JP2006300453A - 貯湯タンクの給水装置 - Google Patents

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Abstract


【目的】貯湯タンクに貯留されている温水の温度によって、タンク内に補給する水の量を制御するようにした貯湯タンクの給水装置を提供する。

【構成】貯湯タンク内の温水を加熱する加熱手段と貯湯タンクの内部に配置され、タンク内の温水の温度を検出する温度センサと給水管に設けられ、温度センサが予め設定された下限設定温度を検出したときに開放して給水管から水を貯湯タンクに補給すると共に水の補給によりタンク内の水温が低下して温度センサが予め設定された下限設定温度を検出しないときに閉成して給水管からの水の補給を中断する給水弁とを備え、給水弁が閉成された後に加熱手段の加熱により水温が上昇して温度センサが下限設定温度を検出することにより給水弁を開放して水の補給を再開させている。

【選択図】図7

Description


この発明は、貯湯タンクの給水装置に関し、更に詳しくは、貯湯タンクに貯留されている温水の温度によって、タンク内に補給する水の量を制御するようにした貯湯タンクの給水装置に関するものである。

所要温度に加熱した温水を、例えば茶葉を入れた茶こし器に供給して、お茶を注出するようにした自動給茶機では、その内部に貯湯タンクを備え、該貯湯タンクに、外部水道系に連通した給水管を介して所定量の水を供給するようになっている。また、貯湯タンクの内部所要個所にヒータが配設されており、このヒータの連続通電によりタンク内の水を設定温度(約90℃)まで加熱すると共に、設定温度に達した以後は該ヒータのON−OFF制御により保温するよう設定される。

この種の装置は、例えばレストランや飲食店だけでなく、高速道路のサービスエリア等にも設置されており、不特定多数の利用者が適宜使用できるようになっている。このため前記貯湯タンク内には、常に充分な量の温水を貯留するよう構成されているが、例えば昼食時のように利用頻度が高くなる時間帯には、貯湯タンク内の貯留量が大幅に減少することになる。そして、貯留量が予め設定された給水水位まで低下すると、これを貯湯タンク内に配設した水位センサが検出し、前記給水管に設けた電磁弁を開放して外部水道系から水を補給するようになっている。また、水の補給により貯湯タンク内での貯留量が基準水位に達すると、これを検出して前記電磁弁を閉成して水の補給を停止する。なお、新たな水が補給されることにより、貯湯タンク内の水温(湯温)が低下するため、前記ヒータが連続通電されて温水を設定温度まで再加熱するようになっている。

前記自動給茶機では、貯湯タンク内の温水の貯留量が給水水位まで低下すると、前述した如く、基準水位に達するまで一度に多量の水が補給されることになる。このため貯湯タンク内の水温が急速に低下してしまい、ヒータによる再加熱によって設定温度まで上昇させるのに長い時間を要する。また、温水が設定温度に達する前に自動給茶機が使用されると、貯湯タンクからはぬるま湯が供給されると云った問題があった。

そこで、前記問題を解決するものとして、貯湯タンク内の温水の貯留量が給水水位まで減少した際には、基準水位まで複数回に分けて水の補給とヒータによる再加熱とを行なうようにした定温貯水装置が存在する。この定温貯水装置は、図11および図12に示すように、貯湯タンク76の内部に、水位を検出するためのフロート78が長尺なアーム80の下端部に取付けられている。このアーム80の他端部は、貯湯タンク76の上部近傍に軸受82を介して回動可能に支持されており、水位の変化に応じたフロート78の上下動に応じてアーム80が回動するよう構成されている。

