JP2006302595A - 誘導加熱装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、ターンオフ損失を抑制した誘導加熱装置を提供すること。
【解決手段】本発明は、被加熱物を含む共振回路と、直流電圧を交流に変換して前記共振回路に電力を供給するインバータを備え、該インバータは直列接続される少なくとも二つのスイッチング素子で構成される上下アームを有してなる誘導加熱装置において、前記インバータが交流電源から直流電圧に変換する昇降圧コンバータの機能を有し、前記スイッチング素子の駆動周波数を前記共振回路の共振周波数より低くすることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、直流電圧を、異なる電圧の交流電圧へ変換する誘導加熱用のインバータに関するものである。
近年、火を使わずに鍋などの被加熱物を加熱するインバータ方式の電磁誘導加熱装置が広く用いられるようになってきている。電磁誘導加熱装置は、加熱コイルに高周波電流を流し、コイルに近接して配置された鉄やステンレスなどの材質で作られた被加熱物に渦電流を発生させ、被加熱物自体の電気抵抗により発熱させる。
この電磁誘導加熱装置は、被加熱物の温度制御が可能で安全性が高いことから、新しい熱源として認知されている。従来、システムキッチン等に組み込まれる電気調理器には、シーズヒータやプレートヒータ、ハロゲンヒータ等の抵抗体を熱源としたものが使われていたが、近年では、一部を誘導加熱装置に置き換えたもの、あるいは2口以上を誘導加熱装置にしたものに代わりつつある。また、現在では今まで加熱できなかったアルミ鍋や銅鍋にも対応し、すべての金属鍋を加熱できる製品が発売されている。
このようなすべての金属鍋を加熱できる誘導加熱装置の従来例として、特開平11−260542(特許文献1)に記載の誘導加熱装置がある。
公知例1は電圧制御回路とインバータ回路を組み合わせた構成となっている。電圧制御回路は、加熱出力の調整を、降圧チョッパ回路を構成するトランジスタのオン時間を制御することで、インバータ回路に駆動電源として供給される直流電圧のレベルを変化させて加熱出力の調整を行う。
特開平11−260542号公報
前記特許文献では降圧チョッパ回路のスイッチ素子はスイッチング時(ターンオン、ターンオフ)にハードスイッチングとなり損失が増大する。そのため冷却フィンや冷却装置の大型化してしまいシステムの大型化およびコスト増を招いてしまうという問題がある。
本発明は、上記の問題に対処し、ターンオフ損失を抑制できる誘導加熱装置を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明は、被加熱物を含む共振回路と、直流電圧を交流に変換して前記共振回路に電力を供給するインバータを備え、該インバータは直列接続される少なくとも二つのスイッチング素子で構成される上下アームを有してなる誘導加熱装置において、前記インバータが交流電源から直流電圧に変換する昇降圧コンバータの機能を有し、前記スイッチング素子の駆動周波数を前記共振回路の共振周波数より低くすることを特徴とする。
本発明によれば、スイッチング素子の駆動周波数を共振周波数より低くすることで、ターンオフ損失の発生させずに駆動できるためテール電流の影響がなくなり損失の発生を抑制できる。
〔実施例1〕
まず図1、図2を用いて本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は本発明の第1の実施形態である誘導加熱装置の回路図である。本実施形態は入力電圧より高い電圧を出力する昇圧動作と入力電圧より低い電圧を出力する降圧動作の両方の動作、つまり昇降圧コンバータの動作と高周波インバータの動作を兼ね備えた誘導加熱装置である。
図1の構成を説明すると、商用電源101はインダクタ102(第1のインダクタ)およびコンデンサ103(第1のコンデンサ)で構成されるフィルタに接続されている。直列接続されたダイオード104(第1のダイオード)、105(第2のダイオード)と直列接続されたIGBT114(第1のスイッチング素子),116(第2のスイッチング素子)からなるスイッチング回路とが並列に接続されている。IGBT114(第1のスイッチング素子),116(第2のスイッチング素子)には逆並列にダイオード115(第9のダイオード),117(第10のダイオード)が接続されている。さらに直列接続されたダイオード106(第3のダイオード),107(第4のダイオード)と直列接続されたダイオード109(第5のダイオード)、110(第6のダイオード)、インダクタ111(第2のインダクタ)、112(第3のインダクタ)と直列接続した共振コンデンサ121(第3のコンデンサ),122(第4のコンデンサ)と直列接続されたスイッチング回路とダイオード118(第7のダイオード),119(第8のダイオード)と、平滑コンデンサ113(第2のコンデンサ)とが並列に接続されている。一方のフィルタの出力点はダイオード104(第1のダイオード),105(第2のダイオード)の接続点に接続され、他方のフィルタの出力点はダイオード106(第3のダイオード),107(第4のダイオード)に接続されている。さらにダイオード106(第3のダイオード),107(第4のダイオード)の接続点とダイオード109(第5のダイオード)とインダクタ112(第3のインダクタ)の接続点およびIGBT114(第1のスイッチング素子)、116(第2のスイッチング素子)の接続点にはインダクタ108(第4のインダクタ)が接続されている。さらにIGBT114(第1のスイッチング素子)、116(第2のスイッチング素子)の接続点と共振コンデンサ121(第3のコンデンサ),122(第4のコンデンサ)の接続点の間に、加熱コイル120が接続されている。入力電流検出素子123は商用電源1の入力電流を検出し入力電流検出回路125に接続される。共振電流検出素子124は加熱コイル120に流れる電流を検出し共振電流検出回路127に接続される。入力電流検出回路125および共振電流検出回路の出力が制御回路128へ入力され、制御回路128からドライブ回路126がIGBT114(第1のスイッチング素子)およびIGBT116(第2のスイッチング素子)の各ゲート端子に接続される。
