JP2006302802A - 燃料貯蔵容器の交換方法、燃料貯蔵容器交換システム、および燃料電池車両 - Google Patents

燃料貯蔵容器の交換方法、燃料貯蔵容器交換システム、および燃料電池車両 Download PDF

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Abstract

【課題】 商用電源および人力を必要とせず、燃料電池車両に搭載された燃料貯蔵容器を交換可能にすること。
【解決手段】 燃料電池車両1に搭載された高圧水素タンク(燃料貯蔵容器)6を予め水素が充填された他の新たな高圧水素タンク6’と交換する容器交換装置15を備えた高圧水素タンク交換設備において、容器交換装置15に対して燃料電池車両1側から電力を供給する。例えば、スイッチ32aをOFF、スイッチ33aをONとすることにより、DC/AC変換器31を介して、燃料電池車両1に搭載された二次電池4から容器交換装置15に給電する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、燃料電池車両とそれに搭載された燃料貯蔵容器を他の燃料貯蔵容器と交換する方法及びシステムに関する。
近年、エンジンに換えて燃料ガス(例えば、水素)と酸化ガス(例えば、空気)の電気化学反応によって発電する燃料電池をエネルギー源として搭載した燃料電池車両の開発が進められている。燃料電池車両には燃料としての水素ガスが貯蔵された水素貯蔵容器が搭載される。燃料電池車両の走行に伴って水素貯蔵容器内の水素が消費されるため、例えば特許文献1に示されているように、水素ステーションにおいて、残量の少なくなった水素貯蔵容器を、充填済みの水素貯蔵容器と容器ごと交換する作業を適宜行う。
特開2002−343405号公報
しかしながら、上記の水素ステーションにおいては、水素貯蔵容器を交換する容器交換装置が電力を必要とする場合、電力供給のない地域、または災害時等の停電状態において水素貯蔵容器の交換を行うことができない。電力を用いずに油圧ポンプにより交換する容器交換装置もあるが、人力が必要となる。
本発明は、上記事情に鑑みて成されたものであり、商用電源および人力を必要とせず、燃料電池車両に搭載された燃料貯蔵容器を交換可能な燃料貯蔵容器の交換方法、燃料貯蔵容器交換システム、および燃料電池車両を提供することを目的とする。
本発明においては、上記の課題を解決するために、以下の手段を採用した。すなわち、本発明に係る燃料貯蔵容器の交換方法は、電力の供給を受けて燃料電池車両に搭載された燃料貯蔵容器を他の燃料貯蔵容器と交換する容器交換装置を備えた燃料貯蔵容器交換設備における燃料貯蔵容器の交換方法であって、前記容器交換装置の駆動に必要な電力を前記燃料電池車両側から給電する。
このような構成によれば、停電時または電力が供給されていない地域において、燃料電池車両を電源として燃料貯蔵容器交換設備側の容器交換装置に電力が供給される。したがって、燃料貯蔵容器の交換に商用電源または人力が不要となる。
上記燃料貯蔵容器の交換方法においては、前記容器交換装置の駆動に必要な電力を、前記燃料電池車両に搭載された電力貯蔵器から給電してもよい。
このような構成によれば、燃料電池車両側の電力貯蔵器を用いることで、燃料電池を起動させることなく容器交換装置に給電することができる。
上記燃料貯蔵容器の交換方法においては前記容器交換装置の駆動に必要な電力を、前記燃料電池車両に搭載された燃料貯蔵容器の残量が所定値以上である場合にのみ、前記燃料電池車両に搭載された燃料電池から給電してもよい。
燃料電池を起動して容器交換装置に電力を供給する場合、燃料電池車両に搭載された燃料貯蔵容器の残量が所定量より少ないと、燃料貯蔵容器の交換作業の途中でいわゆるガス欠となり、交換作業が完了しなくなる場合があるところ、上記構成によれば、燃料貯蔵容器の残量がその交換作業に必要な量以上の場合にのみ、燃料電池を電源として容器交換装置に電力を供給するので、作業途中での電力不足を防止することができる。
