JP2006304841A - 医用画像情報管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】医用画像データを出力する際に、読影情報を自動的に取得して医用画像データに埋め込むことを可能とする。
【解決手段】医用画像情報管理システム100では、読影装置3により、管理装置2が有するDB21から医用画像データの読影情報(及び撮影情報)が取得され、その取得された情報が2次元コードに符号化され、その2次元コードが当該医用画像データに埋め込まれる。2次元コードが埋め込まれた医用画像データは、フィルム等の記録媒体上に出力されたり、画像ファイル(JPEG、bitmap等)として出力される。
【選択図】図1

Description

本発明は、患者を撮影した医用画像に関する情報を管理する医用画像情報管理システムに関する。
近年、病院では、インテリジェント化が進み、PACS(Picture Archiving and Communication System)等の情報管理システムにより、医用画像に関する情報が管理されている(例えば、特許文献1参照。)。
図8に、従来の医用画像情報管理システム200の構成の一例を示す。医用画像情報管理システム200は、図8に示すように、モダリティ10、PACS20、レポートサーバ30、読影装置40、医用画像データをフィルム等に出力する出力装置50により構成され、これらは、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等の通信ネットワークNにより接続されている。
PACS20は、モダリティ10で得られた撮影情報を格納するDB20aを備える。ここで、撮影情報には、モダリティ10での撮影で取得された医用画像データと、各医用画像データの付属情報(患者情報、検査情報等)が含まれる。また、レポートサーバ30は、読影装置40での読影作業により生成、更新された読影情報を格納するDB30aを備える。読影情報には、読影医の氏名、読影をしたか否か、どのような階調で読影したか、どの医用画像データを診断に使用したか、どのようなアノテーションを付加したか、どのようなレポートを記述したか、再検査が必要か否か、再検査の時期、どのような再検査が必要かなどの情報が含まれる。
図9のシーケンス図を参照して、モダリティ10での撮影から読影情報の登録までの流れについて説明する。
まず、モダリティ10で患者の撮影が行われる(ステップT1)。ステップT1の撮影により得られた撮影情報(医用画像データ、患者情報、検査情報等)はPACS20に送信され(ステップT2)、PACS20では、受信された撮影情報がDB20aに登録される(ステップT3)。
読影装置40から、特定の撮影情報に関する問合せ情報がPACS20に送信されると(ステップT4)、PACS20では、その問合せ情報に対応する撮影情報がDB20aから検出され、検出により得られた撮影情報が読影装置40に送信される(ステップT5)。
読影装置40では、受信された撮影情報に基づいて読影作業が行われ、キー画像(読影診断に使用した画像)の決定、読影レポートの作成等により、読影情報が作成される(ステップT6)。次いで、読影作業により生成された読影情報がレポートサーバ30に送信され(ステップT7)、レポートサーバ30では、受信された読影情報がDB30aに登録される(ステップT8)。
次に、図10のシーケンス図を参照して、医用画像データを出力するときの流れについて説明する。
まず、読影装置40からPACS20に対し、撮影情報の取得要求を示す信号が送信される(ステップT10)。撮影情報の取得要求を受けたPACS20では、DB20aから該当する撮影情報を検索し、検索により得られた撮影情報が読影装置40に送信される(ステップT11)。
撮影情報を受信した読影装置40では、その撮影情報に含まれる付属情報(検査情報、患者情報等)が、オーバーレイやアノテーションにより、該当する医用画像データに埋め込まれる(ステップT12)。この付属情報が埋め込まれた医用画像データは、画像ファイル(JPEG、bitmap等)として出力される(ステップT15)。
また、付属情報が埋め込まれた医用画像データは出力装置50に送信される(ステップT13)。出力装置50では、受信された医用画像データに基いてフィルムへの出力処理が行われる(ステップT14)。図11に、フィルムの出力例を示す。図11に示すように、医用画像の他に、オーバーレイやアノテーションによって検査情報等が出力されていることがわかる。このように、検査情報、患者情報等が埋め込まれた医用画像データは画像ファイルとして出力されたり、フィルム上に出力される。
特開2000−268117号公報
しかしながら、従来の医用画像情報管理システムでは、撮影時に決定された撮影情報を管理するPACSと、撮影後に更新される読影情報を管理するレポートサーバが別のシステムであったため、PACSからは撮影情報のみが取得され、一般的な画像ファイル(JPEG、bitmap等)やフィルムには読影情報が出力されず、システム利用者は、出力された画像ファイルやフィルムから最新の読影情報を得ることができないという問題があった。画像ファイルやフィルムから読影情報を取得するためには、画像IDや検査ID等の検索キーを用いてシステムに再ログインし、PACSからの撮影情報の取得とは別に、レポートサーバを検索して読影情報を取得し、医用画像データに埋め込む必要があり、このような作業はシステム利用者にとって面倒であるという問題があった。