上記共振回路は、直列接続される加熱コイル120と共振コンデンサ121(第3のコンデンサ)や、直列接続される加熱コイル120と共振コンデンサ122(第4のコンデンサ)を含む。この共振回路は、LCの直列共振回路である。
インバータは、上記IGBT114(第1のスイッチング素子),116(第2のスイッチング素子)からなるスイッチング回路、ダイオード109(第5のダイオード)、ダイオード110(第6のダイオード)、インダクタ111(第2のインダクタ)、112(第3のインダクタ)、ダイオード118(第7のダイオード)、119(第8のダイオード)、インダクタ108(第4のインダクタ)、ダイオード106(第3のダイオード)、ダイオード107(第4のダイオード)、平滑コンデンサ113(第2のコンデンサ)を含む。
このインバータは、高周波のインバータの機能と昇降コンバータの機能が備わる。高周波のインバータとして機能するところは、主としてIGBT114(第1のスイッチング素子),116(第2のスイッチング素子)からなるスイッチング回路、ダイオード118(第7のダイオード)、119(第8のダイオード)である。
昇降コンバータとして機能するところは、主としてダイオード109(第5のダイオード)、ダイオード110(第6のダイオード)、インダクタ111(第2のインダクタ)、112(第3のインダクタ)、インダクタ108(第4のインダクタ)、ダイオード106(第3のダイオード)、ダイオード107(第4のダイオード)、平滑コンデンサ113(第2のコンデンサ)である。
商用電源101の交流を直流に変換する整流回路は、インダクタ102(第1のインダクタ)、コンデンサ103(第2のコンデンサ)、ダイオード104(第1のダイオード),105(第1のダイオード)を含む。
整流回路は、単に交流を直流に変換するだけで、振幅は入力と同じになる。昇降コンバータは、インバータを構成する上記IGBの通電パルス幅の電圧を任意に変えることができる。入力電力より、低い電圧から高い電圧に設定できる。
図1、2を用いて本実施形態の動作について説明する。
次に動作について説明する。まず初めにIGBT114(第1のスイッチング素子)およびIGBT116(第2のスイッチング素子)がオフ状態の時を説明する。ドライブ回路126の出力が0VとなっているためIGBT114(第1のスイッチング素子)およびIGBT116(第2のスイッチング素子)がオフ状態となり電流は流れない。このとき商用電源101はダイオード104(第1のダイオード)またはダイオード105(第2のダイオード)により半波整流されIGBT114(第1のスイッチング素子)またはIGBT116(第2のスイッチング素子)のコレクタ、エミッタ間に印加されている。
次に商用電源は正の電圧時における時刻t1からt6までの動作を説明する。
(モード1)
時刻t1でIGBT114(第1のスイッチング素子)に駆動信号が印加されるとIGBT114(第1のスイッチング素子)がオンし電流が流れ始める。この電流はインダクタ112(第3のインダクタ)の電流の減少に伴い緩やかに上昇する。これによりターンオンはゼロ電流スイッチング(以下、ZCSと呼ぶ)が可能となる。電流はIGBT114(第1のスイッチング素子)、加熱コイル120、共振コンデンサ122(第4のコンデンサ)、平滑コンデンサ113(第2のコンデンサ)、ダイオード118(第7のダイオード)の経路と共振コンデンサ121(第3のコンデンサ)、IGBT114(第1のスイッチング素子)、加熱コイル120の経路、商用電源101、フィルタインダクタ102(第1のインダクタ)、ダイオード104(第1のダイオード)、IGBT114(第1のスイッチング素子)、インダクタ108(第4のインダクタ)の経路に電流が流れる。
(モード2)
時刻t2で共振により電流が反転し、ダイオード109(第5のダイオード)、インダクタ111(第2のインダクタ)、平滑コンデンサ113(第2のコンデンサ)、共振コンデンサ122(第4のコンデンサ)、加熱コイル120の経路とダイオード109(第5のダイオード)、インダクタ111(第2のインダクタ)、共振コンデンサ121(第3のコンデンサ)、加熱コイル120の経路で電流が流れる。商用電源に流れる電流はモード1と同様である。
(モード3)
時刻t3でIGBT114(第1のスイッチング素子)をオフする。このとき電流のほとんどがダイオード109(第5のダイオード)に流れており、IGBT114(第1のスイッチング素子)にはインダクタ108(第4のインダクタ)に流れる微小な残留電流しか流れていない。これによりIGBT114(第1のスイッチング素子)をハードスイッチングでターンオフしても損失を限りなく小さくできる。インダクタ108(第4のインダクタ)に蓄えられたエネルギーはダイオード106(第3のダイオード)、平滑コンデンサ113(第2のコンデンサ)、ダイオード110(第6のダイオード)、インダクタ112(第3のインダクタ)の経路に電流が流れ、平滑コンデンサを充電する。
(モード4)
次に時刻t4にIGBT116(第2のスイッチング素子)に駆動信号を印加するとIGBT116(第2のスイッチング素子)に電流が流れ始め、IGBT116(第2のスイッチング素子)に流れる電流はインダクタ111(第2のインダクタ)の電流の減少に伴い、緩やかに上昇する。これによるZCSターンオンが可能となる。電流はIGBT116(第2のスイッチング素子)、ダイオード119(第8のダイオード)、共振コンデンサ122(第4のコンデンサ)、加熱コイル120の経路と平滑コンデンサ113(第2のコンデンサ)、共振コンデンサ121(第3のコンデンサ)、加熱コイル120、IGBT116(第2のスイッチング素子)、ダイオード119(第8のダイオード)の経路に流れる。
