JP2006304034A - 携帯電話システムおよび携帯電話端末、並びに発信装置 - Google Patents
携帯電話システムおよび携帯電話端末、並びに発信装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006304034A JP2006304034A JP2005124598A JP2005124598A JP2006304034A JP 2006304034 A JP2006304034 A JP 2006304034A JP 2005124598 A JP2005124598 A JP 2005124598A JP 2005124598 A JP2005124598 A JP 2005124598A JP 2006304034 A JP2006304034 A JP 2006304034A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mobile phone
- transmission
- phone terminal
- position specifying
- call
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Landscapes
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
- Telephone Function (AREA)
Abstract
【課題】 移動手段内の使用位置に応じた選択的な通話制限を可能とする携帯電話システムおよび携帯電話端末、並びに発信装置を提供すること。
【解決手段】 携帯電話システム1は、電話回線2に接続可能な携帯電話端末10と、移動手段としての車両3に取り付けられた発信装置40とを備えている。搭乗者によって車両3内に持ち込まれた携帯電話端末10は、発信装置40の発信モジュール50A〜50Dから発信される位置特定信号をもとに、車両3内における自身の位置を認識し、当該位置が所定領域内(運転席)にあると認識された場合には、自身の着発信および通話の制限を行う。
【選択図】 図1
【解決手段】 携帯電話システム1は、電話回線2に接続可能な携帯電話端末10と、移動手段としての車両3に取り付けられた発信装置40とを備えている。搭乗者によって車両3内に持ち込まれた携帯電話端末10は、発信装置40の発信モジュール50A〜50Dから発信される位置特定信号をもとに、車両3内における自身の位置を認識し、当該位置が所定領域内(運転席)にあると認識された場合には、自身の着発信および通話の制限を行う。
【選択図】 図1
Description
本発明は、携帯電話システムおよび携帯電話端末、並びに車載用の発信装置に関する。
近年、携帯電話端末の普及が目覚しく、時間的、場所的な制約を受けずにさまざまな状況で通話を行うことが可能となっている。しかし反面、車両運転中の通話が交通安全上の問題となってきており、法規制の対象ともされている。
このような情勢に鑑みて、車両走行中の通話を強制的に制限する携帯電話システムが特許文献1において提案されている。この携帯電話システムは、車両の走行状態を検出して特定の信号を発信する手段を当該車両内に設け、この信号を受信した携帯電話端末が自身の通話を制限するものである。
しかし、上述の携帯電話システムにおいては、車両内における全ての携帯電話端末の通話が制限されることになるため、助手席や後部座席における同乗者の通話など、安全走行上支障のない通話ですらも行うことができず、甚だ不都合である。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、移動手段内の使用位置に応じた選択的な通話制限を可能とする携帯電話システムおよび携帯電話端末、並びに発信装置を提供することを目的としている。
本発明は、移動手段内における携帯電話端末の位置を特定する位置特定手段と、前記携帯電話端末の通話制限を行う通話制限手段と、を備えた携帯電話システムであって、一の前記携帯電話端末が前記移動手段内における所定領域内にあるときに、当該一の携帯電話端末に対して前記通話制限を行うことを特徴とする。
この発明の携帯電話システムによれば、位置特定手段により携帯電話端末の移動手段内における位置を特定し、所定領域内にある携帯電話端末のみについて通話制限を行うことができる。これにより、携帯電話端末の使用位置に応じた選択的な通話制限が可能となっている。
また好ましくは、前記携帯電話システムは、前記移動手段の移動状態および停止状態を認識する移動認識手段を備え、前記移動状態が認識されているときは、前記一の携帯電話端末に対して前記通話制限を行い、前記停止状態が認識されているときは、前記一の携帯電話端末の通話を許容することを特徴とする。
この発明の携帯電話システムによれば、移動認識手段が移動手段の移動状態および停止状態を認識した上で通話制限を行うので、交通安全上問題のない停止状態において不条理な通話制限が行われることを回避することができる。
この発明の携帯電話システムによれば、移動認識手段が移動手段の移動状態および停止状態を認識した上で通話制限を行うので、交通安全上問題のない停止状態において不条理な通話制限が行われることを回避することができる。
また好ましくは、前記携帯電話システムは、前記一の携帯電話端末が緊急通話を行う場合には、前記一の携帯電話端末の通話を許容することを特徴とする。
この発明の携帯電話システムによれば、警察、救急などの緊急通話を行う場合には、緊急措置として通話を行うことができる。
この発明の携帯電話システムによれば、警察、救急などの緊急通話を行う場合には、緊急措置として通話を行うことができる。
また好ましくは、前記携帯電話システムは、前記一の携帯電話端末が通話中である場合には、前記通話制限に先立って、当該一の携帯電話端末ないし通話先の端末にその旨のメッセージをアナウンスさせることを特徴とする。
この発明の携帯電話システムによれば、通話状態から制限状態に移行する場合にその旨を知らせるメッセージがアナウンスされるので、携帯電話端末の故障や電波障害等との混同認識による利用者の無用の混乱を回避することができる。
この発明の携帯電話システムによれば、通話状態から制限状態に移行する場合にその旨を知らせるメッセージがアナウンスされるので、携帯電話端末の故障や電波障害等との混同認識による利用者の無用の混乱を回避することができる。
