JP2006304988A - トリートメント装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 髪に対するトリートメントにおいて、トリートメント液を十分髪の内部に浸透させることができるトリートメント装置を提供する。
【解決手段】 トリートメント装置A1は、動作機構部12を有する装置本体部5と、櫛部40とを有し、動作機構部12は、電源部14と、モータ(駆動部)16と、歯車18と、ギア20と、カム部22と、ロッド24と、軸部26とを有していて、櫛部40を櫛部40の長手方向に往復動させるようになっている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、髪を解くためのトリートメント装置に関するものである。
従来より、髪に対するトリートメントが行われている。このトリートメントは、パーマ・カラーなどの施術や、ドライヤーの熱や紫外線等の外的刺激によって、外部的及び/又は内部的に髪が傷んだ場合に髪を修復・改善するために行われる。このトリートメントの種類としては、髪の外部を修復・改善するもの(具体的には、髪の表面にシリコンやPPT(髪の成分に近いといわれるたんぱく質)を付着させるもの)と、髪の内部を修復・改善するもの(具体的には、髪の内部にPPT等のトリートメント液を浸透させるもの)とに大別できる。髪の外部に付着させる方法の場合には、ドライヤーやシャンプー等の外的刺激により付着した物質が剥がれやすく、場合によっては、弱った髪の組織を一緒に剥がすおそれがあり、髪の内部を修復・改善する方法が好ましいといえる。
トリートメント液を浸透させるには、まず、髪をシャンプーする等して髪を濡らして髪を覆っている毛表皮(キューティクル)を開かせた後に、トリートメントを施術して行なうのが一般的である。つまり、トリートメントに際しては、トリートメント液を髪に付着させ、櫛を使用してトリートメント液を髪になじませていく。
なお、出願人は、先行技術文献として、以下の特許文献を知得している。
特開2001−120335号公報
しかし、トリートメントに際して、髪を濡らして毛表皮を開かせた状態では、髪の内部には水分が十分膨潤していて飽和状態となっていて、トリートメント液を浸透させようとしても髪の内部に浸透しないという問題がある。
また、上記特許文献1に記載の超音波コーミング装置によれば、超音波振動によって櫛体から髪に対して超音波振動が伝わるが、極めて微細に振動するのみであるので、髪の内部に浸透している水分を排出させるには十分ではない。
そこで、本発明が解決しようとする問題点は、髪に対するトリートメントにおいて、トリートメント液を十分髪の内部に浸透させることができるトリートメント装置を提供することである。
本発明は上記問題点を解決するために創作されたものであって、第1には、トリートメント装置(トリートメント用櫛装置、櫛装置、コーミング装置としてもよい。他においても同じ)であって、櫛形状を呈する櫛部で、該櫛部の長手方向に沿って複数の櫛歯部を有する櫛部と、該櫛部を、該櫛部の該長手方向に往復動させる動作機構部を有する本体部と、を有することを特徴とする。
この第1の構成のトリートメント装置においては、髪を濡らす等して毛表皮が開いていて髪の内部に水分が含まれた状態で、トリートメント液を髪に付着させてトリートメント装置により髪をといていく。すると、トリートメント装置においては、櫛部が、動作機構部によって櫛部の該長手方向に往復動されるので、髪に適度な圧力が付与され、これにより、髪の内部の水分が排出され、毛表皮が開いた状態で、かつ、髪の内部の水分が排出された状態となるので、髪の内部にトリートメント液が浸透していく。つまり、トリートメント液は髪の内部に許容量だけ浸透していく。よって、トリートメント液を十分髪の内部に浸透させることができる。
また、第2には、上記第1の構成において、上記動作機構部が、回転力を出力する駆動部と、該駆動部から出力される回転力により回転するギアと、該ギアの回転により動作するクランク機構部と、該クランク機構部に接続された軸部と、を有し、上記櫛部が、該軸部に接続されていることを特徴とする。
この第2の構成においては、回転力を往復動に変えて櫛部を往復動させるので、十分な振幅の往復動を与えることができ、髪に適度な圧力を掛けることができる。
また、第3には、トリートメント装置であって、櫛形状を呈する櫛部で、該櫛部の長手方向に沿って設けられた複数の櫛歯部と、該複数の櫛歯部を支持し、該長手方向に設けられた本体部とを有する櫛部と、該櫛部を往復動させる動作機構部で、往復動における移動経路が、少なくとも該櫛部の該長手方向に直角な成分と該櫛部の長手方向の成分とを有する方向の経路を有する動作機構部を有する本体部と、を有することを特徴とする。
この第3の構成のトリートメント装置においては、髪を濡らす等して毛表皮が開いていて髪の内部に水分が含まれた状態で、トリートメント液を髪に付着させてトリートメント装置により髪をといていく。すると、トリートメント装置においては、櫛部が、動作機構部によって櫛部の該長手方向に往復動されるので、髪に適度な圧力が付与され、これにより、髪の内部の水分が排出され、毛表皮が開いた状態で、かつ、髪の内部の水分が排出された状態となるので、髪の内部にトリートメント液が浸透していく。つまり、トリートメント液は髪の内部に許容量だけ浸透していく。よって、トリートメント液を十分髪の内部に浸透させることができる。さらに、往復動における移動経路が、少なくとも該櫛部の該長手方向に直角な成分と該櫛部の長手方向の成分とを有する方向の経路を有するので、髪に対して櫛歯部から髪に対して付与される力が櫛部の長手方向のみならず、該長手方向に対して直角な方向の成分を有する方向にも髪に圧力を付与することができ、髪の水分を十分排出させることができる。特に、櫛部の本体部も髪に当たって圧力を付与できるので、髪の水分を十分排出させることができる。
なお、上記第3の構成を「トリートメント装置であって、櫛形状を呈する櫛部で、該櫛部の長手方向に沿って設けられた複数の櫛歯部と、該複数の櫛歯部を支持し、該長手方向に設けられた本体部とを有する櫛部と、該櫛部を上下動しながら該櫛部の長手方向に往復動させる動作機構部を有する本体部と、を有することを特徴とするトリートメント装置。」としてもよい。
また、上記第1や第3の構成において、櫛部が、本体部(又は動作機構部)に対して着脱自在としてもよい。
また、第4には、上記第3の構成において、上記動作機構部が、上記櫛部を櫛部の長手方向に向けた状態で所定の回動中心軸を中心に回動させながら往復動させることを特徴とする。よって、櫛部を上下方向に移動させながら往復動させることができるので、髪の水分を十分排出させることができる。また、櫛部は長手方向に向いた状態で往復動するので、髪を解く際に支障となることがない。
また、第5には、上記第3又は第4の構成において、上記動作機構部が、往復運動を出力する往復運動出力部と、該往復運動出力部に接続された軸部と、該軸部を上記櫛部の長手方向に向けた状態で所定の回動中心軸を中心に回動させながら支持する揺動部と、を有し、上記櫛部が、該軸部に接続されていることを特徴とする。
よって、櫛部を上下方向に移動させながら往復動させることができるので、髪の水分を十分排出させることができる。また、櫛部は長手方向に向いた状態で往復動するので、髪を解く際に支障となることがない。
また、第6には、上記第5の構成において、上記揺動部が、上記動作機構部の軸部を回動させる第1回動部材で、一方の端部が上記本体部に回転可能に軸支された第1回動部材と、上記動作機構部の軸部を回動させる第2回動部材で、該第1回動部材とは軸部の軸線方向に沿って所定の間隔を介して設けられた第2回動部材で、一方の端部が上記本体部に回転可能に軸支された第2回動部材と、を有することを特徴とする。このようにすることにより、櫛部を櫛部の長手方向に向けた状態で所定の回動中心軸を中心に回動させながら往復動させることができる。
なお、上記揺動部の構成を以下のようにしてもよい。つまり、「上記揺動部が、上記動作機構部の軸部が挿通された筒状部と、該筒状部を回動させる第1回動部材で、一方の端部が上記本体部に回転可能に軸支され、他方の端部が筒状部に回転可能に軸支された第1回動部材と、該筒状部を回動させる第2回動部材で、該第1回動部材とは軸部の軸線方向に沿って所定の間隔を介して設けられた第2回動部材で、一方の端部が上記本体部に回転可能に軸支され、他方の端部が筒状部に回転可能に軸支された第2回動部材と、を有し、上記動作機構部の軸部における該筒状部の両側には、筒状部の抜けを防止するための抜け防止部材が設けられていることを特徴とする。」ものとしてもよい。
また、第7には、上記第5又は第6の構成において、上記往復運動出力部が、回転力を出力する駆動部と、該駆動部から出力される回転力により回転するギアと、該ギアの回転により動作するクランク機構部と、を有することを特徴とする。
この第7の構成においては、回転力を往復動に変えて櫛部を往復動させるので、十分な振幅の往復動を与えることができ、髪に適度な圧力を掛けることができる。
なお、上記クランク機構部が、ギアの回転中心に偏心して設けられたカム部と、該カム部に接続されたロッドと、を有し、上記動作機構部における軸部が該ロッドに接続されていることを特徴とするものとするのが好ましい。
また、第8には、上記第3から第7までのいずれかの構成において、上記櫛部の往復動に際して、櫛部が後端位置から先端側に移動する場合には、櫛部における櫛歯部の先端側が下方に下降し、一方、櫛部が先端位置から後端側に移動する場合には、櫛部における櫛歯部の先端側が上方に上昇することを特徴とする。このようにすることにより、櫛部が後端位置から先端側に移動する際に、櫛歯部の先端側が下降するので、髪に対して櫛部の長手方向に対して直角な方向の成分を有する方向にも圧力を掛けることができる。
また、第9には、上記第3から第7までのいずれかの構成において、上記櫛部の往復動に際して、櫛部が後端位置から先端側に移動する場合には、櫛部における櫛歯部の先端側が上方に上昇し、一方、櫛部が先端位置から後端側に移動する場合には、櫛部における櫛歯部の先端側が下方に下降することを特徴とする。このようにすることにより、櫛部が先端位置から後端側に移動する際に、櫛歯部の先端側が下降するので、髪に対して櫛部の長手方向に対して直角な方向の成分を有する方向にも圧力を掛けることができる。
また、第10には、上記第3の構成において、上記動作機構部が、上記櫛部を櫛部の長手方向に向けた状態で周回移動させることを特徴とする。よって、髪に対して複数の方向から圧力を掛けることができるので、髪の水分を十分排出させることができる。
また、第11には、上記第3又は第10の構成において、上記動作機構部が、回転力を出力する駆動部と、該駆動部から出力される回転力により回転する第1ギアで、上記櫛部の長手方向とは直角な方向の回転軸を中心に回転する第1ギアと、該第1ギアに設けられた第1カム部で、該第1ギアの回転軸に偏心して設けられ、円柱状の周面を有する第1カム部と、該第1ギアと歯合する第2ギアと、該第2ギアに歯合する第3ギアで、該第1ギアの回転軸と平行な回転軸を中心に回転する第3ギアと、該第3ギアに設けられた第2カム部で、該第3ギアの回転軸に偏心して設けられ、円柱状の周面を有する第3カム部と、該第1カム部と該第2カム部の回転により往復動するロッド状部で、該第1カム部に回転可能に周設された第1円筒状部と、該第2カム部に回転可能に周設された第2円筒状部と、該第1円筒状部と該第2円筒状部とを連結するために該第1円筒状部と該第2円筒状部間に設けられた該第1軸部と、該第2円筒状部に設けられた該第2軸部と、を有し、該第1軸部と該第2軸部とが同一直線状に配設されたロッド状部と、を有し、上記櫛部は、該第2軸部に接続されていることを特徴とする。