(モード5)
次に時刻t5になると共振により電流が反転し、ダイオード110(第6のダイオード)、インダクタ112(第3のインダクタ)、加熱コイル120、共振コンデンサ122(第4のコンデンサ)の経路と平滑コンデンサ113(第2のコンデンサ)、ダイオード110(第6のダイオード)、インダクタ112(第3のインダクタ)、加熱コイル120、共振コンデンサ121(第3のコンデンサ)の経路に電流が流れる。商用電源101が正の期間であるため、商用電源からの流入はない。
(モード6)
次に時刻6にIGBT116(第2のスイッチング素子)をオフすると、電流はダイオード110(第6のダイオード)にながれておりIGBT116(第2のスイッチング素子)には流れていないため、IGBT116(第2のスイッチング素子)のスイッチングによる損失が発生しないZCS、ZVSが可能となる。
以上のような動作を繰り返すことで加熱コイル120に高周波電流が流れる。商用電源101の電圧が負の期間にはIGBT114(第1のスイッチング素子)およびIGBT116(第2のスイッチング素子)の動作を逆にすることで、上記と全く同様な動作を行うことができる。
被加熱物に供給する電力は、IGBTの導通比を制御することによって調整することができる。例えば、商用電源101の電圧が正の場合、電力を小さくするにはIGBT114(第1のスイッチング素子)の導通比を小さくし、インダクタ108(第4のインダクタ)に蓄えられるエネルギーを低下させることで平滑コンデンサ113(第2のコンデンサ)に充電電圧が低下させるとともに、加熱コイル120に流れる電流も小さくする。
ここでIGBTのスイッチング損失について説明する。IGBTのスイッチング損失にはターンオン損失とターンオフ損失がある。IGBTのターンオフ時にはテール電流と呼ばれる電流が流れる。これによりターンオフ時にこのテール電流による損失が発生してしまう。また、高周波化することでさらに損失が増大するという問題もある。このターンオフ損失の低減にはデバイス構造の最適化が必要となるが、オン電圧とターンオフ損失にはトレードオフの関係があるため、特性改善は非常に困難である。そこで、スイッチング素子の駆動周波数を共振周波数より低くすることで、ターンオフ損失の発生させずに駆動できるためテール電流の影響がなくなり損失の発生を抑制できる。
図15に周波数と共振負荷回路のインピーダンスの関係、図16に周波数と共振負荷回路の位相の関係を示す。本実施形態のような電流共振形インバータでは、図15のように共振点より低い周波数で駆動することで共振負荷回路が容量性となる。これにより、インバータの出力電圧(IGBT114(第1のスイッチング素子)とIGBT116(第2のスイッチング素子)の接続点)に対し、図16に示すように加熱コイル120に流れる電流が進み位相になり、順方向電圧が印加される前にIGBTをオフするように制御する。したがって、IGBTがターンオフする際は、オフする側のIGBTの電圧がゼロボルト以下、電流もゼロアンペア以下となるためZVS、ZCSが可能となり、ターンオフ損失は発生しない。
以上説明したように本実施例によればソフトスイッチング動作が可能になり損失が大幅に低減できる。さらにスイッチング損失が大幅に低減できることから高周波化が可能となりトランスおよびコンデンサの小型化、コスト低減が可能となる。さらにIGBT114(第1のスイッチング素子)、116(第2のスイッチング素子)の導通比のコントロールにより電力制御が可能となる。
〔実施例2〕
図3、図4を用いて本発明の第2の実施形態について説明する。
図3は本発明の第2の実施形態である誘導加熱装置の回路図である。本実施形態は昇降圧コンバータの動作と高周波インバータの動作を兼ね備えた誘導加熱装置である。図3において図1乃至図2と同一の構成要素には同じ符号が付してある。
本実施形態が実施形態1と異なる点は、図3においてダイオー109(第5のダイオード)および110(第6のダイオード)に逆並列にIGBT201(第3のスイッチング素子)および202(第4のスイッチング素子)を接続した構成となっている点である。
次に動作を説明する。図3においてIGBTの駆動方法はIGBT201(第3のスイッチング素子)とIGBT116(第2のスイッチング素子)を同期させ、IGBT202(第4のスイッチング素子)とIGBT114(第1のスイッチング素子)を同期される。
オフ状態については実施例1と同様のため説明は割愛する。
(モード1)
図3、図4において時刻t1でIGBT114(第1のスイッチング素子)に駆動信号が印加されるとIGBT114(第1のスイッチング素子)がオンし電流が流れ始める。この電流はインダクタ112(第3のインダクタ)の電流の減少に伴い緩やかに上昇する。これによりターンオンはZCSが可能となる。電流はIGBT114(第1のスイッチング素子)、加熱コイル120、共振コンデンサ122(第4のコンデンサ)、平滑コンデンサ113(第2のコンデンサ)、ダイオード118(第7のダイオード)の経路とインダクタ111(第2のインダクタ)、IGBT201、加熱コイル120、共振コンデンサ122(第4のコンデンサ)、平滑コンデンサ113(第2のコンデンサ)の経路と共振コンデンサ121(第3のコンデンサ)、IGBT114(第1のスイッチング素子)、加熱コイル120の経路、商用電源101、フィルタインダクタ102(第1のインダクタ)、ダイオード104(第1のダイオード)、IGBT114(第1のスイッチング素子)、インダクタ108(第4のインダクタ)の経路に電流が流れる。つまり、平滑コンデンサ113(第2のコンデンサ)から流れる電流はIGBT114(第1のスイッチング素子)とIGBT201(第3のスイッチング素子)に分流して流れることでIGBTでの損失を低減することが可能となる。