前記軸受82に挿通されて貯湯タンク76の外方に延出したアーム80の他端部には、水位を検出するためのセンサ75を構成する扇形の遮光板84が一体的に回動するよう取付けられている。この遮光板84には、図15に示す如く、4列の弧状領域に沿って複数の透孔84aが所定のパターンで形成されている。また遮光板84が取付けられた位置に対応する貯湯タンク76の側面には、フォトインタラプタホルダ86が支持板88を介して取付けられている。このフォトインタラプタホルダ86は、図13および図14に示すように、前記遮光板84の通過を許容するスリット86aが、該遮光板84の回動軌跡に沿って所要幅で形成されると共に、該スリット86aを形成する対向面部に計4組の発光素子90および受光素子92が対になって配設されている。従って前記フロート78の上下動に伴って遮光板84が回動し、対をなす発光素子90と受光素子92との間に該遮光板84の透孔84aが位置すると、遮光板84の回動角度に応じた発光素子90からの光が受光素子92に入射するようになる。これにより、4個のうちの何れの受光素子92に光が入射するかによって、16通りのレベルの水位を判別することができるようになっている。そして、前記水位センサ75が各レベルの水位を検出することにより、貯湯タンク76に水を補給するための給水弁の開閉制御を行なうよう構成される。また貯湯タンク76には、温水の温度を検出する温度センサが設けられ、該センサにより温水の加熱を行なうヒータのON−OFF制御がなされるよう設定されている。

すなわち、前記定温貯水装置においては、貯湯タンク76に貯留されている温水が使用されることにより水位が給水水位まで低下すると、これを前記水位センサ75が検出する。水位センサ75からの検出信号により、前記給水弁が開放されて外部水道系から水が貯湯タンク76に補給される。そして、水の補給により水位が上昇し、前記遮光板84がフロート78の上昇に伴って回動することにより、水位センサ75が給水水位から1段階上のレベルの水位を検出した時点で、給水弁を閉成して水の補給を中断する。また水の補給により水温が低下するので、これを温度センサが検出してヒータによる再加熱を行ない、水温が設定温度に達した時点で、ヒータによる再加熱を停止すると共に、給水弁を開放して再び水位レベルが1段階上昇するまで水を補給する。以上の工程を繰返すことにより、貯湯タンク76内に温水が基準水位まで貯留されると、水の補給動作を停止する。

このように、前記定温貯水装置によれば、貯湯タンク76内の水位が低下した場合には、給水水位から基準水位まで一度に多量の水を補給するのではなく、給水水位から基準水位までを複数のレベルに分割し、各レベルまで水を補給して給水を一旦中断し、この状態で補給によって温度が低下した温水を再び設定温度まで加熱し、しかる後に補給を再開するようになっている。これにより、補給を行なった後に温水を早期に設定温度まで上昇させることができるので、貯湯タンク76に水を補給したことによって使用者にぬるま湯が供給されてしまう期間を大幅に短縮させ得るものである。(例えば、特許文献1参照)

特開平5−245046号公報

前記定温貯水装置では、扇形の遮光板84に複数の透孔84aを所定のパターンで設け、前記フォトインタラプタホルダ86に設置した発光素子90の光が、各水位に対応させた透孔84aを通過して受光素子92に入射することで水位を判別するようになっている。従って、大型の貯湯タンク76を設置する際には、その貯湯容量が大きくなる分だけ該タンク76内の水位を検出する分割レベルを増加させる必要がある。この場合は、前記透孔84aの形成パターンを複雑化しなければならないため、小型あるいは中型の貯湯タンク以上に多段階に水位レベルを分割させることが困難であった。また、構成が複雑となってコストが嵩む欠点も指摘される。

更に、貯湯タンクに一度に補給される水量は一定であるため、夏期と冬期とでの補給水の温度の変化によって、補給時における水温の変化にバラツキを生ずる問題があった。すなわち、夏期のように補給水の温度が高い場合には、設定温度に保持されている貯湯タンクの温水に新たに水を補給しても急激な温度低下を生じないため、短時間で設定温度に戻すことができる。しかし、冬期のように補給水の温度が低い場合に、夏期と同量の水を貯湯タンクに補給すると、タンク内の水温が著しく低下し、設定温度まで戻すのに時間が掛かってしまう。そこで、夏期と冬期とで分割レベルを可変して一度に補給する水の量を調整することが考えられるが、その調整が煩雑となる難点が指摘される。

本発明は、前述した従来技術に内在している前記欠点に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、貯湯タンクに貯留されている温水の温度によって給水を制御することで、該タンク内の温水を設定温度の範囲から大きく外れることなく貯留量を増加させ得るようにした貯湯タンクの給水装置を提供することを目的とする。

