JP2006299696A - 斜面の安定化工法及び安定化構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】施工が簡易に行うことができ、しかも、排水性に優れることにより湧水や雨水による侵食を確実に防止することができ、安定した保護構造を得る。
【解決手段】表面側に位置するほぼ同一の上平面Uにおいて長手方向に連なり実質的に平行な上骨10を有し、裏面側に位置するほぼ同一の下平面Dにおいて長手方向に連なり実質的に平行な下骨20を有し、かつ、平面的に視て隣接する上骨10、10間に下骨20が位置する。隣接する上骨10、10とこれらの間に位置する下骨20との関係は、延在方向の多数の位置において、下骨20とそれぞれ隣接する上骨10、10との間が連結骨30により連結しベース体Xを構成する。そして、施工にあたっては、ベース体Xを斜面に布設するとともに、上平面Uと下平面Dとの間に塊状物Sを含む下層材を設け、ベース体Xの上から被覆層50を造成する。
【選択図】図13

Description

本発明は、自然斜面や切取り法面などの斜面の安定化工法及び安定化構造に関するものである。特に、対崩落性に優れ、かつ施工が簡易な形態に関するものである。
斜面の安定化のために、地山にネット等の網体を布設し、その上からモルタルや植生用の基盤を設けることは周知である。
他方、河川護岸などの勾配が緩い場合には、コンクリートブロックや石積み工が汎用されているが、設置施工の手間、特に作業員の負担が多大である。また、崩れ落ちを防止するためには、杭の設置や、法枠工の間への石積みなどを要する。したがって、簡易な施工は困難である。
これらを解決するための方法として、多くの提案があり、たとえばその一例に特許文献1のものがある。
しかし、簡易な施工性の観点から改善すべき事項も多いものであるとともに、緑化を行い得ないものである。
特開2004―270408号公報
したがって、本発明の課題は、施工を簡易に行うことができ、しかも、排水性に優れることにより湧水や雨水による侵食を確実に防止することができ、安定した保護構造を得ることができる形態を提供することにある。他の課題は、緑化が可能である形態を提供することである。さらに別の課題は、以下の説明から明らかになるであろう。
この課題を解決した本発明は、次のとおりである。
〔請求項1記載の発明〕
骨が繋がっている3次元構造体であって、その構造体内に空隙を有するベース体を用意し、
前記ベース体を斜面に布設するとともに、前記空隙に塊状物を含む下層材を設け、前記ベース体の上から被覆層を造成する、
ことを特徴とする斜面の安定化工法。
〔請求項2記載の発明〕
骨が繋がっている3次元構造体であって、その構造体内に空隙を有するベース体を用意し、
前記ベース体を斜面に布設するとともに、前記空隙に塊状物を含む下層材を設ける、
ことを特徴とする斜面の安定化工法。
〔請求項3記載の発明〕
前記ベース体の表面側を網体で覆う、請求項2記載の斜面の安定化工法。
〔請求項4記載の発明〕
表面側に位置するほぼ同一の上平面において長手方向に連なり実質的に平行な上骨を有し、裏面側に位置するほぼ同一の下平面において長手方向に連なり実質的に平行な下骨を有し、かつ、平面的に視て隣接する前記上骨間に前記下骨が位置し、
隣接する前記上骨とこれらの間に位置する前記下骨との関係の少なくとも一部において、延在方向の多数の位置において、前記下骨とそれぞれ隣接する前記上骨との間が連結骨により連結しベース体を構成し、
前記ベース体を斜面に布設するとともに、前記上平面と前記下平面との間に塊状物を含む下層材を設け、前記ベース体の上から被覆層を造成する、
ことを特徴とする斜面の安定化工法。
〔請求項5記載の発明〕
表面側に位置するほぼ同一の上平面において長手方向に連なり実質的に平行な上骨を有し、裏面側に位置するほぼ同一の下平面において長手方向に連なり実質的に平行な下骨を有し、かつ、平面的に視て隣接する前記上骨間に前記下骨が位置し、
隣接する前記上骨とこれらの間に位置する前記下骨との関係の少なくとも一部において、延在方向の多数の位置において、前記下骨とそれぞれ隣接する前記上骨との間が連結骨により連結しベース体を構成し、
