JP2006299510A5 - - Google Patents

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フラッシュパネル
本発明は、枠体の表裏面の一方または両方に面材を貼り合わせて構成したフラッシュパネルに関する。
従来から、建物に用いられるドアや戸などの建具、室内空間を仕切る間仕切り、または家具に用いられる扉などには、フラッシュパネルが用いられている。フラッシュパネルは、枠体の表裏面の一方または両方に薄板状の面材を貼り合わせて構成したフラッシュ構造からなるパネルである。一般に、前記建具、間仕切りおよび家具の扉などに用いられるフラッシュパネルは、四角形状に組まれた木製の枠体の内側に、同枠体を補強するための木製の中桟が枠体の互いに対向する辺の間に掛け渡されて構成されている。
例えば、下記特許文献1に記載のフラッシュパネルにおいては、4つの柱状の枠材を四角形状に組んだ枠体(框)の略中央部に、同枠体の横方向に延びる中桟を組み付けて構成されている。また、同枠体と中桟とによって囲まれた空間には、ハニカム状に形成されたコアが設けられている。コアは、枠体の表裏面に貼り付けられる薄板状の一対の面材を補強するための部材であり、段ボールなどの紙材により構成されている。このように構成されたフラッシュパネルは、通常、四角形状に組まれた枠体の内側にコアを配した後、同枠体の表裏面に一対の面材をプレス加工によって貼り合わせて組み付けられる。
特開平10−711号公報
しかしながら、このプレス加工においては、面材は同面材の略全面に対して略均等に圧力が掛けられることによって枠体、中桟およびコアにそれぞれ押し付けられる。この場合、コアは、枠体および中桟に比べて変形し易い部材であるため、面材におけるコアに押し付けられている部分は、同面材における枠体および中桟に押し付けられている部分に比べて撓む量、すなわち変形する量が大きい。このため、枠体および中桟とコアとの境界部分、すなわち枠体および中桟の外縁部に面材が強く押し付けられることによって同面材が変形して同外縁部に沿ってスジ状の痕が生じることがある。この結果、フラッシュパネルの美観を著しく損ねるという問題があった。また、コアを用いないフラッシュパネルにおいても同様の問題があった。
本発明は上記問題に対処するためなされたもので、その目的は、フラッシュパネルの美観を良好に維持しながら、面材を枠体にプレス加工することができるフラッシュパネルを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、枠体の表裏面の少なくともいずれか一方の面に面材を貼り合わせて構成したフラッシュパネルにおいて、枠体および面材の材料よりも変形し易い紙材で格子状に形成するとともに、枠体の見込み寸法より大きい見込み寸法を有するコアを、面材に対して垂直に延設された平面を有するとともに、端面にて面材を支持するように枠体で囲まれた空間内にて前記面材に固着させたことにある。この場合、前記枠体を、例えば、木材または木材を用いた木質系部材(例えば、MDF(Medium Density Fiberboard)、PB(Particle Board)、LVL(Laminated Veneer Lumber))により構成するとよい。
また、一対の面材を枠体の表裏面にそれぞれ貼り合わせて構成したフラッシュパネルにおいて、枠体および一対の面材の材料よりも変形し易い紙材で格子状に形成するとともに、枠体の見込み寸法より大きい見込み寸法を有するコアを、面材に対して垂直に延設された平面を有するとともに、端面にて面材を支持するように一対の面材の間に設けたことにもある。これらの場合、例えば、コアの一辺の長さを枠体で囲まれた空間の対応する方向の長さよりも大きく形成し、紙材の端部を折り曲げてコアを空間内に設けるようにする。
このように構成した本発明によれば、コアは枠体および面材よりも変形し易い材料によって構成されているため、面材を枠体にプレス加工する際、面材はコアの端面部を押し潰しながら枠体に貼り合わされる。このため、押し潰されたコアの抵抗力によって、面材におけるコアに押し付けられる部分の撓み、すなわち変形する量は小さくなり、面材が枠体の外縁部に強く押し付けられることがなくなる。この結果、面材の表面に枠体の外縁部によるスジ状の痕が形成されることが防止され、フラッシュパネルの美観を維持しながら、面材を枠体にプレス加工することができる。
