JP2006304468A - 電気器材装柱用装置並びにその基体及び装柱用具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 単体の変圧器等の電気器材を装柱する場合と複数の変圧器等の電気器材を装柱する場合との双方について同一の構成部品の運用で対応可能として費用対効果を向上し、且つ,複数の変圧器が事後的に必要になった場合でも停電等を必要とせず容易に変圧器を追加装柱することを可能とする。
【解決手段】 電気器材装柱用装置の構成部品のうちの基体2は、単体の変圧器等の電気器材を装柱する場合と複数の変圧器等の電気器材を装柱する場合とで共通化され、各装柱用具35に関しては、単体の変圧器等の電気器材を装柱する場合と複数の変圧器等の電気器材を装柱する場合とで同じ構成の物を使用することができると共に、単体の変圧器等の電気器材を装柱する場合、第3の基体構成部品26から延びるアーム部29が所定の機器と接合することにより、装柱用具35及び電気器材とアーム部29及び所定の機器とは、柱状立設体Pの軸方向から見て三角形の配置となっている。
【選択図】 図3

Description

この発明は、例えば電柱等の柱状立設体の柱上に配電用の変圧器等の電気器材を装柱するための装置及びその各構成部品の構造に関するものである。
電柱等の柱状立設体の柱上には、例えば特許文献1、特許文献4、及び特許文献5に示されるように、配電用の変圧器等の電気器材がしばしば装柱され、この電気器材の電柱への装柱には取付バンド等と称される装柱用装置が用いられる。
このような装柱用装置のうち電柱と直接に締結される構成部品たる基体の構造としては、特許文献2に示される発明や特許文献3に示される発明が既に公知となっている。このうち、特許文献2について、電柱バンドの基体該当部分を概説すると、基体該当部分は、中央バンド片と、この中央バンド片の両側に配して一端において緊締ボルト及び緊締ナットにより互いに締め付ける一対の側部ハンド片とで構成されたものである。また、特許文献3について概説すると、腕金装柱バンドは、一対の柱径調整バンド片と一対の緊締バンド片とを有し、前記緊締バンド片同士は、緊締バンド片とは反対側端に緊締受部片が形成されて、この緊締受部片間に緊締ボルトをわたして一方の緊締受部片から突出する前記緊締ボルトの先端に緊締ナットを螺合することで連結されるものである。
そして、電柱等の柱状立設体からある程度離隔した状態で電気器材その他の装柱物品を装柱する構成についても、上記特許文献2及び特許文献3にて既に公知となっている。このうち特許文献2では、前記中央バンド片の外側面に機器等の装柱物品の支持材が一体的に設けられた構成となっている。この支持材に変圧器等の電気器材等を取り付けることで、当該電気器材等はこの支持材の中央バンド片からの突出寸法分において電柱等の柱状立設体から離隔して装柱される。また、特許文献3では、腕金装柱金具を構成する杵体本体の長手方向両端と、双方の柱径調整バンド片のうちの緊締バンド片とは反対側端とをボルトで締結し、この杵体本体に腕金をボルトで締結する構成となっている。この腕金に変圧器等の電気器材、その他の装柱物品を取り付けることで、当該電気器材、その他の装柱物品は、この腕金の柱径調整バンド片からの突出寸法分において電柱等の柱状立設体から離隔して装柱される。
その一方で、特許文献4及び特許文献5に示されるように、一つの電柱の柱上に複数の配電用の変圧器を装柱する場合があることも公知である。
特開平8−115822号公報 特開平9−28024号公報 特開2003−87952号公報 実開平4−80216号公報 実開昭61−139557号公報
上記のように、複数の変圧器を電柱に装柱するに当たり、当初から電灯負荷と動力負荷とが見込まれるため、複数の変圧器を装柱する必要がある場合には、装柱用アームを複数有する装柱用装置(例えば変圧器取付バンドII型)を採択しているのが通常である。これに対し、当初から電灯負荷のみが見込まれるため、1台の変圧器を装柱する場合には、装柱用アームが1つしかない装柱用装置(例えば変圧器取付バンドI型)を採択しているのが通常である。