前記ベース体を斜面に布設するとともに、前記上平面と前記下平面との間に塊状物を含む下層材を設ける、
ことを特徴とする斜面の安定化工法。
〔請求項6記載の発明〕
前記ベース体の表面側を網体で覆う、請求項5記載の斜面の安定化工法。
〔請求項7記載の発明〕
前記ベース体における、隣接する前記上骨とこれらの間の前記下骨とを繋ぐ連結骨の配置形態において、平面的に視て前記上骨における前記下骨との第1の連結部と次の第2の連結部との間の長手方向中間位置に、前記下骨における前記上骨との連結部がある、請求項4〜6のいずれか1項に記載の斜面の安定化工法。
〔請求項8記載の発明〕
前記ベース体を、その前記上骨及び前記下骨の延在方向を斜面の尻と肩を結ぶ斜面方向に対して交差する方向に布設する、請求項4〜7のいずれか1項に記載の斜面の安定化工法。
〔請求項9記載の発明〕
複数の前記ベース体を使用し、斜面の下方に設ける下方のベース体及び斜面の上方に設ける上方のベース体を、それらの前記上骨及び前記下骨の延在方向を斜面の尻と肩を結ぶ斜面方向に対して交差する方向に布設するとともに、前記下方のベース体及び前記上方のベース体の前記延在方向が、前記下方のベース体と前記上方のベース体との境界線に対して交差する位置関係にある、請求項4〜8のいずれか1項に記載の斜面の安定化工法。
〔請求項10記載の発明〕
前記ベース体の骨に絡むように長繊維又は短繊維を前記ベース体上から設ける、請求項1〜9のいずれか1項に記載の斜面の安定化工法。
〔請求項11記載の発明〕
前記ベース体を、ライン状に布設し、非布設域を確保する、請求項1〜10のいずれか1項に記載の斜面の安定化工法。
〔請求項12記載の発明〕
前記ベース体を複数重ねて布設し、少なくとも最下方に前記下層材を設ける、請求項1〜11のいずれか1項に記載の斜面の安定化工法。
〔請求項13記載の発明〕
地山に対向する前記ベース体との間に、透水性のシートを布設する、請求項1〜12のいずれか1項に記載の斜面の安定化工法。
〔請求項14記載の発明〕
前記被覆層は植生用の基盤である、請求項1〜13のいずれか1項に記載の斜面の安定化工法。
〔請求項15記載の発明〕
前記ベース体を、固定部材により地山に固定する、請求項1〜14のいずれか1項に記載の斜面の安定化工法。
〔請求項16記載の発明〕
複数の前記下骨上に支持材を掛け渡し、地山に打ち込む前記固定部材の定着座を複数の前記下骨上に配置し、前記支持材と前記定着座とが一体で地山側に押圧する、請求項15記載の斜面の安定化工法。
〔請求項17記載の発明〕
前記塊状物は、前記ベース体の上端側から投入し、前記塊状物をその自重落下力により前記ベース体の厚み内に撒き出す、請求項1〜16のいずれか1項に記載の斜面の安定化工法。
〔請求項18記載の発明〕
表面側に位置するほぼ同一の上平面において長手方向に連なり実質的に平行な上骨を有し、裏面側に位置するほぼ同一の下平面において長手方向に連なり実質的に平行な下骨を有し、かつ、平面的に視て隣接する前記上骨間に前記下骨が位置し、
隣接する前記上骨とこれらの間に位置する前記下骨との関係の少なくとも一部において、延在方向の多数の位置において、前記下骨とそれぞれ隣接する前記上骨との間が連結骨により連結しベース体を構成し、
前記ベース体が斜面に布設され、前記上平面と前記下平面との間に塊状物を含む下層材が設けられ、前記上平面に基盤が造成されている、ことを特徴とする斜面の安定化構造。
〔請求項19記載の発明〕
表面側に位置するほぼ同一の上平面において長手方向に連なり実質的に平行な上骨を有し、裏面側に位置するほぼ同一の下平面において長手方向に連なり実質的に平行な下骨を有し、かつ、平面的に視て隣接する前記上骨間に前記下骨が位置し、
隣接する前記上骨とこれらの間に位置する前記下骨との関係の少なくとも一部において、延在方向の多数の位置において、前記下骨とそれぞれ隣接する前記上骨との間が連結骨により連結しベース体を構成し、
前記ベース体が斜面に布設され、前記上平面と前記下平面との間に塊状物を含む下層材が設けられている、
ことを特徴とする斜面の安定化構造。
〔請求項20記載の発明〕
前記ベース体の表面側が網体で覆われている、請求項19記載の斜面の安定化構造。
