JP2006300900A - 測定装置 - Google Patents

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Hiroki Masuda
裕樹 増田
Yutaka Kuriyama
豊 栗山
Hisayoshi Sakai
久嘉 境
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Abstract

【課題】 真空光路筒の長さが拡張された場合でも、撓みが発生することなく、かつ、伸縮に伴う運動精度が損なわれることがない測定装置を提供する。
【解決手段】 長手方向の長さが可変でかつ一端に可動ミラー29を設けた真空光路筒20を有し、この真空光路筒20内にレーザ光を入射させて反射させ、その反射レーザ光を他の光路を通ったレーザ光と干渉させる干渉計10を備えた測定装置。真空光路筒20は、変位方向に直列に配列された複数のベローズ26A,26Bと、この隣接するベローズ間に介在されベローズ同士を連結する中間リング27とを含んで構成され、中間リングを外側から支持するスライド筒31と、このスライド筒31および中間リング27の対向面のいずれか一方に設けられた潤滑層32とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、距離、位置、屈折率などを測定する測定装置に関する。詳しくは、長手方向の長さが可変でかつ一端に反射ミラーを設けた真空光路筒を有し、この真空光路筒内にレーザ光を入射させて反射させ、その反射されたレーザ光を他の光路を通ったレーザ光と干渉させる干渉計を備えた測定装置に関する。
距離、位置、屈折率などを測定する測定装置として、長手方向の長さが可変でかつ一端に反射ミラーを設けた真空光路筒を有し、この真空光路筒内にレーザ光を入射させて反射させ、その反射されたレーザ光を他の光路を通ったレーザ光と干渉させる干渉計を備え、真空光路筒の長さ変位に基づく光路長の変化から距離、位置、屈折率などを測定する測定装置が知られている。
たとえば、距離、位置などを測定する測定装置として、第1の真空槽内部に発光干渉部が設けられ、第2の真空槽内部に反射鏡が設けられ、この発光干渉部および反射鏡を結ぶ光路を覆う真空室用ベローズが第1および第2の真空槽間に連結され、第1および第2の真空槽を近接離間させて光路長を変化させたとき、その光路長の変化に基づいて第1および第2の真空槽の距離や位置を測定する装置が知られている(特許文献1参照)。
また、屈折率などを測定する測定装置として、可動端内外面に反射ミラーを有し、かつ長さ寸法が可変な真空容器(ベロース)内を長手方向へ進む真空レーザ光束を用いた真空レーザ干渉計と、真空レーザ光束と平行かつ被検気体の空間内を進む気体レーザ光速を用いた気体レーザ干渉計とを備え、真空容器(ベロース)の可動端面の移動によって生じる真空側光路長の変化量と気体側光路長の変化量とをそれぞれの干渉計で測定し、これらの計測値から被検気体の屈折率を求める気体屈折率測定装置が知られている(特許文献2参照)。
特開平8−166215号公報 特開2001−281143号公報
特許文献1および特許文献2のいずれにおいても、測定範囲の拡大など、測定ストロークを拡張する必要が生じた場合、ベロースの長さを伸ばす必要が生じる。ところが、単にベロースの長さを伸ばすと、ベローズは自重により重量方向に撓む。すると、ベローズ内の測定光軸は水平(一直線)なので、撓んだベローズにより光路が遮断されたり、ベローズの中央付近が他の部材と接触したりする可能性がある。
また、接触した状態でベローズが変位すると、他の部材との間に摩擦が生じ、スティックスリップが起こり、ベローズの運動(伸縮)精度が損なわれ、さらには、摩耗によるベローズの破損につながるなどの不具合が生じるという課題がある。