また好ましくは、前記携帯電話システムにおいて、前記位置特定手段は、位置特定信号を無線発信する発信手段と、前記位置特定信号により位置認識を行う位置認識手段と、を備えることを特徴とする。
この発明の携帯電話システムによれば、位置特定信号を利用した発信手段と位置認識手段の組み合わせにより、簡単な構成で位置特定手段を構成することができる。
この発明の携帯電話システムによれば、位置特定信号を利用した発信手段と位置認識手段の組み合わせにより、簡単な構成で位置特定手段を構成することができる。
また好ましくは、発信手段と位置認識手段を備える前記携帯電話システムにおいて、前記携帯電話端末は、自身の位置が前記所定領域内にあるときに、自身の通話動作を制限することを特徴とする。
この発明の携帯電話システムによれば、携帯電話端末が個々に自身の位置を認識して通話動作を制限するので、簡単な構成で上述の携帯電話システムを構成することができる。
この発明の携帯電話システムによれば、携帯電話端末が個々に自身の位置を認識して通話動作を制限するので、簡単な構成で上述の携帯電話システムを構成することができる。
また好ましくは、発信手段が移動手段に設けられ、位置特定手段が携帯電話端末毎に設けられている前記携帯電話システムにおいて、前記携帯電話端末は、一の前記発信源に係る前記位置特定信号と他の前記発信源に係る前記位置特定信号との受信タイミングの差によって前記位置認識を行うことを特徴とする。
さらに好ましくは、前記一および他の発信源に係る位置特定信号の発信タイミングが、相対的に可変であることを特徴とする。
さらに好ましくは、前記一および他の発信源に係る位置特定信号の発信タイミングが、相対的に可変であることを特徴とする。
この発明の携帯電話システムによれば、精度よく携帯電話端末の位置を特定することができる。より好ましくは、一および他の発信源に係る位置特定信号の発信タイミングを相対的に可変とすることで、位置特定信号によって形成される空間座標系を擬似的に変化させることができる。これにより、発信制限に係る移動手段内の所定領域を、移動手段のレイアウトや利用者の便宜に合わせて調節することができる。
本発明の携帯電話端末は、位置特定信号を受信して位置認識を行う位置認識手段を備え、前記位置認識の結果に基づいて自身の通話動作を制限することを特徴とする。
この発明の携帯電話端末は、個々に自身の位置を認識して通話動作を制限する。これにより、当該携帯電話端末の使用位置に応じた選択的な通話制限が可能である。
この発明の携帯電話端末は、個々に自身の位置を認識して通話動作を制限する。これにより、当該携帯電話端末の使用位置に応じた選択的な通話制限が可能である。
また好ましくは、複数の発信源に係る前記位置特定信号を受信する前記携帯電話端末は、一の前記発信源に係る前記位置特定信号と他の前記発信源に係る前記位置特定信号との受信タイミングの差によって前記位置認識を行うことを特徴とする。
この発明の携帯電話端末によれば、精度よく自身の位置の特定を行うことができる。
この発明の携帯電話端末によれば、精度よく自身の位置の特定を行うことができる。
本発明の車載用の発信装置は、位置特定信号を無線発信する複数の発信モジュールを備えることを特徴とする。
さらに好ましくは、3台以上の前記発信モジュールを備えることを特徴とする。
さらに好ましくは、3台以上の前記発信モジュールを備えることを特徴とする。
この発明の発信装置を用いれば、複数の発信モジュールから位置特定信号が発信されるので、精度の高い位置認識が可能となる。より好ましくは、3台以上の発信モジュールを備えることで、位置認識をより高精度に行うことができる。
また好ましくは、前記発信装置は、車両の移動状態および停止状態を認識する移動認識手段を備え、前記移動状態が認識されているときは、前記位置特定信号を発信し、前記停止状態が認識されているときは、前記位置特定信号の発信を停止することを特徴とする。
この発明の発信装置によれば、車両の移動状態/停止状態に合わせて位置特定信号の発信/停止を行うので、位置特定信号の有無を、車両の移動状態/停止状態を表す情報として利用することができるようになる。
この発明の発信装置によれば、車両の移動状態/停止状態に合わせて位置特定信号の発信/停止を行うので、位置特定信号の有無を、車両の移動状態/停止状態を表す情報として利用することができるようになる。
また好ましくは、前記発信装置は、前記位置特定信号を携帯電話用の周波数帯域の電波として発信することを特徴とする。
この発明の発信装置によれば、位置特定信号を携帯電話端末の備え付けのアンテナで受信できるので、携帯電話端末の位置認識に好適に用いることができる。
この発明の発信装置によれば、位置特定信号を携帯電話端末の備え付けのアンテナで受信できるので、携帯電話端末の位置認識に好適に用いることができる。
また好ましくは、前記発信装置において、前記複数の発信モジュールに係る前記位置特定信号が、互いに干渉しない発信タイミングで発信されていることを特徴とする。
この発明の発信装置によれば、複数の発信モジュールに係る位置特定信号を時系列的に判別することができるので、各発信モジュールごとに発信周波数を違える必要がない。
この発明の発信装置によれば、複数の発信モジュールに係る位置特定信号を時系列的に判別することができるので、各発信モジュールごとに発信周波数を違える必要がない。
また好ましくは、前記発信装置において、前記複数の発信モジュールに係る位置特定信号の発信タイミングが、相対的に可変であることを特徴とする。
この発明の発信装置によれば、位置特定信号によって形成される空間座標系を擬似的に変化させることができる。
この発明の発信装置によれば、位置特定信号によって形成される空間座標系を擬似的に変化させることができる。
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
なお、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
なお、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る携帯電話システムの電気的構成を示すブロック図である。
携帯電話システム1は、電話回線2に接続可能な携帯電話端末10と、移動手段としての車両3に取り付けられた発信装置40とを備えている。ここで、携帯電話端末10は、車両3の搭乗者によって車両3内に持ち込まれた状態にある。