さらに、本発明においては、枠体の内側に同枠体を補強するための中桟を設けるようにしてもよい。この場合、前記中桟の見込み寸法を、枠体の見込み寸法より小さくするようにする。また、この中桟を、例えば、木材または木材を用いた木質系部材により構成できる。これによれば、中桟の見込み寸法が、框の見込み寸法より小さく設定されているため、面材が中桟の外縁部に強く押し付けられることがない。この結果、面材の表面に中桟の外縁部によるスジ状の痕が生じることが防止され、フラッシュパネルの美観を維持しながら、面材を枠体にプレス加工することができる。
以下、本発明に係るフラッシュパネルの一実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係るフラッシュパネルとしてのフラッシュ戸10を示す一部切り欠き正面図である。フラッシュ戸10は、家屋における部屋と部屋との間に設置されるもので、敷居の上をスライドさせることにより部屋と部屋との間を開閉するようになっている。
このフラッシュ戸10の外形は、上下両側で左右方向に延びる横框11a,11bと、左右両側で上下方向に延びる縦框11c,11dとが四角形状に形成された框(枠体)11で構成されている。これら横框11a,11bおよび縦框11c,11dから構成される框11は、杉や桧などの木材、これらの木材を積層して形成した合板または集成材、またはMDF(Medium density Fiberboard)、PB(Particle Board)、LVL(Laminated Veneer Lumber)などの木質系部材により構成されている。また、本実施形態に係る框11の上下方向の寸法は2000mm、左右方向の寸法は800mm、見込み寸法(フラッシュ戸10の表裏面方向の厚さ寸法)は、25mmにそれぞれ設定されている。
框11の表裏面には、一対の面材12a,12bが貼り付けられている。面材12a,12bは、前記した木材または木質系部材などからなり、框11の外形に対応した四角形状に形成された薄板である。本実施形態においては、面材12a,12bの厚さ寸法は、2.5mmにそれぞれ設定されている。したがって、本実施形態に係るフラッシュ戸10の見込み寸法は、30mmである。この面材12a,12bの各表面には、それぞれ上下方向の略中央部における左右方向の一方側(図において右側)に、上下方向に長円形に形成された凹状の引き手13がそれぞれ設けられている。
框11の内側には、上下方向に所定の間隔で左右方向に伸びる3つの中桟14a,14b,14cがそれぞれ掛け渡されている。中桟14a,14b,14cは、前記した木材または木質系部材を四角柱状に形成した部材であり、主として框11を補強するために設けられる。これらの中桟14a,14b,14cのうち上側の中桟14aおよび下側の中桟14cは、それぞれ一端側が框11の縦框11cに固定されているとともに、それぞれ他端側が框11の縦框11dに固定されており、これら縦框11c,11d間の内寸法に対応した長さに形成されている。また、框11の上下方向の中央部に位置する中桟14bは、その一端側が框11の縦框11cに固定されているとともに、他端側が引き手アンコ15を介して框11の縦框11dに固定されており、これら縦框11cと引き手アンコ15との間の内寸法に対応した長さに形成されている。本実施形態においては、中桟14a,14cの長さは700mmにそれぞれ設定されており、中桟14bの長さは620mmに設定されている。また、中桟14a,14b,14cの見込み寸法(フラッシュ戸10の表裏方向の厚さ寸法)は、框11の見込み寸法より小さく設定されており、本実施形態においては、24mmに設定されている。
引き手アンコ15は、前記引き手13に対応する位置で框11の縦框11dに固定されて設けられている。引き手アンコ15は、前記した木材または木質系部材を四角形状に形成した板材であり、引き手13を面材12a,12bにそれぞれ固定するために設けられる。この引き手アンコ15の両面には、引き手13の形状に対応する凹部が形成されており、引き手13は、この凹部に嵌め込まれることによって面材12a,12bに取り付けられる。この引き手アンコ15の見込み寸法は、框11の見込み寸法と同じ25mmに設定されている。なお、この引き手アンコ15の見込み寸法は、前記中桟14a,14b,14cと同様に框11の見込み寸法より小さく設定してもよい。