本発明の目的は、真空光路筒の長さが拡張された場合でも、撓みが発生することが少なく、かつ、伸縮に伴う運動精度が損なわれることがない測定装置を提供することにある。
本発明の測定装置は、長手方向の長さが可変でかつ一端に反射ミラーを設けた真空光路筒を有し、この真空光路筒内にレーザ光を入射させ、前記反射ミラーで反射されたレーザ光を他の光路を通ったレーザ光と干渉させる干渉計を備え、前記真空光路筒の長さ変化に伴う光路長の変化から距離、位置、屈折率などを測定する測定装置であって、前記真空光路筒は、変位方向に直列に配列された複数のベローズと、この隣接するベローズ間に介在されベローズ同士を連結する中間リングとから構成され、前記中間リングを外側から支持する支持部材と、この支持部材および前記中間リングの対向面のいずれか一方に設けられた潤滑層とを備えたことを特徴とする。
この発明によれば、測定対象物に応じて伸縮する真空光路筒が、中間リングで連結された複数のベローズによって構成され、中間リングが支持部材によって外側から支持されているから、真空光路筒の長さが拡張された場合でも、撓みが発生することが少ない。従って、複数のベローズが一直線に保たれるため、光路が遮断されたりすることがないうえ、ベローズの損傷も防止できる。
また、支持部材および中間リングの対向面のいずれか一方に潤滑層が設けられているから、ベローズのスティックスリップを防止でき、ベローズの円滑な伸縮運動を保つことができる。従って、高精度な測定を保証できる。
本発明の測定装置は、長手方向の長さが可変でかつ一端に反射ミラーを設けた真空光路筒を有し、この真空光路筒内にレーザ光を入射させ、前記反射ミラーで反射されたレーザ光を他の光路を通ったレーザ光と干渉させる干渉計を備え、前記真空光路筒の長さ変化に伴う光路長の変化から距離、位置、屈折率などを測定する測定装置であって、前記真空光路筒は、変位方向に直列に配列された複数のベローズと、この隣接するベローズ間に介在されベローズ同士を連結する中間リングとから構成され、前記中間リングを外側から支持する支持部材と、この支持部材および前記中間リングの対向面間に設けられた複数の転動体とを備えたことを特徴とする。
この発明でも、上記と同様、真空光路筒の長さが拡張された場合でも、撓みが発生することが少なく、従って、複数のベローズが一直線に保たれるため、光路が遮断されたりすることがないうえ、ベローズの損傷も防止できる。
特に、この発明では、支持部材および中間リングの対向面間に複数の転動体が設けられているから、この転動体の転がりにより、ベローズのスティックスリップを防止でき、ベローズの円滑な伸縮運動を保つことができる。従って、高精度な測定を保証できる。
本発明の測定装置は、長手方向の長さが可変でかつ一端に反射ミラーを設けた真空光路筒を有し、この真空光路筒内にレーザ光を入射させ、前記反射ミラーで反射されたレーザ光を他の光路を通ったレーザ光と干渉させる干渉計を備え、前記真空光路筒の長さ変化に伴う光路長の変化から距離、位置、屈折率などを測定する測定装置であって、前記真空光路筒は、変位方向に直列に配列された複数のベローズと、この隣接するベローズ間に介在されベローズ同士を連結する中間リングとから構成され、前記中間リングを外側から支持する支持部材と、この支持部材および前記中間リングの対向面に、同じ磁極が向き合うようにそれぞれ取り付けられたマグネットとを備えたことを特徴とする。
この発明でも、上記と同様、真空光路筒の長さが拡張された場合でも、撓みが発生することが少なく、従って、複数のベローズが一直線に保たれるため、光路が遮断されたりすることがないうえ、ベローズの損傷も防止できる。
特に、この発明では、支持部材および中間リングの対向面に、マグネットが同じ磁極が向き合うように取り付けられているから、このマグネットの反発力によって、ベローズのスティックスリップを防止でき、ベローズの円滑な伸縮運動を保つことができる。従って、高精度な測定を保証できる。
