JP2006300088A - ロータリーダンパ - Google Patents

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Shinya Nakamura
信也 中村
Yoshihiko Nagashima
良彦 長島
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Abstract

【課題】歩留まりを向上させる。
【解決手段】本発明に係るロータリーダンパは、本体ケース1の端部をかしめることにより取り付けられる蓋6の内面6aと該蓋6の内面6aに対向する面7との間に凸部8を設け、前記本体ケース1の端部をかしめるときに、前記凸部8が押し潰される程度、又は前記凸部8が前記蓋6の内面6a及び/又は前記蓋6の内面6aに対向する面7に食い込む程度により、前記蓋6の内面6aと前記蓋6の内面6aに対向する面7との間に形成される隙間の大きさを調節可能としたことを特徴とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、ロータリーダンパに関するものである。
従来、蓋が本体ケースの端部をかしめることにより取り付けられているロータリーダンパが知られている。
ところで、ロータリーダンパは、複数の部材が組み合わされて構成されるものであり、量産する場合には、各部材に寸法のばらつきが少なからず発生する。各部材の寸法にばらつきがあれば、それらの部材を組み合わせたときに各部材間に形成される隙間の大きさも均一でないものになる。しかも本体ケース内において形成される各部材間の隙間は、流体の流路等になるため、それらの隙間の大きさは、制動特性の優劣に大きく影響を及ぼすことになる。
しかしながら、従来のロータリーダンパでは、本体ケースの端部をかしめたときに蓋の内面が当接する面によって蓋の位置が決定付けられている。また、かしめ加工は、本体ケースの端部を変形させるものであるため、加工後に蓋を取り外して再度加工し直すことができない。従って、一旦蓋を取り付けたならば、蓋と本体ケース内に収容される部材との間に形成される隙間の大きさを調節することができず、個々のロータリーダンパの特性が決定付けられてしまい、その結果、所望の特性が得られないものは廃棄処分等せざるを得なかった。
また、本体ケースに充填される流体として、シリコンオイル等の粘性流体を用いた場合には、量産される製品のすべてにおいて、粘性流体の粘度を均一なものにすることが困難であり、粘度のばらつきも、隙間の大きさのばらつきと同様に制動特性の優劣に大きく影響を及ぼすことになる。従って、隙間の大きさにばらつきが少ない場合でも、流体の粘度のばらつきによって所望の特性が得られないこともある。
特開2004−17824号公報
本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、歩留まりを向上させることができるロータリーダンパを提供することを課題とするものである。
本発明は、上記課題を解決するため、以下のロータリーダンパを提供する。
本体ケースの端部をかしめることにより取り付けられる蓋の内面と該蓋の内面に対向する面との間に凸部を設け、前記本体ケースの端部をかしめるときに、前記凸部が押し潰される程度、又は前記凸部が前記蓋の内面及び/又は前記蓋の内面に対向する面に食い込む程度により、前記蓋の内面と前記蓋の内面に対向する面との間に形成される隙間の大きさを調節可能としたことを特徴とするロータリーダンパ。
本発明に係るロータリーダンパは、蓋の内面と該蓋の内面に対向する面との間に凸部が設けられており、本体ケースの端部をかしめるときには、本体ケースの端部の変形の程度によって、その凸部が押し潰され、或いはその凸部が蓋の内面及び/又は蓋の内面に対向する面に食い込むことになる。なお、凸部が押し潰されないこともあり得るし、また、凸部が蓋の内面及び/又は蓋の内面に対向する面に食い込むことがない場合もあり得る。それにより、凸部が介在することによって形成される蓋の内面と該蓋の内面に対向する面との間の隙間は、凸部が押し潰される程度又は凸部が蓋の内面及び/又は蓋の内面に対向する面に食い込む程度により、その大きさが変化することになるため、凸部が押し潰される程度、又はその凸部が蓋の内面及び/又は蓋の内面に対向する面に食い込む程度により、蓋の内面と蓋の内面に対向する面との間に形成される隙間の大きさを調節することができる。従って、本発明によれば、一旦蓋を取り付けた後においても、所望の特性が得られなければ、本体ケースの端部を再度かしめることにより、所望の特性が得られるように修正する、すなわち、蓋の内面と蓋の内面に対向する面との間に形成される隙間の大きさをさらに小さくし、それにより、蓋と本体ケース内に収容される部材との間に形成される隙間の大きさをさらに小さくすることができる。このように、本発明によれば、当初において所望の特性が得られないものを、再度のかしめ加工により、所望の特性が得られるように修正することができるため、歩留まりを向上させることが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面に示した実施例に従って説明する。
図1は、本発明の一実施例に係るロータリーダンパの内部構造を示す図である。この図に示したように、本実施例に係るロータリーダンパは、粘性流体が充填された本体ケース1内において、ベーン3又は隔壁4が回転することにより生じる粘性流体の抵抗を利用して、ロータ2又は本体ケース1を回転させる力を減衰させるものである。