このような状況において、装柱用アームが1つしかない装柱用装置を使用していた場合に、動力負荷が新設となって、複数の変圧器が事後的に必要になるというケースが発生しており、このような場合には以下に述べるような不具合を生じている。
すなわち、上記のような場合、新たな変圧器用の装柱用アームが必要となるが、上記装柱用装置に対する装柱用アームの固定手段は、前記の特許文献3や特許文献4に示されるような構造であるから、装柱用装置に装柱用アームの増設をすることはできない。このため、装柱用アームが1つしかない装柱用装置を取り外して複数の装柱用アームを有する装柱用装置に交換するか、一つの装柱用アームを有する装柱用装置をもう一つ別個に電柱に装柱するか、の何れかが行われることになるが、前者ではその交換作業を行なう際に、周囲に停電を求めなければならないという不具合を生じており、後者においても、装柱用装置間の角度を調整し、新しい変圧器を取り付けるスペースを確保するため既設の装柱用装置を動かす必要があり、増設工事に時間を要し、しかも周囲に停電を求めなければならないという不具合を生じている。
また、装柱用アームが1つしかない装柱用装置と複数の装柱用アームを有する装柱用装置とを別々に専用の構成部品として製造しているので、装柱用装置全体のコストが高くついているという不都合もあった。
この点、複数の装柱用アームを有する既成の装柱用装置のみを製造し,単体の変圧器を装柱する場合でも複数の装柱用アームを有する既成の装柱用装置を採択することが考えられる。しかしながら、この複数の装柱用アームは、2台の変圧器を装柱するために必要な全ての部材があらかじめ備えられており、1台を装柱するには,無駄が多く値段も高い。したがって上記問題の解決にはならない。
そこで、本発明は、単体の変圧器等の電気器材を装柱する場合と複数の変圧器等の電気器材を装柱する場合との双方について同一の構成部品の運用で対応を可能として費用対効果を向上し、且つ複数の変圧器が事後的に必要になった場合でも停電等を必要とせず容易に変圧器を追加装柱できる電気器材装柱用装置並びにこの電気器材装柱用装置を構成する基体及び装柱用具を提供することを目的とする。
本発明に係る電気器材装柱用装置の基体は、第1のバンド片及びこの第1のバンド片に設けられた柱状立設体に締結するための機構から成る第1の基体構成部材と、この第1の基体構成部材と連結されることにより当該第1の基体構成部材の第1のバンド片とで前記柱状立設体の側周面の略全周を締め付ける第2のバンド片及び、この第2のバンド片の外周側にて所定の間隔を空けて前記柱状立設体から放射線状に延びる複数の被装着部から成り、前記被装着部は台座及びこの台座の両縁から立設した壁部を有し、この壁部に所定の係合手段が設けられている第2の基体構成部材と、前記柱状立設体の径方向に延びる2つの架設台及びこれらの架設台間を連結する支柱部から成り、前記架設台は前記被装着部とは当該被装着部の延長線上にて交差し、この交差する部位に所定の係合手段が設けられている第3の基体構成部材とを組み合わせて構成されていることを特徴としている(請求項1)。本発明に係る電気器材装柱用装置の基体は、前記第3の基体構成部材の支柱部の長手方向の中央部位には、外側に向けて延びるアーム部が設けられていることも特徴としている(請求項2)。尚、柱状立設体は、例えばコンクリート製又は鋼管製の電柱である。また、壁部や架設台に設けられる係合手段は、例えば係合ボルトが挿通可能な連通孔である。また、この基体を構成する各構成部品の数は、第1の基体構成部品及び第2の基体構成部品は各々一対で、第3の基体構成部品は単数である。
本発明に係る電気器材装柱用装置の装柱用具は、電気器材を装柱するための機構を備えると共に柱状立設体の軸方向に延びる装柱本体と、この装柱本体より前記電気器材を装柱するための機構とは反対側から前記柱状立設体の径方向に延びる複数の固定用部とを有し、これらの固定用部は、その長手方向の略中央部位及び前記取付部本体とは反対側の端部に、所定の係合手段が設けられていることを特徴としている(請求項3)。尚、電気器材は、例えば配電用の変圧器である。また、固定用部の長手方向の略中央部位及び前記取付部本体とは反対側の端部に設けられる係合手段は、例えば前述した基体の対応する係合手段たる連通孔と同じ内径寸法をなし、係合ボルトが挿通可能な連通孔である。そして、前記固定用部は、強度の向上のために前記取付部本体とは反対側端部がその間に介在された支柱部により連結されていても良い。
