JP2006300123A - 断熱筐体又は断熱パネル及びそれらの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 少なくとも一部が筐体又はパネルにより囲まれてなる内部空間に発泡断熱部材が充填された断熱筐体又は断熱パネルであって、内部空間を囲む筐体、パネル又は随意に補助部材のいずれかに、1個以上の空気抜き孔が設けられてなり、空気抜き孔の内部空間側に、空気抜き孔を覆う硬質連通フォームからなるガス抜き材が一体に設けられて成る断熱筐体又は断熱パネル。断熱筐体又は断熱パネルを製造する際に、内部空間を囲む筐体、パネル又は補助部材のいずれかに、1つ以上の空気抜き孔を設け、空気抜き孔の内部空間側に、硬質連通フォームからなる、ガス抜き材を空気抜き孔を覆うように取り付ける断熱筐体又は断熱パネルの製造方法。
【選択図】 図1
Description
1.少なくとも一部が筐体又はパネルにより囲まれてなる内部空間に発泡断熱部材が充填された断熱筐体又は断熱パネルであって、内部空間を囲む筐体、パネル又は随意に補助部材のいずれかに、1個以上の空気抜き孔が設けられてなり、当該空気抜き孔の内部空間側に、当該空気抜き孔を覆う硬質連通フォームからなるガス抜き材が一体に設けられて成る断熱筐体又は断熱パネル。
2.前記硬質連通フォームが、硬質ウレタン連通フォームである前記1記載の断熱筐体又は断熱パネル。
3.前記硬質連通フォームが密度15〜50kg/m3、独立気泡率20%以下、圧縮強度3〜40N/cm2を有する硬質ウレタン連通フォームである前記1又は2記載の断熱筐体又は断熱パネル。
4.前記ガス抜き材が、空気抜き孔から内部に向けて15mm以上の長さを有する塊状のものである前記1〜3のいずれか一記載の断熱筐体又は断熱パネル。
5.少なくとも一部が筐体又はパネルにより囲まれてなる内部空間に発泡断熱材の原液を注入口より注入し、当該内部空間内で発泡断熱材の原液を反応させ、発泡させて当該内部空間内に発泡断熱部材を発泡充填させる断熱筐体又は断熱パネルの製造方法であって、
(1)内部空間を囲む筐体、パネル又は補助部材のいずれかに、1つ以上の空気抜き孔を設け、
(2)空気抜き孔の内部空間側に、硬質連通フォームからなる、ガス抜き材を空気抜き孔を覆うように取り付ける
断熱筐体又は断熱パネルの製造方法。
6.少なくとも一部が筐体又はパネルにより囲まれ、一部が開放された空間内部に発泡断熱材の原液を注入し又はスプレーした後に、開放された部分を閉鎖し、当該内部空間内で発泡断熱材の原液を反応させ、発泡させて当該内部空間内に発泡断熱部材を発泡充填させる断熱筐体又は断熱パネルの製造方法であって、
(1)内部空間を囲む筐体、パネル又は補助部材のいずれかに、1つ以上の空気抜き孔を設け、
(2)空気抜き孔の内部空間側に、硬質連通フォームからなる、ガス抜き材を空気抜き孔を覆うように取り付ける
断熱筐体又は断熱パネルの製造方法。
本発明においていう筐体とは、いわゆる冷蔵庫、クーラーボックス、浴槽等の構成材である。断熱材形成時、その筐体により少なくとも一部が囲まれた内部空間を有するものであり、当該内部空間に発泡断熱材の原液が注入され、反応されて発泡断熱材が充填されるものである。筐体の材質については、何ら制限されるものでなく、金属製、プラスチック製、木製、セラミックス製等が例示される。また、その形状についても、箱体、円筒体、柱状体等特に限定するものではない。具体的には、冷蔵庫における筐体であれば、特開平10−206001号公報に記載されるように内箱及び外箱からなり、庫内側となる内箱にはABS樹脂のようなプラスチックが用いられ、庫外側となる外箱には鉄のような金属材が用いられている。当該内箱と外箱との間が内部空間となり、同様に発泡断熱材が充填される。また、浴槽における筐体であれば、例えば特開平9−84709号公報に記載されるようにブロー成形等により形成された中空部を備えた二重構造浴槽を用い、当該中空部分に同様に発泡ウレタンが注入されている。
本発明の断熱パネルの一例及びその製造方法を添付した図1を参照して説明する。
1.パネル作成段階
表面材2及び裏面材3として、長さ1800mm×幅800mm×厚み1mmのカラー鋼板を用いた。なお、表面材2及び裏面材3は、それぞれ短辺側5から約150mmかつ長辺側6及び7から約180mmの部分に縦460mm×横460mmの開口部8を有していた。
注入発泡断熱材として、「クララフォーム−R HR375HP」を使用した。注入後に得られた硬質ウレタンフォームは、密度36kg/m3、圧縮強度20N/cm2、独立気泡率97%であった。注入は、通常のウレタン注入発泡機を用い、外径20mm弱の円筒状吐出ノズルを注入孔14から挿入し注入を行った。なお、注入後はウレタンの漏れを防止するため、注入孔を木栓等により塞いだ。