本発明の測定装置は、長手方向の長さが可変でかつ一端に反射ミラーを設けた真空光路筒を有し、この真空光路筒内にレーザ光を入射させ、前記反射ミラーで反射されたレーザ光を他の光路を通ったレーザ光と干渉させる干渉計を備え、前記真空光路筒の長さ変化に伴う光路長の変化から距離、位置、屈折率などを測定する測定装置であって、前記真空光路筒は、変位方向に直列に配列された複数のベローズと、この隣接するベローズ間に介在されベローズ同士を連結する中間リングとから構成され、前記中間リングを外側から支持する支持部材と、この支持部材および前記中間リングの対向面間に設けられた空気軸受機構とを備えたことを特徴とする。
この発明でも、上記と同様、真空光路筒の長さが拡張された場合でも、撓みが発生することが少なく、従って、複数のベローズが一直線に保たれるため、光路が遮断されたりすることがないうえ、ベローズの損傷も防止できる。
特に、この発明では、支持部材および中間リングの対向面間に空気軸受機構が設けられているから、空気軸受機構によって支持部材と中間リングとの間に形成される空気層によって、ベローズのスティックスリップを防止でき、ベローズの円滑な伸縮運動を保つことができる。従って、高精度な測定を保証できる。
以下、本発明の一実施形態を図を参照しながら詳細に説明する。
<第1実施形態の説明>
図1は、本発明の測定装置の第1実施形態を示す概略図で、図1(A)は全体構成、図1(B)は中間リング部分の部分拡大図である。
なお、本実施形態では、測定装置として、光学式変位測定装置を例に説明を行うが、本発明は、これに限定されるものでなく、たとえば、気体屈折率測定装置など可変長真空光路筒内蔵の干渉計を備えた全ての測定装置に適用可能である(他の実施形態でも同様)。
本実施形態の光学式変位測定装置は、長手方向の長さが可変の真空光路筒20を有する干渉計10と、この干渉計10の真空光路筒20を長手方向へ伸縮可能に支持する支持手段40と、真空光路筒20を長手方向へ伸縮させる駆動手段50とを備える。
干渉計10は、レーザ光を出射する光源11と、この光源11からのレーザ光を透過光と反射光とに分波する偏光ビームスプリッタ12と、この偏光ビームスプリッタ12で反射された反射光を反射する固定ミラー13と、偏光ビームスプリッタ12を透過した透過光が進入されたのち反射される真空光路筒20と、この真空光路筒20で反射した光と固定ミラー13で反射したレーザ光の干渉縞を検出する検出器14とから構成されている。
真空光路筒20は、ベース21に一体的に設けられた支持ブロック22に固定され透明体からなる固定窓23を有するフランジ筒24と、このフランジ筒24とは反対側の支持ブロック22に固定された固定光路筒25と、この固定光路筒25の先端に配列された複数のベローズ26A,26Bと、このベローズ26A,26B間に介在されベローズ26A,26B同士を連結する中間リング27と、最も先端のベローズ26Bに固定された中間筒28と、この中間筒28の先端に固定され反射ミラーとしての可動ミラー29を有するフランジ筒30とから構成されている。
フランジ筒30の外側には、スライド筒31が嵌合固定されている。スライド筒31は、中間リング27を外側から支持する支持部材として機能するもので、中間筒28、ベローズ26A,26B、中間リング27および固定光路筒25の外周を隙間をあけて覆う長さ寸法に形成されている。スライド筒31と中間リング27との対向面のいずれか一方、ここでは、中間リング27の外周面に固体潤滑層32がコーティングされている。固体潤滑層32としては、摩擦係数の小さい材料、例えば、フッ素樹脂やダイヤモンドライクカーボン(DLC)等の材料が用いられているが、これに限られるものではない。
支持手段40は、スライド筒31の長手方向2箇所位置において、ベース21上にスライド筒31の外周を包囲するように設けられた2つの空気軸受機構41によって構成されている。各空気軸受機構41は、スライド筒31の外周に対して僅かな隙間を隔ててかつその外周を包囲するように設けられた軸受部材42と、この軸受部材42の内周面とスライド筒31の外周面との間に圧縮空気を供給する圧縮空気供給手段(図示省略)とから構成されている。