(モード2)
時刻t2でIGBT114(第1のスイッチング素子)の共振電流が流れなくなるとIGBT201の電流がインダクタ111(第2のインダクタ)により徐々に低下しZCSとなる。次に時刻t3で加熱コイル120の電流が負に転じるとダイオード109(第5のダイオード)に電流が流れ、インダクタ111(第2のインダクタ)、平滑コンデンサ113(第2のコンデンサ)、共振コンデンサ122(第4のコンデンサ)、加熱コイル120の経路とダイオード109(第5のダイオード)、インダクタ111(第2のインダクタ)、共振コンデンサ121(第3のコンデンサ)、加熱コイル120の経路に共振電流が流れる。一方、商用電源101から流れる主電流はインダクタ102(第1のインダクタ)、ダイオード104(第1のダイオード)、IGBT114(第1のスイッチング素子)、インダクタ108(第4のインダクタ)の経路に電流が流れる。
(モード3)
時刻t4でIGBT114(第1のスイッチング素子)をオフする。このとき電流のほとんどがダイオード109(第5のダイオード)に流れており、IGBT114(第1のスイッチング素子)には共振電流に比べ非常に小さい主電流しか流れていない。これによりIGBT114(第1のスイッチング素子)をハードスイッチングでターンオフしても損失を限りなく小さくできる。インダクタ108(第4のインダクタ)に蓄えられたエネルギーはダイオード106(第3のダイオード)、平滑コンデンサ113(第2のコンデンサ)、インダクタ112(第3のインダクタ)、ダイオード110(第6のダイオード)の経路に電流が流れ、平滑コンデンサを充電する。
(モード4)
次に時刻t4にIGBT116(第2のスイッチング素子)に駆動信号を印加するとIGBT116(第2のスイッチング素子)に電流が流れ始め、IGBT116(第2のスイッチング素子)に流れる電流はインダクタ111(第2のインダクタ)の電流の減少に伴い、緩やかに上昇する。これによりZCSターンオンが可能となる。電流はIGBT116(第2のスイッチング素子)、ダイオード119(第8のダイオード)、共振コンデンサ122(第4のコンデンサ)、加熱コイル120と平滑コンデンサ113(第2のコンデンサ)、共振コンデンサ121(第3のコンデンサ)、加熱コイル120、IGBT116(第2のスイッチング素子)、ダイオード119(第8のダイオード)の経路に流れる。
(モード5)
次に時刻t5になると共振により電流が反転し、ダイオード110(第6のダイオード)、加熱コイル120、共振コンデンサ122(第4のコンデンサ)、インダクタ112(第3のインダクタ)の経路と平滑コンデンサ113(第2のコンデンサ)、インダクタ112(第3のインダクタ)、ダイオード110(第6のダイオード)、加熱コイル120、共振コンデンサ121(第3のコンデンサ)の経路に電流が流れる。
(モード6)
次に時刻6にIGBT116(第2のスイッチング素子)をオフすると、電流はダイオード110(第6のダイオード)に流れておりIGBT116(第2のスイッチング素子)には流れていないため、IGBT116(第2のスイッチング素子)のスイッチングによる損失が発生しないZCS、ZVSが可能となる。
以上のような動作を繰り返すことで加熱コイル120に高周波電流が流れる。商用電源101の電圧が負の期間にはIGBT114(第1のスイッチング素子)およびIGBT116(第2のスイッチング素子)の動作を逆にすることで、上記と全く同様の動作を行うことができる。
以上のように本実施例によれば、IGBTの損失を低減でき、高効率な昇降圧コンバータと高周波インバータの動作を兼ね備えた誘導加熱装置が可能になる。さらに低損失となることで、フィンおよび冷却ファンの小型化、削減が可能となりシステムの小型化、低コスト化が可能になる。
〔実施例3〕
図5、図6を用いて本発明の第3の実施形態について説明する。
図5は本発明の第3の実施形態である誘導加熱装置の回路図である。本実施形態は昇降圧コンバータの動作と高周波インバータの動作を兼ね備えた誘導加熱装置である。図5において図1乃至図4と同一の構成要素には同じ符号が付してある。
本実施例が実施形態1と異なる点は、図5において直列接続されたインダクタ111(第2のインダクタ)、ダイオード109(第5のダイオード)に、直列接続されたダイオード305(第11のダイオード)、IGBT301(第5のスイッチング素子)およびIGBT301(第5のスイッチング素子)に逆並列に接続されるダイオード302(第13のダイオード)が並列に接続され、直列接続されたインダクタ112(第3のインダクタ)、ダイオード110(第6のダイオード)に直列接続されたダイオード306(第12のダイオード)、IGBT303(第6のスイッチング素子)およびIGBT303(第6のスイッチング素子)に逆並列に接続されるダイオード304(第14のスイッチング素子)が並列に接続した構成となっている点である。
次に動作を説明する。図5においてIGBTの駆動方法はIGBT301(第5のスイッチング素子)とIGBT116(第2のスイッチング素子)を同期させ、IGBT302(第6のスイッチング素子)とIGBT114(第1のスイッチング素子)を同期させる。回路動作は実施形態1乃至2と同様であるが、IGBT114(第1のスイッチング素子)がオンしたときには商用電源101から流れる電流はIGBT114(第1のスイッチング素子)に流れる。一方、平滑コンデンサから流れる電流はIGBT114(第1のスイッチング素子)およびIGBT301(第5のスイッチング素子)を介して流れる。これによりIGBT114(第1のスイッチング素子)に流れる電流がIGBT301(第5のスイッチング素子)に分流されるためIGBT114(第1のスイッチング素子)での損失が低減されることになる。