図1及び図2に示したように、ベーン3には、粘性流体の逆流を防いで、一方向にだけ流す逆止弁5が設けられている。従って、本実施例に係るロータリーダンパによれば、かかる逆止弁5の作用により、例えば、ベーン3が回転するときは、ベーン3の回転方向によって発揮する制動力に差を生じさせることができる。
なお、ロータリーダンパとしては、本実施例のように、ベーン3等の回転によって生じる粘性流体の抵抗を利用するタイプとは異なり、例えば、図10に示したように、相対的に回転運動をする2つの部材10,11の相互の対向面間に粘性体を充填し、相互の対向面がずれることによって生じる粘性体の粘性抵抗及び剪断抵抗を利用するタイプもあるが、本発明はいずれのタイプのものにも適用することができる。
図2及び図3に示したように、蓋6は、本体ケース1の端部をかしめることにより取り付けられる。ここで、本実施例では、図4に示したように、蓋6の内面6aに対向する面7(以下「対向面」という。)から突出するように凸部8が形成されている。
凸部8は、蓋6の内面6aと対向面7との間に設けられていればよい。従って、例えば、図5に示したように、凸部8が蓋6の内面6aから突出するように形成されていてもよく、また、図6に示したように、凸部8が蓋6の内面6aと対向面7の双方からそれぞれ突出するように形成されていてもよい。また、凸部8は、典型的には、蓋6又は対向面7を形成する部材(本実施例においては、本体ケース1)と一体成形されるが、独立して形成されたものであってもよい。また、凸部8は、本実施例では、図1に示したように、平面視で円を描くように連続的に設けられているが、断続的に設けられていてもよいし、また、図7に示したように、隔壁4の上面等に部分的に設けられていてもよい。なお、図7に示した態様においては、隔壁4の上面が対向面7となる。
本実施例に係るロータリーダンパによれば、本体ケース1の端部をかしめる前に、蓋6をセットした状態では、蓋6の内面6aと対向面7との間に凸部8が介在することにより、蓋6の内面6aと対向面7との間に隙間が形成されている。この状態で、本体ケース1の端部をかしめると、図8に示したように、凸部8の先端が押し潰されるか、或いは図9に示したように、凸部8の先端が蓋6の内面6aに食い込むことになる。すなわち、凸部8が蓋6よりも軟質であれば、凸部8が押し潰されることになり、凸部8が蓋6よりも硬質であれば、凸部8が蓋6に食い込むことになる。また、凸部8と蓋6が同質であるときは、凸部8が蓋6に食い込みつつ押し潰されることもあり得る。なお、本実施例とは異なり、例えば、凸部8が蓋6の内面6aから突出するように形成されている場合においては、本体ケース1の端部をかしめることによって、凸部8が対向面7に食い込むことになる。そして、いずれの場合であっても、それにより、蓋6の内面6aと対向面7との隙間が本体ケース1の端部をかしめる前よりも小さくなる。
ここで、かかる隙間を完全に消滅させなくても、蓋6を取り付けることができ、蓋6が本来予定している蓋としての機能を果たすことができるように凸部8及びその周辺の部材が設計される。そして、本体ケース1の端部をかしめるときには、第1段階として、かしめ後において、蓋6の内面6aと対向面7との間に隙間が残存するように加工する。
上記のように蓋6を取り付けたならば、所望の特性が得られるか否かを検査する。検査の結果、所望の特性が得られない場合、すなわち、ロータ2や本体ケース1など、ロータリーダンパを構成する各部材の寸法にばらつきがあり、それ故、それらの部材を組み合わせたときに、各部材間に形成される隙間の大きさが大きくなっている場合、或いは粘性流体の粘度にばらつきがあり、それ故、粘性流体の抵抗が小さい場合には、再度かしめ加工を行う。
凸部8は、本体ケース1の端部を再度かしめることにより、さらに押し潰され、或いは蓋6の内面6aにさらに食い込むことになる。それにより、蓋6の内面6aと対向面7との間の隙間をさらに小さくすることができる。ここで、かかる隙間が小さくなるほど、蓋6と本体ケース1内に収容される部材(例えば、ロータ2、ベーン3等)との間に形成される隙間も小さくなるため、特性を向上させることができる。従って、本実施例に係るロータリーダンパによれば、第1段階のかしめ加工において所望の特性が得られなかったものでも、再度かしめ加工を行うことにより、所望の特性が得られるように修正することができるため、歩留まりを向上させることが可能となる。
本発明の一実施例に係るロータリーダンパの内部構造を示す図である。 図1におけるA−A部断面図である。 図1におけるB−B部断面図である。 図3におけるA部拡大図である。 凸部の他の態様を示す図である。 凸部の他の態様を示す図である。 凸部の他の態様を示す図である。 凸部の作用を説明するための図である。 凸部の作用を説明するための図である。 本発明の他の実施例に係るロータリーダンパの内部構造を示す図であり、(a)は横断面図、(b)は(a)におけるA−A部断面図である。
符号の説明
1 本体ケース
2 ロータ
3 ベーン
4 隔壁
5 逆止弁
6 蓋
6a 蓋の内面
7 対向面
8 凸部
9 Oリング

Claims (1)

  1. 本体ケースの端部をかしめることにより取り付けられる蓋の内面と該蓋の内面に対向する面との間に凸部を設け、前記本体ケースの端部をかしめるときに、前記凸部が押し潰される程度、又は前記凸部が前記蓋の内面及び/又は前記蓋の内面に対向する面に食い込む程度により、前記蓋の内面と前記蓋の内面に対向する面との間に形成される隙間の大きさを調節可能としたことを特徴とするロータリーダンパ。
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