本発明の燃料貯蔵容器交換システムは、燃料電池と、該燃料電池に供給される燃料が貯蔵された燃料貯蔵容器と、給電要求に応じて車両外の電気負荷に電力を供給する給電制御手段とを備えた燃料電池車両に対して、該車両外に設置された容器交換装置を用いて前記燃料電池車両に搭載された燃料貯蔵容器を他の燃料貯蔵容器と交換する燃料貯蔵容器交換システムであって、前記容器交換装置の駆動に必要な電力が前記燃料電池車両側から給電可能とされている。
このような構成によれば、停電時または電力が供給されていない地域においても、燃料電池車両を電源として車両外の容器交換装置に電力が供給される。したがって、燃料貯蔵容器の交換に商用電源または人力が不要となる。
燃料電池車両側の電源としては、燃料電池またはその発電電力が充電される電力貯蔵器(二次電池、キャパシタ等)の採用が可能である。容器交換装置としては、クレーンおよびそれに付随するクレーンコントローラ、または、リフトおよびそれに付随するリフトコントローラ等の採用が可能である。
上記燃料電池車両の燃料貯蔵容器交換システムにおいては、前記容器交換装置の駆動に必要な電力が、前記燃料電池車両に搭載された電力貯蔵器から給電されてもよい。
このような構成によれば、燃料電池車両側の電力貯蔵器を用いることで、燃料電池を起動させることなく車両外の容器交換装置に給電することができる。
上記燃料電池車両の燃料貯蔵容器交換システムにおいて、前記容器交換装置の駆動に必要な電力は、前記燃料電池車両に搭載された燃料貯蔵容器の残量が所定値以上である場合にのみ、前記燃料電池車両に搭載された燃料電池から給電されてもよい。
燃料電池を起動して容器交換装置に電力を供給する場合、燃料電池車両に搭載された燃料貯蔵容器の残量が所定量より少ないと、燃料貯蔵容器の交換作業の途中でいわゆるガス欠となり、交換作業が完了しなくなる場合があるところ、上記構成によれば、燃料貯蔵容器の残量がその交換作業に必要な量以上の場合にのみ、燃料電池を電源として容器交換装置に電力を供給するので、作業途中での電力不足を防止することができる。
本発明の燃料電池車両は、燃料電池と、該燃料電池に供給される燃料が貯蔵された燃料貯蔵容器と、蓄電要求に応じて前記燃料電池で発電した電力の一部又は全部が蓄電される電力貯蔵器と、給電要求に応じて前記電力貯蔵器に蓄電された電力を車両外の電気負荷に供給する給電制御手段とを備えた燃料電池車両であって、前記車両外の電気負荷が当該車両に搭載された燃料貯蔵容器を他の燃料貯蔵容器と交換する容器交換装置であり、前記給電制御手段は前記容器交換装置の駆動に必要な電力を給電する。
このような構成によれば、停電時または電力が供給されていない地域においても、車両外の容器交換装置に電力が供給されるので、商用電源または人力を必要とせずに燃料貯蔵容器の交換が可能となる。
なお、容器交換装置の駆動に必要な電力とは、単に容器交換装置で消費される電力だけをいうものではなく、容器交換装置を制御するコントローラ類を駆動するのに消費される電力をも含むものである。
以上の各構成においては、前記燃料電池車両に搭載された複数の燃料貯蔵容器のうち、ある燃料貯蔵容器から燃料電池に燃料を供給して発電される電力を前記容器交換装置に給電することにより、他の燃料貯蔵容器を交換するようにしてもよい。
本発明によれば、電力が供給されていない地域や、停電時においても、燃料電池車両が搭載する燃料貯蔵容器を人力を用いずに交換することができる。また、電源として燃料電池車両が備える電力貯蔵器を用いることで、燃料電池を起動させることなく車両外の容器交換装置に給電することができる。さらに、燃料電池車両に搭載された燃料貯蔵容器の残量が所定値以上の場合にのみ、燃料電池から容器交換装置への給電を許可するので、作業途中での電力不足を防止することができる。