本発明の課題は、医用画像データを出力する際に、読影情報を自動的に取得して医用画像データに埋め込むことを可能とすることである。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、医用画像データの読影作業によって生成された読影情報を格納するデータベースと、前記データベースから医用画像データの読影情報を取得し、その取得された読影情報を当該医用画像データに埋め込む埋込手段と、前記埋込手段により読影情報が埋め込まれた医用画像データを、記録媒体上又は画像ファイルに出力する出力手段と、を備えることを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の医用画像情報管理システムにおいて、前記データベースは、患者の撮影により生成される医用画像データ及びその付属情報から構成される撮影情報を更に格納し、前記埋込手段は、前記データベースから医用画像データの読影情報及び撮影情報を取得し、その取得された読影情報及び撮影情報を当該医用画像データに埋め込み、前記出力手段は、前記埋込手段により読影情報及び撮影情報が埋め込まれた医用画像データを出力することを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の医用画像情報管理システムにおいて、前記データベースから取得された情報を符号化する符号化手段を備え、前記埋込手段は、前記符号化手段により符号化された情報を医用画像データに埋め込み、前記出力手段は、前記符号化された情報が埋め込まれた医用画像データを出力することを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の医用画像情報管理システムにおいて、前記符号化された情報を読み込む読込手段と、前記読込手段により得られた符号化された情報を復号する復号手段と、を備えることを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の医用画像情報管理システムにおいて、前記復号手段により復号された情報を表示する読取情報表示手段を備えることを特徴としている。
請求項6に記載の発明は、請求項4又は5に記載の医用画像情報管理システムにおいて、前記復号手段により復号された情報に基いて、前記データベースから読影情報及び/又は撮影情報を検索する検索手段と、前記検索手段により得られた情報を表示する取得情報表示手段と、を備えることを特徴としている。
本発明によれば、医用画像データを出力する際に、読影情報を自動的に取得して医用画像データに埋め込むことにより、システム使用者は、出力された記録媒体又はファイルから読影情報を読み取ることによって、当該医用画像データの運用上の位置付けを把握することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。
まず、本実施形態における構成について説明する。
図1に、本発明を適用した実施形態に係る医用画像情報管理システム100の構成を示す。医用画像情報管理システム100は、図1に示すように、モダリティ1、管理装置2、読影装置3、出力装置4により構成され、これらは互いに通信ネットワークNを介して接続されている。通信ネットワークNは、病院等の建物内又は病院間に構築されたLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等の情報通信網である。
モダリティ1は、患者を撮影して医用画像のデータ(以下、医用画像データと呼ぶ。)を生成する撮影装置であり、血管撮影装置、CT(Computed Tomography)装置、MRI(Magnetic Resonance Imaging)装置、核医学診断装置、超音波診断装置、電子内視鏡装置、CR(Computed Radiography)装置等により構成される。
管理装置2は、モダリティ1による患者の撮影により生成される撮影情報と、読影装置3での読影作業により生成される読影情報を格納するDB(データベース)21を有し、読影装置3からの要求に応じて、DB21から該当する撮影情報及び読影情報を検索し、読影装置3に転送する。この管理装置2は、図8に示したPACS20とレポートサーバ30の双方の機能を備えている。
ここで、撮影情報には、モダリティ1での撮影で取得された医用画像データと、各医用画像データの付属情報(患者情報、検査情報等)が含まれる。検査情報には、検査を識別するための情報として参照キー(検査ID)が含まれ、この参照キーに基づいてDB21が検索される。
また、読影情報には、読影医の氏名、読影をしたか否か、どのような階調で読影したか、どの医用画像データを診断に使用したか、どのようなアノテーションを付加したか、どのようなレポートを記述したか、再検査が必要か否か、再検査の時期、どのような再検査が必要かなどの情報が含まれる。