前記課題を克服し、所期の目的を好適に達成するため、本願の請求項1の発明に係る貯湯タンクの給水装置は、貯湯タンク内の温水を加熱する加熱手段と、前記貯湯タンクの内部に配置され、タンク内の温水の温度を検出する温度センサと、給水管に設けられ、前記温度センサが予め設定された下限設定温度を検出したときに開放して給水管から水を貯湯タンクに補給すると共に、該水の補給によりタンク内の水温が低下して前記温度センサが予め設定された下限設定温度を検出しないときに閉成して給水管からの水の補給を中断する給水弁とを備え、前記給水弁が閉成された後に、前記加熱手段の加熱により水温が上昇して前記温度センサが下限設定温度を検出することにより給水弁を開放して水の補給を再開させる制御手段を備えたことを特徴としている。

また、本願の請求項2に係る貯湯タンクの給水装置は、前記貯湯タンクの内部に、タンク内に貯留される温水の水位が上限水位に達したことを検出する上限水位スイッチが配設され、この上限水位スイッチが上限水位を検出しているときには、前記温度センサによる給水弁の開閉制御を停止した状態で、該センサが上限設定温度を検出したときに前記加熱手段をOFF作動すると共に上限設定温度を検出しなくなったときに加熱手段をON作動させる制御手段を備えたことを特徴としている。

また、本願の請求項3に係る貯湯タンクの給水装置は、前記給水弁が開放してから一定時間経過しても、前記温度センサが下限設定温度を検出しない場合は、給水弁を閉成すると共に前記加熱手段をOFF作動させる制御手段を備えたことを特徴としている。

以上説明した如く、本発明に係る貯湯タンクの給水装置によれば、貯湯タンクに供給する水を、該タンク内に貯留されている温水の温度によって制御するので、供給される水の温度によって、貯留されている温水の温度が著しく変化するのを防止し得る。

また、貯湯タンクに配設した上限水位スイッチが上限水位を検出しているときには、温度センサによりヒータをON−OFF制御することにより、タンク内の温水の温度を常に一定に保ち得る。

更にまた、給水弁が開放してから一定時間経過しても温度センサが下限設定温度を検出しない場合は、給水弁を閉成すると共にヒータをOFF作動させるよう設定したから、温水が必要以上に加熱されるのを防止することが可能となる。

次に、本発明に係る貯湯タンクの給水装置につき、好適な実施形態を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。本発明に係る貯湯タンクの給水装置は、実施形態に示す如く、ジュース等の冷却飲料とお茶やスープ等の加熱飲料とを選択して供給し得る構成の飲料供給装置に好適に使用される。なお、お茶やスープ等の加熱飲料のみを供給する装置にも本発明を採用することは可能である。

図1は、実施形態に係る給水装置が採用される飲料供給装置の縦断正面図、図2は、飲料供給装置の縦断側面図である。図に示す飲料供給装置10は、例えばステンレス等の板材を箱型に成形した上部本体14と下部本体16とから筐体17が構成され、上部本体14は、下部本体16に載置固定されていて、その上半分に、断熱構造の収納庫15が配設されている。この収納庫15の内部に画成した収納室15aには、濃縮原料を貯留した複数(実施形態においては3つ)の濃縮原料容器38が本体14の幅方向に沿って並列に収納されている(図1参照)。各濃縮原料容器38の下部には、注出ポンプ40を備えた注出機構32および注出ノズル42が接続されており、濃縮原料容器38から注出機構32を介して注出された所要量の濃縮原料が注出ノズル42に供給されるようになっている。また収納庫15の下部には、下部本体16に配設されている後述するアイスバンク機構21で冷却された冷水または貯湯タンク46に貯留されている温水を注出ノズル42に供給するポンプ70が、各注出機構32と対応して配設されている。なお、収納庫15の前面に形成した開口部15bを開閉自在に閉塞する断熱扉19には、前記注出機構32と対応する数(実施形態では3つ)の注出ボタン43が配設され、該ボタン43を押すことによって、飲料供給装置本体内に備えた図示しない制御装置により、対応する注出機構32の注出ポンプ40および冷水または温水の供給用ポンプ70が作動するよう構成されている。