この第11の構成においては、第1ギアが回転すると、これにより、第2ギアが回転し、さらに、第3ギアが回転する。そして、第1ギアが回転するに伴い、第1カム部が回転し、第1カム部が回転することにより、第1円筒状部が上下動しながら往復動する。また、第3ギアが回転するに伴い、第2カム部が回転し、第2カム部が回転することにより、第2円筒状部が上下動しながら往復動する。この第1カム部と第2カム部とは、同期して回転するので、第1円筒状部と第2円筒状部とは、同期して上下動しながら往復動する。これにより、第2軸部は、上下動しながら往復動(具体的には、櫛部の長手方向を向いた状態で周回移動を行う)するので、第2軸部に接続された櫛部も櫛部の長手方向を向いた状態で周回移動を行う。よって、髪に対して複数の方向から圧力を掛けることができるので、髪の水分を十分排出させることができる。
また、第12には、上記第1から第11までのいずれかの構成において、上記トリートメント装置が、櫛形状を呈する第2櫛部で、該第2櫛部の長手方向に沿って複数の櫛歯部を有し、上記本体部に固定された第2櫛部を有し、上記櫛部と該第2櫛部とは互いに平行に設けられていることを特徴とする。
この第12の構成のトリートメント装置においては、上記櫛部が往復動することにより、該第2櫛部と往復動する上記櫛部の両方により髪に圧力を付与することができるので、髪の内部の水分を十分排出することができる。
また、第13には、上記第1から第11までのいずれかの構成において、上記トリートメント装置が、櫛形状を呈する第2櫛部で、該第2櫛部の長手方向に沿って複数の櫛歯部を有する第2櫛部を有し、上記櫛部と該第2櫛部とは互いに平行に設けられていて、該第2櫛部は、該第2櫛部の該長手方向に往復動させる第2動作機構部により往復動されることを特徴とする。
この第13の構成のトリートメント装置においては、上記櫛部と上記第2櫛部とが往復動することにより、櫛部と第2櫛部の両方により髪に圧力を付与することができるので、髪の内部の水分を十分排出することができる。特に、櫛部と第2櫛部の両方が往復動するので、髪の内部の水分をより十分排出することができる。
なお、上記第13の構成において、上記第2動作機構部は、上記各構成における動作機構部と同じ構成にすることが好ましい。なお、その場合に、回転力を出力する駆動部と、該駆動部から出力される回転力により回転するギアの構成は共通とし、該ギアの回転により動作するクランク機構をそれぞれ設けるのが好ましい。
また、第14には、上記第12又は第13の構成において、上記櫛部の櫛歯部と上記第2櫛部の櫛歯部とは、上記櫛部の長手方向に沿って一列に配設されていることを特徴とする。
この第14の構成によれば、髪が櫛部の櫛歯部と第2櫛部の櫛歯部とで挟んだ状態となり、髪に対して同時に左右両側から圧力が掛けられるので、髪の内部の水分を十分排出することができる。
また、第15には、上記第14の構成において、上記櫛部の櫛歯部は、上記第2櫛部における隣接する櫛歯部と最も接近した場合に所定の隙間が形成されるように往復動することを特徴とする。これにより、上記櫛部の櫛歯部と第2櫛部の櫛歯部によって髪に対して必要以上の付加を掛けるのを防止でき、髪を痛めるのを防止できる。
また、第16には、上記第1から第15までのいずれかの構成において、上記櫛部及び/又は上記第2櫛部は、上記複数の櫛歯部と、該櫛歯部を支持する本体部とを有し、該櫛歯部は、該本体部から連設された櫛歯部本体と、該櫛歯部本体に周設された該櫛歯部本体に対して回転可能な円筒状部とを有することを特徴とする。
この第16の構成によれば、髪が櫛歯部に絡まった場合でも円筒状部が回転することにより、髪をほどくことができ、髪を痛めるのを防止することができる。
また、第17には、上記第16の構成において、上記櫛歯部における櫛歯部本体は、円柱状を呈する柱状部と、該柱状部の先端に設けられ、該柱状部よりも大径な先端部とを有し、上記円筒状部は、該柱状部の周りに設けられていることを特徴とする。
また、第18には、上記第17の構成において、上記櫛歯部における円筒状部の内径は、櫛歯部本体における柱状部の外径よりも大径であり、該柱状部の周囲には、弾性部材が設けられていることを特徴とする。
この第18の構成においては、弾性部材が設けられているので、円筒状部が櫛歯本体に対して横方向に移動可能となり、絡まった髪を容易にほどくことができる。
なお、上記弾性部材は、柱状部の軸線方向に所定間隔ごとに設けられた複数の弾性部材群から構成され、各弾性部材群は、該柱状部から放射状に設けられた複数の弾性部材から構成されているようにするのが好ましい。また、上記弾性部材群における各弾性部材は、略等角度間隔で配設され、上記柱状部の軸線方向に隣接する2つの弾性部材群においては、柱状部の軸線方向から視認した場合に、一方の弾性部材群の弾性部材は、他方の弾性部材群の2つの弾性部材間にある(他方の弾性部材群の2つの弾性部材と略等角度の位置に設けられている)ことを特徴とするのが好ましい。
また、第19には、上記第1から第18までのいずれかの構成において、上記櫛部及び/又は上記第2櫛部の往復動の回数が1000〜5000回/秒であることを特徴とする。よって、髪に対して水分を排出するとともに、髪を痛めない適度な圧力を掛けることができる。
本発明に基づくトリートメント装置によれば、櫛部が往復動されるので、髪に適度な圧力が付与されるので、髪の内部の水分が排出され、髪の内部にトリートメント液が浸透されやすくすることができる。つまり、トリートメント液は髪の内部に許容量だけ浸透させることができる。
本発明においては、髪に対するトリートメントにおいて、トリートメント液を十分髪の内部に浸透させるという目的を以下のようにして実現した。
本発明の実施例1に基づくトリートメント装置(トリートメント用櫛装置、櫛装置、コーミング装置としてもよい。他においても同じ)A1は、図1〜図4に示すように構成され、装置本体部5と、櫛部40とを有している。
ここで、装置本体部(本体部)5は、櫛部40に対して往復動を出力するための装置であり、ケース部10と、動作機構部12とを有している。
ケース部10は、細長状のケース状を呈し、内部に動作機構部12を収納するための収納空間を有し、後端部10aと側面部10bと先端部10cとを有している。後端部10aは、円形の平面状を呈している。また、側面部10bは筒状を呈し、その外周面は後端側から先端側の途中までは円筒状に形成され、先端側はテーパ状に形成されている。また、先端部10cは、円形の板状を呈し、先端部10cの先端側の面は平面状を呈している。この先端部10cには、軸部26が挿通するための開口部10eが形成されている。この開口部10eは、略円形に形成されている。また、先端部10cの後端側には、軸部26の本体部26aをガイドするためのガイド部10dが設けられていて、このガイド部10dは、円柱状の挿通穴を有する筒状(具体的には、円筒状)を呈している。このガイド部10dの挿通穴の内周面は、櫛部40の軸線方向(X1−X2方向)と同一方向に形成されている。
また、動作機構部12は、電源部14と、モータ(駆動部)16と、歯車18と、ギア20と、カム部22と、ロッド24と、軸部26とを有している。
ここで、電源部14は、モータ16に電源を供給するためのものであり、例えば、蓄電池や充電池等により構成される。また、モータ16は、回転力を出力するものである。モータ16の回転数は、櫛部40の往復動の回数が1000〜5000回/秒となるような回転数となっている。このモータ16の出力軸には、歯車18が設けられている。
また、ギア20は、円形板状の本体部20aと、該本体部20aの周端部に本体部20aの面に直角な方向に形成された歯部20bとを有し、本体部20aの中心には、回転軸部20a−1が本体部20aに固定して設けられている。この回転軸部20a−1は、櫛部40の軸線方向(X1−X2方向)に直角の方向に設けられ、ケース部10に対して回転自在に設けられている。該歯部20bは、歯車18と歯合している。
また、カム部22は、円柱状を呈し、その軸線が回転軸部20a−1の軸線と平行に設けられている。このカム部22は、一方の端面が本体部20aに固定され、その軸線が回転軸部20a−1(厳密には、回転軸部20a−1の軸線)とずれた位置に固定されている。つまり、カム部22は、ギア20に対してその回転軸とは偏心した位置に設けられている。なお、カム部22には、カム部22の中心軸とは偏心した位置に挿通穴が設けられ、該回転軸部20a−1は、この挿通穴に挿通されて、カム部22は、回転軸部20a−1に固定されている。つまり、歯車18が回転すると、これにより、ギア20が回転し、カム部22が回転軸部20a−1を中心に回転するようになっている。
また、ロッド24は、カム部22と軸部26間に設けられ、棒状部24aと、棒状部24aの端部に設けられた環状部24bとを有している。そして、棒状部24aにおける、環状部24bが設けられている側とは反対側の端部が、カム部22の側面(Y1側の側面)にカム部22に対して回転自在に設けられている。具体的には、棒状部24aの端部には挿通穴が設けられて、該挿通穴にピン部25が挿通され、該ピン部25は、カム部22に固定されている。なお、このピン部25は、カム部22の回転中心(つまり、回転軸部20a−1)に対してずれた位置に設けられ、具体的には、回転軸部20a−1とは反対側の位置に設けられている。また、環状部24bは、軸部26における環状部26bと連結されている。上記のカム部22とロッド24とでクランク機構を構成しているといえる。
また、軸部26は、軸部本体部26aと、軸部本体部26aの後端に設けられた環状部26bと、軸部本体部26aの先端に設けられた先端部26cとを有している。
ここで、軸部本体部26aは、棒状の円柱状を呈している。軸部本体部26aは、往復動可能にガイド部10d内に設けられている。また、環状部26bは、軸部本体部26aの後端に設けられ、ロッド24における環状部24bと連結している。また、先端部26cは、図3、図4に示すように、扁平状(具体的には、扁平板状)に形成されていて、櫛部40の基端部42に設けられた接続穴42aに確実に接続できるようになっている。また、この装置本体部5には、モータ16の動作をオンオフするためのスイッチ(図示せず)が設けられている。なお、モータ16と、歯車18と、ギア20と、カム部22と、ロッド24とで上記往復運動出力部を構成している。
また、櫛部40は、櫛形状を呈し、基端部42と、櫛本体部44とを有している。この基端部42は、櫛本体部44を支持する支持部材であり、後端側にいくほど大径となるラッパ状を呈していて、その後端側には、軸部26と接続するための接続穴42aが設けられている。また、基端部42は、その先端に棒状の接続部42bを有している。
また、櫛本体部44は、接続部42bに接続され、櫛状を呈し、フレーム部46と、櫛歯部48とを有している。このフレーム部46は、櫛部40の軸線方向(X1−X2方向)に設けられた横方向部(櫛歯部を支持する本体部)46aと、横方向部46aの後端側から下方向(Z1−Z2方向)に設けられた縦方向部46bと、横方向部46aの先端側から下方向に設けられた縦方向部46cとを有している。また、櫛歯部48は、棒状を呈し、フレーム部46の横方向部46aの下面から下方向(Z1−Z2方向)に向かって設けられている。この櫛歯部48は、横方向部46aの軸線方向(長手方向)に沿って複数設けられている。
この櫛歯部48の形状は、通常の櫛における櫛歯部と同様の形状であり、隣接する櫛歯部間の距離、つまり、ある櫛歯部の軸線と隣接する櫛歯部の軸線間の距離G(図1参照)は、1.5mm〜2.5mm程度となっている。つまり、複数の櫛歯部48は、距離G間隔で設けられている。また、隣接する櫛歯部48間の隙間は1.0mm〜1.5mmとなっている。櫛歯部48のこれらの構成は、実施例2や実施例3においても同様である。
なお、この櫛部40は、装置本体部5に着脱自在となっている。つまり、装置本体部5の軸部26を櫛部40の接続穴42aに挿入することにより、櫛部40が装置本体部5に接続され、櫛部40が装置本体部5に接続された状態から櫛部40を軸線方向に抜き操作することにより、櫛部40を装置本体部5から外すことができる。