<第1実施形態>
図1は本発明の第1実施形態である燃料電池車両に対する高圧水素タンク交換システム(燃料貯蔵容器交換システム)を示した図である。同図において、符号1は燃料電池車両、2は例えば水素ステーション等の高圧水素タンク交換設備(燃料貯蔵容器交換設備)である。
燃料電池車両1は、車体1a内に燃料電池3,燃料電池3によって発電された電力を蓄電する二次電池(電力貯蔵器)4、燃料電池車両1が有する装置系全体の制御を行う車両コントローラ(給電制御手段)5を備える。かかる装置系全体の制御としては、例えば、燃料電池3の発電制御、燃料電池3から二次電池4への充電制御、二次電池4から車両内外の電気負荷への給電制御等がある。
燃料電池車両1内の車体1aフロア面近傍には、燃料電池3の燃料である水素が貯蔵された高圧水素タンク(燃料貯蔵容器)6が設けられている。燃料電池3と高圧水素タンク6は燃料供給路10により接続されており、この燃料供給路10を介して、高圧水素タンク6から燃料電池3に水素が供給される。
燃料電池3は、高圧水素タンク6から供給された水素を燃料ガスとし、この燃料ガスを不図示の酸化ガス(空気)供給系を介して供給された酸化ガスによって酸化させることにより、発電を行う。燃料電池3で発電された電力は、出力配線11を経て二次電池4に充電されるようになっている。なお、出力配線11にはスイッチ12が介装されており、充電を適宜ON/OFF制御することが可能となっている。
高圧水素タンク交換設備2は、容器交換装置15と、該容器交換装置15を含む設備系全体を制御するメインコントローラ20とを備える。容器交換装置15は、燃料電池車両1を昇降するリフト16、他の新たな高圧水素タンク6’を搬送する台車17、及び、リフト16を制御するリフトコントローラ18を備える。
メインコントローラ20には外部の商用電源により電力が供給されており、該電力はメインコントローラ20から配線19を介して容器交換装置15(すなわち、リフトコントローラ18及びリフト16)に対しても供給されている。なお、本高圧水素タンク交換設備2が電力供給のない地域に設置される場合においては、メインコントローラ20に対して商用電源は供給されない。また、符号20aはリフト16を操作する手動レバーである。
メインコントローラ20とリフトコントローラ18とは制御信号線23により接続されており、該制御信号線23を介してメインコントローラ20からリフトコントローラ18に対して制御信号が与えられ、リフトコントローラ18からメインコントローラ20に対して誤信号チェック信号が返されるようになっている。
燃料電池車両1および高圧水素タンク交換設備2には、電力供給手段30として以下の構成が設けられている。燃料電池車両1には、燃料電池車両1からメインコントローラ20に対して供給される電力をDC/AC変換するDC/AC変換器31と、燃料電池3からDC/AC変換器31に電力を供給する電力供給配線32および該電力供給配線32に介装されたスイッチ32aと、二次電池4からDC/AC変換器31に対して電力を供給する電力供給配線33および該電力供給配線33に介装されたスイッチ33aとを備えている。
電力供給手段30は上記に加えて更に、燃料電池車両1から高圧水素タンク交換設備2に対して非接触で電力供給する非接触給電装置35の給電側を構成する給電器35aと、同様に信号線を非接触で接続する非接触信号送受信装置36の燃料電池車両側送受信器36aとを備えている。