図1は、第1実施形態に係る携帯電話システムの電気的構成を示すブロック図である。
携帯電話システム1は、電話回線2に接続可能な携帯電話端末10と、移動手段としての車両3に取り付けられた発信装置40とを備えている。ここで、携帯電話端末10は、車両3の搭乗者によって車両3内に持ち込まれた状態にある。
発信手段としての発信装置40は、発信源としての発信モジュール50A,50B,50C,50Dと、各発信モジュール50A〜50Dと電気的に接続されたコントローラ41とを備えている。
各発信モジュール50A〜50Dは、それぞれ発信回路51とアンテナ52を備えており、位置特定信号(図3参照)を無線発信するようになっている。ここで、位置特定信号は、携帯電話端末10に備え付けのアンテナ11で受信可能なように、携帯電話用の周波数帯域(1GHz前後)の電波に変調されて発信される。
コントローラ41は、発信制御部42と、操作パネル43と、加速度センサ44と、移動認識手段としての移動認識部45とを備えている。発信制御部42は、各発信モジュール50A〜50Dからの位置特定信号の発信タイミングを同期制御する。尚、この発信タイミングは、操作パネル43によって適宜変更することも可能である。
加速度センサ44は、車両3の加減速や振動を検知することができるようになっており、移動認識部45は、この検知結果によって車両3の走行状態(移動状態)ないし停止状態を認識し、発信制御部42の発信制御をスイッチングするようになっている。これにより、発信装置40は、車両3が走行しているか否かによって、位置特定信号の発信または停止を行う。
携帯電話端末10は、アンテナ11と、通信回路12と、CPU13と、RAM14と、ROM15と、スピーカ16と、マイク17と、操作パネル18とを備えている。
通信回路12は、通話に係る音声信号やデータ信号の変調および復調を行うための回路であり、アンテナ11を介して電話回線2と通信可能となっている。また、発信装置40から発信された位置特定信号の電波をアンテナ11を介して受信し、これを復調する。
スピーカ16と、マイク17と、操作パネル18は、いわゆるユーザインターフェースの部分であり、音声と電気信号との変換や、各種命令の入出力を担っている。
CPU13はROM15に記憶された実行プログラムを読み出し、RAM14をワークメモリとして通話に係る各種制御を行う。具体的には、CPU13は、音声信号の符合化および復号化の処理や通話の着発信に係る処理や、受信した位置特定信号を処理して自身の車両3内における位置認識を行い、また、位置認識の結果に基づいて通話に係る動作を強制的に制限(通話制限)することもできる。すなわち、CPU13、RAM14、ROM15は、位置認識手段および通話制限手段を構成している。
次に、図2、図3を参照して、位置特定信号による位置認識について説明する。図2は、発信装置の車両内配置を示す平面図である。図3は、位置特定信号の発信タイミングおよび受信タイミングを示す図である。
図2に示すように、車両3は、いわゆる乗用車タイプの車両であり、運転席3aと、助手席3bと、後部座席3cを備えている。発信装置40は、例えば、車両3の天井部分に取り付けられており、車両3の車幅方向(X軸方向)に沿って発信モジュール50A,50Bが、前後方向(Y軸方向)に沿って発信モジュール50C,50Dが、それぞれコントローラ41を中心に点対称に配置されている。
車両3内における携帯電話端末10(図1参照)は、発信モジュール50A〜50Dがそれぞれ発信する位置特定信号を受信して位置認識を行う。すなわち携帯電話端末10(図1参照)は、一の発信源としての発信モジュール50Aに係る位置特定信号と他の発信源としての発信モジュール50Bに係る位置特定信号の受信タイミングの差によって、車両3内のX軸方向における位置成分を認識することができる。同様に、発信モジュール50Cに係る位置特定信号と発信モジュール50Dに係る位置特定信号の受信タイミングの差によって、車両3内のY軸方向における位置成分を認識することができる。
ここで、一点鎖線で示すX軸およびY軸は、それぞれ発信モジュール50A,50Bおよび50C,50Dを結ぶ直線を軸線とした軸であり、発信モジュール50A〜50Dからの位置特定信号によって形成される仮想的な座標軸である。この座標系によれば、コントローラ41の直下の位置が原点、運転席3aが第1象限領域、助手席3bが第2象限領域、後部座席3cが第3象限領域および第4象限領域と表される。
位置特定信号は、図3に示すように矩形パルス30A,30B,30C,30Dで表される信号であり、この矩形パルス30A〜30Dは、それぞれ発信モジュール50A〜50Dから高周波電波に変調されて発信される。ここで、矩形パルス30Bは矩形パルス30Aの発信タイミングからT0遅れて、また、矩形パルス30Dは矩形パルス30Cの発信タイミングからT0遅れて、それぞれ発信されるようになっている。
原点位置は、発信モジュール50A,50Bの対称中心にあたる。このため原点位置においては、矩形パルス30A,30Bは、それぞれの発信タイミングに等しい遅延時間を加えたタイミングで受信されることになり、両矩形パルス30A,30Bの受信タイミングの差:ΔTxは、発信タイミングにおける差であるT0に等しい。同様に、原点位置は発信モジュール50C,50Dの対称中心にあたるため、原点位置における矩形パルス30C,30Dの受信タイミングの差:ΔTyはT0となる。すなわち、原点においては、ΔTx,ΔTyは共にT0となる。
第1、第4象限は、発信モジュール50A,50Bの相対的位置関係において発信モジュール50A寄りの位置にあたる。このため第1、第4象限においては、矩形パルス30Bの受信にかかる遅延時間が矩形パルス30Aの受信にかかる遅延時間よりも長くなり、その結果ΔTxはT0よりも長くなる。同様の理由により、第2、第3象限においては、ΔTxはT0よりも短くなる。
第1、第2象限は、発信モジュール50C,50Dの相対的位置関係において発信モジュール50C寄りの位置にあたる。このため第1、第2象限においては、矩形パルス30Dの受信にかかる遅延時間が矩形パルス30Cの受信にかかる遅延時間よりも長くなり、その結果ΔTyはT0よりも長くなる。同様の理由により、第3、第4象限においては、ΔTyはT0よりも短くなる。
