JP2006304975A - メダルゲーム機 - Google Patents

Abstract

【課題】ゲームプレイヤーに飽きられることの無い新規なメダルゲーム機を提供する。
【解決手段】メダル（５）を搭載する水平面（３ａ）と、メダル（５）をスライド落下させるスロープ面（３ｂ）を有するベース（３）と、水平面（３ａ）に搭載されたメダル（５）と相対的な往復移動により係合して、メダル（５）をスロープ面（３ｂ）の方向に押し出すプッシャー（４）と、スロープ面（３ｂ）と平行な面に配置され、メダル（５）よりも少し大きい程度の大きさの凹部（１ａ）を有するガイドプレート（１）と、を具備し、プッシャー（４）によりスロープ面（３ｂ）の方向に押し出されたメダル（５）を、ガイドプレート（１）の下面をスライド落下するか上面をスライド落下するかによって、入賞非入賞を判別することを特徴とする。
【選択図】図１

Description

本発明は、プッシャーゲーム機と呼ばれるメダルゲーム機に関するものである。

従来のメダルゲーム機では、メダルがスリットを通過したことをもって入賞としたり（特開平１０−１７９９２２号公報）、メダルプッシャーで押し出されたメダルが舌状のスイッチの上を通過したことをもって入賞としていた（特開２０００−３７２号公報）。
特開平１０−１７９９２２号公報 特開２０００−３７２号公報

メダルがスリットを通過したことをもって入賞とする方式では、メダルを投入する位置をスリットの延長線上におけば有利となることが明らかであるために単純であり、しかも上記の二つのいずれの方式も古くからある方式なのでゲームプレイヤーに飽きられてしまう点で改善余地があった。

本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたもので、ゲームプレイヤーに飽きられることの無い新規なメダルゲーム機を提供することを主要な目的とする。