(主な作用効果)
(1)3次元構造体たるベース体中に塊状物を含む下層材を設ける。したがって、下層材は塊状物を含むので、湧水や雨水が下層材に浸透したとき排水性が良好であり、かつ、ベース体自体は、3次元構造体であり、塊状物の移動に対する抵抗体として機能するから、もって水による侵食を確実に防止することができ、安定した保護構造体となる。
(2)また、ベース体上には被覆層を造成すると、被覆層に雨水が浸透したとしても下層に雨水を導き、迅速なる排水を行わせることで、被覆層の侵食を防止できる。
(3)上平面と下平面との間で所定の厚みを示す3次元構造体たるベース体であり、上下の骨が同一方向に延在していると、その延在方向についての曲げ剛性が高いものとなる。そして、後述の例で示すように、塊状物の分散が容易なものとなる。
(4)前記ベース体における、隣接する前記上骨とこれらの間の前記下骨とを繋ぐ連結骨の配置形態において、平面的に視て前記上骨における前記下骨との第1の連結部と次の第2の連結部との間の長手方向中間位置において、前記下骨における前記上骨との連結部がある構造によれば、塊状物の移動に対する抵抗体としての、連結骨の配置形態となる。
(5)塊状物をベース体上に撒き出す際に、隣接する上骨間の谷(谷底に下骨が存在する)が斜面方向に沿う場合には、その谷に沿って塊状物がそのまま落下する割合が多くなるのに対し、ベース体を、その前記上骨及び前記下骨の延在方向を斜面の尻と肩を結ぶ斜面方向に対して交差する方向に布設する形態では、隣接する上骨間の谷に沿って塊状物が落下するものの、一部が隣の山の内や隣の谷へと落下するので、全体として塊状物の均一な分散を容易に達成できる。
(6)斜面が高い場合、複数のベース体を斜面方向に繋ぎ合わせる。その際に、複数のベース体の方向を食い違わせる、たとえば下方のベース体については右肩上がり、上方のベース体については左肩上がりのように布設すると、前述のように塊状物を撒き出したときに、上方のベース体では左下がりで塊状物が落下し、その後に下方のベース体では右下がりで塊状物が落下するので、全体として塊状物の均一な分散を容易に達成できる。逆に、すべてが同じ方向である場合、塊状物の投入位置に対し、塊状物の分布がずれる傾向になる(この原因は、塊状物が前記の谷に沿って多く落下する割合が多いからである。)。
(7)たとえばベース体上から、長繊維(連続長繊維も当然に含む)又は短繊維を、繊維のみ又は被覆材料と共に吹き付け等して散布すると、骨、たとえば請求項のベース体においては上骨及び前記連結骨に絡むようになる。その結果、長繊維が下層材や被覆層の被覆材料と絡み、流亡に対する抵抗材として機能する。
(8)ベース体は、地山全体を覆うのではなく、横方向に段状に、縦方向にストライプ状に、あるいは格子状などに布設することでも、(1)と同様な作用効果を奏する。なお、横方向に段状に配置したとしても、その下層材を通して左右に浸透雨水を誘導でき(必要ならば左右に誘導した雨水の排水手段を付加的に設ける)るから、同様の作用効果を奏するのである。
(9)ベース体は複数重ねて布設してもよい。この場合、少なくとも最下方に前記下層材を設けることで円滑な排水が可能となる。表面側のベース体については、下層材を設けないで、ベース体を埋設するように被覆層材料を設けると、3次元構造体としてのベース体が、被覆層材料の流亡を抑止するものとなる。
(10)地山に対向するベース体との間に、透水性のシートを布設すると、透水性のシート(たとえば不織布シート)により細かい地山粒子を押さえることができ、その流亡を防止できるとともに、下層材側への移動を防止して、下層材の透水性の低下を防止する。また、逆に透水性のシートはベース体により押えられるものであるから安定し、しかも、シートが透水性であるために、たとえば被覆層を通して植生を図る場合において、その根茎に対して十分な水の供給が可能である。
(11)被覆層としては、モルタル又はコンクリートの吹き付け層や植生用の基盤などを例示できるが、植生用の基盤であると、下層材が塊状物を含み、空隙が多いので、根茎が良好に成長し、かつ、根茎がベース体に絡むようになり、対流亡性に優れるように植物が生育するものとなる。