図1に示す如く、前記下部本体16の内部右側には、所定量の冷却水を貯留する貯水槽24と、冷凍機構22から導出した蒸発管26の一部を貯水槽24内の冷却水中に浸漬したアイスバンク機構21が配設されている。貯水槽24は、上方に開放する所要深さの有底ケース体であり、内部に貯留される冷却水の温度を一定に保つように断熱材で囲繞されると共に、その開放部は蓋23により開閉自在に閉成されるようになっている。また貯水槽24の下には、図2に示す如く、該貯水槽24に貯留されている冷却水を冷却する冷凍機構22を構成する凝縮器18や圧縮機20等が配設されている。前記蒸発管26は、貯水槽24の内壁近傍に沿って螺旋状に巻回されたものであって、その全体が冷却水に浸漬されている。そして、冷凍機構22を循環する冷媒が蒸発管26を通過する際に冷却水との間で熱交換がなされ、該冷却水の温度が次第に低下し、蒸発管26の周囲に氷層が形成されるよう構成される。また蒸発管26の外周に所要厚みで円筒状の氷層が形成された時点で、冷凍機構22の運転を停止するよう制御される。すなわち、冷凍機構22が停止した以後における貯水槽24内の冷却水は、蒸発管26の外周に形成された氷層を介して所要温度に冷却される。

また前記貯水槽26の略中央部には、一端が外部水道源(図示せず)に接続された第1給水管28の途中を螺旋状に巻回した冷却部28aが臨んでおり、該冷却部28aは貯水槽24の蓋23に設けられたサブタンク30に連通している。すなわち、外部水道源より供給される水道水が第1給水管28の冷却部28aを通過する際に、前記氷層により冷却されている貯水槽24内の冷却水により冷却され、この冷水がサブタンク30内に流入するようになっている。またサブタンク30は、前記各ポンプ70に冷水用パイプ34を介して連通しており(図4参照)、該ポンプ70を駆動することにより冷水が注出ノズル42に供給されるよう構成してある。なお、サブタンク30は、前記貯水槽24に貯留されている冷却水に底部が接触し、該サブタンク30内に供給された稀釈用の冷水の温度が上昇しないよう構成されている。

図1において下部本体16の内部左側には、所要量の温水を貯留する貯湯タンク46が配置されている。この貯湯タンク46には、給水装置を構成する外部水道源に接続する第2給水管60が連通し、該給水管60に設けた電磁開閉式の給水弁62を開放することにより、タンク46内に所要量の水が供給されるようになっている。また貯湯タンク46の内部には、図3に示すように、タンク底部近傍に下限水位検出用フロートスイッチ(以下 「下限水位スイッチ」という)52が設置されると共に、該タンク46の上端部近傍に上限水位検出用フロートスイッチ(以下 「上限水位スイッチ」という)54が設置され、貯湯タンク内の温水の水位(貯留量)を両スイッチ52,54の間に保つよう構成される。更に、下限水位スイッチ52の下方にヒータ58が配設され、該ヒータ58によって、貯湯タンク46に貯留されている温水を設定温度(上限設定温度、約90℃)まで加熱すると共に、該温度に保温するようになっている(図7参照)。なお、貯湯タンク46の内部における第2給水管60の口部より下方には、該第2給水管60からタンク内に供給される水を受け、該水を広い範囲に亘って分散させる板状の分散板64が配設されている。これにより、給水時においては貯湯タンク46の温水と新たに供給される水とが効率的に混合される。

前記貯湯タンク46内には、前記各ポンプ70に接続された温水用パイプ66の下端部が夫々挿入されており、該ポンプ70を駆動することにより温水を注出ノズル42に供給するよう構成されている。なお、前記冷水用パイプ34と温水用パイプ66とは、三方弁36を介して各ポンプ70に接続されており、該三方弁36を切換えることにより、注出ノズル42に冷水または温水の何れかを選択して供給するようになっている。

前記貯湯タンク46の内部に、予め設定されている上限設定温度と下限設定温度とを検出する温度センサ56が配設され、該センサ56の検出温度によって、飲料供給装置本体内に備えた図示しない制御装置により、前記給水弁62の開閉制御およびヒータ58のON−OFF制御を行なうよう設定されている。すなわち、前記上限水位スイッチ54が上限水位を検出する量の温水が貯湯タンク46内に貯留されている場合は、温度センサ56が上限設定温度を検出した時点でヒータ58をOFF作動すると共に、該温度センサ56が上限設定温度を検出しなくなった時点でヒータ58をON作動して、水温を上限設定温度に保持する。また貯湯タンク46内の温水が使用され、上限水位スイッチ54の検出水位よりも水位が低下した場合は、前記給水弁62を開放して水を補給する。そして、新たな水の補給により水温が低下し、温度センサ56が下限設定温度(上限設定温度より10℃程低い温度で約80℃)を検出しなくなった(下限設定温度より低くなった)時点で、給水弁62を閉成して水の補給を中断するよう設定される。なお、上限水位スイッチ54が水位を検出していない状態では、前記ヒータ58は常にON状態となるよう制御され、水の補給により温度低下した温水はヒータ58により再加熱されるようになっている。