以上説明したように本実施例によれば、IGBTの損失を低減でき、高効率な昇降圧コンバータと高周波インバータの動作を兼ね備えた誘導加熱装置が可能になる。さらに低損失となることで、フィンおよび冷却ファンの小型化、削減が可能となりシステムの小型化、低コスト化が可能になる。
〔実施例4〕
図7、図8、図9を用いて本発明の第4の実施形態について説明する。
図7は本発明の第4の実施形態である誘導加熱装置の回路図である。本実施形態は昇降圧コンバータの動作と高周波インバータの動作を兼ね備えた誘導加熱装置である。図7において図1乃至図6と同一の構成要素には同じ符号が付してある。
本実施例が実施形態1と異なる点は、図7において、図1のダイオード118(第7のダイオード)および119(第8のダイオード)を削除した点である。
次に動作を説明する。図7においてIGBTの駆動方法はIGBT201(第3のスイッチング素子)とIGBT116(第2のスイッチング素子)を同期させ、IGBT202(第4のスイッチング素子)とIGBT114(第1のスイッチング素子)を同期させる。回路動作は実施形態1乃至3と同様であるが、IGBT114(第1のスイッチング素子)がオンしたときには商用電源101から流れる電流はIGBT114(第1のスイッチング素子)に流れる。一方、平滑コンデンサから流れる電流はIGBT201(第3のスイッチング素子)を介して流れる。商用電源が正の時はIGBT114(第1のスイッチング素子)が昇降圧チョッパのスイッチとなり、負の時にはIGBT116(第2のスイッチング素子)が昇降圧チョッパのスイッチの役目を果たす。また、IGBT201(第3のスイッチング素子)、202(第4のスイッチング素子)はインバータのスイッチの役目を果たすことになる。したがって、IGBT114(第1のスイッチング素子)、116(第2のスイッチング素子)がインバータ用のスイッチ、IGBT201、202が昇降圧チョッパ用スイッチと役割分担することにより各IGBTで発生する損失が低減されることになる。
図8、図9に動作波形を示す。図8は全体波形であり、図9は拡大波形である。図8において、商用電源101が正の時(T1期間)はIGBT114(第1のスイッチング素子)が昇降圧チョッパ用の素子となり電流が流れる。一方、IGBT116(第2のスイッチング素子)には商用電源101が正であるため電流は流れない。次に商用電源101が負(T2期間)になると、IGBT116(第2のスイッチング素子)が昇降圧チョッパ用の素子となり電流が流れる。一方、IGBT114(第1のスイッチング素子)には商用電源101が負であるため電流は流れない。すなわち、商用電源の周波数の半周期ごとに昇降圧チョッパ素子がIGBT114(第1のスイッチング素子)とIGBT116(第2のスイッチング素子)が入れ替わることになる。
以上説明したように本実施例によれば、IGBTの損失を低減でき、高効率な昇降圧コンバータと高周波インバータの動作を兼ね備えた誘導加熱装置が可能になる。さらに低損失となることで、フィンおよび冷却ファンの小型化、削減が可能となりシステムの小型化、低コスト化が可能になる。
〔実施例5〕
図10を用いて本発明の第5の実施形態について説明する。
図8は本発明の第5の実施形態である誘導加熱装置の回路図である。本実施形態は昇降圧コンバータの動作と高周波インバータの動作を兼ね備えた誘導加熱装置である。図8において図1乃至図7と同一の構成要素には同じ符号が付してある。
本実施例が実施形態3と異なる点は、図8において、図1のダイオード118(第7のダイオード)および119(第8のダイオード)を削除した点である。
次に動作を説明する。図8においてIGBTの駆動方法はIGBT301(第5のスイッチング素子)とIGBT114(第1のスイッチング素子)を同期させ、IGBT302(第6のスイッチング素子)とIGBT116(第2のスイッチング素子)を同期させる。回路動作は実施形態1乃至3と同様であるが、IGBT114(第1のスイッチング素子)がオンしたときには商用電源101から流れる電流はIGBT114(第1のスイッチング素子)に流れる。一方、平滑コンデンサから流れる電流はIGBT301(第5のスイッチング素子)を介して流れる。商用電源が正の時はIGBT114(第1のスイッチング素子)が昇降圧チョッパのスイッチとなり、負の時にはIGBT116(第2のスイッチング素子)が昇降圧チョッパのスイッチの役目を果たす。また、IGBT301(第5のスイッチング素子)、302(第6のスイッチング素子)はインバータのスイッチの役目を果たすことになる。したがって、IGBT114(第1のスイッチング素子)、116(第2のスイッチング素子)がインバータ用のスイッチ、IGBT201(第3のスイッチング素子)、202(第4のスイッチング素子)が昇降圧チョッパ用スイッチと役割分担することにより各IGBTで発生する損失が低減されることになる。
動作波形は実施例4と同様に図8および図9のようになる。
以上説明したように本実施例によれば、IGBTの損失を低減でき、高効率な昇降圧コンバータと高周波インバータの動作を兼ね備えた誘導加熱装置が可能になる。さらに低損失となることで、フィンおよび冷却ファンの小型化、削減が可能となりシステムの小型化、低コスト化が可能になる。
〔実施例6〕
図11を用いて本発明の第6の実施形態について説明する。
本実施例は図1乃至図10のダイオード109(第5のダイオード)およびダイオード110(第6のダイオード)をシリコンカーバイドデバイス(以下、SiCデバイス)のダイオードとすることである。図11はシリコンデバイス(以下、Siデバイス)とシリコンカーバイドデバイス(以下、SiCデバイス)の耐圧とオン抵抗の関係を示したものである。一般的にSiデバイスに比べSiCデバイスでは大幅に耐圧とオン抵抗のトレードオフを改善できることは知られている。図11よりSiデバイスとSiCデバイスの600V素子で比較すると、オン抵抗がSiデバイスに比べSiCデバイスでは110(第6のダイオード)00のオン抵抗となり大幅に低減することができる。現在のSiデバイスを使った誘導加熱装置では冷却装置、放熱フィンが必須であったが、このようなSiCデバイスを使うことで大幅に素子損失を低減できることから、冷却装置、放熱フィンの小型化または削除が可能のとなる。
