JP2006299729A - 舗装体及びその構築方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 2地点間に架設された支持体たる橋桁2の上に敷設され、少なくとも水とセメントと骨材とを含み、連続空隙Sを有するセメント混合物41と、当該セメント混合物41に埋設された放熱管3と、連続空隙Sに充填されたAC材42と、を備えるように、舗装体たる支持層4を構成する。
【選択図】 図2
Description
なお、たわみ追従性能が損なわれないように、硬化後のセメント混合物の一軸圧縮強度を0.1N/mm2程度とする。
本実施形態に係る橋梁1は、図1に示すように、支持体たる橋桁2と、この橋桁2の上に設置された放熱体たる放熱管3と、橋桁2の上に放熱管3を含んで敷設された舗装体たる支持層4と、支持層4の上に敷設された表層5と、から構成されている。
セグメント20は、図1に示すように、断面視逆台形形状を呈するコンクリート製のPC箱桁であり、床版部21と、床版部21から下方に離間した位置に平行に配置された底版部22と、底版部22の両側縁と床版部21の裏面とをそれぞれ斜めに連結する側壁部23,23と、これらに囲まれた空間を隔てるように長手方向に沿って配置された隔壁部24,24と、から構成されている。また、床版部21の両端縁には妻壁25,25が設けられている。セグメント20は、工場あるいは製造ヤードにおいてプレキャスト製造された後、完成された状態で現地に搬入され、先行しているセグメント20に取り付けられる。
AC材42は、結合材として、セメントのほかにアスファルト乳剤を含んでいることから、セメントのみの場合に比して、硬化したときの変形性能が大きい。このような特性を有するAC材42でセメント混合物41を一体化することで、たわみ追従性能の良好な支持層4を得ることができる。
なお、AC材42の個々の成分については、後に詳しく説明する。
以下、AC材42の成分について説明する。
つづいて、舗装体の構築方法について説明する。
図3は、舗装体の施工状況を段階的に示した図であり、(a)は埋設物設置工程、(b)はセメント混合物敷設工程をそれぞれ示した断面図である。図4は、舗装体の施工状況を段階的に示した図であり、(a)はAC材充填工程、(b)は表層敷設工程をそれぞれ示した断面図である。
はじめに、図3(a)に示すように、床版部21の上に埋設物たる放熱管3を所定間隔で配置する。このとき、この後の工程で放熱管3が動かないように、例えば取付金具(図示省略)等を用いて放熱管3を床版部21に固定するのが好ましい。
つぎに、図3(b)に示すように、床版部21の上にセメント混合物41を敷き均して、放熱管3を埋設する。敷き均されたセメント混合物41は、粗骨材43の表面に付着したモルタル44が硬化することにより、粗骨材43,43同士が固定され、所定の強度を発揮する。これにより、セメント混合物41の上に作業者が立ち入ることが可能となる。また、固定された粗骨材43,43の隙間が連続空隙Sとなる。
セメント混合物41が硬化したら、図4(a)に示すように、配管PからAC材42を吐出させて、セメント混合物41の上面から連続空隙Sの内部にAC材42を充填する。
AC材42が硬化したら、図4(b)に示すように、互いに混練された粗骨材51とアスファルトモルタル52とを支持層4の上に敷き均し、振動ローラRなどを用いて所定の厚さに締め固める。このとき、支持層4は十分な強度を有するまでに硬化しているので、放熱管3が破損するおそれがない。
セメント混合物41について、空隙率30%以上、一軸圧縮強度1.0kg/cm2(0.1N/mm2)程度を目標として配合試験を行った。ここで、一軸圧縮強度1.0kg/cm2(0.1N/mm2)程度を目標としたのは、AC材42の充填時に作業員が載っても壊れない強度であってAC材42を充填した後にそのたわみ追従性能を損なわない程度とするためである。
なお、細骨材と粗骨材の比率を1:9程度にするとともに、単位水量を50kg/m3程度にすると空隙率を30%以上にできるという目安をつけてから、本試験を行った。表1に試験を行った配合の一覧を示す。
つぎに、上記配合No.3のように配合したセメント混合物41を厚さ5cmに敷き均し、約1日養生した後、これにアスファルトセメントグラウト材を充填し、幅30cm×奥行10cmに切り出して、直方体形状の供試体を作成した。そして、この供試体を20cm離間させた2つの支点の上に左右対称に設置し、2支点間の中心に載荷して単純曲げ試験を行った。
2 橋桁(支持体)
20 セグメント
3 放熱管(埋設物)
4 支持層(舗装体)
41 セメント混合物
42 アスファルトセメントグラウト材
43 粗骨材
44 モルタル
5 表層
51 粗骨材
52 アスファルトモルタル
S 連続空隙
Claims (5)
- たわみ性を有する支持体の上に敷設され、少なくとも水とセメントと細骨材と粗骨材とを含み、連続空隙を有するセメント混合物と、
前記セメント混合物に埋設された埋設物と、
前記連続空隙に充填されたアスファルトセメントグラウト材と、を備えることを特徴とする舗装体。 - 前記支持体は、2地点間に架設された床版であることを特徴とする請求項1に記載の舗装体。
- 前記アスファルトセメントグラウト材は、少なくともセメントとアスファルト乳剤と細骨材とを含んでなることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の舗装体。
- たわみ性を有する支持体の上に、埋設物を設置する埋設物設置工程と、
前記埋設物が設置された前記床版の上に、少なくとも水とセメントと骨材とを含み、連続空隙を有するセメント混合物を敷設するセメント混合物敷設工程と、
前記連続空隙にアスファルトセメントグラウト材を充填するアスファルトセメントグラウト材充填工程と、を含むことを特徴とする舗装体の構築方法。 - 前記支持体は、2地点間に架設された床版であることを特徴とする請求項4に記載の舗装体の構築方法。
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JP2005126127A JP2006299729A (ja) | 2005-04-25 | 2005-04-25 | 舗装体及びその構築方法 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN110499692A (zh) * | 2018-05-17 | 2019-11-26 | 无锡市城市道桥科技有限公司 | 一种灌入式复合路面施工方法 |
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2005
- 2005-04-25 JP JP2005126127A patent/JP2006299729A/ja active Pending
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