JP6951183B2 - 測定器 - Google Patents

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Description

本件は、測定器に関する。
筒状の筐体と、筐体の内部に挿入されるとともに、スケールが設けられ筐体の軸方向に沿って移動するスピンドルと、筐体とスピンドルとの間に介在して設けられることによって、筐体に対するスピンドルの移動をガイドする筒状のガイド機構と、スケールの変位量を検出する変位検出器と、を備えた測定器が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2016−212012号公報
このような測定器においては、筐体内部の温度変化が問題となり得る。例えば、筐体内部の変位検出器などが熱源となって、筐体内に環境温度よりも高い温度の分布が生じることがある。このため、スケールおよびスピンドルの温度は熱源からの距離や部材の熱伝導率により不均一に上昇する。スケールおよびスピンドルの温度が上昇するにしたがって、測定器の測定値に誤差が生じる。また、スピンドルが移動すると熱の伝導経路が変化し、一旦温まったスケールおよびスピンドルの温度が再度低下する等、温度変化が複雑な挙動を示す。この場合、測定値が不安定となって誤差を生じる。
そこで、スケールおよびスピンドルを低熱膨張化することが考えられる。スケールについては、結晶化ガラスセラミックス等の低熱膨張材を使用することで、低熱膨張化を実現することができる。しかしながら、スピンドルは、ガイド機構によって支持されている。この場合、スピンドルがガイド機構に対して摺動するため、スピンドルに耐摩耗性が求められる。
そこで、SUS440Cなどのマルテンサイト系ステンレスをスピンドルとして用いることが考えられる。マルテンサイト系ステンレスは、高硬度を有しているため、高い耐摩耗性を有している。しかしながら、マルテンサイト系ステンレスなどの高硬度金属材料は、線膨張係数が大きい性質を有している。したがって、高硬度材料をスピンドルに用いると、測定誤差を十分に低減することは困難である。そこで、インバー、スーパーインバー、低熱膨張鋳鉄などの低熱膨張金属材料をスピンドルとして用いることが考えられる。しかしながら、低熱膨張金属材料は、一般に、柔らかい性質を有している。例えば、スーパーインバーは、ビッカース硬さがHV170程度である。これらの低熱膨張金属材料は、熱処理も困難であるため、高硬度化処理を行うことも困難である。したがって、低熱膨張金属材料をスピンドルに用いると、耐摩耗性が得られないおそれがある。
1つの側面では、本発明は、スピンドルの摩耗を抑制しつつ測定精度を向上させることができる測定器を提供することを目的とする。
1つの態様では、本発明に係る測定器は、筐体と、前記筐体内に挿入され、前記筐体の軸方向に沿って移動するスピンドルと、前記筐体と前記スピンドルとの間に設けられ、前記スピンドルの移動をガイドするガイド機構と、前記筐体内に収容され、前記スピンドルの変位量を検出する変位検出器と、を備え、前記スピンドルは、内スピンドルと、前記内スピンドルの外周と前記ガイド機構との間に設けられた外スピンドルとを備え、前記内スピンドルは、前記外スピンドルよりも小さい線膨張係数を有し、前記外スピンドルは、前記内スピンドルよりも高硬度を有することを特徴とする。
上記測定器において、前記内スピンドルと前記外スピンドルとは、弾性接着剤によって接着されていてもよい。
上記測定器において、前記内スピンドルは、一端側に設けられ測定対象に当接する測定子と、他端側に設けられたスケールとを接続してもよい。
上記測定器において、前記スケールは、結晶化ガラスによって構成されていてもよい。
上記測定器において、前記内スピンドルは、インバーまたはスーパーインバーによって構成されていてもよい
上記測定器において、前記外スピンドルは、マルテンサイト系ステンレスによって構成されていてもよい。
スピンドルの摩耗を抑制しつつ測定精度を向上させる測定器を提供することができる。
実施形態に係る測定器の模式的断面図である。 スピンドルの斜視図である。 内スピンドルおよび外スピンドルの一部拡大図である。
(実施形態)
以下、図面を参照しつつ、実施形態について説明する。
図1は、実施形態に係る測定器100の模式的断面図である。図2は、後述するスピンドル20の斜視図である。測定器100は、筐体10と、筐体10の内部に挿入されるとともに筐体10の軸方向(長さ方向)に沿って移動するスピンドル20と、筐体10の内部に収容されるとともにスピンドル20の変位量を検出する変位検出器30と、変位検出器30の出力信号を処理する付随回路40と、を備えている。
筐体10は、第1端側(紙面上側)が閉じられ、第2端側(紙面下側)に開口を有する構造を有し、内部にスピンドル20が挿入されている。他の部材についても、紙面上側を第1端側と称し、紙面下側を第2端側と称する。筐体10は、第2端側の開口にスピンドル保持部50を備える。スピンドル保持部50は、内部にスピンドル20を収容する。スピンドル保持部50は、筐体10と同心となるように筒状に形成されるとともに、筐体10の第2端側の開口から突出するように形成されている。
スピンドル20は、第2端に、測定器100の測定対象であるワークに当接する測定子21を備えている。また、スピンドル20は、第1端に、変位検出器30に対向するように設けられたスケール22を備えている。測定子21とスケール22とは、円柱状または円筒状の内スピンドル23によって接続されている。内スピンドル23の外周と、後述するガイド機構51との間に、内スピンドルと同心で円筒状の外スピンドル24が設けられている。
スピンドル保持部50は、第2端側に、円筒状のガイド機構51を備えている。また、スピンドル保持部50は、第1端側に、スピンドル20を第2端側に向かって付勢するバネ52を備えている。なお、本実施形態においては、ガイド機構51は、円筒状に形成されているが、角筒状などの他の筒状に形成してもよい。ガイド機構51の外周面は、スピンドル保持部50の内周面に当接している。それにより、ガイド機構51は、スピンドル保持部50に固定されている。ガイド機構51は、例えば、ベアリングなどによって構成されている。それにより、ガイド機構51は、筐体10の軸方向に沿ったスピンドル20の移動をガイドすることができる。
ワークに測定子21を当接させて筐体10の内部にスピンドル20を押し込むことによって、スケール22が変位検出器30に対して相対的に移動する。変位検出器30は、スケール22の変位量を検出し、スピンドル20の変位量(測定値)として出力する。なお、変位検出器30として、例えば、スケール22に向かって光を照射する発光素子を備え、スケール22から反射する光を受光素子によって受光することによって、スケール22の相対的な移動を検知する光学センサを採用することができる。
本実施形態においては、内スピンドル23は、外スピンドル24よりも小さい線膨張係数を有している。外スピンドル24は、内スピンドル23よりも大きい線膨張係数を有している。内スピンドル23は、インバー(鉄およびニッケルの合金)、スーパーインバー(鉄、ニッケルおよびコバルトの合金)、低熱膨張鋳鉄などの低熱膨張金属材料によって構成されている。外スピンドル24は、マルテンサイト系ステンレス(例えばSUS440C)などの高硬度金属材料によって構成されている。一例として、スーパーインバーのビッカース硬さは、HV170程度である。一例として、SUS440Cのビッカース硬さは、HV740程度である。したがって、外スピンドル24は、内スピンドル23よりも高硬度を有している。言い換えれば、外スピンドル24は、内スピンドル23と比較して、高い耐摩耗性を有している。
図3は、内スピンドル23および外スピンドル24の一部拡大図であり、図1の破線の丸で囲んだ領域の拡大図である。内スピンドル23と外スピンドル24とは、互いに摺動可能に接触している。その一方で、図3で例示するように、内スピンドル23と外スピンドル24とは、弾性接着剤25によって接着されている。したがって、内スピンドル23と外スピンドル24とは、互いに摺動可能である一方で、互いに分離しない構成を有している。内スピンドル23と外スピンドル24とは、少なくとも1箇所で接着されていればよい。接着箇所は、特に限定されないが、例えば、外スピンドル24の第1端側および第2端側の2箇所で接着されていることが好ましい。なお、弾性接着剤45として、シリコン系接着剤、エポキシ系接着剤などを用いることができる。
本実施形態に係る測定器100においては、スケール22および変位検出器30が筐体10内に収容されていることから、大気中の塵などがスケール22や変位検出器30の光源などに付着することが抑制される。それにより、測定器100の測定精度を向上させることができる。しかしながら、変位検出器30、付随回路40などの熱源が筐体10内に収容されていることから、筐体10内に温度分布が生じ得る。この温度分布によって、スピンドル20にも温度変化が生じ得る。しかしながら、本実施形態においては、測定子21とスケール22とを接続する内スピンドル23が低熱膨張金属材料によって構成されていることから、内スピンドル23の形状変化が抑制される。したがって、測定精度を向上させることができる。なお、スピンドル20の移動によってスピンドル20がガイド機構51に対して摺動するが、内スピンドル23はガイド機構51とは接触せず、外スピンドル24がガイド機構51と接触する。外スピンドル24は、内スピンドル23よりも高硬度を有することから、スピンドル20の摩耗が抑制される。以上のことから、スピンドル20の摩耗を抑制しつつ、測定精度を向上させることができる。
なお、内スピンドル23と外スピンドル24とは、互い摺動可能に接しているため、筐体10内の温度分布によって外スピンドル24が膨張または収縮しても、内スピンドル23に対する当該膨張または収縮の影響は小さくなる。また、内スピンドル23と外スピンドル24とは、弾性接着剤25によって接着されていることから、外スピンドル24は、内スピンドル23と連動して移動することになる。この場合、内スピンドル23と外スピンドル24との相対移動量は小さくなる。それにより、内スピンドル23と外スピンドル24との相対移動に起因する摩耗は無視できるようになる。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10 筐体
20 スピンドル
21 測定子
22 スケール
23 内スピンドル
24 外スピンドル
25 弾性接着剤
30 変位検出器
40 付随回路
50 スピンドル保持部
51 ガイド機構
52 バネ
100 測定器

