JP2009180525A - 測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】スケール、スケールベース、及びベースの熱膨張等による伸縮で生じるスケールベースの変形を防いで、スケールによる高精度な変位測定を可能とする。
【解決手段】スケールベース112は、スケール116で測定される測定方向(Y方向)の複数箇所P1、P2、P3でベース110に固定され、該固定される箇所P1、P2、P3間のスケールベース116にスリット114が設けられ、前記スケール116は該スケールベース112の該固定される箇所P1、P2、P3の2箇所以上において該スケールベース112により支持され、且つ、該スケールベース112は、該固定される箇所P1、P2、P3以外の位置において該ベース110との間、及び該支持する箇所以外の位置において該スケール116との間、のそれぞれに空隙S1、S2、S3を有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、測定装置に係り、特に、ベースと、該ベース上に固定されるスケールベースと、該スケールベースに支持されるスケールと、を備える測定装置に用いるのに好適な、変位測定を高精度に行うことを可能とする測定装置に関する。
測定装置の変位測定を高精度に測定するために、スケールを固定するスケールベースとスケールベースを固定するベースとは、スケールと同種若しくは特性が近い材料を用いるのが望ましい。例えば、スケールがガラスであれば、スケールベースとベースにはガラスであるか、若しくは、石を用いるのが望ましい。しかし、機能性や、加工性、製造コスト等から、これらは異種材料で構成されていることが多い。例えば、スケールがガラスで、スケールベースが鉄を主成分とする金属で、ベースが石などである。この場合には、これら3つの線膨張係数が異なることから、例えば、温度変化による熱膨張率の差からスケースベースの変形がスケールを変形させ、測定精度の悪化を招くおそれがある。これに対して、特許文献1に示す如く、スケールベースを保持する際に摩擦低減材を介して支持する方法が提案されている。
特開平6−185950号公報
しかしながら、特許文献1に示す方法では、スケールベースは、固定されているレールとの熱膨張率の差により、レールに対して変形することを避けることはできない。更に、摩擦低減材の影響により、スケールがスケールベースに対して摺動し易く、温度の変動などによりスケールベースが変形した場合に、スケールの原点をスケールベースに対して移動させるおそれもあった。
本発明は、前記従来の問題点を解決するべくなされたもので、スケール、スケールベース、及びベースの熱膨張等による伸縮で生じるスケールベースの変形を防いで、スケールによる高精度な変位測定を可能とする測定装置を提供することを課題とする。
本願の請求項1に係る発明は、ベースと、該ベース上に固定されるスケールベースと、該スケールベースに支持されるスケールと、を備える測定装置において、前記スケールベースは、前記スケールで測定される測定方向(Y方向)の複数個所で前記ベースに固定され、該固定される箇所間のスケールベースにスリットが設けられ、前記スケールは該スケールベースの該固定される箇所の2箇所以上において該スケールベースにより支持され、且つ、該スケールベースは、該固定される箇所以外の位置において該ベースとの間、及び該支持する箇所以外の位置において該スケールとの間、のそれぞれに空隙を有したことにより、前記課題を解決したものである。
本願の請求項2に係る発明は、前記スケールが、弾性部材で押圧されることで前記スケールベースに支持されることとしたものである。
又、本願の請求項3に係る発明は、前記スケールが、摩擦低減材を介して前記スケールベースに支持されることとしたものである。
又、本願の請求項4に係る発明は、前記スケールベースの一方の端に、前記スケールの前記測定方向での移動を制限する手段を設けることとしたものである。
本発明によれば、スケールと、スケールベースと、ベースとで、互いに異種材料を用いても、スケールベースの変形を低減することができる。このため、スケールによる変位測定を高精度に保つことができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
本発明の第1実施形態について、図1〜図6を用いて説明する。図1は本発明の実施形態に係わる測定装置の模式図、図2は同じくスケールベースを中心とする構成を示す模式図、図3は同じくスケールベースを中心とした斜視図、図4は図3の丸で囲んだIV部の拡大斜視図、図5は同じくスケールベースを中心とする構成を示す模式図、図6は図5において示されたVIA−VIA線に沿う断面図とVIB−VIB線に沿う断面図である。
最初に、図1を用いて、本実施形態に係る測定装置の全体の構成について説明する。
測定装置100は、例えば、図1に示す如く、画像測定機であり、ベース110上にY方向へ移動可能なテーブル130を備えている。又、ベース110上には門型フレームが設けられている。その門型フレームは、ベース110から立ち上がる一対のコラム132と、その一対のコラム132間に架け渡されたビーム134とから構成される。コラム132はビーム134を支えて、ビーム134に設けられたスライダ136はビーム134に沿って(X方向に)移動可能となっている。スライダ136上には、画像測定光学系138が設けられており、画像測定光学系138はCCDカメラを有する。そして画像測定光学系138はスライダ136上でZ方向へ移動可能である。このような測定装置100(画像測定機)は、画像測定光学系138を、テーブル130、スライダ136の移動機構により、被測定物のXYZ方向の特定の位置へ相対的に高精度に移動させて、被測定物の微細な画像を観測してその画像情報から特定の距離形状を測定することを可能とする装置である。