以上のようにダイオードをSiデバイスからSiCデバイスにすることで大幅な低損失化が可能となり冷却装置、放熱フィンが不要となり、大幅な小型化、低コスト化ができる。これにより、図13および図14に示すようなトップレート下部、全面にロースターを配置した構造が可能となる。上記実施例6ではSiCデバイスを例に説明してきたが、本発明はSiCに限定されるものでなく、ダイヤモンドやガリウムナイトライド(GaN)などのワイドバンドギャップデバイスにおいても同様の効果がでることは当業者にとって明らかである。
〔実施例7〕
図14を用いて本発明の第7の実施形態について説明する。
本実施例が実施形態1と異なる点は、図14において、図1のIGBT114(第1のスイッチング素子)および116(第2のスイッチング素子)に逆耐圧を持つIGBTを用いることである。動作については第1の実施形態と同様の構成を採用できる。
以上のように本実施形態によれば、逆耐圧を持つIGBT1401を用いることで、第1の実施形態のダイオード115(第9のダイオード)およびダイオード117(第10のダイオード)が省略でき、回路の小型化,低コスト化,低損失化を実現できる。
以上の実施形態1乃至7によれば、IGBTの例を中心に説明してきたが、本発明の誘導加熱装置はIGBTに限定されるものではなく、パワーMOSFETやその他の絶縁ゲート半導体装置,バイポーラトランジスタにおいても同様の効果を得られることは当業者にとって明らかである。
本発明の第1の実施形態の誘導加熱装置の回路構成図である。 図1の動作を示すタイムチャートである。 本発明の第2の実施形態の誘導加熱装置の回路構成図である。 図3の動作を示すタイムチャートである。 本発明の第3の実施形態の誘導加熱装置の回路構成図である。 図5の動作を示すタイムチャートである。 本発明の第4の実施形態の誘導加熱装置の回路構成図である。 図7の動作を示すタイムチャートである。 図8の波形の拡大したタイムチャートである。 本発明の第5の実施形態の誘導加熱装置の回路構成図である。 本発明の第6の実施形態の効果を示すグラフである。 本発明の第6の実施形態の効果を示す誘導加熱装置の構成図である。 本発明の第6の実施形態の効果を示す誘導加熱装置の斜視図である。 本発明の第7の実施形態の誘導加熱装置の回路構成図である。 本発明の第1の実施形態の補足説明に係わるもので、周波数と共振負荷回路のインピーダンスの関係を示す図である。 本発明の第1の実施形態の補足説明に係わるもので、周波数と共振負荷回路の位相の関係を示す図である。
符号の説明
101…商用電源、102,108,111,112…インダクタ、103,113,121,122…コンデンサ、104,105,106,107,109,110,115,117,118,119,302,304,305,306…ダイオード、114,116,201,202,301,303…IGBT、120…加熱コイル、123,124…電流センサ、125…入力電流検出回路、126,203…ドライブ回路、127…共振電流検出回路、128…制御回路、129…入力電力設定部、1201…トッププレート、1202…ロースター、1203…窓、1204…取っ手、1301…網、1401…逆耐圧を持つIGBT。

Claims (15)

  1. 被加熱物を含む共振回路と、直流電圧を交流に変換して前記共振回路に電力を供給するインバータを備え、該インバータは直列接続される少なくとも二つのスイッチング素子で構成される上下アームを有してなる誘導加熱装置において、
    前記インバータは交流電源から直流電圧に変換する昇降圧コンバータの機能を有し、前記スイッチング素子の駆動周波数を前記共振回路の共振周波数より低くすることを特徴とする誘導加熱装置。
  2. 第1端子および第2端子を有する商用電源と、第1端子が前記商用電源の前記第1端子に接続される第1のインダクタと、第1端子が前記第1のインダクタの第2端子に接続され、第2端子が前記商用電源の前記第2端子に接続される第1のコンデンサと、
    第1端子が前記第1のコンデンサの前記第1端子と前記第1のインダクタの前記第2端子との接続線上に接続される第1のダイオードと、
    第1端子が前記第1のダイオードの第2端子に接続され、かつ主電流を制御する制御端子を有する第1のスイッチング素子と、
    前記第1のスイッチング素子の前記第1端子と第2端子との間に並列接続される第9のダイオードと、
    第1端子が前記第1のスイッチング素子の前記第2端子に接続され、かつ主電流を制御する制御端子を有する第2のスイッチング素子と、
    前記第2のスイッチング素子の前記第1端子と第2端子との間に並列接続される第10のダイオードと、
    第1端子が前記第2のスイッチング素子の前記第2端子に接続され、第2端子が前記第1のダイオードの前記第1端子に接続される第2のダイオードと、
    前記第1のスイッチング素子の前記第1端子と前記第1のダイオードの第2端子との接続線上に第1端子が接続される第7のダイオードと、
    前記第2のスイッチング素子の前記第2端子と前記第2のダイオードの第1端子との接続線上に第1端子が接続される第8のダイオードと、
    第1端子が前記第7のダイオードの第2端子に接続され、第2端子が前記第8のダイオードの第2端子に接続される第2のコンデンサと、
    前記第2のコンデンサの前記第1端子と前記第7のダイオードの前記第2端子との接続線上に第1端子が接続される第3のコンデンサと、前記第3のコンデンサの第2端子に第1端子が接続され、第2端子が前記第2のコンデンサの前記第2端子と前記第8のダイオードの前記第2端子との接続線上に接続される第4のコンデンサと、