この目的を達成するために、請求項１の発明によるメダルゲーム機は、メダル（５）を搭載する水平面（３ａ）と、メダル（５）をスライド落下させるスロープ面（３ｂ）を有するベース（３）と、水平面（３ａ）に搭載されたメダル（５）と相対的な往復移動により係合して、メダル（５）をスロープ面（３ｂ）の方向に押し出すプッシャー（４）と、スロープ面（３ｂ）と平行な面に配置され、メダル（５）よりも少し大きい程度の大きさの凹部（１ａ）を有するガイドプレート（１）と、を具備し、プッシャー（４）によりスロープ面（３ｂ）の方向に押し出されたメダル（５）を、ガイドプレート（１）の下面をスライド落下するか上面をスライド落下するかによって、入賞非入賞を判別することを特徴とする。
請求項２の発明によるメダルゲーム機は、請求項１において、ガイドプレート（１）が、スロープ面（３ｂ）の傾斜方向に直交する方向に往復移動することを特徴とする。
請求項３の発明によるメダルゲーム機は、メダル（５）を搭載する第１水平面（３ａ）と、メダル（５）をスライド落下させる第１スロープ面（３ｂ）を有する第１ベース（３）と、第１水平面（３ａ）に搭載されたメダル（５）と相対的な往復移動により係合して、メダル（５）を第１スロープ面（３ｂ）の方向に押し出す第１プッシャー（４）と、第１スロープ面（３ｂ）と平行な面に配置され、メダル（５）よりも少し大きい程度の大きさの第１凹部（１ａ）を有する第１ガイドプレート（１）と、メダル（５）を搭載する第２水平面（２３ａ）と、メダル（５）をスライド落下させる第２スロープ面（２３ｂ）を有する第２ベース（２３）と、第２水平面（２３ａ）に搭載されたメダル（５）と相対的な往復移動により係合して、メダル（５）を第２スロープ面（２３ｂ）の方向に押し出すプッシャー（２４）と、第２スロープ面（２３ｂ）と平行な面に配置され、メダル（５）よりも少し大きい程度の大きさの第２凹部（２１ａ）を有する第２ガイドプレート（２１）と、を具備し、第１プッシャー（４）により第１スロープ面（３ｂ）の方向に押し出されたメダル（５）を、第１ガイドプレート（１）の下面をスライド落下するか上面をスライド落下するかによって入賞非入賞を判別し、第２プッシャー（２４）により第２スロープ面（２３ｂ）の方向に押し出されたメダル（５）を、第２ガイドプレート（２１）の下面をスライド落下するか上面をスライド落下するかによって入賞非入賞を判別することを特徴とする。
請求項４の発明によるメダルゲーム機は、メダル（５）を搭載する水平面（３ａ）と、メダル（５）をスライド落下させるスロープ面（３ｂ）を有するベース（３）と、水平面（３ａ）に搭載されたメダル（５）と相対的な往復移動により係合して、メダル（５）をスロープ面（３ｂ）の方向に押し出すプッシャー（４）と、スロープ面（３ｂ）と平行な面に配置され、スロープ面（３ｂ）の傾斜方向に移動するガイドプレート（３１）と、を具備し、プッシャー（４）によりスロープ面（３ｂ）の方向に押し出されたメダル（５）を、ガイドプレート（１）の下面をスライド落下するか上面をスライド落下するかによって、入賞非入賞を判別することを特徴とする。
請求項５の発明によるメダルゲーム機は、メダル（５）を搭載する水平面（３ａ）と、メダル（５）をスライド落下させるスロープ面（３ｂ）を有するベース（３）と、水平面（３ａ）に搭載されたメダル（５）と相対的な往復移動により係合して、メダル（５）をスロープ面（３ｂ）の方向に押し出すプッシャー（４）と、スロープ面（３ｂ）と平行な面に配置され、水平面（３ａ）側の先端部（４１ａ）が回転移動するガイドプレート（４１）と、を具備し、プッシャー（４）によりスロープ面（３ｂ）の方向に押し出されたメダル（５）を、ガイドプレート（１）の下面をスライド落下するか上面をスライド落下するかによって、入賞非入賞を判別することを特徴とする。

以上のように、本発明のメダルゲーム機によれば、ゲームプレイヤーに飽きられることの無い新規なメダルゲーム機を提供することが可能となる。

以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。

図１は、本発明によるメダルゲーム機の一実施形態を示す斜視図である。図１において、メダル５はベース３の水平面３ａ上にメダル投入器１１（図９参照）によって投入される。水平面３ａ上のメダル５は、プッシャー４に押されてスロープ面３ｂに押し出される。プッシャー４は、図１の右上から左下の方向に往復移動し、左下の方向に移動したときに水平面３ａ上のメダル５と係合して、メダル５をベース３のスロープ面３ｂの方向に押し出す。なお、図１には２枚のメダル５が描かれているが、実際には多数枚のメダル５がベース３の水平面３ａ上に投入される。

スロープ面３ｂには、スロープ面３ｂと平行な面を成すガイドプレート１とスペーサープレート２とが設けられている。ガイドプレート１は、図１の左上から右下の方向（傾斜方向に直交する方向）に往復移動する。スペーサープレート２はスロープ面３ｂに固定されており、ガイドプレート１とスロープ面３ｂとの間に、メダル５の厚さより少し広い程度のスペース６を作る（図２参照）。ガイドプレート１の上辺部には、次に説明する凹部１ａと凸部１ｂが形成されている。なお、ここではガイドプレート１は左右方向に往復移動するものとして説明するが、ガイドプレート１は必ずしも移動する必要は無く、固定されていても良い。