框11と中桟14a,14b,14cとによって囲まれた4つの空間には、格子状に形成されたコア16がそれぞれ設けられている。コア16は、上下方向に一定間隔で左右方向に延びる3つの横桟16aと、左右方向に一定間隔で上下方向に延びる7つの縦桟16bとが、図2に示すように、格子状に組み付けられて構成されている。横桟16aおよび縦桟16bは、図3(A),(B)に示すように、框11および面材12a,12bよりも変形し易い材料である段ボールを略長方形状に形成した薄板状の部材である。横桟16aおよび縦桟16bは、それぞれ框11と中桟14a,14b,14cとによって囲まれた空間の左右方向の間隔および上下方向の間隔に対応した長さに形成されている。本実施形態においては、横桟16aの長さは700mm、縦桟16bの長さは450mmに設定されている。
横桟16aおよび縦桟16bには、各長手方向に一定間隔で所定の幅で切り欠いた切欠部16cがそれぞれ形成されている。これらの横桟16aおよび縦桟16bの各切欠部16cには、それぞれ他方の縦桟16bおよび横桟16aの各切欠部16cが差し込まれて同横桟16aおよび縦桟16bを互いに連結する。したがって、横桟16aおよび縦桟16bには、連結される縦桟16bおよび横桟16aの数に対応して切欠部16cが形成されている。すなわち、横桟16aには7つの切欠部16cが形成され、縦桟16bには3つの切欠部16cが形成されている。また、切欠部16cの切り欠きの幅は、それぞれ横桟16a,縦桟16bの厚さに対応しており、本実施形態では、5mmに設定されている。
これらの横桟16aと縦桟16bとが、格子状に組み付けられてコア16を形成している。この場合、コア16の外形は、框11と中桟14a,14b,14cとによって囲まれた内側の形状に対応する形状、すなわち四角形状に形成されている。このコア16の見込み寸法は、框11の見込み寸法より大きく設定されている。具体的には、0.2〜1.0mmだけ大きく設定することが好ましい。本実施形態においては、0.5mmだけ大きく設定され、コア16の見込み寸法は25.5mmに設定されている。
このコア16におけるフラッシュ戸10の表裏方向の各端面は、それぞれ面材12a,12bの各裏面に固着しており、面材12a,12bを補強している。また、框11の外周面には、化粧縁17が貼り付けられている。化粧縁17は、框11の外周面を覆って框11の外周面を保護するとともにフラッシュ戸10の美観を向上させるために設けられている。
このように構成されたフラッシュ戸10の製造方法について説明する。まず、作業者は、フラッシュ戸10の各部分を構成する部材を予め設計された所定の形状に加工する。具体的には、框11を構成する横框11a,11bおよび縦框11c,11d、面材12a,12b、中桟14a,14b,14c、引き手アンコ15およびコア16を構成する横桟16aおよび縦桟16bを加工する。この場合、横框11a,11b、縦框11c,11d、面材12a,12b、中桟14a,14b,14c、引き手アンコ15は、前記した木材または木質系部材が使用され、これらの材料を前記した所定の寸法の形状に加工する。また、コア16の横桟16aおよび縦桟16bは、前記した段ボールが使用され、同段ボールを前記した所定の寸法の形状に加工する。
次に、作業者は、框11を組み立てる。具体的には、横框11a,11bおよび縦框11c,11dを四角形状の枠状に組み付け、それらの内側における所定の位置に中桟14a,14b,14cおよび引き手アンコ15を配置させる。そして、これらの横框11a,11b、縦框11c,11d、中桟14a,14b,14cおよび引き手アンコ15の各接合部をタッカー釘および接着剤などにより固定する。次に、作業者は、横桟16aと縦桟16bとを格子状に互いに連結することにより、コア16を組み立てる。この場合、コア16の外形は、框11と中桟14a,14b,14cとによって囲まれた内側の形状に対応する四角形状に形成される。このコア16は、1枚のフラッシュ戸10に必要な数、本実施形態においては4組用意される。
次に、作業者は、框11の表裏面に面材12a,12bをそれぞれ貼り付ける。この面材12a,12bの貼り付け作業は、図示しないプレス機によって行われる。まず、作業者は、プレス機のベッド上における所定の位置に裏面を上方に向けて面材12a,12bの一方(例えば面材12a)をセットする。そして、ベッド上に載置された面材12aの裏面に接着剤を塗布する。
次に、作業者は、框11の四隅と面材12aの四隅とを一致させてベッド上に載置された面材12aの裏面上に框11を載置する。そして、框11と中桟14a,14b,14cとによって囲まれた各空間に、コア16をそれぞれ配置する。この場合、コア16の見込み寸法(25.5mm)は、框11の見込み寸法(25mm)より0.5mmだけ大きいため、框11の表裏面の一方からコア16の端面が0.5mmだけ突出する。