(12)ベース体は、3次元構造体であり、塊状物を含む下層材を設けるものであるから、それ自体で安定性に富むものであるが、急斜面などにおいては、アンカーピン、ロックボルト、アンカー体などの固定部材により地山に固定すると、より安定した構造体となる。
(13)定着座が複数の下骨上にあり、しかも、支持材が複数の下骨上に掛け渡して設けられていると、固定部材を地山に打ち込んだとき、ベース体を強固かつ安定して地山に固定でき、逆に、地山の変形力に対し、ベース体がそれ自体の変形を防止しながら抑止できる。
(14)塊状物をその自重落下力によりベース体の厚み内に撒き出す形態によれば、作業性に優れ、かつ迅速に撒き出しが可能となる。
本発明によれば、上記作用効果を要すれば、施工が簡易に行うことができ、しかも、排水性に優れることにより湧水や雨水による侵食を確実に防止することができ、安定した保護構造を得ることができるのである。また、安定的な緑化が可能である。
以下、本発明の一実施形態について添付図面を参照しながら詳説する。
<ベース体の構造>
まず、本発明に係るベース体の構造例について説明する。
(第1のベース体例)
図1〜4に示すように、第1のベース体X1は、上骨10,10…と、下骨20,20…と、連結骨30,30…と、から主になる。
各上骨10,10…は、特に図4に示すように、表面側に位置し、ほぼ同一の上平面Uにおいて長手方向に連なり、適宜の間隔をおいて、好ましくは16〜20cmの間隔をおいて、より好ましくは18cmの間隔をおいて、実質的に平行に配置されている。また、各下骨20,20…は、特に図4に示すように、裏面側に位置し、ほぼ同一の下平面Dにおいて長手方向に連なり、適宜の間隔をおいて、好ましくは16〜20cmの間隔をおいて、より好ましくは18cmの間隔をおいて、実質的に平行に配置されている。そして、上骨10,10…及び下骨20,20…は、特に図1及び図2に示すように、平面的に視て隣接する上骨10,10間に下骨20が位置するように、配置されている。
一方、上骨10,10…及び下骨20,20…は、特に図1に示すように、延在方向の多数の位置において、下骨20,20…とそれぞれ隣接する上骨10,10…との間が、連結骨30,30…によって連結されている。
より具体的には、特に図2に示すように、各連結骨30,30…が、上下に折れ曲がって波状となった1本の骨材で形成されている。そして、各連結骨30,30…の上方から下方へ折れ曲がる部分(山折り部分)の下側に上骨10,10…が接合され、下方から上方へ折れ曲がる部分(谷折り部分)の上側に下骨20,20…が接合されている。この連結骨30,30…と、上骨10,10…及び下骨20,20…との各接合は、例えば、溶接、接着、ねじり合わせ、ソケット接合などによることができる。ただし、強度の向上という観点からは、溶接によるのが好ましい。また、本ベース体X1の製造は、例えば、上骨10,10…及び下骨20,20…と波状の連結骨30,30…とを接合するという方法によることができる。ただし、製造容易性という観点からは、上骨10,10…及び下骨20,20…と直線状の連結骨30,30…とを接合した後、上骨10,10…が上方に、下骨20,20…が下方に移動するようにプレスして、製造するのが好ましい。
以上のようにして、ベース体X1は、骨(10,20,30…)が繋がっている3次元構造体であって、その構造体内に空隙を有する形状となっている。
ここで、各骨(10,20,30…)の素材は、特に限定されない。ただし、強度という観点からは、鉄、鋼、ステンレス、チタン、各種合金等の金属であるのが好ましく、耐腐食性という観点も加えて考えるならば、鋼であるのがより好ましい。また、各骨(10,20,30…)の断面形状も、特に限定されない。例えば、長方形状、正方形状、菱形形状等の多角形状や、真円形状、楕円形状等の円形状、星形形状などの様々な形状が考えられる。ただし、強度という観点からは、図示例のように、真円形状であるのが好ましい。
(第2のベース体例)
図5〜8に示すように、第2のベース体X2も、第1のベース体X1とほぼ同様の形状となっており、上骨10,10…と、下骨20,20…と、連結骨31、32…と、から主になる。
