JP2006303602A - 色調整回路、画像表示装置、色調整方法およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】入力画像の色を調整する本調整回路4B1は、現フレーム画像より前に入力された前フレーム画像における色に関するパラメータとして、たとえば、指定色との色比較で略同一と判断された画素数をカウントするヒストグラムの度数を用いる。パラメータ保持部42は、このパラメータを、フレーム単位、または、一のフレームを構成するブロック単位で保持する。色調整判定部43は、パラメータ保持部42に保持されている色に関するパラメータを所定の閾値Vtと比較し、当該比較の結果に応じて色調整の許可/不許可を判定する。色調整部44は、色調整判定部43の判定結果に応じて、現フレーム画像(色コンポーネント信号R_Y,B_Y)の色をフレーム単位またはブロック単位で選択的に調整する。
【選択図】図1
Description
1.カラーノイズの増加により低品質な画になる。
2.雪や紙など本来色の殆ど無い部分に色付きが生じ不自然な画になる。
3.色飽和度が高い画(たとえばバラの絵)で不自然な発色となる。
ところが、この回路では指定色に対し一様に色調整が実行される。このため、必要以上にカラーゲイン等が変更される領域が発生し、本来色を変えたくない領域でも色調整がなされてしまう。とくに色彩が単調な絵柄で画面の多くを占める領域の色を調整する場合は、他の領域の色変化は目立たないが、複雑な絵柄の場合、一部の色を調整すると他の領域が不自然な発色となる場合が多い。
本発明では、好適に、前記色に関するパラメータは、予め指定された色を有する画素数を前記前フレーム画像内またはそのブロック内でカウントすることにより得られたヒストグラムの度数であり、前記色調整部は、前記パラメータ保持部に保持されている前記ヒストグラムの度数が所定の閾値を越えているときは前記指定された色に対し色調整を行い、前記度数が前記閾値以下のときは色調整を行わない。
あるいは好適に、前記色に関するパラメータは、前記前フレーム画像またはそのブロックにおける全ての色を予め決められた複数の色範囲に分類したときに、前記前フレーム画像内またはそのブロック内の全ての色が分布する前記色範囲の数であり、前記色調整部は、前記パラメータ保持部で保持されている前記色範囲の数が前記所定の閾値より小さいときは、前記前フレーム画像またはそのブロックに対し色調整を行い、前記色範囲の数が前記閾値以上のときは色調整を行わない。
また、本発明では、調整したい前記色が複数ある場合、前記パラメータ保持部は色ごとに前記パラメータを保持し、前記色調整判定部は色ごとに前記比較と判定を行い、前記色調整部は色ごとに、前記色調整判定部の判定結果に応じて、フレーム単位または前記ブロック単位で選択的に色調整を行うことが望ましい。
本発明では、好適に、前記前フレーム画像における輝度分布を、フレーム単位、または、一のフレームを構成するブロック単位でヒストグラムとして書き換え可能に保持する輝度ヒストグラム保持部をさらに有し、前記色調整部の色調整量を、前記輝度ヒストグラム保持部に保持されている輝度分布に応じて制御する。
図解した画像表示装置1は、映像信号処理回路として、Y/C分離回路2、色復調回路(マトリックス変換回路、クロマデコーダとも言う)3、および、信号処理と出力処理(逆マトリックス変換)等を行う信号処理出力回路4を有する。信号処理出力回路4の信号処理部4Aは、とくに図示しないが、ガンマ補正、ホワイトバランス補正などのためにレベル変換回路、さらには、色調整回路4B等の回路ブロックを含む。
図示を省略しているが、当該画像表示装置1全体を制御する制御部、たとえばマイクロコンピュータが各回路に接続されている。
一方、映像信号がY/C信号の場合、不図示のセレクトスイッチを介して、その映像信号は色復調回路3に直接入力される。
これらの映像信号は、色復調回路3でY信号と色差コンポーネント信号R_Y,B_Yに変換され、信号処理出力回路4に入力される。
なお、映像信号がRGB信号の場合、その映像信号は直接信号処理出力回路4に入力されるが、その場合、信号処理部4Aの構成が、それに対応したものとなる。
処理後の映像信号は、出力処理部4DでRGB信号に変換され、画像表示部5において所望の映像として表示される。
図2に、第1実施形態の色調整回路のブロック図を示す。
図解した色調整回路4B1は、サンプル色テーブル40、比較部41、色ヒストグラム保持部42、色調整判定部43および色調整部44を有する。これらの各部は図1に示す画像表示装置1全体を制御する制御部(マイクロコンピュータ等)6により制御されて動作する。