このように、位置特定信号の受信位置によって各矩形パルス30A〜30Dの受信にかかる遅延時間が変化し、その結果ΔTx,ΔTyが変化するため、この変化を利用して車両3内の位置認識が可能となる。すなわち、位置特定信号の受信信号におけるΔTx,ΔTyの長さから、X軸、Y軸で表された空間座標系における自身の位置を定量的に特定することができるわけである。
携帯電話端末10(図1参照)は、矩形パルス30A〜30D個々の識別を、一群の受信信号における受信タイミングの順番によって行うようになっている。すなわち、1番目に受信した矩形パルスを発信モジュール50Aから発信された矩形パルス30Aであると認識し、以下、2〜4番目に受信したパルスをそれぞれ矩形パルス30B,30C,30Dと認識するわけである。受信信号における各矩形パルス30A〜30Dは受信位置によって互いに接近することもあるが、少なくとも車両3内における干渉は発生しないように、発信タイミングにおいて十分な間隔が設けられている。
このように、各発信モジュール50A〜50Dから発信される矩形パルス(位置特定信号)30A〜30Dは、時分割による識別化がなされているため、それぞれ同一周波数による発信が可能である。もちろん、各発信モジュール50A〜50Dごとに周波数を違えて識別化する構成とすることもできる。
次に、図1、図2を参照して、図4のフローチャートに沿って、車両内における携帯電話端末の通話制限について説明する。図4は、携帯電話端末の通話制限に係る制御フローを示すフローチャートである。
まず前提として、車両3に取り付けられた発信装置40は、移動認識部45によって車両3の走行(移動状態)が認識されているときには、所定の時間間隔で位置特定信号(図3参照)を発信し、移動認識部45によって車両3の停止(停止状態)が認識されているときには、位置特定信号を発信しないようになっている。
携帯電話端末10は、位置特定信号の受信待ち状態(図4のステップS1)において位置特定信号を受信すると、その受信した位置特定信号に基づいて位置認識を行う(図4のステップS2)。また、一定時間位置特定信号の受信がない場合には、通常動作モードの設定がなされる(図4のステップS5)。
ここで、通常動作モードとは、通話制限を行わないモードのことであり、このモードにおいては、着信、発信、通話を普通に行うことができる。すなわち、位置特定信号の届かない車両3から離れた場所や、車両3内であっても車両3が停止状態にある場合には、携帯電話端末10は常に通常動作モードに設定されることになる。
ステップS2における位置認識は、上述したようにΔTx,ΔTy(図3参照)に基づいて行われ、この位置認識の結果に基づいて、携帯電話端末10が所定領域としての通話制限領域にあるか否かの判断がなされる(図4のステップS3)。具体的には、運転席3aのある第1象限領域が通話制限領域であり、ΔTx,ΔTyが共にT0よりも大きい場合に、自身の位置が通話制限領域内にあると判断される。
ステップS3において携帯電話端末10が通話制限領域内にあると判断されると、通話制限モードの設定がなされ(図4のステップS4)、通話制限領域にないと判断されると、通常動作モードの設定がなされる(図4のステップS5)。
ここで、通話制限モードとは、通話制限を行うモードのことであり、このモードの設定がなされると、以後通常動作モードの設定がなされるまでの間、着信および発信が制限される。具体的には、例えば、全ての着信が拒絶され、発信については緊急通話(救急、警察など)を除いて全て拒絶される。また、通話制限モードの設定がなされたときに既に通話中である場合には、その通話が緊急通話である場合を除いて強制的に通話が切断される。このとき、通話の切断に先立って相手方ないし自身のスピーカ16を介して、その旨のメッセージを流すようにしてもよい。
ステップS4において通話制限モードの設定が、ステップS5において通常動作モードの設定がなされたら、再び位置特定信号の受信待ち状態(図4のステップS1)に戻り、上述のフローを繰り返す。これにより、車両3内における携帯電話端末10の位置や車両3の移動/停止状態が定期的に監視され、運転中における運転手の通話が強制的に制限される。かくして、交通安全上危険な車両内の通話のみが選択的に制限される。
次に、図5、図6、図7、図8を参照して、位置特定信号(矩形パルス)の発信タイミングの変更と座標系の擬似変化の関係について説明する。図5は、位置特定信号の発信タイミングを変更した第1の例を示す図である。図6は、第1の例による空間座標系の擬似的な変化を示す平面図である。図7は、位置特定信号の発信タイミングを変更した第2の例を示す図である。図8は、第2の例による空間座標系の擬似的な変化を示す平面図である。
位置特定信号(矩形パルス)の発信タイミングの変更は、上述したように、コントローラ41の操作パネル43(図1参照)を操作することで簡単に行うことが可能である。
図5に示すように、第1の例においては、矩形パルス30Bが矩形パルス30Aの発信タイミングからT1(>T0)遅れて発信されるようになっている。この場合、第1象限領域および第2象限領域を受信位置とするΔTxは、共にT0よりも長くなるため、携帯電話端末10(図1参照)は、ステップS2の位置認識(図4参照)において、第1象限領域、第2象限領域のどちらにあっても通話制限領域であるとの認識をすることになる。すなわち、このとき携帯電話端末10(図1参照)が認識する空間座標系は、図6に示すように、図2に示す座標系をX軸方向に平行移動させたものとして擬似的に考えることができる。
図7に示すように、第2の例においては、矩形パルス30Bが矩形パルス30Aの発信タイミングよりT0早く発信されるようになっている。この場合、第1象限領域を受信位置とするΔTxはT0よりも短くなり、第2象限領域を受信位置とするΔTxはT0よりも長くなることになって、図3に示した場合とは逆の挙動を示す。このため、携帯電話端末10(図1参照)は、ステップS2の位置認識(図4参照)において、自身が第2象限領域にあるときに通話制限領域であるとの認識をすることになる。すなわち、このとき携帯電話端末10(図1参照)が認識する空間座標系は、図8に示すように、図2に示す座標系をY軸を対称軸として反転させたものとして擬似的に考えることができる。