上記構成のトリートメント装置A1の動作について説明する。まず、トリートメント装置A1に設けられたスイッチを操作すると、モータ16が回転し、歯車18が回転する。すると、歯車18に歯合したギア20が回転し、これにより、カム部22が回転する。このカム部22が回転することにより、ロッド24の環状部24bがトリートメント装置A1の軸線方向(X1−X2方向)に往復動し、これにより、軸部26が往復動し、軸部26が往復動することにより、軸部26に接続された櫛部40が往復動する。なお、ガイド部10dが設けられているので、軸部26は、上下動することなく往復動し、櫛部40も上下動することなく往復動する。この櫛部40の往復動の回数は、1000〜5000回/秒である。また、櫛部40の往復動の振幅は、2.0mm〜8.0mm(好ましくは、4.0mm(3.5mm〜4.5mmとしてもよい))とするのが好ましい。つまり、例えば、櫛歯部48のX1−X2方向における中心位置が、往復動において櫛部40が後端位置にある場合と櫛部40が先端位置にある場合と間の距離が2.0mm〜8.0mm(好ましくは、4.0mm)とするのが好ましい。
なお、トリートメント装置A1の軸線方向と、軸部26の軸線方向と、櫛部40の軸線方向(長手方向)は同じ方向であり、ともにX1−X2方向である。
次に、トリートメント装置A1の使用状態について説明する。まず、被施術者の髪に対して、髪を覆っている毛表皮(キューティクル)を開かせる。これは、髪をシャンプーする等して濡らしたり、スチーマーを使用したり、髪を濡らして加温する等して行なう。なお、この状態では、髪の内部には水分が十分膨潤していて飽和状態となっている。
その後、トリートメント装置A1を使用しながらトリートメントを行う。つまり、トリートメント液を髪に付着させ、トリートメント装置A1を使用しながらトリートメント液を髪になじませる。つまり、トリートメント装置A1の櫛部40で髪をときながらトリートメント液をなじませていく。実際には、髪を小分けにして、トリートメント液をなじませる作業を繰り返す。
すると、櫛部40が往復動することにより、髪に適度な圧力が付与され、これにより、髪の内部に飽和状態となっていた水分が排出され、毛表皮が開いた状態で、かつ、髪の内部の水分が排出された状態となるので、髪の内部にトリートメント液が浸透していく。つまり、トリートメント液は髪の内部に許容量だけ浸透していく。
つまり、従来においては、被施術者の髪に対して、髪を覆っている毛表皮(キューティクル)を開かせた状態(この状態では、髪の内部には水分が十分膨潤していて飽和状態となっている)で、単に、トリートメント液をなじませるのみであるので、水分が飽和状態となっている髪の内部にトリートメント液を浸透させることが困難であり、また、仮に、髪を乾燥させて水分を髪の内部から排出させた状態とすると、毛表皮は閉じた状態となってしまうので、この場合もトリートメント液を髪の内部に浸透させることはできないが、本実施例のトリートメント装置A1を使用すると、上記のように十分トリートメント液を髪の内部に浸透させることができる。
次に、本発明の実施例2に基づくトリートメント装置A2は、上記実施例1のトリートメント装置A1と同様に、櫛部40が往復動するものであるが、トリートメント装置A1とは異なり、櫛部40が上下動しながら往復動する構成となっている。
すなわち、トリートメント装置A2は、図1、図3、図5、図6に示すように構成され、装置本体部(本体部)105と、櫛部40とを有している。
ここで、装置本体部105は、櫛部40に対して往復動を出力するための装置であり、ケース部110と、動作機構部112とを有している。
ケース部110は、細長状のケース状を呈し、内部に動作機構部112を収納するための収納空間を有し、その外形形状は、実施例1のケース部10と同様となっている。このケース部110は、後端部110aと側面部110bと先端部110cとを有している。後端部110aは、円形の平面状を呈している。また、側面部110bは筒状を呈し、その外周面は後端側から先端側の途中までは円筒状に形成され、先端側はテーパ状に形成されている。また、先端部110cは、円形の板状を呈している。この先端部110cには、上記実施例1と同様に、軸部126が挿通するための開口部が形成されているが、後述するように、軸部126は単に往復動するのではなく、往復動しながら上下動するので、開口部は円形状ではなく、長穴状に形成されている。また、側面部110bの先端側の内面部には、ステー136aを支持するための支持部110dと、ステー136bを支持するための支持部110eが設けられている。この支持部110dと支持部110eには、ステーを取り付けるための貫通穴が軸線方向に直角な方向(Y1−Y2方向)に形成されている。つまり、支持部110dには貫通穴110d−1が設けられ、支持部110eには貫通穴110e−1が設けられている。また、支持部110dと支持部110eは、軸線方向(X1−X2方向)に設けられている。なお、先端部110cの後端側には実施例1におけるようなガイド部は設けられていない。
また、動作機構部112は、電源部114と、モータ(駆動部)116と、歯車118と、ギア120と、カム部122と、ロッド124と、軸部126と、揺動部130とを有している。
ここで、電源部114とモータ116と歯車118とギア120とカム部122とロッド124の構成は、上記実施例1における場合と同様の構成である。
すなわち、電源部114は、モータ116に電源を供給するためのものである。また、モータ116は、回転力を出力するものである。モータ116の回転数は、櫛部40の往復動の回数が1000〜5000回/秒となるような回転数となっている。このモータ116の出力軸には、歯車118が設けられている。
また、ギア120は、円形板状の本体部120aと、該本体部120aの周端部に本体部120aの面に直角な方向に形成された歯部120bとを有し、本体部120aの中心には、回転軸部120a−1が本体部120aに固定して設けられている。この回転軸部120a−1は、櫛部40の軸線方向(X1−X2方向)に直角の方向に設けられ、ケース部110に対して回転自在に設けられている。該歯部120bは、歯車118と歯合している。
また、カム部122は、円柱状を呈し、その軸線が回転軸部120a−1の軸線と平行に設けられている。このカム部122は、一方の端面が本体部120aに固定され、その軸線が回転軸部120a−1(厳密には、回転軸部120a−1の軸線)とずれた位置に固定されている。つまり、カム部122は、ギア120に対してその回転軸とは偏心した位置に設けられている。なお、カム部122には、カム部122の中心軸とは偏心した位置に挿通穴が設けられ、該回転軸部120a−1は、この挿通穴に挿通されて、カム部122は、回転軸部120a−1に固定されている。つまり、歯車118が回転すると、これにより、ギア120が回転し、カム部122が回転軸部120a−1を中心に回転するようになっている。
また、ロッド124は、カム部122と軸部126間に設けられ、棒状部124aと、棒状部124aの端部に設けられた環状部124bとを有している。そして、棒状部124aにおける、環状部124bが設けられている側とは反対側の端部が、カム部122の側面(Y1側の側面)にカム部122に対して回転自在に設けられている。具体的には、棒状部124aの端部には挿通穴が設けられて、該挿通穴にピン部125が挿通され、該ピン部125は、カム部122に固定されている。なお、このピン部125は、カム部122の回転中心(つまり、回転軸部120a−1)に対してずれた位置に設けられ、具体的には、回転軸部120a−1とは反対側の位置に設けられている。また、環状部124bは、軸部126における環状部126bと連結されている。上記のカム部122とロッド124とでクランク機構を構成しているといえる。
また、軸部126は、軸部本体部126aと、軸部本体部126aの後端に設けられた環状部126bと、軸部本体部126aの先端に設けられた先端部126cとを有している。
ここで、軸部本体部126aは、棒状の円柱状を呈するとともに、その途中位置に所定の間隔を介して環状部127a、127bを有した形状を呈している。つまり、軸部本体部126aは、棒状の円柱状を呈するが、所定の間隔を介して環状部127aと環状部127bが固定して設けられている。この環状部127aと環状部127bは、筒状部132の抜けを防止するためのものである。環状部127aと環状部127bの間隔は、筒状部132を環状部127aと環状部127b間に配置できる程度の間隔であり、環状部127aと環状部127bの間隔は、筒状部132の長さよりも若干長く形成されている。なお、環状部127aと環状部127bの間隔を筒状部132の長さと同じにして、環状部127aと環状部127b間にぴったり嵌るようにしてもよい。
また、環状部126bは、軸部本体部126aの後端に設けられ、ロッド124における環状部124bと連結している。
また、先端部126cは、図3に示すように、扁平状(具体的には、扁平板状)に形成されていて、櫛部40の基端部42に設けられた接続穴42aに確実に接続できるようになっている。また、この装置本体部105には、モータ116の動作をオンオフするためのスイッチ(図示せず)が設けられている。なお、モータ116と、歯車118と、ギア120と、カム部122と、ロッド124とで上記往復運動出力部を構成している。
また、揺動部130は、図5、図6等に示すように、筒状部132と、突状部134a、134bと、ステー136a、136bとを有している。
この筒状部132は、円筒状を呈し、軸部126が貫通しており、環状部127aと環状部127b間に設けられている。筒状部132の内径は、環状部127a、127bの外径よりも大きく、これにより、筒状部132は、環状部127aと環状部127b間は移動するが、環状部127aや環状部127bに規制されて移動できないように構成されている。また、突状部134aと突状部134bは、筒状部132の下端に取り付けられ、ステーが回動可能に取り付けられている。つまり、突状部134aには、軸線方向の直角な方向(Y1−Y2方向)に貫通穴134a−1が形成され、この貫通穴134a−1に一対のステー136aが取り付け可能に形成されている。また、同様に、突状部134bには、軸線方向の直角な方向(Y1−Y2方向)に貫通穴134b−1が形成され、この貫通穴134b−1に一対のステー136bが取り付け可能に形成されている。
また、ステー136aは、略コ字状の棒状部材であり、支持部110dと突状部134a間に設けられ、ステー136aの上端が突状部134aの貫通穴に回動自在に設けられ、ステー136aの下端が支持部110dの貫通穴に回動自在に設けられている。このステー136aは、支持部110dと突状部134a間の両側、すなわち、Y1側とY2側に一対設けられている。また、ステー136bは、略コ字状の棒状部材であり、支持部110eと突状部134b間に設けられ、ステー136bの上端が突状部134bの貫通穴に回動自在に設けられ、ステー136bの下端が支持部110eの貫通穴に回動自在に設けられている。このステー136bは、支持部110eと突状部134b間の両側、すなわち、Y1側とY2側に一対設けられている。
なお、ステー136aの長さとステー136bの長さは同じに形成されており(これにより、貫通穴110d−1と貫通穴134a−1間の距離α1と、貫通穴110e−1と貫通穴134b−1間の距離α2は、同じに形成されている)、貫通穴110d−1と貫通穴110e−1間の距離と、貫通穴134a−1と貫通穴134b−1間の距離とは同じに形成されている。
揺動部130は上記のように構成されていることによって、筒状部132は、軸線方向に平行な方向を維持しながら揺動可能に形成されている。なお、距離α1と距離α2は一定の状態で揺動するので、筒状部132は、揺動に際して若干上下動することになる。