図２および図３（ａ）は、メダル５がガイドプレート１の凸部１ｂと当接する直前の状態を示す縦断面図である。プッシャー４は図２および図３の左右方向に往復移動し、図２および図３の左方向に移動したときにメダル５をスロープ面３ｂの方向に押し出し、メダル５がガイドプレート１の凸部１ｂと当接する（図３（ｂ））。更にプッシャー４がメダル５をスロープ面３ｂの方向に押し出すと、メダル５はガイドプレート１の上面をスライドして左下方向に落下する（図３（ｃ））。ガイドプレート１とスロープ面３ｂの傾斜角８（図４）は、メダル５がガイドプレート１またはスロープ面３ｂをスライドして落下する角度（例えば３０゜）に設定されている。

図５は、メダル５がガイドプレート１の凹部１ａを通る縦断面図である。プッシャー４が図５の左方向に移動してメダル５をスロープ面３ｂの方向に押し出すと（図６（ａ）〜（ｃ））、メダル５はガイドプレート１の下面（スロープ面３ｂの上面）をスライドして左下方向に落下する（図６（ｄ））。スロープ面３ｂの下部にはカウンター（図示せず）が設けられており、このカウンターが入賞したことをカウントする。

メダル５がガイドプレート１の上面をスライド落下するか下面をスライド落下するかは、図３と図５を比較すると分かるように、凸部１ｂとスロープ面３ｂの上端との距離７が短いのに対して、凹部１ａとスロープ面３ｂの上端との距離７が長いことによる。即ち、プッシャー４が図３および図５の左方向に移動してメダル５をスロープ面３ｂの方向に押し出したときに、メダル５が凸部１ｂと当接とたときは凸部１ｂに支えられてガイドプレート１の上面をスライド落下する（図３）。また、メダル５が凹部１ａの位置でスロープ面３ｂの方向に押し出されたときには、支えるものがないのでスロープ面３ｂに沿ってスライド落下する（図５）。

メダル５がプッシャー４により押し出されてスロープ面３ｂに沿ってスライド落下するか否かの率、即ち入賞確率は、図７に示すように、ガイドプレート１が左右に往復移動する速度と、ガイドプレート１の凹部１ａの幅９および深さ１０に依存する。幅９は広い方が入賞確率が高くなる。また、深さ１０は、次に説明するように、深い方が入賞確率が高くなる。

深さ１０が浅い場合に、複数枚のメダル５が重なった状態でプッシャー４により押し出されたときは、最下部の１枚のメダル５はスロープ面３ｂに沿ってスライド落下するが、２枚目以上のメダル５はガイドプレート１の上面をスライド落下する。深さ１０が深い場合に、複数枚のメダル５が重なった状態でプッシャー４により押し出されたときは、全部のメダル５がスロープ面３ｂに沿ってスライド落下する。従って深さ１０は、深い方が入賞確率が高くなると考えられる。

図８および図９は、ガイドプレート１、プッシャー４、水平面３ａ、スロープ面３ｂ、およびメダル投入器１１が実際のメダルゲーム機に組込まれる状態を説明する斜視図である。

なお、図９に示すメダルゲーム機では、プッシャー４が固定されてベース３が図の左下から右上方向に相対移動することでメダル５を押し出す。即ち、図１０に示す状態から、右上方向にベース３が移動した図１１に示す状態、更に右上方向にベース３が移動した図１２に示す状態と変化することによって、ベース３の水平面３ａに搭載されたメダル５をプッシャー４が押し出す。

図１３は、本発明によるメダルゲーム機の第２実施形態を示す斜視図である。実施例２は、実施例１では１段であったガイドプレート１、ベース３、およびプッシャー４の組合わせが２段構成になっている。即ち、図１３に示す構成は、図９に示す構成にガイドプレート２１、水平面２３ａ（ベース２３）が２段目として設けられている。２段目の水平面２３ａに搭載されたメダル５は、往復移動するガイドプレート１の先端部１ｃによってスロープ面２３ｂの方向に押し出される。他は、上述した実施例１と同様であり、同じ構成部分には同じ参照番号を付して重複した説明を省略する。なお、ガイドプレート１の先端部１ｃは、第２プッシャー２４として機能する。先端部１ｃの代わりに専用のプッシャーでメダル５を押し出すようにしても良い。