上述の第1および第2の例が示すように、位置特定信号(矩形パルス)の発信タイミングを変更することにより、携帯電話端末10(図1参照)が認識する空間座標系を擬似的に変化させ、ひいては、車両3内において通話制限がされる領域を変化させることが可能となる。これにより、利用者の便宜に合わせて通話制限領域を調整したり、車両3のレイアウト(広さやハンドルの位置)や発信モジュール50A〜50Dの取り付け位置に合わせて通話制限領域を調整したりすることができるわけである。
このような通話制限領域の変更ないし調整は、コントローラ41だけで行うことができるため、使用する携帯電話端末10(図1参照)ごとに何らかの設定を要するものではない。すなわち、この携帯電話システム1(図1参照)は、車両3毎に携帯電話端末10(図1参照)の設定を必要とするものではなく、統一した規格(本実施形態の場合、Tx,Ty>T0のときに通話制限モードにするという設定)を有する全ての携帯電話端末10に適用されるものである。さらに言い換えるならば、この携帯電話システム1(図1参照)は、特定の携帯電話端末10(図1参照)と車両3との組み合わせに限定されるものではなく、統一規格に対応したあらゆる組み合わせを許容するものである。
(第2実施形態)
次に、図9を参照して第2実施形態に係る携帯電話システムについて説明する。尚、以下では、先の説明と重複する内容については説明を省略し、相違点を中心に説明する。図9は、第2実施形態に係る携帯電話システムの電気的構成を示すブロック図である。
次に、図9を参照して第2実施形態に係る携帯電話システムについて説明する。尚、以下では、先の説明と重複する内容については説明を省略し、相違点を中心に説明する。図9は、第2実施形態に係る携帯電話システムの電気的構成を示すブロック図である。
図9において、携帯電話システム60は、電話回線2に接続可能な携帯電話端末62と、移動手段としての車両3に取り付けられた車両端末装置70と、電話回線2の通話回線の制御を行う管制局61とを備えている。
携帯電話端末62は、アンテナ21と、通信回路22と、CPU23と、RAM24と、ROM25と、スピーカ16と、マイク17と、操作パネル18とを備えている。CPU23は、自己の位置を特定するための位置特定信号を生成し、通信回路22、アンテナ21を介して高周波電波としてこれを発信する。すなわち、CPU23、通信回路22、アンテナ21は、発信手段を構成している。このように、本発明の発信手段は、携帯電話端末側に設けられていてもよい。
車両端末装置70は、車両3の運転席3a(図2参照)における所定の箇所(例えば、ハンドル脇など)に取り付けられており、アンテナ71と、通信回路72と、制限信号生成回路73と、位置認識部74と、移動認識部75とを備えている。
携帯電話端末62から発信された位置特定信号は、アンテナ71、通信回路72を介して位置認識手段としての位置認識部74に送られ、当該位置特定信号の強度に基づいて、携帯電話端末62の車両3内における位置が認識される。このように、本発明の位置認識手段は車両側に設けられていてもよい。尚、位置特定信号には、発信源である携帯電話端末62のID情報も含まれており、位置認識部74は、携帯電話端末62の個体毎の位置情報を認識することができるようになっている。認識された個体毎の位置情報は、制限信号生成回路73に送られる。
移動認識手段としての移動認識部75は、車両3の速度計63と電気的に接続されており、検知した速度から車両3の走行状態(移動状態)ないし停止状態を認識し、その情報は制限信号生成回路73に送られる。このように、本発明の移動認識手段は、車両に直接備えられた検知手段を利用して移動状態/停止状態を認識するようになっていてもよい。
制限信号生成回路73は、移動認識部75によって車両3の走行状態が認識され、位置認識部74によって携帯電話端末62が運転席3a(図2参照)にあると認識されている場合に制限信号を生成し、通信回路72、アンテナ71を介して管制局61に対して当該制限信号を送信する。この制限信号には、携帯電話端末62のID情報が含まれており、管制局61では、制限信号を受けて携帯電話端末62と電話回線2との接続を電話回線2側で制限する。すなわち、制限信号生成回路73、管制局61は、通話制限手段を構成している。このように、本発明の通話制限手段は、電話回線に直接作用する構成であってもよい。
(変形例)
次に、図10を参照して第1実施形態の変形例について説明する。尚、以下では、先の説明と重複する内容については説明を省略し、相違点を中心に説明する。図10は、変形例に係る発信装置の車両内配置を示す平面図である。
次に、図10を参照して第1実施形態の変形例について説明する。尚、以下では、先の説明と重複する内容については説明を省略し、相違点を中心に説明する。図10は、変形例に係る発信装置の車両内配置を示す平面図である。
この変形例の発信装置40は、3つの発信モジュール53A,53B,53Cを備えており、各発信モジュール53A〜53Cは、図10に示すように車両3内に配置されている。これにより、携帯電話端末10(図1参照)は、発信モジュール53Aに係る位置特定信号と発信モジュール53Bに係る位置特定信号の受信タイミングの差によって、X軸方向における位置成分を認識することができる。また、発信モジュール53Aに係る位置特定信号と発信モジュール53Cに係る位置特定信号の受信タイミングの差によって、Y軸方向における位置成分を認識することができる。このように、3つの発信モジュールを発信源とする位置特定信号によっても、先の実施形態と同じ座標系での位置認識が可能である。
本発明は上述の実施形態に限定されない。
例えば、通話制限領域の設定は、空間座標系における象限領域単位での設定に限られるものではなく、当該空間座標系における閉じた領域で設定することも可能である。
また、本発明は、電車やバスなどの旅客輸送手段内の特定の領域に対して、通話制限を行いたい場合にも適用することができる。
各実施形態の各構成はこれらを適宜組み合わせたり、省略したり、図示しない他の構成と組み合わせたりすることができる。
例えば、通話制限領域の設定は、空間座標系における象限領域単位での設定に限られるものではなく、当該空間座標系における閉じた領域で設定することも可能である。
また、本発明は、電車やバスなどの旅客輸送手段内の特定の領域に対して、通話制限を行いたい場合にも適用することができる。
各実施形態の各構成はこれらを適宜組み合わせたり、省略したり、図示しない他の構成と組み合わせたりすることができる。