サンプル色テーブル40から色データが比較部41に出力可能になっている。比較部41の出力が色ヒストグラム保持部42に接続され、色ヒストグラム保持部42の出力が色調整判定部43に接続され、色調整判定部43の出力が色調整部44に接続されている。
このとき色データに含まれる色の画素データ数を、色ヒストグラムの度数として色ヒストグラム保持部42において蓄積する。この色ヒストグラムの度数(以下、「ヒストグラムデータ」という)が、本発明の「色に関するパラメータ」に該当する。
色調整判定部43は、このヒストグラムデータが所定の閾値を越えたどうかによって色調整の許可/不許可を判定する。
この判定結果に応じて、色調整部44は、つぎのフレーム画像に対する色調整を実行する。色調整は、たとえばカラーゲイン、色相(Hue)の一方または双方を調整するが、その選択と調整量は、制御部6によって予め設定される。
図3に、1フレームを8分割した例を示す。本例では、分割数が水平(H)方向に4、垂直(V)方向に2となっている。
図4において図2との対応に関し、図2に示すサンプル色テーブル40としてサンプル色データROM(Sample Color Data Rom)40Aと、図2に示す色ヒストグラム保持部42と色調整判定部43の機能を合わせ持つラッチ・ヒスト判定部45とを備える。図4の参照符号6Aは、制御部6の具体例としてマイクロコンピュータ(μ−com.)を示す。
色調整回路4B1を構成する各部は、基準のクロックタイミングサイクルで、言い換えると、V同期信号Vsync.および不図示のH同期信号に同期して、処理を行なうデジタル回路からなる。
図5(A)は、YCC色空間やHLS色空間を表現するときに用いられる色差平面図である。ここでは横にB_Y軸、縦にR_Y軸を取り、原点を起点としたベクトルで色データを表現している。以下、このベクトルの長さを「(カラー)ゲインGc」、B_Y軸を起点としたベクトルの反時計周りの角度を「色角度θ」という。たとえばHLS色空間において、ゲインGcは彩度(Saturation)、色角度θは色相(Hue)に相当する。
この色差平面図では、縦横にそれぞれ256個の色データが並ぶ。正負の表現をとればバイナリコードのビット数を減らせることから、本例では縦横を、それぞれ±1.0で正規化している。
そして、色データの選択範囲Rcの大きさを、調整対象の指定色を中心とした、たとえば±0.1としている。これは、指定色の指定を「空色」、「肌色」、「バラの花びらの赤」等で行うと、それらは通常、似たような幾つもの色データを含むため、その一つのみ調整したのでは目的とする絵領域の色調整が十分でないことが多いことから、指定色と近似した色範囲単位での色調整を実現させるためである。
このように選択された指定色の色データ(範囲)を示す信号を図4において、符号R_Yr,B_Yrで示している。
一方、当該フレーム画像の入力が終了するまでにヒストグラムデータ[HIST]が閾値Vtを越えない場合、判定ビット[補正On/Off]がオフ値「0」のままであることから、新たに入力されてきたフレーム画像の色調整は実行されない。
いずれにしても、V同期信号Vsync.の入力等、所定のタイミングで、ラッチ・ヒスト判定部45にラッチされている色ヒストグラムの内容はクリアされる。
そのための画素単位の制御信号として、[=]検出ビットが比較部41から色調整部44に出力されるようになっている。したがって、色調整部44では、入力される判定ビット[補正On/Off]と[=]検出ビットの値が共に「1」の場合に限り、画素データの色調整が実行される。この[=]検出ビットは、nフレーム(本例ではn=1)遅延されて色調整部44に入力されるようになっている。
図3において、参照番号「1」〜「3」と「5」〜「7」で示すブロックの映像データにB(青)の画素データは無いため、図4に示す[=]検出ビットは常に「0」となる。
一方、参照番号「4」と「8」で示すブロックの映像データにB(青)の画素データが存在するため、このB(青)の画素データが入力されるタイミングで比較部41は、ヒストグラムデータ[HIST]に1を加算して、新たなヒストグラムデータ[HIST]としてラッチ・ヒスト判定部45に出力する。ラッチ・ヒスト判定部45は、このヒストグラムデータ[HIST]をラッチする。また、比較部41は、B(青)の画素データが検出されるたびに「1」の[=]検出ビットを出力する(他の色では「0」出力)。この検出ビットは、1フレーム遅延後に色調整部44に入力される。