又、図1に示す如く、ベース110とテーブル130との間にはスケールベース112が設けられている。そして、スケールベース112はベース110上に複数個所で固定され、スケール116はスケールベース112上の複数個所で支持されている。即ち、測定装置100は、ベース110と、ベース110上に固定されるスケールベース112と、スケールベース112に支持されるスケール116とを備えている。そして、スケール116には、測定方向であるY方向に目盛が設けられ、図示せぬ検出器によって読み取られ、テーブル130のY方向への移動変位が測定される。即ち、スケールベース112は、スケール116で測定される測定方向(Y方向)の複数個所でベース110に固定されている。なお、本実施形態では、ベース110は石、スケールベース112は鉄を主成分とする金属、スケール116はガラスという、互いに異種材料からできている。
次に、図2を用いて、スケールベース112と各部材との関係について説明する。
図2に示す如く、スケールベース112には、複数(図では4つ)のスリット114と、ベース110に固定するための複数(図では3つ)の固定孔118とが設けられている。スリット114は、その固定孔118の位置P1、P2、P3の間に設けられている。又、スケールベース112には、スケール116を支持するための切欠部112Aが設けられている。固定孔118には図示せぬボルトが挿入され、ベース110とスケールベース112とが固定される。その固定孔118が設けられたY方向の位置P1、P2、P3においては、スケールベース112の切欠部112Aでスケール116を支持するために、第1押え板122と、第2押え板124、125とが、ビス126によってスケールベース112に固定されている。即ち、スケールベース112には、ベース110にスケールベース112が固定される箇所P1、P2、P3間においてスリット114が設けられている。そして、その箇所P1、P2、P3において、スケール116がスケールベース112によって支持されている。なお、ベース110とスケールベース112とが固定される箇所P1、P2、P3以外の位置においては、スケールベース112とベース110との間に空隙S1が設けられている。そして、同様に、スケールベース112がスケール116を支持する箇所以外の位置において、スケールベース112とスケール116との間に空隙S2、S3が設けられている。上記した部材については、更に詳細に後述する。
又、図2に示す如く、スケールベース112の一方の端には凸部120が設けられ、第1押え板122の位置の(図2の左端)近傍に配置されている。凸部120は、スケールベース112の切欠部112Aに支持されたスケール116が測定方向(Y方向)で図2の左側へ移動するのを制限するための手段である。本実施形態においては、図2の左側にスケール116の原点を設けているので、凸部120により、図2の左側へのスケール116原点の移動が制限される。
次に、図3の丸で囲んだIV部を拡大した図4で示すスリット114と第2押え板125について、詳細に説明する。
前記スリット114は、図4に示す如く、Y方向に一体のスケールベース112に、幅Sの切込み幅によって上下2方向から切込みされている構造を有する。このため、スケールベース112がY方向に伸縮した際においても、空隙Sによってその伸縮量を吸収することができる。そして、スリット114が複数設けられていても、スケールベース112の直線性を高く保つことができる。ここで、スケールベース112を複数のブロックに分割した場合にも、本実施形態と同様に、スケールベース112の膨張による伸縮がスケール116に及ぶことを防ぐことができる。しかし、分割されたブロックはスケール116を支持する必要があるため、当該ブロックを高い直線性でもって正確に位置決めしてベース110に取付けなければならないという煩雑な作業が発生してしまう。
これに対して、本実施形態では、スリット114はあるがスケールベース112は分断されていない。即ち、ベース110にスケールベース112を取付けるための位置決めは、スリットのないスケールベースの取付けと同様に容易な作業であるという効果を有するものである。なお、スリット114は、図2、3に示す如く、スケール116を支持する第1押え板122、第2押え板124、125の位置の直ぐ近傍に隣接して設けられている。このため、第1押え板122と、第2押え板124との間には2つのスリット114が存在し、第2押え板124と第2押え板125との間には2つのスリット114が存在する。
前記第2押え板125は、図4に示す如く、第1、第2押え板122、124と同様に、弾性部材であり、例えば、板ばねを用いることができる。そのため、第2押え板125(第1押え板122と第2押え板124も同様)は、2つのビス126によってスケールベース112に取付けられ、スケール116に対しては、スケールベース112が安定して支持するのに適度の押圧力を加えることができる。