Claims (6)

  1. 筐体と、
    前記筐体内に挿入され、前記筐体の軸方向に沿って移動するスピンドルと、
    前記筐体と前記スピンドルとの間に設けられ、前記スピンドルの移動をガイドするガイド機構と、
    前記筐体内に収容され、前記スピンドルの変位量を検出する変位検出器と、を備え、
    前記スピンドルは、内スピンドルと、前記内スピンドルの外周と前記ガイド機構との間に設けられた外スピンドルとを備え、
    前記内スピンドルは、前記外スピンドルよりも小さい線膨張係数を有し、
    前記外スピンドルは、前記内スピンドルよりも高硬度を有することを特徴とする測定器。
  2. 前記内スピンドルと前記外スピンドルとは、弾性接着剤によって接着されていることを特徴とする請求項1記載の測定器。
  3. 前記内スピンドルは、一端側に設けられ測定対象に当接する測定子と、他端側に設けられたスケールとを接続することを特徴とする請求項1または2に記載の測定器。
  4. 前記スケールは、結晶化ガラスによって構成されていることを特徴とする請求項3記載の測定器。
  5. 前記内スピンドルは、インバーまたはスーパーインバーによって構成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の測定器。
  6. 前記外スピンドルは、マルテンサイト系ステンレスによって構成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の測定器。
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