駆動手段50は、被測定対象物の変位に関連して回転する駆動ローラ51によって構成されている。駆動ローラ51は、スライド筒31の軸に対して直交した姿勢で配置され、外周面がスライド筒31の外周面に接触されている。従って、被測定対象物の変位に関連して駆動ローラ51が回転すると、スライド筒31が軸方向へスライドされ、このスライド筒31の変位が干渉計10によって測定される。
以上の構成において、光源11からレーザ光が出射されると、そのレーザ光は、偏光ビームスプリッタ12によって反射光P1と透過光P2とに分波される。偏光ビームスプリッタ12によって反射された反射光P1は、固定ミラー13で反射されて再び偏光ビームスプリッタ12へ戻る。
偏光ビームスプリッタ12を透過した透過光P2は、透明体である固定窓23を透過し、固定光路筒25、中間に中間リング27を有するベローズ26A,26B、中間筒28を通って、可動ミラー29に達する。可動ミラー29に達したレーザ光は、その可動ミラー29で反射され、上記とは逆のルートをたどり、再び固定窓23を透過して偏光ビームスプリッタ12へ戻る。
偏光ビームスプリッタに戻ったレーザ光(P1の反射レーザ光)とレーザ光(P2の反射レーザ光)との間に光路差が生じていると、偏光ビームスプリッタ12において干渉縞が形成される。すると、検出器14において、干渉縞が検出され、これに基づいてスライド筒31の変位(駆動ローラ51の回転量)が検出される。
いま、駆動ローラ51の回転により、スライド筒31が図1中左方向へスライドすると、フランジ筒30(中間筒28)も一緒に図1中左方向へ移動される。このとき、固定光路筒25は移動しないため、ベローズ26A,26Bが圧縮される(縮む)。逆に、駆動ローラ51の回転により、スライド筒31が図1中右方向へスライドすると、フランジ筒30(中間筒28)も一緒に図1中右方向へ移動される。このとき、固定光路筒25は移動しないため、ベローズ26A,26Bが伸長される(伸びる)。
これらのベローズ26A,26Bの伸縮時において、中間リング27は、スライド筒31の内周面で支持され、かつ、スライド筒31の内周面に対して摺動される。このとき、中間リング27には、摩擦係数の小さい固体潤滑層32がコーティングされているため、中間リング27は、ベローズ26A,26Bの伸縮に呼応してスムーズにスライド筒31内を摺動する。
従って、ベローズ26A,26Bに撓みが発生することが少なく、かつ、ベローズ26A,26Bの運動精度が損なわれることがないので、高精度な測定を実現できる。
なお、本実施形態では、中間リング27を2つのベローズ26A,26Bの略中央に1つだけ設けた場合について説明したが、これに限定されることなく(以下の実施形態でも同様)、ベローズの長さ(ベローズの撓みの状態)に応じて、ベローズの撓み解消が図れる位置に複数の中間リング27を設けるようにしてもよい。
また、ベローズ26A,26Bの材質としては、一般に金属が用いられるが、伸縮可能で、内部真空状態を生成可能な材質であれば、金属でなくてもよい(以下の実施形態でも同様)。
また、中間リング27にコーティングされる摩擦係数の小さい固体潤滑層32は、スライド筒31と中間リング27との接触面よりも広めにコーティングするようにしてもよい。たとえば、スライド筒31と中間リング27との接触面と中心として、両サイドに1/4円を描くように中間リング27上にコーティングするようにしてもよい。
また、固体潤滑層32を中間リング27に設けるのではなく、スライド筒31の中間リング27との接触面(中間リング27がスライド可能な範囲)にコーティングするようにしてもよい。
<第2実施形態の説明>