得られた断熱パネルについて、エアーボイド発生の有無確認を行うために、表面材及び裏面材を剥がしたところ、エアーボイドの発生は見られなかった。
本発明の断熱筐体の一例及びその製造方法を添付した図2及び図3を参照して説明する。
1.筐体作成段階
クーラーボックス筐体100(図2及び図3)は、内箱体101及び外箱体102からなり、内箱体101はABS樹脂の射出成形により得られる。内箱体外寸法は、350mm×370mm×260mmであり、箱体の厚みは1mmであった。外箱体102も同じくABS樹脂の射出成形品であり、外箱体内寸法は、430mm×450mm×300mmで厚みは1mmであった。なお、外箱体102には、内部空間を作成するための折り返し部(図示せず)を設け、当該折り返し部分でパッキン材を介して内箱体と密着させた。得られた筐体100は、いわゆる二重壁構造であり、内箱体101と外箱体102との間に40mm厚みの隙間を有し、発泡断熱材原液を注入する内部空間104を形成した。
注入発泡断熱材として、「クララフォーム−R HR375HP」を使用した。注入後に得られる硬質ウレタンフォームは、密度36kg/m3、圧縮強度20N/cm2、独立気泡率97%であった。このような筐体の製造方法は、良く知られており、例えば特開平11−248344号公報に従って形成することができる。注入は、通常のウレタン注入発泡機を用い、外径20mm弱の円筒状吐出ノズルを注入孔から挿入して実施した。なお、注入後はウレタンの漏れを防止するため、注入孔を木栓等により塞いだ。
得られた断熱パネルについて、エアーボイド発生の有無確認を行うために、外箱体及び内箱体を剥がしたところ、エアーボイドの発生は見られなかった。
2 表面材
3 裏面材
4、5 短辺側
6、7 長辺側
8 開口部
9 長辺側の枠材
10 短辺側の枠材
11、12 枠材
13 空気抜き孔
14 注入口
15 ガス抜き材
100 クーラーボックス筐体
101 内箱体
102 外箱体
104 内部空間
113 空気抜き孔
114 注入孔
115 ガス抜き材
Claims (6)
- 少なくとも一部が筐体又はパネルにより囲まれてなる内部空間に発泡断熱部材が充填されることにより得られる断熱筐体又は断熱パネルであって、内部空間を囲む筐体、パネル又は随意に補助部材のいずれかに、1個以上の空気抜き孔が設けられてなり、当該空気抜き孔の内部空間側に、当該空気抜き孔を覆う硬質連通フォームからなるガス抜き材が一体に設けられて成る断熱筐体又は断熱パネル。
- 前記硬質連通フォームが、硬質ウレタン連通フォームである請求項1記載の断熱筐体又は断熱パネル。
- 前記硬質連通フォームが密度15〜50kg/m3、独立気泡率20%以下、圧縮強度3〜40N/cm2を有する硬質ウレタン連通フォームである請求項1又は2記載の断熱筐体又は断熱パネル。
- 前記ガス抜き材が、空気抜き孔から内部に向けて15mm以上の長さを有する塊状のものである請求項1〜3のいずれか一記載の断熱筐体又は断熱パネル。
- 少なくとも一部が筐体又はパネルにより囲まれてなる内部空間に発泡断熱材の原液を注入口より注入し、当該内部空間内で発泡断熱材の原液を反応させ、発泡させて当該内部空間内に発泡断熱部材を発泡充填させる断熱筐体又は断熱パネルの製造方法であって、
(1)内部空間を囲む筐体、パネル又は補助部材のいずれかに、1つ以上の空気抜き孔を設け、
(2)空気抜き孔の内部空間側に、硬質連通フォームからなる、ガス抜き材を空気抜き孔を覆うように取り付ける
断熱筐体又は断熱パネルの製造方法。 - 少なくとも一部が筐体又はパネルにより囲まれ、一部が開放された空間内部に発泡断熱材の原液を注入し又はスプレーした後に、開放された部分を閉鎖し、当該内部空間内で発泡断熱材の原液を反応させ、発泡させて当該内部空間内に発泡断熱部材を発泡充填させる断熱筐体又は断熱パネルの製造方法であって、
(1)内部空間を囲む筐体、パネル又は補助部材のいずれかに、1つ以上の空気抜き孔を設け、
(2)空気抜き孔の内部空間側に、硬質連通フォームからなる、ガス抜き材を空気抜き孔を覆うように取り付ける
断熱筐体又は断熱パネルの製造方法。
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2005
- 2005-04-18 JP JP2005119453A patent/JP2006300123A/ja active Pending
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