高圧水素タンク交換設備2は、非接触給電装置35の受電器35bと、非接触信号送受信装置36の送受信器36bとを備えている。非接触給電装置35および非接触信号送受信装置36は、既知の技術、例えば誘導作用により電力を誘電する非接触給電方法を採用することができる。非接触信号送受信装置36による信号の送受信は、電力の大小により行うことができる。なお、受電器35bおよび送受信器36bを一つのコネクタにまとめることで、一度の操作で燃料電池車両1側と接続することができる。
DC/AC変換器31とメインコントローラ20との間は、給電線40,非接触給電装置35,および給電線41により電気的に接続可能であり、車両コントローラ5とメインコントローラ20との間は、信号線42,非接触信号送受信装置36,および信号線43により接続可能となっている。
なお、車両コントローラ5は燃料電池車両1の各構成要素(燃料電池3,二次電池4、高圧水素タンク6、スイッチ12,32a,33aなど)の制御を行う。車両コントローラ5から各構成要素に対して破線で示した制御信号が送信され、各構成要素から車両コントローラ5に対しては誤信号チェック信号が返される。
車両走行時、燃料電池車両1の車両コントローラ5が車両の走行状態や二次電池4の残容量(SOC)等に基づき設定される蓄電要求に応じて、適宜スイッチ12を閉じ、これにより、燃料電池3によって発電された電力の一部又は全部が二次電池4に蓄電される。走行に伴い高圧水素タンク6の残量が少なくなった場合には、燃料電池車両1は高圧水素タンク交換設備2に立ち寄り、以下のようにして高圧水素タンク6を交換する。
<商用電源通電時における交換>
燃料電池車両1をリフト16に積載し、上昇させる。次いで台車17により予め水素が充填された新たな高圧水素タンク6’を不図示の貯蔵庫から搬出し、燃料電池車両1の下方に位置決めする。次いで、使用済みの高圧水素タンク6を燃料電池車両1から取り外し、新たな高圧水素タンク6’を燃料電池車両1に取付ける。
そして、リフト16を下降させて高圧水素タンク6,6’の交換が終了する。使用済みの高圧水素タンク6は、台車17によって搬送され、所定の貯蔵庫に格納される。リフト16による燃料電池車両1の昇降は、メインコントローラ20を介して供給された商用電源によって行う。
<停電時における交換>
災害時等、停電によって商用電源が停止した場合、または元々電力供給が行われていない場合には、以下のようにタンクの交換を行う。燃料電池車両1をリフト16に積載した後、燃料電池車両1と高圧水素タンク交換設備2との間で給電線40,41及び信号線42,43を接続する。
車両コントローラ5は、スイッチ32aをOFF、スイッチ33aをONとすることにより、二次電池4をDC/AC変換器31に接続する。これにより、二次電池4に蓄電されている電力がDC/AC変換器31から非接触給電装置35を経てメインコントローラ20に給電される。メインコントローラ20は、非接触式信号送受信装置36によって車両コントローラ5と接続されており、受電に必要な制御信号が車両コントローラ5からメインコントローラ20との間で送受信される。
メインコントローラ20は、配線19を介してリフトコントローラ18に給電し、さらに制御信号線23を介してリフトコントローラ18に交換作業のための制御信号を与える。リフトコントローラ18は、上記通常時と同様に、リフト16を用いて燃料電池車両1を昇降し、高圧水素タンク6を新たな高圧水素タンク6’と交換する。
このように、本実施形態の高圧水素タンク交換システムによれば、停電によって商用電源が停止した場合、または元々電力供給が行われていない場合であっても、人力を用いずに燃料電池車両1の高圧水素タンク6の交換を行うことができる。また、二次電池4を電源とすることで、燃料電池3を起動させることなく容器交換装置15に給電することができる。
<第2実施形態>