なお、ステー136aとステー136bの軸線方向に対する角度は、軸部126が最も後端側にある際(つまり、後端位置にある場合)に、図7のW1に示すように、直角となっている。なお、ステー136a、136bは、軸線方向に対して先端側に傾斜した状態としてもよい。このように構成することにより、図9の第1例に示すように、櫛部40の往復動に際して、櫛部40が最も後端側にある状態から先端側に移動するに従い、櫛部40が軸線方向を保ったまま櫛部40が下側(Z1方向)に降下し、また、櫛部40が最も先端側にある状態(つまり、先端位置にある状態)から後端側に移動するに従い、櫛部40が軸線方向を保ったまま櫛部40が上側(Z2方向)に上昇することになる。以上のようにして、側面視した場合に、貫通穴110d−1と貫通穴110e−1と貫通穴134a−1と貫通穴134b−1の各貫通穴を1つの点とみなした場合に、筒状部132が揺動するに際して、4つの点は、常に平行四辺形を形成していることになる。これにより、筒状部132の軸線は常に同じ方向(軸線方向)を向いているが、筒状部132自体は揺動に伴い上下動することになる。つまり、所定の間隔を介して軸線方向に設けられた2つの回動中心軸を中心に回動する2つの回動部材(ステー136a、136b)が設けられているといえる。
また、櫛部40は、上記実施例1の櫛部40と同じ構成である。すなわち、櫛部40は、基端部42と、櫛本体部44とを有している。この基端部42は、櫛本体部44を支持する支持部材であり、後端側にいくほど大径となるラッパ状を呈していて、その後端側には、軸部126と接続するための接続穴42aが設けられている。また、基端部42は、その先端に棒状の接続部42bを有している。
また、櫛本体部44は、接続部42bに接続され、フレーム部46と、櫛歯部48とを有している。このフレーム部46は、櫛部40の軸線方向(X1−X2方向)に設けられた横方向部46aと、横方向部46aの後端側から下方向(Z1−Z2方向)に設けられた縦方向部46bと、横方向部46aの先端側から下方向に設けられた縦方向部46cとを有している。また、櫛歯部48は、棒状を呈し、フレーム部46の横方向部46aの下面から下方向(Z1−Z2方向)に向かって設けられている。この櫛歯部48は、横方向部46aの軸線方向(長手方向)に沿って複数設けられている。
なお、この櫛部40は、装置本体部105に着脱自在となっている。つまり、装置本体部105の軸部126を櫛部40の接続穴42aに挿入することにより、櫛部40が装置本体部105に接続され、櫛部40が装置本体部105に接続された状態から櫛部40を軸線方向に抜き操作することにより、櫛部40を装置本体部105から外すことができる。
上記構成のトリートメント装置A2の動作について説明する。まず、トリートメント装置A2に設けられたスイッチを操作すると、モータ116が回転し、歯車118が回転する。すると、歯車118に歯合したギア120が回転し、これにより、カム部122が回転する。このカム部122が回転することにより、ロッド124の環状部124bがトリートメント装置A2の軸線方向(X1−X2方向)に往復動する。
ロッド124の環状部124bが往復動することにより、軸部126が往復動し、軸部126が往復動することにより、軸部126に接続された櫛部40が往復動する。
櫛部40の往復動に際して、上記のように、櫛部40が最も後端側にある状態(つまり、後端位置にある状態)から先端側に移動するに従い、櫛部40が所定の方向(軸線方向)を保ったまま櫛部40が下側(Z1方向)に降下する。つまり、図7におけるW1からW2を経てW3の順に示すように、軸部126が所定の方向を保ったまま先端側に移動するとともに下側に降下していくので、櫛部40も、所定の方向を保ったまま先端側に移動するとともに、下側に降下していく。
また、櫛部40が最も先端側にある状態(つまり、先端位置にある状態)から後端側に移動するに従い、櫛部40が軸線方向を保ったまま櫛部40が上側(Z2方向)に上昇する。つまり、図7におけるW3からW4を経てW1の順に示すように、軸部126が所定の方向を保ったまま後端側に移動するとともに上側に上昇していくので、櫛部40も、所定の方向を保ったまま後端側に移動するとともに、上側に上昇していく。
つまり、櫛部40の往復動に際しては、図8に示すように、櫛部40は、最も後端側の位置で44−Aに示す位置となり、最も先端側の位置では44−Bに示す位置となって、櫛部40は、所定の方向を保ちながら上下動をすることになる。つまり、櫛部40の往復動における移動経路が、少なくとも該櫛部の該長手方向に直角な成分と該櫛部の長手方向の成分とを有する方向の経路を有するといえる。また、櫛部40を櫛部40の長手方向に向けた状態で所定の回動中心軸を中心に回動させながら往復動させているともいえる。この櫛部40の往復動の回数は、1000〜5000回/秒である。また、櫛部40の往復動の振幅(軸線方向の振幅)は、2.0mm〜8.0mm(好ましくは、4.0mm(3.5mm〜4.5mmとしてもよい))とするのが好ましい。
なお、図7に示す動きは、ギア120がY1側から見て左回転する場合の例であり、ギア120がY1側から見て右回転する場合には、図7の動きは、逆の動きとなる。つまり、W4→W3→W2→W1の順の動きとなる。ただし、その場合でも、図8に示す動きは同様であり、最も後端側の位置で44−Aに示す位置となり、最も先端側の位置では44−Bに示す位置となって、櫛部40は、所定の方向を保ちながら上下動をすることになる。
なお、トリートメント装置A2の軸線方向と、軸部126の軸線方向と、櫛部40の軸線方向(長手方向)は同じ方向であり、ともにX1−X2方向である。
次に、トリートメント装置A2の使用状態について説明する。まず、被施術者の髪に対して、髪を覆っている毛表皮(キューティクル)を開かせる。これは、髪をシャンプーする等して濡らしたり、スチーマーを使用したり、髪を濡らして加温する等して行なう。なお、この状態では、髪の内部には水分が十分膨潤していて飽和状態となっている。
その後、トリートメント装置A2を使用しながらトリートメントを行う。つまり、トリートメント液を髪に付着させ、トリートメント装置A2を使用しながらトリートメント液を髪になじませる。つまり、トリートメント装置A2の櫛部40で髪をときながらトリートメント液をなじませていく。実際には、髪を小分けにして、トリートメント液をなじませる作業を繰り返す。
すると、櫛部40が往復動することにより、髪に適度な圧力が付与され、これにより、髪の内部に飽和状態となっていた水分が排出され、毛表皮が開いた状態で、かつ、髪の内部の水分が排出された状態となるので、髪の内部にトリートメント液が浸透していく。つまり、トリートメント液は髪の内部に許容量だけ浸透していく。
また、本実施例のトリートメント装置A2においては、櫛部40が往復動する際に上下動するので、櫛部40から髪に対して付与される力が櫛部40の軸線方向のみとはならず、該軸線方向に直角な方向の成分を持つ力も髪に付与されるので、髪に対して十分圧力を掛けることができ、髪の内部に飽和状態となっている水分を十分排出することができる。つまり、櫛歯部48自体が上下動しながら往復動することにより髪に圧力が掛かるだけでなく、フレーム部46の横方向部46aの櫛歯部48側の面が髪に当たることから、軸線方向に直角な方向にも髪に圧力を掛けることができ、水分の排出のためにより十分な圧力を掛けることができる。
なお、上記の例では、図9の第1例に示すように、櫛部40は、先端側に移動するとともに下方に降下し、後端側に移動することにより上方に上昇するものとしたが、図7のW1のように軸部126が最も後端側にある際に、ステー136a、136bが図7における右側に傾斜した状態とし、図7のW3のように軸部126が最も先端側にある際に、ステー136a、136bが軸線に対して直角となるようにすれば、櫛部40の動きは、図9の第2例に示すように、先端側に移動するとともに上方に上昇し、後端側に移動することにより下方に降下する。このような動きの場合でも、櫛部40が後端側に移動する際に櫛部40が降下するので、髪に対して、軸線方向に直角な方向にも圧力を付与することができる。
また、図7のW1のように軸部126が最も後端側にある際に、ステー136a、136bが図7における右側に傾斜した状態とし、図7のW3のように軸部126が最も先端側にある際に、ステー136a、136bが左側に傾斜した状態となるようにしてもよい。このようにすれば、櫛部40の動きは、図9の第3例に示すように、先端側に移動する際にも後端側に移動する際にも、櫛部40は途中まで上昇し、途中から降下することになる。
次に、本発明の実施例3に基づくトリートメント装置A3は、上記実施例2のトリートメント装置A2と同様に、櫛部40が上下動しながら往復動するものであるが、往復動の機構がトリートメント装置A2とは異なる。
すなわち、トリートメント装置A3は、図1、図3、図10に示すように構成され、装置本体部(本体部)205と、櫛部40とを有している。
ここで、装置本体部205は、櫛部40に対して往復動を出力するための装置であり、ケース部210と、動作機構部212とを有している。
ケース部210は、細長状のケース状を呈し、内部に動作機構部212を収納するための収納空間を有し、その外形形状は、実施例1のケース部10と同様となっている。このケース部210は、後端部210aと側面部210bと先端部210cとを有している。後端部210aは、円形の平面状を呈している。また、側面部210bは筒状を呈し、その外周面は後端側から先端側の途中までは円筒状に形成され、先端側はテーパ状に形成されている。また、先端部210cは、円形の板状を呈している。この先端部210cには、上記実施例1や実施例2と同様に、軸部256が挿通するための開口部210eが形成されているが、後述するように、軸部256は単に往復動するのではなく、往復動しながら上下動するので、開口部210eは、図10に示すように、円形状ではなく、長穴状に形成されている。なお、先端部210cの後端側には実施例1におけるようなガイド部は設けられていない。
また、動作機構部212は、電源部214と、モータ(駆動部)216と、歯車218と、ギア(第1ギア)220と、カム部(第1カム部)221と、ギア(第2ギア)230と、ギア(第3ギア)240と、カム部(第2カム部)241と、円筒状部250と、軸部252と、円筒状部254と、軸部256とを有している。
ここで、電源部214とモータ216と歯車218の構成は、上記実施例1や実施例2における場合と同様の構成である。
すなわち、電源部214は、モータ216に電源を供給するためのものである。また、モータ216は、回転力を出力するものである。モータ216の回転数は、櫛部40の往復動の回数が1000〜5000回/秒となるような回転数となっている。このモータ216の出力軸には、歯車218が設けられている。
また、ギア220は、円形板状の本体部220aと、該本体部220aの周端部に本体部220aの面に直角な方向に形成された歯部220bと、該本体部220aの周端部に外周方向に形成された歯部220cとを有し、本体部220aの中心には、回転軸部220a−1が本体部220aに固定して設けられている。この回転軸部220a−1は、櫛部40の軸線方向(X1−X2方向)に直角の方向に設けられ、ケース部210に対して回転自在に設けられている。該歯部220bは、歯車218と歯合している。
また、カム部221は、カム部本体222と、板状部224とを有している。このカム部本体222は、円柱状を呈し、その軸線が回転軸部220a−1の軸線と平行に設けられている。このカム部本体222は、一方の端面が本体部220aに固定され、その軸線が回転軸部220a−1(厳密には、回転軸部220a−1の軸線)とずれた位置に固定されている。つまり、カム部本体222は、ギア220に対してその回転軸とは偏心した位置に設けられている。なお、カム部本体222には、カム部本体222の中心軸とは偏心した位置に挿通穴が設けられ、該回転軸部220a−1は、この挿通穴に挿通されて、カム部本体222は、回転軸部220a−1に固定されている。また、板状部224は、円形状の板状に形成され、カム部本体222よりも大径に形成され、円筒状部250の外径と略同様に形成されている。この板状部224は、円筒状部250がカム部221から脱落するのを防止するために設けられている。このカム部221は全体に一体に形成されている。