読影装置3は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)と、LCD(Liquid Crystal Display)等の表示部を備え、読影医による読影作業に基づいて読影情報を生成し、生成された読影情報を管理装置2の送信する。また、読影装置3は、管理装置2から取得した読影情報(及び撮影情報)を2次元コードに変換し、その2次元コードを確定画像(診断に使用した医用画像データ)に埋め込み、画像ファイルとして出力したり、出力装置4に対して、フィルムへの出力を依頼する。
出力装置4は、読影装置3から入力された医用画像データをフィルムや紙等の記録媒体に出力する。出力装置4としては、例えばレーザーイメージャが該当する。
次に、本実施形態における動作について説明する。
まず、図2のシーケンス図を参照して、モダリティ1での患者の撮影から読影情報の登録までの流れについて説明する。
モダリティ1において患者が撮影されると(ステップS1)、撮影により生成された撮影情報が管理装置2に送信される(ステップS2)。管理装置2では、モダリティから受信された撮影情報がDB21に登録される(ステップS3)。
読影装置3から、検査情報を特定する参照キーが管理装置2に送信されると(ステップS4)、管理装置2では、受信された参照キーに対応する撮影情報がDB21から検出され、検出により得られた撮影情報が読影装置3に送信される(ステップS5)。
読影装置3では、受信された撮影情報に基づいて読影作業が行われ、キー画像(読影診断に使用した画像)の決定、読影レポートの作成等により、読影情報が作成される(ステップS6)。次いで、読影作業により生成された読影情報が管理装置2に送信され(ステップS7)、管理装置2では、受信された読影情報がDB21に登録される(ステップS8)。
次に、図3のシーケンス図を参照して、医用画像データを出力するまでの流れについて説明する。
読影装置3から、検査情報を特定する参照キーが管理装置2に送信されると(ステップS10)、管理装置2では、受信した参照キーに対応する撮影情報及び読影情報がDB21から検索され(ステップS11)、検索により得られた撮影情報及び読影情報が読影装置3に送信される(ステップS12)。
読影装置3では、管理装置2から受信された読影情報(及び撮影情報)が2次元コードに符号化される(ステップS13)。本実施形態で適用される2次元コードとしては、QRコード(登録商標)、MSマーク(登録商標)等がある。次いで、2次元コードが確定画像(診断に使用した医用画像データ)に埋め込まれる(ステップS14)。
2次元コードが埋め込まれた確定画像は、画像ファイル(JPEG、bitmap等)として出力される(ステップS17)。また、この2次元コードが埋め込まれた確定画像は出力装置4に送信される(ステップS15)。出力装置4では、受信された確定画像に基いてフィルムへの出力処理が行われる(ステップS16)。
図4(a)に、2次元コードが埋め込まれた確定画像をフィルムに出力した例を示す。図4(a)の右下の埋め込み部分を拡大した図を、図4(b)に示す。図4に示すように、確定画像には、2次元コードとともに、符号化されていない読影情報、検査情報等が埋め込まれており、これらの情報が目視で確認できるようになっている。
図3では、読影装置3が、2次元コードの埋め込み処理を実行する場合を示したが、管理装置2側で実行するようにしてもよい。以下、図5のシーケンス図を参照して、管理装置2側で2次元コードの埋め込み処理を行う場合の流れについて説明する。
読影装置3から、検査情報を特定する参照キーが管理装置2に送信されると(ステップS20)、管理装置2では、受信した参照キーに対応する撮影情報及び読影情報がDB21から検索される(ステップS21)。次いで、ステップS21の検索で得られた読影情報(及び撮影情報)が2次元コードに符号化され(ステップS22)、その2次元コードが確定画像(診断に使用した医用画像データ)に埋め込まれる(ステップS23)。
2次元コードが埋め込まれた確定画像は、画像ファイル(JPEG、bitmap等)として出力される(ステップS26)。また、この2次元コードが埋め込まれた確定画像は出力装置4に送信される(ステップS24)。出力装置4では、受信された確定画像に基いてフィルムへの出力処理が行われる(ステップS25)。
画像ファイル又はフィルム上の2次元コードは、カメラ付き携帯電話等の読取装置によって読み取られる。図1の医用画像情報管理システム100に、カメラ付き携帯電話等の読取装置5を追加した構成を図6に示す。この読取装置5は、2次元コードを読み込み、読み込まれた2次元コードを復号し、復号された情報をLCD等の表示部に表示する。また、読取装置5は、読み取られた情報(復号された情報)を無線通信又は有線通信により読影装置3に送信する。
次に、図7のシーケンス図を参照して、2次元コードを読み取る際に医用画像情報管理システム100において実行される処理について説明する。以下では、読取装置5がカメラ付き携帯電話である場合について説明するが、2次元コードの読取機能を有する他の読取装置においても以下の処理は適用可能である。