図2の燃料電池車両1’は、屋根上に高圧水素タンク6が設置されているタイプの車両(例えば、バス等)である。この場合、高圧水素タンク6の容器交換装置21として、クレーン22とクレーン22を制御するクレーンコントローラ24を用いる。クレーン22はレール22aと該レール22aを走行するモータ22bとを備える。モータ22bに対しては、給電配線25によりクレーンコントローラ24から電力が供給される。
容器交換装置21には、上記と同じくメインコントローラ20を介して商用電源または燃料電池車両1から電力が供給される。このとき、スイッチ32aはOFF、スイッチ33aはONとされていて、二次電池4がDC/AC変換器31と接続されている。
本実施形態では、以下のようにして高圧水素タンク6が交換される。まず、燃料電池車両1を所定位置に停車させる。次いで、予め水素が充填された他の新たな高圧水素タンク6’を不図示の貯蔵庫からクレーン22によって搬出し、燃料電池車両1の上方に位置決めする。使用済みの高圧水素タンク6を燃料電池車両1’から取り外し、新たな高圧水素タンク6’を燃料電池車両1’に取付ける。使用済みの高圧水素タンク6は、クレーン22によって搬送され、所定の貯蔵庫に格納される。
このように、本実施形態においても、停電によって商用電源が停止した場合、または元々電力供給が行われていない場合であっても、容器交換装置21に二次電池4から電力が供給されるため、人力を用いずに燃料電池車両1の高圧水素タンク6の交換を行うことができる。
<第3実施形態>
通常、二次電池4は容器交換装置21への給電に十分な状態に充電されているため、上記の各実施形態では、二次電池4を電源として給電を行っている。しかしながら、二次電池4の残容量が十分にない場合等においては、燃料電池3を電源としてもよい。この場合は、燃料電池3を発電させるとともにスイッチ32aをON、スイッチ33aをOFFとする。さらに二次電池4と燃料電池3を併用してもよい。
ただし、燃料電池3のみを電源として給電する場合、高圧水素タンク6の残量が所定量より少ないと、タンクの交換作業の途中でいわゆるガス欠となり、交換が完了しなくなる場合がある。このため、高圧水素タンク6の残量が、タンクの交換作業に必要な量以上の場合にのみ、燃料電池3を電源として容器交換装置15,21に電力を供給する。例えば、水素ガスの残量が40%以上の場合にのみ燃料電池3を電源とする。これにより、作業途中でのガス欠による電力供給不足を防止することができる。
次に、燃料電池3を電源として給電する場合のタンク交換方法について説明する。まず、高圧水素タンク6を用いて燃料電池3を起動する。燃料電池3によって発電された電力を用いてリフト16またはクレーン22を駆動し、予め充填された高圧水素タンク6’を貯蔵庫から取り出して燃料電池車両の近傍に位置決めする。
次いで、残量の少なくなった高圧水素タンク6を燃料電池車両1から取り外し、高圧水素タンク6’を燃料電池車両に取付ける。その後は、充填済みの高圧水素タンク6’内の水素を用いて燃料電池3の発電が行われる。この電力によって、リフト16の下降、クレーン22による使用済みの高圧水素タンク6の格納が行われる。
なお、使用済みの高圧水素タンク6を燃料電池車両1から取り外した後、他の新たな高圧水素タンク6’を取付けるまでの間は、高圧水素タンク6,6と燃料電池1とを接続する水素ガス供給配管内や燃料電池3内に残存する水素ガスによる発電が継続される。この電力によって交換作業中の電力が賄われる。この間の発電可能量は少ないため、クレーン作業量等がなるべく少なくなるように、新たな高圧水素タンク6’の位置決めを正しく行うことが好ましい。
<他の実施形態>
上記の各実施形態においては、燃料電池車両1から高圧水素タンク交換設備2への給電方法として誘電式の非接触給電方法を採用したが、非接触式でなくともよい。この場合は、コネクタ等を用い燃料電池車両1と高圧水素タンク交換設備2との間で給電線40,41及び信号線42,43を実際に接続する。
