電流値Iαが流れることを防止、もしくは電流値Iαが定められた時間以上流れること、を防止することができ、過電流によるモータの強制停止を防止することができ、粉砕途中で本厨芥処理装置の運転が停止してしまうことなく粉砕処理をおこなうことができる。この運転パターンによるモータ電流値を図6に示す。
また、別の運転パターンの例として、例えば、モータ運転を正回転と停止と逆回転による断続運転とすることもできる。断続運転させることにより、電流値Iαが流れることを防止、もしくは電流値Iαが定められた時間以上流れること、を防止することができ、過電流によるモータの強制停止を防止することができ、粉砕途中で本厨芥処理装置の運転が停止してしまうことなく粉砕処理をおこなうことができる。
さらに、正回転と逆回転を繰り返す事で、噛み込みそうになった厨芥に逆向きの力がかかり、噛み込みから脱出できるので、同じ方向にだけ回転する運転パターンよりもロックしにくくすることができる。この運転パターンによるモータ電流値を図7に示す。
次に、粉砕不可能なスプーンなどの金属類が厨芥処理室5内に投入された場合における、単位時間あたりの電流値の増加量、単位時間あたりの回転数の増減量について後述する。
スプーン等の粉砕が不可能な、負荷が大きい厨芥を投入して運転した場合、単位時間あたりの電流値の増加量は上述した第四の規定値より大きく設定された第一の規定値以上となる。
第一の規定値とは、通常運転をこのまま継続した場合、規定時間後にモータが強制停止してしまう単位時間あたりの電流値の増加量であるか否かを判別する値であり、あらかじめ設定されているものである。第一の規定値は第四の規定値より大きく設定され、第四の規定値以上かつ第一の規定値より小さい電流値の増加量であれば上述したモータが強制停止しない運転を行う。電流値の増加量が第一の規定値以上の時には、金属類などの粉砕不可能な物が投入されたと判断し、運転を停止する。
次に、スプーン等の粉砕が不可能なほど負荷が大きい厨芥を投入して運転した場合、モータにかかる電流に対する単位時間あたりの回転数の増加量は上述した第五の規定値より小さく設定された第二の規定値以下または、回転数の減少量の絶対値は上述した第六の規定値より大きく設定された第三の規定値以上となる。
ここで、第二、第三の規定値とは、通常運転状態をこのまま継続した場合、規定時間後にモータが強制停止してしまう回転数の増減量であるか否かを判別するための値であり、あらかじめ設定しておくものである。
モータにかかる電流に対して、回転数の増加量が上述した第五の規定値以下かつ第二の規定値より大きい場合には、上述したモータが強制停止しない制御運転を行う。モータにかかる電流に対して、回転数の増加量が第二の規定値以下の場合には、金属類などの粉砕不可能な物が投入されたと判断し、運転を停止する。
また、モータにかかる電流に対して、回転数の減少量の絶対値が上述した第六の規定値以上かつ第三の規定値より小さい場合には、上述したモータが強制停止しない制御運転を行う。モータにかかる電流に対して、回転数の減少量の絶対値が第三の規定値以上の場合には、金属類などの粉砕不可能な物が投入されたと判断し、運転を停止する。
第一の規定値は例えば以下のように設定する。
立ち上がり時間T1に至るまでに、単位時間あたりの電流値の増加量が規定の値、例えば立ち上がり時間T1で電流値Iαまで上がったとしたときの単位時間あたりの電流値の増加量よりも遥かに大きな値、例えば第四の規定値の2倍(第一の規定値)以上となる。そのような状況になった場合、もしくはそのような状況が規定時間以上持続した場合、本体制御回路51よりモータ運転回路55に指示が下り、運転を停止する。即ち、例えば、立ち上がり時間が2秒であり、モータを強制停止に至らしめる電流値Iαが10Aだとすると、第一の規定値は10A/秒である。スプーン等の粉砕が不可能なほど負荷が大きい厨芥を投入し運転した場合、立ち上がり時間2秒に至るまでに、時間あたりの電流値の増加量が10A/秒以上となった場合、もしくは10A/秒以上の状態が規定時間、例えば2秒以上持続した場合、本体制御回路51よりモータ運転回路55に指示が下り、運転を停止する。
第二の規定値は例えば以下のように設定する。
スプーン等の粉砕が不可能なほど負荷が大きい厨芥を投入し運転した場合、立ち上がり時間T1に至るまでに、時間あたりの回転数の増加量が規定の値、例えば立ち上がり時間T1で1次的に回転数R0まで上がったとしたときの時間あたりの回転数の増加量より遥かに小さい値、例えば第五の規定値の半分(第二の規定値)以下となる。そのような状況になった場合、もしくはそのような状況が規定時間以上持続した場合、本体制御回路51よりモータ運転回路55に指示が下り、運転を停止する。即ち、例えば、立ち上がり時間が2秒であり、目標回転数R0が3000rpmだとすると、第二の規定値は3000÷2の半分である第五の規定値のさらに半分である375rpm/秒である。
スプーン等の粉砕が不可能なほど負荷が大きい厨芥を投入し運転した場合、立ち上がり時間2秒に至るまでに、時間上がりの回転数の増加量が375rpm/秒以下となった場合、もしくは375rpm/秒以下の状態が規定時間、例えば2秒以上持続した場合、本体制御回路51よりモータ運転回路55に指示が下り、運転を停止する。
第三の規定値は例えば以下のように設定する。
スプーン等の粉砕が不可能なほど負荷が大きい厨芥を投入している途中、単位時間あたりの回転数の減少量の絶対値が規定の値、例えば停止時間T2(モータの停止させようとしてから、停止させようとする前の回転数の10%に至るまでの時間)で停止に至るまでの単位時間あたりの回転数の減少量の絶対値よりはるかに大きい値、例えば停止時間T2(モータを停止させようとしてから、停止させようとする前の回転数の10%に至るまでの時間)で停止に至るまでの単位時間あたりの回転数の減少量の絶対値の3倍(第三の規定値)以上となる。そのような状況になった場合、もしくはそのような状況が規定時間以上持続した場合、本体制御回路51よりモータ運転回路55に指示が下り、運転パターンを切り替える。
即ち、例えば、停止時間が2秒であり、停止させようとする前の回転数が3000rpmだとすると、第三の規定値は(0−3000)÷2の3倍の絶対値である4500rpm/秒である。
スプーン等の粉砕が不可能なほど負荷が大きい厨芥を投入し運転している途中、停止時間2秒に至るまでに、時間あたりの回転数の減少量の絶対値が4500rpm/秒以上となった場合、もしくは4500rpm/秒以上の状態が規定時間、例えば2秒以上持続した場合、本体制御回路51よりモータ運転回路55に指示が下り、運転パターンを切り替える。
即ち、モータの運転をすぐさま停止させることで、厨芥処理装置が破損することを防止することができる。また、立ち上がり時間T1以内の電流値の増加量により判断するため、電流値があがりきる前に、つまり、回転数があがりきる前にモータを停止させることができるので、厨芥処理装置へのダメージを最小限にとどめることができる。
また、別途金属センサを設ける必要がないためコスト削減、部品点数削減、装置のコンパクト化が可能となる。
更に、通常運転を継続しても強制停止しない厨芥と判断した場合には通常運転を行い、骨やとうもろこしの芯など粉砕可能であるが、過電流によりモータが強制停止してしまう恐れのある厨芥が投入された際にはモータが強制停止しないように運転を切り替え、粉砕不可能な金属類が投入された場合には運転を停止することができる。このことより、単位時間あたりの電流値の増加量または回転数の増減量を検出するだけで、モータが強制停止せず最適な運転を行うことができる。
本発明の厨芥処理装置がシンクに取り付いた様子を示す全体構成図である。 本発明の厨芥処理装置を示す全体構成図である。 本発明の制御回路を示す制御ブロック図である。 本発明の厨芥処理装置を回転数R0を目標回転数として運転した場合の時間と回転数・電流値の関係を示す図である。 本発明の厨芥処理装置の制御の流れを示すフローチャート図である。 運転パターンを切り替え、断続的に運転するように制御した場合の時間と回転数・電流値の関係を示す図である。 運転パターンを切り替え、正回転と逆回転を繰り返すように制御した場合の時間と回転数・電流値の関係を示す図である。
符号の説明
1…シンク
2…排水口
3…投入口
4…排出口
5…厨芥処理室
6…回転板
7…固定刃
8…モータ
9…ハンマ
10…蓋
50…制御基板
51…本体制御回路
52…モータ電流値検出回路
53…モータ回転数検出回路
54…演算回路
55…モータ運転回路