まず、読取装置5では、カメラによりフィルム上の2次元コードを撮影することによって、その2次元コードが読み込まれる(ステップS30)。次いで、ステップS30で読み込まれた2次元コードが復号され(ステップS31)、復号された情報から得られる参照キー及び医用画像データの付属情報が表示部に表示される(ステップS32)。
読取装置5のユーザにより、表示部に表示された情報が確認されると、操作部の操作により、表示部に表示された参照キーが読影装置3に送信される(ステップS33)。参照キーが読影装置3に受信されると、読影装置3から管理装置2に当該参照キーが送信される(ステップS34)。
管理装置2では、読影装置3から受信した参照キーに対応する撮影情報及び/又は読影情報がDB21から検索され(ステップS35)、検索により得られた撮影情報及び/又は読影情報が読影装置3に送信される(ステップS36)。読影装置3では、管理装置2から受信した撮影情報及び/又は読影情報が表示部に表示される(ステップS37)。
以上のように、本実施形態の医用画像情報管理システム100によれば、医用画像データを出力する際に、読影情報を自動的に取得して医用画像データに埋め込むことにより、システム使用者は、出力された記録媒体又はファイルから読影情報を読み取ることによって、当該医用画像データの運用上の位置付けを把握することができる。
特に、読影情報(及び撮影情報)を2次元コードに符号化して医用画像データに埋め込むことにより、読影情報(及び撮影情報)の保守性を高めることができる。
本発明の実施形態に係る医用画像情報管理システムの構成を示す図。 図1の医用画像情報管理システムにおいて実行される処理(撮影から読影情報の登録までの流れ)を示すシーケンス図。 図1の医用画像情報管理システムにおいて実行される処理の一例(読影装置側で読影情報を確定画像に埋め込む場合)を示すシーケンス図。 2次元コードが埋めこまれた確定画像の一例を示す図。 図1の医用画像情報管理システムにおいて実行される処理の一例(管理装置側で読影情報を確定画像に埋め込む場合)を示すシーケンス図。 2次元コードを読み取る読取装置を含む医用画像情報管理システムの構成を示す図。 2次元コードを読み取る際に図6の医用画像情報管理システムで実行される処理を示すシーケンス図。 従来の医用画像情報管理システムの構成を示す図。 従来の医用画像情報管理システムにおいて実行される処理(撮影から読影情報の登録までの流れ)を示すシーケンス図。 従来の医用画像情報管理システムにおいて実行される処理(確定画像を出力する際の処理)を示すシーケンス図。 検査情報等が埋め込まれた医用画像データのフィルム出力例を示す図。
符号の説明
1 モダリティ
2 管理装置
21 DB(データベース)
3 読影装置
4 出力装置
5 読取装置
100 医用画像情報管理システム

Claims (6)

  1. 医用画像データの読影作業によって生成された読影情報を格納するデータベースと、
    前記データベースから医用画像データの読影情報を取得し、その取得された読影情報を当該医用画像データに埋め込む埋込手段と、
    前記埋込手段により読影情報が埋め込まれた医用画像データを、記録媒体上又は画像ファイルに出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とする医用画像情報管理システム。
  2. 前記データベースは、患者の撮影により生成される医用画像データ及びその付属情報から構成される撮影情報を更に格納し、
    前記埋込手段は、前記データベースから医用画像データの読影情報及び撮影情報を取得し、その取得された読影情報及び撮影情報を当該医用画像データに埋め込み、
    前記出力手段は、前記埋込手段により読影情報及び撮影情報が埋め込まれた医用画像データを出力することを特徴とする請求項1に記載の医用画像情報管理システム。
  3. 前記データベースから取得された情報を符号化する符号化手段を備え、
    前記埋込手段は、前記符号化手段により符号化された情報を医用画像データに埋め込み、
    前記出力手段は、前記符号化された情報が埋め込まれた医用画像データを出力することを特徴とする請求項1又は2に記載の医用画像情報管理システム。
  4. 前記符号化された情報を読み込む読込手段と、
    前記読込手段により得られた符号化された情報を復号する復号手段と、
    を備えることを特徴とする請求項3に記載の医用画像情報管理システム。
  5. 前記復号手段により復号された情報を表示する読取情報表示手段を備えることを特徴とする請求項4に記載の医用画像情報管理システム。
  6. 前記復号手段により復号された情報に基いて、前記データベースから読影情報及び/又は撮影情報を検索する検索手段と、
    前記検索手段により得られた情報を表示する取得情報表示手段と、
    を備えることを特徴とする請求項4又は5に記載の医用画像情報管理システム。
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