その結果、色調整部44からはB(青)が調整された出力画像信号として、色コンポーネント信号R_Yo,B_Yoが出力される。
データセットB1は、1つのステップS11を含む。ヒストグラム処理B2は、8つのステップS21〜S28を含む。ラッチ&HIST判定処理B3は、3つのステップS31〜S33を含む。また、GAIN&HUE処理B4は、2つのステップS41,S42を含む。
図6の例では、このデータセットがV同期信号Vsync.をトリガーとして開始される。
画素データの色が指定色の色範囲に含まれる場合、ヒストグラムデータ[HIST]をインクリメント(+1)して、インクリメント後のヒストグラムデータ[HIST]の値(度数)をラッチ&HIST判定処理B3の[HIST]ラッチステップS31に出力し、そのラッチ内容を新たなヒストグラムデータ[HIST]で書き換える。
このヒストグラムデータ[HIST]と所定の閾値Vtとの大小関係が常時監視されているが(S32)、最初の画素データでは、ヒストグラムデータ[HIST]が閾値Vtを超えないので、このステップS32の判断は「NO」のままである。
[=]検出ビットの出力後に、入力された画素データが1フレーム画像で最終のものであるかが判断される(S27)。最終でない場合は、処理対象が次の画素に移り(S28)、次の画素データに対してステップS23が実行される。そして、ステップS23〜S28の処理が、ステップS27で最終画素であると判断されるまで、次々に入力される画素データに対して繰り返される。
これにより、指定色とほぼ同じ色の画素データ数がヒストグラムデータ[HIST]に反映されてゆき、[HIST]ラッチステップS31を行っているレジスタ(色ヒストグラム保持部42)の値も増えてゆく。また、[=]検出ビットの出力数も、同様に増えてゆく。
この次フレーム画像の処理が実行されている間に、ほぼ1フレーム遅れで、先に処理が済んでいるフレーム画像に対応した[=]検出ビットが、GAIN&HUE処理B4のステップS41に順次入力される。このとき[補正On/Off]ビットが色調整許可を示すオン値「1」となって同ステップS41に入力されることから、ここで両ビットがともに「1」の場合は、このステップS41の判断が「YES」となり、つぎのステップS42にて、図4示す色調整部44により色調整が実行された後、出力される。一方、[=]検出ビットが出力されていない(すなわち、その値が「0」)の場合はステップS41の判断が「NO」となることから、その画素データに対しては色調整が実行されずに、色調整部44から出力される。
マイクロコンピュータ6Aによって、たとえば図5(A)の色差平面図においてゲインGc=0.44、色角度θ=347.6°のBデータが指定される。これは、これは図5(B)に示す色差平面図ではR_Y=−0.09、B_Y=0.43のデータである。
図4に示すサンプル色データROM40Aからは、このR_Y=−0.09、B_Y=0.43のBデータを中心として±0.1のサイズを有する範囲をもつ色データR_Yr,B_Yrが比較部41に出力される。
入力画像信号の色コンポーネント信号R_Yi,B_Yiがこの範囲内にあり、かつ、[補正On/Off]ビットがオン値「1」のときに、色調整許可が下りる。このときマイクロコンピュータ6Aから調整量がゲインGc=1.1、色角度θ=0°とする。この場合に比較部41は、入力される色コンポーネント信号R_Y,B_Yに対してゲイン調整時に、−0.09(=R_Yr)×1.1≒−0.1、0.09(=B_Yr)×1.1≒0.47とし、色角度θの調整は行わない。
これによりゲインのみが10%増となった色コンポーネント信号R_Yo,B_Yoが色調整部44から出力される。
図7に、第2実施形態の色調整回路のブロック図を示す。
図解した色調整回路4B2が、図2に示す色調整回路4B1と異なるのは、制御部6からの色指定を行わないことと、比較部41に代えて分類部50を有することである。
分類部50は、サンプル色テーブル40を参照しながら、入力されるフレーム画像における全ての色を予め決められた複数の色範囲に分類する。このフレーム画像の全ての色が分布する色範囲の数(図7では[色範囲数]と表記)は、本発明の「色に関するパラメータ」に相当する。そして、分類部50は[色範囲数]を色ヒストグラム保持部42内のヒストグラムに保持させる。