1…携帯電話システム、2…電話回線、3…車両、3a…運転席(第1象限領域)、3b…助手席(第2象限領域)、3c…後部座席(第3、第4象限領域)、10…携帯電話端末、11…アンテナ、12…通信回路、13…位置認識手段および通話制限手段を構成するCPU、14…位置認識手段および通話制限手段を構成するRAM、15…位置認識手段および通話制限手段を構成するROM、16…スピーカ、17…マイク、18…操作パネル、21…発信手段を構成するアンテナ、22…発信手段を構成する通信回路、23…発信手段を構成するCPU、30A〜30D…位置特定信号としての矩形パルス、40…発信手段としての発信装置、41…コントローラ、42…発信制御部、43…操作パネル、44…加速度センサ、45…移動認識手段としての移動認識部、50A〜50D…発信源としての発信モジュール、51…発信回路、52…アンテナ、53A〜53C…発信モジュール、60…携帯電話システム、61…通話制限手段を構成する管制局、62…携帯電話端末、63…速度計、70…車両端末装置、71…アンテナ、72…通信回路、73…通話制限手段を構成する制限信号生成回路、74…位置認識手段としての位置認識部、75…移動認識手段としての移動認識部。
Claims (16)
- 移動手段内における携帯電話端末の位置を特定する位置特定手段と、
前記携帯電話端末の通話制限を行う通話制限手段と、を備えた携帯電話システムであって、
一の前記携帯電話端末が前記移動手段内における所定領域内にあるときに、当該一の携帯電話端末に対して前記通話制限を行うことを特徴とする携帯電話システム。 - 前記移動手段の移動状態および停止状態を認識する移動認識手段を備え、
前記移動状態が認識されているときは、前記一の携帯電話端末に対して前記通話制限を行い、前記停止状態が認識されているときは、前記一の携帯電話端末の通話を許容することを特徴とする請求項1に記載の携帯電話システム。 - 前記一の携帯電話端末が緊急通話を行う場合には、前記一の携帯電話端末の通話を許容することを特徴とする請求項1または2に記載の携帯電話システム。
- 前記一の携帯電話端末が通話中である場合には、前記通話制限に先立って、当該一の携帯電話端末ないし通話先の端末にその旨のメッセージをアナウンスさせることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の携帯電話システム。
- 前記位置特定手段は、位置特定信号を無線発信する発信手段と、
前記位置特定信号により位置認識を行う位置認識手段と、を備えることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の携帯電話システム。 - 前記位置認識手段が前記携帯電話端末毎に設けられ、前記発信手段が前記移動手段に設けられている請求項5に記載の携帯電話システムであって、
前記携帯電話端末は、自身の位置が前記所定領域内にあるときに、自身の通話動作を制限することを特徴とする携帯電話システム。 - 前記発信手段は、前記移動手段内に配置された複数の発信源を備えていて、前記複数の発信源から前記位置特定信号が同期されて発信されている請求項6に記載の携帯電話システムであって、
前記携帯電話端末は、一の前記発信源に係る前記位置特定信号と他の前記発信源に係る前記位置特定信号との受信タイミングの差によって前記位置認識を行うことを特徴とする携帯電話システム。 - 前記一および他の発信源に係る位置特定信号の発信タイミングが、相対的に可変であることを特徴とする請求項7に記載の携帯電話システム。
- 位置特定信号を受信して位置認識を行う位置認識手段を備え、
前記位置認識の結果に基づいて自身の通話動作を制限することを特徴とする携帯電話端末。 - 複数の発信源に係る前記位置特定信号を受信する請求項9に記載の携帯電話端末であって、
一の前記発信源に係る前記位置特定信号と他の前記発信源に係る前記位置特定信号との受信タイミングの差によって前記位置認識を行うことを特徴とする携帯電話端末。 - 位置特定信号を無線発信する複数の発信モジュールを備えることを特徴とする車載用の発信装置。
- 3台以上の前記発信モジュールを備えることを特徴とする請求項11に記載の発信装置。
- 車両の移動状態および停止状態を認識する移動認識手段を備え、
前記移動状態が認識されているときは、前記位置特定信号を発信し、前記停止状態が認識されているときは、前記位置特定信号の発信を停止することを特徴とする請求項11または12に記載の発信装置。 - 前記位置特定信号を携帯電話用の周波数帯域の電波として発信することを特徴とする請求項11ないし13のいずれか一項に記載の発信装置。
- 前記複数の発信モジュールに係る前記位置特定信号が、互いに干渉しない発信タイミングで発信されていることを特徴とする請求項11ないし14のいずれか一項に記載の発信装置。
- 前記複数の発信モジュールに係る位置特定信号の発信タイミングが、相対的に可変であることを特徴とする請求項11ないし15のいずれか一項に記載の発信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005124598A JP2006304034A (ja) | 2005-04-22 | 2005-04-22 | 携帯電話システムおよび携帯電話端末、並びに発信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005124598A JP2006304034A (ja) | 2005-04-22 | 2005-04-22 | 携帯電話システムおよび携帯電話端末、並びに発信装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006304034A true JP2006304034A (ja) | 2006-11-02 |
Family
ID=37471775
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005124598A Withdrawn JP2006304034A (ja) | 2005-04-22 | 2005-04-22 | 携帯電話システムおよび携帯電話端末、並びに発信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006304034A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011097234A (ja) * | 2009-10-28 | 2011-05-12 | Nec Access Technica Ltd | 携帯機器制御方法および携帯機器 |