ただし、本ベース体X2は、符号31及び32で示す連結骨の形状が、第1のベース体X1の連結骨30と異なっている。
具体的には、特に図6に示すように、各連結骨31、32…は、上方から下方へ折れ曲がる部分(山折り部分)が存在せず、この山折り部分に替えて、上方から横方へ折れ曲がり、この横方から下方へ折れ曲がった形状となっている。そして、上骨10,10…は、上方から横方へ折れ曲がった部分の下側や、横方から下方へ折れ曲がった部分の下側に、接合されている。なお、下方から上方へ折れ曲がる部分(谷折り部分)が存在することは、第1のベース体X1の場合と同様である。
各連結骨31、32…の横方への延在距離は特に限定されない。例えば、図示例のように下骨20を1本通り越す距離にすることや、下骨20を2本通り越す距離、下骨20を3本通り越す距離、又は下骨20をそれ以上の複数本通り越す距離、などにすることができる。
本ベース体X2において、連結骨は、符号31で示すものも、符号32で示すものも、以上で示したとおりの、同様の形状となっている。ただし、連結骨31と連結骨32とでは、配置位置が異なっている。すなわち、特に図7に示すように、連結骨31及び連結骨32は、連結骨31の延在部分(上方から横方へ折れ曲がってから、この横方から下方へ折れ曲がるまでの部分)中央に連結骨32の谷折り部分が位置し、連結骨32の延在部分中央に連結骨31の谷折り部分が位置するように、幅方向にずれて配置されている。このように連結骨31、32を幅方向にずらして配置することにより、後述する塊状物Sが均一に分散することになる。したがって、各連結骨31、32…の横方への延在距離は、短い方が好ましく、図示例のように、1本通り越す距離がより好ましい。
(第3のベース体例)
図9〜12に示すように、第3のベース体X3も、第1のベース体X1とほぼ同様の形状となっており、上骨10,10…と、下骨20,20…と、連結骨33,33…と、から主になる。
ただし、本ベース体X3は、符号33で示す連結骨の形状が、第1のベース体X1の連結骨30と異なっている。
具体的には、特に図9に示すように、各連結骨33,33…が、平面的に視て上骨10,10…における下骨20,20…との第1の連結部(上骨10と連結骨33とが接続する部位)33Aと次の第2の連結部(第1の連結部の長手方向一方において、図示例では紙面下方において、上骨10と連結骨33とが接続する部位)33Bとの間の長手方向中間位置に、下骨20,20…における上骨10,10…との連結部(下骨20と連結骨33とが接続する部位)33Cがある形状となっている。この構造によると、後述する塊状物Sの移動に対する抵抗体としての、連結骨の配置形態となる。また、本構造によると、斜め方向についての曲げ剛性が高いものとなる。
本ベース体X3の製造は、例えば、上骨10,10…及び下骨20,20…と折れ曲がった連結骨30,30…とを接合するという方法によることができる。ただし、製造容易性という観点からは、上骨10,10…及び下骨20,20…と直線状の連結骨30,30…とを接合した後、上骨10,10…を固定した状態で、相互に隣接する下骨20,20…の一方を上方に、他方を下方にそれぞれ移動し、さらに上骨10,10…が上方に、下骨20,20…が下方に移動するようにプレスして、製造するのが好ましい。
(その他のベース体例)
以上のベース体X1、X2及びX3では、上下の骨10、20…が同一方向に延在している形態であるが、ベース体としては、多数の骨が繋がっている3次元構造体であって、その構造体内に空隙を有し、その空隙に塊状物Sが入り込むことが可能なものであれば、使用することができる。
<施工方法>
上記の各ベース体X(X1、X2、X3)において、いずれも横断面をみた場合において、山形をなし、稜線部と谷部とが形成され、上骨10にて稜線部が、下骨20にて谷部が形成されている(特に図4、図8、図12参照)。各ベース体の厚みとしては、20〜300mm、特に40〜150mmが望ましい。上骨10と下骨20と連結骨30とで構成される目開きの大きさについても、20〜300mm、特に40〜150mmが望ましい。
ベース体X及び河川護岸の例を採ると、図13及び図14に示すように、河川から道路にかかる緩斜面において、不織布などの透水性のシート40を布設する。その上にベース体Xを布設する。