次に、作業者は、他方の面材である面材12bの裏面に接着剤を塗布した後、同裏面を框11およびコア16側に向けるとともに、面材12bの四隅と框11の四隅とを一致させて面材12bを框11およびコア16上に載置する。この場合、コア16の端面は、框11の表裏面の一方から0.5mmだけ突出しているため、厳密には面材12bはコア16上に載置される。
次に、作業者は、プレス機を操作してベッド上にセットされた框11、面材12a,12bおよびコア16に圧力を掛けて、面材12a,12bを框11およびコア16に貼り付ける。この場合、プレス機は、作業者により予め設定された圧力(例えば2〜5Kg/cm)を面材12a,12bの全面に対して掛ける。これにより、面材12a,12bは、框11およびコア16に押し付けられる。
この面材12a,12bのプレス工程においては、コア16の端面が框15の表裏面の一方から突出しているとともに、同コア16が面材12bより変形し易いため材料で構成されているため、面材12bは、コア16の端面を押し潰しながら框11の表裏面の一方に押し当てられる。そして、面材12bが框11の表裏面の一方に押し当てられると同時に、面材12aは框11の表裏面の他方に押し当てられる。これにより、面材12a,12bは、框11およびコア16にそれぞれ貼り付けられる。この場合、面材12a,12bにおけるコア16に押し付けられている部分は、押し潰されたコア16の抵抗力により撓む量が小さく抑えられている。このため、框11の外縁部に面材12a,12bが強く押し付けられることがない。また、中桟14a,14b,14cの見込み寸法が、框11の見込み寸法より小さく設定されているため、面材12a,12bが中桟14a,14b,14cの外縁部に強く押し付けられることもない。この結果、面材12a,12bの表面に框11および中桟14a,14b,14cの外縁部によるスジ状の痕が生じることが防止され、フラッシュ戸10の美観を維持しながら、面材12a,12bを框11にプレス加工することができる。
このプレス加工の後、作業者は、プレス機から面材12a,12bが貼り付けられた框11を取り出し、引き手13および化粧縁17の取り付けなど他の必要な作業を施工してフラッシュ戸10を完成させる。なお、このフラッシュ戸10の製造工程は、一例を示すに過ぎず、各工程は適宜変更して行われてもよい。例えば、面材12a,12bにそれぞれ塗布される接着剤は、框11の表裏面にそれぞれ塗布されていてもよい。
さらに、本発明の実施にあたっては、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
上記実施形態においては、コア16の横桟16aおよび縦桟16bの長手方向の長さをそれぞれ框11と中桟14a,14b,14cとによって囲まれた空間の左右方向の間隔および上下方向の間隔に対応した長さに形成したが、これに限定されるものではない。一般的に、フラッシュパネルは、使用される用途(例えば、ドアや間仕切り)やフラッシュパネルが設置される開口部の大きさなどに応じて様々な大きさのものがある。したがって、コア16の横桟16aおよび縦桟16bの長手方向の長さを、複数種類のフラッシュパネルに共通して用いことができる長さに設定してもよい。
この場合、例えば、図1の上部にて破線で示すように、縦桟16bの長さが框11と中桟14a,14b,14cとによって囲まれた空間の上下方向の間隔よりも長い場合には縦桟16bの一方を折り曲げて同空間内に設けるようにするとよい。また、框11と中桟14a,14b,14cとによって囲まれた空間の大きさよりコア16の大きさが小さく同空間内に隙間が生じる場合には、図4(A),(B)に示すような小型のコア16’,16’’を用意し、同隙間に小型のコア16’
,16’’を嵌め込むようにしてもよい。すなわち、横桟16aおよび縦桟16bを適宜組み合わせて前記隙間の形状に対応した形状のコアを製作すればよい。
また、上記実施形態においては、コア16の横桟16aおよび縦桟16bの各厚さ寸法および同厚さ寸法に対応する切欠部16cの幅寸法を5mmに設定したが、これに限定されるものではない。これらの各寸法は、框11、面材12a,12bおよびコア16などの材質および形状などにより適宜設定されるものである。なお、框11および面材12a,12bの材料を前記した木材または木質系部材とし、コア16の材料を段ボールとした場合には、横桟16a、縦桟16bの厚さ寸法および切欠部16cの幅寸法は、5〜10mmが好ましい。