図2は、本発明の測定装置の第2実施形態を示す概略図で、図2(A)は全体構成、図2(B)は中間リング部分の部分拡大図である。
本実施形態の光学式変位測定装置は、中間リング27をスライド筒31の内面に対して支持する構成が、第1実施形態と異なるのみである(他の構成につては、第1実施形態と同じである)。
つまり、本実施形態では、中間リング27の外周に、中間リング27の軸方向長さより長い外筒33が設けられ、この外筒33とスライド筒31との間に複数の転動体としての鋼球34が設けられている。これらの鋼球34は、外筒33側に固定されたリティーナ35によって一定間隔に保持され、かつ、回転自在に保持されている。
従って、第2実施形態では、中間リング27の外周に外筒33が設けられ、この外筒33とスライド筒31との間に複数の鋼球34が設けられているから、ベローズ26A,26Bのスティックスリップを防止でき、ベローズ26A,26Bの円滑な伸縮運動を保つことができる。従って、高精度な測定を保証できる。しかも、外筒33は、中間リング27の軸方向長さより長い寸法を有しているから、外筒33(中間リング27)が傾きながらスライドするのを防止できる。
<第3実施形態の説明>
図3は、本発明の測定装置の第3実施形態を示す概略図で、図3(A)は全体構成、図3(B)は中間リング部分の部分拡大図である。
本実施形態の光学式変位測定装置は、中間リング27をスライド筒31の内面に対して支持する構成が、第1実施形態と異なるのみである(他の構成につては、第1実施形態と同じである)。
つまり、本実施形態では、スライド筒31と中間リング27との対向面に、マグネット36,37が同じ磁極が向き合うようにそれぞれ取り付けられている。中間リング27の外周に設けられるマグネット37は、中間リング27の下半分外周面に、中間リング27の長さ方向全域に沿って設けられている。スライド筒31側に設けられるマグネット36は、中間リング27側のマグネット37と同様にスライド筒31の内面下半分に、かつ、中間リング27のスライド領域全域に沿って設けられている。
従って、第3実施形態では、特に、スライド筒31と中間リング27との対向面に、マグネット36,37が同じ磁極が向き合うようにそれぞれ取り付けられているから、これらマグネット36,37の反発力によって、ベローズ26A,26Bのスティックスリップを防止でき、ベローズ26A,26Bの円滑な伸縮運動を保つことができる。従って、高精度な測定を保証できる。
<第4実施形態の説明>
図4は、本発明の測定装置の第4実施形態を示す概略図で、図4(A)は全体構成、図4(B)は中間リング部分の部分拡大図である。
本実施形態の光学式変位測定装置は、中間リング27をスライド筒31の内面に対して支持する構成が、第1実施形態と異なるのみである(他の構成につては、第1実施形態と同じである)。
つまり、本実施形態では、スライド筒31と中間リング27との対向面間に空気軸受機構38が設けられている。空気軸受機構38は、中間リング27の外周面に設けられた外筒38Aと、スライド筒31の肉厚内に軸方向に沿って形成された空気供給路38Bと、この空気供給路38Bの先端部側にこれに連通形成され外筒38Aとスライド筒31との間の空間に圧縮空気を供給する給気孔38Cとから構成されている。
従って、第4実施形態では、空気供給路38Bに圧縮空気を供給すると、圧縮空気は給気孔38Cを通って、外筒38Aとスライド筒31との間の空間に供給されるから、中間リング27(外筒38A)は、スライド筒31の内面に対して非接触状態で保持される。そのため、ベローズ26A,26Bのスティックスリップを防止でき、ベローズ26A,26Bの円滑な伸縮運動を保つことができる。従って、高精度な測定を保証できる。
本発明は、長手方向の長さが可変でかつ一端に反射ミラーを設けた真空光路筒を有し、この真空光路筒内にレーザ光を入射させて反射させ、その反射されたレーザ光を他の光路を通ったレーザ光と干渉させる干渉計を備えた測定装置、特に、距離、位置、屈折率などを測定する測定装置に利用できる。