Claims (2)

  1. 厨芥を投入する投入口と、粉砕された厨芥を排出する排出口とを備えた厨芥処理室と、前記厨芥処理室に投入された厨芥を洗浄水と共に粉砕処理する粉砕手段と、前記粉砕手段を駆動する駆動手段と、前記駆動手段における単位時間あたりの電流値の増加量を検出する電流値増加量検出手段と、前記駆動手段を制御する制御手段を備え、前記制御手段は、前記駆動手段が過電流に伴い強制停止されない一定電流値以下の範囲で、前記駆動手段にかかる電流値に対して、前記電流値増加量検出手段による電流値の増加量が第一の規定値以上の時に、粉砕不可能な投入物であると判断して前記駆動手段の運転を停止することを特徴とする厨芥処理装置。
  2. 厨芥を投入する投入口と、粉砕された厨芥を排出する排出口とを備えた厨芥処理室と、前記厨芥処理室に投入された厨芥を洗浄水と共に粉砕処理する粉砕手段と、前記粉砕手段を駆動する駆動手段と、前記駆動手段における単位時間あたりの回転数の変化量を検出する回転数変化量検出手段と、前記駆動手段を制御する制御手段を備え、前記制御手段は、前記駆動手段が過電流に伴い強制停止されない一定電流値以下の範囲で、前記駆動手段にかかる電流値、または電圧値に対して、前記回転数変化量検出手段による回転数の増加量が第二の規定値以下の時に、粉砕不可能な投入物であると判断して、または回転数の減少量の絶対値が第三の規定値以上の時に、粉砕不可能な投入物であると判断して前記駆動手段の運転を停止することを特徴とする厨芥処理装置。

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