その際に、上骨10及び下骨20の延在方向を斜面の尻と肩を結ぶ斜面方向に対して交差する方向、たとえば45度の角度で交差する方向に布設する。この交差角度としては、20〜65度が望ましい。
また、図14に示すように、斜面スロープが長い場合には、複数のベース体X、Xを使用し、斜面の下方に設ける下方のベース体X及び斜面の上方に設ける上方のベース体Xを、それらの上骨10及び下骨20の延在方向を斜面の尻と肩を結ぶ斜面方向に対して交差する方向に布設するとともに、下方のベース体X及び上方のベース体Xの延在方向が、下方のベース体Xと上方のベース体Xとの境界線に対して交差する位置関係にあるように設置する。図示例では下方のベース体については左肩上がり、上方のベース体については右肩上がりのように布設してある。
ベース体Xの布設が終了した段階で、塊状物、たとえば10〜100mm、より望ましくは30〜60mm程度の塊状物S、たとえば砕石を撒き出す。この場合、ベース体Xの上端部から撒き出すことが望ましい。撒き出した塊状物Sは、隣接する上骨10、10間の谷(谷底に下骨20が存在する)に沿って塊状物Sがそのまま落下するとともに、一部の塊状物Sが隣の山の内や隣の谷へと落下するので、全体として塊状物の均一な分散を容易に達成できる。
場合によって、塊状物Sと共に、あるいは別に、客土やチップ類、バーク堆肥などを設けて、下層材を形成することができる。図示の例では、塊状物S群のみで下層材を形成したものである。下層材の上面は、上骨10に揃う場合のほか、上骨10の下方や上方であってもよい。
次いで、下層材上に、被覆層50を形成できる。この被覆層50としては、植生基盤が好ましいが、モルタルや客土などでもよく、また、植生基盤やモルタル、客土などに繊維を混入したものでもよい。植生基盤としては公知のものをそのまま使用できる。種子や肥料とともに客土吹付を行い、植生基盤を造成できる。下層材の上面が、上骨10の下方である場合には、上骨10の下方にも被覆層50が入り込む。
植生基盤である場合、図13の拡大図により判るように、下層材の空隙が多いので、植物の根茎が、下層材中に容易に侵入する。そして、排水性が高い下層材を構成できる。
ベース体Xは、図15及び図16に示すように、ライン状に布設して、非布設域を確保することができる。
図15の例は、縦方向にストライプ状に布設した例であり、図16は横枠Xhと縦枠Xvとで格子状に布設した例である。連結枠とする場合、連結部材により連結で、連結枠の形状に限定されない。
図17に示すように、ベース体Xは、アンカーピン(アンカーピンの形状は、特に限定されない。例えば、基端部(頭部)に、一方又は両側方へ向かって、直線状や円弧状等に広がる掛止部が備わるものなどを、使用することができる。なお、固定時においては、掛止部が、下骨20に引っ掛かることになる。)、ロックボルト、アンカー体などの固定部材60により地山に固定することが望ましい。この具体例としては、下骨20上に例えば、棒状の支持材を掛け渡し、地山に打ち込むロックボルトからなる固定部材60の定着座62、63を複数の下骨20、20上に配置し、支持材61とプレート受圧板等の定着座62とを一体化部材(図示せず)により連結し、一体的に地山側に押圧することができる。64はロックボルトからなる固定部材60のナット部材である。
その他の形態について説明すると、被覆層50の造成前に、ベース体上に、ベース体の上骨及び連結骨に絡むように長繊維を散布などにより設けることができる。客土などの被覆層形成材料中に長繊維を含ませておき、その材料を吹き付けることで、長繊維をベース体の上骨及び連結骨に絡ませることもできる。この場合の長繊維としては連続長繊維が望ましい。必要により、短繊維を含ませた長繊維を使用できる。繊維として、天然繊維、合成繊維など種類は問われない。
ベース体を複数重ねて布設し、少なくとも最下方に下層材を設けることができる。ベース体を重ねた場合、結束材などにより一体化できる。
塊状物Sとしては、砕石のほか、現場で収集した石、人工石、適宜の人工無機粒子、人工有機粒などの使用も可能である。
