JP2006304615A - 畦塗り機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 天場処理部に作用する力を緩和する機能を備えた上下位置調整機構の調整作業を容易にする。
【解決手段】 畦塗り機は、前側から旧畦Kの上部を切り崩す天場処理部、旧畦を切り崩して土盛りを行う前処理部、盛られた土を切り崩された旧畦上に塗り付ける整畦部を備える。天場処理部は、圧縮ばね81aを備えた上下位置調整装置80により支持される。上下位置調整装置80は、天場処理部に作用した力を圧縮ばね81aの一定の弾性力で受ける緩衝機構81を備えた第1支持部材82と、これに対して長さ調整される第2支持部材84とを有してなる。緩衝機構81は、第1支持部材82の基端側を摺動可能に挿着する支点部材32と、第1支持部材82に挿通されて第1支持部材82の中間部に設けられた突起部82c及び支点部材32間に装着された圧縮ばね81aと、を有してなる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、水田を区画する旧畦を畦塗り修復して新畦を形成する畦塗り機に関する。
このような畦塗り機は、トラクタ等の走行機体の後部に装着されて、走行機体からの動力を受けて駆動され、旧畦に沿って移動しながら旧畦上に新畦を形成するものである。この畦塗り機は、旧畦の内側を切り崩して土盛りを行う前処理部と、前処理部によって盛られた土を切り崩された旧畦上に塗り付ける畦塗り部とを主要な構成として備えている。
このような畦塗り機においては、旧畦の上面に雑草等が繁茂していたり、旧畦の上面が固くなっているような場合には、その上に新畦を形成しようとすると、旧畦と新畦との境界が分離し易くなり、形成後に新畦が崩れやすくなる虞があることから、旧畦の上面(天場)を切り崩す天場処理部を前処理部の進行方向前方に設けて、天場処理された旧畦の上面に新畦を形成するようにした畦塗り機が開発されている(特許文献1参照)。
特許文献1に記載の畦塗り機100は、図6(正面図)に示すように、回転中心軸101aが旧畦Kの延びる方向に配置されて回転動自在に支持された前処理部101(回転ロータ)の前側に、前処理部101の回転中心軸101aと略同一方向に延びる回転中心軸103aを有した天場処理部103(文献では削出ロータ)を配設して構成される。天場処理部103は、前処理部101の回転中心軸を回動支点として上下方向に揺動自在な伝動フレーム105(文献ではギヤケース)の先端部に回動自在に取り付けられて、伝動フレーム105に内蔵された動力伝達機構を介して前処理部101からの動力が伝達されて回転動するように構成されている。この伝動フレーム105には、天場処理部103の上下位置を調整するとともに、天場処理部103に作用する力を吸収して天場処理部103の耕耘爪(文献では削出爪)や畦塗り機全体の損傷を未然に防止する上下位置調整機構110が接続されている。
この上下位置調整機構110は、前処理部101を覆うカバー部材102に支持ブロック111を回転自在に設け、この支持ブロック111に調整ロッド112を上下方向にスライド自在に挿通し、この調整ロッド112の上部に軸方向に所定間隔を有して複数の調整孔112aを設けるとともに、調整カラー113を貫挿し、この調整カラー113と復数の調整孔112aのいずれかに調整ピン114を挿通し、調整ロッド112の下部を伝動フレーム105に連結し、調整ロッド112の下部にバネ調整カラー115を取り付け、バネ調整カラー115と支点ブロック112との間に圧縮バネ116を介在して構成されている。
このように構成された上下位置調整機構110は、伝動フレーム105が前処理部101の回転中心軸101a(文献ではロータ軸)を回動支点として上下方向に揺動可能であるので、天場処理部103の耕耘爪103bに衝撃力が作用すると伝動フレーム105を介して圧縮バネ116が縮小して衝撃力を吸収する。
特公平4−64643号公報