    第1端子が前記第1のスイッチング素子の前記第2端子と前記第2のスイッチング素子の前記第1端子との接続線上に接続され、第2端子が前記第1のコンデンサの前記第2端子と前記第2のコンデンサの前記第1端子との接続線上に接続される加熱コイルと、
    第1端子が前記商用電源の前記第2端子と前記第1のコンデンサの前記第2端子との接続線上に接続され、第2端子が前記第2のコンデンサの前記第1端子と前記第7のダイオードの前記第2端子との接続線上に接続される第3のダイオードと、
    第1端子が前記商用電源の前記第2端子、前記第1のコンデンサの前記第2端子、および前記第3のダイオードの前記第1端子の接続線上に接続され、第2端子が前記第8のダイオードの第2端子と第2のコンデンサの第2端子の接続線上に接続される第4のダイオードと、
    第1端子が前記第3のダイオードの前記第1端子と第4のダイオードの前記第1端子との接続線上に接続され、第2端子が前記第1のスイッチング素子の前記第2端子と前記第2のスイッチング素子の前記第1端子との接続線上に接続される第4のインダクタと、
    前記第4のインダクタの第2端子と前記第7のダイオードの前記第2端子との間に直列接続される第2のインダクタおよび第5のダイオードと、
    前記第4のインダクタの第2端子と前記第8のダイオードの前記第2端子との間に直列接続される第3のインダクタおよび第6のダイオードとを有することを特徴とする誘導加熱装置。
  3. 請求項2に記載の誘導加熱装置において、
    前記第5のダイオードを第3のスイッチング素子に換え、前記第6のダイオードを第4のスイッチング素子に換えたことを特徴とする誘導加熱装置。
  4. 請求項2に記載の誘導加熱装置において、
    直列接続されている前記第1のスイッチング素子および前記第7のダイオードに対して直列に接続した第5のスイッチング素子および第11のダイオードを並列接続し、直列接続されている前記第2のスイッチング素子および前記第8のダイオードに対して直列に接続した第6のスイッチング素子および第12のダイオードを並列接続したことを特徴とする誘導加熱装置。
  5. 第1端子および第2端子を有する商用電源と、前記第1端子に第1端子が接続される第1のインダクタと、前記第1のインダクタの第2端子に第1端子が接続され、前記商用電源の前記第2端子に第2端子が接続される第1のコンデンサと、
    前記第1のコンデンサの前記第1端子と前記第1のインダクタの前記第2端子との接続線上に第1端子が接続される第1のダイオードと、
    前記第1のダイオードの第2端子に第1端子が接続され、かつ主電流を制御する制御端子を有する第1のスイッチング素子と、
    前記第1のスイッチング素子の前記第1端子と第2端子との間に並列接続される第9のダイオードと、
    前記第1のスイッチング素子の前記第2端子に第1端子が接続され、かつ主電流を制御する制御端子を有する第2のスイッチング素子と、
    前記第2のスイッチング素子の前記第1端子と第2端子との間に並列接続される第10のダイオードと、
    前記第2のスイッチング素子の前記第2端子に第1端子が接続され、前記第1のダイオードの前記第1端子に第2端子が接続される第2のダイオードと、
    第1端子が前記商用電源の前記第2端子と前記第1のコンデンサの前記第2端子との接続線上に接続される第3のダイオードと、前記第3のダイオードの第2端子に第1端子が接続される第2のコンデンサと、
    第1端子が前記第3のダイオードの前記第1端子に接続され、第2端子が前記第2のコンデンサの第2端子に接続される第4のダイオードと、
    第1端子が前記第3のダイオードの前記第2端子と前記第2のコンデンサの前記第1端子との接続線上に接続される第3のコンデンサと、
    第1端子が前記第3のコンデンサの第2端子に接続され、第2端子が前記第2のコンデンサの前記第2端子と前記第4のダイオードの前記第2端子との接続線上に接続される第4のコンデンサと、
    第1端子が前記第1のスイッチング素子の前記第2端子と前記第2のスイッチング素子の前記第1端子との接続線上に接続され、第2端子が前記第3のコンデンサの前記第2端子と前記第4のコンデンサの前記第1端子との接続線上に接続され加熱コイルと、
    一端が前記第3のダイオードの前記第1端子と前記第4のダイオードの前記第1端子との接続線上に接続され、かつ前記第1のスイッチング素子の前記第2端子と前記第2のスイッチング素子の前記第1端子との接続線上に接続される第4のインダクタと、
    第1端子が前記第4のインダクタの前記第2端子に接続される第3のスイッチング素子と、
    第1端子が前記第3のスイッチング素子の第2端子に接続され、第2端子が前記第2のコンデンサの前記第1端子と前記第3のコンデンサの前記第1端子との接続線上に接続される第2のインダクタと、
    第1端子が前記第4のインダクタの前記第2端子に接続される第4のスイッチング素子と、
    第1端子が前記第4のスイッチング素子の第2端子に接続され、第2端子が前記第2のコンデンサの前記第2端子と前記第4のコンデンサの前記第2端子との接続線上に接続される第3のインダクタとを有することを特徴とする誘導加熱装置。
  6. 第1端子および第2端子を有する商用電源と、前記第1端子に第1端子が接続される第1のインダクタと、前記第1のインダクタの第2端子に第1端子が接続され、前記商用電源の前記第2端子に第2端子が接続される第1のコンデンサと、
    前記第1のコンデンサの前記第1端子と前記第1のインダクタの前記第2端子との接続線上に第1端子が接続される第1のダイオードと、
    前記第1のダイオードの第2端子に第1端子が接続され、かつ主電流を制御する制御端子を有する第1のスイッチング素子と、