本発明の第1実施形態に係る光学式変位測定装置を示す概略図。 本発明の第2実施形態に係る光学式変位測定装置を示す概略図。 本発明の第3実施形態に係る光学式変位測定装置を示す概略図。 本発明の第4実施形態に係る光学式変位測定装置を示す概略図。
符号の説明
10…干渉計
20…真空光路筒
26A,26B…ベローズ
27…中間リング
29…可動ミラー(反射ミラー)
31…スライド筒(支持部材)
34…鋼球(転動体)
36,37…マグネット
38…空気軸受機構。

Claims (4)

  1. 長手方向の長さが可変でかつ一端に反射ミラーを設けた真空光路筒を有し、この真空光路筒内にレーザ光を入射させ、前記反射ミラーで反射されたレーザ光を他の光路を通ったレーザ光と干渉させる干渉計を備え、前記真空光路筒の長さ変化に伴う光路長の変化から距離、位置、屈折率などを測定する測定装置であって、
    前記真空光路筒は、変位方向に直列に配列された複数のベローズと、この隣接するベローズ間に介在されベローズ同士を連結する中間リングとから構成され、
    前記中間リングを外側から支持する支持部材と、
    この支持部材および前記中間リングの対向面のいずれか一方に設けられた潤滑層とを備えたことを特徴とする測定装置。
  2. 長手方向の長さが可変でかつ一端に反射ミラーを設けた真空光路筒を有し、この真空光路筒内にレーザ光を入射させ、前記反射ミラーで反射されたレーザ光を他の光路を通ったレーザ光と干渉させる干渉計を備え、前記真空光路筒の長さ変化に伴う光路長の変化から距離、位置、屈折率などを測定する測定装置であって、
    前記真空光路筒は、変位方向に直列に配列された複数のベローズと、この隣接するベローズ間に介在されベローズ同士を連結する中間リングとから構成され、
    前記中間リングを外側から支持する支持部材と、
    この支持部材および前記中間リングの対向面間に設けられた複数の転動体とを備えたことを特徴とする測定装置。
  3. 長手方向の長さが可変でかつ一端に反射ミラーを設けた真空光路筒を有し、この真空光路筒内にレーザ光を入射させ、前記反射ミラーで反射されたレーザ光を他の光路を通ったレーザ光と干渉させる干渉計を備え、前記真空光路筒の長さ変化に伴う光路長の変化から距離、位置、屈折率などを測定する測定装置であって、
    前記真空光路筒は、変位方向に直列に配列された複数のベローズと、この隣接するベローズ間に介在されベローズ同士を連結する中間リングとから構成され、
    前記中間リングを外側から支持する支持部材と、
    この支持部材および前記中間リングの対向面に、同じ磁極が向き合うようにそれぞれ取り付けられたマグネットとを備えたことを特徴とする測定装置。
  4. 長手方向の長さが可変でかつ一端に反射ミラーを設けた真空光路筒を有し、この真空光路筒内にレーザ光を入射させ、前記反射ミラーで反射されたレーザ光を他の光路を通ったレーザ光と干渉させる干渉計を備え、前記真空光路筒の長さ変化に伴う光路長の変化から距離、位置、屈折率などを測定する測定装置であって、
    前記真空光路筒は、変位方向に直列に配列された複数のベローズと、この隣接するベローズ間に介在されベローズ同士を連結する中間リングとから構成され、
    前記中間リングを外側から支持する支持部材と、
    この支持部材および前記中間リングの対向面間に設けられた空気軸受機構とを備えたことを特徴とする測定装置。
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CN113607690A (zh) * 2021-08-10 2021-11-05 中国计量科学研究院 基于可移动真空波纹管的空气折射率测量装置和方法
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