この特許文献1に記載の上下位置調整機構は、高さが異なる旧畦を畦塗りする場合には、伝動フレームが上下方向に傾いた状態となって圧縮バネの伸長量が変化する。このため、特に旧畦の高さが高い旧畦を畦塗りする場合には、圧縮バネはより圧縮された状態となって緩衝機能が低下し、緩衝機能を高めるためにバネ調整カラーの取り付け位置を調整する必要がある。このバネ調整カラーの取付位置調整は、バネ調整カラー及び調整ロッドに挿通するピンを引き抜き、バネ調整カラーを所望の位置に移動させ、ピンによってバネ調整カラーを調整ロッドに固定することによって行われるが、バネ調整カラーを所望位置に移動させてピンで固定する場合、圧縮バネを圧縮しながらバネ調整カラーを所望位置に保持する必要があり、作業者にとってこの作業は煩わしい。
本発明は、高さが異なる旧畦を畦塗りする場合において、上下位置調整機構の調整が容易で作業者を煩わせることのない畦塗り機が要求されており、このような要求に応える畦塗り機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の畦塗り機は、走行機体に装着され、該走行機体の走行位置に対して側方にオフセットした位置に配置され、旧畦の天場を切り崩す天場処理部、旧畦を切り崩して土盛りを行う前処理部及び盛られた土を切り崩された旧畦上に塗り付ける整畦部を備えた畦塗り機において、天場処理部は、弾性体を備えた上下位置調整装置により支持され、該上下位置調整装置は、天場処理部に作用した力を弾性体の一定の弾性力で受ける緩衝機構を備えた第1支持部材と、該第1支持部材に対して長さ調整される第2支持部材とを有してなることを特徴とする。
この発明によれば、天場処理部は、弾性体を備えた上下位置調整装置により支持され、該上下位置調整装置は、天場処理部に作用した力を弾性体の一定の弾性力で受ける緩衝機構を備えた第1支持部材と、該第1支持部材に対して長さ調整される第2支持部材とを有してなることにより、高さが異なる旧畦を畦塗りする場合には、第1支持部に対する第2支持部材の長さを調整して、天場処理部を旧畦の天場上に移動させる。つまり、本願発明の畦塗り機の上下位置調整装置は、弾性体の緩衝機能の調整は不要であり、第2支持部材の長さ調整のみを行えばよい。このため、上下位置調整機構の調整は容易であり作業者を煩わせることはない。
本発明に係わる畦塗り機によれば、天場処理部を、弾性体を備えた上下位置調整装置により支持し、この上下位置調整装置は、天場処理部に作用した力を弾性体の一定の弾性力で受ける緩衝機構を備えた第1支持部材と、該第1支持部材に対して長さ調整される第2支持部材とを有してなることにより、高さが異なる旧畦を畦塗りする場合において、上下位置調整機構の調整が容易で作業者を煩わせることのない畦塗り機を提供することができる。
以下、本発明に係わる畦塗り機の好ましい実施の形態を図1から図5に基づいて説明する。本実施の形態は、走行機体の前進走行に応じて畦塗り作業を行なう畦塗り機を例にして説明する。なお、説明の都合上、図1(平面図)に示す矢印の方向を前後方向及び左右方向として、以下説明する。
畦塗り機1は、図1及び図2(正面図)に示すように、走行機体90の後部に設けられた三点リンク連結機構(図示せず)に連結されて、走行機体90の前進走行に応じて進行する。畦塗り機1は、走行機体90に装着されて走行機体90からの動力が入力される入力軸15aを備えた装着部10と、装着部10に設けられた旋回シリンダ11によって装着部10から左右方向に移動可能なオフセット機構20と、オフセット機構20の移動端側(後端側)に垂直方向に延びる回転駆動軸21の回転中心軸線を回動支点Oとして水平方向に回動可能に配設されて入力軸15aから伝達される動力によってオフセット作業を行なう作業部30とを有してなる。
装着部10は、左右方向に延びるヒッチフレーム12と、ヒッチフレーム12の前側に取り付けられて走行機体90の三点リンク連結機構に連結可能な連結フレーム(図示せず)とを有してなる。ヒッチフレーム12の左右方向の中央下部にはギアボックス15が設けられ、このギアボックス15に前述した入力軸15aが設けられている。入力軸15aは、走行機体90のPTO軸(図示せず)からの動力を図示しない伝動軸を介して伝達されるようになっている。
オフセット機構20は、前端側をヒッチフレーム12に回動自在に連結されて後方側へ延びるオフセットフレーム22と、オフセットフレーム22の右側に沿って並設されて前端側がヒッチフレーム12の右側端部に回動自在に連結されたリンク部材23とを有してなる。リンク部材23の後端側は、オフセットフレーム22の後端部に回動自在に設けられた連結部材24に繋がる連結アーム部材25に回動自在に取り付けられている。オフセット機構20は、オフセットフレーム22、リンク部材23、ヒッチフレーム12及び連結アーム部材25によって平行リンク機構を形成している。