また、上記実施形態においては、コア16を構成する材料として段ボールを用いたが、これに限定されるものではない。コア16の材料は、框11および面材12a,12bの材料との相対的な関係で決定される。すなわち、コア16を構成する材料が框11および面材12a,12bを構成する材料より変形し易い材料であればよい。例えば、框11および面材12a,12bを上記実施形態のように木材または木質系部材により構成した場合には、コア16の材料として段ボール以外の紙材(例えば、ボール紙など)を用いることができる。なお、本実施形態のように、コア16の材料として段ボールを用いる場合には、廃材の段ボールを用いることによりコア16のコストダウンを図ることもできる。
また、上記実施形態においては、中桟14a,14b,14cの見込み寸法を框11の見込み寸法より1.0mmだけ小さく設定したが、これに限定されるものではない。この中桟14a,14b,14cの見込み寸法は、框11、面材12a,12bおよびコア16などの材質および形状などにより適宜設定されるものである。なお、框11および面材12a,12bの材料を前記した木材または木質系部材とし、コア16の材料を段ボールとした場合には、中桟14a,14b,14cの見込み寸法を框11の見込み寸法より0.5〜2.0mmだけ小さく設定するとよい。
また、上記実施形態においては、本発明に係るフラッシュパネルとして框11の内側に中桟14a,14b,14cを備えたフラッシュ戸10を用いて説明したが、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、中桟14a,14b,14cを備えていないフラッシュパネルにも広く適用できるものである。
また、上記実施形態においては、本発明に係るフラッシュパネルとして框11の表裏面に一対の面材12a,12bを貼り合わせたフラッシュ戸10を用いて説明したが、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、框11の表裏面の一方に面材を貼り合わせて構成したフラッシュパネルにも広く適用できるものである。
また、上記実施形態においては、本発明に係るフラッシュパネルをフラッシュ戸10に適用した例を用いて説明したがフラッシュ構造からなるパネルであれば、これに限定されるものではない。例えば、建物に用いられるドアなどの他の建具、室内空間を仕切る間仕切りまたは家具に用いられる扉などにも広く適用できるものである。
本発明の一実施形態に係るフラッシュ戸を示す一部切り欠き正面図である。 図1に示すフラッシュ戸に設けられるコアの外観を示す斜視図である。 (A)は図2に示すコアを構成する横桟の外観を示す斜視図であり、(B)は図2に示すコアを構成する縦桟の外観を示す斜視図である。 (A)および(B)は本発明の他の実施形態に係るコアの外観を示す斜視図である。
符号の説明
10…フラッシュ戸、11…框、11a,11b…横框、11c,11d…縦框、12a,12b…面材、14a,14b,14c…中桟、16,16’,16’’…コア、16a…横桟、16b…縦桟、16c…切欠部。

Claims (4)

  1. 枠体の表裏面の少なくともいずれか一方の面に面材を貼り合わせて構成したフラッシュパネルにおいて、
    前記枠体および前記面材の材料よりも変形し易い紙材で格子状に形成するとともに、前記枠体の見込み寸法より大きい見込み寸法を有するコアを、前記面材に対して垂直に延設された平面を有するとともに、端面にて前記面材を支持するように前記枠体で囲まれた空間内にて前記面材に固着させたことを特徴とするフラッシュパネル。
  2. 一対の面材を枠体の表裏面にそれぞれ貼り合わせて構成したフラッシュパネルにおいて、
    前記枠体および前記一対の面材の材料よりも変形し易い紙材で格子状に形成するとともに、前記枠体の見込み寸法より大きい見込み寸法を有するコアを、前記面材に対して垂直に延設された平面を有するとともに、端面にて前記面材を支持するように前記一対の面材の間に設けたことを特徴とするフラッシュパネル。
  3. 請求項1または2に記載のフラッシュパネルにおいて、さらに、
    前記枠体の内側に同枠体を補強するために、前記枠体の見込み寸法より小さい見込み寸法を有する中桟を設けたフラッシュパネル。
  4. 請求項1乃至3のうちのいずれか一つに記載のフラッシュパネルにおいて、
    前記コアの一辺の長さを前記枠体で囲まれた空間の対応する方向の長さよりも大きく形成し、前記紙材の端部を折り曲げて前記コアを前記空間内に設けるようにしたフラッシュパネル。
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