JP2013062666A (ja) * | 2011-09-13 | 2013-04-04 | Mitsubishi Electric Corp | 携帯端末 |
JP2014036276A (ja) * | 2012-08-07 | 2014-02-24 | Kddi Corp | 通信装置の通信処理の制限方法、通信装置及び補助装置 |
US8761821B2 (en) | 2009-07-21 | 2014-06-24 | Katasi Llc | Method and system for controlling a mobile communication device in a moving vehicle |
US9386447B2 (en) | 2009-07-21 | 2016-07-05 | Scott Ferrill Tibbitts | Method and system for controlling a mobile communication device |
JP2016136739A (ja) * | 2011-01-18 | 2016-07-28 | マルワン ハノン | 乗物の内部のモバイル機器の存在を検出し、動作を制御する装置、システム、および方法 |
US9615213B2 (en) | 2009-07-21 | 2017-04-04 | Katasi Llc | Method and system for controlling and modifying driving behaviors |
US9758039B2 (en) | 2011-01-18 | 2017-09-12 | Driving Management Systems, Inc. | Apparatus, system, and method for detecting the presence of an intoxicated driver and controlling the operation of a vehicle |
US10205819B2 (en) | 2015-07-14 | 2019-02-12 | Driving Management Systems, Inc. | Detecting the location of a phone using RF wireless and ultrasonic signals |
WO2019049256A1 (ja) * | 2017-09-07 | 2019-03-14 | マクセル株式会社 | 携帯情報端末および車両設備制御システム |
-
2005
- 2005-04-22 JP JP2005124598A patent/JP2006304034A/ja not_active Withdrawn
Cited By (21)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11021164B2 (en) | 2009-07-21 | 2021-06-01 | Katasi, LLC | Method and system for controlling and modifying driving behaviors |
US11533395B2 (en) | 2009-07-21 | 2022-12-20 | Katasi, Inc. | Method and system for controlling a mobile communication device |
US11767020B2 (en) | 2009-07-21 | 2023-09-26 | Katasi Llc | Method and system for controlling and modifying driving behaviors |
US11751124B2 (en) | 2009-07-21 | 2023-09-05 | Katasi Inc. | Method and system for controlling a mobile communication device in a moving vehicle |
US10172070B2 (en) | 2009-07-21 | 2019-01-01 | Katasi Llc | Method and system for controlling a mobile communication device in a moving vehicle |
US9386447B2 (en) | 2009-07-21 | 2016-07-05 | Scott Ferrill Tibbitts | Method and system for controlling a mobile communication device |
US11643088B2 (en) | 2009-07-21 | 2023-05-09 | Katasi, Inc. | Method and system for controlling and modifying driving behaviors |
US9451447B2 (en) | 2009-07-21 | 2016-09-20 | Katasi Llc | Method and system for controlling a mobile communication device in a moving vehicle |
US9615213B2 (en) | 2009-07-21 | 2017-04-04 | Katasi Llc | Method and system for controlling and modifying driving behaviors |
US11638198B2 (en) | 2009-07-21 | 2023-04-25 | Katasi Inc | Method and system for controlling a mobile communication device in a moving vehicle |