オフセットフレーム22は、図示しない内蔵された動力伝達機構を介してオフセットフレーム22の後端側に設けられて略垂直方向に延びる従動軸(図示せず)を回転駆動させるようになっている。この従動軸の下部に作業部30の回動中心軸となる前述した回転駆動軸21が従動軸と同軸上に連結されている。
回転駆動軸21の外側にはこれを覆う回転軸ケース(図示せず)が設けられている。この回転軸ケースの上端部は、オフセットフレーム22の後端下部に回動可能に連結され、回転軸ケースの下端部に作業部30が固定された状態で取り付けられている。また回転軸ケースの上部には、回転軸ケースに対して回動自在な前述した連結部材24が設けられている。つまり、連結部材24は、回転軸ケース及び回転駆動軸21と非結合状態にあり、回転駆動軸21を回動中心として回動自在である。この連結部材24に前述した連結アーム部材25が繋がって横方向に延びている。
作業部30は、連結アーム部材25と回転軸ケースとの間に繋がれた連結機構40により回動支点Oを回動中心として回動可能であるとともに、連結機構40によりオフセット機構20の揺動に対して作業部30の作業方向を示す作業方向軸O2が走行機体90の進行方向Bと平行になるように保持される。ここで、連結機構40は、連結部材24と伸縮シリンダ(図示せず)とを有してなり、この伸縮シリンダは連結アーム部材25の先端部と回転軸ケースの上部との間に枢結されている。このため、伸縮シリンダが伸縮動すると、作業部30は、連結アーム部材25を介して回動支点Oを回動中心として回動する。
また連結機構40は、作業部30の作業方向軸O2が前後方向に平行に延びた状態で伸縮シリンダの伸縮動作を規制すると、作業部30と連結部材24とを一体化させる。このため、作業部30と連結部材24とが一体化された状態で、オフセット機構20を左右方向に揺動させると、作業部30は、平行リンク機構を構成するオフセット機構20の連結アーム部材25に繋がる連結部材24を介して作業部30の作業方向軸O2が前後方向に平行に維持されたままで移動する。
このように回動可能に構成された作業部30は、前側から天場処理部50、前処理部60及び整畦部70を配置して構成される。天場処理部50は水田の周辺に沿って形成された旧畦の上部(天場)を切り崩し、前処理部60は切り崩した土の土盛りを行ない、整畦部70は盛られた土を切り崩された旧畦上に塗り付ける機能を有する。
整畦部70は、左右方向に延びて回転動自在に支持された回転中心軸71に取り付けられた多面体ドラム73と、多面体ドラム73の右側端部に取り付けられて横方向に延びる円筒部75とを有してなる。整畦部70は整畦動力伝達ケース77を介して回転軸ケースに連結されて支持され、整畦動力伝達ケース77内の図示しない整畦側動力伝達機構を介して回転駆動軸21からの動力が整畦部70に伝達されるようになっている。
前処理部60は、回転動自在な前処理ロータ61を備える。前処理ロータ61は前処理動力伝達ケース(図示せず)を介して回転軸ケースに連結されて支持され、前処理動力伝達ケースに内蔵された前処理側動力伝達機構を介して回転駆動軸21からの動力が前処理部60に伝達されるようになっている。
天場処理部50は回転動自在な天場処理ロータ51を備える。天場処理ロータ51は回転中心軸53に複数の天場処理爪54を取り付けて構成されている。天場処理ロータ51は天場動力伝達フレーム52を介して前処理ロータ61に支持されている。天場動力伝達フレーム52は、天場処理ロータ51と前処理ロータ61との間に配置されて、その基端部が前処理ロータ61の回転中心軸62の先端部に上下方向に回動自在に取り付けられて、回転軸ケースに固定された上下位置調整装置80を介して上下位置調整可能に支持されている。このため、天場処理ロータ51は回転中心軸62を回動中心として上下方向に回動可能である。
天場処理部50は、天場動力伝達フレーム52内に設けられた天場側動力伝達機構を介して回転駆動軸21からの動力が天場処理部50に伝達されるようになっている。