本発明に係る電気器材装柱用装置は、請求項1又は請求項2に記載の基体と、請求項3に記載の装柱用具とを少なくとも有し、前記基体を構成する第1の基体構成部品と第2の基体構成部品とについて、その間に柱状立設体を介在して連結し、前記第2の基体構成部品の被装着部の一方又は双方の壁部間に前記装柱用具の固定用部を組み付けて、この壁部に設けられた係合手段と前記固定用部の端部に設けられた係合手段とでこれらの被装着部と固定用部とを固定すると共に、前記第3の基体構成部品を、前記固定用部の長手方向の略中央部位に設けられた係合手段と前記第3の基体構成部品の架設台に設けられた係合手段とが重なるように前記固定用部と当接させ、これらの係合手段で前記固定用部と前記架設台とを固定することにより構成されたことを特徴としている(請求項4)。
これらの発明によれば、電気器材装柱用装置の構成部品のうち、第1の基体構成部品から第3の基体構成部品で成る基体は、単体の変圧器等の電気器材を装柱する場合と複数の変圧器等の電気器材を装柱する場合とで共通であり、この基体の第2の基体構成部品及び第3の基体構成部品と係合手段にて固定される各装柱用具に関しては、単体の変圧器等の電気器材を装柱する場合と複数の変圧器等の電気器材を装柱する場合とで、同じ構成の物について一部の数を変えて使用するのみであるから、同一物を量産することで対応することが可能なので、電気器材装柱用装置の製造コストを削減することができる。
また、これらの発明によれば、第2の基体構成部品の一方の被装着部にのみ装柱用具を取り付け、更にこの装柱用具に変圧器等の電気器材を組み付けた場合で且つ他方被装着部には装柱用具を取り付けない場合であっても、第3の基体構成部品から延びるアーム部が所定の機器と接合することにより、装柱用具及び電気器材とアーム及び所定の機器とは、柱状立設体の軸方向から見て、柱状立設体の中心で交わる三角形の配置となっているので、バランスを良好に保つことができる。
以下、この発明の実施形態の最良の形態について図面により説明する。
図1、図3、図4及び図5において、この発明に係る電気器材装柱用装置の構成部品たる基体1が示されている。この基体1は、第1の基体構成部品2を一対、第2の基体構成部品12を一対、及び第3の基体構成部品26を単体にて組み合わせることで構成されている。
このうち、第1の基体構成部品2は、略円弧状のバンド片3を有している。このバンド片3はその長手方向途中において一部切欠かれることでバンド片3aとバンド片3bとで構成されている。
そして、第1の基体構成部品2は、このバンド片3a又はバンド片3bと固定用ボルト4及び固定用ナット5を介して固定された一対の締結用突片6を有している。このバンド片3a又はバンド片3bに対する固定は後述の電柱等の柱状立設体Pへの装柱に妨げとならないように当該バンド片3a、3bの外周側から行なっている。また、締結用突片6は、バンド片3a、3bの外周側から突出形成されていると共に、当該締結用突片6の突出方向と交差する方向にて互いに対峙して開口する連通孔7が穿たれている。
しかるに、これらの連通孔7の双方に例えば図1中左側から締結用ボルト8を挿通し、図1中右側から締結用ナット9を装着することで、バンド片3aとバンド片3bとは遊びの隙間を有しつつ連結される。更に、この締結用ナット9を強く締めることで、バンド片3aとバンド片3bとの隙間も狭まり、ひいてはバンド片3の内周面が柱状立設体Pの側周面に締結される。
その一方で、バンド片3は、バンド片3aとバンド片3bとについて、特に図5に示されるように、これらのバンド片3aとバンド片3bとが対峙する側と反対側端部の上下縁部を各々引き延ばして外周側に折り返すことで、第2の基体構成部品12と連結するための輪状部10が柱状立設体Pの軸方向に沿って上下に2つ形成されている。
第2の基体構成部品12は、略円弧状のバンド片13を有している。このバンド片13はその長手方向の両端部位において先端に向って暫時薄くなることで爪部14を有している。そして、第2の基体構成部品12は、バンド片13の外周側にて所定の間隔を空けて柱状立設体Pの中心から見て略放射線状に延びる複数の被装着部15を当該バンド片13と一体形成にて有している。