第2押え板124、125は、中央部が切欠されており、その両端の、スケール116を押圧する部分は、その先端において、スケール116側に膨らむ屈曲部124A、125Aを有している。なお、第1押え板122には、その中央部に切欠が設けられていない。このため、第1押え板122は、第2押え板124、125よりも強い力で、スケール116を押圧することができる。即ち、スケール116が伸縮する場合であっても、第1押え板122近傍ではスケール116は摺動しにくく、代わりに第2押え板124、125近傍ではスケール116は摺動しやすいので、スケール116の伸縮があっても大きな応力がかからず吸収される。そして、第1押え板122、第2押え板124、125で押圧されるスケール116は、図4に示す如く、摩擦低減材128を介してスケールベース112に支持される。このため、スケールベース112とスケール116とは摺動が容易であり、スケール116の伸縮等があってもスケール116の伸縮は妨げられないので、スケール116に過度な応力がかかることを防止することができる。
次に、図5に示す2つの線に沿う断面図である図6(A)、(B)を用いて、ベース110とスケールベース112との間、スケースベース112とスケール116との間、それぞれの空隙について説明する。
図6(A)に示す断面図は、2つのビス126によって取り付けられた第1押え板122のY方向の中央の位置P1での断面図である。この位置においては、スケールベース112をベース110に取り付けるための固定孔118が存在する。そして、スケールベース112に設けられた切欠部112Aには摩擦低減材128が当接して、その摩擦低減材128には更にスケール116が当接している。そしてビス126に留められた第1押え板122の屈曲部122Aがスケール116を押圧する構造となっている。即ち、この位置においては、空隙を有せずスケール116が、摩擦低減材128を介して、第1押え板122によって押圧されてスケールベース112で支持されている。
図6(B)の位置は、スケール116を押圧する第1押え板122と第2押え板124との間にある2つのスリット114の間の中間の位置(図5を参照)である。ここでは、図示せぬベース110とスケールベース112との間に空隙S1(Z方向)が存在し、スケールベース112と摩擦低減材128との間(X方向)に空隙S2が存在する。更に、スケールベース112とスケール116の下面(Z方向)との間にも空隙S3が存在する。即ち、スケール116が(Y方向の位置の)スケールベース112で支持されている位置を除いて、ベース110に面するスケールベース112に段差S1の凹部が、又、スケール116に面するスケールベース112の切欠部112AのX方向、Z方向のそれぞれに段差S2、S3の凹部が、設けられている。つまり、図6(B)の位置では、スケールベース112がベース110及びスケール116と接触しない構造となっている。このため、スケール116の支持されている部分以外では、スケール116はスケールベース112の伸縮の影響を受けず、且つ、スケールベース112もベース110からの伸縮の影響を受けることがない。
次に、本実施形態の測定装置の作用について説明する。
前述したように、ベース110と、スケールベース112と、スケール116とは異種材料で形成されている。具体的には、ベース110は石で線膨張係数が約5×10-6/K、スケールベース112は鉄として線膨張係数が約12×10-6/K、そして、スケールベース116はガラスで線膨張係数が約8×10-6/Kである。このため温度が変化すればそれぞれの線膨張係数が異なることによって、各部材の伸縮量が異なってくる。しかし、スケールベース112には、スケール116を支持する位置間に複数のスリット114を設けている。このため、スケールベース112の材質の線膨張係数が高くても、スケールベース112の伸縮量の影響を低減することができ、スケールベース112上のスケール116を支持する位置が変化することを防止することができる。
更に、スリット114間に存在するベース110とスケールベース112との間、スケールベース112とスケール116との間のそれぞれに空隙S1、S2、S3が設けられている。このため、温度変化による伸縮量が、ベース110からスケールベース112へ、又はスケールベース112からスケール116へは、空隙S1、S2、S3のある部分では摩擦力が伝わらない。このため、ベース110、スケールベース112の伸縮によって、スケール116に不要な応力がかかることを防ぐことができる。
又、ベース110とスケールベース112が固定されている位置P1、P2、P3と、スケール116がスケールベース112に支持されている位置とは、スケール116で測定される測定方向であるY方向において同じである。このため、スケールベース112が基準となってスケール116を支持するのではなく、ベース110が基準となってスケール116を支持することとなる。つまり、スケール116のべース110に対する設置位置の精度の向上や、ベース110、スケールベース112の伸縮量の影響を更に低減でき、スケール116の伸縮量の補正などを容易とすることができる。
又、スケールベース112は一体で構成されているため、測定装置100にスケールベース112を取り付けることが容易であり、スケール116を支持するための正確な直線性を容易に出すことができる。