図１４および図１５は、本発明によるメダルゲーム機の第３実施形態を示す斜視図および断面図である。実施例３におけるガイドプレート３１は、図１４に矢印で示す上下方向に移動する。他は、上述した実施例１と同様であり、同じ構成部分には同じ参照番号を付して重複した説明を省略する。

図１４（ａ）および図１５（ａ）に示すように、ガイドプレート３１が上方向に移動したときは、水平面３ａ上に搭載されたメダル５は、全部がガイドプレート３１の上面をスライド落下し、入賞することはない。また、図１４（ｂ）および図１５（ｂ）に示すように、ガイドプレート３１が下方向に移動したときは、水平面３ａ上に搭載されたメダル５は、全部がプッシャー４により押し出されて入賞する。入賞確率は、ガイドプレート３１が上方向に移動している時間と下方向に移動している時間との比率となる。

図１６および図１７は、本発明によるメダルゲーム機の第４実施形態を示す斜視図および断面図である。実施例４におけるガイドプレート４１は、図１６および図１７に矢印で示すように上端部１４ａが回転移動する。他は、上述した実施例１と同様であり、同じ構成部分には同じ参照番号を付して重複した説明を省略する。

図１６（ａ）および図１７（ａ）に示すように、ガイドプレート４１の水平面３ａ側の先端部４１ａが時計方向に回転移動したときは、水平面３ａ上に搭載されたメダル５は、全部がガイドプレート４１の上面をスライド落下し、入賞することはない。また、図１６（ｂ）および図１７（ｂ）に示すように、ガイドプレート４１の先端部４１ａが反時計方向に回転移動したときは、水平面３ａ上に搭載されたメダル５は、全部がプッシャー４により押し出されて入賞する。入賞確率は、ガイドプレート４１の先端部４１ａが時計方向に回転移動している時間と反時計方向に回転移動している時間との比率となる。

本発明は、アーケードゲーム機で利用可能な技術を提示している。

メダルゲーム機を示す斜視図である。（実施例１） メダルゲーム機を示す断面図である。（実施例１） メダルゲーム機を示す断面図である。（実施例１） メダルゲーム機を示す断面図である。（実施例１） メダルゲーム機を示す断面図である。（実施例１） メダルゲーム機を示す断面図である。（実施例１） メダルゲーム機を示す正面図である。（実施例１） メダルゲーム機を示す斜視図である。（実施例１） メダルゲーム機を示す斜視図である。（実施例１） メダルゲーム機を示す斜視図である。（実施例１） メダルゲーム機を示す斜視図である。（実施例１） メダルゲーム機を示す斜視図である。（実施例１） メダルゲーム機を示す斜視図である。（実施例２） メダルゲーム機を示す斜視図である。（実施例３） メダルゲーム機を示す断面図である。（実施例３） メダルゲーム機を示す斜視図である。（実施例４） メダルゲーム機を示す断面図である。（実施例４）

符号の説明

１ ガイドプレート
１ａ 凹部
１ｂ 凸部
１ｃ 先端部
２ スペーサープレート
３ ベース
３ａ 水平面
３ｂ スロープ面
４ プッシャー
５ メダル
６ スペース
１１ メダル投入器
２１ ガイドプレート
１ａ 凹部
１ｂ 凸部
２３ａ 水平面
２３ｂ スロープ面
２４ プッシャー
３１ ガイドプレート
４１ ガイドプレート
４１ａ 先端部

Claims (5)