また、ギア230は平歯車であり、円形板状の部材の周端部に外周方向に歯部230aが形成されている。また、ギア230の軸線位置には、回転軸部232がギア230に固定して設けられ、この回転軸部232は、ケース部210に対して回転自在に設けられている。この回転軸部232は、櫛部40の軸線方向(X1−X2方向)に直角の方向に設けられていて、回転軸部220a−1とは平行に設けられている。ギア230の歯部とギア220の歯部220cとは歯合している。このギア230は、ギア240の回転方向を調製するために設けられている。つまり、ギア220とギア240とが同方向に回転するように設けられている。
また、ギア240は、ギア230と同様に平歯車であり、円形板状の部材の周端部に外周方向に歯部240aが形成されている。その軸線位置には、回転軸部240−1がギア240に固定して設けられ、この回転軸部240−1は、ケース部210に対して回転自在に設けられている。この回転軸部240−1は、櫛部40の軸線方向(X1−X2方向)に直角の方向に設けられていて、回転軸部220a−1や回転軸部232とは平行に設けられている。ギア240の歯部240aとギア230の歯部230aとは歯合している。なお、ギア240における歯部240aの数とギア220における歯部220cの数は同じに構成され、これにより、ギア220とギア240の回転速度が同じになるように構成されている。
また、カム部241は、カム部本体242と、板状部244とを有している。このカム部本体242は、円柱状を呈し、その軸線が回転軸部240−1の軸線と平行に設けられている。このカム部本体242は、一方の端面がギア240に固定され、その軸線が回転軸部240−1(厳密には、回転軸部240−1の軸線)とずれた位置に固定されている。つまり、カム部本体242は、ギア240に対してその回転軸とは偏心した位置に設けられている。なお、カム部本体242には、カム部本体242の中心軸とは偏心した位置に挿通穴が設けられ、該回転軸部240−1は、この挿通穴に挿通されて、カム部本体242は、回転軸部240−1に固定されている。また、板状部244は、円形状の板状に形成され、カム部本体242よりも大径に形成され、円筒状部254の外径と略同様に形成されている。この板状部244は、円筒状部254がカム部241から脱落するのを防止するために設けられている。このカム部241は全体に一体に形成されている。
なお、このカム部241はカム部221と同じ構成であり、同大同形状に形成されている。特に、カム部本体242の径とカム部本体222の径とは同じに形成され、カム部本体242の偏心方向とカム部本体222の偏心方向とは同じ方向に形成されている。これにより、ギア220とギア240とが回転することにより、カム部221とカム部241とは同期して回転するように構成されている。
また、円筒状部250は、円筒状に形成され、カム部221におけるカム部本体222の周囲に設けられている。つまり、カム部本体222が円筒状部250の内部に配置されている。円筒状部250の軸線は、カム部本体222の軸線と一致している。円筒状部250の内径は、カム部本体222が回転可能な大きさに形成され、カム部本体222が円滑に回転するように、カム部本体222の外径よりも若干大きく形成されている。なお、この円筒状部250は、ギア220やカム部221には固定されておらず、円筒状部250は、カム部221の回転に伴って、上下動しながら往復動する。
また、軸部252、棒状に形成され、その後端は、円筒状部250の外周面に固定されている。具体的には、軸部252の軸線が円筒状部250の軸線と直角に交差するように、軸部252の後端が円筒状部250に固定されている。
また、円筒状部254は、円筒状に形成され、カム部241におけるカム部本体242の周囲に設けられている。つまり、カム部本体242が円筒状部254の内部に配置されている。円筒状部254の軸線は、カム部本体242の軸線と一致している。円筒状部254の内径は、カム部本体242が回転可能な大きさに形成され、カム部本体242が円滑に回転するように、カム部本体242の外径よりも若干大きく形成されている。この円筒状部254は、円筒状部250と同じ構成であり、特に、円筒状部254の内径と円筒状部250の内径は同じに構成されている。なお、この円筒状部254は、ギア240やカム部241には固定されておらず、円筒状部254は、カム部241の回転に伴って、上下動しながら往復動する。また、この円筒状部254の外周には、軸部252の先端が固定されている。具体的には、軸部252の軸線が円筒状部254の軸線と直角に交差するように、軸部252の先端が円筒状部254に固定されている。
また、軸部256は、棒状に形成され、その後端は、円筒状部254の外周面に固定されている。具体的には、軸部256は、軸部252の反対側に固定され、軸部256の軸線が円筒状部254の軸線と直角に交差するように、固定されている。また、軸部256と軸部252とは、直線上になるように設けられている。つまり、軸部252の軸線と軸部256の軸線とが一致するように構成されている。
また、軸部256の先端部256aは、図3に示すように、扁平状(具体的には、扁平板状)に形成されていて、櫛部40の基端部42に設けられた接続穴42aに確実に接続できるようになっている。円筒状部250と軸部252と円筒状部254と軸部256とは、全体に一体に構成され、全体として一体に動くことになる。円筒状部250と軸部252と円筒状部254と軸部256とから構成される部材が上記ロッド状部を構成し、このロッド状部と、カム部221と、カム部241とはクランク機構を構成しているといえる。また、この装置本体部205には、モータ216の動作をオンオフするためのスイッチ(図示せず)が設けられている。
また、櫛部40は、上記実施例1や実施例2のの櫛部40と同じ構成である。すなわち、櫛部40は、基端部42と、櫛本体部44とを有している。この基端部42は、櫛本体部44を支持する支持部材であり、後端側にいくほど大径となるラッパ状を呈していて、その後端側には、軸部256と接続するための接続穴42aが設けられている。また、基端部42は、その先端に棒状の接続部42bを有している。
また、櫛本体部44は、接続部42bに接続され、フレーム部46と、櫛歯部48とを有している。このフレーム部46は、櫛部40の軸線方向(X1−X2方向)に設けられた横方向部46aと、横方向部46aの後端側から下方向(Z1−Z2方向)に設けられた縦方向部46bと、横方向部46aの先端側から下方向に設けられた縦方向部46cとを有している。また、櫛歯部48は、棒状を呈し、フレーム部46の横方向部46aの下面から下方向(Z1−Z2方向)に向かって設けられている。この櫛歯部48は、横方向部46aの軸線方向(長手方向)に沿って複数設けられている。
なお、この櫛部40は、装置本体部205に着脱自在となっている。つまり、装置本体部205の軸部256を櫛部40の接続穴42aに挿入することにより、櫛部40が装置本体部205に接続され、櫛部40が装置本体部205に接続された状態から櫛部40を軸線方向に抜き操作することにより、櫛部40を装置本体部205から外すことができる。
上記構成のトリートメント装置A3の動作について説明する。まず、トリートメント装置A3に設けられたスイッチを操作すると、モータ216が回転し、歯車218が回転する。すると、歯車218に歯合したギア220が回転し、これにより、ギア230が回転し、さらに、ギア240が回転する。
ギア220が回転するに伴い、カム部221が回転し、カム部221が回転することにより、円筒状部250が上下動しながら往復動する。つまり、Z1−Z2方向に上下動しながらX1−X2方向に往復動する。また、ギア240が回転するに伴い、カム部241が回転し、カム部241が回転することにより、円筒状部254が上下動しながら往復動する。つまり、Z1−Z2方向に上下動しながらX1−X2方向に往復動する。このカム部221とカム部241とは、同期して回転するので、円筒状部250と円筒状部254とは、同期して上下動しながら往復動する。
これにより、軸部256は、上下動しながら往復動するので、軸部256に接続された櫛部40も上下動しながら往復動する。
櫛部40の具体的な動きとしては、ギア220とギア240とがY1側に見て左回転する場合には、軸部256が最も後端側から最も先端側に行くに従い、途中まで上昇して途中から降下し、軸部256が最も先端側から最も後端側に行くに従い、途中まで降下して途中から上昇する動きとなるので、これと同じように、櫛部40も、最も後端側から最も先端側に行くに従い、途中まで上昇して途中から降下し、最も先端側から最も後端側に行くに従い、途中まで降下して途中から上昇する。つまり、図11に示すように、櫛部40が最も後端側にある44−Aの状態から44−Bの状態を経て44−Cの状態(最も先端側にある状態)になり、さらに、44−Cの状態から44−Dの状態を経て44−Aの状態に戻る。この動きを繰り返すことになる。つまり、櫛部40は、軸線方向を向いた状態で周回運動をすることになる。なお、この場合も、櫛部40の往復動における移動経路が、少なくとも該櫛部の該長手方向に直角な成分と該櫛部の長手方向の成分とを有する方向の経路を有するといえる。また、櫛部40を櫛部40の長手方向に向けた状態で周回移動させているともいえる。この櫛部40の往復動の回数は、1000〜5000回/秒である。また、櫛部40の往復動の振幅(軸線方向の振幅)は、2.0mm〜8.0mm(好ましくは、4.0mm(3.5mm〜4.5mmとしてもよい))とするのが好ましい。
なお、ギア220とギア240がY1側から見て右回転する場合には、上記とは逆の動きとなるので、44−Aの状態から44−Dの状態を経て44−Cの状態になり、さらに、44−Bの状態を経て44−Aの状態に戻る。この動きを繰り返すことになる。つまり、櫛部40は、軸線方向を向いた状態で周回運動をすることになる。この場合も、この櫛部40の往復動の回数は、1000〜5000回/秒である。
なお、トリートメント装置A3の軸線方向と、軸部256の軸線方向と、櫛部40の軸線方向(長手方向)は同じ方向であり、ともにX1−X2方向である。
次に、トリートメント装置A3の使用状態について説明する。まず、被施術者の髪に対して、髪を覆っている毛表皮(キューティクル)を開かせる。これは、髪をシャンプーする等して濡らしたり、スチーマーを使用したり、髪を濡らして加温する等して行なう。なお、この状態では、髪の内部には水分が十分膨潤していて飽和状態となっている。
その後、トリートメント装置A3を使用しながらトリートメントを行う。つまり、トリートメント液を髪に付着させ、トリートメント装置A3を使用しながらトリートメント液を髪になじませる。つまり、トリートメント装置A3の櫛部40で髪をときながらトリートメント液をなじませていく。実際には、髪を小分けにして、トリートメント液をなじませる作業を繰り返す。
すると、櫛部40が往復動することにより、髪に適度な圧力が付与され、これにより、髪の内部に飽和状態となっていた水分が排出され、毛表皮が開いた状態で、かつ、髪の内部の水分が排出された状態となるので、髪の内部にトリートメント液が浸透していく。つまり、トリートメント液は髪の内部に許容量だけ浸透していく。