又、第1押え板122、第2押え板124、125は、弾性部材であるので、スケール116に過度な押圧力を掛けることが防止でき、スケール116の変形や割れなどを防ぐことができる。
又、ベース110及びスケールベース112の伸縮がスケール116に伝わったとしても、あるいは、スケール116自体が伸縮を生じたとしても、第1押え板122の近傍に設けられた凸部120によって、スケール116のY方向への移動は制限される。本実施形態では、凸部120側にスケール116の原点があるので、スケール116原点の凸部120側への移動が有効に制限される。
更に、第1押え板122は、第2押え板124、125の押圧する力よりも、押圧する力が大きい。このため、スケール116は、第1押え板122で支持された部分よりも、第2押え板124、125で支持されている部分において、より摺動がなされる。このため、本実施形態においては、スケール116の原点の移動を最小限にすることができ、スケール116の原点を、温度変化等の各部材の伸縮に左右されることなく一定の場所に保つことができる。このとき、スケールベース112とスケール116との間に配置した摩擦低減材128の影響によって、スケール116に余分な応力をかけることがない。このため、スケール116が伸縮したとしても、その伸縮量を容易に補正して適正にすることが可能となる。
即ち、本発明は、ベース110と、スケールベース112と、スケール116とで、互いに異種材料を用いても、スケールベース112の変形を低減することができる。このため、スケール116における変位測定を高精度に保つことができる。つまり各部材が異種材料であっても測定精度を高く保てることから、ベース、スケールベース、スケールそれぞれに対して加工性、価格、機能性、組立性、保守性等の面から最適な材料を選択ですることができることとなり、測定の高精度化と、低コスト化等を同時に達成することが可能となる。
本発明について上述の第1実施形態を挙げて説明したが、本発明は本実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の要旨を逸脱しない範囲においての改良並びに設計の変更が可能なことは言うまでもない。
例えば、本実施形態においては、スケールベース112が、固定された箇所においてスケール116を支持していたが、本発明はこれに限定されるものではない。スケールを支持する箇所は、スケールベースが固定される箇所のうちの2箇所以上であればよい。
又、例えば、本実施形態においては、測定装置100を画像測定機として説明したが、本発明はこれに限られず、各種変位を高精度に測定するための測定装置に適用することが可能である。又、その際にY方向だけに本発明を適用するものではなく、X、Z方向に適用することができることは言うまでもない。
又、例えば、本実施形態においてはスリット114が押え板の近傍に設けられていたが、本発明はこれに限定されるものではない。又、スリットの数はスケールの長さに伴う第1、第2押え板の位置や距離によって増減することができ、その切込幅も変更可能である。又、第1、第2押え板の数自体も本実施形態に限定されるものではない。更に、ベース110、スケールベース112、スケール116は、それぞれ本実施形態で説明した材料に限定されるものではない。
本発明の実施形態に係る測定装置の模式図 同じくスケールベースを中心とする構成を示す模式図 同じくスケールベースを中心とした斜視図 図3の丸で囲んだIV部の拡大斜視図 同じくスケールベースを中心とする構成を示す模式図 図5において示されたVIA―VIA線に沿う断面図とVIB−VIB線に沿う断面図
符号の説明
100…測定装置
110…ベース
112…スケールベース
112A…切欠部
114…スリット
116…スケール
118…固定孔
120…凸部
122、124、125…第1、第2押え板
128…摩擦低減材
130…テーブル
132…コラム
134…ビーム
136…スライダ

Claims (4)

  1. ベースと、該ベース上に固定されるスケールベースと、該スケールベースに支持されるスケールと、を備える測定装置において、
    前記スケールベースは、前記スケールで測定される測定方向の複数個所で前記ベースに固定され、
    該固定される箇所間のスケールベースにスリットが設けられ、
    前記スケールは該スケールベースの該固定される箇所の2箇所以上において該スケールベースにより支持され、且つ、
    該スケールベースは、該固定される箇所以外の位置において該ベースとの間、及び該支持する箇所以外の位置において該スケールとの間、のそれぞれに空隙を有することを特徴とする測定装置。
  2. 前記スケールは、弾性部材で押圧されることで前記スケールベースに支持されることを特徴とする請求項1に記載の測定装置。
  3. 前記スケールは、摩擦低減材を介して前記スケールベースに支持されることを特徴とする請求項1又は2に記載の測定装置。
  4. 前記スケールベースの一方の端に、前記スケールの前記測定方向での移動を制限する手段を設けることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の測定装置。
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