US10506091B2 (en) | 2009-07-21 | 2019-12-10 | Katasi Llc | Method and system for controlling a mobile communication device |
US8787936B2 (en) | 2009-07-21 | 2014-07-22 | Katasi Llc | Method and system for controlling a mobile communication device in a moving vehicle |
US8761821B2 (en) | 2009-07-21 | 2014-06-24 | Katasi Llc | Method and system for controlling a mobile communication device in a moving vehicle |
JP2011097234A (ja) * | 2009-10-28 | 2011-05-12 | Nec Access Technica Ltd | 携帯機器制御方法および携帯機器 |
US9758039B2 (en) | 2011-01-18 | 2017-09-12 | Driving Management Systems, Inc. | Apparatus, system, and method for detecting the presence of an intoxicated driver and controlling the operation of a vehicle |
JP2016136739A (ja) * | 2011-01-18 | 2016-07-28 | マルワン ハノン | 乗物の内部のモバイル機器の存在を検出し、動作を制御する装置、システム、および方法 |
US9854433B2 (en) | 2011-01-18 | 2017-12-26 | Driving Management Systems, Inc. | Apparatus, system, and method for detecting the presence and controlling the operation of mobile devices within a vehicle |
JP2013062666A (ja) * | 2011-09-13 | 2013-04-04 | Mitsubishi Electric Corp | 携帯端末 |
JP2014036276A (ja) * | 2012-08-07 | 2014-02-24 | Kddi Corp | 通信装置の通信処理の制限方法、通信装置及び補助装置 |
US10205819B2 (en) | 2015-07-14 | 2019-02-12 | Driving Management Systems, Inc. | Detecting the location of a phone using RF wireless and ultrasonic signals |
WO2019049256A1 (ja) * | 2017-09-07 | 2019-03-14 | マクセル株式会社 | 携帯情報端末および車両設備制御システム |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2006304034A (ja) | 携帯電話システムおよび携帯電話端末、並びに発信装置 | |
KR100577007B1 (ko) | 텔레매틱스 장치 | |
US7079015B2 (en) | System for connecting wireless devices to a vehicle | |
JP3973092B2 (ja) | 無線ネットワークシステムおよび無線通信方法 | |
JP4179552B2 (ja) | ブルートゥース端末 | |
KR20100074148A (ko) | 정보를 송신하기 위한 디바이스 및 방법 | |
JP2006279751A (ja) | ナビゲーション装置、ナビゲーション装置用プログラム、無線電波通信装置、および無線電波通信装置用プログラム。 | |
US20040167690A1 (en) | In-vehicle control device communicatable with external communication system and in-vehicle LAN | |
JP2009206866A (ja) | 車両用通話装置、通話制御方法 | |
JP2010130531A (ja) | ハンズフリー装置及びハンズフリー装置と携帯端末との無線接続方法。 | |
JP2004142500A (ja) | コネクタ装置 | |
WO2015151481A1 (ja) | 緊急通報システム及びサービスセンター並びに携帯電話 | |
JP4275841B2 (ja) | 車載用通信制御装置 | |
JPWO2019069590A1 (ja) | 送受信装置、携帯端末、及び通信用プログラム | |
US20040219881A1 (en) | Interface | |
JP2003318809A (ja) | 移動体用通信装置 | |
JP2006109292A (ja) | 無線通信装置 | |
US8010166B2 (en) | Handsfree apparatus for vehicle | |
JP2001144850A (ja) | 車載電話システム及び当該システムに用いる車両側装置 | |
JP2005268933A (ja) | 無線通信システム | |
JP2012227649A (ja) | 車載用携帯端末制御装置 | |
CN210835652U (zh) | 一种车载音频系统 | |
KR20170091288A (ko) | 사고차량과 주변차량 간의 긴급 통신 연결 시스템 및 방법 | |
JP2022055883A (ja) | 車両 | |
JPH08274680A (ja) | 車載用通信装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20070404 |
|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20080701 |