また、本実施例のトリートメント装置A3においては、櫛部40が往復動する際に上下動するので、櫛部40から髪に対して付与される力が櫛部40の軸線方向のみとはならず、該軸線方向に直角な方向の成分を持つ力も髪に付与されるので、髪に対して十分圧力を掛けることができ、髪の内部に飽和状態となっている水分を十分排出することができる。つまり、櫛歯部48自体が上下動しながら往復動することにより髪に圧力が掛かるだけでなく、フレーム部46の横方向部46aの櫛歯部48側の面が髪に当たることから、軸線方向に直角な方向にも髪に圧力を掛けることができ、水分の排出のためにより十分な圧力を掛けることができる。また、特に、櫛部40は、軸線方向を向いた状態で周回運動をするので、髪に対して複数の方向から圧力を掛けることができ、髪の水分を十分排出させることができる。
次に、本発明の実施例4に基づくトリートメント装置A4は、上記実施例1のトリートメント装置A1と同様に、櫛部が往復動するものであるが、2つの櫛部が設けられている点が異なる。
すなわち、トリートメント装置A4は、図12、図13に示すように構成され、装置本体部(本体部)305と、櫛部(第2櫛部)330と、櫛部340とを有している。
ここで、装置本体部305は、櫛部340に対して往復動を出力するための装置であり、ケース部310と、動作機構部312とを有している。
ケース部310は、細長状のケース状を呈し、内部に動作機構部312を収納するための収納空間を有し、後端部310aと側面部310bと先端部310cとを有している。後端部310aは、円形の平面状を呈している。また、側面部310bは筒状を呈し、その外周面は後端側から先端側の途中までは円筒状に形成され、先端側はテーパ状に形成されている。また、先端部310cは、円柱状の外形を呈し、先端部310cには、軸部326が挿通するための挿通穴310dが形成されている。この挿通穴310dは、円柱状に形成されていて、その意味では、先端部310cは、円筒状に形成されている。この挿通穴310dは、軸部326のガイド部としても機能する。なお、図12は、ケース部310の一部を破断した状態で示されており、実際には、動作機構部312をカバーした状態となっている。
また、動作機構部312は、実施例1における動作機構部12と略同様の構成となっている。つまり、動作機構部312は、電源部314と、モータ(駆動部)316と、歯車318と、ギア320と、カム部322と、ロッド324と、軸部326とを有している。
動作機構部312における電源部314と、モータ316と、歯車318と、ギア320と、カム部322と、ロッド324の各部の構成は、実施例1における各部の構成と同様の構成となっている。
つまり、電源部314は、モータ316に電源を供給するためのものである。また、モータ316は、回転力を出力するものである。モータ316の回転数は、櫛部340の往復動の回数が1000〜5000回/秒となるような回転数となっている。このモータ316の出力軸には、歯車318が設けられている。
また、ギア320は、円形板状の本体部320aと、該本体部320aの周端部に本体部320aの面に直角な方向に形成された歯部320bとを有し、本体部320aの中心には、回転軸部320a−1が本体部320aに固定して設けられている。この回転軸部320a−1は、櫛部340の軸線方向(X1−X2方向)に直角の方向に設けられ、ケース部310に対して回転自在に設けられている。該歯部320bは、歯車318と歯合している。
また、カム部322は、円柱状を呈し、その軸線が回転軸部320a−1の軸線と平行に設けられている。このカム部322は、一方の端面が本体部320aに固定され、その軸線が回転軸部320a−1(厳密には、回転軸部320a−1の軸線)とずれた位置に固定されている。つまり、カム部322は、ギア320に対してその回転軸とは偏心した位置に設けられている。なお、カム部322には、カム部322の中心軸とは偏心した位置に挿通穴が設けられ、該回転軸部320a−1は、この挿通穴に挿通されて、カム部322は、回転軸部320a−1に固定されている。つまり、歯車318が回転すると、これにより、ギア320が回転し、カム部322が回転軸部320a−1を中心に回転するようになっている。
また、ロッド324は、カム部322と軸部326間に設けられ、棒状部324aと、棒状部324aの端部に設けられた環状部324bとを有している。そして、棒状部324aにおける、環状部324bが設けられている側とは反対側の端部が、カム部322の側面(Y1側の側面)にカム部322に対して回転自在に設けられている。具体的には、棒状部324aの端部には挿通穴が設けられて、該挿通穴にピン部325が挿通され、該ピン部325は、カム部322に固定されている。なお、このピン部325は、カム部322の回転中心(つまり、回転軸部320a−1)に対してずれた位置に設けられ、具体的には、回転軸部320a−1とは反対側の位置に設けられている。また、環状部324bは、軸部326における環状部326bと連結されている。
また、軸部326は、軸部本体部326aと、軸部本体部326aの後端に設けられた環状部326bとを有している。
ここで、軸部本体部326aは、棒状の円柱状を呈している。軸部本体部326aは、往復動可能に挿通穴310d内に設けられている。また、環状部326bは、軸部本体部326aの後端に設けられ、ロッド324における環状部324bと連結している。また、軸部本体部326aの先端側は、尖った形状に形成され、その端部に櫛部340が設けられている。
また、この装置本体部305には、モータ316の動作をオンオフするためのスイッチ(図示せず)が設けられている。なお、モータ316と、歯車318と、ギア320と、カム部322と、ロッド324とで上記往復運動出力部を構成している。
次に、櫛部330は、支持部332と、櫛歯部334とを有している。この支持部332は、トリートメント装置A3の軸線方向(X1−X2方向)に設けられ、平板状部332aと湾曲状部332bとを有している。つまり、平板状部332aは、横方向(X1−X2方向)に細長の長方形状を呈する板状を呈し、平板状部332aの表裏の平面部は、縦方向に立設した方向となっている。また、湾曲状部332bは、平板状部332aの上端に沿って細長に形成され、櫛部340側(Y1側)に湾曲した形状を呈している。この湾曲状部332bが形成されることによって、支持部332の櫛部340側(Y1側)の空間で、櫛歯部334の上側と湾曲状部332bとで囲まれる空間が櫛部340の支持部342の配設空間となり、往復動する支持部342の上方をカバーする役目も果たしている。
また、櫛歯部334は、支持部332の側面(Y1側の側面)の下側から下方向(Z1−Z2方向)に設けられ、棒状を呈し、先端が他よりも幅狭な形状を呈している。この櫛歯部334は、支持部332の軸線方向(長手方向)に沿って複数設けられている。
なお、支持部332の先端には、縦方向部333aが設けられ、支持部332の後端には、縦方向部333bが設けられている。該縦方向部333aは、支持部332の先端位置の側面の下側から下方向(Z1−Z2方向)に設けられている。また、縦方向部333bは、支持部332の後端位置の側面の下側から下方向(Z1−Z2方向)に設けられている。これにより、縦方向部333aと、複数の櫛歯部334と、縦方向部333bとは、直線状に一列に設けられているといえる。なお、縦方向部333aと支持部332と縦方向部333bとでフレーム部が構成されているといえる。
また、櫛部340は、支持部342と、櫛歯部344とを有している。この支持部342は、トリートメント装置A4の軸線方向(X1−X2方向)に設けられ、平板状に形成されている。つまり、支持部342は、横方向(X1−X2方向)に細長の長方形状を呈する板状を呈し、支持部342の表裏の平面部は、縦方向に立設した方向となっている。なお、支持部342は、軸部326に接続されていて、具体的には、支持部342の後端が軸部326の先端と接続されている。
また、櫛歯部344は、支持部342の下端から下方向(Z1−Z2方向)に設けられ、棒状を呈し、先端が他よりも幅狭な形状を呈している。この櫛歯部344は、支持部342の軸線方向(長手方向)に沿って複数設けられている。つまり、櫛歯部344は、直線状に一列に設けられている。
ここで、櫛歯部334と櫛歯部344とは、一列に配設されている。つまり、櫛歯部334と櫛歯部344とは、Y1−Y2方向には同じ位置に設けられていて、直線状に一列に配設され、櫛歯部334の中心線(つまり、X1−X2方向の中心線)と櫛歯部344の中心線(つまり、X1−X2方向の中心線)とは一致している。なお、櫛部330における隣接する櫛歯部334間の距離(つまり、隣接する櫛歯部334間の軸線方向の距離)G1(図13参照)(複数の櫛歯部334は、距離G1間隔で設けられているといえる)は、通常の櫛における隣接する櫛歯部間の距離よりも大きく形成され、特に、櫛歯部344が往復動する関係から、通常の櫛における隣接する櫛歯部間の距離の2倍以上の距離とするのが好ましく、具体的には、3.0mm〜9.0mm程度となっている。同様に、櫛部340における隣接する櫛歯部344間の距離(つまり、隣接する櫛歯部344間の軸線方向の距離)G2(図13参照)(複数の櫛歯部344は、距離G2間隔で設けられているといえる)は、隣接する上記櫛歯部334間の距離G1と同じ長さに形成され、通常の櫛における隣接する櫛歯部間の距離よりも大きく形成され、特に、通常の櫛における隣接する櫛歯部間の距離の2倍以上の距離とするのが好ましく、具体的には、3.0mm〜9.0mm程度となっている。
よって、櫛歯部344は、隣接する両側の櫛歯部334間を往復動することになるが、往復動する櫛歯部344の振幅は、隣接する両側の櫛歯部344間の距離以下となっている。つまり、櫛歯部344が往復動する際の後端位置と先端位置との間の距離は、隣接する両側の櫛歯部344間の距離S1以下となっている(図14参照)。
なお、往復動する櫛歯部344の移動領域の長さ(櫛歯部344が往復動する際の移動領域の後端位置と先端位置との間の距離)は、隣接する両側の櫛歯部344間の距離よりも小さく、櫛歯部334と櫛歯部344とが最も近接した場合でも、櫛歯部334と櫛歯部344との間に所定の隙間があるようにするのが好ましい。
具体的には、図14に示すように、往復動する櫛歯部344の移動領域S2(往復動する櫛歯部344の移動領域の端部から端部までの距離)は、隣接する両側の櫛歯部344間の距離S1よりも小さく、櫛歯部334と櫛歯部344とが最も近接した場合に、先端側には隙間S3が存在し、後端側にも隙間S4が存在する。このようにすることにより、髪を解く際に支障となることがなく、また、髪を傷付けることがない。また、櫛歯部344が櫛歯部334に接触することがないので、装置の故障の防止となる。なお、この隙間S3や隙間S4の大きさとしては任意であるが、例えば、0.5mm〜2.0mmとするのが好ましい。また、櫛歯部344の振幅は、2.0mm〜8.0mm(好ましくは、3.0mm〜4.0mm)とするのが好ましい。
上記構成のトリートメント装置A4の動作について説明する。まず、トリートメント装置A4に設けられたスイッチを操作すると、モータ316が回転し、歯車318が回転する。すると、歯車318に歯合したギア320が回転し、これにより、カム部322が回転する。このカム部322が回転することにより、ロッド324の環状部324bがトリートメント装置A4の軸線方向(X1−X2方向)に往復動し、これにより、軸部326が往復動し、軸部326が往復動することにより、軸部326に接続された櫛部340が往復動する。なお、挿通穴310dが設けられているので、軸部326は、上下動することなく往復動し、櫛部40も上下動することなく往復動する。この櫛部340の往復動の回数は、1000〜5000回/秒である。
なお、トリートメント装置A4の軸線方向と、軸部326の軸線方向と、櫛部340の軸線方向(長手方向)と、櫛部330の軸線方向(長手方向)は同じ方向であり、ともにX1−X2方向である。