なお実施形態では、断水や温度センサ56の故障等の事態に対応するため、給水弁62が開放してから一定時間経過(タイマ等により計時)しても温度センサ56が下限設定温度を検出しない場合は、給水弁62を閉成すると共にヒータ58をOFF作動させるよう設定される(図7参照)。これにより、異常事態の発生に際して温水が必要以上に加熱されるのを防止することができる。また前記給水弁62は、図6に示すように、給水水圧が変動しても常に一定量の水を貯湯タンク46に供給し得る、流量調整弁を内蔵したものが好適に使用される。なお、第2給水管60に流量調整弁を別途設けることも可能である。

前記冷水用パイプ34および温水用パイプ66が三方弁36を介して連通する前記ポンプ70は、容積式の自吸ポンプであって、内部に配設した弁体(図示せず)を駆動することにより負圧を形成して冷水または温水を吸引するよう構成される。ポンプ70の吐出側には、図4に示す如く、前記注出ノズル42に連通する供給管68が接続され、該供給管68に流量調節弁72と逆止弁74とが介挿されている。なお、モータ70は、図に示すように、各注出機構32と対応して夫々に設けられているので、注出能力の小さい低コストのものを使用することができ、しかも1系統が故障した場合は、残りの系統で対応することが可能である。またポンプ70が自吸式であるため、注出量が安定すると共に、殊に温水供給系路内の漏れ等があった場合にも、温水の飛散が殆どないことから、機内における損傷を防止し得るものである。またポンプ70によって自吸される冷水または温水の注出量は安定しているので、前記流量調節弁72による大きな調整を必要とせず、しかも前記逆止弁74によって逆流は防止される。

(実施形態の作用)

次に、実施形態に係る貯湯タンクの給水装置の作用につき、図7のフローチャートおよび図8のタイミングチャートを参照しながら説明する。すなわち、飲料供給装置10のメインスイッチ(図示せず)が投入された時点で、図7のフローチャートに示す如く、ステップ100(以後「ステップ」を「S」と称す)でスタートし、S101で前記給水弁62を開放して貯湯タンク46に水を供給する。S102では、前記下限水位スイッチ52が下限水位を検出(ON)しているか否かを確認し、肯定(YES)であればS103に進んで、給水弁62が開放してから一定時間経過したか否かを確認する。そして、S103が肯定(YES)であればステップ104に進み、給水弁62を閉成して貯湯タンク46への給水を停止する。なお、S102で否定(NO)であれば、S101に戻るシーケンスを繰返し、S103で否定(NO)であれば、再度S103での確認を繰返す。

次に、S105で貯湯タンク46に貯留されている水または温水の温度が上限設定温度に達しているか否かを確認し、前記温度センサ56が上限設定温度を検出していない場合は、該S105が否定(NO)され、S106でヒータ58をON作動させる。ヒータ58のON作動により貯湯タンク46内の水温が上昇し、温度センサ56が上限設定温度を検出すると、S105が肯定(YES)されて、S107に移行する。S107では、前記上限水位スイッチ54が上限水位を検出(ON)したか否かを確認し、否定(NO)であればS108に進んで下限水位スイッチ52がONであるか否かを確認する。すなわち、貯湯タンク46に貯留されている温水の水位が下限水位近傍である場合に、該タンク46から注出ノズル42に温水が供給されて加熱飲料が注出された場合は、該タンク内の水位が下限水位よりも低下することがあるので、このときにはS108が否定(NO)され、S114でヒータ58をOFF作動した後にS101に戻る。