1. メダル（５）を搭載する水平面（３ａ）と、メダル（５）をスライド落下させるスロープ面（３ｂ）を有するベース（３）と、
   水平面（３ａ）に搭載されたメダル（５）と相対的な往復移動により係合して、メダル（５）を前記スロープ面（３ｂ）の方向に押し出すプッシャー（４）と、
   前記スロープ面（３ｂ）と平行な面に配置され、メダル（５）よりも少し大きい程度の大きさの凹部（１ａ）を有するガイドプレート（１）と、を具備し、
   前記プッシャー（４）により前記スロープ面（３ｂ）の方向に押し出されたメダル（５）を、前記ガイドプレート（１）の下面をスライド落下するか上面をスライド落下するかによって、入賞非入賞を判別することを特徴とするメダルゲーム機。
2. 前記ガイドプレート（１）が、前記スロープ面（３ｂ）の傾斜方向に直交する方向に往復移動することを特徴とする請求項１に記載のメダルゲーム機。
3. メダル（５）を搭載する第１水平面（３ａ）と、メダル（５）をスライド落下させる第１スロープ面（３ｂ）を有する第１ベース（３）と、
   第１水平面（３ａ）に搭載されたメダル（５）と相対的な往復移動により係合して、メダル（５）を前記第１スロープ面（３ｂ）の方向に押し出す第１プッシャー（４）と、
   前記第１スロープ面（３ｂ）と平行な面に配置され、メダル（５）よりも少し大きい程度の大きさの第１凹部（１ａ）を有する第１ガイドプレート（１）と、
   メダル（５）を搭載する第２水平面（２３ａ）と、メダル（５）をスライド落下させる第２スロープ面（２３ｂ）を有する第２ベース（２３）と、
   第２水平面（２３ａ）に搭載されたメダル（５）と相対的な往復移動により係合して、メダル（５）を前記第２スロープ面（２３ｂ）の方向に押し出すプッシャー（２４）と、
   前記第２スロープ面（２３ｂ）と平行な面に配置され、メダル（５）よりも少し大きい程度の大きさの第２凹部（２１ａ）を有する第２ガイドプレート（２１）と、を具備し、
   前記第１プッシャー（４）により前記第１スロープ面（３ｂ）の方向に押し出されたメダル（５）を、前記第１ガイドプレート（１）の下面をスライド落下するか上面をスライド落下するかによって入賞非入賞を判別し、
   前記第２プッシャー（２４）により前記第２スロープ面（２３ｂ）の方向に押し出されたメダル（５）を、前記第２ガイドプレート（２１）の下面をスライド落下するか上面をスライド落下するかによって入賞非入賞を判別することを特徴とするメダルゲーム機。
4. メダル（５）を搭載する水平面（３ａ）と、メダル（５）をスライド落下させるスロープ面（３ｂ）を有するベース（３）と、
   水平面（３ａ）に搭載されたメダル（５）と相対的な往復移動により係合して、メダル（５）を前記スロープ面（３ｂ）の方向に押し出すプッシャー（４）と、
   前記スロープ面（３ｂ）と平行な面に配置され、該スロープ面（３ｂ）の傾斜方向に移動するガイドプレート（３１）と、を具備し、
   前記プッシャー（４）により前記スロープ面（３ｂ）の方向に押し出されたメダル（５）を、前記ガイドプレート（１）の下面をスライド落下するか上面をスライド落下するかによって、入賞非入賞を判別することを特徴とするメダルゲーム機。
5. メダル（５）を搭載する水平面（３ａ）と、メダル（５）をスライド落下させるスロープ面（３ｂ）を有するベース（３）と、
   水平面（３ａ）に搭載されたメダル（５）と相対的な往復移動により係合して、メダル（５）を前記スロープ面（３ｂ）の方向に押し出すプッシャー（４）と、
   前記スロープ面（３ｂ）と平行な面に配置され、水平面（３ａ）側の先端部（４１ａ）が回転移動するガイドプレート（４１）と、を具備し、
   前記プッシャー（４）により前記スロープ面（３ｂ）の方向に押し出されたメダル（５）を、前記ガイドプレート（１）の下面をスライド落下するか上面をスライド落下するかによって、入賞非入賞を判別することを特徴とするメダルゲーム機。

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