    前記第1のスイッチング素子の前記第1端子と第2端子との間に並列接続される第9のダイオードと、
    前記第1のスイッチング素子の前記第2端子に第1端子が接続され、かつ主電流を制御する制御端子を有する第2のスイッチング素子と、
    前記第2のスイッチング素子の前記第1端子と第2端子との間に並列接続される第10のダイオードと、
    前記第2のスイッチング素子の前記第2端子に第1端子が接続され、前記第1のダイオードの前記第1端子に第2端子が接続される第2のダイオードと、
    第1端子が前記商用電源の前記第2端子と前記第1のコンデンサの前記第2端子との接続線上に接続される第3のダイオードと、前記第3のダイオードの第2端子に第1端子が接続される第2のコンデンサと、
    第1端子が前記第3のダイオードの前記第1端子に接続され、第2端子が前記第2のコンデンサの第2端子に接続される第4のダイオードと、
    第1端子が前記第3のダイオードの前記第2端子と前記第2のコンデンサの前記第1端子との接続線上に接続される第3のコンデンサと、
    第1端子が前記第3のコンデンサの第2端子に接続され、第2端子が前記第2のコンデンサの前記第2端子と前記第4のダイオードの前記第2端子との接続線上に接続される第4のコンデンサと、
    第1端子が前記第1のスイッチング素子の前記第2端子と前記第2のスイッチング素子の前記第1端子との接続線上に接続され、第2端子が前記第3のコンデンサの前記第2端子と前記第4のコンデンサの前記第1端子との接続線上に接続され加熱コイルと、
    一端が前記第3のダイオードの前記第1端子と前記第4のダイオードの前記第1端子との接続線上に接続され、かつ前記第1のスイッチング素子の前記第2端子と前記第2のスイッチング素子の前記第1端子との接続線上に接続される第4のインダクタと、
    第1端子が前記第4のインダクタの前記第2端子に接続される第5のスイッチング素子と、
    第1端子が前記第5のスイッチング素子の第2端子に接続され、第2端子が前記第2のコンデンサの前記第1端子と前記第3のコンデンサの前記第1端子との接続線上に接続される第11のダイオードと、
    第1端子が前記第5のスイッチング素子の第1端子に接続される第6のスイッチング素子と、
    第1端子が前記第6のスイッチング素子の第2端子に接続され、第2端子が前記第2のコンデンサの前記第2端子と前記第4のコンデンサの前記第2端子との接続線上に接続される第12のダイオードと、
    第1端子が前記第4のインダクタの前記第2端子に接続される第5のダイオードと、
    第1端子が前記第5のダイオードの第2端子に接続され、第2端子が前記第2のコンデンサの前記第1端子と前記第3のコンデンサの前記第1端子との接続線上に接続される第2のインダクタと、
    第1端子が前記第4のインダクタの前記第2端子に接続される第3のインダクタと、
    第1端子が前記第3のインダクタの第2端子に接続され、第2端子が前記第2のコンデンサの前記第2端子と前記第3のコンデンサの前記第2端子との接続線上に接続される第6のダイオードとを有することを特徴とする誘導加熱装置。
  7. 請求項2から請求項6の何れかに記載の誘導加熱装置において、
    前記加熱コイルと前記第3のコンデンサおよび前記第4のコンデンサで決まる共振周波数より、前記第1のスイッチング素子および前記第2のスイッチング素子の駆動周波数の方が低いことを特徴とする誘導加熱装置。
  8. 請求項2から請求項6の何れかに記載の誘導加熱装置において、
    前記ダイオードおよび前記スイッチング素子がワイドバンドギャップデバイスで作製されたことを特徴とする誘導加熱装置。
  9. 請求項2から請求項6の何れかに記載の誘導加熱装置において、
    前記第1のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子と前記第5のスイッチング素子と前記第6のスイッチング素子は、逆耐圧を有するスイッチング素子を用いることを特徴とする誘導加熱装置。
  10. 請求項2から請求項6の何れかに記載の誘導加熱装置において、
    前記第1のスイッチング素子および前記第2のスイッチング素子のターンオン時に流れる主電流がdi/dtの傾きで上昇することを特徴とする誘導加熱装置。
  11. 請求項2から請求項6の何れかに記載の誘導加熱装置において、
    前記第1のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子が同時にオフする期間を設けたことを特徴とする誘導加熱装置。
  12. 請求項2から請求項6の何れかに記載の誘導加熱装置において、
    前記第1のスイッチング素子または前記第2のスイッチング素子の導通期間を制御することで入力電力制御できることを特徴とする誘導加熱装置。
  13. 請求項2から請求項6の何れかに記載の誘導加熱装置において、
    前記第1のスイッチング素子がオンし、前記第2のダイオードに通電している期間に、前記第2のスイッチング素子がオン、または前記第2のスイッチング素子がオンし、前記第10のダイオードに通電している期間に、前記第1のスイッチング素子がオンすることを特徴とする誘導加熱装置。
  14. 請求項2から請求項6の何れかに記載の誘導加熱装置において、
    前記第1のスイッチング素子の第1端子と第2端子との間にコンデンサを接続し、
    前記第2のスイッチング素子の第1端子と第2端子との間にコンデンサを接続することを特徴とする誘導加熱装置。
  15. 請求項8に記載の誘導加熱装置において、
    トッププレート下部にロースターを配置したことを特徴とする誘導加熱装置。
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