前記S108が肯定(YES)された場合は、S109に進んで再び給水弁62を開放して貯湯タンク46に水を補給する。この給水により貯湯タンク46内の水温が低下するので、S110で温度センサ56が下限設定温度を検出しなかった(下限設定温度より低くなった)か否かを確認し、否定(NO)であればS111で給水弁62が開放してから一定時間経過したか否かを確認する。そして、S111で否定(NO)であればS110に戻り、該S110が肯定(YES)された時点で、S112に進んで給水弁62を閉成した後に、S105に戻る。なお、温度センサ56が下限設定温度を検出しなくなって、一定時間が経過してS111が肯定(YES)された場合は、温度センサ56の故障や断水等の異常が発生したものと判断し、S115で給水弁62を閉成すると共に、S116でヒータ58をOFF作動させる。

前記S112で給水弁62を閉成した時点では、新たな水の補給により水温は下限設定温度以上かまたは下限設定温度よりわずかに低い温度となっているので、S105では否定(NO)され、S106でヒータ58をON作動(正常でればヒータ58はON状態となっている)し、貯湯タンク46内の温水を加熱する。そして、S105が肯定(YES)されると、S107で上限水位スイッチ54がONであるか否かを確認し、否定(NO)であれば、S108に進んで前述したシーケンスを繰返す。すなわち、貯湯タンク46内に上限水位まで温水が貯留されるまでは、図5に示すように、上限設定温度と下限設定温度との間に水温が維持された状態で、徐々に水の補給が行なわれる。

そして、貯湯タンク46内に上限水位まで温水が貯留されると、S107で肯定(YES)され、S113に進んでヒータ58をOFF作動した後、S105に戻る。すなわち、温水が上限水位にある場合は、S105,S106,S107,S113を繰返すことにより、温度センサ56によるヒータ58のON−OFF制御がなされ、これにより貯湯タンク46内の水温を上限設定温度に保持する運転が行なわれる。

上記のように、下限設定温度以上になると水の補給が行われるので、補給する水が冷たい場合は、水温は下限設定温度よりもやや低くなる可能性があり、水の補給が中断する場合もあるが、下限設定温度以上から水の補給が開始されるので、上限水位に早く到達し、貯水量を確保できる。(図5の水温カーブの点線部分参照)

また、飲料供給装置10により加熱飲料が注出されることにより、貯湯タンク46内の温水が使用されて減少し、その水位が上限水位より低下すると、上限水スイッチ52が上限水位を検出しなくなるので、このときには、前述した温度センサ56により給水弁62の開閉制御が行なわれる。そして再び貯湯タンク46の水位が上限水位に達すると、ヒータ58が温度センサ56によりON−OFF制御される。

このように、貯湯タンク46内の温水が下限水位から上限水位まで貯留される間は、下限設定温度以上の温水が新たな水の補給により下限設定温度を検出しなくなった(下限設定温度より低くなった)ときに給水を停止するので、補給水の温度の高低に拘らず、タンク内の水温が下限設定温度から著しく低下するのを防止し、上限設定温度まで短時間で再加熱することができる。すなわち、例えば冬期のように第2給水管60から供給される水の温度が低い場合であっても、新たな水の補給により水温が下限設定温度を検出しなくなった時点で給水を停止するので、タンク内の水温が下限設定温度から著しく低下するのを防止し、上限水位まで貯留するのが早くなる。また、夏期のように第2給水管60から供給される水の温度が高い場合は、貯湯タンク46に一度に多量の水を補給することが可能で、上限水位まで貯留するのに要する時間を短縮することができる。

(別実施形態について)

図9は、本発明の別実施形態に係る貯湯タンクの給水装置を示すものであって、基本的な構成は前述した実施形態と同一であるので、異なる部分についてのみ説明する。すなわち、別実施形態では貯湯タンク46の内部に、前記下限水位スイッチ52と上限水位スイッチ54との間の所要位置に中間水位スイッチ53が配設されている。この中間水位スイッチ53は、空の貯湯タンク46に水を供給する際にその水位(中間水位)を検出して、前記給水弁62を閉成して水の供給を一旦停止するべく機能する。これにより最初に水が多量に供給されることにより、該水を上限設定温度まで加熱するのに時間が掛かるのを防止するようにしている。
(別実施形態の作用について)
次に、別実施形態に係る貯湯タンクの給水装置の作用につき、図10のフローチャートを参照して、前述した実施形態と異なる部分についてのみ説明する。なお、図10のフローチャートにおいては、図7のフローチャートと異なるステップにのみ異なる符号を付してある。すなわち、図10のS100でスタートし、S101で前記給水弁62を開放して貯湯タンク46に水を供給する。S102では、前記下限水位スイッチ52が下限水位を検出(ON)しているか否かを確認し、肯定(YES)であればS200に進んで、前記中間水位スイッチ53が中間水位を検出(ON)したか否かを確認する。そして、S200が肯定(YES)されるとステップ104に進み、給水弁62を閉成して貯湯タンク46への給水を停止する。なお、S200が否定(NO)されると、再度S200での確認を繰返す。