ただし、より好ましくは、色調整部44が、1フレーム遅延後の画像信号を入力し、これを現在入力される画素信号と同一アドレスの画素データ同士で比較し、色が同一色範囲であり、かつ所定の指定された色である場合に限り色調整を行うこともできる。この場合、色調整部44は色比較部を内蔵し、制御部6から色調整部44に色指定を行う必要がある。この方法では、画素データの色比較を行い、画素データ単位で色調整を行うか否かを決定できることから、指定した色のみの調整が可能であり、色数が少ないといっても、その面積の表示画面全体に占める割合が小さい色に対して誤って調整が実行されることを防止できる。
一方、この防止のための他の方法として、色範囲ごとに画素データ数をカウントするヒストグラム保持手段(たとえば、レジスタ)を用意し、このカウント数に応じて画素データ数の割合が小さい色に対して調整が行われることを防止するようにしてもよい。
本実施の形態では、色調整量を決めるのに入力画像信号の輝度データYinを用いる。この方法は、上述した第1および第2実施形態の何れにも適用可能であるが、ここでは第1実施形態に適用した場合を例として説明する。
図解した色調整回路4B3が、図2に示す色調整回路4B1と異なるのは、輝度ヒストグラム保持部60を有することである。
輝度ヒストグラム保持部60は、制御部6の制御により入力画像信号の輝度データYinを用いて色調整量を生成し、色調整部44に出力する。このときの輝度データYinの用い方としては、たとえば、Y/C比が一定になるようにカラーゲインを制御する、あるいは、色の明るさ(明度)を変えないようにカラーゲインと色角度(彩度と色相)を制御するなどを採用できる。前者の方法では、たとえば、画面が明るいとき(輝度レベルが高いとき)はカラーゲインを高くし、画面が暗いとき(輝度レベルが低いとき)はカラーゲインを低く制御する。
また、自然な画面とする他の方法として、隣接ブロック間のヒストグラム度数の平均値をとって、その平均値に基づいて当該ブロックに色調整するか否かの判定、および/または、色調整量を制御すると、比較的自然な絵柄が得られやすい。
第1に、色指定が行えるため、任意の色の補正が可能である。
第2に、フレーム画像で色調整判定を行い、この色調整判定結果を用いて続くフレーム画像で色調整を行うため、隣接画面でほぼ同じような絵柄となる動画において、リアルタイムで色調整が可能である。このため、大規模な画像メモリを処理に要しない。とくに色領域を判定するのに、大規模な画像メモリを用いることなく、入力画素データが指定色の範囲に入っているかの検出情報によって、同一アドレスの画素に対して色調整を行うかが決められるため、調整すべき色領域の判定が容易である。
第3に、カラーノイズを強調することなく、色の発色を良くできる。
第4に、色の飽和度の低いシーンで弊害(白紙や白い服が黄ばんで見え、あるいは、汚れたようになる)を無くし、それ以外の絵柄で適度な色付きの発色の良い絵にできる。
第5に、単純な色構成の絵柄と複雑な色構成の絵柄で、選択的に、それぞれ適した色強調を行うことが可能である。
第6に、単純な色構成の絵柄で、選択的に指定色が可能なため効果的に発色の良い画を表示できる。
Claims (12)
- 入力画像の色を調整する色調整回路であって、
現フレーム画像より前に入力された前フレーム画像における色に関するパラメータを、フレーム単位、または、一のフレームを構成するブロック単位で保持するパラメータ保持部と、
前記パラメータ保持部に保持されている前記色に関するパラメータを所定の閾値と比較し、当該比較の結果に応じて色調整の許可/不許可を判定する色調整判定部と、
前記色調整判定部の判定結果に応じて、前記現フレーム画像の色をフレーム単位または前記ブロック単位で選択的に調整する色調整部と、
を有する色調整回路。 - 前記色に関するパラメータは、予め指定された色を有する画素数を前記前フレーム画像内またはそのブロック内でカウントすることにより得られたヒストグラムの度数であり、
前記色調整部は、前記パラメータ保持部に保持されている前記ヒストグラムの度数が所定の閾値を越えているときは前記指定された色に対し色調整を行い、前記度数が前記閾値以下のときは色調整を行わない
請求項1に記載の色調整回路。 - 前記色に関するパラメータは、前記前フレーム画像またはそのブロックにおける全ての色を予め決められた複数の色範囲に分類したときに、前記前フレーム画像内またはそのブロック内の全ての色が分布する前記色範囲の数であり、
前記色調整部は、前記パラメータ保持部で保持されている前記色範囲の数が前記所定の閾値より小さいときは、前記前フレーム画像またはそのブロックに対し色調整を行い、前記色範囲の数が前記閾値以上のときは色調整を行わない