上下位置調整装置80は、図3(側面図)に示すように、天場処理ロータ51に作用した力を圧縮ばね81aを備えて一定の弾性力で受ける緩衝機構81を備えた第1支持部材82と、第1支持部材82に対して長さ調整される第2支持部材84とを有してなる。第1支持部材82及び第2支持部材84は棒状部材であり、第1支持部材82の先端側に第2支持部材84が伸縮可能に挿着されている。第1支持部材82の上端部は作業部30に取り付けられた図2に示す支持部材31に回動自在に連結され、第2支持部材84の下端部は天場動力伝達フレーム52の端部に回動自在に連結されている。
第1支持部材82は、図4(a)(側面図)に示すように、円筒状の棒状部材であり、先端部に連結ピン86を挿通する挿通孔82aが設けられ、基端部に抜け止めピン87を挿通する抜脱規制孔82bが設けられ、中間部に圧縮バネ81aの一端部を当接させる円環状の突起部82cが設けられている。第1支持部材82は、その基端部が前述した支持部材31に回動自在に取り付けられた支点部材32に挿通されて、抜脱規制孔82bに挿通された抜け止めピン87によって先端側への抜脱が規制されている。突起部82cと支点部材32との間の第1支持部材82には圧縮ばね81aが挿着されている。この圧縮ばね81aは、自然長から所定長さ圧縮された状態で挿着されており、一定の弾性力で支点部材32を付勢している。つまり、第1支持部材82は、支点部材32に対して移動可能に支持されるとともに、圧縮ばね81aにより第1支持部材82の軸方向に作用する力を緩和する。なお、圧縮ばね81aと支点部材32とからなる部分を以下、緩衝機構81と記す。
このため、第1支持部材82にこれを支点部材32側へ移動させようとする力Gが作用した場合、この力Gが圧縮ばね81aの弾性力Fより小さいときには、第1支持部材82の支点部材側への移動は停止状態となり、力Gが弾性力Fより大きくなると、第1支持部材82は圧縮ばね81aの弾性力Fに抗して支点部材側へ移動し、圧縮ばね81aの弾性力Fが力Gと同じ大きさになると、第1支持部材82の支点部材側への移動が停止する。このため、第1支持部材82に作用した力Gは圧縮ばね81aの圧縮変形によって吸収されて、第1支持部材82の軸方向に作用する衝撃力を緩和することができる。
第2支持部材84は、第1支持部材82の軸方向に貫通する貫通孔82dに摺動可能な外径を有し、第2支持部材84の軸方向には所定間隔を有して配置されて軸方向と直交する方向に延びる複数の長さ調整孔84aが設けられている。長さ調整孔84aは挿通孔82aと連通して連結ピン86を挿通可能である。このため、図4(b)(側面図)に示すように、複数の長さ調整孔84aのいずれかを挿通孔82aと連通し、連通したこれらの孔に連結ピン86を挿通することで、第1支持部材82から延出する第2支持部材84の長さを所望の長さにすることができるとともに、第2支持部材84を第1支持部材82に固定することができる。なお、図4(b)は上下位置調整装置80が全縮状態にある場合を示し、図4(a)は上下位置調整装置80が全伸長状態にある場合を示している。また、第1支持部材82及び第2支持部材84の断面形状は、円形に限るものではなく、矩形状に形成されてもよい。この場合には、貫通孔82dの断面形状は第2支持部材84の断面形状と相似の形状にする。また第2支持部材として、回転ネジ方式のものや電動又は油圧シリンダー等を利用して無段階調整ができるようにしてもよい。
第1支持部材82の基端側を回動自在に支持する前述した支点部材32は、図5(a)(下面図)及び(b)(側面図)に示すように、円柱状に形成された支持本体部33とこの両側に突設された円板状の摺動部34とを有してなる。支持本体部33は中心軸線を中央にして対向配置された一対の平面部33a、33bを有する。平面部33a、33b間にはこれらを貫いて第1支持部材82を摺動可能に挿通する挿通孔33cが設けられている。一方側の平面部33aは、第1支持部材82に挿着された抜け止めピン87と当接して第1支持部材82の先端側への抜脱を規制する。他方側の平面部33bは、圧縮ばね81aの一方側端部と当接するばね座として機能する。摺動部34は支持部材31に形成された支持孔31aに回動可能に嵌合している。