次に、S105で貯湯タンク46に貯留されている水または温水の温度が上限設定温度に達しているか否かを確認し、前記温度センサ56が上限設定温度を検出していない場合は、該S105が否定(NO)され、S106でヒータ58をON作動させる。ヒータ58のON作動により貯湯タンク46内の水温が上昇し、温度センサ56が上限設定温度を検出すると、S105が肯定(YES)されて、S107に移行する。このとき、貯温タンク46には中間水位スイッチ53の配設位置までしか水は貯留されていないから、ヒータ58による加熱時間は短かくて済む。そして、以後は、前述した実施形態と同様に作動する。

また、本発明は加熱手段としてのヒータを貯湯タンク46内に備えているが、熱良導性のステンレス等で製作されている貯湯タンク46の外側底部にヒータを密着させてもよい。

また、本発明は加熱手段としてヒータを使用したが、貯湯タンク46内の湯水の温度以上である熱湯やスチーム等で加熱してもよい。

本発明の実施例に係る給水装置を配設した飲料供給装置を示す縦断正面図である。 飲料供給装置を示す縦断側面図である。 飲料供給装置を示す縦断側面図である。 飲料供給装置の配管経路を概略的に示す説明図である。 貯湯タンクへの水の補給時における水温と時間との関係を示すグラフ図である。 給水装置における給水弁の給水水圧と注出量との関係を示すグラフ図である。 給水装置による給水時のフローチャート図である。 給水装置による給水時のタイミングチャート図である。 別実施例に係る給水装置を配設した飲料供給装置を示す縦断側面である。 別実施例に係る給水装置による給水時のフローチャート図である。 従来技術に係る定温貯水装置の貯湯タンクを示す一部切欠正面図である。 従来技術に係る定温貯水装置の貯湯タンクを示す側面図である。 従来技術に係る定温貯水装置に配設されるフォトインタラプタホルダの正面図である。 図13のA−A線断面図である。 従来技術に係る定温貯水装置に配設される遮光板の正面図である。
符号の説明

46 貯湯タンク,54 上限水位スイッチ,56 温度センサ

58 ヒータ,60 第2給水管,62 給水弁

Claims (3)


  1. 貯湯タンク内の温水を加熱する加熱手段と、前記貯湯タンクの内部に配置され、タンク内の温水の温度を検出する温度センサと、給水管に設けられ、前記温度センサが予め設定された下限設定温度を検出したときに開放して給水管から水を貯湯タンクに補給すると共に、該水の補給によりタンク内の水温が低下して前記温度センサが予め設定された下限設定温度を検出しないときに閉成して給水管からの水の補給を中断する給水弁とを備え、前記給水弁が閉成された後に、前記加熱手段の加熱により水温が上昇して前記温度センサが下限設定温度を検出することにより給水弁を開放して水の補給を再開させる制御手段を備えたことを特徴とする貯湯タンクの給水装置。

  2. 前記貯湯タンクの内部に、タンク内に貯留される温水の水位が上限水位に達したことを検出する上限水位スイッチが配設され、この上限水位スイッチが上限水位を検出しているときには、前記温度センサによる給水弁の開閉制御を停止した状態で、該センサが上限設定温度を検出したときに前記加熱手段をOFF作動すると共に上限設定温度を検出しなくなったときに加熱手段をON作動させる制御手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の貯湯タンクの給水装置。

  3. 前記給水弁が開放してから一定時間経過しても、前記温度センサが下限設定温度を検出しない場合は、給水弁を閉成すると共に前記加熱手段をOFF作動させる制御手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の貯湯タンクの給水装置。
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