請求項1に記載の色調整回路。 - 前記色調整部は、前記色範囲数が保持されている前記前フレーム画像またはそのブロックに、予め指定された色が含まれていることを検出し、当該指定された色に対して前記色調整を行う
請求項3に記載の色調整回路。 - 前記現フレーム画像の前記色に関するパラメータを一時的に保存し、色調整判定後に、当該一時的に保存しているパラメータで、前記パラメータ保持部に保持され前記現フレーム画像の色調整判定に用いたパラメータを書き換える
請求項1に記載の色調整回路。 - 調整したい前記色が複数ある場合、前記パラメータ保持部は色ごとに前記パラメータを保持し、前記色調整判定部は色ごとに前記比較と判定を行い、前記色調整部は色ごとに、前記色調整判定部の判定結果に応じて、フレーム単位または前記ブロック単位で選択的に色調整を行う
請求項1に記載の色調整回路。 - 前記前フレーム画像における輝度分布を、フレーム単位、または、一のフレームを構成するブロック単位でヒストグラムとして書き換え可能に保持する輝度ヒストグラム保持部をさらに有し、
前記色調整部の色調整量を、前記輝度ヒストグラム保持部に保持されている輝度分布に応じて制御する
請求項1に記載の色調整回路。 - サンプル色データを記憶している色データテーブルと、
順次入力される前記現フレーム画像の各画素データを前記色データテーブルから読み出したサンプル色データと比較し、当該サンプル色データに含まれる色の画素データが検出されるたびに、前記パラメータ保持部に保持されるヒストグラムの度数をインクリメントする比較部と、
前記色データテーブルから前記比較部に出力すべきサンプル色データの色を変更可能に指定し、当該指定色に応じた画素データの色調整量を前記色調整部に指示する制御部と、
をさらに有する請求項2に記載の色調整回路。 - 前記比較部は、前記指定色のサンプル色データに含まれる色の画素データが検出されるたびに、検出ビット信号を所定フレームだけ遅延させた後、前記色調整部に出力し、
前記色調整部は、前記色調整判定部が色調整を許可しているときに、前記遅延後の検出ビット信号が入力されるたびに、当該色調整部に入力される画素データに色調整を実行する
請求項8に記載の色調整回路。 - 画像表示デバイスと、該画像表示デバイスの駆動回路と、入力画像の色を調整後に前記駆動回路に出力する色調整回路とを備える画像表示装置であって、
前記色調整回路が、
現フレーム画像より前に入力された前フレーム画像における色に関するパラメータを、フレーム単位、または、一のフレームを構成するブロック単位で予め保持するパラメータ保持部と、
前記パラメータ保持部に保持されている前記色に関するパラメータを所定の閾値と比較し、当該比較の結果に応じて色調整の許可/不許可を判定する色調整判定部と、
前記色調整判定部の判定結果に応じて、前記現フレーム画像の色をフレーム単位または前記ブロック単位で選択的に調整する色調整部と、
を有する画像表示装置。 - 入力画像の色を調整する色調整方法であって、
現フレーム画像の色に関するパラメータ、または、現フレーム画像を含む所定フレーム数分の画像の色に関するパラメータを、フレーム単位、または、一のフレームを構成するブロック単位で生成し保持するステップと、
前記保持されている色に関するパラメータを所定の閾値と比較し、当該比較の結果に応じて色調整の許可/不許可を判定するステップと、
前記現フレーム画像に続いて次フレーム画像が入力されたときに、前記色調整判定の判定結果に応じて、前記次フレーム画像の色をフレーム単位または前記ブロック単位で選択的に調整するステップと、
を含む色調整方法。 - コンピュータベースの処理装置に入力される現フレーム画像の色に関するパラメータ、または、現フレーム画像を含む所定フレーム数分の画像の色に関するパラメータを、フレーム単位、または、一のフレームを構成するブロック単位で保持するステップと、
前記保持されている色に関するパラメータを所定の閾値と比較し、当該比較の結果に応じて色調整の許可/不許可を判定するステップと、
前記現フレーム画像に続いて次フレーム画像が前記処理装置に入力されたときに、前記色調整の判定結果に応じて、前記次フレーム画像の色をフレーム単位または前記ブロック単位で選択的に調整するステップと、
を前記処理装置に実行させるためのプログラム。
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