この被装着部15は、略水平方向に延びる平板状の台座16と、この台座16の両側の側縁から立設した壁部17と、この壁部17に対し台座16側の基部から略水平方向に延びるフランジ18と、壁部17に対し台座16側とは反対側の端部から上記フランジ18とは重なるかたちで略水平方向に延びるフランジ19とで構成されている。台座16と2つの壁部17、17とで画成される空間の開放側は、他方の第2の基体構成部品12の台座16と2つの壁部17、17とで画成される空間の開放側と互いに対峙する側となっている。フランジ18、19は、互いに対峙して開口する連通孔(図示せず)が形成されており、これらの連通孔に挟持用ボルト20を挿通することができる。尚、この挟持用ボルト20は、この実施形態では、図5に示されるように、頭部がなく両側から挟持用ナット21を螺合することが可能である。
しかるに、フランジ18、19の両連通孔に挟持用ボルト20を挿通し、この挟持用ボルト20のフランジ18、19から突出した部位に輪状部10の輪を外挿した後、挟持用ボルト20の両側端から挟持用ナット21を螺合することで、バンド片13と被装着部15とが連結され、かつバンド片13の爪部14がバンド片3の輪状部10よりも長手方向の内側にて接するので、図3に示されるように略環状のバンド片Aが形成される。しかも、このバンド片Aは、ある程度の幅広い面的に柱状立設体Pの側周囲を締め付けるので、力がある一点に集中せず、柱状立設体Pとして例えば鋼管製の電柱を使用したとしても変形するおそれがない。
その一方で、この第2の基体構成部品13は、両壁部17、17において、互いに対峙する部位に開口する連通孔22が設けられており、この連通孔22は、後述する装柱用具35と係合するための係合ボルト23が挿通可能な内径寸法を有している。
第3の基体構成部品26は、2つの架設台27及びこれらの架設台27、27間を連結する支柱部28から基本的に構成されている。このうち、支柱部28は、柱状立設体Pの軸方向に延びるもので、その長手方向の略中央部位においてアーム部29が設けられている。このアーム部29は、支柱部28の外面から、柱状立設体Pの軸方向側から見て当該柱状立設体Pの径方向に延出しており、当該支柱部28から着脱自在であっても良い。
架設台27は、支柱部28に対しその長手方向の両側にて略水平方向に配置されているもので、その両端側部は例えば被装着部15の壁部17、17間に渡って取り付けられる係合ボルト23と略平行となるように曲折することで、図3に示されるように、被装着部15とは当該被装着部15の延長線上にて交差するかたちとなっている。そして、架設台27の被装着部15の延長線と交差する部位には、連通孔30が形成されており、この連通孔30は、後述する装柱用具35と係合するための係合ボルト31が挿通可能な内径寸法を有している。
その一方で、第3の基体構成部品26は、架設台27の中央部位の内側にて、柱状立設体Pの側周面と突当する山折された2つの突当部33を有している。
図2、図3、図4及び図5において、この発明に係る電気器材装柱用装置の他の構成部品たる装柱用具35が示されている。この装柱用具35は、図4に示されるように、組み付け時に柱状立設体Pにその軸方向に沿って配される装柱本体36を有している。装柱本体36は、例えば配電用の変圧器等の電気器材(図示せず)を装柱するための係合フック37が長手方向の上端側に設けられていると共に、このフック37とは反対側端の近傍部位には、ボルト等を介して電気器材を装柱するための取付孔38、39が形成されている。
そして、装柱本体36のフック37よりも上端側には、ボルト41が装柱本体36を貫通して装着されており、このボルト41の頭部41aはフック37と装柱本体36の面との間に位置し、且つボルト41の頭部41aとは反対側は、装柱本体36からの突出部位においてナット42が外挿されている。
また、装柱用具35は、装柱本体36の係合フック37が設けられた側から反対側にて固定用部43が2つ平行に延出している。これらの固定用部43と固定用部43との間隔は、両方の第2の基体構成部品12を構成する被装着部15の台座16に適宜当接可能な寸法をなしている。