また、燃料電池車両1に複数の高圧水素タンク6が搭載されている場合には、ある高圧水素タンク6から燃料電池1に水素ガスを供給して発電される電力を容器交換装置15,21に給電することにより、他の高圧水素タンク6を交換するようにしてもよい。
本発明の第1実施形態として示した高圧水素タンク交換設備の模式図である。 本発明の第2実施形態として示した高圧水素タンク交換設備の模式図である。
符号の説明
1…燃料電池車両、2…高圧水素タンク交換設備(燃料貯蔵容器交換設備)、3…燃料電池、4…二次電池(電力貯蔵器)、5…車両コントローラ(給電制御手段)、6…高圧水素タンク(燃料貯蔵容器)、15…容器交換装置、16…リフト、20…メインコントローラ、21…容器交換装置、22…クレーン

Claims (10)

  1. 電力の供給を受けて燃料電池車両に搭載された燃料貯蔵容器を他の燃料貯蔵容器と交換する容器交換装置を備えた燃料貯蔵容器交換設備における燃料貯蔵容器の交換方法であって、
    前記容器交換装置の駆動に必要な電力を前記燃料電池車両側から給電する燃料貯蔵容器の交換方法。
  2. 前記容器交換装置の駆動に必要な電力を、前記燃料電池車両に搭載された電力貯蔵器から給電する請求項1に記載の燃料貯蔵容器の交換方法。
  3. 前記容器交換装置の駆動に必要な電力を、前記燃料電池車両に搭載された燃料貯蔵容器の残量が所定値以上である場合にのみ、前記燃料電池車両に搭載された燃料電池から給電する請求項1に記載の燃料貯蔵容器の交換方法。
  4. 前記燃料電池車両に搭載された複数の燃料貯蔵容器のうち、ある燃料貯蔵容器から燃料電池に燃料を供給して発電される電力を前記容器交換装置に給電することにより、他の燃料貯蔵容器を交換する請求項1〜3のいずれかに記載の燃料貯蔵容器の交換方法。
  5. 燃料電池と、該燃料電池に供給される燃料が貯蔵された燃料貯蔵容器と、給電要求に応じて車両外の電気負荷に電力を供給する給電制御手段とを備えた燃料電池車両に対して、該車両外に設置された容器交換装置を用いて前記燃料電池車両に搭載された燃料貯蔵容器を他の燃料貯蔵容器と交換する燃料貯蔵容器交換システムであって、
    前記容器交換装置の駆動に必要な電力が前記燃料電池車両側から給電可能とされた燃料貯蔵容器交換システム。
  6. 前記容器交換装置の駆動に必要な電力が、前記燃料電池車両に搭載された電力貯蔵器から給電される請求項5に記載の燃料貯蔵容器交換システム。
  7. 前記容器交換装置の駆動に必要な電力は、前記燃料電池車両に搭載された燃料貯蔵容器の残量が所定値以上である場合にのみ、前記燃料電池車両に搭載された燃料電池から給電される請求項5に記載の燃料貯蔵容器交換システム。
  8. 前記燃料電池車両に搭載された複数の燃料貯蔵容器のうち、ある燃料貯蔵容器から燃料電池に燃料を供給して発電される電力を前記容器交換装置に給電することにより、他の燃料貯蔵容器を交換する請求項5〜7に記載の燃料貯蔵容器交換システム。
  9. 燃料電池と、該燃料電池に供給される燃料が貯蔵された燃料貯蔵容器と、蓄電要求に応じて前記燃料電池で発電した電力の一部又は全部が蓄電される電力貯蔵器と、給電要求に応じて前記電力貯蔵器に蓄電された電力を車両外の電気負荷に供給する給電制御手段とを備えた燃料電池車両であって、
    前記車両外の電気負荷が当該車両に搭載された燃料貯蔵容器を他の燃料貯蔵容器と交換する容器交換装置であり、前記給電制御手段は前記容器交換装置の駆動に必要な電力を給電する燃料電池車両。
  10. 複数の燃料貯蔵容器が搭載され、ある燃料貯蔵容器から燃料電池に燃料を供給して発電される電力を前記容器交換装置に給電することにより、他の燃料貯蔵容器が交換される請求項9に記載の燃料電池車両。
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