次に、トリートメント装置A4の使用状態について説明する。まず、被施術者の髪に対して、髪を覆っている毛表皮(キューティクル)を開かせる。これは、髪をシャンプーする等して濡らしたり、スチーマーを使用したり、髪を濡らして加温する等して行なう。なお、この状態では、髪の内部には水分が十分膨潤していて飽和状態となっている。
その後、トリートメント装置A4を使用しながらトリートメントを行う。つまり、トリートメント液を髪に付着させ、トリートメント装置A4を使用しながらトリートメント液を髪になじませる。つまり、トリートメント装置A4の櫛部340で髪をときながらトリートメント液をなじませていく。実際には、髪を小分けにして、トリートメント液をなじませる作業を繰り返す。
すると、櫛部340が往復動することにより、髪に適度な圧力が付与され、これにより、髪の内部に飽和状態となっていた水分が排出され、毛表皮が開いた状態で、かつ、髪の内部の水分が排出された状態となるので、髪の内部にトリートメント液が浸透していく。つまり、トリートメント液は髪の内部に許容量だけ浸透していく。
特に、本実施例のトリートメント装置A4においては、櫛歯部334と櫛歯部344とが一列に配設され、櫛歯部344が隣接する両側の櫛歯部334間を往復動するので、髪が櫛歯部334と櫛歯部344とで挟んだ状態となり、髪に対して同時に左右両側から圧力が掛けられるので、髪の内部の水分を十分排出することができる。
なお、上記の実施例4においては、櫛部340のみが往復動し、櫛部330は固定されているものであるが、櫛部330も往復動するものとしてもよい。例えば、ギア320のY2側にもカム部と、該カム部に接続されたロッドと、ロッドに接続された軸部とを設け、該軸部の先端に櫛部330を設ける。これらのカム部やロッドや軸部が上記第2動作機構部に当たる。その場合でも、櫛部330の櫛歯部と櫛部340の櫛歯部とは一列に配設されるようにする。そして、櫛部330と櫛部340の動きは、反対方向に同期するようにし、櫛部330が最も先端にある場合には、櫛部340が最も後端にあるようにし、櫛部が330が最も後端にある場合には、櫛部340が最も先端にあるようにする。そして、櫛歯部334と櫛歯部344とが最も近接した場合には、少なくとも櫛歯部334と櫛歯部344とが接するようにし、好ましくは、櫛歯部334と櫛歯部344とが最も近接した場合でも、櫛歯部334と櫛歯部344との間に所定の隙間があるようにする。
また、上記の実施例4において、櫛部330と櫛部340は上記の構成であるとしたが、図15〜図18に示す構成としてもよい。
すなわち、図15〜図18に示すトリートメント装置A4’においては、トリートメント装置A4における櫛部330の代わりに櫛部350が設けられ、櫛部340の代わりに櫛部380が設けられている。
ここで、櫛部350は、支持部352と、櫛歯部354とを有し、支持部352は、支持部332と同様の構成である。すなわち、支持部352は、トリートメント装置A4’の軸線方向(X1−X2方向)に設けられ、平板状部352aと湾曲状部352bとを有している。
また、櫛歯部354は、本体部356と、円筒状部370とを有している。つまり、本体部356は、基端部358と、柱状部360と、先端部362とを有し、基端部358は、支持部352の側面(Y1側の側面)の下側に設けられ、上側部分が直方体を呈するとともに下側部分が、その上端が四角形状を呈し下端が円形を呈する形状となっている。また、柱状部360は、基端部358の下端から下方向(Z1−Z2方向)に設けられ、円柱状を呈している。また、先端部362は、少なくともその上端が柱状部360よりも大径に形成されていて、略逆円錐台形状を呈している。
また、円筒状部370は、基端部358と先端部362間の柱状部360の周囲に設けられ、円筒状を呈している。この円筒状部370の内径は、柱状部360の外径よりも大きく形成されていて、円筒状部370が柱状部360に対して容易に回転するように形成されている。なお、この円筒状部370の外径は、先端部362の上端の外径と略同一であり、円筒状部370の周面と先端部362の周面とが連続面となっている。円筒状部370は、先端部362により脱落が防止されている。
また、櫛部380は、支持部382と、櫛歯部384とを有している。この支持部382は、トリートメント装置A4’の軸線方向(X1−X2方向)に設けられ、平板状に形成されている。つまり、支持部382は、横方向(X1−X2方向)に細長の長方形状を呈する板状を呈し、支持部382の表裏の平面部は、縦方向に立設した方向となっている。なお、支持部382は、軸部326に接続されていて、具体的には、支持部382の後端が軸部326の先端と接続されている。
また、櫛歯部384は、本体部386と、円筒状部400とを有している。つまり、本体部386は、基端部388と、柱状部390と、先端部392とを有し、基端部388は、支持部382の下端に設けられ、その上端が四角形状を呈し下端が円形を呈する形状となっている。また、柱状部390は、基端部388の下端から下方向(Z1−Z2方向)に設けられ、円柱状を呈している。また、先端部392は、少なくともその上端が柱状部390よりも大径に形成されていて、略逆円錐台形状を呈している。
また、円筒状部400は、基端部388と先端部392間の柱状部390の周囲に設けられ、円筒状を呈している。この円筒状部400の内径は、柱状部390の外径よりも大きく形成されていて、円筒状部400が柱状部390に対して容易に回転するように形成されている。なお、この円筒状部400の外径は、先端部392の上端の外径と略同一であり、円筒状部400の周面と先端部392の周面とが連続面となっている。円筒状部400は、先端部392により脱落が防止されている。以上のように、柱状部390と先端部392と円筒状部400の各構成は、上記櫛部350の場合と同様の構成であるといえる。
なお、櫛部350における隣接する櫛歯部354間の距離(つまり、隣接する櫛歯部354間の軸線方向の距離)G3(図16参照)(複数の櫛歯部354は、距離G3間隔で設けられているといえる)は、通常の櫛における隣接する櫛歯部間の距離よりも大きく形成され、特に、櫛歯部384が往復動する関係から、通常の櫛における隣接する櫛歯部間の距離の2倍以上の距離とするのが好ましく、具体的には、3.0mm〜9.0mm程度となっている。同様に、櫛部380における隣接する櫛歯部384間の距離(つまり、隣接する櫛歯部384間の軸線方向の距離)G4(図16参照)(複数の櫛歯部384は、距離G3間隔で設けられているといえる)は、隣接する上記櫛歯部354間の距離G3と同じ長さに形成され、通常の櫛における隣接する櫛歯部間の距離よりも大きく形成され、特に、通常の櫛における隣接する櫛歯部間の距離の2倍以上の距離とするのが好ましく、具体的には、3.0mm〜9.0mm程度となっている。
なお、上記トリートメント装置A4における場合と同様に、櫛歯部384は、隣接する両側の櫛歯部354間を往復動することになるが、往復動する櫛歯部384の振幅(この場合の振幅は、往復動する櫛歯部344の移動領域の端部から端部までの距離を示す)は、隣接する両側の櫛歯部354間の距離以下となっている。つまり、櫛歯部384が往復動する際の移動領域の後端位置と先端位置との間の距離は、隣接する両側の櫛歯部354間の距離以下となっている。また、上記トリートメント装置A4の場合と同様に、往復動する櫛歯部384の振幅は、隣接する両側の櫛歯部354間の距離よりも小さく、櫛歯部354と櫛歯部384とが最も近接した場合でも、櫛歯部354と櫛歯部384との間に所定の隙間があるようにするのが好ましい。なお、トリートメント装置A4の場合と同様に、該所定の隙間の大きさは任意であるが、例えば、0.5mm〜2.0mmとするのが好ましい。また、櫛歯部384の振幅は、2.0mm〜8.0mm(好ましくは、3.0mm〜4.0mm)とするのが好ましい。
以上のように、上記トリートメント装置A4’においては、櫛部350と櫛部380において、櫛歯部に回転自在な円筒状部が設けられているといえる。なお、上記以外の構成は、上記トリートメント装置A4と同様の構成であるので、詳しい説明を省略する。
トリートメント装置A4’においては、櫛部350、380が上記のように構成されているので、櫛歯部354や櫛歯部384に髪が絡まった場合でも、円筒状部370や円筒状部400が回転することにより、絡まった髪を容易にほどくことができる。
また、トリートメント装置A4’において、櫛歯部354や櫛歯部384の構成を図19や図20に示す構成としてもよい。
すなわち、図19、図20に示す櫛歯部354、384は、主として、柱状部の構成が異なる。なお、櫛歯部354の構成と櫛歯部384の構成は、基端部の構成を除き同様の構成であるので、以下では、櫛歯部354を例に取って説明する。なお、図19、図20の構成における基端部358の構成は上記トリートメント装置A4’における基端部358と同様の構成である。
すなわち、櫛歯部354は、本体部356と、円筒状部370とを有している。つまり、本体部356は、基端部358と、柱状部360と、先端部362とを有している。
ここで、柱状部360は、円柱状部360aと、弾性部364a〜364hとを有している。
ここで、円柱状部360aは、円柱状を呈し、基端部356と先端部362間に設けられている。
また、弾性部364a〜364hは、円柱状部360aの側面から突出し、棒状を湾曲又は屈曲させた形状を呈している。つまり、弾性部364a〜364hにおける各弾性部は同じ構成であるので、弾性部364aを例に取って説明すると、弾性部364aは、円柱状部360aの側面から外側(つまり、円柱状部360aの側面から離れる方向)に突出した棒状の第1構成部K1と、該第1構成部から連設された棒状の第2構成部K2で、内側(つまり、円柱状部360aの側面に近づく方向)に突出した棒状の第2構成部K2とを有し、第1構成部K1と第2構成部K2の間の部分は、屈曲するかあるいは湾曲した形状となっている。
また、円柱状部360aにおける高さ方向の同じ位置に、複数の弾性部が放射状に設けられている。つまり、図19に示すように、弾性部364a〜364dが、互いに点対称の位置に放射状に設けられ、また、弾性部364e〜364hが、互いに点対称の位置に放射状に設けられている。また、弾性部364a〜364dからなる弾性部群を第1弾性部群とし、弾性部364e〜364hからなる弾性部群を第2弾性部群とした場合に、第1弾性部群と第2弾性部群とは、高さ方向に交互に設けられている。また、第1弾性部群における各弾性部の方向(つまり、放射状の方向)と、第2弾性部群における各弾性部群の方向(つまり、放射状の方向)は、異なる方向となっていて、第2弾性部群における各弾性部の方向は、第1弾性部群における各弾性部の方向の中間の方向になっている。つまり、上方から視認した場合には、第2弾性部群の各弾性部は、第1弾性部群の各弾性部の中間の方向にあり、例えば、弾性部364eは、弾性部364aの方向と弾性部364bの方向の中間の方向にあり、弾性部364eは弾性部364aに対して45度をなし、弾性部364bに対しても45度をなしている。なお、第1弾性部群、第2弾性部群ともに、上方から視認した場合に、隣接する弾性部は互いに直角をなしている。
また、先端部362と円筒状部370の構成は、上記トリートメント装置A4’の場合と同様であるので、詳しい説明を省略する。
また、櫛歯部384の構成は、櫛歯部354と同様である。すなわち、櫛歯部384は、本体部386と、円筒状部400とを有している。つまり、本体部386は、基端部388と、柱状部390と、先端部392とを有し、柱状部390は、円柱状部390aと、弾性部394a〜394hとを有している。
この図19、図20に示す構成においては、上記トリートメント装置A4’の場合と同様に、櫛歯部354や櫛歯部384に髪が絡まった場合でも、円筒状部370や円筒状部400が回転することにより、絡まった髪を容易にほどくことができる。また、柱状部360、390に弾性部が設けられているので、図20に示すように、円筒状部370、400が横方向に移動可能となり、絡まった髪を容易にほどくことができる。さらに、第1弾性部群と第2弾性部群とが交互に設けられているので、円筒状部370、400が横方向のいずれの方向にも(つまり、360度いずれの方向にも)均等に移動することができ、より容易に絡まった髪をほどくことができる。