そして、固定用部43の長手方向の略中央で且つこの固定用部43を被装着部15の台座16に適宜な位置にて装着した場合に架設台27と重なる部位には、係合ボルト31が挿通可能な連通孔44が形成されている。すなわち、この連通孔44の内径寸法は、架設台27の連通孔30の内径寸法と等しいものとなっている。また、固定用部43の長手方向の端部で被装着部15の壁部17と重なる部位には、係合ボルト23が挿通可能な連通孔45が形成されている。すなわち、この連通孔45の内径寸法は、壁部17の連通孔22の内径寸法と等しいものとなっている。
更に、固定用部43、固定用部43の装柱本体36とは反対側端も、この実施形態では例えば強度の向上等のために支柱部46が架設されている。もっとも、この支持部46はなくても良いものである。
以上のような基体2及び装柱用具35の構成によれば、一例として示す以下の過程等を経ることで電気器材装柱用装置の組み付けを行なうことができる。まず、第1の基体構成部品2のバンド片3と第2の基体構成部品12のバンド片14とで柱状立設体Pの軸方向の上下二箇所を囲み、各々の箇所において、第1の基体構成部品2の輪状部10を第2の基体構成部品12のフランジ18、19の表面に配されたナット21に外嵌する。
次に、例えば、単数の電気器材を装柱する場合には、前記双方の第1の基体構成部品2において、その一方の被装着部15の台座16と壁部17とで画成された空間内に装柱用具35の固定用部43を装着する。この場合、固定用部43に設けられた連通孔45と壁部17に設けられた連通孔22とが一致するようにする必要がある。
そして、架設台27の内側面が装柱用具35の固定用部43の外側面と当接し、第2の基体構成部品12のフランジ18及び第3の基体構成部品26よりも外側に位置するように第3の基体構成部品26を組み付ける。この場合、固定用部43の連通孔44が架設台27の連通孔30とが一致するようにする必要がある。
最後に、前記連通孔22、45、22に対し係合ボルト23をその一方(例えば外側)から挿入して連通孔22から突出した部位に係合ナット24を外挿し緊締すると共に、前記連通孔30、44に対し係合ボルト31を一方(例えば外側)から挿入して連通孔44から突出した部位に係合ナット31を外挿し緊締する。これにより、装柱用具35が固定されると同時に第3の基体構成部品26と第2の基体構成部品12とも当該装柱用具35を介して連結される。そして、この装柱用具35に電気器材を係合フック37や取付孔38、39を利用して取り付けることで、電気器材は装柱用具35の長手方向寸法分、柱状立設体Pから離隔した状態で当該柱状立設体Pに装柱される。
以上のように、単体の電気器材を装柱した状態では、図3に示されるように、装柱用具35とアーム部29とは、柱状立設体Pの中心から放射線状に延設されたかたちになっていると共に装柱用具35とアーム部29との間には架設台27がわたっており、略三角形状の配置関係をなしているので、装柱用具35に電気器材を組み付け、アーム部29に所定の機器を組み付けても、良好なバランスを得ることができる。
これに対し、図3に示されるように、電気器材を増設する場合には、双方の第1の基体構成部品2に対して、残りの被装着部15の台座16と壁部17とで画成された空間内に装柱用具35の固定用部43を装着した後、連通した状態の連通孔22、45、22に対し係合ボルト23をその一方から挿入して連通孔22から突出した部位に係合ナット24を外挿し緊締すると共に、同じく連通した状態の連通孔30、44に対し係合ボルト31を一方から挿入して連通孔44から突出した部位に係合ナット31を外挿し緊締することで、装柱用具35を固定し、この装柱用具35に電気器材を組み付けるのみで足りる。
このため、電気器材の増設工事に要する作業内容は、簡便で短時間でできると共に既設の電気器材については何等の作業も不要であるから周囲に停電を求める必要もなく、無停電作業が可能である。