上記例から明らかなように、たとえば代表例を示す図13によって、本発明の作用効果を改めて説明すると、3次元構造体たるベース体X中に塊状物Sを含む下層材を設ける。したがって、下層材は塊状物Sを含むので、湧水や雨水が下層材に浸透したとき排水性が良好であり、かつ、ベース体X自体は、3次元構造体であり、塊状物Sの移動に対する抵抗体として機能するから、もって水による侵食を確実に防止することができ、安定した保護構造体となる。
また、ベース体X上には被覆層50を造成する。したがって、被覆層50に雨水が浸透したとしても下層に雨水を導き、迅速なる排水を行わせることで、被覆層50の侵食を防止できる。
したがって、自然斜面、切取り法面、河川護岸、人工的に造成した斜面(たとえば砂防堤)などにおいて、侵食を確実に防止して安定した保護構造体を造成できる。特に、排水性が良好であることは、高い侵食防止効果を示すばかりでなく、たとえば地盤が強アルカリまたは強酸性土壌であるとき、当該土壌から湧出した強アルカリまたは強酸性の水を下層材に沿って下方に排出できるから、被覆層50への影響はなく、もってたとえば被覆層50において植生を図ることができる。
以上に対し、河川護岸等であって、被覆層50が洗い流されてしまうことが明らかな場合などには、ベース体X上には被覆層50を造成しないこともできる。ただし、この場合は、塊状物Sがベース体Xから流出してしまうのを防止するために、ベース体Xの表面側を、ラス網、亀甲金網等の金網やネット等の網体で覆っておくのが好ましい。
本発明は、自然斜面や切取り法面などの斜面の安定化工法及び安定化構造として、適用可能である。
第1ベース体の平面図である。 第1ベース体の断面図である。 第1ベース体の斜視図である。 第1ベース体の3次元構造を説明するための図である。 第2ベース体の平面図である。 第2ベース体の連結骨を説明するための図である。 第2ベース体の断面図である。 第2ベース体の斜視図である。 第3ベース体の平面図である。 第3ベース体の断面図である。 第3ベース体の側面図である。 第3ベース体の斜視図である。 安定化構造の断面図である。 斜面の概要正面図である。 別の形態の斜面の概要正面図である。 さらに他の形態の斜面の概要正面図である。 固定部材の配設例の斜視図である。
符号の説明
10…上骨、20…下骨、30,31,32,33…連結骨、40…透水性のシート、50…被覆層、60…固定部材、S…塊状物、X1,X2,X3…ベース体。

Claims (20)

  1. 骨が繋がっている3次元構造体であって、その構造体内に空隙を有するベース体を用意し、
    前記ベース体を斜面に布設するとともに、前記空隙に塊状物を含む下層材を設け、前記ベース体の上から被覆層を造成する、
    ことを特徴とする斜面の安定化工法。
  2. 骨が繋がっている3次元構造体であって、その構造体内に空隙を有するベース体を用意し、
    前記ベース体を斜面に布設するとともに、前記空隙に塊状物を含む下層材を設ける、
    ことを特徴とする斜面の安定化工法。
  3. 前記ベース体の表面側を網体で覆う、請求項2記載の斜面の安定化工法。
  4. 表面側に位置するほぼ同一の上平面において長手方向に連なり実質的に平行な上骨を有し、裏面側に位置するほぼ同一の下平面において長手方向に連なり実質的に平行な下骨を有し、かつ、平面的に視て隣接する前記上骨間に前記下骨が位置し、
    隣接する前記上骨とこれらの間に位置する前記下骨との関係の少なくとも一部において、延在方向の多数の位置において、前記下骨とそれぞれ隣接する前記上骨との間が連結骨により連結しベース体を構成し、
    前記ベース体を斜面に布設するとともに、前記上平面と前記下平面との間に塊状物を含む下層材を設け、前記ベース体の上から被覆層を造成する、
    ことを特徴とする斜面の安定化工法。
  5. 表面側に位置するほぼ同一の上平面において長手方向に連なり実質的に平行な上骨を有し、裏面側に位置するほぼ同一の下平面において長手方向に連なり実質的に平行な下骨を有し、かつ、平面的に視て隣接する前記上骨間に前記下骨が位置し、
    隣接する前記上骨とこれらの間に位置する前記下骨との関係の少なくとも一部において、延在方向の多数の位置において、前記下骨とそれぞれ隣接する前記上骨との間が連結骨により連結しベース体を構成し、