なお、上記弾性部の構成は、円筒状部370、400が回転可能で、かつ、円筒状部370、400が横方向に移動可能な構成であれば他の構成としてもよい。
なお、櫛部の櫛歯部の構成を図15〜図18のような構成とする点や、櫛部の櫛歯部の構成を図19、図20のような構成とする点は、上記実施例4のみならず、実施例1〜実施例3に適用してもよい。この場合でも、絡まった髪を容易にほどくことが可能となる。つまり、実施例4の場合には、2つの櫛部における各櫛歯部によって髪を挟む状態となるため、櫛歯部の構成を図15〜図18のような構成とする点や、櫛部の櫛歯部の構成を図19、図20のような構成とする点は大きな効果があるといえるが、実施例1〜3の場合でも、円筒状部370、400が回転したり、横方向に移動することにより髪の絡みを防止することが可能となる。
また、上記実施例4やこれの応用例においては、櫛部340や櫛部380は、上下動することなく往復動するとして説明したが、動作機構部312を実施例2や実施例3における動作機構部として上下動しながら往復動する構成としてもよい。
また、上記の説明においては、櫛歯部354が本体部356と円筒状部370とを有し、櫛歯部384が本体部386と円筒状部400とを有する構成としたが、このように櫛歯部が本体部と円筒状部とを有する構成を通常の櫛(つまり、この場合の櫛は、櫛を往復動させるものではない)に適用してもよい。つまり、複数の櫛歯部を有する櫛において、櫛歯部を上記本体部や円筒状部が設けられた構成とする。つまり、「複数の櫛歯部と、該櫛歯部を支持する本体部とを有する櫛において、該櫛歯部は、該本体部から連設された櫛歯部本体と、該櫛歯部本体に周設された該櫛歯部本体に対して回転可能な円筒状部とを有することを特徴とする櫛。」とする。また、該構成において、「上記櫛歯部における櫛歯部本体は、円柱状を呈する柱状部と、該柱状部の先端に設けられ、該柱状部よりも大径な先端部とを有し、上記円筒状部は、該柱状部の周りに設けられていることを特徴とする。」とする。さらに、該構成において、「上記櫛歯部における円筒状部の内径は、櫛歯部本体における柱状部の外径よりも大径であり、該柱状部の周囲には、弾性部材が設けられていることを特徴とする。」とする。
実施例1〜実施例3におけるトリートメント装置の構成を示す斜視図である。 実施例1のトリートメント装置の構成を示す一部破断斜視図である。 実施例1〜実施例3のトリートメント装置の構成を示す分解斜視図である。 実施例1のトリートメント装置の構成を示す分解斜視図である。 実施例2のトリートメント装置の構成を示す一部破断斜視図である。 実施例2のトリートメント装置における揺動部の構成を示す斜視図である。 実施例2のトリートメント装置の動作を説明するための説明図である。 実施例2のトリートメント装置の動作を説明するための説明図である。 実施例2のトリートメント装置の動作を説明するための説明図である。 実施例3のトリートメント装置の構成を示す一部破断斜視図である。 実施例3のトリートメント装置の動作を説明するための説明図である。 実施例4のトリートメント装置の構成を示す一部破断斜視図である。 実施例4のトリートメント装置における櫛部の構成を示す要部斜視図である。 実施例4のトリートメント装置における櫛部の構成を説明するための説明図である。 実施例4のトリートメント装置の他の構成を示す要部斜視図である。 実施例4のトリートメント装置の他の構成における櫛部の構成を示す要部斜視図である。 櫛歯部の構成を示す一部縦断面図である。 図17におけるP−P断面図である。 櫛歯部の他の構成を示す一部縦断面図である。 図19の構成の櫛歯部の動作を説明するための説明図である。
符号の説明
A1、A2、A3、A4、A4’ トリートメント装置
10、110、210、310、ケース部
12、112、212、312 動作機構部
16、116、216、316 モータ
18、118、218、318 歯車
20、120、220、230、240、320 ギア
22、122、221、241、322 カム部
24、124、324 ロッド
26、126、252、256、326 軸部
40、330、340、350、380 櫛部
46 フレーム部
48、334、344、354、384 櫛歯部
130 揺動部
132 筒状部
136a、136b ステー
250、254、370、400 円筒状部
356、386 本体部
370 円筒状部
364a〜364h 弾性部

Claims (19)

  1. トリートメント装置であって、
    櫛形状を呈する櫛部で、該櫛部の長手方向に沿って複数の櫛歯部を有する櫛部と、
    該櫛部を、該櫛部の該長手方向に往復動させる動作機構部を有する本体部と、
    を有することを特徴とするトリートメント装置。
  2. 上記動作機構部が、
    回転力を出力する駆動部と、
    該駆動部から出力される回転力により回転するギアと、
    該ギアの回転により動作するクランク機構部と、
    該クランク機構部に接続された軸部と、
    を有し、
    上記櫛部が、該軸部に接続されていることを特徴とする請求項1に記載のトリートメント装置。
  3. トリートメント装置であって、
    櫛形状を呈する櫛部で、該櫛部の長手方向に沿って設けられた複数の櫛歯部と、該複数の櫛歯部を支持し、該長手方向に設けられた本体部とを有する櫛部と、
    該櫛部を往復動させる動作機構部で、往復動における移動経路が、少なくとも該櫛部の該長手方向に直角な成分と該櫛部の長手方向の成分とを有する方向の経路を有する動作機構部を有する本体部と、
    を有することを特徴とするトリートメント装置。
  4. 上記動作機構部が、上記櫛部を櫛部の長手方向に向けた状態で所定の回動中心軸を中心に回動させながら往復動させることを特徴とする請求項3に記載のトリートメント装置。
  5. 上記動作機構部が、
    往復運動を出力する往復運動出力部と、
    該往復運動出力部に接続された軸部と、
    該軸部を上記櫛部の長手方向に向けた状態で所定の回動中心軸を中心に回動させながら支持する揺動部と、
    を有し、
    上記櫛部が、該軸部に接続されていることを特徴とする請求項3又は4に記載のトリートメント装置。
  6. 上記揺動部が、
    上記動作機構部の軸部を回動させる第1回動部材で、一方の端部が上記本体部に回転可能に軸支された第1回動部材と、
    上記動作機構部の軸部を回動させる第2回動部材で、該第1回動部材とは軸部の軸線方向に沿って所定の間隔を介して設けられた第2回動部材で、一方の端部が上記本体部に回転可能に軸支された第2回動部材と、
    を有することを特徴とする請求項5に記載のトリートメント装置。
  7. 上記往復運動出力部が、
    回転力を出力する駆動部と、
    該駆動部から出力される回転力により回転するギアと、
    該ギアの回転により動作するクランク機構部と、
    を有することを特徴とする請求項5又は6に記載のトリートメント装置。
  8. 上記櫛部の往復動に際して、櫛部が後端位置から先端側に移動する場合には、櫛部における櫛歯部の先端側が下方に下降し、一方、櫛部が先端位置から後端側に移動する場合には、櫛部における櫛歯部の先端側が上方に上昇することを特徴とする請求項3又は4又は5又は6又は7に記載のトリートメント装置。
  9. 上記櫛部の往復動に際して、櫛部が後端位置から先端側に移動する場合には、櫛部における櫛歯部の先端側が上方に上昇し、一方、櫛部が先端位置から後端側に移動する場合には、櫛部における櫛歯部の先端側が下方に下降することを特徴とする請求項3又は4又は5又は6又は7に記載のトリートメント装置。
  10. 上記動作機構部が、上記櫛部を櫛部の長手方向に向けた状態で周回移動させることを特徴とする請求項3に記載のトリートメント装置。
  11. 上記動作機構部が、
    回転力を出力する駆動部と、
    該駆動部から出力される回転力により回転する第1ギアで、上記櫛部の長手方向とは直角な方向の回転軸を中心に回転する第1ギアと、
    該第1ギアに設けられた第1カム部で、該第1ギアの回転軸に偏心して設けられ、円柱状の周面を有する第1カム部と、
    該第1ギアと歯合する第2ギアと、
    該第2ギアに歯合する第3ギアで、該第1ギアの回転軸と平行な回転軸を中心に回転する第3ギアと、
    該第3ギアに設けられた第2カム部で、該第3ギアの回転軸に偏心して設けられ、円柱状の周面を有する第3カム部と、
    該第1カム部と該第2カム部の回転により往復動するロッド状部で、該第1カム部に回転可能に周設された第1円筒状部と、該第2カム部に回転可能に周設された第2円筒状部と、該第1円筒状部と該第2円筒状部とを連結するために該第1円筒状部と該第2円筒状部間に設けられた該第1軸部と、該第2円筒状部に設けられた該第2軸部と、を有し、該第1軸部と該第2軸部とが同一直線状に配設されたロッド状部と、
    を有し、
    上記櫛部は、該第2軸部に接続されていることを特徴とする請求項3又は10に記載のトリートメント装置。
  12. 上記トリートメント装置が、櫛形状を呈する第2櫛部で、該第2櫛部の長手方向に沿って複数の櫛歯部を有し、上記本体部に固定された第2櫛部を有し、上記櫛部と該第2櫛部とは互いに平行に設けられていることを特徴とする請求項1又は2又は3又は4又は5又は6又は7又は8又は9又は10又は11に記載のトリートメント装置。
  13. 上記トリートメント装置が、櫛形状を呈する第2櫛部で、該第2櫛部の長手方向に沿って複数の櫛歯部を有する第2櫛部を有し、上記櫛部と該第2櫛部とは互いに平行に設けられていて、該第2櫛部は、該第2櫛部の該長手方向に往復動させる第2動作機構部により往復動されることを特徴とする請求項1又は2又は3又は4又は5又は6又は7又は8又は9又は10又は11に記載のトリートメント装置。
  14. 上記櫛部の櫛歯部と上記第2櫛部の櫛歯部とは、上記櫛部の長手方向に沿って一列に配設されていることを特徴とする請求項12又は13に記載のトリートメント装置。
  15. 上記櫛部の櫛歯部は、上記第2櫛部における隣接する櫛歯部と最も接近した場合に所定の隙間が形成されるように往復動することを特徴とする請求項14に記載のトリートメント装置。
  16. 上記櫛部及び/又は上記第2櫛部は、上記複数の櫛歯部と、該櫛歯部を支持する本体部とを有し、該櫛歯部は、該本体部から連設された櫛歯部本体と、該櫛歯部本体に周設された該櫛歯部本体に対して回転可能な円筒状部とを有することを特徴とする請求項1又は2又は3又は4又は5又は6又は7又は8又は9又は10又は11又は12又は13又は14又は15に記載のトリートメント装置。
  17. 上記櫛歯部における櫛歯部本体は、円柱状を呈する柱状部と、該柱状部の先端に設けられ、該柱状部よりも大径な先端部とを有し、上記円筒状部は、該柱状部の周りに設けられていることを特徴とする請求項16に記載のトリートメント装置。
  18. 上記櫛歯部における円筒状部の内径は、櫛歯部本体における柱状部の外径よりも大径であり、該柱状部の周囲には、弾性部材が設けられていることを特徴とする請求項17に記載のトリートメント装置。
  19. 上記櫛部及び/又は上記第2櫛部の往復動の回数が1000〜5000回/秒であることを特徴とする請求項1又は2又は3又は4又は5又は6又は7又は8又は9又は10又は11又は12又は13又は14又は15又は16又は17又は18に記載のトリートメント装置。
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