図1は、この発明に係る電気器材装柱用装置の構成部品たる基体の構成が示されているもので、図1(a)はこの基体の第1の基体構成部品の平面図であり、図1(b)はこの基体の第2の基体構成部品の平面図であり、図1(c)はこの基体の第3の基体構成部品の平面図である。 図2は、同上の電気器材の装柱用装置の構成部品たる装柱用具の構成が示されているもので、図2(a)はこの装柱用具の斜視図であり、図2(b)はこの装柱用具の平面図であり、図2(c)はこの装柱用具の側面図である。 図3は、同上の電気器材装柱用装置の全体構成を示す平面図であって、特に装柱用具を基体に増設する過程を示すものである。 図4は、同上の電気器材装柱用装置の全体構成を示す正面図であって、特に複数の装柱用具が基体に取り付けられた状態を示すものである。 図5は、同上の電気器材装柱用装置の全体構成を示す側面図である。
符号の説明
1 基体
2 第1の基体構成部品
3 バンド片(第1のバンド片)
3a バンド片
3b バンド片
6 締結用突片(柱状立設体に締結するための機構)
7 連結孔(柱状立設体に締結するための機構)
8 締結用ボルト(柱状立設体に締結するための機構)
9 締結用ナット(柱状立設体に締結するための機構)
12 第2の基体構成部品
13 バンド片(第2のバンド片)
15 被装着部
16 台座
17 壁部
22 連通孔(係合手段)
23 係合ボルト(係合手段)
24 係合ナット(係合手段)
26 第3の基体構成部品
27 架設台
28 支柱部
29 アーム部
30 連通孔(係合手段)
31 係合ボルト(係合手段)
32 係合ナット(係合手段)
35 装柱用具
36 装柱本体
37 係合フック(電気器材を装柱するための機構)
38 取付孔(電気器材を装柱するための機構)
39 取付孔(電気器材を装柱するための機構)
43 固定用部
44 連通孔
45 連通孔
P 柱状立設体

Claims (4)

  1. 第1のバンド片及びこの第1のバンド片に設けられた柱状立設体に締結するための機構から成る第1の基体構成部材と、
    この第1の基体構成部材と連結されることにより当該第1の基体構成部材の第1のバンド片とで前記柱状立設体の側周面の略全周を締め付ける第2のバンド片及び、この第2のバンド片の外周側にて所定の間隔を空けて前記柱状立設体から放射線状に延びる複数の被装着部から成り、前記被装着部は台座及びこの台座の両縁から立設した壁部を有し、この壁部に所定の係合手段が設けられている第2の基体構成部材と、
    前記柱状立設体の径方向に延びる2つの架設台及びこれらの架設台間を連結する支柱部から成り、前記架設台は前記被装着部とは当該被装着部の延長線上にて交差し、この交差する部位に所定の係合手段が設けられている第3の基体構成部材とを組み合わせて構成されていることを特徴とする電気器材装柱用装置の基体。
  2. 前記第3の基体構成部材の支柱部の長手方向の中央部位には、外側に向けて延びるアーム部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の電気器材装柱用装置の基体。
  3. 電気器材を装柱するための機構を備えると共に柱状立設体の軸方向に延びる装柱本体と、この装柱本体より前記電気器材を柱着するための機構とは反対側から前記柱状立設体の径方向に延びる複数の固定用部とを有し、
    これらの固定用部は、その長手方向の略中央部位及び前記取付部本体とは反対側の端部に、所定の係合手段が設けられていることを特徴とする電気器材装柱用装置の装柱用具。
  4. 請求項1又は請求項2に記載の基体と、請求項3に記載の装柱用具とを少なくとも有し、
    前記基体を構成する第1の基体構成部品と第2の基体構成部品とについて、その間に柱状立設体を介在して連結し、前記第2の基体構成部品の被装着部の一方又は双方の壁部間に前記装柱用具の固定用部を組み付けて、この壁部に設けられた係合手段と前記固定用部の端部に設けられた係合手段とでこれらの被装着部と固定用部とを固定すると共に、
    前記第3の基体構成部品を、前記固定用部の長手方向の略中央部位に設けられた係合手段と前記第3の基体構成部品の架設台に設けられた係合手段とが重なるように前記固定用部と当接させ、これらの係合手段で前記固定用部と前記架設台とを固定することにより構成されたことを特徴とする電気器材装柱用装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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