次に、畦塗り機1の動作について水田の一辺を畦塗りする場合を例にして説明する。図1及び図2に示すように、先ず、走行機体90を水田Sの一辺Saに沿うように配置する。そして、作業部30の作業方向軸O2が走行機体90の進行方向(矢印B方向)と平行になるように、連結機構40の伸縮シリンダを伸縮動させ、そしてこの伸縮シリンダの伸縮動作を規制する。その結果、作業部30は、連結部材24及び回転軸ケースと一体化される。そして平行リンク機構をなすオフセット機構20を右側に揺動すると、作業部30の作業方向が前後方向に平行に保持されながら、作業部30は走行機体90の前進走行により畦塗り作業が可能な右側オフセット作業位置に移動する。
そして、走行機体90を前進走行させるとともに作業部30を駆動させる。作業部30が前側に進行しながら駆動すると、天場処理部50は水田Sの一辺Saの旧畦Kの上部(天場)を切り崩し、前処理部60は切り崩した土の土盛りを行ない、整畦部70は盛られた土を切り崩された旧畦K上に塗り付けて、水田Sの一辺Saが連続的に畦塗りされる。
ここで、天場処理部50は、上下位置調整装置80によって上下方向に回動自在に支持されるとともに、緩衝機構81によって第1支持部材82の軸方向に作用する衝撃力を緩和するので、天場処理爪54が大きな石等に当接して天場処理ロータ51の回転動が規制されようとすると、天場処理ロータ51は上方へ移動して天場処理ロータ51の回転動を許容するとともに、天場処理爪54に作用した衝撃力の一部又は全部を緩衝機構81の圧縮ばね81aが吸収する。このため、畦塗り作業の中断を未然に防止することができるとともに、天場処理爪54や畦塗り機1全体の損傷を未然に防止することができる。
また上下位置調整装置80は、長さ調整が可能であるので、図3に示すように、高さが高い旧畦Kを畦塗りする場合には、第1支持部材82に対する第2支持部材84の突出長さを調整することにより、天場処理部50を高さの高い旧畦Kの天場上に移動させることができる。さらに上下位置調整装置80は、第1支持部材82の回動位置に係わりなく圧縮ばね81aの緩衝機能は一定である。つまり、第1支持部材82の軸方向に作用する力を受ける弾性力は常に一定である。このため、本願発明の畦塗り機1の上下位置調整装置80は、高さが異なる旧畦を畦塗りする場合には、緩衝機構81の圧縮ばね81aの調整は不要であり、第2支持部材84の長さ調整のみを行えばよい。このため、上下位置調整機構80の調整作業は容易であり作業者を煩わせることはない。
なお、前述した実施例では、上下位置調整装置80は第1支持部材82及び第2支持部材84を有して構成された例を示したが、上下位置調整装置80を3つ以上の部材を有して構成されてもよい。
また前述した実施例では、天場処理部50と前処理部60の各回転中心軸53,62の延びる方向が整畦部70のそれと交差するように天場処理部50及び前処理部60を配置したが、天場処理部50と前処理部60の各回転中心軸53,62の延びる方向が整畦部70のそれと略平行になるように天場処理部50及び前処理部60を配置してもよい。このように天場処理部50及び前処理部60を配置した場合でも、前述した実施例の上下位置調整装置80は同様の効果を発揮することができる。
本発明の一実施の形態に係わる畦塗り機の平面図を示す。 この畦塗り機の正面図を示す。 畦塗り機の上下位置調整装置の側面図を示す。 上下位置調整装置を示し、同図(a)は全伸長状態にある上下位置調整装置を示し、同図(b)は全縮小状態にある上下位置調整装置を示す。 上下位置調整装置を支持する支点部材を示し、同図(a)は支点部材の下面図であり、同図(b)は支点部材の側面図である。 従来の畦塗り機の作業部の正面図を示す。
符号の説明
1 畦塗り機
50 天場処理部
60 前処理部
70 整畦部
80 上下位置調整装置
81 緩衝機構
81a 圧縮ばね
82 第1支持部材
84 第2支持部材
90 走行機体
K 旧畦

Claims (1)

  1. 走行機体に装着され、該走行機体の走行位置に対して側方にオフセットした位置に配置され、旧畦の天場を切り崩す天場処理部、前記旧畦を切り崩して土盛りを行う前処理部及び盛られた土を切り崩された旧畦上に塗り付ける整畦部を備えた畦塗り機において、
    前記天場処理部は、弾性体を備えた上下位置調整装置により支持され、
    該上下位置調整装置は、前記天場処理部に作用した力を前記弾性体の一定の弾性力で受ける緩衝機構を備えた第1支持部材と、該第1支持部材に対して長さ調整される第2支持部材とを有してなることを特徴とする畦塗り機。
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