    前記ベース体を斜面に布設するとともに、前記上平面と前記下平面との間に塊状物を含む下層材を設ける、
    ことを特徴とする斜面の安定化工法。
  6. 前記ベース体の表面側を網体で覆う、請求項5記載の斜面の安定化工法。
  7. 前記ベース体における、隣接する前記上骨とこれらの間の前記下骨とを繋ぐ連結骨の配置形態において、平面的に視て前記上骨における前記下骨との第1の連結部と次の第2の連結部との間の長手方向中間位置に、前記下骨における前記上骨との連結部がある、請求項4〜6のいずれか1項に記載の斜面の安定化工法。
  8. 前記ベース体を、その前記上骨及び前記下骨の延在方向を斜面の尻と肩を結ぶ斜面方向に対して交差する方向に布設する、請求項4〜7のいずれか1項に記載の斜面の安定化工法。
  9. 複数の前記ベース体を使用し、斜面の下方に設ける下方のベース体及び斜面の上方に設ける上方のベース体を、それらの前記上骨及び前記下骨の延在方向を斜面の尻と肩を結ぶ斜面方向に対して交差する方向に布設するとともに、前記下方のベース体及び前記上方のベース体の前記延在方向が、前記下方のベース体と前記上方のベース体との境界線に対して交差する位置関係にある、請求項4〜8のいずれか1項に記載の斜面の安定化工法。
  10. 前記ベース体の骨に絡むように長繊維又は短繊維を前記ベース体上から設ける、請求項1〜9のいずれか1項に記載の斜面の安定化工法。
  11. 前記ベース体を、ライン状に布設し、非布設域を確保する、請求項1〜10のいずれか1項に記載の斜面の安定化工法。
  12. 前記ベース体を複数重ねて布設し、少なくとも最下方に前記下層材を設ける、請求項1〜11のいずれか1項に記載の斜面の安定化工法。
  13. 地山に対向する前記ベース体との間に、透水性のシートを布設する、請求項1〜12のいずれか1項に記載の斜面の安定化工法。
  14. 前記被覆層は植生用の基盤である、請求項1〜13のいずれか1項に記載の斜面の安定化工法。
  15. 前記ベース体を、固定部材により地山に固定する、請求項1〜14のいずれか1項に記載の斜面の安定化工法。
  16. 複数の前記下骨上に支持材を掛け渡し、地山に打ち込む前記固定部材の定着座を複数の前記下骨上に配置し、前記支持材と前記定着座とが一体で地山側に押圧する、請求項15記載の斜面の安定化工法。
  17. 前記塊状物は、前記ベース体の上端側から投入し、前記塊状物をその自重落下力により前記ベース体の厚み内に撒き出す、請求項1〜16のいずれか1項に記載の斜面の安定化工法。
  18. 表面側に位置するほぼ同一の上平面において長手方向に連なり実質的に平行な上骨を有し、裏面側に位置するほぼ同一の下平面において長手方向に連なり実質的に平行な下骨を有し、かつ、平面的に視て隣接する前記上骨間に前記下骨が位置し、
    隣接する前記上骨とこれらの間に位置する前記下骨との関係の少なくとも一部において、延在方向の多数の位置において、前記下骨とそれぞれ隣接する前記上骨との間が連結骨により連結しベース体を構成し、
    前記ベース体が斜面に布設され、前記上平面と前記下平面との間に塊状物を含む下層材が設けられ、前記上平面に基盤が造成されている、ことを特徴とする斜面の安定化構造。
  19. 表面側に位置するほぼ同一の上平面において長手方向に連なり実質的に平行な上骨を有し、裏面側に位置するほぼ同一の下平面において長手方向に連なり実質的に平行な下骨を有し、かつ、平面的に視て隣接する前記上骨間に前記下骨が位置し、
    隣接する前記上骨とこれらの間に位置する前記下骨との関係の少なくとも一部において、延在方向の多数の位置において、前記下骨とそれぞれ隣接する前記上骨との間が連結骨により連結しベース体を構成し、
    前記ベース体が斜面に布設され、前記上平面と前記下平面との間に塊状物を含む下層材が設けられている、
    ことを特徴とする斜面の安定化構造。
  20. 前記ベース体の表面側が網体で覆われている、請求項19記載の斜面の安定化構造。
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